JP2015112695A - 研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な研磨をより簡単に実現できる研磨方法を提供する。
【解決手段】被加工物(11)を研磨する研磨方法であって、砥材(13)を含むスラリー(15)を介して研磨手段(6)の加工面に被加工物(11)の被加工面を押圧しつつ研磨手段で被加工物を研磨する研磨ステップと、研磨ステップ前または実施中に、被加工物の該被加工面に対面する研磨手段の加工面と、被加工物の被加工面との間の距離(g)を検出手段で検出する距離検出ステップと、研磨ステップの前または実施中に、距離検出ステップで検出された距離に基づいて研磨手段の加工面と被加工物の被加工面とを相対的に近接離反移動させる移動ステップと、を備える構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、板状の被加工物を研磨する研磨方法に関する。
半導体ウェーハに代表される板状の被加工物は、例えば、上面に不織布等の研磨部材を備える研磨定盤と、当該研磨定盤の上方において被加工物を吸引保持する保持機構とを備えた研磨装置で研磨される(例えば、特許文献1参照)。
この研磨装置において、研磨定盤と、保持機構とは相互に回転可能に構成されている。被加工物を保持した保持機構と、研磨定盤とを回転させた上で、砥材を含むスラリーを研磨部材に供給しながら被加工物を所定の圧力で研磨部材に押し当てることにより、被加工物を研磨できる。
被加工物を研磨部材に押し当てる圧力(押し当て圧力)は、例えば、作業者の経験等に基づいて調節されている。このように、押し当て圧力を最適な値に調節することで、被加工物と研磨部材との間にスラリーを介在させて良好な研磨を実現できる。
特開平3−248532号公報
しかしながら、上述のように、作業者の経験等に基づいて押し当て圧力を最適な値に調節するのは、必ずしも容易でない。仮に、押し当て圧力が最適な値より大きく設定されると、被加工物と研磨部材との間にスラリーが侵入しなくなって、研磨を良好に進行させることができない。一方、押し当て圧力が最適な値より小さく設定されると、研磨部材と被加工物との隙間が過度に大きくなって、研磨の進行速度を大幅に低下させてしまう。
押し当て圧力を変更しながら加工を繰り返すことで、最適な値を選定することも可能である。しかしながら、このように試行錯誤で押し当て圧力を選定する方法は、多大な労力を必要とする。
また、被加工物やスラリーの種類、要求される加工品質等の条件が変われば、最適な押し当て圧力も変わるので、その場合には、最適な値を再び選定し直さなくてはならないという問題もある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、良好な研磨をより簡単に実現できる研磨方法を提供することである。
本発明によれば、被加工物を研磨する研磨方法であって、砥材を含むスラリーを介して研磨手段の加工面に被加工物の被加工面を押圧しつつ該研磨手段で被加工物を研磨する研磨ステップと、該研磨ステップ前または実施中に、被加工物の該被加工面に対面する該研磨手段の該加工面と、被加工物の該被加工面との間の距離を検出手段で検出する距離検出ステップと、該研磨ステップの前または実施中に、該距離検出ステップで検出された該距離に基づいて該研磨手段の該加工面と被加工物の該被加工面とを相対的に近接離反移動させる移動ステップと、を備えたことを特徴とする研磨方法が提供される。
本発明において、前記距離検出ステップで検出された前記距離の値が前記砥材の平均砥粒径よりも小さい場合に、前記移動ステップでは、前記研磨手段の該加工面と被加工物の該被加工面とを相対的に離反移動させることが好ましい。
本発明の研磨方法は、研磨手段の加工面と、被加工物の被加工面との間の距離を検出手段で検出する距離検出ステップと、距離検出ステップで検出された距離に基づいて、研磨手段の加工面と、被加工物の被加工面とを相対的に近接離反移動させる移動ステップと、を備えるので、研磨手段の加工面と、被加工物の被加工面との間の距離を任意に制御しながら被加工物を研磨できる。
