JPH0729089B2 - 廃棄物の選別機 - Google Patents

廃棄物の選別機

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JPH0729089B2
JPH0729089B2 JP3117000A JP11700091A JPH0729089B2 JP H0729089 B2 JPH0729089 B2 JP H0729089B2 JP 3117000 A JP3117000 A JP 3117000A JP 11700091 A JP11700091 A JP 11700091A JP H0729089 B2 JPH0729089 B2 JP H0729089B2
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waste
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由和 小林
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Miike Tekkou KK
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭ごみから建設
現場からの建築廃材まで各種廃棄物が混入してしまった
ものを重量物・中間重量物・軽量物と選別するのに使用
される廃棄物の選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭ごみは各自治体の焼却炉
で焼却され、建築廃材等は規定の大きさに粗砕されて埋
立られることが多かった。しかし、ごみ廃棄物と言って
も時と場合によって雑多なものが混合して明確に区別で
きない場合もあり、また収集過程で各種のものが混入す
る場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 無差別に何でも焼却しようとすると焼却炉の傷みがひど
く補修に時間・費用・労力がかかるばかりではなく、稼
働率が下がり増えるごみに対応できなくなるばかりか焼
却炉寿命も縮めてしまうことになる。他方、埋立地も制
限があり、その寿命延長も重要な課題となっている他、
残飯や生ごみ等粘着性廃棄物の混入に対処したり、資源
回収も廃棄物の処理と表裏一体を成す重要な課題となっ
ている。
【0004】従って、本願発明は、金属片、岩石等の重
量物から紙、シート、板状物等の軽量物まで各種ごみ・
廃棄物の混合したものを、重量物・中重量物・軽量物と
3種類に比重をベースに分類して、焼却炉や埋立地等の
施設の負荷軽減を図り、更には資源回収も可能にする等
廃棄物処理の合理化を達成するもので、ごみ・廃棄物が
供給される筒体内面に粘着性物が付着して選別能力が低
下するのを防ぐことができる廃棄物の選別機を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、廃棄物の選別機
を、傾斜状態で回転可能に支承された両端開放の筒体
と、該筒体の周壁内面に回転方向に対応して廃棄物を傾
斜下方部から上方部への移動の案内をするように取付け
られた螺旋羽根と、上記筒体の下方端部に気密状態に且
つその回転を許容するように設けられ且つ重量物取り出
しホッパーと空気吸入口と廃棄物投入口とを有した下方
カバーと、上記廃棄物投入口から差し込まれた廃棄物投
入手段と、上記筒体の上方端に気密状態に且つその回転
を許容するように設けられ且つ軽量物取り出しホッパー
と空気排出口を有した上方カバーと、上記空気排出口に
連通された空気吸引手段と、上記筒体の回転駆動手段と
を有するもので、上記筒体は周壁中間部に開閉蓋が揺動
可能に設けられた中間重量物落下用の複数の開口を有し
ていることを特徴としている。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を示す図1から図3におい
て、1は該実施例に係る廃棄物の選別機であり、大きな
塊状の廃棄物は前工程の粗砕機で或る程度粗砕された状
態で各種廃棄物が混合したものがベルトコンベア3で連
続的に内部に供給されるようになっている。
【0007】本選別機1は、3〜20°の傾斜状態で回
転可能に支承手段5で支承され且つ周壁11に中間重量
物Bの落下用の複数の開口11aを備えた円筒体10
と、該円筒体10の周壁内面に回転方向(符号Rで示
す)に対応して投入された廃棄物Wを傾斜下方部から上
方部への移動の案内をするように取付けられた螺旋羽根
13と、円筒体10の下方端にシール手段7によって気
密状態に静止状態で設けられ且つ重量物取り出しホッパ
