JP2015104907A - 印刷機 - Google Patents

印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015104907A
JP2015104907A JP2013249443A JP2013249443A JP2015104907A JP 2015104907 A JP2015104907 A JP 2015104907A JP 2013249443 A JP2013249443 A JP 2013249443A JP 2013249443 A JP2013249443 A JP 2013249443A JP 2015104907 A JP2015104907 A JP 2015104907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color adjustment
recording medium
adjustment chart
unit
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013249443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6201697B2 (ja
Inventor
杉田 剛志
Tsuyoshi Sugita
剛志 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013249443A priority Critical patent/JP6201697B2/ja
Publication of JP2015104907A publication Critical patent/JP2015104907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6201697B2 publication Critical patent/JP6201697B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】連続記録媒体に印刷される出力画像に対して色調整できる印刷機を提供する。【解決手段】連続記録媒体Pの搬送経路上、外部より連続記録媒体Pに対する作業が可能な外部作業区間が定められ、連続記録媒体Pを搬送しながら連続記録媒体Pの画像形成領域に出力画像および出力画像の色を調整するための色調整チャートを印刷する印刷機において、出力画像および色調整チャートを相互に重ならないように、画像形成領域内に印刷する印刷部20と、印刷部20の下流側に位置され、色調整チャートの通過を検出する検出部30と、色調整チャートが検出部30の下流側に位置される外部作業区間bcを通過する際、色調整チャートに対して外部作業が可能となるように、連続記録媒体Pの搬送を制御する制御部50と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、連続記録媒体に印刷される出力画像に対して色調整できる印刷機に関する。
連続紙または連続シールを記録媒体として使用可能な印刷機がある。たとえば、ラベル印刷などに用いられるロール印刷機では、ロール状に巻き取られている連続記録媒体を、給紙部により巻き出して搬送する。巻き出される連続記録媒体が印刷部の位置まで搬送されると、ロール印刷機は、連続的にまたは所定のピッチでラベル画像を連続記録媒体に印刷する。印刷済みの連続記録媒体は、排紙部により再びロール状に巻き取られる。
このような連続記録媒体に出力画像を印刷する印刷機では、使用環境の変化や部品などの経時的な劣化などにより、出力画像の画質が意図した画質と異なって出力されてしまうことがある。そこで、意図どおりの印刷出力となるように、適宜(たとえば、印刷機に電源をオンした後や一定の搬送長または時間を運転した後など)、濃度補正やカラー(グレー)バランス補正などの色調整が行われる。
特許文献1では、画像領域を特定するトンボパターンが選択されると、画像領域外の余白部に調整パターンを形成し、画像の濃度や階調が判別できる専用の読取手段で画像調整パターンを読み取り、読取結果に応じて画像領域内に形成される画像の色調整を行う。
特開2006−91179号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、高速で搬送される連続紙上の画像調整パターンを、画像の階調や濃度が判別できる画像読取装置により読み取らなくてはならない。これでは、高価な高解像度の画像読取手段を印刷機ごとに設ける必要があり、印刷機の複雑化、コストアップ、大型化につながる。現状では、印刷機の簡素化、低コスト化、小型化が求められているため、特許文献1に記載の発明を採用することはできない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、高解像度の画像読取手段を追加することなく、既存の印刷機のままでも、連続記録媒体に印刷される出力画像に対して色調整できる印刷機を提供することを目的とする。
(1)連続記録媒体の搬送経路上、外部より前記連続記録媒体に対する作業が可能な外部作業区間が定められ、前記連続記録媒体を搬送しながら前記連続記録媒体の画像形成領域に出力画像および前記出力画像の色を調整するための色調整チャートを印刷する印刷機において、前記出力画像および前記色調整チャートを相互に重ならないように、前記画像形成領域内に印刷する印刷部と、前記印刷部の下流側に位置され、前記色調整チャートの通過を検出する検出部と、前記色調整チャートが前記検出部の下流側に位置される前記外部作業区間を通過する際、前記色調整チャートに対して外部作業が可能となるように、前記連続記録媒体の搬送を制御する制御部と、を有する印刷機。
(2)前記検出部は、通常搬送速度により搬送される前記連続記録媒体上の前記色調整チャートの通過を検出し、前記制御部は、前記外部作業を行う前記外部作業区間を前記色調整チャートが通過する際、当該外部作業区間における前記連続記録媒体の搬送速度を前記通常搬送速度よりも遅くし、前記外部作業の作業終了後に、遅くした前記連続記録媒体の搬送速度を速くする上記(1)に記載の印刷機。
(3)前記制御部は、前記外部作業を行う前記外部作業区間を前記色調整チャートが通過する際、当該外部作業区間における前記連続記録媒体の搬送を一時停止させ、前記外部作業の作業終了後に、前記一時停止させた前記連続記録媒体の搬送を再開させる上記(1)または(2)に記載の印刷機。
(4)前記印刷部と前記外部作業を行う前記外部作業区間との間に位置され、前記連続記録媒体をたわませて保持可能な連続記録媒体収納部をさらに有し、前記制御部は、前記外部作業を行う前記外部作業区間を前記色調整チャートが通過する際、前記連続記録媒体収納部より上流側の前記連続記録媒体の搬送速度をそのまま維持しつつ、前記連続記録媒体収納部より下流側の前記連続記録媒体の搬送速度を上流側よりも遅くし、前記外部作業の作業終了後に、遅くした前記連続記録媒体収納部より下流側の前記連続記録媒体の搬送速度を速くし、前記外部作業により生じる前記連続記録媒体のたわみを取り戻す上記(1)〜(3)のいずれかに記載の印刷機。
(5)前記外部作業を行う前記外部作業区間の上流側に位置され、前記連続記録媒体に前記色調整チャートの全域を囲む切込線を挿入する切込線挿入部をさらに有する上記(1)〜(4)のいずれかに記載の印刷機。
(6)前記外部作業は、前記色調整チャートを前記連続記録媒体から取り出す作業である上記(1)〜(5)のいずれかに記載の印刷機。
(7)前記外部作業を行う前記外部作業区間において、前記連続記録媒体から前記色調整チャートを自動的に取り出す自動取出機構をさらに有する上記(6)に記載の印刷機。
(8)前記連続記録媒体から前記色調整チャートを取り出す前に、前記連続記録媒体から前記画像形成領域以外の部分を取り除く上記(6)または(7)に記載の印刷機。
(9)前記外部作業は、前記色調整チャートを測色する作業である上記(1)〜(5)のいずれかに記載の印刷機。
(10)前記検出部による前記色調整チャートの通過の検出を通報する通報部をさらに有する上記(1)〜(9)のいずれかに記載の印刷機。
(11)前記印刷部は、前記色補正チャートを印刷すると同時に、前記画像形成領域外に、チャート位置識別マークを印刷する上記(1)〜(10)のいずれかに記載の印刷機。
(12)連続記録媒体を搬送しながら前記連続記録媒体の画像形成領域に出力画像および前記出力画像の色を調整するための色調整チャートを印刷する印刷機において、前記出力画像および前記色調整チャートを相互重ならないように、前記画像形成領域内に印刷する印刷部と、前記連続記録媒体に前記色調整チャートの全域を囲む切込線を挿入する切込線挿入部と、を有する印刷機。
