JP2015106693A - 半導体ウェハ及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体ウェハ及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】面積効率の低下を抑えつつ、レーザーダイシングの収率向上を可能とした半導体ウェハ及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】基板の一方の面側に設けられ、第1の軸方向と第2の軸方向とにそれぞれ並ぶ複数の半導体装置パターン10と、基板の一方の面側に設けられ、複数の半導体装置パターン10の各々を平面視で囲むダイシングストリート20と、ダイシングストリート20上に設けられ、平面視で互いに離れて配置された複数の金属ユニットを有する金属アライメントパターン30と、を備える。第1、第2のダイシングストリート21、22の各幅はそれぞれ15μm以上200μm以下であり、複数の金属ユニットは、第1、第2のダイシングストリート21、22の各中心線からそれぞれ1.5μm以上離れている。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウェハ及び半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の微細パターンは、フォトリソ工程でフォトマスクに描かれた回路通りにパターニングされたレジストをマスクとして、エッチングや金属蒸着などの加工を繰り返すことによって形成される。その際、複数回のフォトリソ工程でフォトマスクのマスクパターンを精度良く重ね合わせる必要がある。そのため、マスクパターンには、半導体装置形成用のパターン(即ち、半導体装置パターン)や特性確認用のパターン以外に、複数層のマスクを精度良く重ね合わせることを目的としたアライメントパターンが配置されている。
上記のフォトリソ工程で使用される露光機は、半導体装置のパターン寸法、つまりレジストの要求解像度により種類が異なる。要求解像度が1μm程度以上であればマスクアライナーも使用可能である。
マスクアライナーを使用した場合、フォトマスクと半導体ウェハとの位置合わせは人間の目で行う。このため、露光工程では、まずフォトマスク上のアライメントパターン、及び半導体ウェハ上のアライメントパターンを探す必要がある。しかしながら、顕微鏡の視野が狭いこと、及び、半導体ウェハをステージにセットする際の位置が毎回異なることから、上述したアライメントパターンを探す作業には時間がかかる。
そのため、アライメントパターンを増やしてフォトマスク上の多くの場所で位置合わせをできるようにしたり、特許文献1のように、レチクルラインの交差部近傍のチップパターンの隅部にアライメントパターンを配置することで、その検出を容易にしたりしている。また、アライメントパターンは、特許文献2のように、平面視で十字パターンなど単純な形状のものが使われることが多い。
また、一般的な半導体装置の製造プロセスにおいて、ダイシングストリートは、半導体ウェハの厚み(即ち、半導体ウェハ表面に垂直な方向の厚み)が最も薄くなる領域(多くの場合、基板表面が露出した領域)となる。ここで、ダイシングストリートとは、例えば、半導体ウェハ表面における複数の半導体装置パターン間の境界領域のことである。ダイシングストリートの幅方向(即ち、短手方向)の長さは、半導体装置パターンを個々に切断する(即ち、ダイシングする)際に、その影響が半導体装置パターンに及ばないだけのマージンをもって設定されている。
ダイシングの方法は、ダイシングソーによるものとレーザーによるもの(即ち、レーザーダイシング)とに大別される。さらに、レーザーダイシングは、アブレーション加工とステルスダイシングの2つに大別される。アブレーション加工は、半導体ウェハ表面の微少なエリアに極短時間レーザー光を集中させて被照射部を昇華・蒸発させる。ステルスダイシングは、特許文献3のように、半導体ウェハの内部にレーザー光を高密度に集中させて多光子吸収を誘発し、被照射部を改質する。アブレーション加工の場合は基板の昇華・蒸発部を、ステルスダイシングの場合は改質部を、ダイシングストリート内に該ダイシングストリートの延設方向(即ち、長手方向)に平行かつ連続的に形成し、その後、該昇華・蒸発部又は該改質部をきっかけとして半導体ウェハをブレーカーなどで分割する。
上記した、ダイシングストリート内の該ダイシングストリートの延設方向に平行かつ連続的に形成された昇華・蒸発部又は改質部を、スクライブラインと呼ぶ。レーザーの吸収を利用したレーザーダイシングのほうが、ダイシングソーによるダイシングと比較して、狭い加工幅と滑らかな加工エッジ形状を得ることができる。また、一般に、ステルスダイシングはアブレーション加工よりも加工幅(即ち、スクライブラインの幅)を小さくできる。
特公平7−111952号公報 特開昭58−58732号公報 特開2005−175147号公報
ところで、半導体ウェハ表面の面積効率を上げるためには、半導体装置パターンを取り囲むダイシングストリート内にアライメントパターンを配置する方法が考えられる。この場合、金属電極形成工程で形成される金属のアライメントパターン(以下、金属アライメントパターン)もダイシングストリート内に形成される。しかしながら、スクライブラインが形成される線上にレーザー光を遮るような金属が存在した場合、この金属がレーザー光を反射し、半導体ウェハ内部で焦点を結べなくなる。このため、スクライブライン上の金属のある箇所のみ昇華・蒸発しない、又は、改質されない、或いは、多少は昇華・蒸発・改質されるにしても、レーザーダイシングの断面形状が最適な条件から大きく外れたような形状になってしまう。
通常、ダイシングストリート内に配置されるアライメントパターン(金属アライメントパターンを含む)は、スクライブラインが形成される線上(多くの場合、ダイシングストリートの長手方向に沿う中心線上)に配置される。レーザーダインシング時は、ダイシングストリートの長手方向に沿う中心線を狙ってレーザー光を照射し、スクライブラインを形成する。つまり、ダイシングストリート内にアライメントパターンが配置されている半導体ウェハには少なからず、レーザーを反射し、昇華・蒸発もしくは改質されない、或いは、多少は昇華・蒸発・改質されるにしても、レーザーダイシングの断面形状が最適な条件から大きく外れたような形状になってしまう部分がある。
このように半導体ウェハ表面に十分な昇華・蒸発が起こってない、又は半導体ウェハ内部に十分に改質されていない部分が存在すると、そこを基点として、実際のブレーキング(即ち、切断)ラインがスクライブラインから外れて半導体装置が割れて壊れてしまい、レーザーダイシングの収率が低下してしまうおそれがあった。つまり、半導体ウェハが予定していない位置で切断され、半導体装置に割れ・欠けが生じてしまうおそれがあった。
ここで、上記のブレーキングによる半導体装置の割れ・欠けを防ぐには、ダイシングストリート内にアライメントパターンを配置しない方法、もしくは、ダイシングソーを使用してダイシングする方法が考えられる。しかしながら、ダイシングストリート内にアライメントパターンを配置しない方法では、該アライメントパターンを特許文献1のように半導体装置パターン内に配置することになる。この方法は、アライメントパターンが半導体装置パターンの一部面積を占有することになるため、半導体ウェハの表面において半導体装置パターンが実際に占める占有面積が低下し、半導体ウェハの面積効率(即ち、半導体ウェハ一枚から得られる半導体装置の数)が低下してしまう。
そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、面積効率の低下を抑えつつ、レーザーダイシングの収率向上を可能とした半導体ウェハ及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る半導体ウェハは、基板の一方の面側に設けられ、第1の軸方向と、この第1の軸方向と平面視で直交する第2の軸方向とにそれぞれ並ぶ複数の半導体装置パターンと、基板の一方の面側に設けられ、複数の半導体装置パターンの各々を平面視で囲むダイシングストリートと、ダイシングストリート上に設けられ、平面視で互いに離れて配置された複数の金属ユニットを有する金属アライメントパターンと、を備え、ダイシングストリートのうち、第1の軸方向に延設された第1のダイシングストリートと、第2の軸方向に延設された第2のダイシングストリートの各幅はそれぞれ15μm以上200μm以下であり、複数の金属ユニットは、第1のダイシングストリートの第1の軸方向に沿う第1の中心線及び第2のダイシングストリートの第2の軸方向に沿う第2の中心線からそれぞれ1.5μm以上離れていることを要旨とする。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、上記の半導体ウェハを用意する工程と、半導体ウェハの第1のダイシングストリートの第1の中心線と重なる領域にレーザー光を照射して、第1のレーザーダイシングラインを形成する工程と、半導体ウェハの第2のダイシングストリートの第2の中心線と重なる領域にレーザー光を照射して、第2のレーザーダイシングラインを形成する工程と、第1のレーザーダイシングラインと第2のレーザーダイシングラインとに沿って半導体ウェハをブレーキングする工程と、を含むことを要旨とする。
本発明の一態様によれば、半導体ウェハの面積効率の低下を抑えつつ、レーザーダイシングの収率向上が可能である。
第1実施形態に係る半導体ウェハ100の構成例を示す平面模式図である。 半導体ウェハ100の一部を拡大した平面模式図である。 半導体ウェハ100の一部をさらに拡大した平面模式図である。 第1実施形態に係る半導体装置150の製造方法を示す平面模式図である。 第1実施形態に係る半導体装置150の製造方法を示す平面模式図である。 第2の実施形態に係る半導体ウェハ200の一部を拡大した平面模式図である。 第3の実施形態に係る半導体ウェハ300の第1、第2の金属アライメントパターン330、340及びその周辺を拡大した平面模式図である。 半導体ウェハ300の変形例を示す平面模式図である。 実施例に係る半導体装置500の製造工程を示す断面模式図である。 実施例に係る半導体装置500の製造工程を示す断面模式図である。 図9(b)を平面視したときの模式図である。 図9(c)を平面視したときの模式図である。 図9(d)を平面視したときの模式図である。 図10(a)を平面視したときの模式図である。 図10(b)を平面視したときの模式図である。 図10(c)を平面視したときの模式図である。 得られた半導体装置500の構成例を示す平面模式図である。 比較例を示す平面模式図である。 比較例を示す平面模式図である。 比較例を示す平面模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(本実施形態)を説明する。
<全体構成>
[半導体ウェハ]
本実施形態に係る半導体ウェハは、基板の一方の面(例えば、表面)側に設けられ、第1の軸(例えば、X軸)方向と、この第1の軸方向と平面視で直交する第2の軸(例えば、Y軸)方向とにそれぞれ並ぶ複数の半導体装置パターンと、基板の一方の面側に設けられ、複数の半導体装置パターンの各々を平面視で囲むダイシングストリートと、ダイシングストリート上に設けられ、平面視で互いに離れて配置された複数の金属ユニットを有する金属アライメントパターンと、を備える。ダイシングストリートのうち、第1の軸方向に延設された第1のダイシングストリートと、第2の軸方向に延設された第2のダイシングストリートの各幅はそれぞれ15μm以上200μm以下である。また、複数の金属ユニットは、第1のダイシングストリートの第1の軸方向に沿う第1の中心線及び第2のダイシングストリートの第2の軸方向に沿う第2の中心線からそれぞれ1.5μm以上離れている。また、複数の金属ユニットは、例えば、第1の中心線又は第2の中心線を軸に線対称に配置されていてもよい。さらに、複数の金属ユニットは、互いに3μm以上100μm以下離れていてもよい。
これにより、レーザーダイシングによって形成されるレーザーダイシングラインが均一に形成され、半導体ウェハの面積効率の低減を抑制しながら、レーザーダイシング時のブレーキング収率の低減も抑制することが可能になる。
本実施形態に係る半導体ウェハでは、金属アライメントパターンが有する金属ユニットとレーザーダイシングラインとが干渉しないように、金属アライメントパターンを設計することが重要である。仮に、金属ユニットとレーザーダイシングラインとが干渉する部分が発生すれば、干渉した部分で金属ユニットによるレーザーの反射が発生し、基板の内部が十分に改質されず、ブレーキングを阻害する可能性がある。
この点を考慮し、本実施形態に係る半導体ウェハでは、金属アライメントパターンが有する複数の金属ユニットの隣り合う金属ユニットの間隔は、レーザーダイシングラインの幅よりも大きくなるように設計されている。レーザーダイシングラインの幅は、1μm以下にすることが可能である。レーザーリフトオフ時の合わせ精度も考慮すると、金属アライメントパターンの隣り合う金属ユニットの間隔は、少なくとも3μm以上であることが好ましい。
一方、金属アライメントパターンはダイシングストリート内に配置されるため、金属アライメントパターンが大きいとダイシングストリートも大きく設計する必要があり、面積効率を低下させてしまう。そのため、極力小さいが目視でマスク合わせしやすい大きさである必要があり、金属アライメントパターンの隣り合う金属ユニットの間隔は100μm以下にすることが好ましい。同様に、ダイシングストリートの幅も面積効率の観点から小さい方が良いが、ブレーキング時のマージンと目視でのマスク合わせの作業性を考慮して、ダイシングストリート幅は15μm以上200μm以下にするのが好ましい。
[半導体装置の製造方法]
本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、本実施形態に係る半導体ウェハを用意する工程と、半導体ウェハの第1のダイシングストリートの第1の中心線と重なる領域にレーザー光を照射して、第1のレーザーダイシングラインを形成する工程と、半導体ウェハの第2のダイシングストリートの第2の中心線と重なる領域にレーザー光を照射して、第2のレーザーダイシングラインを形成する工程と、第1のレーザーダイシングラインと第2のレーザーダイシングラインとに沿って半導体ウェハをブレーキングする工程と、を含む。これにより、本実施形態に係る半導体ウェハが個片化されて、本実施形態に係る半導体装置を得ることができる。
[半導体装置]
本実施形態に係る半導体装置は、上述したように、本実施形態に係る半導体ウェハにおいて、ダイシングストリート内に形成したレーザーダイシングラインをブレーキングすることによって得られる半導体装置である。この半導体装置は、この半導体装置を平面視したときのエッジ(即ち、基板の外周部の縁)から少なくとも1.5μm以上離れた場所に、金属ユニットを有する。
即ち、本実施形態に係る半導体装置では、ダイシングストリートのうち、第1の軸方向に延びる第1のダイシングストリートと、この第1の軸方向と平面視で直交する第2の軸方向に延びる第2のダイシングストリートの各幅はそれぞれ、ブレーキング前の半分の長さである7.5μm以上100μm以下となっている。また、金属ユニットは、半導体装置を平面視したときのエッジから1.5μm以上離れた場所に位置する。
半導体装置を平面視したときのエッジは、基板の外周部を断面視したときの形状(以下、断面形状)が順テーパー形状の場合は基板の底面(半導体装置パターンが形成されていない面)側の縁辺となり、基板の外周部の断面形状が逆テーパー形状の場合は基板の上面(半導体装置パターンが形成された面)側の縁辺となる。なお、エッジと金属ユニットとの距離は、平面視で互いを結ぶ最短距離にて定義される。
(半導体装置パターン)
本実施形態に係る半導体ウェハ及び半導体装置において、半導体装置パターンとは、半導体装置として機能するためのパターンが形成された領域を意味する。本実施形態に係る半導体ウェハにおいて、半導体装置パターンは、平面視で全体が碁盤目状を成すように配置されており、基板面に平行な第1の軸又は基板面に平行で第1の軸に直交する(即ち、垂直な)第2の軸方向に延設した幅が15μm以上200μm以下のダイシングストリートで囲まれている。
半導体装置パターンの具体例としては、発光素子や受光素子、MEMSなどが挙げられるがこの限りではない。特に、マスクアライナーなどフォトマスクと半導体ウェハとの位置合わせを人間の目で行う露光装置を使用して作製され、かつ、基板が高硬度のためレーザーダイシングにより個片化して得られるような窒化物半導体の発光素子や受光素子では、特に好ましい。
(金属アライメントパターン)
本実施形態に係る半導体ウェハ及び半導体装置において、金属アライメントパターンとは、金属材料で形成されたフォトリソグラフィーの位置合わせ用のパターンを意味する。本実施形態に係る半導体ウェハにおいて、金属アライメントパターンは、ダイシングストリート内に例えば複数配置されている。また、複数の金属アライメントパターンの各々は、任意のダイシングストリートの中心軸に対して線対称かつ3μm以上100μm以下離れて配置された、複数の金属ユニットを有する。金属ユニットは複数(2個以上)であれば特に制限されない。
複数の金属ユニットを有する金属アライメントパターンは、半導体ウェハとフォトマスクとを位置合わせする際に、半導体ウェハとフォトマスクとの間のずれであって、半導体ウェハ平面内のX軸方向及びY軸方向のずれを補正できるパターンであることが好ましい。金属アライメントパターンを効率的に見つける観点から、1つの金属アライメントパターンは、4つ以上の金属ユニットを有することが好ましい。また、金属ユニットはダイシングストリートの交差部(即ち、第1のダイシングストリートと第2のダイシングストリートとの交差部)に形成されていてもよいし、交差部以外に形成されていてもよい。また、金属ユニットの形状は特に制限されないが、一例としては平面形状が三角形状や四角形状であってもよいし、L字型(およびその回転形状)であってもよい。別々の工程において、金属アライメントパターンを複数形成する必要がある場合は、これらの金属アライメントパターンをダイシングストリートの幅を広げることなく近傍に形成しやすくする観点から、平面形状はL字型であることが好ましい場合がある。
金属ユニットを構成する物質としては、金属材料であれば特に制限されず、例えばAu、Ni、Ti、Pt、Al、Cu、Pb、Mo、Ta及びそれらの積層体、又はそれらのうちの一以上を含む合金が挙げられるがこの限りではない。製造効率の観点から、金属ユニットは、半導体装置パターンの金属電極形成工程において、金属電極と同時に形成されることが好ましい。この場合、半導体装置パターンの金属電極形成用のマスクパターンのうち、ダイシングストリートに対応する領域内に金属ユニット形成用のパターンを設けることで、金属電極と金属ユニットとを同時に形成することが可能になる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態をより詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下に説明する各図において、同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体ウェハ100の構成例を示す平面模式図である。図1は、半導体ウェハ100の全体の平面模式図であり、基板1に設けられた半導体装置パターン10が碁盤目状に配置されていることが理解される。
図2は、図1に示した半導体ウェハ100の一部を拡大した平面模式図である。図2から、半導体装置パターン10は、ダイシングストリート20で囲まれていることが理解される。ダイシングストリート20は、基板1の表面に平行なX軸方向(即ち、紙面横方向)に延設された第1のダイシングストリート21と、基板1の表面に平行かつX軸に垂直なY軸方向(即ち、紙面縦方向)に延設された第2のダイシングストリート22とを有する。複数の半導体装置パターン10の各々は、これら第1のダイシングストリート21と第2のダイシングストリート22とで囲まれている。また、図2から、金属アライメントパターン30がダイシングストリート20内に配置されていることが理解される。
図3は、図2に示した半導体ウェハ100の一部をさらに拡大した平面模式図である。
図3に示すように、ダイシングストリート20は、第1のダイシングストリート21と第2のダイシングストリート22とが交わる領域(以下、交差領域)23を有する。この交差領域23に金属アライメントパターン30が設けられている。また、複数の金属アライメントパターン30の各々は、例えば4つの金属ユニット31〜34を有する。
図3から、金属ユニット31〜34は、ダイシングストリート20の各中心線に対してそれぞれ線対称となる位置に配置されていることが理解される。第1の実施形態においては、X軸方向に延設された第1のダイシングストリート21の第1の中心線41に対して、金属ユニット31、32と、金属ユニット34、33とがそれぞれ線対称に配置されている。また、Y軸方向に延設された第2のダイシングストリート22の第2の中心線42に対して、金属ユニット31、34と、金属ユニット32、33とがそれぞれ線対称に配置されている。
この半導体ウェハ100に、ダイシングストリート20の各中心線に沿ってレーザーダイシングを行うことにより、金属アライメントパターン30によるレーザー光の吸収や反射を生じさせずに、均一なレーザーダイシングラインを形成できる。このため、半導体ウェハの面積効率の低減を抑制しながら、レーザーダイシングの収率の低下も抑えることが可能になる。
図3に示すように、第1のダイシングストリート21の幅をW1とし、第2のダイシングストリート22の幅をW2としたとき、15μm≦W1≦200μm、15μm≦W2≦200μmである。また、金属ユニット31と第1の中心線41との間の距離をd1とし、金属ユニット31と第2の中心線42との間の距離をd2としたとき、d1≧1.5μm、d2≧1.5μmである。金属ユニット32〜34についても、金属ユニット31の場合と同様であり、第1の中心線41、第2の中心線42からそれぞれ1.5μm以上離れている。
また、X軸方向で隣り合う金属ユニット31、34の間隔(即ち、離間距離)をd3、Y軸方向で隣り合う金属ユニット31、32の間隔をd4としたとき、d3≧3μm、d4≧3μmである。X軸方向で隣り合う金属ユニット32、33の間隔、Y軸方向で隣り合う金属ユニット33、34の間隔についても、金属ユニット31、34、金属ユニット31、32の場合と同様であり、それぞれ3μm以上である。
なお、図1〜図3に示した第1実施形態では、金属アライメントパターン30がダイシングストリート20の交差領域23に配置されている場合について説明した。しかしながら、本発明において、金属アライメントパターン30の配置位置はダイシングストリート20内であればどこでも良い。また、金属アライメントパターン30が配置される個数も、金属アライメントパターン30を探す作業性に問題がなければ、必ずしも全ての交差領域23に配置する必要はない。一部の交差領域23にのみ、金属アライメントパターン30を配置するようにしてもよい。
次に、図1〜図3に示した半導体ウェハ100から半導体装置150を得るための工程について説明する。
図4及び図5は、第1実施形態に係る半導体装置150の製造方法を示す平面模式図である。まず、図1〜3に示した半導体ウェハ100を用意する。次に、半導体ウェハ100の第1のダイシングストリート21の第1の中心線と重なる領域及び、第2のダイシングストリート22の第2の中心線と重なる領域にそれぞれレーザー光を照射(即ち、レーザーダイシングする)。これにより、図4に示すように、第1のダイシングストリート21に第1のレーザーダイシングライン(スクライブライン)51を形成し、第2のダイシングストリート22に第2のレーザーダイシングライン(スクライブライン)52を形成する。そして、第1のレーザーダイシングライン51及び第2のレーザーダイシングライン52に沿って半導体ウェハ100をブレーキングする。これにより、半導体ウェハ100が個片化されて、図5に示すように半導体装置150を得ることができる。
この半導体装置150は、改質の深さや幅等が均一なレーザーダイシングライン51、52に沿って半導体ウェハ100をブレーキングすることで得られる。半導体ウェハ100を予定した位置で切断することができるため、予定していない位置の切断面に金属ゴミが付着することによりリーク電流が発生したり、予定していない位置で動作層が分断されることによりデバイスの特性不良が発生したり、予定していない位置で切断面が露出することにより腐食が発生したりすることを防ぐことができる。従って、半導体装置の信頼性のばらつきや、性能のばらつきを小さくすることができる。
なお、図示しないが、半導体装置パターンの形成工程において形成される非金属アライメントパターンについては、その形成場所は特に制限されない。例えば、非金属アライメントパターンはダイシングストリートの中心線上に形成されていてもよい。その理由は、非金属アライメントパターンは、金属アライメントパターンと比べて、レーザー光の反射が少ないからである。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態に係る半導体ウェハ200の一部を拡大した平面模式図である。図6に示すように、第2の実施形態に係る半導体ウェハ200では、金属アライメントパターン230が、ダイシングストリート20の交差領域23以外の領域に形成されている点で第1実施形態に係る半導体ウェハ100とは異なる。また、複数の金属アライメントパターン230の各々は、4個ではなく、2個の金属ユニット231、232を有する点で第1実施形態に係る半導体ウェハ100とは異なる。第1のダイシングストリート21上に設けられた金属アライメントパターン230では、金属ユニット231、232は第1の中心線41を軸に線対称に配置されている。第2のダイシングストリート22上に設けられた金属アライメントパターン230では、金属ユニット231、232は第2の中心線42を軸に線対称に配置されている。それ以外の構成については、第2実施形態は、第1実施形態において説明したとおりである。
ダイシングストリート20の交差領域23に金属電極形成工程より前の工程で形成された他のアライメントパターンが多数形成されている場合は、アライメントパターンの重複を避けて金属アライメントパターン230を形成することが可能であるため、第2実施形態が好ましい場合がある。
<第3実施形態>
図7は、本発明の第3の実施形態に係る半導体ウェハ300の第1、第2の金属アライメントパターン330、340及びその周辺を拡大した平面模式図である。
図7に示すように、第3の実施形態に係る半導体ウェハ300では、第1の金属アライメントパターン330、第2の金属アライメントパターン340の2つが形成されており、第1、第2の金属アライメントパターン330、340は、平面形状がL字型(およびその回転形状)の金属ユニット331〜334、341〜344をそれぞれ有する点で第1実施形態とは異なる。図8は、半導体ウェハ300の変形例を示す平面模式図である。図8においては、第2の金属アライメントパターン340が有する金属ユニット341〜344の平面形状が四角形状である点で、図7とは異なる。その他の構成は、図7と同じである。
半導体装置パターンを形成する際の電極材料を異なるものにするために、複数回の金属電極形成工程が必要な場合、金属アライメントパターンの形成も複数回必要になる。このように金属アライメントパターンを複数回形成する場合は、図7、図8に示すように金属ユニットをL字型にすることにより、ダイシングストリートの幅を広げることなく金属アライメントパターンを形成することができるため好ましい。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、半導体装置パターンを取り囲むダイシングストリート内に金属アライメントパターンが配置されるが、金属アライメントパターンが有する金属ユニットは、ダイシングストリートの延設方向に沿う中心線から1.5μm以上離れている。これにより、金属アライメントパターンにかからないようにダイシングストリートにレーザー光を照射することができ、金属ユニットによるレーザー光の反射を防ぐことができるので、レーザーダイシングラインに昇華・蒸発や改質が十分でない部分が残ることを防ぐことができる。
これにより、不十分な昇華・蒸発や改質部を基点として、実際のブレーキングラインがスクライブラインから外れて半導体装置が割れて壊れてしまい、レーザーダイシングの収率の低下を抑えることができる。
また、アライメントパターン(金属アライメントパターンを含む)はダイシングストリート内に配置される。これにより、半導体ウェハの面積効率(即ち、半導体ウェハ一枚から得られる半導体装置の数)の低下を抑えることができる。
なお、ダイシングソーを使用する方法では、半導体ウェハがサファイア基板など硬い基板の場合、ダイシングスピードを上げることができないため生産性が低い。また、ダイシングソーの切削に伴う半導体装置への機械的ダメージも懸念される。本実施形態では、ダイシングソーを用いないため、半導体ウェハがサファイア基板の場合でも、生産性の低下を抑えることができ、上記した機械的ダメージの懸念も小さくて済む。
サファイア基板上の窒化物半導体薄膜を用いた発光ダイオードを例に、本発明の実施例を図9〜図17を参照しつつ説明する。なお、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
図9(a)〜図10(c)は、本発明の実施例に係る半導体装置500の製造工程を示す断面模式図である。また、図11〜図17は、実施例に係る半導体装置500の製造工程において、金属アライメントパターンを重ね合わせた状態を示す平面模式図である。
まず、図9(a)に示すように、サファイア基板410上に積層体420を形成した。この積層体420は、有機金属気相成長法(MOCVD法)を用いて形成された積層体であって、窒化物半導体薄膜からなる積層体である。この積層体420は、AlNバッファ層(図示せず)、n型AlGaN層421、AlGaN発光層422、p型GaN層423、p+型GaNコンタクト層(図示せず)を順次成膜して形成した。以降、サファイア基板410上に、LED構造である積層体420を形成した基板全体をLED基板430と称する。
上述のように、本実施例では基板としてサファイア基板を用いたが、例えばSiC、GaN、AlN、Si、Ga、MgAlO、ZnOなどを基板に採用することも可能である。
次に、LED基板430上に公知のパターニング技術を用いてレジストでパターンを形成し、その後、レジストパターンをマスクにLED基板430をエッチングして、LED基板430にメサ構造部440を形成した。その後、公知の剥離技術でレジストパターンを剥離し、図9(b)の構造を得た。この工程では、塩素をエッチングガスとして用いて、ICP−RIE(Inductive Coupled Plasma−Reactive Ion Etching)でn型AlGaN層421が露出するまでエッチングを行った。図9(b)を平面視したときの模式図が図11である。
図11に示すように、LED基板430において、第1のダイシングストリート461と第2のダイシングストリート462とが平面視で交差する交差領域463には、次の工程の位置合わせ用のアライメントパターン510(エッチングされずに残された領域)が形成されている。なお、図11〜図13の各点線部は、出来上がりの半導体パターン形状をイメージしやすいように、この工程では形成されないが、最終的にできあがる半導体パターンの形状を示している。
その後、公知のパターニング技術、及び蒸着、リフトオフ技術を用いて、図9(c)に示すように、メサ構造部440以外の領域で露出しているn型AlGaN層322の所望の領域上に第1の電極450を形成する。図9(c)を平面視したときの模式図が図12である。
この第1の電極450は、蒸着及びリフトオフ技術を用いて形成された電極であって、下から上に向かって、Ti層、Al層、Ti層、Au層の順に積層され形成された電極である。その後、RTA(Rapid Thermal Annealing)により、基板全体を750℃でアニールし、n型オーミックコンタクトを実現する。n型電極形成工程後のアライメントパターンが、図12に示す第1の金属アライメントパターン520である。図12に示すように、ダイシングストリート460の交差領域463にL字型の金属ユニット521〜524を有する第1の金属アライメントパターン520が形成されている。
その後、第1の金属アライメントパターン520を用いて位置合わせを行いながら、公知のパターニング技術、及び蒸着、リフトオフ技術を用いて、図9(d)に示すように、p型GaN層423の所望の領域上に第2の電極470を形成する。図9(d)を平面視したときの模式図が図13である。第2の電極470は、下から上に向かってNi層、Au層の順に積層された電極である。その後、酸素雰囲気下でRTAにより、基板全体を600℃でアニールし、p型オーミックコンタクトを実現する。p型電極形成工程後のアライメントパターンが、図13に示すように、ダイシングストリート460の交差領域に四角形状の金属ユニット531〜534を有する第2の金属アライメントパターン530が形成されている。第2の金属アライメントパターン530は、以降の工程において、第1の電極450及び第2の電極470上に電極パッド(図示せず)を形成するときの位置合わせ用のパターンとして用いることができる。
続いて、LED基板430上にSiOからなる保護膜471を成膜後、公知のパターニング技術を用いてレジストでパターンを形成し、その後、レジストパターンをマスクに保護膜471をドライエッチングする。これにより、図10(a)に示すように、第1の電極450及び第2の電極470上に開口部を形成すると共に、ダイシングストリート460を画定する。ドライエッチング後に、公知の剥離技術でレジストを剥離する。図10(a)を平面視したときの模式図が図14である。上述のように、本実施例では保護膜471としてSiOを用いたが、例えばSiNを採用することも可能である。
その後、図10(b)に示すように、レーザーダイシングによりダイシングストリート460の半導体層を改質して、X軸方向に延設された第1のレーザーダイシングライン481と、Y軸方向に延設された第2のレーザーダイシングライン482とを形成する。図10(b)を平面視したときの模式図が図15である。
次に、図10(c)に示すように、LED基板430を第1、第2のレーザーダイシングライン481、482に沿って個片化する。この個片化は、図示しないブレーキング装置を用いて行う。図10(c)を平面視したときの模式図が図16である。図16において、符号491はX軸方向の第1のブレーキングラインを示し、符号492はY軸方向の第2のブレーキングラインを示している。以上の工程を経て、図17に示すように、発光ダイオードを有する半導体装置500を得ることができる。
図15に示したように、第1、第2のレーザーダイシングライン481、482と、第1、第2の金属アライメントパターンの各金属ユニット521〜524、531〜534がそれぞれ干渉しないように半導体ウェハを作成するため、レーザーダイシング時のレーザー光を遮る構造物がなく、第1、第2のレーザーダイシングライン481、482に沿ったブレーキングが可能となり、レーザーダイシングの収率(結果的に、半導体装置の収率)が向上する。
また、ダイシングストリート460内にアライメントパターン510及び第1、第2の金属アライメントパターン520、530を配置できるので、半導体ウェハ一枚当たりの半導体装置の取り数も最大化できる。
<比較例>
次に、本発明の比較例について説明する。この比較例は、金属アライメントパターンの形状が実施例と異なる以外は、実施例と同様の製造方法で半導体ウェハ及び半導体装置を得た。
図18〜図20は、比較例に係る半導体装置の製造工程において、金属アライメントパターンを重ね合わせた状態を示す平面模式図である
図18はn電極形成工程後、図19はp電極形成工程後の平面模式図である。アライメントパターン510、第1の金属アライメントパターン620、第2の金属アライメントパターン630は各々がダイシングストリート460の各中心線上に配置されている。また、図20はレーザーダイシング工程後の平面模式図である。図20の符号640はレーザーダイシングライン、符号641は未改質部を示している。
比較例では、第1、第2の金属アライメントパターン620、630がダイシングストリート620の各中心線上に形成されている。このため、レーザーダイシング時のレーザー光が金属で反射され、レーザー光が反射した部分では半導体ウェハの内部を改質できない。そのため、未改質部を基点にブレーキングラインが逸れ、半導体装置の割れ・欠けを誘発する可能性があり、その結果、レーザーダイシングの収率が低下する可能性がある。
<その他>
本発明は、以上に記載した各実施形態や実施例に限定されるものではない。当業者の知識に基づいて各実施形態や実施例に設計の変更等を加えてもよく、また、各実施形態や実施例を任意に組み合わせてもよく、そのような変更が加えられた態様も本発明の範囲に含まれる。
1 基板
10 半導体装置パターン
20、460 ダイシングストリート
21、461 第1のダイシングストリート
22、462 第2のダイシングストリート
23、463 交差領域
30、230 金属アライメントパターン
31〜34、231、232、331〜334、341〜344 金属ユニット
41 第1の中心線
42 第2の中心線
51、481 第1のレーザーダイシングライン
52、482 第2のレーザーダイシングライン
100、200、300 半導体ウェハ
150、500 半導体装置
330、520 第1の金属アライメントパターン
340、530 第2の金属アライメントパターン
410 サファイア基板
420 積層体
421 n型AlGaN層
422 AlGaN発光層
423 p型GaN層
430 LED基板
440 メサ構造部
450 第1の電極
470 第2の電極
471 保護膜
491 第1のブレーキングライン
492 第2のブレーキングライン
500 半導体装置
510 アライメントパターン

Claims (4)

  1. 基板の一方の面側に設けられ、第1の軸方向と、該第1の軸方向と平面視で直交する第2の軸方向とにそれぞれ並ぶ複数の半導体装置パターンと、
    前記基板の一方の面側に設けられ、前記複数の半導体装置パターンの各々を平面視で囲むダイシングストリートと、
    前記ダイシングストリート上に設けられ、平面視で互いに離れて配置された複数の金属ユニットを有する金属アライメントパターンと、を備え、
    前記ダイシングストリートのうち、前記第1の軸方向に延設された第1のダイシングストリートと、前記第2の軸方向に延設された第2のダイシングストリートの各幅はそれぞれ15μm以上200μm以下であり、
    前記複数の金属ユニットは、前記第1のダイシングストリートの前記第1の軸方向に沿う第1の中心線及び前記第2のダイシングストリートの前記第2の軸方向に沿う第2の中心線からそれぞれ1.5μm以上離れている半導体ウェハ。
  2. 前記複数の金属ユニットは、前記第1の中心線又は前記第2の中心線を軸に線対称に配置されている請求項1に記載の半導体ウェハ。
  3. 前記複数の金属ユニットは、互いに3μm以上100μm以下離れている請求項1又は請求項2に記載の半導体ウェハ。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の半導体ウェハを用意する工程と、
    前記半導体ウェハの前記第1のダイシングストリートの前記第1の中心線と重なる領域にレーザー光を照射して、第1のレーザーダイシングラインを形成する工程と、
    前記半導体ウェハの前記第2のダイシングストリートの前記第2の中心線と重なる領域にレーザー光を照射して、第2のレーザーダイシングラインを形成する工程と、
    前記第1のレーザーダイシングラインと前記第2のレーザーダイシングラインとに沿って前記半導体ウェハをブレーキングする工程と、を含む半導体装置の製造方法。
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