すなわち、本発明の研磨方法では、被加工物を研磨手段に押し当てる押し当て圧力ではなく、研磨手段の加工面と、被加工物の被加工面との間の距離を制御するので、例えば、スラリーに含まれる砥材が適切に侵入可能な距離を制御の基準とすることで、被加工物を良好に研磨できる。このように、本発明の研磨方法によれば、被加工物を押し当てる押し当て圧力を制御する場合等と比較して、良好な研磨をより簡単に実現できる。
本実施の形態に係る研磨方法で使用される研磨装置の構成例及び研磨ステップを模式的に示す図である。 距離検出ステップ及び移動ステップを模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る研磨方法は、距離検出ステップ(図2参照)、移動ステップ(図2参照)、研磨ステップ(図1参照)を含む。
距離検出ステップでは、研磨装置が備える研磨部材(研磨手段)の加工面と被加工物の被加工面との間の距離(間隔)をセンサユニット(検出手段)で検出する。移動ステップでは、距離検出ステップの検出結果に基づいて、研磨部材の加工面と被加工物の被加工面とを相対的に近接又は離反させる。
研磨ステップでは、砥材を含むスラリーを研磨部材の加工面に供給しながら、被加工物を研磨部材に押圧して研磨する。ここで、研磨部材の加工面と被加工物の被加工面との間の距離は、距離検出ステップ及び移動ステップにより制御される。以下、本実施の形態に係る研磨方法について詳述する。
はじめに、本実施の形態に係る研磨方法で使用される研磨装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る研磨方法で使用される研磨装置の構成例及び研磨ステップを模式的に示す図であり、図2は、距離検出ステップ及び移動ステップを模式的に示す図である。図1に示すように、研磨装置2は、上面が平坦な円盤状の研磨定盤4を備えている。
研磨定盤4は、モータ等の回転機構(不図示)と連結されており、鉛直方向に伸びる回転軸の周りに回転する。研磨定盤4の上面には、被加工物11を研磨する研磨部材(研磨手段)6が配置されている。研磨部材6としては、例えば、不織布等を用いることができる。
研磨部材6の上方には、被加工物11を吸引保持する保持機構(保持手段)8が配置されている。保持機構8は、モータ等の回転機構(不図示)と連結されており、鉛直方向に伸びる回転軸の周りに回転する。また、この保持機構8は、昇降機構(移動機構)10で昇降(上下動)される。
保持機構8の下面8aは、被加工物11の上面11a側を吸引保持する保持面となっている。この保持面には、保持機構8の内部に形成された流路を通じて吸引源の負圧が作用し、被加工物11を吸引する吸引力が発生する。保持機構8に被加工物11の上面11a側を吸引保持させると、被加工物11の下面11bには研磨部材6の上面6aが対面する。
保持機構8と隣接する位置には、研磨部材6の上面6aに、砥材(砥粒)13(図2)を分散させたスラリー15を供給するノズル12が配置されている。このノズル12は、保持機構8等と干渉しない位置に位置付けられている。
被加工物11は、代表的には、円盤状の半導体ウェーハである。この被加工物11を保持した保持機構8と、研磨定盤4とを相互に回転させた上で、保持機構8を昇降機構10で下降させ、スラリー15を供給しながら研磨部材6の上面6aに押し当てることで、被加工物11の下面11b側を研磨できる。
すなわち、本実施の形態では、保持機構8に保持された状態で下方に露出する被加工物11の下面11bが被加工面となり、上方に露出する研磨部材6の上面6aが被加工物11を加工する加工面となる。
保持機構8の側部には、被加工面となる被加工物11の下面11bと、加工面となる研磨部材6の上面6aとの間の距離を検出するためのセンサユニット(検出手段)14が設けられている。このセンサユニット14は、配線等を介して接続された制御装置16で制御される。
図2に示すように、センサユニット14の筐体下部には、検出対象となる研磨部材6に向けて超音波を発信するとともに、その反射波を受信する超音波センサ18が配置されている。超音波センサ18は、電力(電圧)と振動(超音波)とを相互に変換する圧電素子(超音波振動子)18aを含んでいる。