本発明に係る印刷機によれば、連続記録媒体の画像形成領域内に印刷される色調整チャートが外部より連続記録媒体に対する作業が可能な外部作業区間を通過する際、外部作業が可能となるように、連続記録媒体の搬送を制御する。したがって、連続記録媒体に印刷される色調整チャートに対して色測定するための外部作業ができ、測定結果に基づいて、出力画像に対して容易に色調整できる。
第1実施形態に係る印刷機の概略構成例を示す図である。 制御部のハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る印刷機の動作フローチャートである。 第1実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。 連続紙に印刷される画像の一例を示す図である。 連続紙に印刷される画像の他の一例を示す図である。 外部作業区間における外部作業の一例を示す図である。 外部作業区間における外部作業の他の一例(切り出し)を示す図である。 外部作業区間における外部作業の他の一例(貼り合わせ)を示す図である。 第2実施形態に係る印刷機の概略構成例を示す図である。 第2実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る印刷機の概略構成例を示す図である。 第3実施形態に係る印刷機の動作フローチャートである。 色調整チャートに切込線が挿入されたイメージを示す図である。 外部作業区間における外部作業の一例を示す図である。 第4実施形態に係る印刷機の概略構成例を示す図である。 第4実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。 自動取出機構の動作イメージを示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
本発明の各実施形態に係る印刷機は、連続紙(ロール紙を含む)を記録媒体として使用し、所定の搬送経路(以下「パス」ともいう)に沿って連続紙を搬送しながらその上に出力画像および出力画像の色を調整するための色調整チャートを印刷する。色調整チャートは、異なる色データからなる複数のカラーパッチで構成される多色カラーチャートである。ただし、これに限定されず、色調整チャートは、単色のカラーで構成される単色チャートであっても、単色のカラーが混色された混色チャートであってもよい。
[第1実施形態]
<印刷機の構成>
図1は、第1実施形態に係る印刷機の概略構成例を示す図である。
印刷機1は、給紙部10、印刷部20、検出部30、排紙部40および制御部50を有する。給紙部10、印刷部20、検出部30および排紙部40は、矢印で示された連続紙Pの搬送方向に沿って順番に接続され、制御部50の指示に従って動作できる。また、印刷機1は、通報部61、62および操作パネル70を有することもできる。連続紙Pは、給紙部10から排紙部40に向かって、複数のローラー(制御部50により回転が駆動される搬送ローラーを含む)により搬送される。
給紙部10は、連続紙Pを印刷部20へ給紙する。給紙部10では、たとえば、ロール状の連続紙Pが支持軸に巻回されて回転可能に保持される。ただし、給紙部10において、連続紙Pは、必ずしもロール状に保持されている必要はなく、折り畳まれて保持されてもよい。給紙部10は、また、図1に示すとおり、一点鎖線で示した筐体の内部に格納されてもよい。このような筐体は、ロール状に巻回されている連続紙Pを給紙部10の支持軸へ装着する作業を行う場合、自動または手動で開閉可能である。
印刷部20は、連続紙Pに出力画像および色調整チャートを印刷する。印刷部20は、連続紙Pの搬送方向において、給紙部10の下流側、かつ、検出部30の上流側に設置される。印刷部20は、像担持体として、感光体ドラム(Y、M、C、K)および中間転写ベルトBが用いられる。中間転写ベルトBは、無端ベルトであり、複数のローラーにより走行可能に支持される。感光体ドラム(Y、M、C、K)に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルトB上に逐次転写され、各色(Y、M、C、K)の層が重畳したトナー像(カラー画像)が中間転写ベルトB上に形成される。そして、トナーと逆極性のバイアスを転写ローラーTに印加することにより、中間転写ベルトB上に形成されたトナー像は連続紙P上に転写され、その後、図示しない定着部により定着される。なお、印刷部20は、色調整チャートを印刷するとともに、連続紙Pの搬送方向における色調整チャートの位置を示すためのチャート位置識別マークを印刷することもできる。
検出部30は、色調整チャートの通過を検出する。検出部30は、連続紙Pの搬送方向において、印刷部20の下流側、かつ、排紙部40の上流側に設置される。検出部30は、たとえば、図1に示すとおり、パス上の位置aをチャート位置識別マークが通過したことを検出可能な近接光学センサーであってよい。ただし、これに限定されず、検出部30は、色調整チャートのパターンを認識可能な低解像度のモノクロ画像センサーであってもよい。
排紙部40は、印刷部20から搬送されてきた連続紙Pを排紙する。排紙部40では、たとえば、連続紙Pが支持軸に巻回されてロール状に保持される。ただし、排紙部40において、連続紙Pは、必ずしもロール状に保持されている必要はなく、ページごとにカットされてもよい。排紙部40は、また、図1に示すとおり、一点鎖線で示した筐体の内部に格納されてもよい。このような筐体は、排紙部40の支持軸からロール状に巻回されている連続紙Pを取り外す作業を行う場合、自動または手動で開閉可能である。
制御部50は、給紙部10、印刷部20、検出部30および排紙部40と相互に通信を行い、これら各部の動作を制御する。制御部50は、たとえば、予め定められた条件を満たした色調整タイミングがきたら、出力画像が形成される画像形成領域に出力画像と相互に重ならずに色調整チャートを印刷するように、印刷部20に指示する。制御部50は、印刷部20と一体化されて、印刷機能に加え、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を有するMFP(Multi−Function Peripheral)を構成することができる。制御部50は、また、給紙部10および排紙部40の支持軸の回転、パス上の搬送ローラーなどを駆動して、連続紙Pの搬送を制御できる。制御部50の具体的な構成およびその他の機能の詳細については、後述する。
通報部61、62は、検出部30による色調整チャートの通過の検出を、視覚および聴覚的に認識できるように通報する。たとえば、通報部61は、色調整チャートの関連情報(たとえば、パターン画像や検出位置など)を表示可能なモニターで、通報部62は、音声案内可能なライトであってよい。なお、通報部61、62による通報のタイミングおよび形態は、制御部50により指定できる。
操作パネル70は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
<外部作業区間>
図1に示すような印刷機1は、通常、数メートルから数十メートルまでのパス長を有し、記録媒体として搬送される連続紙Pも、数十メートルから数千メートルまでの長さを有する。また、連続紙Pに出力画像などを印刷する場合、印刷機1は、通常、毎分数十メートルから百メール以上の速度で連続紙Pを搬送しながら印刷する。
このように、長いパス上において、連続紙Pを高速搬送しながら出力画像などを印刷するため、安全保護や品質保証などの観点から、印刷機1における連続紙Pが搬送されるパスは、一部の区間を除き、そのほとんどが筐体によりカバーされる。このようにして、運転中の作業者の進入および異物の混入を防止する。したがって、印刷機1の運転中は、自由にパス上の連続紙Pに触れることができなく、限られた一部の外部作業区間においてのみ連続紙Pが外部に露出されるか連続紙Pに対して外部作業が行える。たとえば、図1に示される連続紙Pが排紙部40に巻回される前のパス上の位置bと位置cとの間の区間bcにおいてのみ、連続紙Pに対して外部作業が可能である。
印刷機1では、検出部30により色調整チャートの通過が検出された後、色調整チャートが外部作業区間bcを通過する際、色調整チャートに対して外部作業が可能となるように、制御部50により連続紙Pの搬送を制御する。このため、連続紙Pが排紙部40により巻回される前に、当該外部作業区間bcにおいて、色調整チャートに対してオンライン上の測色作業または色調整チャートを連続紙Pから取り出してオフライン上の測色作業などといった外部作業を手軽に行うことができる。
