JPH0819771A - ダストの処理方法 - Google Patents

ダストの処理方法

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JPH0819771A
JPH0819771A JP17955594A JP17955594A JPH0819771A JP H0819771 A JPH0819771 A JP H0819771A JP 17955594 A JP17955594 A JP 17955594A JP 17955594 A JP17955594 A JP 17955594A JP H0819771 A JPH0819771 A JP H0819771A
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JP
Japan
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dust
sorter
ferrous metal
metal
magnetic field
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Application number
JP17955594A
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English (en)
Inventor
Kanji Kuniyone
寛治 国米
Mitsunori Endo
光範 遠藤
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Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
Original Assignee
Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 有害物質が溶出しないダストの処理方法を提
供する。 【構成】 使用済の自動車、電化製品等の廃棄物をシュ
レッダー31、31aで破砕し、磁力選別機10によっ
て鉄分32を除去して、次に移動磁界を利用した非鉄金
属選別機11又は重液選別機45によって非鉄金属分を
除去したダスト34及び集塵ダスト34aを、ロッドミ
ル35又はボールミルで処理して含まれる金属分を偏平
にし、更にスクリーン36にて該偏平にした金属分を除
去した後の残滓37を、圧縮・加熱して固化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済の自動車や電化
製品等の廃棄物をシュレッダーで破砕し、磁力選別機及
び非鉄金属選別機又は重液選別機で金属選別処理したダ
ストの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用済の自動車や電化製品等の廃
棄処理は、シュレッダーにかけて破砕し、磁力選別装置
及び移動磁界を利用した非鉄金属選別機を通して大部分
の金属を回収し、残ったダストは安定型処分場に運んで
埋め立て処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、時間が
経過すると安定型処分場のダストから鉛等の有害物質が
溶出するという問題が発生した。そのため、このような
ダストは管理型処理場で埋め立て処理を行うことも考え
られるが、しかし、管理型処理では処理費用が高いとい
う問題がある。本発明はこのような事情に鑑みなされた
もので、有害物質が溶出しないダストの処理方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のダストの処理方法は、使用済の自動車、電化製品
等の廃棄物をシュレッダーで破砕し、磁力選別機によっ
て鉄分を除去して、次に移動磁界を利用した非鉄金属選
別機又は重液選別機によって非鉄金属分を除去したダス
ト及び集塵ダストを、ロッドミル又はボールミルで処理
して含まれる金属分を偏平にし、更にスクリーンにて該
偏平にした金属分を除去した後のダストを、圧縮・加熱
して固化するように構成されている。請求項2記載のダ
ストの処理方法は、使用済の自動車、電化製品等の廃棄
物をシュレッダーで破砕し、磁力選別機によって鉄分を
