JP3294241B2 - 混合廃棄物を処理するための方法、および、この方法を実施する処理プラント - Google Patents

混合廃棄物を処理するための方法、および、この方法を実施する処理プラント

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、混合廃棄物、特に、基本的には
プラスチック、紙・プラスチック複合材料(紙とプラス
チックの複合材料)、ガラス、金属、紙、ボール紙、そ
の他の廃棄物(Stourstoffen)から成る混合廃棄物を処理
するための方法に関する。本発明はさらに、当該方法を
実施するための処理プラント。
【0002】ドイツにおける梱包規則の実施を念頭にお
いてデュアルシステム(Dual System)が導入された
際、収集したプラスチックを規定通りに利用することが
特に難しい問題であることが判明した。この場合に、全
く新しい画分(フラクション)、すなわち混合プラスチ
ック画分が市場に出現した。混合プラスチックは、均質
でなく、その組成が変動しているため、特別な利用方法
を見い出す必要がある。混合プラスチックの利用方法と
して、主として、原材料としての利用が考えられる。そ
のための前提条件は、予め定められた仕様を満たしてい
る凝集体(Agglomerat)へ物質を処理することである。
プラスチックは、デュアルシステムの枠組内で、一連の
廃棄物とともに収集されるため、選別に費やされる費用
と労力を正当化できる程度にまで減らし、その一方で、
プラスチック材料として一定度の純度を保証する方法が
求められる。
【0003】金属製の廃棄物は、マグネット式分離機と
サイクロン分離機(Wirbelstromscheider)で除去する
ことができる。重さの重いプラスチックとその他の重い
異物は、一般に、風力選別により、処理すべき物質から
分離する。さらに、特に、紙・プラスチック複合材料か
ら紙を除去するため、さまざまな方法が知られている。
【0004】廃棄物の除去が改善されたことで、今日で
は、混合プラスチックの処理のため、乾式処理法を使用
することができる。こういった乾式処理法により、比較
的少ないエネルギー使用量で、高品質のプラスチック凝
集体を生成することが可能である。この場合に広く使用
されている方法が、WO 96/20819で開示され
ている方法である。この方法の場合、処理すべき物質が
最初に細断され(zerkleinern、細かく切断ないしは破
砕されること)、磁性物質が取り除かれる。次に、細断
された物質は、凝集機(Agglomerator)において、プレ
スで圧縮されるか、または、熱によって凝集される。そ
の際、水蒸気などの蒸発しやすい物質、灰、紙は、吸引
装置で吸い出される。その後、凝集された物質は乾燥さ
れ、次いで、ふるいにかけられる。
【0005】経済的な観点から、プラントの連続運転が
確保されることが望ましい。WO 96/20819で
知られる方法では、連続運転が保証されていない。プラ
ントにおいて、あるコンポーネントが故障した場合に
は、通常、プラント全体が停止し、それに伴って修理と
メンテナンス作業のための休止時間が発生する。紙が廃
棄物流から注目に値する量では除去されないという別の
不利がある。上記から、WO96/20819による方
法を用いても紙が飛散性物質として除去されるにすぎな
いので、例えばプラスチック・紙複合材料は部分的に消
化されるか又はまったく消化されないことは明らかであ
る。この結果は凝集体はまだかなりの量の紙を含んでい
る。米国特許第5,646,100には、排出部を有す
る保管ステーション、順次配置されているいつくかの搬
送部、仕分け装置、及び風力選別機とからなる、固形廃
棄物用仕分け装置が記載されている。
【0006】本発明の課題は、処理プラントの連続運転
のため、基本的にはプラスチック、ボール紙、紙、紙・
プラスチック複合材料、ガラス、金属、その他の廃棄物
から成る混合廃棄物を処理し、凝集機に対して異物を実
質的に含まないプラスチック材料を提供する方法を提供
することである。
【0007】この課題は、請求項1の方法で解決され
る。その有利な発展は、従属請求項の主題である。本発
明による方法を実施するための処理プラントは、請求項
9において定義されている。
【0008】連続運転方式の乾式機械式処理プラント
(該プラントには連続した複数の処理ステーションがあ
り、該複数の処理ステーションはそれぞれ少なくとも1
つの搬送区間で連結されている)の運転のための、本発
明による混合廃棄物の処理方法であって、少なくとも金
属分離/風力選別/紙除去という順序の複数の処理ステ
ーションを有し、かつ、その途中には、別の処理ステー
ションを設けることも可能であるが、これらの処理ステ
ーションが直接続くことも可能である、前記混合廃棄物
の処理方法において、良物質の流れが、処理ステーショ
ンの前にある最後の搬送区間への移送中に加速され、そ
れにより、当該最後の搬送区間上にあって金属分離処理
ステーションに入る直前の良物質の流れの粒子の平均実
速度が後にある風力選別処理ステーションに入る直前の
平均実速度よりも小さく、また、この後者の平均実速度
は紙除去処理ステーションに入る直前の平均実速度より
も小さいことを特徴とする混合廃棄物の処理方法であ
る。
【0009】ここで、良物質の流れとは、品質上価値の
高い物質の流れであって、当該方法のその後のプロセス
でさらに処理されるべき物質の流れのことであり、ま
た、粒子の実速度とは、単位時間あたりに粒子が実際に
移動した行程のことである。
【0010】混合廃棄物の流れは、隣接する任意の2つ
のステーションの間において、そこに存在する搬送区間
上では基本的に一定の速度で搬送されることが好まし
い。
【0011】さらに、少なくとも1つのステーションに
おいて、場合によっては事前処理された物質を一時的に
蓄えることもできる。
【0012】本発明による方法の1つの実施例は、以下
のステップを特徴とする: (a) 混合廃棄物の細断; (b) 細断された混合廃棄物の一時保管; (c) 一時保管した混合廃棄物の均等な、さらなる搬
送; (d) 磁性金属成分の分離; (e) ステップ(d)の後、予め定められた最小比重
を上回る比重を有する物質からの非磁性成分の分離; (f) ステップ(e)の後、紙の分離、例えば、紙・
プラスチック複合材料からの紙の分離; (g) 得られたプラスチック画分の一時保管 および (h) プラスチック画分の凝集。
【0013】ここで、凝集とは、凝集すべき物質に対し
て熱エネルギーまたは摩擦エネルギーあるいはその両方