したがって、専用で高価な画像読取手段を設けなくても、色調整チャートに対する測色の結果に基づいて、連続紙Pに印刷される出力画像の色調整を容易に行うことができる。
<制御部(ハードウェア構成)>
図2は、制御部50のハードウェア構成例を示すブロック図である。以下、図2を参照して、制御部50のハードウェア構成について説明する。
制御部50は、図2に示されるとおり、CPU(Central Processing Unit)51と、メモリー52と、ストレージ53と、ネットワークインターフェース(I/F)54と、入出力装置インターフェース(I/F)55と、を有し、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。
CPU51は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマルチコアのプロセッサ等から構成される制御回路であり、制御部50の各機能は、それに対応するプログラムをCPU51が実行することにより発揮される。
メモリー52は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー52には、たとえば、DRAM(Dymamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dymamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等が採用される。メモリー52には、たとえば、各種色調整用の色調整チャートパターンデータが格納されている。
ストレージ53は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ53には、たとえば、フラッシュメモリー、ソリッドステートドライブ、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)等が採用される。
ネットワークI/F54は、コンピューターネットワークを介し他の外部装置(たとえば、プリンタードライバーが組み込まれたホスト装置)と通信するためのインターフェースである。通信には、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、FDDI、トークンリング等の規格が用いられる。
入出力装置I/F55は、たとえば、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等の操作パネルおよびUSBなどの外部記憶媒体と通信するためのインターフェースである。
以上のように構成される印刷機1は、色調整チャートが外部作業区間bcを通過する際、色調整チャートに対して色測定するための作業などといった外部作業が可能となるように、連続紙Pの搬送を制御する。
<印刷機の動作>
図3は、第1実施形態に係る印刷機の動作フローチャートであり、図4は、第1実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。また、図5および図6は、連続紙に印刷される画像例を示す図である。
まず、図3を参照して、印刷機1の動作手順について説明する。印刷機1は、たとえば、本体に電源が投入されると、図3に示す動作を開始する。ただし、印刷機1が動作を開始するタイミングは、これに限定されず、操作パネル70に対して印刷開始するための操作がなされたときに、動作を開始してもよい。
<ステップS101>
制御部50は、待機時間を計測する。たとえば、制御部50は、前回要求された印刷ジョブの印刷が終わってから新たな印刷ジョブの印刷を始めるまで、印刷部20が待機される待機時間を計測する。
<ステップS102>
制御部50は、印刷要求の有無を判断する。たとえば、制御部50は、ネットワークI/F54を介して、外部装置(プリンタードライバーが組み込まれたホスト装置など)から印刷ジョブを受信した場合に、印刷要求が有ると判断する。ただし、これに限定されず、たとえば、ADF(Auto Document Feeder)や原稿台に用紙原稿が載置され、操作パネル70においてコピーを指示する操作がなされた場合に、印刷要求が有ると判断してもよい。一方、制御部50は、印刷ジョブを受信していない場合やコピーの指示がない場合には、印刷要求は無いと判断する。
制御部50は、印刷要求がない場合(ステップS102:NO)、印刷要求があるまで、ステップS101に示す処理を繰り返す。一方、制御部50は、印刷要求がある場合(ステップS102:YES)、処理をステップS103に進める。
<ステップS103>
制御部50は、印刷準備をする。たとえば、制御部50は、出力画像を連続紙Pに印刷するための準備として、ステップS102において印刷要求された印刷ジョブを解析し、出力画像の印刷回数を算出し、連続紙Pにおける画像形成領域を画定する。また、制御部50は、色調整チャートを印刷するための準備として、印刷要求された印刷ジョブに応じた色調整チャートパターンをメモリー52から特定する。さらに、制御部50は、連続紙Pを搬送するための準備として、給紙部10および排紙部40の支持軸、パス上の各種ローラーにテンションをかけ、連続紙Pの搬送条件(たとえば、搬送速度や加減速度等)を設定する。その他、制御部50は、各種演算(たとえば、色調整チャートを連続紙Pに印刷する色調整タイミングの演算)をするための準備をする。
<ステップS104>
制御部50は、連続紙Pの搬送開始を指示する。たとえば、制御部50は、設定された搬送条件に従って連続紙Pを搬送するように、排紙部40に支持軸の回転を指示する。排紙部40の支持軸が回転し始めると、連続紙Pはパスに沿って搬送され、しばらくすると、設定された搬送速度(以下、「通常搬送速度」ともいう)に達する。なお、連続紙Pが搬送され始めると、制御部50は、連続紙Pの搬送長や印刷部20により印刷された出力画像の印刷回数などを計測し始める。
<ステップS105>
制御部50は、色調整タイミングであるか否かを判断する。たとえば、制御部50は、電源投入直後の最初の印刷ジョブを連続紙Pに印刷する場合には、色調整タイミングであると判断する。また、制御部50は、連続紙Pの搬送長の計測値や印刷部20により印刷された出力画像の印刷回数が所定値に達したときに、色調整タイミングであると判断できる。なお、搬送長の計測値や出力画像の印刷回数は、複数の印刷ジョブにわたって累積された計測値や印刷回数であってもよい。一方、制御部50は、電源投入直後でない場合や搬送長の計測値や出力画像の印刷回数が所定値に達しない場合には、色調整タイミングではないと判断する。ただし、制御部50が色調整タイミングであるか否かを判断する方法は、これらに限らず、その他の条件により行われても良い。
制御部50は、色調整タイミングでない場合(ステップS105:NO)、処理をステップS106に進める。一方、制御部50は、色調整タイミングである場合(ステップS105:YES)、処理をステップS107に進める。
<ステップS106>
制御部50は、出力画像のみの印刷を指示する。たとえば、制御部50は、連続紙Pが印刷部20を通過するとき、連続紙Pの画像形成領域に出力画像のみを印刷するように、印刷部20に指示する。
印刷部20は、制御部50の指示に従い、たとえば、図5に示すように、点線で囲まれた画像形成領域100内の一部の領域に、出力画像200を印刷する。ただし、これに限定されず、印刷部20は、制御部50の指示に従い、画像形成領域100の全領域に出力画像200を印刷することもできる。なお、印刷部20は、制御部50の指示に従い、出力画像200を連続印刷することもできるし、所定ピッチを隔てて印刷することもできる。
印刷部20は、制御部50より指示された印刷回数まで出力画像の印刷(以下、「通常出力画像印刷」ともいう)を継続する。制御部50は、また、印刷部20による出力画像の印刷回数をカウントする。
<ステップS107>
制御部50は、色調整チャートの印刷を指示する。たとえば、制御部50は、連続紙Pが印刷部20を通過するとき、連続紙Pの画像形成領域に、出力画像に加えて、色調整チャートも印刷するように、印刷部20に指示する。ここで、出力画像と色調整チャートとは相互に重ならない。制御部50は、「通常出力画像印刷」が継続している場合には、一旦「通常出力画像印刷」を中断させ、色調整チャートの印刷が終わってから「通常出力画像印刷」を再開させる。