圧電素子18aは、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PB(Zi,Ti)O)、チタン酸バリウム(BaTiO)、リチウムナイオベート(LiNbO)、リチウムタンタレート(LiTaO)等の材料で形成される。なお、チタン酸ジルコン酸鉛は、PZT等と呼ばれることもある。
この圧電素子18aに所定のパルス電圧(交流電圧)を印加すると、印加されたパルス電圧の周波数に対応する周波数の超音波が発生する。また、圧電素子18aに上述のような超音波を加えると、加えられた超音波の周波数に対応する周波数のパルス電圧が圧電素子18aの端子に発生する。
この圧電素子18aの下端には、超音波を伝達する超音波伝達部材18bが設けられている。超音波伝達部材18bは、例えば、水晶、アクリル樹脂等の材料で形成されており、圧電素子18aで発生する超音波を良好に伝播する。超音波伝達部材18bの下面は、センサユニット14の筐体下部から露出しており、研磨部材6の上面6aに供給されたスラリー15と接する。
圧電素子18aの端子には、パルス電圧を発生するパルス電圧発生器20が接続されている。パルス電圧発生器20は、制御装置16の指示に基づき、例えば、電圧が250V程度で周波数が1kHz程度のパルス電圧を発生させ、超音波センサ18の圧電素子18aに印加する。
また、圧電素子18aの端子には、圧電素子18aから出力されるパルス電圧を、制御装置16で識別可能な電気信号に変換する変換器(コンバータ)22が接続されている。変換器22は、超音波(反射波)の受信によって圧電素子18aで発生したパルス電圧を、制御装置16で識別可能な電気信号に変換して制御装置16に出力する。
このように構成されたセンサユニット14は、制御装置16からの指示に基づいて、パルス電圧発生器20で発生したパルス電圧を圧電素子18aに印加する。その結果、圧電素子18aから超音波が発生し、超音波伝達部材18bを伝播する。
上述のように、超音波伝達部材18bの下面には、研磨部材6の上面6aに供給されたスラリー15が接している。そのため、超音波伝達部材18bを伝播した超音波は、スラリー15に印加され、研磨部材6の上面6aにおいて反射される。
研磨部材6の上面6aで反射された超音波(反射波)は、スラリー15及び超音波伝達部材18bを伝播して圧電素子18aに印加される。圧電素子18aは、印加された超音波をパルス電圧に変換して変換器22に出力する。圧電素子18aからパルス電圧が入力されると、変換器22は、当該パルス電圧を変換して制御装置16に出力する。
制御装置16は、超音波センサ18から発信された超音波が、研磨部材6の上面6aで反射され、超音波センサ18で受信されるまでの時間tを計測する時間計測部16aを備えている。
時間計測部16aは、例えば、超音波センサ18に対して超音波の発信を指示した時刻t1と、研磨部材6の上面6aにおいて反射した超音波を超音波センサ18で受信した時刻t2との差(t2−t1(=t))を計測する。
時間計測部16aで計測された時間tは、制御装置16の距離算出部16bに通知される。この距離算出部16bは、通知された時間tに基づいて、被加工面となる被加工物11の下面11bと、加工面となる研磨部材6の上面6aとの間の距離(間隔)gを算出する。
距離算出部16bは、例えば、下記式(1)に基づいて距離gを算出する。なお、式(1)において、vはスラリー15中の音速を、wは被加工物11の厚みを、dは超音波伝達部材18bの下面から保持機構8の下面8aまでの距離をそれぞれ示している。
(1) ・・・ g=v(t/2)−(d+w
制御装置16は、距離算出部16bで算出された距離gの値を、例えば、任意の基準値(基準となる距離)g,g(g≦g)と比較して、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとを適切な距離に保つ。
具体的には、距離gの値が基準値gより小さい場合、制御装置16は昇降機構10で保持機構8を上昇させて、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとを離反させる。
