JP2015110923A - 燃料蒸発ガス排出抑止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャニスタパージの機能判定の精度を向上させる。
【解決手段】エンジン10の吸気通路11と燃料タンク21とを連通するパージ配管31及びベーパ配管32に接続されたキャニスタ33をこれらの通路31、32に対して開閉するバイパス弁37(キャニスタ開閉弁)を備え、キャニスタパージ、タンクパージ、及びエンジン10の運転中にバイパス弁37を開弁しキャニスタ33の内圧の変化に基づいてキャニスタパージの機能判定をするパージフローモニタが可能な燃料蒸発ガス排出抑止装置において、タンクパージの実行によりバイパス弁37が閉弁しているときにはパージフローモニタを規制するとともに、タンクパージ終了後にバイパス弁37が閉弁から開弁に切り換わっても所定時間T4経過するまではパージフローモニタを規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料蒸発ガス排出抑止装置に係り、詳しくは、燃料蒸発ガス排出抑止装置の異常検出技術に関する。
従来、燃料タンク内で蒸発した燃料蒸発ガスの大気への放出を防止するために、燃料タンクと内燃機関の吸気通路とを連通する連通路に介装するキャニスタと、燃料タンクとキャニスタとを連通又は封鎖する密閉弁と、吸気通路とキャニスタとの間の連通路の連通と遮断とを行うパージ弁とからなる燃料蒸発ガス排出抑止装置が設けられている。燃料蒸発ガス排出抑止装置は、給油時には密閉弁を開きパージ弁を閉じて、燃料タンク内の燃料蒸発ガスをキャニスタに流出するようにし、燃料蒸発ガスをキャニスタ内に配設された活性炭に吸着させている。そして、燃料蒸発ガス排出抑止装置は、内燃機関の作動時にパージ弁を開きキャニスタの活性炭に吸着させた燃料蒸発ガスを内燃機関の吸気通路に排出して燃料蒸発ガスを処理する(キャニスタパージ)。
また、このように密閉弁によって密閉される燃料タンクにおいて、燃料タンク内の圧力が高圧になった場合には、内燃機関の作動時にパージ弁と密閉弁を開き、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸気通路に排出して、燃料タンク内及び連通路内の燃料蒸発ガスを処理する(タンクパージ)。
更に、キャニスタパージが正常に行われるか否か(パージ機能が正常か否か)を判定するパージフローモニタが可能な燃料蒸発ガス排出抑止装置が提案されている。
パージフローモニタは、例えば、内燃機関の作動時に密閉弁を閉じた状態でパージ弁を開放してキャニスタ内の圧力が所定以上低下することをもって、パージ処理が可能であることを判定する(特許文献1)。
特開2005−256624号公報
ところで、上記のようにキャニスタを備えた燃料蒸発ガス排出抑止装置において、更に連通路とキャニスタとを開閉するキャニスタ開閉弁を備えたものが知られている。
このようにキャニスタ開閉弁を備え、タンクパージ時にキャニスタ開閉弁を閉弁させることで、タンク内の燃料蒸発ガスがキャニスタに吸着することを防止することができる。
しかしながら、このようにキャニスタ開閉弁を備えた燃料蒸発ガス排出抑止装置では、例え密閉弁が閉弁していてもキャニスタ開閉弁が閉弁していてはパージフローモニタが不能である。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、キャニスタ開閉弁を備えた燃料蒸発ガス排出抑止装置において、パージフローモニタを簡単な構成で可能にすることにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、内燃機関の吸気通路と燃料タンクとを連通する連通路と、前記連通路に接続され前記連通路内の燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、前記連通路と前記キャニスタとの連通を開閉するキャニスタ開閉弁と、前記吸気通路と前記キャニスタとの間の前記連通路を開閉するパージ弁と、前記燃料タンクを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉する密閉弁と、前記キャニスタの内圧を検出する圧力検出部と、前記内燃機関の運転中に前記密閉弁を閉弁し前記キャニスタ開閉弁及び前記パージ弁を開弁して、前記キャニスタに吸着された燃料蒸発ガスを前記吸気通路に放出して前記内燃機関に供給するキャニスタパージを実行させるキャニスタパージ制御部と、前記内燃機関の運転中に前記密閉弁を閉弁し前記パージ弁及び前記キャニスタ開閉弁を開弁して、前記圧力検出部により検出した前記キャニスタの内圧の変化に基づいて前記キャニスタパージの機能判定を行うパージ機能判定部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、請求項1において、前記内燃機関の始動後、前記パージ機能判定規制部による前記キャニスタパージの機能判定が終了するまで前記キャニスタパージを規制するキャニスタパージ規制部を備えたことを特徴とする。