印刷部20は、制御部50の指示に従い、たとえば、図5に示すように、点線で囲まれた画像形成領域100内の一部の領域に、色調整チャート300を印刷する。ただし、これに限定されず、印刷部20は、図6に示すように、画像形成領域100内における出力画像の一部に置き換えて、色調整チャート300を印刷してもよい。
制御部50は、また、色調整チャート300を印刷させるとともに、図5または図6に示すように、画像形成領域100の外側に色調整チャート300の位置を識別するためのチャート位置識別マーク400を印刷するように、印刷部20に指示できる。チャート位置識別マーク400の形状は、十字マークやその他の形状を有しても良い。
<ステップS108>
制御部50は、色調整チャートの通過が検出されたか否かを判断する。たとえば、制御部50は、位置aにおいて、検出部30によりチャート位置識別マークの通過が検出されたか否かを判断する。ただし、これに限定されず、制御部50は、位置aにおいて、検出部30によりリアルタイムに画像形成領域に印刷された画像のパターンサーチを行い、色調整チャートのパターンが検出されたか否かを判断できる。
制御部50は、色調整チャートの通過が検出された場合(ステップS108:YES)、処理をステップS109に進める。一方、制御部50は、色調整チャートの通過が検出されない場合(ステップS108:NO)、処理をステップS111に進める。
<ステップS109>
制御部50は、色調整チャートの通過の検出通報を指示する。たとえば、制御部50は、色調整チャートの通過が検出された直後に、ユーザーに色調整チャートの通過の検出を通報するように、通報部61、62に指示する。ただし、通報のタイミングは、これに限定されない。色調整チャートの通過が検出された後、色調整チャートが図1に示すような外部作業区間bcを通過する前に、制御部50が通報部61、62に通報を指示しても良い。
制御部50は、また、通報部61、62に通報の態様を指示できる。たとえば、制御部50は、通報部61に色調整チャートが検出されたメッセージを表示させたり、色調整チャートの情報(パターン画像、検出位置、検出時間など)を表示させたり指示できる。一方、制御部50は、通報部62に色調整チャートが検出されたことをユーザーに知らせるために、音声で案内させたりライトを点灯させたりするように指示できる。
<ステップS110>
制御部50は、連続紙Pの搬送を制御する。具体的には、制御部50は、色調整チャートが外部作業区間を通過する際、色調整チャートに対して外部作業が可能となるように、連続紙Pの搬送を制御する。したがって、外部作業区間において、色調整チャートに対して色測定などの外部作業を行い、測定結果に基づいて、出力画像の色調整を行うことができる。連続紙Pの搬送制御処理の詳細については、後述する。
<ステップS111>
制御部50は、印刷を終了するか否かを判断する。たとえば、制御部50は、要求された出力画像の印刷回数の印刷が終わった場合、印刷を終了すると判定する。一方、制御部50は、要求された出力画像の印刷回数の印刷が終わっていない場合、印刷を終了しないと判断する。
制御部50は、印刷を終了すると判断する場合(ステップS111:YES)、処理をステップS112に進める。一方、制御部50は、印刷を終了しないと判断する場合(ステップS111:NO)、処理をステップS105に進める。
<ステップS112>
制御部50は、連続紙Pの搬送停止を指示する。たとえば、制御部50は、全ての出力画像が印刷された連続紙Pが排紙部40に巻回されると、連続紙Pの搬送を停止するように、排紙部40に支持軸の回転停止を指示する。また、制御部50は、排紙部40の支持軸が回転停止した後、新たな印刷要求があるまで給紙部10、印刷部20、検出部30および排紙部40に待機するように指示する。
<連続紙の搬送制御処理>
以下では、第1実施形態の連続紙の搬送制御処理について、図4を参照して詳細に説明する。図7および図8は、外部作業区間における外部作業例を示す図である。
<ステップS201>
制御部50は、連続紙Pの減速搬送を指示する。たとえば、制御部50は、支持軸の回転速度を遅らせ、色調整チャートが外部作業区間を通過する際、外部作業が可能な搬送速度(以下、「外部作業搬送速度」ともいう)で連続紙Pを搬送するように、排紙部40に指示する。なお、色調整チャートを外部作業区間に一時停止させる場合、外部作業搬送速度はゼロである。
連続紙Pの搬送速度は、色調整チャートが図1に示すようなパス上の位置aを通過した後、少なくとも位置bに到達するまで、「通常搬送速度」から「外部作業搬送速度」まで減速される。
<ステップS202>
ユーザーは、外部作業区間において、色調整チャートに対して外部作業を行う。たとえば、ユーザーは、図7に示すように、ハンド式の測色計500を用いて、直接色調整チャート300に対して測色作業を行うことができる。さらに、外部作業搬送速度がゼロである場合、ユーザーは、図8Aに示すように、切取具600などを用いて、連続紙Pから色調整チャート300を含む部分を切り出し、別途の測色装置により測色作業を行うことができる。なお、ユーザーは、連続紙Pから色調整チャート300を切り出した後、図8Bに示すように、断裁された連続紙Pを粘着テープ700により貼り合せる。
連続紙Pの搬送速度は、色調整チャートが図1に示すような外部作業区間bcに位置される際、色調整チャートに対して外部作業が可能な「外部作業搬送速度」となる。
<ステップS203>
制御部50は、外部作業が完了したか否かを判断する。たとえば、制御部50は、ユーザーから外部作業が完了した通知を受け付けると、外部作業が完了したと判断する。ただし、これに限定されず、外部作業を行うために必要な所定時間を予め設けておき、色調整チャートが外部作業区間bcに滞在する時間を測定して、所定時間に達すると、外部作業が完了したと判断してもよい。ユーザーから、制御部50への外部作業が完了したとの通知の方法は、たとえば、外部作業区間bc近辺にボタンスイッチを設け、ボタンが押されたことを制御部50に送信することにより実現できる。
<ステップS204>
制御部50は、連続紙Pの加速搬送を指示する。たとえば、制御部50は、支持軸の回転速度を速くさせ、再び「通常搬送速度」で連続紙Pを搬送するように、排紙部40に指示する。その後、制御部50は、処理をステップS111に進める。
連続紙Pの搬送速度は、色調整チャートが少なくとも図1に示すようなパス上の位置cを通過した後、再び「外部作業搬送速度」から「通常搬送速度」まで加速される。ただし、これに限定されず、パス上の位置cを通過する前であっても、ユーザーから外部作業が完了した通知を受け付けた場合には、ただちに加速搬送させてもよい。
以上のように、第1実施形態に係る印刷機1によれば、色調整チャートが外部作業空間を通過する際、色調整チャートに対して外部作業が可能となるように、連続紙Pの搬送を制御する。このため、外部作業区間において色調整チャートに対して色測定等の外部作業ができ、色測定結果に基づいて、出力画像の色調整を行うことができる。したがって、高解像度の画像読取手段を追加することなく、既存の印刷機のままでも、連続紙Pに印刷される出力画像に対して色調整できる。
また、第1実施形態に係る印刷機1によれば、出力画像が実際に印刷される連続紙Pの画像形成領域内に色調整チャートを印刷するため、厳密かつ一括の色測定が容易にできる。
なお、上記第1実施形態において、制御部50は、排紙部40に支持軸の回転を指示することにより連続紙Pの搬送を実現している。ただし、これに限定されず、制御部50は、排紙部40の支持軸の回転に同期して回転するように、給紙部10の支持軸やパス上の複数の搬送ローラーに指示できる。したがって、搬送中に連続紙Pに作用される張力を低減できる。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態に係る印刷機では、外部作業区間において外部作業が可能となるように、全パス上の連続紙の搬送を一括に制御する。第2実施形態では、印刷部を通過する連続紙の搬送はそのまま維持し、外部作業を行う外部作業区間を通過する連続紙の搬送を個別に制御する。
<印刷機の構成>
図9は、第2実施形態に係る印刷機の概略構成例を示す図である。
