JP2876034B2 - アルミ加工品屑の処理方法 - Google Patents

アルミ加工品屑の処理方法

Info

Publication number
JP2876034B2
JP2876034B2 JP33166796A JP33166796A JP2876034B2 JP 2876034 B2 JP2876034 B2 JP 2876034B2 JP 33166796 A JP33166796 A JP 33166796A JP 33166796 A JP33166796 A JP 33166796A JP 2876034 B2 JP2876034 B2 JP 2876034B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
granular material
resin
specific gravity
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33166796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10156211A (ja
Inventor
成久 樋口
信男 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
Original Assignee
Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Jiryoku Senko Co Ltd filed Critical Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
Priority to JP33166796A priority Critical patent/JP2876034B2/ja
Publication of JPH10156211A publication Critical patent/JPH10156211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2876034B2 publication Critical patent/JP2876034B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシ等のアルミ
加工品屑から、アルミニウム及び樹脂等を回収可能なア
ルミ加工品屑の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物において多数使用されているアル
ミサッシは、塩化ビニール等の合成樹脂材を組み込んだ
所定寸法のアルミ複合材を用い、工場等で適当な寸法に
切断して組立てられて、現場取付けが行われている。従
って、工場においてはアルミ複合材の不良品や切れ端が
発生し、高価なアルミを多量に含むので、一旦破砕処理
した後、例えば特開昭57−119856号公報、アメ
リカ特許3448857号公報等に記載のような移動磁
界を利用した非鉄選別機にかけてアルミ分を分離し、分
離した残りの残留物については廃棄処分を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記廃
棄処分する残留屑中には、前記非鉄選別機では分離が難
しい小粒のアルミニウムが大量に含まれ、従来はこれら
も含めて残留物を廃棄処分していたので、資源としての
活用が十分になされていないという問題があった。ここ
で、合成樹脂を除去するために加熱焼却処理すると、合
成樹脂として塩化ビニールを使用しているので、焼却に
より塩素ガス等が発生し、かつアルミニウムが酸化され
る。溶解してアルミニウムを回収しようとすれば、溶解
時に合成樹脂が焼却し、塩素ガス等が発生し、かつ高温
によりアルミニウムの酸化が進みやすくなり、処理に困
るという問題があった。なお、このような問題は、サッ
シだけでなく合成樹脂素材を組み込んだアルミ加工品に
おいては共通に発生する問題であった。本発明はかかる
事情に鑑みてなされたもので、従来廃棄処分していたア
ルミ加工品屑中のアルミニウムを効率良く回収し、二次
的に合成樹脂材の回収も可能であり、又、他の選別方法
(乾式比重選鉱等)に比べて非常に効率的に品質の高い
アルミニウムと合成樹脂が分離・回収されるアルミ加工
品屑の処理方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のアルミ加工品屑の処理方法は、細かく破砕された
アルミニウム及び樹脂の混合物からなって、選別によっ
てアルミニウムの粒塊が除去されたアルミ加工品屑の処
理方法であって、ジグを用いて、前記アルミ加工品屑
を、アルミニウムからなる比重の大きい粒状物Aと、樹
脂からなる比重の小さい粒状物Bと、前記ジグの床網を
通過して底部に沈降する微小粒状物Cとに分離し、前記
粒状物Aと前記微小粒状物Cとは塊成化処理を行って、
再利用可能なアルミ原料とし、前記粒状物Bは、分級処
理を行って含まれる樹脂を回収している。
【0005】請求項1記載のアルミ加工品屑の処理方法
においては、ジグ(湿式比重選別機)を用いて、アルミ
加工品屑を比重の大きい粒状物Aと比重の小さい粒状物
Bと、前記ジグの床網を通過して底部に沈降する微小粒
状物Cとに分離している。従って、粒状物Aがアルミニ
ウム片からなり、ジグの床網を通過して沈澱する微小粒
状物Cは殆どがアルミニウムの微小粒からなるので、ア
ルミ加工品屑からアルミニウムを分離することができ
る。次に、粒状物Bには樹脂片と更に水に乗って流れた
アルミニウムが混在するので、分級すると、一定粒度以
上は全部樹脂からなり、樹脂を分離回収できることにな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係るアルミ加工品屑の処理方法のフロー図、図2は
同アルミ加工品屑の処理方法に使用するジグの正面図、
図3は同平面図、図4は同一部省略側面図である。
【0007】本発明の一実施の形態に係るアルミ加工品
屑の処理方法に使用する原料であるアルミ加工品屑は、
図1に示すように、アルミサッシ工場で直接生じるアル
ミサッシ屑をシュレッダー等で適当な大きさに破砕し
(ステップS1)、周知の非金属選別機にかけてアルミ
ニウムの選別(ステップS2)を行った残りのアルミと
樹脂の混合物を使用する。アルミサッシ工場では、15
0tのアルミサッシ屑から、113tのアルミ塊が回収
され、37tの混合物が発生する。なお、従来は、この
混合物から更にアルミニウムを回収することは、コスト
高になり更には公害等の問題も生じるので、全て廃棄処
分していた。
【0008】前記混合物を図2〜図4に示すような周知
構造のジグ10を用いて湿式比重選別を行う(ステップ
S3)。以下、ジグ10についてその概略を説明する。
図2に示すように、この実施の形態に係るアルミ加工品
屑の処理方法に使用したジグ10は、架台11に取付け
られた逆角錐状のホッパー12と、ホッパー12の上部
左半分に周囲を密閉状態で取付けられた円形ゴム板13
と、円形ゴム板13を上下に振動させてホッパー12内
の水に脈動流を発生させる往復動手段14と、ホッパー
12の上部右半分に取付けられた比重選別室15と、比
重選別室15内に設けられた2mm平織ステンレス金網
からなる床網16と、比重選別室15に原料を供給する
シュート17と、比重選別室15から分離された製品を
排出する精鉱排出口18及び左右対となる尾鉱排出口1
9とを備えている。
【0009】前記往復動手段14は、軸受20、21に
支持された回転軸22と、回転軸22の一端に取付けら
れた偏心カム23と、偏心カム23に上部が回転自由に
支持され、下部は前記円形ゴム板13の中央部に固定さ
れた昇降ロッド24と、前記回転軸22の他端に取付け
られたプーリー25にVベルト26を介して連結された
プーリー27が出力軸に取付けられたモータ28とを備
え、モータ28を回転することによって、回転軸22が
回転し、円形ゴム板13を上下に振動させる構造となっ
ている。これによって、図示しない水供給口から比重選
別室15内に供給される水に脈動を与え、床網16上を
移動する原料に水の脈動を与えている。
【0010】また、図4に示すように、比重選別室15
の一方側に取付けられた原料を供給するシュート17の
先部にはゲート29が設けられ、精鉱排出口18及び尾
鉱排出口19にも堰やゲート30が設けられて、比重選
別室15によって分離された比重の大きい精鉱、即ちア
ルミニウム粒が中央の精鉱排出口18から、比重の小さ
い尾鉱、即ち樹脂の一例である塩化ビニール粒が尾鉱排
出口19からオーバーフローする水の流れと共に排出さ
れるようになっている。なお、ホッパー12の下部には
図示しないバルブが設けられて、溜まった微小粒状物C
を定期的に排出できるようになっている。
【0011】以上の構成となったジグ10を使用し、混
合物の湿式比重選別を行うと、尾鉱排出口19からは軽
量粒状物である粒状物Bが排出され、精鉱排出口18か
らは重量粒状物である粒状物Aが排出される。そして、
床網16を通過してホッパー12内に沈澱する沈澱物か
らなる微小粒状物C(スピゴット)が発生する。分析す
ると粒状物Aはアルミニウム100%であり、粒状物B
は塩化ビニール99%とアルミニウム1%の混合物であ
り、微小粒状物Cはアルミニウム100%である。ま
た、発生の度合いは粒状物Aが全体の46.4%、粒状
物Bが53.2%、微小粒状物Cが0.4%である。
【0012】従って、アルミニウムが100%の粒状物
Aと微小粒状物Cとを適当に乾燥して(ステップS4)
塊成化処理を行い(ステップS5)、アルミサッシ溶解
原料となるブリケットを製造する。また、粒状物Bはア
ルミニウムを含むので、乾燥処理を行って(ステップS
6)、分級処理を行うと、塩化ビニールとその他の混合
物に分離される(ステップS7)。この場合の分級に使
用するスクリーンは開度が3mm程度のものを使用する
のが最も好ましいが、2〜3.5mm程度のものであっ
てもよい。なお、ステップS7において、+3mmのも
のは粒状物Bの93%あり、塩化ビニールの殆どが回収
できたことになる。なお、−3mmの混合物は廃棄処分
にする。
【0013】前記実施の形態は、使用するジグ10を特
定して説明したが、粒状のアルミニウムと樹脂を選別可
能なものであれば、その他のタイプのジグであっても適
用可能である。また、前記実施の形態は、アルミサッシ
屑を元原料とした場合について説明したが、他のアルミ
加工品屑であっても本発明は適用される。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載のアルミ加工品屑の処理方
法は、以上の説明からも明らかなように、従来廃棄処分
を行っていたアルミ加工品屑をその構成物であるアルミ
ニウムと樹脂に選別しているので、アルミニウムをアル
ミサッシ等の溶解原料として使用でき、樹脂をそのまま
樹脂原料として使用できることになった。また、ジグを
用いてある程度連続的に選別作業が行えるので、極めて
能率が良くなり、廉価にアルミ加工品屑の処理ができる
ことになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るアルミ加工品屑の
処理方法のフロー図である。
【図2】同アルミ加工品屑の処理方法に使用するジグの
正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同一部省略側面図である。
【符号の説明】
10 ジグ 11 架台 12 ホッパー 13 円形ゴム
板 14 往復動手段 15 比重選別
室 16 床網 17 シュート 18 精鉱排出口 19 尾鉱排出
口 20 軸受 21 軸受 22 回転軸 23 偏心カム 24 昇降ロッド 25 プーリー 26 Vベルト 27 プーリー 28 モータ 29 ゲート 30 ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B03B 5/10 - 5/24 B09B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細かく破砕されたアルミニウム及び樹脂