また、請求項3の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、請求項1または2において、前記キャニスタパージ制御部による前記キャニスタパージは前記内燃機関の水温が第1の所定温度未満で規制されるとともに、前記パージ機能判定部による前記キャニスタパージの機能判定は前記第1の所定温度より低い第2の所定温度未満で規制されることを特徴とする。
また、請求項4の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、前記パージ機能判定部による前記キャニスタパージの機能判定の前に、前記内燃機関の運転中に前記密閉弁を閉弁し前記キャニスタ開閉弁を開弁して、前記パージ弁を閉制御し、前記圧力検出部により検出した前記キャニスタの内圧の変化に基づいて前記パージ弁の開固着を検出するパージ弁故障判定部を備えたことを特徴とする。
また、請求項5の燃料蒸発ガス排出抑止装置は前記内燃機関の運転中に前記キャニスタ開閉弁を閉弁し前記密閉弁及び前記パージ弁を開弁して、前記燃料タンク内の燃料蒸発ガスを前記吸気通路に放出して前記内燃機関に供給するタンクパージを実行させるタンクパージ制御部と、前記タンクパージ制御部による前記タンクパージが実行された後、前記キャニスタ開閉弁が閉弁から開弁に切り換わってから所定時間経過するまで前記パージ機能判定部による前記キャニスタパージの機能判定を規制するパージ機能判定規制部を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、圧力検出部の検出結果よりキャニスタパージの機能判定を行うことができ、追加のセンサ等を要さずシステムの複雑化を防止できる。
請求項2の発明によれば、キャニスタパージの機能判定が終了するまでキャニスタパージが規制されるので、キャニスタパージの機能が正常であると判定されてからキャニスタパージを行うことができ、正常なキャニスタパージのみ行うことができる。
請求項3の発明によれば、内燃機関の始動後にキャニスタパージの機能判定がキャニスタパージよりも低い水温から可能になる。したがって、エンジン始動からすぐにキャニスタパージの機能判定を行い続けてキャニスタパージを行うことで、エンジン始動後のこれらの一連のパージ処理を迅速に終了させることができる。
請求項4の発明によれば、キャニスタパージの機能判定の前にパージ弁の開固着を検出することができ、パージ弁が開固着状態である場合にキャニスタパージを行わないようにすることができる。これにより、パージ弁が故障状態であるときの無駄なキャニスタパージの機能判定を行わないようにすることができる。
請求項5の発明によれば、キャニスタ開閉弁の閉弁時にキャニスタパージの機能判定を規制することで、タンクパージの実行時にキャニスタパージの機能判定が規制される。これにより、燃料タンク内の圧力の影響を回避してキャニスタパージの機能判定を行うことができる。また、キャニスタ開閉弁が閉弁から開弁に切り換わってから所定時間経過するまでキャニスタパージの機能判定が規制されるので、タンクパージの終了時にキャニスタ開閉弁が閉弁から開弁に切り換わった後にキャニスタ内の圧力を安定させてからタイミングよくキャニスタパージの機能判定を行うことができ、キャニスタパージの機能判定の精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図である。 エバポレーティブリークチェックモジュールの切替弁の非作動時における内部構成部品の作動を示す図である。 エバポレーティブリークチェックモジュールの切替弁の作動時における内部構成部品の作動を示す図である。 本実施形態のECUが実行するパージフローモニタの制御手順を示すフローチャートの一部である。 本実施形態のECUが実行するパージフローモニタの制御手順を示すフローチャートの残部である。 パージバルブ正常、パージ機能異常時の、バイパス弁の駆動信号、各バルブ、各タイマの作動、キャニスタ圧力偏差の推移の一例を示すタイムチャートである。 パージバルブ正常、パージ機能正常時の、バイパス弁の駆動信号、各バルブ、各タイマの作動、キャニスタ圧力偏差の推移の一例を示すタイムチャートである。 開固着ありと判定される場合の、バイパス弁の駆動信号、各バルブ、各タイマの作動、キャニスタ圧力偏差の推移の一例を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置1の概略構成図である。また、図2は、エバポレーティブリークチェックモジュール34の切替弁34eの非作動時における内部構成部品の作動を示す図であり、図3は、エバポレーティブリークチェックモジュール34の切替弁34eの作動時における内部構成部品の作動を示す図である。図2及び図3中の矢印は、図の状態でエバポレーティブリークチェックモジュール34内の負圧ポンプ34cを作動させた場合の空気の流れ方向を示す。なお、切替弁34eは、図2の非作動時が開弁状態であり、図3の作動時が閉弁状態である。以下、燃料蒸発ガス排出抑止装置の構成を説明する。