を導入することで、塊状(バルク状)体へ圧縮ないし高
密化すること理解すべきである。
【0014】場合によっては、引き続き別の処理ステッ
プを行なうこともできる。例えば、得られたプラスチッ
ク画分の一時保管の後、非磁性成分をさらに分離するこ
とが可能である。さらに、凝集されたプラスチックを一
定の粒度まで細断することが有利なことがある。場合に
よっては、その直後、細断プロセス後でなければ磁気分
離できない磁性金属成分を、再度分離することが有意義
なこともある。
【0015】本発明による方法の別の実施例では、処理
すべき物質が、特定の搬送区間上で、空気圧搬送しか行
なわれないようになっている。
【0016】本発明は、処理すべき廃棄物物質の流れが
加速され、すなわち、事実上、物質の“分散化(Aufwei
tung)”が行なわれれば、紙の効果的な分離がうまく行
われるという発見に基づく。これにより、さまざまな廃
棄物分離機における廃棄物の分離がさらに容易になる。
【0017】処理プロセスの最重要個所で、それまでに
処理された物質の一時保管を行なうことにより、連続プ
ロセスが容易に実施できる。冒頭ですでに説明したごと
く、廃棄物細断機またはシュレッダは、こういった最重
要コンポーネントである。そのため、処理プラントで、
通常、このようなシュレッダは多数設けられ、そのすべ
てが1つのバッファサイロに供給を行なう。この場合、
1台のシュレッダが故障しても、後工程のプラントコン
ポーネントは、バッファサイロから物質をなおも送るこ
とができるため、プラントが停止することはない。この
場合には、バッファサイロの周知の長所を利用すること
もできる。すなわち、バッファサイロが、細断済みの物
質を均質にする働きをし、また、均等な組成で当該物質
を後工程のプラントコンポーネントに投入できる。シュ
レッダまたは廃棄物細断機は、運転時、非常に強く脈動
しているため、後工程の廃棄物分離器への均一なフィー
ドは困難である。したがって、バッファサイロは、プラ
ントコンポーネントを機械的に切り離しているという作
用もある。
【0018】バッファサイロに続き、少なくとも1台の
マグネット式分離機、さらに、予め定められた最小比重
を上回る比重を有する物質から非磁性成分を分離するた
めの、少なくとも1台の装置を設けることができる。い
わゆるダウンパイプ・セパレータ(Fallrohrsichter; g
ravity pipe sifter)の使用が有利であることが判明し
た。このようなダウンパイプ・セパレータにより、小金
属成分と重さの重い小非金属成分をフィルタリングし、
取り除くことになっているため、通常、サイクル分離機
が不要になる。プラントはさらに、紙・プラスチック複
合材料からの紙の分離など、紙を分離する装置を少なく
とも1台を含んでいる。当該装置または当該複数装置に
は、バッファサイロを後工程側に配置し、この中に、紙
を分離するためのそれぞれの装置からのプラスチック画
分を集める。それにより、ハーナウ(Hanau)市にある
ネッチ・コンドゥックス(Neztsch Condux)社のCV
50など、連続運転方式のディスク・コンプレッサ(Sc
heibenverdichter)の使用が可能である。
【0019】プラスチック画分を集めるバッファサイロ
の、均質化作用と均等化作用は、重さの重い非磁性成分
を分離するための別の装置を後工程側に配置するために
利用することができる。
【0020】処理プラントのための、シュレッダあるい
は複数台のシュレッダの後に配置されているバッファサ
イロは、一時保管物質の投入のため、ハウジングの上部
領域に少なくとも1つの開口部と、少なくとも1つの物
質用排出開口部とを有するハウジングで構成されてお
り、さらに当該ハウジングの底面領域には、複数の排出
スクリューが設けられ、この場合、当該排出スクリュー
は、その作用領域がハウジングの底面全体に及ぶよう配
置され、かつ、排出スクリューからの物質排出を均質に
する少なくとも1本の先行スクリュー(Vorlaufschneck
e)が設けられていることを特徴とする。これにより、
大量の物質がスクレーパチェーンコンベア(Kratzkette
nfoerderer)のチャンバに突発的に入り過ぎるのを防
ぐ。
【0021】ここで、排出スクリューは、それぞれ異な
った回転方向で運転することができる。例えば、随意選
択により、左回転または右回転で運転することができ
る。
【0022】この場合、排出スクリューは平行して配置
し、先行スクリューは排出スクリューに対して90度回
転させて配置することが有利である。先行スクリューも
同様に、随意選択により、左回転または右回転で運転す
ることができる。
【0023】処理プラントのための、プラスチック画分
が集められるバッファサイロは、一時保管物質の投入の
ため、ハウジングの上部領域に少なくとも1つの開口部
と、少なくとも1つの物質用排出開口部とを有するハウ
ジングで構成されており、また、バッファサイロ内で保
管される物質のために、負圧状態下にある少なくとも1
本の離解スクリュー(Auflockerungsschnecke)が設け
られ、さらに、吸引装置が、ハウジング内の空気を当該
少なくとも1本の離解スクリューに供給していることを
特徴とする。さらに、当該少なくとも1本の離解スクリ
ューに対し、一時保管されている物質を供給する特別な
排出スクリューがバッファサイロに設けられている。
【0024】サイロ内の架橋形成(Brueckenbildung)
を防ぐため、ハウジングの基本形状に合わせ、ハウジン
グが、底面領域に向かって円錐状ないしは台形状に広が
っていることが実用的であることが判明した。
【0025】以下、添付の図面に基づいて、本発明を詳
しく説明する。
【0026】図1〜5は本発明を利用した処理方法を示
し、図1、2、3、4、及び5は、それを構成する一連
のプロセスステップを概略的に示す図である。
【0027】図6は、1台または複数台の廃棄物細断機
の後工程側に配置されたバッファサイロの縦断面図であ
る。
【0028】図7、紙分離器の後工程側に配置されたバ
ッファサイロの縦断面図である。
【0029】図8、ステーション6.)のダウンパイプ
・セパレータの縦断面図である。
【0030】図9は、ステーション9.)のダウンパイ
プ・セパレータの縦断面図である。
【0031】図10は、ステーション10.)の凝集機
の縦断面図である。
【0032】図1から図5は、ステーション1.〜1
8.により、プラスチック凝集体を製造するための処理
方法を概略的に示している。ここで、矢印は、物質の流
れの方向性を示している。数字“1”が記されている矢