印刷機2は、給紙部10、印刷部20、連続紙収納部80、検出部30、排紙部40および制御部50を有する。給紙部10、印刷部20、連続紙収納部80、検出部30および排紙部40は、矢印で示された連続紙Pの搬送方向に沿って順番に接続され、制御部50の指示に従って動作できる。印刷機2は、また、たわみ測定部81を有する。なお、印刷機2は、第1実施形態に係る印刷機1と同様に、通報部61、62および操作パネル70を有することもできる。ここで、給紙部10、印刷部20、検出部30、排紙部40、制御部50、通報部61、62および操作パネル70は、第1実施形態に係る印刷機1と同様なものを使用できる。
連続紙収納部80は、連続紙Pの搬送方向において、印刷部20の下流側、かつ、検出部30の上流側に設置される。連続紙収納部80は、印刷部20から搬送された連続紙Pを、検出部30へと搬送する。
印刷機2は、少なくとも図3の搬送制御処理S110を実行する際、連続紙収納部80の上流側と下流側との搬送速度を異ならせる。連続紙収納部80の上流側および下流側で連続紙Pの搬送速度を異ならせるために、連続紙収納部80よりも上流側においては、印刷機2は、連続紙Pの搬送速度を給紙部10および上流側の搬送ローラーにより制御する。連続紙収納部80よりも下流側においては、印刷機2は、連続紙Pの搬送速度を排紙部40により制御する。
ただし、連続紙収納部80は、その上流側での連続紙Pの搬送速度と、その下流側での連続紙Pの搬送速度との速度差を吸収するために、図10に示すように連続紙Pをたわませて保持し、印刷部20からの連続紙Pの排紙を調整できる。
たわみ測定部81は、連続紙収納部80にたわませて保持される連続紙Pのたわみ量を測定する。たとえば、たわみ測定部81は、光学式の変位センサーであってよく、最もたわんでいる連続紙Pの底部の変位を測定する。
第2実施形態と第1実施形態に係る印刷機との構成上の違いは、第2実施形態に係る印刷機2は、連続紙収納部80を有することにより、それより上流側および下流側に位置される連続紙Pの搬送速度を異ならせることができるところである。そして、印刷機2は、たわみ測定部81を有することにより、連続紙収納部80における連続紙Pのたわみ量を測定でき、測定結果に応じて、制御部50は、連続紙収納部80の上流側と下流側の搬送速度を個別に制御できるところである。
<印刷機の動作>
第2実施形態に係る印刷機の動作も、第1実施形態と同様に図3の動作フローチャートで示すことができる。
第2実施形態と第1実施形態に係る印刷機の動作上の違いは、図3における連続紙搬送制御処理(ステップS110)の処理手順が異なるところである。
図10は、図3の動作フローチャートにおける第2実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。
第2実施形態のステップS302およびステップS303は、第1実施形態のステップS202およびステップS203と同様な動作を行う。
以下、第2実施形態において、第1実施形態と異なる動作を行うステップS301、ステップS304〜ステップS306の動作について詳細に説明する。
<ステップS301>
制御部50は、連続紙収納部80の下流側の連続紙Pの減速搬送を指示する。具体的には、制御部50は、連続紙収納部80の上流側の連続紙Pの搬送速度をそのまま維持するように指示し、下流側の連続紙Pの搬送速度だけ減速するように指示する。たとえば、制御部50は、支持軸の回転速度を「通常搬送速度」の場合と比較して、遅くなるように排紙部40に指示する。一方、制御部50は、連続紙収納部80より上流側に位置する搬送ローラーに対しては、回転速度の変更指示をしない。
連続紙収納部80の下流側の連続紙Pの搬送速度は、色調整チャートが図9に示すようなパス上の位置aを通過した後、少なくとも位置bに到達するまで、「通常搬送速度」から「外部作業搬送速度」まで減速される。また、連続紙収納部80の下流側の連続紙Pの搬送速度が減速し始めると、上流側の連続紙Pの搬送速度との速度差が広がり始め、たわみ測定部81により測定されるたわみ量は、図9に示すような減速前の位置dにおけるたわみ量から増加し始める。
<ステップS304>
制御部50は、連続紙収納部80の下流側の連続紙Pの加速搬送を指示する。具体的には、制御部50は、連続紙収納部80の上流側の連続紙Pの搬送速度をそのまま維持するように指示し、ステップS301において遅らせた下流側の連続紙Pの搬送速度だけ加速するように指示する。たとえば、制御部50は、支持軸の回転速度を「通常搬送速度」の場合と比較して、速くなるよう排紙部40に指示する。一方、制御部50は、連続紙収納部80より上流側に位置する回転軸やローラーに対しては、回転速度の変更指示をしない。
連続紙Pの搬送速度は、色調整チャートが少なくとも図9に示すようなパス上の位置cを通過した後、「外部作業搬送速度」から「たわみ取戻し搬送速度」まで加速される。「たわみ取戻し搬送速度」とは、「外部作業搬送速度」適用時に増加したたわみ量を元に取り戻すための搬送速度である。「たわみ取戻し搬送速度」は、「通常搬送速度」よりも大きい。したがって、連続紙Pは、下流側の方が上流側よりも速く搬送され、連続紙収納部80におけるたわみ量が減少される。
<ステップS305>
制御部50は、外部作業に起因される連続紙収納部80におけるたわみ量の増加が取り戻されたか否かを判断する。たとえば、制御部50は、外部作業後に、たわみ測定部81により測定されるたわみ量が位置dにおけるたわみ量と同じ値を示したとき、たわみ量の増加が取り戻されたと判断する。一方、制御部50は、たわみ量が位置dにおけるたわみ量よりも大きい値を示す場合、たわみ量の増加が取り戻されていないと判断する。
制御部50は、たわみ量の増加が取り戻されたと判断した場合(ステップS305:YES)、処理を図3のステップS111に進める。ここで、ステップS111以降では、印刷が残っている場合、下流側の搬送速度が再度「通常搬送速度」に戻され、連続紙Pが上流側および下流側のいずれも「通常搬送速度」により搬送される。このように色調整チャートが外部作業区間を通過した後、位置dを基準としてたわみ量が大きい間は、「たわみ取戻し搬送速度」で搬送し、位置dよりも小さくなると、「通常搬送速度」に戻す。すなわち、「外部作業搬送速度」から「たわみ取戻し搬送速度」まで加速する段階と、「たわみ取戻し搬送速度」から「通常搬送速度」まで減速する段階との二段階にわけて連続紙Pの搬送が制御される。したがって、外部作業に起因するたわみ量の増加を元に取り戻すことができる。
一方、制御部50は、たわみ量の増加が取り戻されていないと判断する場合(ステップS305:NO)には、たわみ量の増加が取り戻されるまで、ステップS304の処理を繰り返す。
以上のように、第2実施形態に係る印刷機2によれば、色調整チャートが外部作業区間を通過する際、連続紙収納部80より上流側の連続紙Pの搬送速度をそのまま維持しつつ、下流側の連続紙Pの搬送速度だけ遅くさせる。そして、外部作業の作業終了後に、遅くさせた連続紙収納部80より下流側の連続紙Pの搬送を速くさせ、外部作業により生じる連続紙Pのたわみ量の増加を取り戻す。このため、印刷部20による出力画像の印刷と、色調整チャートに対する外部作業の両立を図ることができる。したがって、印刷部20を通過する連続紙Pの搬送速度は、変化されず、印刷部20の負担が低減され、出力画像の印刷品質が向上される。
なお、上記第2実施形態において、連続紙収納部80は、検出部30の上流側に位置される。ただし、これに限定されず、連続紙収納部80は、検出部30の下流側に位置されることもできる。さらに、印刷部20の下流側だけでなく、給紙部10と印刷部20との間に、連続紙Pの搬送速度の速度差を調整する給紙調整部をさらに設けてもよい。
[第3実施形態]
上述した第1、第2実施形態に係る印刷機では、外部作業区間において外部作業として、色調整チャートを連続紙から取り出す場合には、切取具によって連続紙Pを断裁し、断裁された連続紙を再度粘着テープによって貼り合せている。第3実施形態では、連続紙Pを断裁することなく、ユーザーが手軽に色調整チャートを連続紙Pから取り出せる。
<印刷機の構成>
図11は、第3実施形態に係る印刷機の概略構成例を示す図である。
印刷機3は、給紙部10、印刷部20、切込線挿入部90、検出部30、排紙部40および制御部50を有する。給紙部10、印刷部20、切込線挿入部90、検出部30および排紙部40は、矢印で示された連続紙Pの搬送方向に沿って順番に接続され、制御部50の指示に従って動作できる。また、印刷機3は、第1、第2実施形態に係る印刷機と同様に、通報部61、62、操作パネル70、連続紙収納部80およびたわみ測定部81を有することもできる。ここで、給紙部10、印刷部20、検出部30、排紙部40、制御部50、通報部61、62、操作パネル70、連続紙収納部80およびたわみ測定部81は、第1、第2実施形態に係る印刷機と同様なものを使用できる。