除去して、次に移動磁界を利用した第1の非鉄金属選別
機又は重液選別機によって非鉄金属分を除去したダスト
及び集塵ダストを、ロッドミル又はボールミルで処理し
て含まれる金属分を偏平にし、スクリーンにて該偏平に
した金属分を除去して、更に移動磁界を利用した第2の
非鉄金属選別機によって非鉄金属分を除去した後のダス
トを、圧縮・加熱して固化するように構成されている。
請求項3記載のダストの処理方法は、使用済の自動車、
電化製品等の廃棄物をシュレッダーで破砕し、磁力選別
機によって鉄分を除去して、次に移動磁界を利用した第
1の非鉄金属選別機又は重液選別機によって非鉄金属分
を除去したダスト及び集塵ダストを、ロッドミル又はボ
ールミルで粉砕し、移動磁界を利用した第2の非鉄金属
選別機によって更に非鉄金属分を除去した後のダスト
を、圧縮・加熱して固化するように構成されている。請
求項4記載のダストの処理方法は、請求項1〜3のいず
れか1項に記載のダストの処理方法において、前記ダス
トに含まれる熱可塑性樹脂が20重量%以下の場合には
不足量を圧縮・加熱する前の該ダストに混入するように
構成されている。なお、熱可塑性樹脂が20重量%以下
だと強度が不足する。請求項5記載のダストの処理方法
は、使用済の自動車、電化製品等の廃棄物をシュレッダ
ーで破砕し、磁力選別機によって鉄分を除去して、次に
移動磁界を利用した非鉄金属選別機又は重液選別機ある
いは手選別によって非鉄金属分を除去したダスト及び集
塵ダストを圧縮・加熱して減容するダストの処理方法に
おいて、圧縮・加熱する前に予め破砕機で処理して前記
ダスト及び集塵ダストを破砕すると同時に依然として該
ダスト及び集塵ダスト中に含まれる金属に圧縮展延加工
を加えて偏平粗大化し、しかる後これらの金属を篩分け
及び/又は移動磁界を利用した非鉄金属選別機で除去す
るように構成されている。
【0005】
【作用】請求項1記載のダストの処理方法においては、
使用済の自動車、電化製品等の廃棄物をシュレッダーで
破砕し、磁力選別機によって鉄分を除去し、次に移動磁
界を利用した非鉄金属選別機又は重液選別機によって非
鉄金属分を除去して大部分の金属分を選別する。そし
て、生じたダスト及び集塵ダストを、ロッドミル又はボ
ールミルで処理して含まれる金属分を偏平にする。更に
スクリーンにて該偏平にした金属分を除去した後のダス
トを、圧縮・加熱して固化する。固化されたダストの外
周は熱可塑性樹脂等で覆われて有害物質等が溶出しなく
なる。また嵩比重が小さなダストは圧縮して減容されて
おり取扱及び運搬が容易になる。請求項2記載のダスト
の処理方法においては、使用済の自動車、電化製品等の
廃棄物をシュレッダーで破砕し、磁力選別機によって鉄
分を除去し、次に移動磁界を利用した第1の非鉄金属選
別機又は重液選別機によって非鉄金属分を除去して大部
分の金属を選別する。そして、生じたダスト及び集塵ダ
ストを、ロッドミル又はボールミルで処理して含まれる
金属分を偏平にし、スクリーンにて該偏平にした金属分
を除去する。更に移動磁界を利用した第2の非鉄金属選
別機によって更に非鉄金属分を除去した後のダストを、
圧縮・加熱して固化する。従って、嵩比重が小さなダス
トは圧縮して減容されて取扱が容易になり、また、固化
されたダストの外周が熱可塑性樹脂等で覆われて有害物
質等が溶出しなくなる。請求項3記載のダストの処理方
法においては、使用済の自動車、電化製品等の廃棄物を
シュレッダーで破砕し、磁力選別機によって鉄分を除去
し、次に移動磁界を利用した第1の非鉄金属選別機又は
重液選別機によって非鉄金属分を除去して殆どの金属分
を選別する。そして、生じたダスト及び集塵ダストを、
ロッドミル又はボールミルで粉砕する。更に、移動磁界
を利用した第2の非鉄金属選別機によって非鉄金属分を
除去した後のダストを、圧縮・加熱して固化する。固化
されたダストの外周は熱可塑性樹脂等で覆われて有害物
質等が溶出しなくなる。また、嵩比重が小さなダストは
減容されており、取扱が容易になる。請求項4記載のダ
ストの処理方法においては、請求項1〜3記載の作用の
他に、前記ダストに含まれる熱可塑性樹脂が20重量%
以下の場合には不足量を圧縮・加熱する前の該ダストに
混入するので、固化されたダストは外周が完全に熱可塑
性樹脂で覆われて中の物質が溶出しない。請求項5記載
