JP2015111732A - 脆性材料基板の搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦方向及び横方向に整列して形成された機能領域を有する基板をブレイクし、機能領域とその周囲の端材となる領域とを夫々別個にまとめて搬送する搬送装置を提供すること。【解決手段】第1の搬送ヘッド13によって脆性材料基板90の中央部の機能領域をヘッド部30で吸着してリニアスライダ12によりビーム11の方向に搬送する。第2の搬送ヘッド14によって周囲の端材となる領域をまとめてヘッド部50で吸着してリニアスライダ12によりビーム11の方向に搬送する。【選択図】図3

Description

本発明は半導体ウエハ等の脆性材料基板であって、縦方向及び横方向に整列して形成されている多数の機能領域(デバイス領域ともいう)を有し、機能領域毎にブレイクされた基板を吸着して搬送する際に用いられる搬送装置に関するものである。
特許文献1には、スクライブラインが形成された基板を、スクライブラインが形成された面の裏面から、スクライブラインに沿って面に垂直に押圧することによりブレイクする基板ブレイク装置が提案されている。以下、このようなブレイク装置によるブレイクの概要を示す。ブレイクの対象となる半導体ウエハには、整列して多数の機能領域が形成されているものとする。分断する場合には、まず基板に機能領域の間に等しい間隔を隔てて縦方向及び横方向にスクライブラインを形成する。そしてこのスクライブラインに沿ってブレイク装置で分断する。図1(a)は分断する前のブレイク装置に載置された基板の断面図を示している。本図に示すように、基板101に機能領域101a,101bとその間にスクライブラインS1,S2,S3・・・が形成されている。分断する場合には基板101の裏面に粘着テープ102を貼り付け、その表面に保護フィルム103を貼り付ける。そしてブレイク時には図1(b)に示すように受け刃105,106のちょうど中間にブレイクすべきスクライブライン、この場合にはスクライブラインS2を配置し、その上部よりブレード104をスクライブラインに合わせて降下させ、基板101を押圧する。このようにして一対の受け刃105,106とブレード104との三点曲げによるブレイクが行われていた。
特開2004−39931号公報
このような構成を有するブレイク装置を用いて、格子状にスクライブが形成された基板をブレイクしたときに、格子状の機能領域と周囲の端材となっている不要部分とが分離されて残る。機能領域がLEDであり、その表面にレンズが突出して形成されている場合には、真空吸着ができないので、機能領域のみをまとめて搬送することが難しいという問題点があった。又周囲の端材領域が存在する場合にはそれらをまとめて搬送することが難しいという問題点があった。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであって、ブレイクされた機能領域の部分及び周囲の端材領域を夫々そのままの状態で搬送できるようにすることを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の脆性材料基板の搬送方法は、一方の面に縦方向及び横方向に所定のピッチで形成された機能領域を有し、機能領域が中心に位置するように格子状に形成されたスクライブラインに沿ってブレイクされた脆性材料基板を搬送する搬送方法であって、第1の搬送ヘッドで前記脆性材料基板の格子状に形成された機能領域を吸着して搬送し、第2の搬送ヘッドで前記脆性材料基板の周辺の端材となる領域を吸着して搬送するものである。
この課題を解決するために、本発明の脆性材料基板の搬送方法は、一方の面に縦方向及び横方向に所定のピッチで形成された機能領域を有し、機能領域が中心に位置するように格子状に形成されたスクライブラインに沿ってブレイクされた脆性材料基板を搬送する搬送装置であって、前記脆性材料基板の周辺の端材となる領域を吸着して搬送する第2の搬送ヘッドと、前記脆性材料基板の格子状に形成された機能領域を吸着して搬送する第1の搬送ヘッドと、を具備するものである。
ここで前記第1の搬送ヘッドは、ヘッド部と、前記ヘッド部を上下動自在に保持するスライダ機構を具備し、前記ヘッド部は、リッドプレートと、前記リッドプレートとの間に気密の空洞を形成し、前記リッドプレートとは接しない表面に、前記脆性材料基板の機能領域に対応するように配列されて前記空洞に連通する開口を有するベースプレートと、前記ベースプレートの前記リッドプレートとは接しない表面に貼り付けられ、ベースプレートの開口に対応する位置に配列された開口を有する弾性シートと、を具備するようにしてもよい。