印は、搬送エアの方向性を示している。数字“2”が記
されている矢印は、紙の物質の流れを示している。数字
“3”が記されている矢印は、磁性金属の流れを示して
いる。数字“4”が記されている矢印は、非磁性廃棄物
の流れを示している。これらの非磁性廃棄物は主に、ガ
ラス、アルミ被覆のプラスチック、湿った紙塊と濡れた
紙塊、石、木材、プラスチック含有量が50%未満の非
梱包材、非磁性金属を含んでいる。最後に、数字“5”
が記されている矢印は、さらに処理されて凝集体になる
べき所望の混合プラスチックに向かう流れを示してい
る。この場合に、それぞれのステーションではフィルタ
リングが行なわれ、除去される廃棄物またはその他の価
値のある物質の含有量は、徐々に少なくなっている。
【0033】図1に示されているように、廃棄物を含ん
でいる混合プラスチックは、運び込まれ、積みおろされ
(ステーション1.))、また、凝集体のコンタミネー
ションまたはプラントのコンポーネントへの損傷を引き
起こす廃棄物を明白に割り当てることができるよう、特
徴づけられる(ステーション2.))。運び込まれた物
質は、最初に、それ自体は周知である廃棄物細断機また
はシュレッダで、一定の粒度まで細断される(ステーシ
ョン3.))。
【0034】シュレッダに投入されたプラスチック塊
は、押さえによって、予め定められた圧着圧力でロータ
に押し付けられる。当該画分は、投入された物質が、ミ
ルの底面領域に設けられている、例えば、穴の直径が4
5mmのスクリーンを通って落下するまでロータで細断
される。さまざまなスクリーンサイズを使用することに
より、細断された物質の直径は、プラントの必要性に合
わせることができる。
【0035】次に、細断された物質は、図2に示されて
いるように、スクレーパチェーンコンベアまたは類似の
ものでバッファサイロ(ステーション4.)に搬送され
る。実際の操業により、処理プラントの厳しい条件にも
っともよく対応しているものは、スクレーパチェーンコ
ンベアであることが示された。特に壊れやすい底板は、
最初から消耗部品として設計されており、交換可能であ
る。代替案としてベルトコンベアが考えられる。これら
の2種類のコンベアは、随意選択により、機械式に運転
される搬送区間で使用することができる。
【0036】ステーション4.のバッファサイロと、同
様にステーション8.のバッファサイロは、貯蔵ステー
ションとしての役割を担っている。
【0037】プラントに複数の廃棄物細断機が並列して
配置されている場合、それらすべてが、それぞれ指定さ
れた搬送区間を経由して1基のバッファサイロに供給を
行なう。廃棄物細断機を直列して配置することも可能で
ある。この場合には、1つのコンベアユニットしか必要
ない。バッファサイロの充填率は、手動方式で監視す
る。最大充填レベルを超えた場合には、オペレータは、
バッファサイロの前工程側にある1台または複数台のユ
ニットをオフにする。最低充填レベルに達すると、オペ
レータは、ユニットを再度オンにする。充填レベルの監
視は、例えば、光電管またはロータリウイングインジケ
ータ(Drehfluegelmelder)により、自動的に行なうこ
ともできる。この場合に、一定の第1充填レベルを上回
ると、1台または複数台のユニットが自動的にオフにさ
れ、また、一定の第2充填レベルを下回ると、再度オン
にされる。バファアサイロの構造上の詳細は図6に示さ
れており、以下、より詳しく説明する。
【0038】搬出用スクレーパチェーンコンベアは、バ
ッファサイロから均等に物質が送り込まれ、例えば0.
25m/秒の一定速度で運転している。このコンベアに
は2つの開口部があり、その内の1つの開口部の断面
は、空気圧スライドSによって変えることができる。こ
のコンベアから物質が、均等に2本のバイブレータダク
トV1、V2(Vibrationsrinne)に分配される。これ
らのバイブレータダクトは、スクレーパチェーンコンベ
アよりも速度がやや速く、0.33m/秒の速度で物質
をさらに先へと運んでいる。走行方向に見た場合の第一
のバイブレータダクトV1は、例えば、後工程側の2つ
のプラント区間に供給を行なわなければならない場合な
ど、必要に応じて開く。この場合に、1つのプラント区
間にのみ供給するか、または、両方のプラント区間に均
等に供給するかに合わせ、スライドSは、3つの位置が
ありうる。走行方向に見た場合の第2のバイブレータダ
クトV2の上方では、スクレーパチェーンコンベアは1
つの開口部しかない。
【0039】バイブレータダクトV1、V2は、すべて
の物質をマグネットドラム(ステーション5.)を経由
して搬送する。この場合、バイブレータダクトの数に対
応して、2台のマグネットドラムが設けられている。バ
イブレータダクト上では、金属成分は、重力と振動運動
により、画分の内部で下方に沈降する。それにより、重
さの重い金属成分を、より軽いプラスチックからほぼ完
全に分離することが可能である。望ましい方法は、マグ
ネットドラム上に、金属成分が単層になって付着するこ
とである。ただし、現実にはこれを達成することは困難
である。
【0040】マグネットドラム内のマグネットの作用半
径は180度である。混合プラスチックは、90度から
180度の角度でホッパに落下する。磁性金属成分は、
ドラムに付着し、ドラムの回転運動により、磁界の中心
から離れ、その後方に取り付けられている第2のホッパ
に落下する。金属は、スクレーパチェーンコンベアで搬
出され、コンテナに集められる。通常使用されているオ
ーバーバンドマグネット(Ueberband-Magnet)よりも、
ドラムの使用のほうがより優れていることが判明した。
これは、オーバーバンドマグネットの場合、付着する金
属成分がフォイル部も挟み込むためである。そのため、
マグネットバンド(Magnetband)によるプラスチックの
排出が、望まれないほど高くなる。同様に、小金属成分
が分離されない。
【0041】画分のさらなる搬送は、例えば0.51m
/秒の物質搬送速度で物質を運ぶ搬送スクリューで行な
われる。搬送スクリューは、後工程側に配置されている
ダウンパイプ・セパレータ(ステーション6.)のた
め、物質を離解する。当該ダウンパイプ・セパレータ内
では、負圧を用いて、重さの重い非磁性成分が分離さ
れ、物質の流れが5〜25m/秒まで加速される。ダウ
ンパイプ・セパレータの構造上の詳細は、図8と図9に
示されている。
【0042】ここには図示されていないが、重さの重い
廃棄物と付着物は、分離した物質を集め、コンテナに搬
送するスクレーパチェーンコンベアに落下する。残った
ものは、利用可能な混合プラスチックである。この混合