本実施形態に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置1は、図示しない走行用モータ及びエンジン10(内燃機関)を備え、どちらか一方或いは双方を用いて走行するハイブリット車やプラグインハイブリッド車に用いられている。
図1に示すように、燃料蒸発ガス排出抑止装置1は、大きく車両に搭載されるエンジン10と、燃料を貯留する燃料貯留部20と、燃料貯留部20で蒸発した燃料の蒸発ガスを処理する燃料蒸発ガス処理部30と、車両の総合的な制御を行うための制御装置である電子コントロールユニット(以下、ECUという)40(キャニスタパージ制御部、タンクパージ制御部、パージ機能判定部、パージ機能判定規制部、キャニスタパージ規制部、パージ弁故障判定部)とで構成されている。
エンジン10は、吸気通路噴射型(Multi Point Injection:MPI)のガソリンエンジンである。エンジン10には、エンジン10の燃焼室内に空気を取り込む吸気通路11が設けられている。また、吸気通路11の下流には、エンジン10の吸気ポート内に燃料を噴射する燃料噴射弁12が設けられている。燃料噴射弁12には、燃料配管13が接続され、燃料を貯留する燃料タンク21から燃料が供給される。
エンジン10の吸気通路11には、吸入する空気の温度を検出する吸気温センサ14が配設されている。また、エンジン10には、エンジン10を冷却する冷却水の温度を検出する水温センサ15が配設されている。
燃料貯留部20は、燃料タンク21と、燃料タンク21への燃料注入口である燃料給油口22と、燃料を燃料タンク21から燃料配管13を介して燃料噴射弁12に供給する燃料ポンプ23と、燃料タンク21から燃料蒸発ガス処理部30への燃料の流出を防止する燃料カットオフバルブ24及び給油時に燃料タンク21内の液面を制御するレベリングバルブ25とで構成されている。また、燃料タンク21内で発生した燃料の蒸発ガスは、燃料カットオフバルブ24よりレベリングバルブ25を経由して、燃料蒸発ガス処理部30に排出される。
燃料蒸発ガス処理部30は、パージ配管31(連通路)と、ベーパ配管32(連通路)と、キャニスタ33と、エバポレーティブリークチェックモジュール34と、密閉弁35と、パージバルブ36(パージ弁)と、バイパス弁37(キャニスタ開閉弁)と、圧力センサ38とで構成されている。
パージ配管31は、エンジン10の吸気通路11とキャニスタ33とを連通するように設けられている。
そして、ベーパ配管32は、燃料タンク21のレベリングバルブ25とパージ配管31とを連通するように設けられている。即ち、ベーパ配管32は、燃料タンク21とパージ配管31とを連通するように設けられている。
キャニスタ33は、内部に活性炭を有している。また、キャニスタ33には、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガス或いは活性炭に吸着した燃料蒸発ガスが流通可能なようにパージ配管31が接続されている。また、キャニスタ33には、活性炭に吸着した燃料蒸発ガスをエンジン10の吸気通路11に放出するときに外気を吸入する大気孔33aが設けられている。
図2及び図3に示すように、エバポレーティブリークチェックモジュール34には、キャニスタ33の大気孔33aに通じるキャニスタ側通路34aと、大気に通じる大気側通路34bとが設けられている。大気側通路34bには、負圧ポンプ34cを備えるポンプ通路34dが連通している。また、エバポレーティブリークチェックモジュール34には、切替弁34eとバイパス通路34fとが設けられている。そして、切替弁34eは、電磁ソレノイドを備え、当該電磁ソレノイドで駆動される。切替弁34eは、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)である時には、図2のように、キャニスタ側通路34aと大気側通路34bとを連通させる(切替弁34eの開弁状態に相当)。また、切替弁34eは、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)である時には、図3のように、キャニスタ側通路34aとポンプ通路34dとを連通させる(切替弁34eの閉弁状態に相当)。バイパス通路34fは、常時キャニスタ側通路34aとポンプ通路34dとを導通させる通路である。そして、バイパス通路34fには、小径(例えば、直径0.45mm)の基準オリフィス34gが設けられている。また、ポンプ通路34dの負圧ポンプ34cとバイパス通路34fの基準オリフィス34gとの間には、ポンプ通路34d或いは基準オリフィス34g下流のバイパス通路34f内の圧力を検出する圧力センサ34h(圧力検出部)が設けられている。