一方、距離gの値が基準値gより大きい場合、制御装置16は昇降機構10で保持機構8を下降させて、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとを近接させる。これにより、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとの間の距離gを、g≦g≦gの範囲に保つことができる。
次に、上記研磨装置を使用して実施される研磨方法について説明する。本実施の形態に係る研磨方法では、まず、準備ステップとして、保持機構に被加工物11を保持させるとともに、砥材13を分散させたスラリー15を研磨部材6の上面6aに供給する。そして、保持機構8を下降させて、超音波伝達部材18bの下面にスラリー15を接触させる(図1、図2)。
準備ステップを実施した後には、研磨部材6の上面6aと、被加工物11の下面11bとの間の距離(間隔)gを検出する距離検出ステップを実施する。この距離検出ステップでは、まず、センサユニット14から研磨部材6に向けて超音波USaを発信し、研磨部材6の上面6aで反射した超音波USbをセンサユニット14で受信する(図2)。
超音波USbが受信されると、時間計測部16aは、超音波USaの発信から超音波USbの受信までに要した時間tを算出し、距離算出部16bに通知する。距離算出部16bは、通知された時間tに基づいて、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとの間の距離gを算出する。
距離検出ステップを実施した後には、距離gの値に基づき保持機構8を昇降させて、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとを適切な距離に保つ移動ステップを実施する。この移動ステップでは、まず、距離算出部16bで算出された距離gの値を、任意の基準値g,g(g≦g)と比較する。
距離gの値が基準値gより小さい場合、制御装置16は昇降機構10で保持機構8を上昇させて、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとを離反させる(図2)。一方、距離gの値が基準値gより大きい場合、制御装置16は昇降機構10で保持機構8を下降させて、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとを近接させる。
保持機構8の移動量(離反及び近接の距離)は任意である。例えば、保持機構8の移動量を、基準値g又は基準値gと、距離gの値との差に応じて決定するができる。この場合、距離gの値に応じて保持機構8の移動量が変化するので、被加工物11の下面11bと研磨部材6の上面6aとを適切な距離に保ちやすい。ただし、保持機構8の移動量はこれに限定されず、一定でも良い。
また、基準値gとしては、スラリー15に含まれる砥材13の平均砥粒径の値を用いることが好ましい。例えば、距離gの値が砥材13の平均砥粒径の値より小さくなると、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとの間に十分な砥材13を介在させることが難しくなり、良好な研磨を実現できない。
そこで、スラリー15に含まれる砥材13の平均砥粒径の値を基準値gとして用い、距離gの値が砥材13の平均砥粒径の値を下回らないように制御する。これにより、被加工物11の下面11bと、研磨部材6の上面6aとの間に十分な砥材13を介在させて、良好な研磨を実現できる。
基準値gとしては、例えば、砥材13の平均砥粒径と略同等程度の値を用いると良い。距離gの上限となる基準値gをこのように設定することで、研磨の進行速度を大幅に低下させずに済み、生産性を維持できる。なお、基準値gは、基準値gと同じでも良い。
移動ステップを実施した後には、被加工物11を研磨する研磨ステップを実施する。この研磨ステップでは、砥材13を含むスラリー15を研磨部材6に供給しながら、被加工物11を保持した保持機構8と研磨定盤4とを相互に回転させる。
上述した距離検出ステップ及び移動ステップによって、被加工物11の下面11bと研磨部材6の上面6aとの距離はあらかじめ適切に制御されている。よって、被加工物11を良好に研磨できる。