切込線挿入部90は、連続紙Pの搬送方向において、印刷部20の下流側、かつ、検出部30の上流側に位置される。切込線挿入部90は、印刷部20から搬送される連続紙Pの画像形成領域に形成される色調整チャートの全域を囲むように、連続紙Pに切込線を挿入する。なお、切込線挿入部90は、出力画像を囲むように、連続紙Pに切込線を挿入できる。切込線挿入部90は、レーザー照射装置や物理的にカッター歯が備えた切込機構であってよい。
第3実施形態と第1、第2実施形態に係る印刷機との構成上の違いは、第3実施形態に係る印刷機3は、切込線挿入部90を有することにより、色調整チャートの全域を囲む切込線を連続紙Pに挿入できるところである。このため、外部作業区間において、連続紙Pから色調整チャート部分を取り出して色測定を行う必要がある場合、切取具を用いて連続紙Pを断裁してから再度粘着テープなどにより断裁された連続紙Pを貼り合せる作業が不必要となる。したがって、色調整するためのユーザーの色調整チャートに対する色測定作業負担が低減される。
なお、連続紙Pを記録媒体として使用する印刷機の生産現場の多くでは、色調整チャートが印刷された印刷済みの連続紙Pを排紙部40に巻き取った状態からほどいて、色調整チャートの印刷部分を見つけて、途中で断裁したり切り取ったりする。第3実施形態に係る印刷機3によれば、このような印刷済みの連続紙Pを巻き取った状態からほどいて色調整チャートの印刷部分を連続紙Pから取り出す場合でも、手間が掛からず容易に取り出すことができる。
<印刷機の動作>
図12は、第3実施形態に係る印刷機の動作フローチャートである。図13は、色調整チャートに切込線が挿入されたイメージを示す図であり、図14は、外部作業区間における外部作業の一例を示す図である。
第3実施形態のステップS401〜ステップS407は第1実施形態のステップS101〜ステップS107と、第3実施形態のステップS409〜ステップS413は第1実施形態のステップS108〜ステップS112と、同様な動作を行う。ただし、第3実施形態における外部作業では、第1実施形態のように切取具により連続紙Pを断裁する必要がなく、連続紙Pから切込線に沿って色調整チャートを取り出せばよい。
以下、第3実施形態において、第1実施形態と異なる動作を行うステップS408の動作について詳細に説明する。
<ステップS408>
制御部50は、色調整チャートの全域を囲んで切込線を挿入するように、切込線挿入部90に指示する。たとえば、制御部50は、画像形成領域に印刷される色調整チャートの位置に基づいて切込線データを生成し、当該切込線データに従って連続紙Pに切込線を挿入するように、切込線挿入部90に指示する。ただし、これに限定されず、制御部50は、印刷要求された印刷ジョブを解析して、画像形成領域を画定するとともに、切込線データを生成することもできる。なお、切込線データは、色調整チャートの全域を囲む切込線データと出力画像を囲む切込線データとの二種類を含むこともできる。したがって、色調整チャートを連続紙Pから手軽に取り出せるだけでなく、たとえば、ラベルとして使用する出力画像を含む部分も連続紙Pから手軽に取り出せる。
その後、図4に示すステップS202の外部作業において、ユーザーは、図14に示すように、連続紙Pを断裁することなく、切込線800に沿って色調整チャート300を連続紙Pから取り出すことで、手軽に別途の色測定装置で色測定することができる。
以上のように、第3実施形態に係る印刷機3によれば、色調整チャートを連続紙から取り出すために、連続紙を断裁する必要がないため、連続紙の連続性が保たれる。また、色調整チャートを連続紙から取り出す場合には、ユーザーにより外部作業区間において、切込線に沿って色調整チャートを囲む部分を取り出せばよいため、取り出し作業が手軽にできる。
また、上記第3実施形態において、ユーザーは、外部作業区間において色調整チャートを取り出し、色調整チャートを含む部分が排紙部40に巻回される前に連続紙から取り出している。しかし、これに限定されず、外部作業区間で色調整チャートを取り出すことができなくても、その後排紙部40からほどいて色調整チャート部分を見つけて取り出す場合でも、連続紙を断裁することなく、簡単に取り出せるため、ユーザーの手間が省ける。
なお、上記第3実施形態において、切込線挿入部90は、印刷部20と検出部30に位置される。しかし、これに限定されず、切込線挿入部90は、給紙部10の下流側、かつ、外部作業区間の上流側に位置されればよい。
[第4実施形態]
上述した第1から第3実施形態に係る印刷機では、外部作業区間における外部作業として色調整チャートを連続紙から取り出す場合、ユーザーによる手作業で行われている。第4実施形態では、色調整チャートを連続紙から自動に取り出せる。
第4実施形態に係る印刷機4において、記録媒体としての連続紙Pは、基材P1および上層材P2の少なくとも二層からなる連続紙である。
<印刷機の構成>
図15は、第4実施形態に係る印刷機の概略構成例を示す図である。
印刷機4は、給紙部10、印刷部20、切込線挿入部90、検出部30、二層連続紙分離機構900、排紙部40、排紙部41および制御部50を有する。給紙部10、印刷部20、切込線挿入部90、検出部30および二層連続紙分離機構900は、矢印で示された連続紙Pの搬送方向に沿って順番に接続され、制御部50の指示に従って動作できる。また、印刷機4は、自動取出機構910をさらに有する。制御部50は、自動取出機構910の動作も制御できる。
二層連続紙分離機構900を経過した連続紙Pは、二つのパスに分かれて搬送される。一つのパスは、二層連続紙分離機構900により分離された二層連続紙Pの一部が外部作業区間bcを通過してから排紙部40により巻回されるパスで、もう一つのパスは、二層連続紙Pの他の一部がそのまま排紙部41により巻回されるパスである。排紙部40および排紙部41は、同じ構成であってよく、制御部50の指示に従って動作できる。
また、印刷機4は、第1から第3実施形態に係る印刷機と同様に、通報部61、62、操作パネル70、連続紙収納部80およびたわみ測定部81を有することもできる。ここで、給紙部10、印刷部20、切込線挿入部90、検出部30、排紙部40、制御部50、通報部61、62、操作パネル70、連続紙収納部80およびたわみ測定部81は、第1から第3実施形態に係る印刷機と同様なものを使用できる。ただし、第4実施形態において、切込線挿入部90は、出力画像を囲むように切込線を連続紙Pの上層材P2に挿入する。
二層連続紙分離機構900は、連続紙Pの搬送方向において、検出部30の下流側、かつ、外部作業区間bcの上流側に位置される。二層連続紙分離機構900は、印刷部20から搬送される基材P1および上層材P2からなる連続紙Pを二つの部分に分離させる。具体的には、二層連続紙分離機構900は、上層材P2のうち、切込線により取り囲まれた部分以外の上層材P2を、基材P1から分離させ、排紙部41に搬送させる。一方、二層連続紙分離機構900は、上層材P2のうち、切込線により取り囲まれた部分および基材P1を排紙部40に搬送させる。
自動取出機構910は、外部作業区間において、連続紙Pの搬送方向の上方側に位置される。自動取出機構910は、たとえば、三角柱の爪形状を有し、連続紙Pに最も近い側面が連続紙Pの搬送面と鋭角βを成すように配置される。自動取出機構910は、連続紙Pから色調整チャートを自動的に取り出せる。たとえば、自動取出機構910は、色調整チャートがパス上の位置fに到達する前は、連続紙Pから離れた待機位置において待機し、色調整チャートが位置fに到達する直前に連続紙Pから色調整チャートが取り出せるところまで接近する。そして、色調整チャートを取り出すと元の待機位置に復帰する。
第4実施形態と第1から第3実施形態に係る印刷機との構成上の違いは、第4実施形態に係る印刷機4は、二層連続紙分離機構900を有することにより、連続紙Pの排紙を排紙部40および排紙部41に分けるところである。切込線で囲まれた出力画像部分および色調整チャート部分を含む上層材P2のみを基材P1とともに外部作業区間bcを通過させる。そして、印刷機4は、自動取出機構910を有することにより、色調整チャートの位置fの通過に応じて、制御部50により自動取出機構910の位置を制御することで、連続紙Pから色調整チャートを自動的に取り出せる。
<印刷機の動作>
第4実施形態に係る印刷機の動作は、第3実施形態と同様に図12の動作フローチャートで示すことができる。
第4実施形態と第3実施形態に係る印刷機の動作上の違いは、図12における連続紙搬送制御処理(ステップS410)の処理手順が異なるところである。
図16は、図14の動作フローチャートにおける第4実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。図17は、自動取出機構の動作イメージを示す図である。
<ステップS501>
制御部50は、連続紙Pの減速搬送を指示する。たとえば、制御部50は、支持軸の回転速度を遅らせ、色調整チャートが外部作業区間を通過する際、自動取出機構910により色調整チャートを連続紙Pから取り出せる搬送速度で連続紙Pを搬送するように、排紙部40および排紙部41に指示する。
<ステップS502>
制御部50は、自動取出機構910に下降指示をする。図17に示すように、たとえば、制御部50は、色調整チャート300が位置fに到達する直前に、連続紙Pから離れた待機位置に待機されている自動取出機構910を、色調整チャートを基材P1から取出せる位置まで下降させる。たとえば、自動取出機構910は、基材P1を傷つけない程度に押圧する位置(図17中、破線で示す位置)まで下降する。
<ステップS503>
自動取出機構910は、色調整チャートを基材P1から取出す。図17に示すように、たとえば、排紙部40に向かって搬送される基材P1上の色調整チャート300を含む部分は、自動取出機構910の鋭い爪先により基材P1から分離される。
<ステップS504>
制御部50は、自動取出機構910の上昇指示をする。図17に示すように、たとえば、制御部50は、色調整チャート300が自動取出機構910により基材P1から分離されると、自動取出機構910を上昇させ、元の待機位置に復帰させる。
<ステップS505>
制御部50は、連続紙Pの加速搬送を指示する。たとえば、制御部50は、支持軸の回転速度を速くさせ、ステップS501において減速搬送される前の搬送速度で連続紙Pを搬送するよう、排紙部40に指示する。その後、制御部50は、処理を図12に示すステップS412に進める。
以上のように、第4実施形態に係る印刷機4によれば、色調整チャートを連続紙から取り出すためのユーザーによる手作業が必要なくなるため、作業効率が向上される。
また、第4実施形態に係る印刷機4によれば、出力画像を含む部分も囲んで切込線を挿入するため、二層連続紙分離機構900を通過して排紙部40に向かって搬送される上層材P2には、出力画像を含む部分も含まれる。したがって、たとえば、ラベルとして出力画像を使用する場合、基材P1から出力画像を含む部分を手軽に取り出すことができる。
以上の実施形態1〜4に係る印刷機において、連続紙に色調整チャートが印刷され、外部作業区間において、色調整チャートに対して、色測定などの外部作業が可能となるように、連続紙の搬送を制御している。ただし、これに限定されず、連続紙に正常な出力画像と異なる画像が印刷され、当該異なる画像に対して所定の位置において外部作業を行う必要がある場合、異なる画像が所定の位置を通過する際の連続紙の搬送を制御してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
1、2、3、4 印刷機、
10 給紙部、
20 印刷部、
30 検出部、
40 排紙部、
50 制御部、
61、62 通報部、
70 操作パネル、
80 連続紙収納部、
81 たわみ測定部、
90 切込線挿入部、
100 画像形成領域、
200 出力画像、
300 色調整チャート、
400 チャート位置識別マーク、
500 測色計、
600 切取具、
700 粘着テープ、
800 切込線、
900 二層連続紙分離機構、
910 自動取出機構。

Claims (12)

  1. 連続記録媒体の搬送経路上、外部より前記連続記録媒体に対する作業が可能な外部作業区間が定められ、前記連続記録媒体を搬送しながら前記連続記録媒体の画像形成領域に出力画像および前記出力画像の色を調整するための色調整チャートを印刷する印刷機において、
    前記出力画像および前記色調整チャートを相互に重ならないように、前記画像形成領域内に印刷する印刷部と、
    前記印刷部の下流側に位置され、前記色調整チャートの通過を検出する検出部と、
    前記色調整チャートが前記検出部の下流側に位置される前記外部作業区間を通過する際、前記色調整チャートに対して外部作業が可能となるように、前記連続記録媒体の搬送を制御する制御部と、
    を有する印刷機。
  2. 前記検出部は、通常搬送速度により搬送される前記連続記録媒体上の前記色調整チャートの通過を検出し、
    前記制御部は、前記外部作業を行う前記外部作業区間を前記色調整チャートが通過する際、当該外部作業区間における前記連続記録媒体の搬送速度を前記通常搬送速度よりも遅くし、前記外部作業の作業終了後に、遅くした前記連続記録媒体の搬送速度を速くする請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記制御部は、前記外部作業を行う前記外部作業区間を前記色調整チャートが通過する際、当該外部作業区間における前記連続記録媒体の搬送を一時停止させ、前記外部作業の作業終了後に、前記一時停止させた前記連続記録媒体の搬送を再開させる請求項1または2に記載の印刷機。
  4. 前記印刷部と前記外部作業を行う前記外部作業区間との間に位置され、前記連続記録媒体をたわませて保持可能な連続記録媒体収納部をさらに有し、
    前記制御部は、前記外部作業を行う前記外部作業区間を前記色調整チャートが通過する際、前記連続記録媒体収納部より上流側の前記連続記録媒体の搬送速度をそのまま維持しつつ、前記連続記録媒体収納部より下流側の前記連続記録媒体の搬送速度を上流側よりも遅くし、前記外部作業の作業終了後に、遅くした前記連続記録媒体収納部より下流側の前記連続記録媒体の搬送速度を速くし、前記外部作業により生じる前記連続記録媒体のたわみを取り戻す請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷機。
  5. 前記外部作業を行う前記外部作業区間の上流側に位置され、前記連続記録媒体に前記色調整チャートの全域を囲む切込線を挿入する切込線挿入部をさらに有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の印刷機。
  6. 前記外部作業は、前記色調整チャートを前記連続記録媒体から取り出す作業である請求項1〜5のいずれか一項に記載の印刷機。
  7. 前記外部作業を行う前記外部作業区間において、前記連続記録媒体から前記色調整チャートを自動的に取り出す自動取出機構をさらに有する請求項6に記載の印刷機。
  8. 前記連続記録媒体から前記色調整チャートを取り出す前に、前記連続記録媒体から前記画像形成領域以外の部分を取り除く請求項6または7に記載の印刷機。
  9. 前記外部作業は、前記色調整チャートを測色する作業である請求項1〜5のいずれか一項に記載の印刷機。
  10. 前記検出部による前記色調整チャートの通過の検出を通報する通報部をさらに有する請求項1〜9のいずれか一項に記載の印刷機。
  11. 前記印刷部は、前記色調整チャートを印刷すると同時に、前記画像形成領域外に、チャート位置識別マークを印刷する請求項1〜10のいずれか一項に記載の印刷機。
  12. 連続記録媒体を搬送しながら前記連続記録媒体の画像形成領域に出力画像および前記出力画像の色を調整するための色調整チャートを印刷する印刷機において、
    前記出力画像および前記色調整チャートを相互重ならないように、前記画像形成領域内に印刷する印刷部と、
    前記連続記録媒体に前記色調整チャートの全域を囲む切込線を挿入する切込線挿入部と、
    を有する印刷機。
JP2013249443A 2013-12-02 2013-12-02 印刷機 Expired - Fee Related JP6201697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013249443A JP6201697B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013249443A JP6201697B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 印刷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015104907A true JP2015104907A (ja) 2015-06-08