ここで前記第2の搬送ヘッドは、ヘッド部と、前記ヘッド部を上下動自在に保持するスライダ機構を具備し、前記ヘッド部は、リッドプレートと、前記リッドプレートとの間に気密の空洞を形成し、前記リッドプレートとは接しない表面外周に、前記空洞に連通する開口を有するベースプレートと、前記リッドプレートとベースプレートによって形成される空洞内で上下動自在に保持され、周囲に前記脆性材料基板の機能領域のピッチに相当するピッチ間隔で環状にピンが植設されたプッシャープレートと、前記プッシャープレートに連結され、前記プッシャープレートのピンが前記ベースプレートの開口より突出した状態と収納された状態との間で上下動自在となるように駆動するプランジャと、を具備し、前記ベースプレートの開口は前記脆性材料基板の機能領域のピッチに相当するピッチで環状に配列されたものであり、前記第2の搬送ヘッドにより脆性材料基板の周辺を搬送する際には前記プッシャープレートを引き上げてベースプレートから突出しない状態で吸着し、搬送後に前記プッシャープレートを引き下げ、プッシャーピンを突出させて端材を脱落させるようにしてもよい。
このような特徴を有する本発明によれば、スクライブラインに沿ってブレイクされた基板に第1の搬送ヘッドの弾性シートを当接させることで機能領域のみを吸着することができる。又第2の搬送ヘッドをブレイクされた基板に当接させることで周囲の端材部分のみを吸着することができる。そのため第1,第2の搬送ヘッドで夫々機能領域の部分及び端材部分をまとめて搬送することができるという効果が得られる。
図1は従来の基板のブレイク時の状態を示す断面図である。 図2は本発明の実施の形態を実現する搬送機構の全体構成を示す斜視図である。 図3は本発明の実施の形態を実現する搬送機構を示す正面図である。 図4は本発明の実施の形態による第1の搬送ヘッドを示す斜視図である。 図5は本実施の形態による第1の搬送ヘッドの正面図である。 図6は本実施の形態による第1の搬送ヘッドの一部を切欠いて示す側面図である。 図7は本実施の形態による第1の搬送ヘッドの底面図である。 図8は本実施の形態の第2の搬送ヘッドのヘッド部を示す斜視図である。 図9は第2の実施の形態によるヘッド部の正面図及び底面図である。 図10は本実施の形態による第2の搬送ヘッドのヘッド部のA−A線断面図及びB−B線断面図である。 図11は本実施の形態によるプッシャープレートの正面図及び側面図である。 図12は本実施の形態の第1,第2の搬送ヘッドによって搬送される基板の一例を示す正面図及び部分断面図である。 図13は本実施の形態の第1,第2の搬送ヘッドによって搬送される基板の機能領域及び端材部分を示す正面図である。
本発明の実施の形態である搬送方法について説明する。図2は本実施の形態を実現する搬送機構の全体構成を示す斜視図、図3はその正面図である。これらの図に示すように、ベース10上にはビーム11が図示しない支柱によってベース10の上面に平行に保持されており、そのビーム11の側方にはリニアスライダ12が設けられる。リニアスライダ12は第1の搬送ヘッド13と、第2の搬送ヘッド14とを有している。第1の搬送ヘッド13は後述する基板の機能領域のみを吸引して搬送するものであり、第2の搬送ヘッド14は基板の周辺の端材部分のみを吸引して搬送するものである。リニアスライダ12は第1,第2の搬送ヘッド13,14を夫々独立してビームの方向に自在に動作させるものである。第1,第2の搬送ヘッド13,14はほぼ同一の構成を有しており、夫々のヘッド部を自在に上下動させることができる。又ベース10の側方には、不要な端材を落下させるシュータ15が設けられる。
次に基板の機能領域を吸引するための第1の搬送ヘッド13について説明する。図4は第1の搬送ヘッド13を示す斜視図、図5はその正面図、図6は搬送ヘッドの一部を切り欠いて示す側面図、図7はその底面図である。
図4に示すように、搬送ヘッド13は略正方形状の水平方向のハンガーベース21に略L字状のハンガー22が垂直に接続される。ハンガー22の側方に長方形状のハンガーブラケット23が接続され、ハンガーブラケット23には更に長方形状のハンガーブラケット24がその面を重ねて取付けられる。このハンガーブラケット24には上下動自在のリニアスライダ25が設けられる。リニアスライダ25は上方向と下方向との2方向に夫々空気流を流入できるようにしており、その流入を切換えることで上下動自在とするものである。そしてリニアスライダ25に一対のニードルバルブ26a,26bが取付けられる。これらのニードルバルブ26a,26bを調整することによって空気の流入量を制御し、上方向への移動速度と下方向への移動速度とを設定することができる。ここでリニアスライダ25とニードルバルブ26a,26bとはヘッド部を上下動自在に保持するスライド機構を構成している。