なお、研磨の進行とともに、被加工物11は薄くなるので、研磨ステップの実施中にも、距離検出ステップ及び移動ステップを繰り返し実施する必要がある。研磨ステップの実施中において、距離検出ステップ及び移動ステップは、連続的に繰り返されても良いし、所定の時間を空けて繰り返されても良い。距離検出ステップ及び移動ステップを実施するタイミングは、研磨の進行速度等に応じて任意に設定される。
以上のように、本実施の形態に係る研磨方法は、研磨部材(研磨手段)6において加工面となる上面6aと、被加工物11において被加工面となる下面11bとの間の距離gをセンサユニット(検出手段)14で検出する距離検出ステップと、距離検出ステップで検出された距離gに基づいて研磨部材6の上面6aと、被加工物11の下面11bとを相対的に近接又は離反させる移動ステップと、を備えるので、研磨部材6の上面6aと、被加工物11の下面11bとの間の距離gを任意に制御しながら被加工物11を研磨できる。
すなわち、本実施の形態に係る研磨方法では、被加工物11を研磨部材6に押し当てる押し当て圧力ではなく、研磨部材6の上面6aと、被加工物11の下面11bとの間の距離gを制御するので、例えば、スラリー15に含まれる砥材13が適切に侵入可能な距離を制御の基準とすることで、被加工物11を良好に研磨できる。このように、本実施の形態に係る研磨方法によれば、被加工物11を押し当てる押し当て圧力を制御する場合等と比較して、良好な研磨をより簡単に実現できる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施の形態では、式(1)に基づいて距離gを算出しているが、距離gの算出方法はこれに限定されない。
式(1)では、超音波伝達部材18bが十分に薄い場合(圧電素子18aの下面から超音波伝達部材18bの下面までの距離が短い場合)を想定している。超音波伝達部材18bが厚い場合には、超音波伝達部材18bの厚みや、超音波伝達部材18bを伝播する超音波の音速等を考慮して距離gを算出することが望ましい。
また、上記実施の形態では、保持機構8を昇降させることで、研磨部材(研磨手段)6において加工面となる上面6aと、被加工物11において被加工面となる下面11bとを近接又は離反させているが、上面6aと下面11bとは、相対的に近接又は離反されれば良い。例えば、研磨定盤4を昇降させても良いし、研磨定盤4と保持機構8との双方を昇降させても良い。
その他、上記実施の形態に係る構成、方法などは、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 研磨装置
4 研磨定盤
6 研磨部材(研磨手段)
6a 上面
8 保持機構(保持手段)
8a 下面
10 昇降機構
12 ノズル
14 センサユニット(検出手段)
16 制御装置
16a 時間計測部
16b 距離算出部
18 超音波センサ
18a 圧電素子(超音波振動子)
18b 超音波伝達部材
20 パルス電圧発生器
22 変換器(コンバータ)
11 被加工物
11a 上面
11b 下面
13 砥材
15 スラリー
USa 超音波
USb 超音波(反射波)

Claims (2)

  1. 被加工物を研磨する研磨方法であって、
    砥材を含むスラリーを介して研磨手段の加工面に被加工物の被加工面を押圧しつつ該研磨手段で被加工物を研磨する研磨ステップと、
    該研磨ステップ前または実施中に、被加工物の該被加工面に対面する該研磨手段の該加工面と、被加工物の該被加工面との間の距離を検出手段で検出する距離検出ステップと、
    該研磨ステップの前または実施中に、該距離検出ステップで検出された該距離に基づいて該研磨手段の該加工面と被加工物の該被加工面とを相対的に近接離反移動させる移動ステップと、を備えたことを特徴とする研磨方法。
  2. 前記距離検出ステップで検出された前記距離の値が前記砥材の平均砥粒径よりも小さい場合に、前記移動ステップでは、前記研磨手段の該加工面と被加工物の該被加工面とを相対的に離反移動させることを特徴とする請求項1に記載の研磨方法。
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