JP6201697B2 JP6201697B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=53435327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013249443A Expired - Fee Related JP6201697B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6201697B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019201A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成制御方法
JP2017074754A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法
JP2018045250A (ja) * 2017-11-24 2018-03-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム
JP2018060088A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装用プログラム、および画像形成システムの制御方法
JP2018128540A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001001425A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Canon Aptex Inc ラベル製造装置およびラベル製造方法
JP2003063115A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Hitachi Koki Co Ltd 連続紙記録方法
JP2006091179A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006091184A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008114485A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置及び印刷方法
JP2009220290A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Seiko Epson Corp 電子機器システム及び電子機器システムにおける制御方法
JP2013208744A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Canon Inc 印刷装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001001425A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Canon Aptex Inc ラベル製造装置およびラベル製造方法
JP2003063115A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Hitachi Koki Co Ltd 連続紙記録方法
JP2006091179A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006091184A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008114485A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置及び印刷方法
JP2009220290A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Seiko Epson Corp 電子機器システム及び電子機器システムにおける制御方法
JP2013208744A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Canon Inc 印刷装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019201A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成制御方法
JP2017074754A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法
JP2018060088A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装用プログラム、および画像形成システムの制御方法
JP2018128540A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2018045250A (ja) * 2017-11-24 2018-03-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6201697B2 (ja) 2017-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6201697B2 (ja) 印刷機
JP6693470B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、管理装置およびプログラム
JP2015160737A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US20150338810A1 (en) Image forming device, image forming system, image-formation commanding device, and image forming method
JP2009227408A (ja) 連続紙給紙装置、画像形成装置およびプログラム
JP6469456B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
JP5271829B2 (ja) 画像形成装置
JP2005231062A (ja) 連続紙印刷システム
JP2012000815A (ja) 画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法
JP2006282349A (ja) 画像形成装置
JP2009203067A (ja) シート搬送装置、シート搬送装置の制御方法、記憶媒体及びプログラム
JP2018030254A (ja) 画像形成装置、後処理装置、画像形成システム、管理装置、およびプログラム
JP2007233372A (ja) 像形成装置及び前記装置における残留シート検出方法
JP4533280B2 (ja) シート処理装置
JP2020088534A (ja) 画像検査装置および画像形成システム
JP2009196764A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2003263076A (ja) 画像形成装置
JP5935559B2 (ja) 画像形成装置
JP5723827B2 (ja) シート排出装置、画像形成装置
JP4798153B2 (ja) シート状部材切断装置
JP2011121777A (ja) 給紙搬送装置
JP2015196319A (ja) 給紙装置および印刷装置
JP6720025B2 (ja) 画像形成装置
EP4369102A1 (en) Image forming apparatus, control method of image forming apparatus, and program
US20230274115A1 (en) Printing apparatus, control method of printing apparatus, and storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160926

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6201697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees