JP2011037549A - ガラス基板吸着保持装置およびそれを用いたガラス基板搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラス基板を高速で搬送しても、吸着パッドの首部を破損させたり、吸着保持するガラス基板に変形を生じさせたりすることのないガラス基板吸着保持装置およびそれを用いたガラス基板搬送装置を提供する。
【解決手段】ガラス基板吸着保持装置は、吸着パッド10の縁面3の周囲のベースの表面1aを弾性シート5で覆い、ベースの表面1aから測ったときの、弾性シート表面5aの高さを、縁面3より低く、かつ、基部内面2aより高くする。
【選択図】図7
【解決手段】ガラス基板吸着保持装置は、吸着パッド10の縁面3の周囲のベースの表面1aを弾性シート5で覆い、ベースの表面1aから測ったときの、弾性シート表面5aの高さを、縁面3より低く、かつ、基部内面2aより高くする。
【選択図】図7
Description
本発明は、ガラス基板を吸着する吸着パッドの1個以上と、この吸着パッドを取り付けるベースとを具え、吸着パッドは、弾性体よりなる、ベースに取り付けられる基部と、基部からガラス基板に密着する縁面まで末広がりに広がるコーン部とよりなり、ガラス基板と、コーン部内面と、基部内面とで囲まれる空間をガラス基板が基部内面に当接するまで負圧にすることにより、ガラス基板を吸着するよう構成されたガラス基板吸着保持装置に関し、特に、その耐久性を確保することができるものに関する。
ガラス基板は割れやすいワークなのでこれを搬送するに際しては、これを保持するための装置として吸着パッドがよく用いられる。図1に断面図で示すように、このような吸着パット10は、ベース1に取り付けられる基部2と、この基部2からガラス基板11に密着する縁面3まで末広がりに広がりコーン部4とで構成され、ガラス基板11と、コーン部4の内面4aとで囲まれる空間6を、図2に断面図で示すように、ガラス基板11が基部内面2aに当接するまで負圧にすることにより、ガラス基板11を吸着するよう作用する。
ガラス基板11を高速で搬送しようとすると、加減速時の慣性力によってガラス基板11が吸着パッド10から離脱したり滑ったりしやすくなるので、吸着力を高める必要があるが、この問題に対処する手段として、弾性パッドの基部内面2に溝を設け負圧になる空間のガラス基板11に接触する部分の面積、すなわち吸着面積を増加させたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この場合、ガラス基板11は、それが吸着される箇所とそうでない箇所との間での応力の差により歪みが残ってしまう虞があり、別の対処方法として、コーン部4を広げて吸着面を増やす方法も提案されている。しかし、この場合には、ガラス基板11を高速で搬送する場合の加減速時の慣性力によって、ベース1に取り付けられている吸着パッド10の基部2、または、基部2をベース1とに設けるのに用いられる継ぎ手部分(合わせて、以下首部という)に大きな応力が集中し、このときの首部のたわみによって吸着パッドが大きく搬送方向に傾斜し、このことによって、吸着保持されているガラス基板11の変形を招いたり、首部が破損したりする等の問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ガラス基板を高速で搬送しても、吸着パッドの首部を破損させたり、吸着保持するガラス基板に変形を生じさせたりすることのないガラス基板吸着保持装置およびそれを用いたガラス基板搬送装置を提供することを目的とする。
<1>は、ガラス基板を吸着する吸着パッドの1個以上と、この吸着パッドを取り付けるベースとを具え、吸着パッドは、弾性体よりなる、ベースに取り付けられる基部と、基部からガラス基板に密着する縁面まで末広がりに広がるコーン部とよりなり、ガラス基板と、コーン部内面と、基部内面とで囲まれる空間をガラス基板が基部内面に当接するまで負圧にすることにより、ガラス基板を吸着するよう構成されたガラス基板吸着保持装置において、
前記縁面の周囲のベースの表面を弾性シートで覆い、ベースの表面から測ったときの、弾性シート表面の高さを、縁面より低く、かつ、基部内面2aより高くしたことを特徴とするガラス基板吸着保持装置である。
前記縁面の周囲のベースの表面を弾性シートで覆い、ベースの表面から測ったときの、弾性シート表面の高さを、縁面より低く、かつ、基部内面2aより高くしたことを特徴とするガラス基板吸着保持装置である。
<2>は、<1>のガラス基板吸着保持装置を往復移動させるスライダーと、ガラス基板を、エアーを介して支持するエアーテーブルとを具えたガラス基板搬送装置である。