圧力センサ34hは、キャニスタ33の内圧であるキャニスタ内圧を検出するものである。
密閉弁35は、燃料タンク21とパージ配管31との間のベーパ配管32に介装されている。密閉弁35は、電磁ソレノイドを備え、当該電磁ソレノイドで駆動される。密閉弁35は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で閉弁状態となり、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)となると開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。密閉弁35は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で閉弁状態であるとベーパ配管32を封鎖し、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)で開弁状態であるとベーパ配管32を開放する。即ち、密閉弁35は、閉弁状態であれば燃料タンク21を密閉状態に封鎖し、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガスのキャニスタ33或いはエンジン10の吸気通路11への流出を不可とし、開弁状態であれば燃料蒸発ガスのキャニスタ33或いはエンジン10の吸気通路11への流出を可能とする。
パージバルブ36は、吸気通路11とパージ配管31のベーパ配管32の接続部との間のパージ配管31に介装されている。パージバルブ36は、電磁ソレノイドを備え、当該電磁ソレノイドで駆動される。パージバルブ36は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で閉弁状態となり、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)となると開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、パージバルブ36は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で閉弁状態であるとパージ配管31を封鎖し、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)で開弁状態であるとパージ配管31を開放する。即ち、パージバルブ36は、閉弁状態であればキャニスタ33或いは燃料タンク21よりエンジン10の吸気通路11への燃料蒸発ガスの流出を不可とし、開弁状態であればキャニスタ33或いは燃料タンク21よりエンジン10の吸気通路11へ燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
バイパス弁37は、パージ配管31のベーパ配管32の接続部とキャニスタ33との間のパージ配管31に介装されている。バイパス弁37は、電磁ソレノイドを備え、当該電磁ソレノイドで駆動される。バイパス弁37は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で開弁状態となり、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)となると閉弁状態となる常時開タイプの電磁弁である。そして、バイパス弁37は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で開弁状態であるとキャニスタ33をパージ配管31に開放し、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)で閉弁状態であるとキャニスタ33を封鎖する。即ち、バイパス弁37は、閉弁状態であればキャニスタ33を密閉し、キャニスタ33への燃料蒸発ガスの流入或いはキャニスタ33からの燃料蒸発ガスの流出を不可とする。そして、バイパス弁37は、開弁状態であればキャニスタ33への燃料蒸発ガスの流入或いはキャニスタ33からの燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
圧力センサ38は、燃料タンク21と密閉弁35との間のベーパ配管32に配設されている。そして、圧力センサ38は、燃料タンク21の内圧であるタンク内圧を検出するものである。なお、圧力センサ38は、密閉弁35が閉弁状態であって、燃料タンク21が密閉されている時にのみ、燃料タンク21のみの内圧を検出することができる。
