JPH0544238U - 破袋兼分別装置 - Google Patents

破袋兼分別装置

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JPH0544238U
JPH0544238U JP9434991U JP9434991U JPH0544238U JP H0544238 U JPH0544238 U JP H0544238U JP 9434991 U JP9434991 U JP 9434991U JP 9434991 U JP9434991 U JP 9434991U JP H0544238 U JPH0544238 U JP H0544238U
Authority
JP
Japan
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shaft
bag
specific gravity
inlet
suction port
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Pending
Application number
JP9434991U
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English (en)
Inventor
賢昭 谷
寿 武井
治彦 大柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP9434991U priority Critical patent/JPH0544238U/ja
Publication of JPH0544238U publication Critical patent/JPH0544238U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 破袋室1の前側上部寄りに投入口4、上部後
方に比重の軽いものの吸引口9、下部に比重の重いもの
の排出口6を設ける。破袋室1内には破砕刃11を外周
に有する第1軸7と、同じく破砕刃11を外周に有する
第2軸8を、第2軸8が上部中央、第1軸7が下部入口
寄りに配置する。 【効果】 第1軸7と第2軸8の回転数に差をもたせて
ビニル袋や紙袋などを引き裂いて、気流により吸引口9
へ吸引すると共にビンや缶を排出口6から排出すること
により比重の軽いものと比重の重いものを能率よく分別
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はビニル袋や紙袋のような軽くて柔軟なものと、ガラスビンや空缶な どの比較的に比重の重い物質が混在するごみを処理する装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
上記のような比重の異なるものを分離選別する装置は、従来では風力を利用し た風力選別装置が一般的である。 このような風力選別装置は空気の吹出口と空気を吸引する吸引フードを対向さ せ、この間に被選別物質を通過させることにより空気とともに吸引される軽い物 質と、吸引されない重い物質に分別するものである。 この場合、被選別物質は自重落下させるか、または振動コンベヤなどにより、 ほぼ水平に送る手段が用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の風力選別装置において、被選別物質を自重落下させる方式 では物質の通過速度が速く、また、被選別物質の塊がほぐされない状態のために 分別性能が悪く、また、振動コンベヤを用いる場合は、吹出口の上を被選別物質 が直接通過するために吹出口が目詰まりしたり、吹出口に重い物質が落下したり するなどの欠点がある。また、被選別物質の供給部および排出部より、選別には 不用の空気が吸引されるため、吸引フードからの吸引風量を大きくしなければな らない。
【0004】 その他にビニル袋入りのごみなどはそのままでは気流選別できないので、袋を 破って中味を出さなければならないなどの問題があった。
【0005】 この考案の課題は上記のような従来装置の問題点を解決するため、一台の装置 で袋の破袋や段ボール箱の破砕を行なうと共に比重の重いものと軽いものを分離 するようにした破袋兼分離装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は前側上部寄りに被処理物の投入口を 有し、下部に比重の重い物の排出口を有し、上部後方に比重の軽い物の吸引口を 有する破袋室内に、破砕刃を外周にそれぞれ有する第1軸と第2軸とを、第2軸 が上部中央、第1軸が下部入口寄りとなるように配置し、両軸は投入口に向って 相互に内回りとするとともに、第2軸の回転速度を第1軸のそれより速くし、両 軸の後方には、第2軸の後方の支持軸に上端を支承した調整板を設け、この調整 板に、その下部を前記第1軸に接近または離反させる駆動手段を設けた破袋兼分 別装置を提供する。
【0007】
【作用】
この考案は、上記の構成であり、まず、調整板と第1軸の間隙をアルミ缶、ビ ン類が落下するように設定した後、吸引口から破袋室内の空気を吸引しつつ、ビ ニル袋に缶やガラスビンを入れたものや、ビニル袋や紙袋のような比重の軽いも のと、ガラスビンや缶などの比較的比重の重いものの混在した処理物を投入口か ら破袋室内に投入すると、第1軸と第2軸の破砕刃間に噛み込まれ、回転速度が 異なる両破砕刃によりビニル袋や段ボールなどが引き裂かれる。
【0008】 こうして引き裂かれた比重の軽いものは高速で回転する第2軸の破砕刃により 巻き上げられ、気流と共に吸引口へ吸い込まれる。 一方、ガラスビンや鉄缶、アルミ缶のような比重の重いものは第2軸と調整板 の間から排出口へ落下する。 また、調整板の位置調整により、破れなかった袋類をさらに第2軸に巻き込ん でこれらを再破袋する。
【0009】
【実施例】 図1および図2において、1は周囲を側壁2により囲んだ破袋室であり、その 前側、すなわち図1の右側壁2の上部に側板3で囲んだ傾斜状の投入口4を設け 、また、破袋室1の下端前部には斜向きの傾斜壁5を設けてその下方を比重の重 い物の排出口6とする。
【0010】 7は破袋室1の下部前寄りに設けた第1軸、8は破袋室1の上部中央の第2軸 であって、何れも大径中空状のもので、この各軸の両端は小径となって側壁2に 設けた軸受により支承されている。
【0011】 また、各軸7、8の一端は軸受を貫通して突出し、図示省略してあるモータ、 減速機などの駆動機構により図1の矢印方向に駆動して、例えば第1軸7と第2 軸8を1:3〜6程度の回転差で回転させる。ただし、この回転数は1例である 。
【0012】 9は破袋室1の上部の後部寄りに設けた吸引口で、図示省略してある排風機に 通じている。 各軸7、8の外周にはそれぞれ複数のリッパホイル10を固定するが、このリ ッパホイル10の外周には多数の破砕刃11が設けてある。
【0013】 上記の破砕刃11はナイフエッジ12を有するが、各リッパホイル10に設け た破砕刃11のエッジ12は、ホイル10の上方において、投入口4側へ向くよ うに設けられている。
【0014】 また、各ホイル10は図2のようにその外周が相手ホイル10の外周間に入り 込むように配置してある。 14は破袋室1の後部上方に設けた支持軸で、この支持軸14は調整板15の 上端に回動自在に嵌合されており、同調整板15が支持軸14を中心に前後に揺 動できる。
【0015】 16は破砕機の後部外側の下部に固定した支持台で、その上部に固定した軸受 17に油圧シリンダ18をピン19により揺動自在に取付ける。
【0016】 上記油圧シリンダ18の前端から突出したピストンロッド20は、側壁2の開 口を貫通せしめ、その先端をピン21により前記調整板15に連結してピストン ロッド20の進退で調整板15が揺動する構造とする。
【0017】 つぎに、この実施例の作用を説明すれば、鉄缶、アルミ缶、ビンなどを入れた ビニル袋あるいは段ボールなどの処理物を投入口4へ投入すると同時に吸引口9 から破袋室1内の空気を吸引すると、処理物は図1の矢印方向に回転している第 1軸7と第2軸8のリッパホイル10間に噛み込まれる。
【0018】 上記の第1と第2のリッパホイル10の破砕刃11のナイフエッジ12は何れ も同じ方向に向いているが、ビニル袋や段ボールは回転の速い第2軸8のリッパ ホイル10の破砕刃11に引っ張られて第1軸7と第2軸8の間に噛み込まれ、 第2軸8の破砕刃11で引っ張られるビニル袋や段ボールがこれより遅い周速の 第1軸7の破砕刃11に引っかけられて引き裂かれ、ここで最初のビニル袋や段 ボールの破砕が行なわれて、中味の缶類やビニル類が排出される。
【0019】 こうして第1軸7と第2軸8のリッパホイル10間を通過した缶やビン類はそ のままリッパホイル10と調整板15間を経て排出口6から排出される。
【0020】 一方、破袋された袋や段ボール片などの軽いものは高速回転する第2軸8のリ ッパホイル10に巻き上げられて、空気と共に吸引口9へ吸引されて分別される 。
【0021】 また、調整板15の角度をピストンロッド20の進退により調整して破袋され ないものも再破袋されるようにする。 なお、リッパホイル10の数と装置の巾を変更することにより、処理能力の異 なるものが得られる。
【0022】
【効果】
この考案は上記の構成によりごみ入りビニル袋やビン類やカン類あるいは段ボ ールなどの比重の軽いものと重いものの混在したものをそのまま投入することに より袋は破袋されて中味が排出され、段ボールなども破砕される。そして軽いも のは空気と共に吸引口に吸引され、重いものは下方の排出口から排出されるので 袋や段ボールなどの破砕と比重の軽いものと重いものとの分別がきわめて能率よ く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【図2】同上の縦断側面図
【符号の説明】
1 破袋室 4 投入口 6 排出口 7 第1軸 8 第2軸 9 吸引口 11 破砕刃 14 支持軸 15 調整板 18 油圧シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側上部寄りに被処理物の投入口を有
    し、下部に比重の重い物の排出口を有し、上部後方に比
    重の軽い物の吸引口を有する破袋室内に、破砕刃を外周
    にそれぞれ有する第1軸と第2軸とを、第2軸が上部中
    央、第1軸が下部入口寄りとなるように配置し、両軸は
    投入口に向って相互に内回りとするとともに、第2軸の
    回転速度を第1軸のそれより速くし、両軸の後方には、
    第2軸の後方の支持軸に上端を支承した調整板を設け、
    この調整板に、その下部を前記第1軸に接近または離反
    させる駆動手段を設けた破袋兼分別装置。
JP9434991U 1991-11-18 1991-11-18 破袋兼分別装置 Pending JPH0544238U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9434991U JPH0544238U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 破袋兼分別装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9434991U JPH0544238U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 破袋兼分別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544238U true JPH0544238U (ja) 1993-06-15

Family

ID=14107812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9434991U Pending JPH0544238U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 破袋兼分別装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015112551A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 株式会社キンキ 2軸式破袋装置
KR20220072416A (ko) * 2020-11-25 2022-06-02 조수호 폐철근콘크리트 자동파쇄 방법 및 폐철근콘크리트 자동 파쇄분리 설비

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436072A (en) * 1977-08-26 1979-03-16 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd Refuse treating apparatus
JP3109657B2 (ja) * 1997-02-19 2000-11-20 ダイワ精工株式会社 釣 竿

Patent Citations (2)

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