<3>は、<2>において、前記エアーテーブルの複数本と前記スライダーの1本とを、前記往復移動方向と平行に延在させて配設し、このスライダーをそれらのエアーテーブルの間に配置したことを特徴とするガラス基板搬送装置である。
<1>によれば、前記吸着面の周囲のベースの表面を弾性シートで覆い、ベースの表面から弾性シート表面までの高さを、吸着面より低く、基部内面より高くしたので、吸着時は、弾性シートとガラス基板とが弾性シートの弾性力で押し合いながら接触しており、加減速時の慣性力によってベースとガラス基板とが加減速方向にずれようとするのを、ガラス基板とが弾性シートの摩擦力により止めることができ、その結果、吸着パッドの首部を破損させたり、吸着保持するガラス基板に変形を生じさせたりすることを防止することができる。
<2>によれば、<1>のガラス基板吸着保持装置を往復移動させるスライダーを具えるので、<1>と同様の効果を奏することができる。
<3>によれば、前記エアーテーブルの複数本と前記スライダーの1本とを、前記往復移動方向と平行に延在させて配設し、このスライダーをそれらのエアーテーブルの間に配置したので、詳細を後述するように、スライダー、エアーテーブルの設置にかかる手間を簡素化することができる。
本発明に係る実施形態のガラス基板吸着保持装置およびそれを用いたガラス基板搬送装置について図を参照して以下に説明する。図3は、実施形態のガラス基板搬送装置を示す斜視図であり、図4は、その平面図、そして、図5は、図4のA−A矢視に対応する断面図であり、ガラス基板搬送装置30は、ガラス基板11を吸着保持するガラス基板吸着保持装置20A、20Bを往復移動させるスライダー31と、ガラス基板11を、エアーを介して支持するエアーテーブル22とを具えている。
図示の場合、ガラス基板吸着保持装置20A、20Bを左から右に移動させることにより、受入れステーション14に載置され、ガラス基板吸着保持装置20Aに吸着保持されたガラス基板11は、受入れステーション14から作業ステーション15に搬送されると同時に、作業ステーション15で作業を終えて待機中のガラス基板11は、ガラス基板吸着保持装置20Bに吸着保持されて排出ステーション16に搬送される。
このあと、ガラス基板吸着保持装置20Aは、作業ステーション15でガラス基板11を開放したあと、受入れステーション14に戻るとともに、ガラス基板吸着保持装置20Bも、排出ステーション16でガラス基板11を開放したあと、作業ステーション15に戻る。
このあと、ガラス基板吸着保持装置20Aは、作業ステーション15でガラス基板11を開放したあと、受入れステーション14に戻るとともに、ガラス基板吸着保持装置20Bも、排出ステーション16でガラス基板11を開放したあと、作業ステーション15に戻る。
ここで、前記エアーテーブル32の複数本と前記スライダー31の1本とを、前記往復移動方向と平行に延在させて配設し、このスライダー31をそれらのエアーテーブル32の間に配置するのが好ましい。エアーテーブルを挟んだ両側にスライダーが配置されていた従来技術においては、剛体同士を同期させて平行に移動させる必要があるため、スライダーとエアーテーブルの平面度と平行度、および、各スライダー同士の平面度と平行度とを調整する必要があったが、この実施態様においては、スライダー31とエアーテーブル32の上面の平行合わせだけで済ませることができ、しかも、高精度の搬送を可能とすることができる。
図6は、ガラス基板吸着保持装置20A、20Bを示す断面図であり、ガラス基板吸着保持装置20A、20Bは、ガラス基板11を吸着する吸着パッド10の1個以上(図示の場合2個)と、この吸着パッド10を取り付けるをベース1とを具える。吸着パッド10は、先に、図1、2を参照して説明した通り、ベース1に取り付けられる基部2と、この基部2からガラス基板11に密着する縁面3まで末広がりに広がりコーン部4とで構成され、ガラス基板11と、コーン部4の内面4aとで囲まれる空間6を、ガラス基板11が基部内面2aに当接するまで負圧にすることにより、ガラス基板11を吸着するように構成されている。
本発明のガラス基板吸着保持装置20A、20Bは、その特徴として、縁面3の周囲のベースの表面1aを弾性シート5で覆い、図7に、弾性シートと吸着パッドとの高さ関係を断面図で示すように、ベースの表面1aから測ったときの、弾性シート表面5aまでの高さaを、縁面3の高さbより低く、かつ、基部内面2aの高さcより高くなるよう構成されていて、この構成により、吸着時は、弾性シート5とガラス基板11とが弾性シート5の弾性力で押し合いながら接触しており、加減速時の慣性力によってベース1とガラス基板11とが加減速方向にずれようとするのを、ガラス基板11とが弾性シート5の摩擦力により止めることができ、その結果、吸着パッド10の首部を破損させたり、吸着保持するガラス基板11に変形を生じさせたりすることを防止することができる。