ECU40は、車両の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
ECU40の入力側には、上記吸気温センサ14、水温センサ15、圧力センサ34h及び圧力センサ38が接続されており、これらのセンサ類からの検出情報が入力される。
一方、ECU40の出力側には、上記燃料噴射弁12、燃料ポンプ23、負圧ポンプ34c、切替弁34e、密閉弁35、パージバルブ36及びバイパス弁37が接続されている。
ECU40は、各種センサ類からの検出情報に基づいて、負圧ポンプ34cの運転と、切替弁34e、密閉弁35、パージバルブ36及びバイパス弁37の開閉とを制御し、燃料タンク21にて発生した燃料蒸発ガスのキャニスタ33への吸着や、エンジン10の運転時にキャニスタ33に吸着した燃料蒸発ガスや燃料タンク21にて発生した燃料蒸発ガスをエンジン10の吸気通路11へ排出するパージ処理(キャニスタパージ、タンクパージ)を可能としている。
キャニスタパージは、例えばエンジン始動直後に所定時間行われる。
ECU40は、キャニスタパージでは、エンジン運転中において、パージバルブ36及びバイパス弁37を開弁する(キャニスタパージ制御部)。なお、このとき、密閉弁35は閉弁状態であり、切替弁34eは開弁状態である。これにより、エンジン10の吸気通路11にパージ配管31及びキャニスタ33が連通するので、エンジン10の作動により負圧となった吸気通路11へ、キャニスタ33の外気吸入口から大気がキャニスタ33、パージ配管31を通過して流入する。したがって、キャニスタ33に吸着されている燃料蒸発ガスが吸気通路11へ排出して処理される。
タンクパージは、エンジン10運転中において、燃料タンク21内の圧力が所定圧P1以上の高圧となった場合に低下するまで行われる。ECU40は、タンクパージとして、密閉弁35及びパージバルブ36を開弁させ、バイパス弁37を閉弁させる(タンクパージ制御部)。これにより、エンジン10の吸気通路11にパージ配管31、ベーパ配管32を介して燃料タンク21が連通するので、エンジン10の作動により負圧となった吸気通路11へ、燃料タンク21からベーパ配管32、パージ配管31を通過して燃料蒸発ガスが流入する。したがって、燃料タンク21内の燃料蒸発ガスが吸気通路11へ排出して処理され、燃料タンク21内の圧力が低下する。なお、タンクパージは、キャニスタパージより優先して行われる。したがって、エンジン始動直後に燃料タンク21内の圧力が所定圧P1以上である場合には、タンクパージを行ってからキャニスタパージが行われる。
また、ECU40は、エンジン始動直後に、キャニスタパージが正常に行われるか否かを判別するパージフローモニタが可能となっている。
パージフローモニタは、エンジン始動直後にモニタ条件が成立した場合に行われる。モニタ条件は、エンジン10始動後、スロットル55が全開でない(スロットル前後圧力比が所定値R1以下)、エンジン水温Twが第1の所定温度Tw1以上等である。
図4及び図5は、ECU40が実行するパージフローモニタの制御手順を示すフローチャートである。また、図6〜8は、パージフローモニタにおける各バルブ(密閉弁35、パージバルブ36、バイパス弁37、切替弁34e)の駆動信号、各タイマ(バイパス弁開弁後禁止タイマ、パージ機能モニタ実行タイマ、パージバルブモニタ実行タイマ、パージバルブモニタ故障確認タイマ)の作動、スロットル前後圧力比、キャニスタ圧力偏差、及び各判定信号を示すタイムチャートである。図6は、パージバルブ36が開固着しておらず、かつパージ機能が異常である場合の一例を示している。図7は、パージバルブ36が開固着しておらず、かつパージ機能が正常である場合の一例を示している。図8は、パージバルブ36が開固着している場合の一例を示している。
図4〜8を用いて、パージフローモニタの制御要領について説明する。
パージフローモニタは、エンジン10始動後に開始される。なお、エンジン始動からキャニスタパージが禁止される。
図4及び図5に示すように、始めに、ステップS10では、上記モニタ条件が所定時間T1継続して成立しているか否かを判別する。モニタ条件が所定時間T1継続して成立している場合には、ステップS20に進む。モニタ条件が所定時間T1継続して成立していない場合には、ステップS10に戻る。
ステップS20では、パージバルブモニタを実行する。パージバルブモニタは、パージバルブ36を閉制御するとともにバイパス弁37を開弁し、切替弁34eを閉弁してキャニスタ内圧Pを圧力センサ34hにより検出して行われる。詳しくは、まずパージバルブモニタ開始時に圧力センサ34hにより検出したキャニスタ内圧Pを基準圧Pbとして記憶する。そして、キャニスタ内圧Pを検出しつつ、パージバルブモニタ開始から所定時間T2経過する前に、キャニスタ内圧Pと基準圧Pbとの圧力偏差ΔP(=|P―Pb|)が所定値P2以上になった状態が所定時間T3以上継続した場合には、パージバルブ36が開固着ありと判定する。パージバルブモニタ開始から所定時間T2経過するまでに、圧力偏差ΔPが所定値P2以上になった状態が所定時間T3以上継続しなければ、パージバルブ36が開固着しておらず正常であると判定する。そして、ステップS30に進む。
ステップS30では、ステップS20のパージバルブモニタにより、パージバルブ36が開固着なしと判定されたか否かを判別する。パージバルブ36が開固着なしと判定された場合には、ステップS40に進む。パージバルブ36が開固着ありと判定された場合には、ステップS150に進む。
ステップS40では、パージフローモニタ(パージ機能モニタ)を開始する。パージフローモニタ開始時には、切替弁34eを閉弁し、圧力センサ34hによりキャニスタ内圧Pを検出して基準圧Pbとして記憶する。そして、パージ機能モニタタイマTpを0からスタートさせる。そして、ステップS50に進む。
ステップS50では、モニタ条件が成立しているか否かを判別する。モニタ条件が成立している場合には、ステップS60に進む。モニタ条件が成立していない場合には、ステップS130に進む。
ステップS60では、バイパス弁37が閉弁状態であるか、またはバイパス弁37が閉弁から開弁に切り替えて所定時間T4以内であるか否かを判別する。なお、この判定はバイパス開弁後禁止タイマにより判定する。バイパス開弁後禁止タイマは、バイパス弁37の開弁時には0に設定され、バイパス弁37の閉弁時には所定時間T4に設定される。そして、バイパス弁37が閉弁から開弁に切り換わったときに所定時間T4からスタートして減少するようにカウントされる。バイパス開弁後禁止タイマのカウント値が0より大きい場合では、バイパス弁37が閉弁状態であるか、またはバイパス弁37が開弁から閉弁に切り替えて所定時間T4以内であると判定し、ステップS130に進む。バイパス開弁後禁止タイマが0である場合には、ステップS70に進む。ここで、所定時間T4は、タンクパージ後にバイパス弁37が閉弁から開弁に切り換わってからキャニスタ33内の圧力が十分に安定するような時間に設定すればよい。
ステップS70では、圧力センサ34hによりキャニスタ内圧Pを検出する。そして、ステップS80に進む。
ステップS80では、ステップS70で検出したキャニスタ内圧Pと、ステップS40で記憶した基準圧力Pbとの差である圧力偏差ΔP(=|P−Pb|)を演算する。そして、ステップS90に進む。
ステップS90では、ステップS80で演算した圧力偏差ΔPが、所定圧P3以上であるか否かを判別する。なお、所定圧P3は、エンジン作動による吸気通路11の負圧によってキャニスタ内圧が低下し、適宜設定した所定時間T5の間に生じる圧力偏差をあらかじめ実験等で計測しておき、その下限値付近に設定すればよい。圧力偏差ΔPが、所定圧P3以上である場合には、ステップS120に進む。圧力偏差ΔPが、所定圧P3未満である場合には、ステップS100に進む。
ステップS100では、パージ機能モニタタイマTpが前述の所定時間T5以上であるか否かを判別する。パージ機能モニタタイマTpが所定時間T5以上である場合には、ステップS110に進む。パージ機能モニタタイマTpが所定時間T5未満である場合には、ステップS50に戻る。
ステップS110では、パージ機能が異常であると判定し、ステップS160に進む。
ステップS120では、パージ機能が正常であると判定し、ステップS160に進む。
ステップS130では、パージフローモニタを中止する。詳しくは、切替弁34eを開作動させる。そして、ステップS140に進む。
ステップS140では、ステップS10と同様に、モニタ条件が所定時間T1以上継続して成立しているか否かを判別する。モニタ条件が所定時間T1以上継続して成立している場合には、ステップS40に戻る。モニタ条件が所定時間T1以上継続して成立していない場合には、ステップS140に戻る。
ステップS150では、パージバルブ36が開固着しており異常であると判定し、ステップS160に進む。
ステップS160では、所定時間T6経過後にパージフローモニタを完了させる。なお、この所定時間T6は、パージフローモニタが確実に完了したことを確認するために設定される。パージフローモニタの完了時には、キャニスタパージの禁止を解除する。そして、本ルーチンを終了する。
なお、上記ステップS20におけるパージバルブモニタが本発明のパージ弁故障判定部に該当し、S40〜S120までの制御が本発明のパージ機能判定部に該当し、ステップS60、S130の制御が本発明のパージ機能判定規制部に該当する。また、エンジンの始動後からステップS160の制御において解除されるまでのキャニスタパージの禁止がキャニスタパージ規制部に該当する。
以上のように、本実施形態では、パージフローモニタのモニタ条件が成立した場合に開始されるが、まずパージバルブ36が開固着状態であるか否かを判別するパージバルブモニタを実行する。
パージバルブモニタは、上記のようにパージバルブ36を閉制御するとともにバイパス弁37を開弁した状態で、切替弁34eを閉弁してキャニスタ33内の圧力を圧力センサ34hにより検出し、エンジン10の運転中に所定時間T2経過してもキャニスタ33内の圧力偏差ΔPが所定値P2に達しなければパージバルブ36が開固着しておらず、所定時間T2経過する前にキャニスタ33内の圧力偏差ΔPが所定値P2以上になりこれが所定時間T3以上継続した場合にパージバルブ36が開固着していると判定する。なお、所定値P2は、パージバルブ36が閉弁状態では適宜設定した所定時間T2エンジン10が運転しても達しない(低下しない)ような値に設定すればよい。所定時間T3は、吸気圧の変動による誤検出を回避するために設定される。
エンジン10の運転によって吸気通路11内が負圧になっても、パージバルブ36を閉制御しているので、パージバルブ36が正常に閉弁していればキャニスタ33内の圧力は変化(低下)しない。しかしキャニスタ33内の圧力が変化(低下)した場合には、吸気通路11内の負圧によってキャニスタ33内の圧力が低下しているのであって、パージバルブ36を閉制御しているにも拘わらずパージバルブ36が開弁していることが推定され、よって、パージバルブ36が開固着状態であると判定することができる。
そして、このパージバルブモニタによりパージバルブ36が開固着状態でないと判定された場合に、パージフローモニタが行われる。
パージフローモニタは、切替弁34e及び密閉弁35を閉弁しバイパス弁37を開弁したまま、パージバルブ36を開弁させて所定時間T5経過するまでに圧力偏差ΔPが所定値P3以上になった場合には正常であり、所定時間T5経過しても圧力偏差ΔPが所定値P3以上にならない場合には異常であると判定する。これは、実際にキャニスタパージを行うように密閉弁35、パージバルブ36、バイパス弁37を制御し、切替弁34eを閉弁してキャニスタ33内の圧力を検出可能とし、キャニスタ33内の圧力偏差ΔPが所定値P3以上大きくなった場合、即ち吸気通路11の負圧により所定値P3以上低下した場合には、キャニスタパージが可能であることを確認するものである。
本実施形態では、バイパス弁37が閉弁となった場合にパージフローモニタがすぐに中止される。これは、バイパス弁37が閉弁となることで、キャニスタ33が閉鎖されるので、吸気通路11の負圧によって発生するキャニスタ33内の圧力の変化に基づいて判定するパージフローモニタは不能となるからである。
更に、本実施形態では、タンクパージが終了してバイパス弁37が開弁しても、すぐにはパージフローモニタを開始しない。これは、タンクパージ終了直後では、パージ配管31内に残留する燃料蒸発ガスによって圧力が上昇している場合があり、タンクパージ終了によりバイパス弁37が開弁してすぐにパージフローモニタを再開すると、連通路内に高圧の燃料蒸発ガスが残留している虞がありパージ配管31内の圧力によってキャニスタ33内の圧力が変動し、パージフローモニタを正常に判定できなくなる虞があるためである。特に、本実施形態では、バイパス弁37の開弁から所定時間T4経過したことでパージフローモニタが開始可能となるので、圧力センサ34hの近くで開閉するバイパス弁37の開閉タイミングに基づいてパージフローモニタを開始させるタイミングが設定されることで、キャニスタ33内の圧力変動が収まるタイミングをより正確に設定することができる。したがって、パージフローモニタの完了させる時間T6を極力短くしてエンジン10始動後にパージフローモニタをより早く終了させることで、例えばエンジン始動頻度の低いプラグインハイブリッドのような車両であっても、パージフローモニタを実施できる頻度が向上する。これにより、大気に影響を与える可能性のある故障を素早く検知し、環境性能が向上する。
また、本実施形態では、パージフローモニタが終了してからキャニスタパージの禁止が解除される。このようにパージフローモニタ時にキャニスタパージが規制されることで、キャニスタパージの機能が十分であると判定されてからキャニスタパージが行なわれ、適正なキャニスタパージのみ行うことができる。
また、パージフローモニタの前にパージバルブモニタを行って、パージバルブが開固着状態でない場合にパージフローモニタを行うようにすることで、パージバルブが開固着状態であるときの無駄なパージフローモニタの実行を防止することができる。
また、パージフローモニタの実行条件であるモニタ条件にエンジン水温が第2の所定温度Tw2以上であることが含まれているが、キャニスタパージの実行条件にはエンジン水温が第1の所定温度Tw1以上であることが含まれている。そして、このパージフローモニタの実行条件のエンジン水温の閾値とする第2の所定温度Tw2を、キャニスタパージの実行条件のエンジン水温の閾値である第1の所定温度Tw1よりも低い温度に設定し、エンジン水温が第2の所定温度Tw2未満である場合にパージフローモニタを規制すればよい。これにより、エンジンの始動後にパージフローモニタがキャニスタパージよりも低い水温から可能になる。したがって、エンジン始動からすぐにパージフローモニタを行って早く終了させてキャニスタパージに移行させることができ、これらのエンジン始動後のパージ処理を迅速に終了させることができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、少なくとも上記のようにバイパス弁37の開閉に基づいてパージフローモニタの規制を行えばよい。
また、上記実施形態では、車両をハイブリッド車両としているが、これに限定されるものではなく、バイパス弁37を有するとともにパージフローモニタが可能な燃料蒸発ガス排出抑止装置において広く、バイパス弁37の開閉に基づいてパージフローモニタの規制を行えばよい。
10 エンジン(内燃機関)
11 吸気通路
21 燃料タンク
31 パージ配管(連通路)
32 ベーパ配管(連通路)
33 キャニスタ
34h 圧力センサ(圧力検出部)
35 密閉弁
36 パージバルブ(パージ弁)
37 バイパス弁(キャニスタ開閉弁)
40 ECU(キャニスタパージ制御部、タンクパージ制御部、パージ機能判定部、パージ機能判定規制部、キャニスタパージ規制部、パージ弁故障判定部)

Claims (5)

  1. 内燃機関の吸気通路と燃料タンクとを連通する連通路と、
    前記連通路に接続され前記連通路内の燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、
    前記連通路と前記キャニスタとの連通を開閉するキャニスタ開閉弁と、
    前記吸気通路と前記キャニスタとの間の前記連通路を開閉するパージ弁と、
    前記燃料タンクを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉する密閉弁と、
    前記キャニスタの内圧を検出する圧力検出部と、
    前記内燃機関の運転中に前記密閉弁を閉弁し前記キャニスタ開閉弁及び前記パージ弁を開弁して、前記キャニスタに吸着された燃料蒸発ガスを前記吸気通路に放出して前記内燃機関に供給するキャニスタパージを実行させるキャニスタパージ制御部と、
    前記内燃機関の運転中に前記密閉弁を閉弁し前記パージ弁及び前記キャニスタ開閉弁を開弁して、前記圧力検出部により検出した前記キャニスタの内圧の変化に基づいて前記キャニスタパージの機能判定を行うパージ機能判定部と、
    を備えることを特徴とする燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  2. 前記内燃機関の始動後、前記パージ機能判定規制部による前記キャニスタパージの機能判定が終了するまで前記キャニスタパージを規制するキャニスタパージ規制部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  3. 前記キャニスタパージ制御部による前記キャニスタパージは前記内燃機関の水温が第1の所定温度未満で規制されるとともに、前記パージ機能判定部による前記キャニスタパージの機能判定は前記第1の所定温度より低い第2の所定温度未満で規制されることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  4. 前記パージ機能判定部による前記キャニスタパージの機能判定の前に、前記内燃機関の運転中に前記密閉弁を閉弁し前記キャニスタ開閉弁を開弁して、前記パージ弁を閉制御し、前記圧力検出部により検出した前記キャニスタの内圧の変化に基づいて前記パージ弁の開固着を検出するパージ弁故障判定部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  5. 前記内燃機関の運転中に前記キャニスタ開閉弁を閉弁し前記密閉弁及び前記パージ弁を開弁して、前記燃料タンク内の燃料蒸発ガスを前記吸気通路に放出して前記内燃機関に供給するタンクパージを実行させるタンクパージ制御部と、
    前記タンクパージ制御部による前記タンクパージが実行された後、前記キャニスタ開閉弁が閉弁から開弁に切り換わってから所定時間経過するまで前記パージ機能判定部による前記キャニスタパージの機能判定を規制するパージ機能判定規制部を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
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