ー21と空気吸入口23と廃棄物投入口25とを有した
下方カバー20と、円筒体10の上方端部に別のシール
手段7によって気密状態に静止状態で設けられ且つ軽量
物取り出しホッパー31と空気排出口33を有した上方
カバー30と、空気排出口33に連通された空気吸引手
段の吸引ブロワー40と、攪拌手段50と、円筒体10
の回転駆動手段60とから構成されている。
【0008】支承手段5は、前後2組の左右一対のサイ
ドローラ5a、5aと、スラストローラ5b、5bとか
ら成り、円筒体10の周壁外面に固定された前後2組の
リング(タイヤ)12、12の外周面及び後端面にそれ
ぞれ当接して円筒体10を安定的に回転可能に支承して
いる。
【0009】円筒体10は、上述のように周壁内面に螺
旋羽根13をまた周壁外面に前後2組のリング12、1
2を取付けている他、周壁内面に軸線に対して傾斜した
リフター羽根14、14・・・を螺旋羽根13に対して
180°ピッチ毎に横切るように固定しており、廃棄物
Wの攪拌と上方への送りを制御するようにしている。即
ち、螺旋羽根13による送りは、上死点方向へつれ上が
りし内面を滑り落ちる廃棄物に当たって推力を作用させ
て得られるもので、回転数によって変わってくるが、リ
フター羽根14、14・・・による送りは、相互に長手
方向に部分的にオーバーラップしているためオーバーラ
ップ量に応じて階段を登るように送りをかけ、残りは同
じリフター羽根14上で攪拌が繰りかえされる。この時
軽量物Cは後述の空気流で上方端側に運ばれる。
【0010】円筒体10は、その周壁内面の下方端部
に、軸線に平行な重量物落下案内棒16・・・を複数、
等ピッチで固設しており、該下方端部での攪拌も兼ねて
いる。ベルトコンベア3の先端は、該案内棒16・・・
内側に位置して、供給されてくる廃棄物の内、 石、ガ
ラス、重金属片、サンダル、靴等の重量物Aは送り力よ
りも自重による落下力が大きく攪拌中にホッパー21へ
と落ちるようになっている。これら重量物Aは規定大き
さに更に破砕されてから埋立られるか、更に次工程の風
力選別機にかけて可燃物と不燃物等に選別される。
【0011】周壁11の中間部に開設された開口11a
は、螺旋羽根13やリフター羽根14で下方端部より漸
次送られて来る残飯、生ごみ、布くず等の中間重量物B
を円筒体10の下方のコンポスト等の受け8へ落下させ
るもので、落下に無関係な上死点位置で閉じられるよう
に開閉蓋8aがシュート8bに揺動可能に枢支されてい
る。シュート8bには早めに閉じるように、開き過ぎを
防止するストッパー8cが設けられている。また、閉じ
る時に周壁11に衝撃を与えるがより大きな衝撃を与え
ように錘り付き蓋8aとすることもできる。中間重量
物Bは、上記のようなものが大部分で腐敗性があるので
コンポストとして有効利用される。
【0012】円筒体10は、更に周壁11の外面に駆動
歯車18を取付けており、これに噛合するピニオン61
とこれを出力軸に継手を介して取り付けた電動又は油圧
モータ62から成る回転駆動手段60によって上記回転
方向Rに回転力を受けるようになっている(例えば5〜
20r.p.m)。
【0013】下方カバー20は、円筒体10の下方端部
にゴム製シール手段7を介して係合しており、機台(図
示省略)に固定されている。下方カバー20の後壁20
aには、ベルトコンベア3を通す廃棄物投入口25と円
筒体10の軸線上に攪拌手段50用軸受26と開度調節
可能な空気吸入口23とが設けられている。又該カバー
20の下方端には、重量物取り出しホッパー21が弁2
2と共に設けられている。
【0014】上方カバー30は、円筒体10の上方端部
にシール手段7を介して係合しており、機台(図示省
略)に固定されている。該カバー30の頂壁30aに
は、円筒体10内に空気流を発生させるために、サイク
ロンフイルタ41とバグフイルタ42とを介して吸引フ
アン40に連通した配管の連結出口33が設けられてい
る。また、前壁30bには、攪拌手段50用軸受26を
円筒体10の軸線上に設けている。また、下方端には、
円筒体10内を下方端部から上方端部に流れる空気流に
よって主に運ばれる紙、アルミ、プラスチックシート、
ペットボトル、トレー等軽量物Cを集めて落とすホッパ
ー31が設けられている。このホッパー31の下端のロ
ータリバルブからは軽いもので大型のもの、サイクロン
フイルタ41のロータリバルブからは軽いもので小型の
もの、バグフイルタ42のロータリバルブからはダスト
が取出される。これら軽量物Cは、嵩高いため運送や埋
立の効率化、燃料化等のために減容固形化装置(実公昭
63−25132等の装置がある)に送られて、棒状の