1 ベース
1a ベースの表面
2 吸着パッドの基部
2a 基部内面
3 縁面
4 吸着パッドのコーン部
5 弾性シート
5a 弾性シートの表面
6 空間
10 吸着パッド
11 ガラス基板
14 受入れステーション
15 作業ステーション
16 排出ステーション
20A、20B ガラス基板吸着保持装置
22 エアーテーブル
30 ガラス基板搬送装置
31 スライダー
1a ベースの表面
2 吸着パッドの基部
2a 基部内面
3 縁面
4 吸着パッドのコーン部
5 弾性シート
5a 弾性シートの表面
6 空間
10 吸着パッド
11 ガラス基板
14 受入れステーション
15 作業ステーション
16 排出ステーション
20A、20B ガラス基板吸着保持装置
22 エアーテーブル
30 ガラス基板搬送装置
31 スライダー
Claims (3)
- ガラス基板を吸着する吸着パッドの1個以上と、この吸着パッドを取り付けるベースとを具え、吸着パッドは、弾性体よりなる、ベースに取り付けられる基部と、基部からガラス基板に密着する縁面まで末広がりに広がるコーン部とよりなり、ガラス基板と、コーン部内面と、基部内面とで囲まれる空間をガラス基板が基部内面に当接するまで負圧にすることにより、ガラス基板を吸着するよう構成されたガラス基板吸着保持装置において、
前記縁面の周囲のベースの表面を弾性シートで覆い、ベースの表面から測ったときの、弾性シート表面の高さを、縁面より低く、かつ、基部内面より高くしたことを特徴とするガラス基板吸着保持装置。 - 請求項1に記載のガラス基板吸着保持装置を往復移動させるスライダーと、ガラス基板を、エアーを介して支持するエアーテーブルとを具えたガラス基板搬送装置。
- 前記エアーテーブルの複数本と前記スライダーの1本とを、前記往復移動方向と平行に延在させて配設し、このスライダーをそれらのエアーテーブルの間に配置したことを特徴とするガラス基板搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009184547A JP2011037549A (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | ガラス基板吸着保持装置およびそれを用いたガラス基板搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009184547A JP2011037549A (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | ガラス基板吸着保持装置およびそれを用いたガラス基板搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011037549A true JP2011037549A (ja) | 2011-02-24 |
Family
ID=43765772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009184547A Withdrawn JP2011037549A (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | ガラス基板吸着保持装置およびそれを用いたガラス基板搬送装置 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101477631B1 (ko) * | 2013-04-30 | 2014-12-31 | (주)엠프리시젼 | 흡착 패드 및 그 제조 방법 |
CN110005805A (zh) * | 2019-03-19 | 2019-07-12 | 宁国市千洪电子有限公司 | 一种主板下盖防水软垫 |
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2009
- 2009-08-07 JP JP2009184547A patent/JP2011037549A/ja not_active Withdrawn
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