そしてこのスライダ25の下方にはヘッド部30が設けられる。次にヘッド部30の下方には、図4〜6に示すように、長方形状のベースプレート31と、これにほぼ同一形状のリッドプレート32を有している。ベースプレート31とリッドプレート32とは相対向する面の夫々中央部分に窪みが形成され、夫々の間は気密に保つため環状のラバーシート33を介して接着されている。そして夫々の窪みとラバーシート33によって気密の空隙34を形成している。ベースプレート31には図7の搬送ヘッド13の底面図に示すように対角線上の角の位置に案内用の開口31a,31bが設けられている。この開口31a,31bは基板上に突出するピンを挿入することにより、このヘッド部30を基板に対して正確に位置決めできるようにするものである。ベースプレート31の下面にはブレイクされた基板の機能領域に対応するようにxy方向に整列した多数の開口が格子状に設けられている。
ベースプレート31の下面にはラバーなどの弾性シート35が貼り付けられている。弾性シート35には4辺の外周部を除いてブレイクされた基板の機能領域に対応するようにxy方向に整列した多数の開口36が格子状に設けられている。
さてこの弾性シート35の開口36はベースプレート31の同一位置に設けられた開口を介して気密の空隙34に連結されている。リッドプレート32の上面には4箇所に管継手37が設けられ、空隙34に通じている。この管継手37は図示しないチューブを介して真空吸着装置に連結され、真空吸着装置を駆動することによって開口36よりエアを噴出させたり又は吸引することができる。
そしてリッドプレート32の上方には4本のアーム38a〜38dが垂直に設けられ、これらのアーム38a〜38dを介して上部プレート41が水平に取付けられる。上部プレート41の上面には図6に示すボールプランジャ42a,42b及び図示しないボールプランジャ42c,42dが突出して保持されている。ボールプランジャはボールとその下方に設けられたスプリングとを有し、所定範囲でボールを上下動自在に保持したものである。ボールプランジャの各ボールは上部のサイドプレート43に当接している。サイドプレート43はその外周を保持する枠状のカバープレート44により保持されている。そして搬送ヘッド13がわずかに傾いた場合にもボールプランジャのいずれかのスプリングの収縮程度が変化するため、搬送ヘッド13のわずかの角度変動を弾性的に調整できるように構成されている。上部プレート41とボールプランジャ42a〜42d及びカバープレート44は、ヘッド部30をスライド機構の下部に接続する弾性連結部材を構成している。
次に基板の端材のみを吸引する第2の搬送ヘッド14について説明する。搬送ヘッド14は搬送ヘッド13とほぼ同一であるが、下方のヘッド部の構成が異なっているのでその相違点について説明する。図8は搬送ヘッド14のヘッド部50を示す斜視図、図9(a)はその正面図、図9(b)は底面図である。図10(a)は図9(a)のA−A線断面図、図10(b)はB−B線断面図であり、図11はプッシャープレートを示す正面図及び側面図である。これらの図に示すように、このヘッド部50は長方形状のベースプレート51と、これにほぼ同一形状のリッドプレート52を有している。ベースプレート51とリッドプレート52とは相対向する面の中央部分に窪みが形成され、夫々の間は気密に保つため環状のラバーシート53を介して接着されている。そして夫々の窪みとラバーシート53によって気密の空隙54を形成している。ベースプレート51には図9(b)の搬送ヘッドの底面図に示すように対角線上の角の位置に案内用の開口51a,51bが設けられている。この開口51a,51bは基板の外側の上面に突出するピンを挿入することにより、このヘッド部50を基板に対して正確に位置決めできるようにするものである。
ベースプレート51の下面には各辺の近傍に沿って環状に多数の開口が設けられる。この全ての開口は連通してベースプレート51とリッドプレート52の間の窪みで形成される空隙54と連結されている。リッドプレート52の上面には管継手56が設けられ、空隙54に通じている。この管継手56は図示しないチューブを介して真空吸着装置が連結され、真空吸着装置を駆動することによって開口55より外部からのエアを噴出させたり又は吸引することができる。
さてこの空隙54の内部には、上下動自在のプッシャープレート61が設けられる。プッシャープレート61は図11に正面図及び側面図を示すように、長方形状の平板に肉抜き加工が施されており、その縁の近傍には一定間隔で多数のプッシャーピン62がプッシャープレート61の面に対して垂直に設けられている。プッシャーピン62の長さは図示のように全て同一とする。
更にプッシャープレート61の中央部分にはプランジャ63が接続され、更にコネクションプレート64a,64bを介して垂直方向にプランジャ65が接続されている。プッシャープレート61はプランジャ65を駆動することによって、ベースプレート51とリッドプレート52の間の空隙54内で上下動するものである。