プラスチックは、送風機により、空気圧によって紙分離
ステーションに運ばれる。空気の流速は、例えば、25
m/秒である。
【0043】ステーション4.)のバッファサイロは、
本発明の趣旨に則して貯蔵ステーションであるが、それ
との関連で、2台の隣接するステーションの間では、混
合廃棄物の流速は基本的に一定である。しかしながら、
混合廃棄物は、それぞれの後工程のステーションに運ば
れる速度が、前工程のステーションに運ばれる速度に比
べ、より大きい。この場合、混合廃棄物の流れの粒子
は、このように、後工程のステーションに対する搬送ス
クリューへの引き渡し位置で加速される。該当するバイ
ブレータエレメントなど、中間に配置されているコンベ
アエレメントも、この速度増化プロセスに則して選択さ
れた速度で運転することができる。基本的な原理は、可
能な限り最良な廃棄物の分離が行なわれるよう、物質の
流れを均等にし、かつ、加速することである。これは、
上記した粒子の加速により、物質の流れの密度を小さく
することで行なわれる。
【0044】ここで述べておかなければならないこと
は、いくつかのステーションで使用されている離解スク
リューも、物質の流れを均等にするものであることであ
る。混合廃棄物の物質は、湿気と汚れを含み、そのた
め、細断された粒子がくっつき合う傾向がある。さら
に、粒子は、金属成分の鋭利なエッジなどで、挟まれて
動かなくなる傾向がある。くっつき合ったものも、ま
た、挟まれて動かなくなったものも、離解スクリュー内
で離解される。
【0045】図3においては、紙の分離が概略的に示さ
れている(ステーション7.)。このプロセスステップ
では、特に、付着している紙成分を混合プラスチックか
ら分離することである。この目的のため、ペーパーミル
(Papiermuehle)が設けられている。物質は、サイクロ
ンセパレータ(Zyklonabscheider)を経由して当該ペー
パーミルに落下する。ペーパーミルのハウジング内で、
ロータは、遠心力により、画分を外側へ、スクリーンバ
スケット(Siebkorb)に投げ出す。例えば、ドイツ特許
出願公開公報196 16 623.3 A1に記述さ
れているごとくの特殊構造の紙分離機により、さらに大
きな摩擦が生み出される。その際に、紙は非常に小さな
紙片に千切られ、スクリーン本体(Siebkoerper)から
外側に達し、紙抽出ファン(Papierabsauggeblaese)で
取り去られ、圧縮スクリューを経由してコンテナへと送
られる。紙よりも著しく強靭なプラスチックは、スクリ
ーン本体内に残り、ロータの適切なパドル位置と、物質
抽出ファンの負圧により、別のバッファサイロ(ステー
ション8.)に送られる。このバッファサイロは、図7
を参照して説明する。摩擦で発生する熱により、さらに
画分の乾燥も行なわれる。プラスチックと紙の両方の画
分は、サイクロンセパレータで搬送エアから分離され
る。プロセスエアは、活性炭フィルタユニット(ステー
ション17.のごとくのもの)で浄化され、外部に導か
れる。粉塵の発生を防ぐため、送風機が、サクションフ
ードを介してバッファサイロ内で負圧を生み出す。その
後、重さの重い非磁性成分がさらにダウンパイプ・セパ
レータ(ステーション9.)内で分離される。このダウ
ンパイプ・セパレータは、図8と9を参照して説明す
る。ダウンパイプ・セパレータ内の吸引能力は、重い成
分が下方に落下するように設定する。また、より軽い画
分は、空気の流れとともに取り去られ、次のプロセスス
テップへ搬送される。第2のダウンパイプ・セパレータ
を通過した後、プラスチック画分には、4.5%未満の
平均灰分量、すなわち不活性物質(灰分)成分がある。
【0046】図4に概略的に示されているように、混合
プラスチックの圧縮は、それ自体は周知のタイプである
が、1台または複数台の並列して配置した凝集機または
圧縮機で行なわれる(ステーション10.)。引き続
き、例えば1.0cmの一定の粒度まで細断が行なわれ
る(ステーション11.)。凝集機への混合プラスチッ
クの供給も、空気圧方式で行なわれる。この場合、最適
充填量は、2個の振動リミットスイッチまたは光電管で
調節する。凝集機のインレットホッパ内にある撹拌シャ
フトにより、インフィードスクリューへの連続的な供給
が確保されている。凝集機内で、混合プラスチックは、
比重が300g/リットル以上の流動性のある物質へと
処理される。凝集機の詳細は、図9を参照して説明す
る。
【0047】このプロセスステップの後、圧縮された物
質は、送風機によって後置細断ステーション(ステーシ
ョン11.)に送られる。後置切断ミルは、物質の強い
可塑化を避けるよう、1本の供給ノゾル(Einduesung)
があり、水/空気の混合を供給し、ミルを冷却してい
る。これにより、物質があまりにも高温化し、目詰まり
が生じることがないようにされている。ステーション1
0.)とステーション11.)の間には、搬送のため、
すでに述べた(中央)送風機が配置されている。圧縮機
から出る物質の表面が可塑化し、物質が付着しあうを避
けるため、ステーション10.)とステーション1
1.)の間の配管に、追加して、霧状の水/空気の混合
をノズルで供給することが有利なことがある。ただし、
本来の冷却プロセスは、ステーション11.)の中で行
なわれる。ここでは、ミル内の大きな速度により、最終
的な粒度になるまで、物質の急冷−切断−急冷...が
高速度で順次行なわれる。この場合、湿度は、凝集体に
残留水がないように調節される。すなわち、プラスチッ
クの物質の500kg当たりの水量は、約20リットル
から40リットルであることを意味する。
【0048】図5に示されているように、その後、得ら
れた凝集体の計量を行なう(ステーション12.)。こ
の場合、それ自体は周知であり、また、物質の空気圧搬
送と相まって有利であることが判明したインパクト計重
機(Prallwaage)が使用される。引き続き、もう一度、
磁性金属の分離が行なわれる(ステーション13.)。
次に、凝集体は、回転傾斜スクリーンドラム(ステーシ
ョン14.)を通り、直径が10mm未満のすべての粒
子が、スクリーンを通って落下する。送風機は、ホッパ
で生じる凝集体を、完成品サイロに送る。スクリーンを
通過しない粒子は、スクリーンドラムの傾斜方向に、外
部へ送られる。この物質は、圧縮が行なわれる前のバッ
ファサイロ(ステーション8.)に戻される。品質管理
(ステーション15.)により、原材料として利用する
ための凝集体製品仕様に関するガイドラインが守られ
る。バッファサイロのユニット(ステーション16.)