固形物に転化される。ホッパー31への収集が悪い場合
は、空気排出口33をホッパー31の出口に移し、格子
又は金網を利用したセパレータで軽量物Cを取出すよう
にも構成される。
【0015】撹拌手段50は、混合廃棄物Wをくだき解
いて分離選別されやすくするもので、上記下方カバー付
き軸受26及び上方カバー付き軸受26に軸承された回
転軸51と、これに放射状に複数組取付けられた破砕羽
根としての撹拌棒52・・・と、回転軸51に緩衡継手
を介して連結されたモータ53とから構成されており、
円筒体10の回転方向Rと反対方向又は同方向に回転速
度差をつけて回動されるようになっている。
【0016】本発明の別の実施例として図4に示す選別
機1′は、筒体として円錐台外形のもの10′を使用
し、また空気吸引手段の手前にサイクロンフイルタ41
とバグフイルタ42とを備えている。筒体10′のテー
パ角度は上記3〜30°に選定され、軸線が水平になる
ように設置されて支承手段5におけるスラスト荷重が軽
減されるメリットがある。また投入廃棄物Wにダストが
多い場合サイクロン空気流を利用して効率的に集塵がで
きる。他の螺旋羽根、リフター羽根、カバー、攪拌手段
等の構成は基本的に上記代表実施例と同じであり、説明
は省く。
【0017】本選別機1の作動については、上記各構成
部材の機能説明で充分理解できるので説明は省略する。
上記円筒体10は、多角形筒体として塊状廃棄物のくだ
きを促進するようにできるが上方及び下方端部はリング
を利用して円形にする必要がある。中間重量物落下用開
口11aには、下死点近辺でのみ開きあとは閉じるよう
にカム制御される開閉蓋を設けることもできる。また、
ベルトコンベア3は、その長手方向に移動可能として、
円筒体10内への廃棄物の供給位置を変更できるように
して、特に重量物と中間重量物の選別精度を高めること
ができるように構成される。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の廃棄物の選別機は、内周面
に螺旋羽根を設け且つ周壁中間部に中間重量物落下用開
口を設けた回動傾斜筒体の下方端で重量物を自重で滑落
させ且つ中間重量物を上記開口から落下させ、更に上方
端から空気吸引手段によって筒体内に空気流を発生させ
て軽量物を上方端側から取出すようにしているため、雑
多な廃棄物の混合したものでも比重で3種類の廃棄物に
選別することができると共に残飯や生ごみ等の粘着性物
が混入していてもそれらの落下用開口の揺動可能蓋の閉
じる時の衝撃で筒体内面の付着物を落とすことができて
選別能力の低下を防ぐことができ、各種処理施設に対し
て適当な状態で対応することが可能となる。従って、処
理施設の保護・長寿命化など有効活用に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物の選別機の右側面図である。
【図2】図1におけるII−II線縦断面図である。
【図3】円筒体内の斜視図である。
【図4】本発明の別の実施例の廃棄物の選別機の右側面
図である。
【符号の説明】
1 廃棄物の選別機 8a 開閉蓋 10、10′ 筒体 11a 開口 11 周壁 13 螺旋羽根 20 下方カバー 21 重量物取出しホッパー 23 空気吸入口 25 廃棄物投入口 30 上方カバー 31 軽量物取出しホッパー 33 空気排出口 40 空気吸引手段 60 回転駆動手段 A 重量物 B 中間重量物 C 軽量物 W 廃棄物(混合廃棄物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜状態で回転可能に支承された両端開放
    筒体と、該筒体の周壁内面に回転方向に対応して廃棄
    物を傾斜下方部から上方部への移動の案内をするように
    取付けられた螺旋羽根と、上記筒体の下方端部に気密状
    態に且つその回転を許容するように設けられ且つ重量物
    取り出しホッパーと空気吸入口と廃棄物投入口とを有し
    た下方カバーと、上記廃棄物投入口から差し込まれた廃
    棄物投入手段と、上記筒体の上方端部に気密状態に且つ
    その回転を許容するように設けられ且つ軽量物取り出し
    ホッパーと空気排出口を有した上方カバーと、上記空気
    排出口に連通された空気吸引手段とを有する廃棄物の選
    別機において、上記筒体は周壁中間部に開閉蓋が揺動可
    能に設けられた中間重量物落下物の複数の開口を有して
    いることを特徴とする廃棄物の選別機。
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