さてリッドプレート52の上面には図8に斜視図を示すように、4つのアーム71a〜71dが周囲に設けられ、その間には平板状のブラケット72がベースプレート51の背面に垂直に設けられる。そしてこのブラケット72にはエアシリンダ73が取付けられている。更にこのエアシリンダ73にはプッシャープレート61に連結されたプランジャ64の上下動を検知するための位置センサ74a,74bが設けられている。
さて図9(b)の搬送ヘッドの底面図に示すように、ベースプレート51の周囲には環状のラバーなどから成る弾性シート75が張り付けられており、更にその内部には周囲に前述したプッシャープレート61のピン62に対応する位置に環状に多数の開口76が設けられている。そしてプランジャ65が引き下げられたときにプッシャーピン62の先端は開口76から突出する状態となり、プランジャ65が引き上げられるとプッシャーピン62は開口76から突出せず内部に収納されている状態となるように構成される。
本発明の実施の形態においてブレイクの対象となる基板90は図12に正面図及びその部分断面図を示すように、製造工程でx軸とy軸に沿ってに一定ピッチで多数の機能領域91が形成された基板とする。この機能領域91は例えば、LEDとしての機能を有する領域とし、各機能領域にはLEDのための円形のレンズが夫々の表面に形成されている。そして各機能領域毎に分断してLEDチップとするために、スクライブ装置により各機能領域が中心に位置するように縦方向のスクライブラインSy1〜Synと、横方向のスクライブラインSx1〜Sxmとが互いに直交するように形成されている。従ってこれらのスクライブラインSx1〜Sxm,スクライブラインSy1〜Synのピッチは機能領域のx軸とy軸方向のピッチと同一となる。そしてこの基板90のスクライブラインSx1,Sxm,Sy1,Synの内側には、基板を搬送する際にシリコン樹脂が充填されるが、このシリコン樹脂をLEDが形成された機能領域の範囲に留めるために、機能領域の外側の周囲に基板90の表面よりわずかに高い線状の突起92が形成されている。
この基板90はブレイク装置によってスクライブラインに沿ってブレイクされる。ブレイクされた直後の基板90はスクライブラインに沿って分断されてはいるが、分離されていない。即ち分断した基板90は外周の端材となっている不要部分と、外周を除く格子状の多数のLEDチップの部分とから成り立っている。
ここでベースプレート31の開口及び弾性シート35の開口36は機能領域に形成されているLEDのレンズの径よりやや大きい径を有し、ブレイクされた基板10の機能領域にあるLEDチップをまとめて吸引するときに、LEDのレンズが弾性シート35に直接接触しないように構成されている。又ベースプレート51の開口,プッシャーピン62及び開口76のピッチは、基板90のスクライブラインSx1〜Sxm,Sy1〜Synのピッチと同一とする。
次にこの基板90の機能領域にあるLEDチップを搬送する場合には、搬送ヘッド13をブレイクされた基板に合わせて固定する。このとき基板90に対して搬送ヘッド13が上部から下降したとき、わずかの傾きや位置ずれはボールプランジャによって吸収することができる。このときヘッド部30の最下部の弾性シート35の開口36がLEDのレンズ部に対応する。そして各開口36から空気を吸引することによって基板90の機能領域のみを吸引することができる。そして搬送ヘッド13をそのまま引き上げることによって図13(a)に示すようにブレイクされた基板の機能領域、即ちLEDチップ群93を引き上げることができる。
そしてこの状態で搬送ヘッド全体をx軸方向又はy軸方向に移動させることによってLEDチップ群93を所望の位置に搬送することができる。
次に搬送ヘッド14を用いて既にブレイクされた基板のうち周囲の端材を搬送する場合には、まずプランジャ65を吸引してプッシャープレート61を引き上げる。位置センサ44aはプッシャープレートの上方向への移動を検知する。このとき図12(a)に示すようにプッシャーピン62を弾性シート75の開口76から突出させない状態とする。そして各開口76から空気を吸引してヘッド50をブレイクされた基板に合わせて固定する。そしてヘッドをそのまま引き上げることによって図13(b)に示すようにブレイクされた基板の周囲の端材94をまとめて引き上げることができる。
そして搬送ヘッド14をシュータ15に移動させた後、真空吸着装置によって開口76より空気を噴出させる。これによって少なくとも1つの端材は取り外されるが、空気がそこから漏れるため、他の多くの端材はそのまま付着した状態となる。そこで図10に示すようにプッシャープレート51を押し下げる。このとき位置センサ44bはプッシャープレートの下方向への移動を検知する。こうすれば開口76よりピン62を突出させることができ、これによって周囲に付着している端材を全て取り外すことができる。