には、粉塵フィルタと振動装置が設けられている。物質
は、水平スクリューにより、サイロ車両に排出される。
適切なブラント制御装置(ステーション18.)は、プ
ラントコンポーネントの駆動と監視を行ない、また、臨
界値に達した場合には、トラブルが発生したステーショ
ンの前で、スイッチが切られる。
【0049】本方法は、途切れのない1本のプロセスエ
アストリームで行なわれる。この場合、プロセスエア
は、必ず清浄された状態(ステーション17.)で排出
される。
【0050】図6は、すべてのシュレッダからの物質が
集められるバッファサイロを示している。このようなバ
ッファサイロの貯蔵容積は、例えば、40mである。
当該バッファサイロは、ハウジング200で構成されて
いる。細断された混合廃棄物は、スクレーパチェーンコ
ンベア(図において開口部210の上方で概略的に示さ
れている)により、開口部210を経由して投入され
る。細断された物質は次に、平行して取り付けられてい
る6本の排出スクリュー230が設置されているハウジ
ング200の底面領域に落下する。排出スクリューは、
ハウジング200の底面全体をカバーし、細断された物
質の架橋形成がないよう作用する。それにより、必要が
生じた場合には、ハウジング200を完全に空にするこ
ともできる。排出スクリュー230に対して90度回転
して配置されている先行スクリュー240は、搬出用ス
クレーパチェーンコンベアへの均等なフィードを確保し
ている。先行スクリュー240の回転数は、排出スクリ
ュー230の回転数よりもわずかながら少なくなってい
る。例えば、搬送量から言えば、先行スクリュー240
の回転数は、16リットル/分であるのに対し、排出ス
クリュー230の回転数は、21リットル/分になって
いる。
【0051】図7は、プラスチック画分が集められるバ
ッファサイロを示している。このバッファサイロもハウ
ジング300で構成されているが、架橋形成がないよ
う、底面領域に向かって(図示されていない)円錐状な
いしは台形状に広がっている。充填量は、バイブレーシ
ョンインジケータ(Vibrationsanzeiger)を備えた充填
レベルモニタで、のぞき窓360の後方で監視される。
加えて、2つののぞき窓350で、充填レベルを目視確
認することができる。プラスチック画分の物質は、開口
部310を経てハウジング300に投入される。送風機
340は、粉塵が発生することのないよう、ハウジング
300内で負圧を生み出す。プラスチック粒子を含み、
吸い出された空気は、同様に負圧下にある離解スクリュ
ー330に送られる。ハウジング300の中には、さら
に、プラスチックを離解スクリュー330に送る排出ス
クリュー(図示されていない)が設けられている。
【0052】図8は、本発明による簡単なダウンパイプ
・セパレータの縦断面図を示している。この場合、物質
の流れ5は、スクリューらせん451のあるスクリュー
コンベア450内で流動化と個別化が行なわれる。この
ように準備が行なわれた物質の流れ5は、垂直配置のセ
パレーションパイプ425の長軸に対し、約45度の角
度をなす長軸を有する供給短管410を経由してセパレ
ーションパイプ425に供給される。角度は、空気の流
れへの混合物のインレット速度を変えるため、他の値と
することもできる。セパレーションパイプ425内の空
気の流れは、送風機(図示されていない)で生み出さ
れ、垂直方向に、上へ向かっている。
【0053】セパレーションパイプ425に入る際に、
混合物は空気の流れとぶつかる。この場合に、混合物の
個別化され、流動化された成分に対し、上方向への力が
作用する。この場合、一定値を下回る比重の成分は、空
気の流れの中で、上方向への速度が与えられる。この軽
量成分は、物質の流れ5として、さらなる処理プロセス
へと、さらに導かれる。
【0054】重さの重い成分は、重力がより大きく作用
するため、空気の流れが及ぼす力によって上方向への速
度を与えることができない。これらの成分は、下方向へ
の速度が生じ、物質の流れ4として排出される。
【0055】これを実現するダウンパイプ・セパレータ
は、例えば、ステーション6に設けられている。
【0056】図9は、例えば、ステーション9に設けら
れている、特に望ましいダウンパイプ・セパレータの縦
断面図を示している。この場合も、混合物の物質の流れ
5が最初に、スクリューらせん451のあるスクリュー
コンベア450内で流動化され、個別化され、次に、供
給管410を経由してセパレーションパイプ420に投
入される。図8に示されているダウンパイプ・セパレー
タと同様に、重さの重い成分は、物質の流れ4で排出さ
れる。軽い成分は、垂直上方向に加速され、搬送管42
1、422、423に沿って、物質の流れ5として、さ
らなる処理プロセスへと、さらに導かれる。
【0057】送風機430は、管423の中で、垂直上
方向への空気の流れを生み出している。それによって、
上述の方向の空気の流れを、管422、421、420
内に生み出す負圧が生み出される。
【0058】さらに、分離の際の空気の流速を調節する
ため、可変の開口フラップ440が設けられている。フ
ラップ440が開いている場合、外部の空気が吸い込ま
れる。それにより、分離の際の空気の流速が下がる。吸
引作用により、開口フラップから成分が一切外部に出る
ことがなく、物質の損失が引き起こされることがない。
【0059】両方の実施形態において、スクリューコン
ベア450は、外部の空気に対して密閉されていて、そ
のため、意図せず、外部の空気が吸引作用により、セパ
レーションシステムに入ることはない。また、スクリュ
ーらせん451とハウジングの間の距離は、短くしてあ
る。
【0060】ここで述べておかなければならないこと
は、図8と図9に示されているダウンパイプ・セパレー
タの他、その他の幾何学的な配置も可能であり、また、
本発明によるダウンパイプ・セパレータの使用場所は随
意に選択でき、例えば、特に、図9に示されているダウ
ンパイプ・セパレータが、上述の方法のステーション9
に使用できるということである。本発明によるダウンパ
イプ・セパレータは、その有利なアプリケーション分野
をはっきりと示すため、混合廃棄物の再処理方法の中で
説明したが、比重によって個別要素の分離を行なわなけ
ればならないその他のアプリケーションでも用いること
ができる。
【0061】さらに述べておかなければならないのは、
本発明によるダウンパイプ・セパレータの高い効率のた
め、磁性金属の追加分離を行ないたくない場合には、上
述のプロセスステップd)、すなわち、通常はマグネッ
ト式分離機で行なう磁性金属成分の分離を省略すること
もできることである。あるいは、上述の順序とは異な
り、プロセスステップd)は、ダウンパイプ・セパレー
タの後工程側に設けることもできる。この場合、すでに
行なわれている予備分離により、プロセスステップd)
は、物質の流れ5から磁性金属成分を分離するよりも、
物質の流れ4から磁性金属成分を分離したほうが効率的
