JP2015112551A - 2軸式破袋装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】土砂等の内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグを再処理する場合において、破袋したフレキシブルコンテナバッグが巻き付くことを防止することができるようにすることによって、土砂等の内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、土砂等の内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離することができるようにし、これにより、フレキシブルコンテナバッグの開封作業を含む全作業の無人化を可能とした2軸式破袋装置を提供すること。【解決手段】対向して配設したロータ1、2間に内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBを供給することによって、内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBを破袋して、内容物MをフレキシブルコンテナバッグBから排出、分離する2軸式破袋装置であって、ロータ1、2を、スパイク12を備えたスパイクロータ1と、ナイフ22を備えたナイフロータ2とで構成するとともに、ナイフロータ2の回転速度を、スパイクロータ1の回転速度より高速となるように設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、2軸式破袋装置に関し、特に、土砂等の内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、土砂等の内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離するために用いられる2軸式破袋装置に関するものである。
従来、内容物を充填した袋を破袋する破袋装置として、固定刃と回転刃とからなる1軸式のものや、2本の回転刃からなる2軸式のものが提案され、実用化されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特開2011−143354号公報 特開2010−207690号公報 特開2009−247925号公報
ところで、上記特許文献1〜3に開示された破袋装置は、いずれも破袋した袋が回転刃に巻き付くことを防止できるものであるが、ゴミ袋を破袋対象とするもので、強度のある繊維を編んだり、強度のある樹脂シートや、また、そのようなシートにゴムを被覆したシートを袋状に縫ったフレキシブルコンテナバッグを破袋対象とするものではなかった。
すなわち、フレキシブルコンテナバッグは、土砂、焼却灰、埋立廃棄物、製造工程の原料、製品、余剰物、中間製品、建築工程の廃棄物、解体廃材等の貯留や搬送等の多様な目的に使用されるが、このような土砂等の内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、土砂等の内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離するために、上記のようなゴミ袋を破袋対象とする破袋装置を用いることは、強度上困難であり、また、フレキシブルコンテナバッグの場合、破袋した切り裂き端から延びる細い繊維や、フレキシブルコンテナバッグを吊り下げる帯体、開口部を縛る紐体、裂け目の端等が刃体に引っ掛かって、回転刃に巻き付きやすいため、破袋した袋が回転刃に巻き付くことを防止するという所期の目的を達成できるものではなかった。
ところで、フレキシブルコンテナバッグに充填された土砂等の内容物を、フレキシブルコンテナバッグから排出、分離する作業は、通常、作業者がフレキシブルコンテナバッグの開口部を縛る紐体を解いた後、重機を用いて開口部が下になるようにして吊り上げ、振動させることによって行うようにしているが、放射性物質で汚染された土壌の除染作業、アスベストを含む建築物の解体作業、ダイオキシンを含む焼却灰や水銀等の有害物を含む土壌等の無害化処理において発生した土砂等の内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグを再処理する場合においては、フレキシブルコンテナバッグの開封を含む全作業の無人化が要請されている。
本発明は、上記特許文献1〜3に開示された破袋装置の有する問題点及び上記要請に鑑み、土砂等の内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグを再処理する場合において、破袋したフレキシブルコンテナバッグが巻き付くことを防止することができるようにすることによって、土砂等の内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、土砂等の内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離することができるようにし、これにより、フレキシブルコンテナバッグの開封作業を含む全作業の無人化を可能とした2軸式破袋装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の2軸式破袋装置は、対向して配設したロータ間に内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを供給することによって、内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離するようにした2軸式破袋装置であって、前記ロータを、スパイクを備えたスパイクロータと、ナイフを備えたナイフロータとで構成するとともに、ナイフロータの回転速度を、スパイクロータの回転速度より高速となるように設定してなることを特徴とする。
この場合において、前記スパイクロータのスパイクが、先端側を漸次細径にして先鋭に形成されたものとすることができる。
また、前記ナイフロータのナイフが、ナイフロータの回転方向に対して後退角を有する刃先が形成されたものとすることができる。
また、前記ナイフロータのナイフが、等角度間隔に、かつ、軸方向に位置を変えて形成されるようにすることができる。
また、対向して配設したロータの間隔を調節するロータ間隔調節機構を備えてなるようにすることができる。
また、ナイフロータの回転速度を、スパイクロータの回転速度の3〜10倍に設定することができる。
また、スパイクロータを間欠回転させながら、ナイフロータを連続回転させるようにすることができる。