尚この実施の形態では搬送ヘッド13により基板の機能領域のみを先に搬送し、続いて搬送ヘッド14により周囲の端材94を搬送するようにしているが、搬送ヘッド14により周囲の端材94を先に搬送し、その後に搬送ヘッド13により基板の機能領域91を搬送してもよい。先に周囲の端材94を搬送した後に機能領域のLEDチップ群93を搬送するようにすれば、図11に示す線状の突起92は端材領域に含まれているため、機能領域を搬送するときには第1の搬送ヘッド13の弾性シート35が直接線状突起92に接触することがなく、機能領域をまとめてエアで吸引して吸着し搬送することが容易となる。
この実施の形態では上面にレンズを有する機能領域を持つLED基板のLEDチップを搬送ヘッド13でまとめて搬送する例について説明しているが、本発明は表面にレンズを有するチップだけでなく、特に何も突出していない機能領域を有するチップについても適用することができ、又レンズ以外の突起物を有する機能領域を持つチップをまとめて搬送する搬送ヘッドにも適用することができる。
又この実施の形態ではヘッド部の上部とスライダ機構の間に弾性連結機構を設けているが、弾性連結機構は必ずしも設ける必要はない。
本発明は脆性材料基板をブレイクした後に格子状に配置される機能領域のみを吸着して必要な位置に搬送することができ、チップ群の搬送装置に有効に適用することができる。
10 ベース
11 ビーム
12 リニアスライダ
13,14 搬送ヘッド
15 シュータ
30,50 ヘッド部
31 ベースプレート
32 リッドプレート
33 ラバーシート
34 空隙
35 弾性シート
36 開口
37 管継手
38a〜38d アーム
42 ブラケット
43 エアシリンダ
51 ベースプレート
52 リッドプレート
53 ラバーシート
54 空隙
55 管継手
61 プッシャープレート
62 プッシャーピン
63,65 プランジャ
64a,64b コネクションプレート
71a〜71d アーム
72 ブラケット
73 エアシリンダ
74a,74b 光学センサ
75 弾性シート
76 開口
90 基板
91 機能領域
92 線状突起

Claims (3)

  1. 一方の面に縦方向及び横方向に所定のピッチで形成された機能領域を有し、機能領域が中心に位置するように格子状に形成されたスクライブラインに沿ってブレイクされた脆性材料基板を搬送する搬送装置であって、
    記脆性材料基板の格子状に形成された機能領域を吸着して搬送する第1の搬送ヘッドと
    記脆性材料基板の周辺の端材となる領域を吸着して搬送する第2の搬送ヘッドと、
    を具備するものである脆性材料基板の搬送装置
  2. 前記第1の搬送ヘッドは、
    ヘッド部と、
    前記ヘッド部を上下動自在に保持するスライダ機構を具備し、
    前記ヘッド部は、
    リッドプレートと、
    前記リッドプレートとの間に気密の空洞を形成し、前記リッドプレートとは接しない表面に、前記脆性材料基板の機能領域に対応するように配列されて前記空洞に連通する開口を有するベースプレートと、
    前記ベースプレートの前記リッドプレートとは接しない表面に貼り付けられ、ベースプレートの開口に対応する位置に配列された開口を有する弾性シートと、を具備するものである請求項1記載の脆性材料基板の搬送装置
  3. 前記第2の搬送ヘッドは、
    ヘッド部と、
    前記ヘッド部を上下動自在に保持するスライダ機構を具備し、
    前記ヘッド部は、
    リッドプレートと、
    前記リッドプレートとの間に気密の空洞を形成し、前記リッドプレートとは接しない表面外周に、前記空洞に連通する開口を有するベースプレートと、
    前記リッドプレートとベースプレートによって形成される空洞内で上下動自在に保持され、周囲に前記脆性材料基板の機能領域のピッチに相当するピッチ間隔で環状にピンが植設されたプッシャープレートと、
    前記プッシャープレートに連結され、前記プッシャープレートのピンが前記ベースプレートの開口より突出した状態と収納された状態との間で上下動自在となるように駆動するプランジャと、を具備し、
    前記ベースプレートの開口は前記脆性材料基板の機能領域のピッチに相当するピッチで環状に配列されたものであり、
    前記第2の搬送ヘッドにより脆性材料基板の周辺を搬送する際には前記プッシャープレートを引き上げてベースプレートから突出しない状態で吸着し、搬送後に前記プッシャープレートを引き下げ、プッシャーピンを突出させて端材を脱落させるものである請求項1記載の脆性材料基板の搬送装置
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