である。
【0062】図10は、凝集機の縦断面図を示してい
る。実際の建設済みのプラントの場合、例えば、6台の
凝集機が並列して配置される。混合プラスチックは、図
7のバッファサイロからは、空気圧方式で6台の凝集機
に供給される。最適充填量は、2個の振動リミットスイ
ッチで調節される。インレットホッパ500内の撹拌シ
ャフト510により、インフィードスクリュー520へ
の連続供給が行なわれている。インフィードスクリュー
520の回転数は、例えば、16.8リットル/分から
100リットル/分までの範囲内で可変的に設定するこ
とができる。インフィードスクリュー520が供給する
物質は、それ自体は周知の方法で、凝集機ハウジング5
30内に配置されている、交換可能な練り込み板(Knet
leiste)を有する2枚のディスク間で処理される。この
場合、1枚のディスクはステータディスクになってお
り、もう1枚のディスクはロータディスクになってい
る。凝集機ハウジング530内で軸方向に移動可能な軸
受ブッシュにより、ステータディスクとロータディスク
の間の距離を変えることができる。物質の過度の熱負荷
を避けるよう、両方のディスクに冷却システムが装備さ
れている。そのため、ディスクの中心まで、半径方向に
ボア穴が設けられ、制御された形態でディスクを冷却す
るための水を供給することができる。それにより、プラ
スチックが強く可塑化され、ディスクに貼りつく範囲ま
で温度が上がらないようになっている。冷却水の水温は
40℃を上回るべきではない。
【0063】本発明の方法および装置を以上詳細に説明
したが、その要点と主要な実施の形態を以下にまとめて
示す。
【0064】〔1〕連続運転方式の乾式機械式処理プラ
ント(該プラントには連続した複数の処理ステーション
があり、該複数の処理ステーションはそれぞれ少なくと
も1つの搬送区間で連結されている)の運転のための混
合廃棄物の処理方法であって、少なくとも金属分離/風
力選別/紙除去という順序の複数の処理ステーションを
有し、かつ、その途中には、別の処理ステーションを設
けることも可能である前記混合廃棄物の処理方法におい
て、物質の流れが、処理ステーションの前にある最後の
搬送区間への移送中に加速され、それにより、当該最後
の搬送区間上にあって金属分離処理ステーションに入る
直前の物質の流れの粒子の平均実速度が後にある風力選
別処理ステーションに入る直前の平均実速度よりも小さ
く、また、この後者の平均実速度は紙除去処理ステーシ
ョンに入る直前の平均実速度よりも小さいことを特徴と
する混合廃棄物の処理方法。
【0065】〔2〕上記〔1〕に記載の方法において、
隣接する任意の2つのステーションの間において、物質
の流れがそこに存在する搬送区間上では基本的に一定の
速度で搬送されることを特徴とする方法。
【0066】〔3〕上記〔1〕または〔2〕に記載の方
法において、少なくとも1つの処理ステーションで、場
合によっては事前処理が行なわれた物質が一時的に蓄え
られることを特徴とする方法。
【0067】〔4〕処理プラントの連続運転のために、
基本的にはプラスチック、紙・プラスチック複合材料、
ガラス、金属、紙、ボール紙、その他の廃棄物からなる
混合廃棄物を処理する上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに
記載の方法であって、 (a) 混合廃棄物の細断; (b) 細断された混合廃棄物の一時保管; (c) 一時保管した混合廃棄物の均等な、さらなる搬
送; (d) 磁性金属成分の分離; (e) ステップ(d)において磁性金属成分が分離さ
れた物質から予め定められた最小比重を上回る比重を有
する非磁性成分の分離; (f) ステップ(e)において前記特定の比重を有す
る非磁性成分が分離された物質からの紙の分離; (g) ステップ(f)において得られたプラスチック
画分の一時保管; および (h) プラスチック画分の凝集; のステップを有することを特徴とする方法。
【0068】〔5〕上記〔4〕に記載の方法において、
ステップ(g)において一時保管されたプラスチック画
分がステップ(e)に戻されることを特徴とする方法。
【0069】〔6〕上記〔4〕または〔5〕に記載の方
法において、 (i) 凝集済みのプラスチックが一定の粒度まで細断
されることを特徴とする方法。
【0070】〔7〕上記〔6〕に記載の方法において、
ステップ(i)において細断された物質がステップ
(d)に戻されることを特徴とする方法。
【0071】〔8〕上記〔4〕〜〔7〕のいずれかに記
載の方法において、処理する物質が、空気圧方式で搬送
されることを特徴とする方法。
【0072】
〔9〕上記〔4〕〜〔8〕のいずれかに記
載の方法を実施するための、 (a) 混合廃棄物を細断するため、少なくとも1台の
シュレッダ; (b) それぞれのシュレッダからの細断済み混合廃棄
物が送られる第1貯蔵ステーションとしての第1バッフ
ァサイロであって、物質の搬出用コンベアへの均等な供
給のための装置が設けられているもの; (c) 少なくとも1台のマグネット式分離機; (d) (c)のマグネット式分離機により磁性金属成
分が分離された物質から予め定められた最小比重を上回
る比重を有する非磁性成分を分離するための、(c)の
分離機の下流に配置された少なくとも1台の装置; (e) (d)の装置において前記の特定の比重を有す
る非磁性成分が分離された物質から紙を分離するため
の、(d)の装置の下流に配置された少なくとも1台の
装置; (f) (e)の装置の下流に配置された、(e)の装
置において得られたプラスチック画分を一時保管するた
めの第2貯蔵ステーションとしての第2バッファサイ
ロ; および (g) プラスチック画分を凝集するため、少なくとも
1台の凝集機; を有する処理プラントにおいて、物質の流れが、処理ス
テーションの前にある最後の搬送区間への移送中に加速
され、それにより、当該最後の搬送区間上にあって金属
分離処理ステーションに入る直前の物質の流れの粒子の
平均実速度が後にある風力選別処理ステーションに入る
直前の平均実速度よりも小さく、また、この後者の平均
実速度は紙除去処理ステーションに入る直前の平均実速
度よりも小さいことを特徴とする処理プラント。
【0073】〔10〕上記
〔9〕に記載の処理プラント
であって、第2バッファサイロに一時保管されたプラス
チック画分から予め定められた最小比重を上回る比重を
有する非磁性成分を分離するための少なくとも1台の別
の装置を、第2バッファサイロの下流に有することを特
徴とする処理プラント。
【0074】〔11〕上記
〔9〕または〔10〕に記載
の処理プラントにおいて、当該少なくとも1台の凝集機
の下流に、凝集体を一定の粒度まで細断するための装置
が配置されていることを特徴とする処理プラント。
【0075】〔12〕上記〔11〕に記載の処理プラン
トにおいて、細断済みの凝集体が送られる、少なくとも
1台の別のマグネット式分離機が設けられていることを
特徴とする処理プラント。
【0076】〔13〕上記
〔9〕に記載の処理プラント
であって前記第1バッファサイロが、一時保管する物質
を投入するための、ハウジング(200)の上部領域に
ある少なくとも1つの開口部(210)と、物質のため
の少なくとも1つの排出開口部(220)とを有するハ
ウジング(200)を備えている処理プラントにおい
て、ハウジング(200)の底領域に複数の排出スクリ
ュー(230)が設けられていて、該排出スクリュー
(230)は、その作用がハウジング(200)の底面
全体に及ぶように配置されており、また、排出スクリュ
ー(230)の少なくとも一部の上方で物質を均質に送
る少なくとも1本の先行スクリュー(240)が設けら
れていて、それにより、当該少なくとも1つの排出開口
部(220)を経由して物質の均等な物質流が排出され
ることを特徴とする処理プラント。
【0077】〔14〕上記〔13〕に記載の処理プラン
トにおいて、第1バッファサイロの排出スクリュー(2
30)が、それぞれ異なった回転方向で運転されている
ことを特徴とする処理プラント。
【0078】〔15〕上記〔13〕に記載の処理プラン
トにおいて、第1バッファサイロの排出スクリュー(2
30)が相互に平行して配置されており、また、先行ス
クリュー(240)が排出スクリュー(230)に対し
て直交するように配置されていることを特徴とする処理
プラント。
【0079】〔16〕上記
〔9〕に記載の処理プラント
であって、第2バッファサイロが、一時保管する物質を
投入するためのハウジング(300)の上部領域にある
少なくとも1つの開口部(310)と、物質のための少
なくとも1つの排出開口部(320)とを有するハウジ
ング(300)を備えている処理プラントにおいて、バ
ッファサイロに保管されている物質を離解するために少
なくとも1本の負圧下にある離解スクリュー(330)
が設けられており、吸引装置(340)によりハウジン
グ(300)から吸引された空気が該少なくとも1本の
離解スクリュー(330)に送られることを特徴とする
処理プラント。
【0080】〔17〕上記〔16〕に記載の処理プラン
トにおいて、第2バッファサイロのハウジング(30
0)が、底面領域に向かって円錐状ないしは台形状に広
がっていることを特徴とする処理プラント。 [図面の簡単な説明]
【図1】図1〜図5は、本発明を利用した処理方法を示
し、図1は1)積み下ろし、2)特徴づけのステップを
概略的に示す図である。
【図2】4)バッファ、5)磁性金属の分離、及び6)
重い非磁性成分の分離のステップを概略的に示す図であ
る。
【図3】7)紙の分離、8)バッファ、及び9)重い非
磁性成分の分離のステップを概略的に示す図である。
【図4】10)圧縮、及び11)細断のステップを概略
的に示す図である。
【図5】12)計量、13)磁性金属の分離、14)ス
クリーニング、15)品質管理、16)バッファ、1
7)カーボンフィルタ、及び18)制御装置を概略的に
示す図である。
【図6】1台または複数台の廃棄物細断機の後工程側に
配置されたバッファサイロの縦断面図である。
【図7】紙分離器の後工程側に配置されたバッファサイ
ロの縦断面図である。
【図8】ステーション6.)のダウンパイプ・セパレー
タの縦断面図である。
【図9】ステーション9.)のダウンパイプ・セパレー
タの縦断面図である。
【図10】ステーション10.)の凝集機の縦断面図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケーティンク, ヨゼフ ドイツ連邦共和国, ゲシャー・デー −48712, モツアルトシュトラーセ 5 (56)参考文献 特開 平9−234449(JP,A) 特開 昭53−62372(JP,A) 特開 昭51−64769(JP,A) 特開 昭63−3040(JP,A) 特開 平9−194863(JP,A) 特開 昭63−199739(JP,A) 特開 昭62−113516(JP,A) 特開 平8−19771(JP,A) 特開 平9−206694(JP,A) 特開 平7−289999(JP,A) 特開 昭60−36203(JP,A) 実開 昭62−151985(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07B 1/00 - 15/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続運転方式の乾式機械式処理プラント
    (該プラントには連続した複数の処理ステーションがあ
    り、該複数の処理ステーションはそれぞれ少なくとも1
    つの搬送区間で連結されている)の運転のための混合廃
    棄物の処理方法であって、少なくとも金属分離/風力選
    別/紙除去という順序の複数の処理ステーションを有
    し、かつ、その途中には、別の処理ステーションを設け
    ることも可能である前記混合廃棄物の処理方法におい
    て、 物質の流れが、処理ステーションの前にある最後の搬送
    区間への移送中に加速され、それにより、当該最後の搬
    送区間上にあって金属分離処理ステーションに入る直前
    の物質の流れの粒子の平均実速度が後にある風力選別処
    理ステーションに入る直前の平均実速度よりも小さく、
    また、この後者の平均実速度は紙除去処理ステーション
    に入る直前の平均実速度よりも小さいことを特徴とする
    混合廃棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法において、隣接する
    任意の2つのステーションの間において、物質の流れが
    そこに存在する搬送区間上では基本的に一定の速度で搬
    送されることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の方法において、
    少なくとも1つの処理ステーションで、場合によっては
    事前処理が行なわれた物質が一時的に蓄えられることを
    特徴とする方法。。
  4. 【請求項4】処理プラントの連続運転のために、基本的
    にはプラスチック、紙・プラスチック複合材料、ガラ
    ス、金属、紙、ボール紙、その他の廃棄物からなる混合
    廃棄物を処理する請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    方法であって、 (a) 混合廃棄物の細断; (b) 細断された混合廃棄物の一時保管; (c) 一時保管した混合廃棄物の均等な、さらなる搬
    送; (d) 磁性金属成分の分離; (e) ステップ(d)において磁性金属成分が分離さ
    れた物質から予め定められた最小比重を上回る比重を有
    する非磁性成分の分離; (f) ステップ(e)において前記特定の比重を有す
    る非磁性成分が分離された物質からの紙の分離; (g) ステップ(f)において得られたプラスチック
    画分の一時保管; および (h) プラスチック画分の凝集; のステップを有することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の方法において、ステップ
    (g)において一時保管されたプラスチック画分がステ
    ップ(e)に戻されることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の方法において、 (i) 凝集済みのプラスチックが一定の粒度まで細断
    される ことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の方法において、ステップ
    (i)において細断された物質がステップ(d)に戻さ
    れることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】請求項4から7のいずれか1項に記載の方
    法において、処理する物質が、空気圧方式で搬送される
    ことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】請求項4から8のいずれか1項に記載の方
    法を実施するための、 (a) 混合廃棄物を細断するため、少なくとも1台の
    シュレッダ; (b) それぞれのシュレッダからの細断済み混合廃棄
    物が送られる第1貯蔵ステーションとしての第1バッフ
    ァサイロであって、物質の搬出用コンベアへの均等な供
    給のための装置が設けられているもの; (c) 少なくとも1台のマグネット式分離機; (d) (c)のマグネット式分離機により磁性金属成
    分が分離された物質から予め定められた最小比重を上回
    る比重を有する非磁性成分を分離するための、(c)の
    分離機の下流に配置された少なくとも1台の装置; (e) (d)の装置において前記の特定の比重を有す
    る非磁性成分が分離された物質から紙を分離するため
    の、(d)の装置の下流に配置された少なくとも1台の
    装置; (f) (e)の装置の下流に配置された、(e)の装
    置において得られたプラスチック画分を一時保管するた
    めの第2貯蔵ステーションとしての第2バッファサイ
    ロ; および (g) プラスチック画分を凝集するため、少なくとも
    1台の凝集機; を有する処理プラントにおいて、物質の流れが、処理ス
    テーションの前にある最後の搬送区間への移送中に加速
    され、それにより、当該最後の搬送区間上にあって金属
    分離処理ステーションに入る直前の物質の流れの粒子の
    平均実速度が後にある風力選別処理ステーションに入る
    直前の平均実速度よりも小さく、また、この後者の平均
    実速度は紙除去処理ステーションに入る直前の平均実速
    度よりも小さいことを特徴とする処理プラント。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の処理プラントであっ
    て、第2バッファサイロに一時保管されたプラスチック
    画分から予め定められた最小比重を上回る比重を有する
    非磁性成分を分離するための少なくとも1台の別の装置
    を、第2バッファサイロの下流に有することを特徴とす
    る処理プラント。
  11. 【請求項11】請求項9または10に記載の処理プラン
    トにおいて、当該少なくとも1台の凝集機の下流に、凝
    集体を一定の粒度まで細断するための装置が配置されて
    いることを特徴とする処理プラント。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の処理プラントにおい
    て、細断済みの凝集体が送られる、少なくとも1台の別
    のマグネット式分離機が設けられていることを特徴とす
    る処理プラント。
  13. 【請求項13】請求項9に記載の処理プラントであって
    前記第1バッファサイロが、一時保管する物質を投入す
    るための、ハウジング(200)の上部領域にある少な
    くとも1つの開口部(210)と、物質のための少なく
    とも1つの排出開口部(220)とを有するハウジング
    (200)を備えている処理プラントにおいて、 ハウジング(200)の底領域に複数の排出スクリュー
    (230)が設けられていて、該排出スクリュー(23
    0)は、その作用がハウジング(200)の底面全体に
    及ぶように配置されており、また、排出スクリュー(2
    30)の少なくとも一部の上方で物質を均質に送る少な
    くとも1本の先行スクリュー(240)が設けられてい
    て、それにより、当該少なくとも1つの排出開口部(2
    20)を経由して物質の均等な物質流が排出されること
    を特徴とする処理プラント。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の処理プラントにおい
    て、第1バッファサイロの排出スクリュー(230)
    が、それぞれ異なった回転方向で運転されていることを
    特徴とする処理プラント。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の処理プラントにおい
    て、第1バッファサイロの排出スクリュー(230)が
    相互に平行して配置されており、また、先行スクリュー
    (240)が排出スクリュー(230)に対して直交す
    るように配置されていることを特徴とする処理プラン
    ト。
  16. 【請求項16】請求項9に記載の処理プラントであっ
    て、第2バッファサイロが、一時保管する物質を投入す
    るためのハウジング(300)の上部領域にある少なく
    とも1つの開口部(310)と、物質のための少なくと
    も1つの排出開口部(320)とを有するハウジング
    (300)を備えている処理プラントにおいて、 バッファサイロに保管されている物質を離解するために
    少なくとも1本の負圧下にある離解スクリュー(33
    0)が設けられており、吸引装置(340)によりハウ
    ジング(300)から吸引された空気が該少なくとも1
    本の離解スクリュー(330)に送られることを特徴と
    する処理プラント。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の処理プラントにおい
    て、第2バッファサイロのハウジング(300)が、底
    面領域に向かって円錐状ないしは台形状に広がっている
    ことを特徴とする処理プラント。
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