本発明の2軸式破袋装置によれば、対向して配設したロータ間に内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを供給することによって、内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離するようにした2軸式破袋装置であって、前記ロータを、スパイクを備えたスパイクロータと、ナイフを備えたナイフロータとで構成するとともに、ナイフロータの回転速度を、スパイクロータの回転速度より高速となるように設定するようにすることにより、スパイクロータによって、内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグを滑らないように保持した状態で、このスパイクロータより高速度で回転するナイフロータによって、フレキシブルコンテナバッグを切り込みながら引き裂くようにして破袋し、切り裂いた開口から、内容物を、対向して配設したロータ間を通して押し出すようにしながら、速やかに排出し、分離することができる。
そして、スパイクロータのスパイク及びナイフロータのナイフには、フレキシブルコンテナバッグの破袋した切り裂き端から延びる細い繊維や、フレキシブルコンテナバッグを吊り下げる帯体、開口部を縛る紐体、裂け目の端等を含むフレキシブルコンテナバッグを構成する部位が引っ掛かりにくく、スパイクロータ及びナイフロータのロータ軸に巻き付くことを防止することができ、これによって、土砂等の内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、土砂等の内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離することができるようにし、これにより、フレキシブルコンテナバッグの開封作業を含む全作業の無人化を可能とすることができる。
また、前記スパイクロータのスパイクが、先端側を漸次細径にして先鋭に形成されたものとすることにより、スパイクの内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグへの突き刺さり及び抜き去りを容易にして、内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグの保持を確実にするとともに、破袋後の引っ掛かりを確実に防止することができる。
また、前記ナイフロータのナイフが、ナイフロータの回転方向に対して後退角を有する刃先が形成されたものとすることにより、ナイフの内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグへの切り込みを容易にして、内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグの破袋を確実に行うことができる。
また、前記ナイフロータのナイフが、等角度間隔に、かつ、軸方向に位置を変えて形成されるようにすることにより、ナイフによる内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグの引き裂きによる大きな開口の形成を容易にして、フレキシブルコンテナバッグに充填された内容物の排出、分離を確実に行うことができる。
また、対向して配設したロータの間隔を調節するロータ間隔調節機構を備えてなるようにすることにより、スパイクロータのスパイクによる内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグの保持を確実にするとともに、ナイフロータのナイフによる内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグへの切り込み及び引き裂きを容易にして、内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグの破袋を確実に行い、さらに、フレキシブルコンテナバッグに充填された内容物に対する、対向して配設したロータ間を通しての押し出しを円滑に行うことができる。
また、ナイフロータの回転速度を、スパイクロータの回転速度の3〜10倍に設定することにより、ナイフロータのナイフによる内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグへの切り込み及び引き裂きを容易にして、内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグの破袋を確実に行うことができる。
また、スパイクロータを間欠回転させながら、ナイフロータを連続回転させるようにすることにより、ナイフロータのナイフによる内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグへの切り込み及び引き裂きを容易にして、内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグの破袋を確実に行うことができる。
本発明の2軸式破袋装置の一実施例の対向して配設したロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同スパイクロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)〜(e)はスパイクの説明図である。 同ナイフロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同ナイフロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同ナイフロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の2軸式破袋装置の一実施例の対向して配設したロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の2軸式破袋装置の一実施例の対向して配設したロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の2軸式破袋装置の一実施例の対向して配設したロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の2軸式破袋装置の一実施例の対向して配設したロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の2軸式破袋装置の一実施例の対向して配設したロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の2軸式破袋装置の一実施例の対向して配設したロータを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の2軸式破袋装置による内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグの破袋工程を示す説明図である。
以下、本発明の2軸式破袋装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の2軸式破袋装置の一実施例を示す。
この2軸式破袋装置は、対向して配設したロータ1、2間に内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBを供給することによって、内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBを破袋して、内容物MをフレキシブルコンテナバッグBから排出、分離する2軸式破袋装置であって、ロータ1、2を、ロータ軸11にスパイク12を備えたスパイクロータ1と、ロータ軸21にナイフ22を備えたナイフロータ2とで構成するとともに、ナイフロータ2のロータ軸21の回転速度を、スパイクロータ1のロータ軸11の回転速度より高速となるように設定するようにしたものである。
この2軸式破袋装置は、上記構成を有することによって、以下の機能を備えている。
スパイクロータ1によって、内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBを滑らないように保持した状態で、このスパイクロータ1より高速度で回転するナイフロータ2によって、フレキシブルコンテナバッグBを切り込みながら引き裂くようにして破袋し、切り裂いた開口から、内容物Mを、対向して配設したロータ1、2間を通して押し出すようにしながら、速やかに排出し、分離することができる。
この場合において、図2に示すように、スパイクロータ1のロータ軸11に備えるスパイク12は、先端側を漸次細径にして先鋭に形成されたものを、より具体的には、図2(a)〜(c)に示すような、曲線的に漸次細径にしたものや、図2(d)に示すような、段階的に漸次細径にしたものや、図2(e)に示すような、直線的に漸次細径にしたもの等を用いることができる。
なお、本実施例においては、スパイク12は、ロータ軸11の周面に、等角度間隔(本実施例においては、45°間隔)に千鳥状に備えるようにしているが、行列状に備えるようにすることもできる。
これにより、スパイク12の内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBへの突き刺さり及び抜き去りを容易にして、内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBの保持を確実にするとともに、破袋後の引っ掛かりを確実に防止することができる。
また、図3−1〜図4−5に示すように、ナイフロータ2のロータ軸21に備えるナイフ22は、ナイフロータ2の回転方向に対して後退角αを有する刃先22aが形成されたものを、より具体的には、図3−1〜図3−2及び図4−1並びに図4−4に示すような、略台形状のものや、図3−3及び図4−2、図4−3並びに図4−5に示すような、略三角形状のものや略三角形状のものを2個並列させたもの等を用いることができる。
ここで、後退角αは、ナイフ22の刃先22aが、ロータ軸21の中心から放射方向に延びる中心線に対して50°〜70°程度の角度をなすように、かつ、先端側の角度が漸次又は段階的に大きくなるように設定することが好ましい。
これにより、ナイフ22の内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBへの切り込みを容易にして、内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBの破袋を確実に行うことができる。
また、ナイフ22は、ロータ軸21の周面に、等角度間隔(本実施例においては、60°間隔)に、かつ、ロータ軸21の軸方向に位置を変えて形成されるようにする、より具体的には、螺旋状又は千鳥状に備えるようにすることができる。
これにより、ナイフ22による内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBの引き裂きによる大きな開口の形成を容易にして、フレキシブルコンテナバッグBに充填された内容物Mの排出、分離を確実に行うことができる。
ここで、スパイクロータ1のロータ軸11及びナイフロータ2のロータ軸21の寸法(直径及び軸長)は、破袋対象である内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBの大きさによって設定するようにするが、破袋したフレキシブルコンテナバッグの巻き付きを防止するために、直径は、400mm程度以上、好ましくは、600mm程度以上、より好ましくは、800mm程度以上に設定することが好ましい。
また、スパイクロータ1のロータ軸11及びナイフロータ2のロータ軸21の直径は、通常、同一の直径に設定するが、図4−4に示すように、両者の直径を変えて設定する(図4−4に示す実施例では、ナイフロータ2のロータ軸21の直径を、スパイクロータ1のロータ軸11の直径よりも小さく設定するようにしている。)こともできる。
そして、直径を変える場合、大径/小径は、1/0.5〜1/1の範囲に設定するようにする。
また、スパイク12及びナイフ22の高さは、100mm〜300mm程度(本実施例においては、200mm程度)に設定することが好ましい。
また、図5に示すように、対向して配設したロータ1、2の間隔Dを調節する、例えば、100mm〜300mm程度の範囲で調節する、ロータ間隔調節機構(図示省略)を備えるようにすることができる。
このロータ間隔調節機構としては、スパイクロータ1のロータ軸11及び/又はナイフロータ2のロータ軸21の軸受部の2軸式破袋装置の本体ケーシングへの固定位置を可変(可動)にする機構等を用いることができる。
これにより、スパイクロータ1のスパイク12による内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBの保持を確実にするとともに、ナイフロータ2のナイフ22による内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBへの切り込み及び引き裂きを容易にして、内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBの破袋を確実に行い、さらに、フレキシブルコンテナバッグBに充填された内容物Mに対する、対向して配設したロータ1、2間を通しての押し出しを円滑に行うことができる。
また、ナイフロータ2の回転速度を、スパイクロータ1の回転速度の3〜10倍に設定することが好ましい。
より具体的には、スパイクロータ1のロータ軸11の回転数を、0.5〜3.3rpm程度、好ましくは、0.8〜1.5rpm程度、より好ましくは、1.0rpm程度、ナイフロータ2のロータ軸21の回転数を、4〜14rpm程度、好ましくは、6〜10rpm程度、より好ましくは、8.0rpm程度に設定するようにする。
これにより、ナイフロータ2のロータ軸21に備えたナイフ22による内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBへの切り込み及び引き裂きを容易にして、内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBの破袋を確実に行うことができる。
また、スパイクロータ1のロータ軸11及びナイフロータ2のロータ軸21は、連続回転するようにするほか、スパイクロータ1のロータ軸11を間欠回転、より具体的には、10°〜90°の任意の角度(通常、スパイク12を設ける角度間隔(本実施例においては、45°間隔))で間欠して回転させながら、ナイフロータ2のロータ軸21を連続回転させるようにすることもできる。
これにより、ナイフロータ2のロータ軸21に備えたナイフ22による内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBへの切り込み及び引き裂きを容易にして、内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBの破袋を確実に行うことができる。
次に、この2軸式破袋装置の動作について、図6を用いて説明する。
2軸式破袋装置のスパイクロータ1のロータ軸11及びナイフロータ2のロータ軸21を回転させながら、対向して配設されたロータ1、2間に内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBを装入する(図6(a))と、スパイクロータ1によって、内容物Mが充填されたフレキシブルコンテナバッグBが滑らないように保持され、この状態で、スパイクロータ1より高速度で回転するナイフロータ2によって、フレキシブルコンテナバッグBが切り込まれながら引き裂かれて、破袋される(図6(b)及び(c))。
これにより、フレキシブルコンテナバッグBの切り裂かれた開口から、内容物Mが、対向して配設したロータ1、2間を通して押し出されようにしながら、速やかに排出され(図6(d))、内容物MとフレキシブルコンテナバッグBとに分離することができる(図6(e))。
この場合、スパイクロータ1のスパイク12及びナイフロータ2のナイフ22には、フレキシブルコンテナバッグBの破袋した切り裂き端から延びる細い繊維や、フレキシブルコンテナバッグBを吊り下げる帯体、開口部を縛る紐体、裂け目の端等を含むフレキシブルコンテナバッグBを構成する部位が引っ掛かりにくく、スパイクロータ1及びナイフロータ2のロータ軸11、21に巻き付くことを防止することができ、これによって、内容物Mを充填したフレキシブルコンテナバッグBを破袋して、内容物MをフレキシブルコンテナバッグBから排出、分離することができ、これにより、フレキシブルコンテナバッグBの開封作業を含む全作業の無人化を可能とすることができる。
以上、本発明の2軸式破袋装置について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の2軸式破袋装置は、土砂等の内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグを再処理する場合において、破袋したフレキシブルコンテナバッグが巻き付くことを防止することができるようにすることによって、土砂等の内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、土砂等の内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離することができるようにし、これにより、フレキシブルコンテナバッグの開封作業を含む全作業の無人化を可能とすることができることから、放射性物質で汚染された土壌の除染作業、アスベストを含む建築物の解体作業、ダイオキシンを含む焼却灰や水銀等の有害物を含む土壌等の無害化処理において発生した土砂等の内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグを再処理する用途に好適に用いることができるほか、他の内容物が充填されたフレキシブルコンテナバッグを開封する用途に広く用いることができる。
1 スパイクロータ
11 ロータ軸
12 スパイク
2 ナイフロータ
21 ロータ軸
22 ナイフ
22a 刃先
D ロータの間隔
α 後退角
B フレキシブルコンテナバッグ
M 内容物

Claims (7)

  1. 対向して配設したロータ間に内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを供給することによって、内容物を充填したフレキシブルコンテナバッグを破袋して、内容物をフレキシブルコンテナバッグから排出、分離するようにした2軸式破袋装置であって、前記ロータを、スパイクを備えたスパイクロータと、ナイフを備えたナイフロータとで構成するとともに、ナイフロータの回転速度を、スパイクロータの回転速度より高速となるように設定してなることを特徴とする2軸式破袋装置。
  2. 前記スパイクロータのスパイクが、先端側を漸次細径にして先鋭に形成されたものからなることを特徴とする請求項1記載の2軸式破袋装置。
  3. 前記ナイフロータのナイフが、ナイフロータの回転方向に対して後退角を有する刃先が形成されたものからなることを特徴とする請求項1又は2記載の2軸式破袋装置。
  4. 前記ナイフロータのナイフが、等角度間隔に、かつ、軸方向に位置を変えて形成されてなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の2軸式破袋装置。
  5. 対向して配設したロータの間隔を調節するロータ間隔調節機構を備えてなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の2軸式破袋装置。
  6. ナイフロータの回転速度を、スパイクロータの回転速度の3〜10倍に設定してなることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の2軸式破袋装置。
  7. スパイクロータを間欠回転させながら、ナイフロータを連続回転させるようにしてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の2軸式破袋装置。
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