のダストの処理方法においては、圧縮・加熱する前に予
め破砕機で処理してダスト及び集塵ダストを破砕すると
同時に依然として該ダスト及び集塵ダスト中に含まれる
金属に圧縮展延加工を加えて偏平粗大化する。そして、
これらの金属を篩分け及び/又は移動磁界を利用した非
鉄金属選別機で除去する。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係るダスト
の処理方法のフロー図、図2は前記方法に使用する非鉄
金属選別機の正面図、図3は同マグネットローターの構
成と選別物の飛び方向の関係を示す説明図、図4は前記
方法に使用する磁力選別機の側断面図、図5は圧縮・加
熱装置の概略図、図6は本発明の第2の実施例に係るダ
ストの処理方法のフロー図、図7は本発明の第3の実施
例に係るダストの処理方法のフロー図、図8は重液選別
機の概略図、図9は減容機の部分断面図である。
【0007】まず、本発明の第1の実施例に係るダスト
の処理方法で使用する磁力選別機10及び非鉄金属選別
機11について説明する。前記磁力選別機10には、図
4に示すように図示されていない駆動モータにより反時
計回りに回転するステンレス製の回転ドラム13がケー
シング12内に配置され、該回転ドラム13の内部の左
半分の位置に、同心状に断面が半ドーナツ状のNSN極
となるように配列されている永久磁石14が固定されて
いる。前記回転ドラム13の上部にはホッパー15及び
投入された原料の供給量を調整するダンパー16が設け
られ、該回転ドラム13の下部には分離板17及びスク
レーパー18が設けられている。ベルトコンベヤ19に
よりホッパー15に投入された原料は、ダンパー16で
調整されながら磁性物は回転ドラム13内部の永久磁石
14により回転ドラム13の表面に吸着され、非磁性物
は回転ドラム13に載っている。それから、回転ドラム
13の回転が進むと非磁性物は落下し、磁性物は回転ド
ラム13の表面に吸着されたままで回転を続ける。その
際、回転ドラム13の内部の永久磁石14が軸と平行に
NSN極と配列されているので、磁性物は反転倒立を繰
り返しながら抱き込んでいる非磁性物を解き放す。そし
て、回転ドラム13の回転が180度を過ぎるとスクレ
ーパー18により強制的に磁性物を回転ドラム13から
引き離す。この場合、分離板17により磁性物と非磁性
物とは混じらない。このようにして選別された磁性物と
非磁性物は、それぞれの排出口20、21から取り出さ
れるようになっている。
【0008】前記非鉄金属選別機11は、図2に示すよ
うに一方を駆動モータ22により回転させる駆動ローラ
23で支持され、他方側はマグネットローター24で支
持された供給ベルト25と、該供給ベルト25に原料を
送る振動フィーダー26と、選別された物を集める非鉄
金属用シュート27、ダスト用シュート28、鉄分用シ
ュート29と、原料返り用シュート30とを有する。前
記マグネットローター24には図3に示すようにN極と
S極が交互に配置されている。従って、振動フィーダー
26から送られた原料は供給ベルト25上を進み、マグ
ネットローター24上に来ると原料の内の導電性物体の
みに渦電流を発生させ、電流と磁束の相互作用により導
電性物体を遠くへ飛ばし、導電性でないものはそのまま
落下し、磁性物は供給ベルト25に吸着されたまま18
0度程度回転して、落下する。そして、落下したものは
それぞれ非鉄金属用シュート27、ダスト用シュート2
8、鉄分用シュート29で集められて取り出され、供給
時に溢れた原料は原料返り用シュート30で集められて
元に返されるようになっている。
【0009】以上の磁力選別機10及び非鉄金属選別機
11を使用したダストの処理方法を説明する。先ず、表
1に示すように金属分が81.1%、熱可塑性樹脂が
5.2%が含まれる使用済の自動車を図1に示すように
プレシュレッダー31aで粗く破砕し、更に、シュレッ
ダー31で細かく破砕し、破砕したものを風力選別機3
1bにかける。風力選別機31bにかけて残ったものを
磁力選別機10に通すと、鉄分32は回転ドラム13の
表面に吸着され、回転ドラム13に吸着されない非鉄分
33はある高さになると落下し、排出口20から取り出
される。回転ドラム13の表面に吸着されている鉄分3
2は180度程度回転すると、スクレーパー18により
強制的に引き離されて排出口21から取り出される。
【0010】
【表1】
【0011】次に鉄分32を除去した非鉄分33を非鉄
金属選別機11に通す。非鉄分33を振動フィーダー2
6から供給ベルト25に送ると、非鉄分33は移動して
マグネットローター24の上にくる。そこで強力な永久
磁石の磁束により、非鉄分33の中の導電性物のみに渦
電流が発生し、電流と磁束の相互作用により導電性物は
遠くへ飛ばされ、非導電性のダスト34はそのまま落下
し、鉄分は供給ベルト25に吸着されて180度程度回
転し、吸着力が弱まって落下する。落下したそれぞれは
非鉄金属用シュート27、ダスト用シュート28、鉄分
用シュート29から取り出される。このダスト34及び
シュレッダー31及び風力選別機31bでの集塵ダスト
34aをロッドミル35に40分程度入れて含まれる金
属分及びゴム分を偏平にする。この場合の粒度分布は表
2に示すとおりであり、20mm以下は85.1%を占
め、大部分が20mm以下に粉砕されている。また、別
に表3に示すように+30mm以上が66.8%を占め
る粒度構成のA社のシュレッダーダストと、非鉄金属選
別機11に通した後50mmの篩にかけ、手で選別した
後の+50mmのダストを重量比20対7の割合で合わ
せた50L(リットル)のダストをロッドミル35で5
分間粉砕処理をすると、表4に示すように−40mmの
粒度範囲に78.5%があり、細かく粉砕されている。
また、体積も50Lから30Lに大幅に減容された。
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】
【表4】
【0015】そして、表2に示すダストをスクリーン3
6により20mmで篩分けして偏平にした金属分及びゴ
ム分を除去する。この場合のダストの嵩比重は0.15
であった。また、表1に示す材料から金属分及びゴム分
が完全に分離されたとすると、熱可塑性樹脂の占める割
合は括弧内の数字で示すように32.1重量%であり、
多少のロスがあっても20重量%以上含まれると判断さ
れるので熱可塑性樹脂を新たに添加せずに、図5に示す
ように金属分、ゴム分を除去したダスト37を圧縮・加
熱装置40の金型容器38に入れピストン39で圧力を
加え、金型容器38を200℃程度に加熱して固化す
る。この場合、ダスト37は事前に完全に脱水しておく
ようにする。このように固化したダスト37は嵩比重が
0.75程度になって体積が1/5に減容できる。この
固化したものの溶出試験の結果と従来の方法による溶出
結果を表5に示す。この表からも明らかなように水銀は
溶出しなくなっており、鉛は0.68mg/Lから0.
06mg/Lに大幅に減少している。 なお、スクリー
ン36により篩分けされた金属分及びゴム分は、非鉄金
属選別機又は手でゴム分と金属分に選別される。
【0016】
【表5】
【0017】このようにすることにより、ダスト34に
ある有害物質の溶出が抑えられており、安定型処分場に
廃棄できるようになる。
【0018】次に、図6に示す本発明の第2の実施例に
係るダストの処理方法は、前記第1の実施例において、
スクリーン36を通した後のダストを更に第2の非鉄金
属選別機にかけ、非鉄金属分を除去したダストを圧縮・
加熱装置で固化するようにしたものである。そして、こ
のようにして処理されたダストは第1の実施例と同様な
溶出結果を得た。なお、本実施例で使用する第2の非鉄
金属選別機は第1の実施例の非鉄金属選別機と同様な構
造を有する。また、第2の非鉄金属選別機は、第1の非
鉄金属選別機に戻して選別するようにしてもよいし、第
1の非鉄金属選別機と別の非鉄金属選別機を使用するよ
うにしてもよい。
【0019】次に、図7に示す本発明の第3の実施例に
係るダストの処理方法は、前記第1の実施例において、
スクリーン36の代わりに第2の非鉄金属選別機を用い
て非鉄金属分を除去するようにしたものである。そし
て、このようにして処理されたダストは第1及び第2の
実施例と同様な溶出結果を得た。なお、本実施例で使用
する第2の非鉄金属選別機は第1の実施例の非鉄金属選
別機と同様な構造を有する。また、第2の非鉄金属選別
機は、第1の非鉄金属選別機を使用するようにしてもよ
いし、第1の非鉄金属選別機と別の非鉄金属選別機を使
用するようにしてもよい。
【0020】なお、以上の実施例において、ロッドミル
でダスト中に含まれる金属分及びゴム分を偏平あるいは
破砕したが、ボールミルの場合でも同様にして行なわれ
る。また、前記実施例において、磁力選別機で選別した
後に非鉄分を非鉄金属選別機にかけたが、風力選別機に
かけてもよく、あるいは、図8に示すように、選別容器
41内に供給口42から重液を供給し、空気入口43か
らの空気で攪拌しながら下部から上部に流れる重液流を
発生させ、処理原料中の重量物の沈降と前記重液流を対
向させて、見掛け上の比重を大きくして比重の大きなも
のが沈んで、ベルトコンベヤ44で取り出され、比重の
小さなものが浮いて選別容器41の上部の図示しない樋
から取り出される重液選別装置45(特開平6−142
546号公報に記載されている)を使用するようにして
もよい。前記実施例において、ダストを減容、固化する
のに圧縮・加熱装置40を使用したが、図9に示すよう
に、破砕したプラスチック類をスクリュー46で送り込
み、円錐状のローター47とすり鉢型のミキサーシリン
ダー48の間で、すりつぶしながら摩擦熱で溶融減容す
る減容機49(例えば、住友化学株式会社製のスミフリ
ックメルト)を使用するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載のダストの処理方法は、使
用済の自動車、電化製品等の廃棄物をシュレッダーで破
砕し、磁力選別機と非鉄金属選別機又は重液選別機によ
って金属分を除去したダストと集塵ダストとを、ロッド
ミル又はボールミルで処理して含まれる金属分を偏平に
し、更にスクリーンにて該偏平にした金属分を除去した
後のダストを、圧縮・加熱して固化するので、有害物質
等が溶出するのを抑えることができる。従って、管理型
処分場で処理する必要がなくなり、コストを削減でき
る。また、ダストの処理で最後のダストは減容されてい
るので取扱及び運搬が容易となる。請求項2記載のダス
トの処理方法は、使用済の自動車、電化製品等の廃棄物
をシュレッダーで破砕し、磁力選別機と移動磁界を利用
した第1の非鉄金属選別機又は重液選別機によって金属
分を除去したダスト及び集塵ダストを、ロッドミル又は
ボールミルで処理して含まれる金属分を偏平にし、スク
リーンにて該偏平にした金属分を除去して、更に移動磁
界を利用した第2の非鉄金属選別機によって非鉄金属分
を除去した後のダストを、圧縮・加熱して固化するの
で、有害物質等が溶出するのを抑えることができる。従
って、安定型処分場での廃棄処理ができる。また、ダス
トの処理で最後のダストは減容されているので取扱及び
運搬が容易となる。請求項3記載のダストの処理方法
は、使用済の自動車、電化製品等の廃棄物をシュレッダ
ーで破砕し、磁力選別機と移動磁界を利用した第1の非
鉄金属選別機又は重液選別機によって金属分を除去した
ダスト及び集塵ダストを、ロッドミル又はボールミルで
粉砕し、移動磁界を利用した第2の非鉄金属選別機によ
って更に非鉄金属分を除去した後のダストを、圧縮・加
熱して固化するので、有害物質等が溶出するのを抑える
ことができる。従って、安定型処分場での廃棄処理がで
きる。また、固化物は減容されているので、取扱及び運
搬が容易となる。請求項4記載のダストの処理方法は、
請求項1〜3記載の効果の他に、更に前記ダストに含ま
れる熱可塑性樹脂が20重量%以下の場合には不足量を
圧縮・加熱する前の該ダストに混入するので、固化され
たダストは熱可塑性樹脂により外周が完全に覆われて有
害物質等が溶出し難くなる。請求項5記載のダストの処
理方法は、圧縮・加熱する前に予め破砕機で処理してダ
スト及び集塵ダストを破砕すると同時に依然として該ダ
スト及び集塵ダスト中に含まれる金属に圧縮展延加工を
加えて偏平粗大化し、しかる後これらの金属を篩分け及
び/又は移動磁界を利用した非鉄金属選別機で除去する
ので、ダスト及び集塵ダスト中に含まれる金属を分離す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るダストの処理方法
のフロー図である。
【図2】前記方法に使用する非鉄金属選別機の正面図で
ある。
【図3】同マグネットローターの構成と選別物の飛び方
向の関係を示す説明図である。
【図4】前記方法に使用する磁力選別機の側断面図であ
る。
【図5】圧縮・加熱装置の概略図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係るダストの処理方法
のフロー図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係るダストの処理方法
のフロー図である。
【図8】重液選別機の概略図である。
【図9】減容機の部分断面図である。
【符号の説明】
10 磁力選別機 11 非鉄金属選別機 12 ケーシング 13 回転ドラム 14 永久磁石 15 ホッパー 16 ダンパー 17 分離板 18 スクレーパー 19 ベルトコンベヤ 20 排出口 21 排出口 22 駆動モータ 23 駆動ローラ 24 マグネットローター 25 供給ベルト 26 振動フィーダー 27 非鉄金属用シュート 28 ダスト用シュート 29 鉄分用シュート 30 原料返り用シュート 31 シュレッダー 31a プレシュレッダー 31b 風力選別機 32 鉄分 33 非鉄分 34 ダスト 34a 集塵ダスト 35 ロッドミル 36 スクリーン 37 ダスト 38 金型容器 39 ピストン 40 圧縮・加熱装置 41 選別容器 42 供給口 43 空気入口 44 ベルトコンベヤ 45 重液選別装置 46 スクリュー 47 ローター 48 ミキサーシリンダー 49 減容機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済の自動車、電化製品等の廃棄物を
    シュレッダーで破砕し、磁力選別機によって鉄分を除去
    して、次に移動磁界を利用した非鉄金属選別機又は重液
    選別機によって非鉄金属分を除去したダスト及び集塵ダ
    ストを、ロッドミル又はボールミルで処理して含まれる
    金属分を偏平にし、更にスクリーンにて該偏平にした金
    属分を除去した後のダストを、圧縮・加熱して固化する
    ことを特徴とするダストの処理方法。
  2. 【請求項2】 使用済の自動車、電化製品等の廃棄物を
    シュレッダーで破砕し、磁力選別機によって鉄分を除去
    して、次に移動磁界を利用した第1の非鉄金属選別機又
    は重液選別機によって非鉄金属分を除去したダスト及び
    集塵ダストを、ロッドミル又はボールミルで処理して含
    まれる金属分を偏平にし、スクリーンにて該偏平にした
    金属分を除去して、更に移動磁界を利用した第2の非鉄
    金属選別機によって非鉄金属分を除去した後のダスト
    を、圧縮・加熱して固化することを特徴とするダストの
    処理方法。
  3. 【請求項3】 使用済の自動車、電化製品等の廃棄物を
    シュレッダーで破砕し、磁力選別機によって鉄分を除去
    して、次に移動磁界を利用した第1の非鉄金属選別機又
    は重液選別機によって非鉄金属分を除去したダスト及び
    集塵ダストを、ロッドミル又はボールミルで粉砕し、移
    動磁界を利用した第2の非鉄金属選別機によって更に非
    鉄金属分を除去した後のダストを、圧縮・加熱して固化
    することを特徴とするダストの処理方法。
  4. 【請求項4】 前記ダストに含まれる熱可塑性樹脂が2
    0重量%以下の場合には不足量を圧縮・加熱する前の該
    ダストに混入する請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    ダストの処理方法。
  5. 【請求項5】 使用済の自動車、電化製品等の廃棄物を
    シュレッダーで破砕し、磁力選別機によって鉄分を除去
    して、次に移動磁界を利用した非鉄金属選別機又は重液
    選別機あるいは手選別によって非鉄金属分を除去したダ
    スト及び集塵ダストを圧縮・加熱して減容するダストの
    処理方法において、圧縮・加熱する前に予め破砕機で処
    理して前記ダスト及び集塵ダストを破砕すると同時に依
    然として該ダスト及び集塵ダスト中に含まれる金属に圧
    縮展延加工を加えて偏平粗大化し、しかる後これらの金
    属を篩分け及び/又は移動磁界を利用した非鉄金属選別
    機で除去することを特徴とするダストの処理方法。
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