    の混合物からなって、選別によってアルミニウムの粒塊
    が除去されたアルミ加工品屑の処理方法であって、 ジグを用いて、前記アルミ加工品屑を、アルミニウムか
    らなる比重の大きい粒状物Aと、樹脂からなる比重の小
    さい粒状物Bと、前記ジグの床網を通過して底部に沈降
    する微小粒状物Cとに分離し、 前記粒状物Aと前記微小粒状物Cとは塊成化処理を行っ
    て、再利用可能なアルミ原料とし、 前記粒状物Bは、分級処理を行って含まれる樹脂を回収
    することを特徴とするアルミ加工品屑の処理方法。
JP33166796A 1996-11-26 1996-11-26 アルミ加工品屑の処理方法 Expired - Fee Related JP2876034B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33166796A JP2876034B2 (ja) 1996-11-26 1996-11-26 アルミ加工品屑の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33166796A JP2876034B2 (ja) 1996-11-26 1996-11-26 アルミ加工品屑の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10156211A JPH10156211A (ja) 1998-06-16
JP2876034B2 true JP2876034B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=18246242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33166796A Expired - Fee Related JP2876034B2 (ja) 1996-11-26 1996-11-26 アルミ加工品屑の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2876034B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050076371A (ko) * 2004-01-20 2005-07-26 한국생산기술연구원 알루미늄 스크랩의 리싸이클링 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10156211A (ja) 1998-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3109836B2 (ja) 混合プラスチック再加工の方法および装置
JP3617767B2 (ja) 固形廃棄物からの金属回収方法および装置
US11130141B2 (en) System and method for recovering glass and metal from a mixed waste stream
JPS62294140A (ja) 製鉄所から発生するスラグの処理方法
JP2016089196A (ja) 有価金属回収方法及び有価金属回収システム
US5992776A (en) Process for processing ash
US4337900A (en) Method of recovery of aluminum from waste material
JP4643059B2 (ja) 樹脂付電子・電気部品からの金属の回収方法
JP3664586B2 (ja) 固形廃棄物からの金属回収法および装置
JP3828461B2 (ja) 廃棄物処理システム及び廃乾電池処理方法
JP2876034B2 (ja) アルミ加工品屑の処理方法
JP2962409B2 (ja) 自動車用モール屑から金属片と塩化ビニール・ゴム粉砕物、鉄粉を回収する方法
JP2000070915A (ja) 石膏ボードのリサイクル処理方法及び装置
US4288038A (en) Waste material processing apparatus
JP5052720B2 (ja) 焼却灰の処理方法
JPH0975853A (ja) シュレッダーダスト焼却灰の処理方法
JP6938414B2 (ja) 部品屑の処理方法
JPH0810743A (ja) 廃棄物の処理方法とその設備
JPH0819771A (ja) ダストの処理方法
JP2003073153A (ja) 焼却灰の処理方法
JP2659319B2 (ja) 廃棄物焼却残渣の再利用化処理方法及び処理装置
Kim et al. Pre-treatment, Concentration, and Enrichment of Precious Metals from Urban Mine Resources: Pre-treatment, Concentration, and Enrichment of Precious Metals
JP2006167513A (ja) 焼却灰の灰分回収システム
JPH031103Y2 (ja)
JP2023145916A (ja) 非鉄金属くずの回収方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100122

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100122

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110122

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110122

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120122

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees