JP2008114485A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カラーパッチ等の試験領域が印刷された連帳紙から、その試験領域を簡易に取得することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】利用者が入力した試験モードに切り替える指示情報をモード制御部28が受け取ると、印刷機14に試験用の印刷データを印刷させる。次に、送り量検出部30が、上記試験用の印刷データを連帳紙11上に印刷した試験領域の前端が所定位置に到達したか否かを、連帳紙11の搬送長さから検出する。試験領域の前端が所定位置に到達すると、搬送制御部32が、後処理装置18の動作を停止する。次に、送り量検出部30は、試験領域の長さ分搬送したか否かを監視し、到達すると搬送制御部32が印刷用紙送出装置10の動作を停止し、試験領域の切り取り作業を実施する。
【選択図】図1
【解決手段】利用者が入力した試験モードに切り替える指示情報をモード制御部28が受け取ると、印刷機14に試験用の印刷データを印刷させる。次に、送り量検出部30が、上記試験用の印刷データを連帳紙11上に印刷した試験領域の前端が所定位置に到達したか否かを、連帳紙11の搬送長さから検出する。試験領域の前端が所定位置に到達すると、搬送制御部32が、後処理装置18の動作を停止する。次に、送り量検出部30は、試験領域の長さ分搬送したか否かを監視し、到達すると搬送制御部32が印刷用紙送出装置10の動作を停止し、試験領域の切り取り作業を実施する。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
従来より、カラープリンタのキャリブレーション等を目的として、カラーパッチ画像を出力し、そのカラーパッチ画像を測色することによりプリンタの色再現特性を調べる方法が使用されている。
例えば、下記特許文献1には、画像出力部により出力されたパッチ画像の読み取りデータに基づき、画像出力部の画像出力条件を生成する画像処理装置が開示されている。
特開2004−234495号公報
しかし、上記従来の技術においては、予め所定のサイズにカットされたカット紙を印刷媒体とする印刷装置が対象となっており、長尺の印刷用紙が連続して印刷機に供給される連帳紙を印刷媒体とする印刷装置については、カラーパッチ画像を印刷し、当該カラーパッチ画像が印刷された印刷用紙を簡易に切り取る技術が提案されていなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、カラーパッチ等の試験領域が印刷された連帳紙から、その試験領域を簡易に取得することができる印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の印刷装置の発明は、印刷用紙としての連帳紙を印刷機に送り出す印刷用紙送出手段と、運転モードを、通常印刷モードと試験モードとの間で切り替え制御するモード制御手段と、前記試験モードにおいて、前記連帳紙上に印刷された試験領域が所定位置に到達したときに前記印刷用紙送出手段を停止させる搬送制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記搬送制御手段が、前記試験領域の前端と後端との間の任意の部分が前記所定位置に到達したときに前記印刷用紙送出手段を停止させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、さらに前記印刷装置から搬出される連帳紙を受け取る印刷用紙受取手段を備え、前記搬送制御手段は、前記連帳紙上に印刷された試験領域の前端が所定位置に到達したときに前記印刷用紙受取手段を停止し、前記試験領域の長さ分搬送したときに前記印刷用紙送出手段を停止することを特徴とする。
請求項4記載の印刷方法の発明は、運転モードを、通常印刷モードと試験モードとの間で切り替え制御するステップと、前記試験モードにおいて、印刷用紙としての連帳紙上に試験領域を印刷するステップと、前記連帳紙上に印刷された試験領域が所定位置に到達したときに、連帳紙を印刷機に送り出す印刷用紙送出手段を停止させるステップと、を備えることを特徴とする。
本発明よれば、カラーパッチ等の試験領域が印刷された連帳紙から、その試験領域を簡易に取得することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本発明にかかる印刷装置の一実施形態における構成図が示される。図1において、印刷装置は、印刷用紙送出装置10、入口側バッファ装置12、印刷機14、出口側バッファ装置16、後処理装置18及び制御部20を含んで構成されている。
印刷用紙送出装置10は、用紙ロールから印刷用紙として連帳紙11を印刷機14に供給する装置である。
入口側バッファ装置12は、印刷用紙送出装置10と印刷機14との間の連帳紙11の搬送速度の差を緩衝する装置である。この入口側バッファ装置12は、複数のローラ12a,12b,12c等を含んでおり、例えばローラ12cが図の上下方向に移動することにより連帳紙11の搬送速度の差を緩衝している。なお、図1では、3個のローラ12a,12b,12cが示されているが、これに限定されず、さらに多数のローラを含む構成としてもよい。
印刷機14は、紙送りローラ22a,22b,22c,22d、転写ローラ24及び定着機26を含んでいる。紙送りローラ22a,22b,22c,22dにより、印刷用紙送出装置10から供給された連帳紙11を図の矢印A方向に搬送しつつ、転写ローラ24により所定の画像を転写し、定着機26で転写画像を定着することにより印刷を行う。図1の例では、転写ローラ24が4基設けられているが、これはY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)のインク用である。なお、転写ローラ24としては、4基に限られるものではない。
出口側バッファ装置16は、印刷機14が排出する連帳紙11の排出速度の変動を緩衝する装置である。この出口側バッファ装置16は、複数のローラ16a,16b,16c等を含んでおり、入口側バッファ装置12と同じ構成となっている。
後処理装置18は、印刷機14で印刷済みの連帳紙11を受け取って所定の処理を行う装置であり、本発明の印刷用紙受取手段に相当する。この後処理装置18としては、連帳紙11を巻き取る巻取ローラ、印刷済み連帳紙11を折り畳む折り機、印刷済み連帳紙11を所定の長さにカットするカッター等がある。
制御部20は、適宜なコンピュータ等で構成され、印刷用紙送出装置10、印刷機14、後処理装置18の動作を制御する。
図2には、上記制御部20の機能ブロック図が示される。図2において、制御部20は、モード制御部28、送り量検出部30、搬送制御部32及び入力部34を含んで構成されている。
モード制御部28は、印刷機14が通常の印刷を行う通常印刷モードと、測色試験その他の試験用の印刷データを印刷する試験モードとを切り替える機能である。これらの運転モードの切替は、利用者が入力部34から入力する指示情報等に基づいて行う。
送り量検出部30は、印刷用紙送出装置10から供給された連帳紙11の搬送長さを検出する機能である。この送り量検出部30は、例えば紙送りローラ22a,22b,22c,22dの一つまたは複数の回転数から搬送長さを検出する構成等が可能である。
搬送制御部32は、印刷用紙送出装置10、印刷機14及び後処理装置18の起動・停止を制御し、連帳紙11を搬送または停止を制御する機能である。
入力部34は、キーボード、マウス、通信インタフェース、CD(コンパクトディスク)等のディスクドライブ装置等の入力装置により実現され、利用者が制御部20に対して所望の指示情報、印刷データ等を入力するために使用する。
図3には、本実施形態にかかる印刷装置の動作例のフローが示される。このフローは、印刷機14が通常印刷モードで運転中に使用者の指示情報により試験モードに切り替わる場合の動作例となっている。図3において、モード制御部28が、印刷機14の運転モードを切り替える指示情報利を利用者が入力したか否かを監視しており(S1)、切り替えの指示情報が入力されるまでは通常印刷モードとして印刷機14に通常の印刷動作を行わせる(S2)。
一方、S1において、試験モードに切り替える指示情報が入力された場合には、モード制御部28が印刷機14に試験用の印刷データを印刷させる(S3)。この印刷データは、測色試験用データ等であり、入力部34を介して外部から入力してもよいし、制御部20内に予め格納しておいてもよい。
次に、送り量検出部30が、上記試験用の印刷データを連帳紙11上に印刷した試験領域が所定位置に到達したか否かを、連帳紙11の搬送長さから検出する(S4)。例えば、測色試験用の試験領域を、図1に示された後処理装置18の手前の位置Bで切り取る場合には、印刷機14において印刷が行われる位置から位置Bまでの連帳紙11の搬送長さが予め分かっているので、当該長さに基づいて試験領域の前端が上記所定位置へ到達したか否かを検出する。なお、送り量検出部30は、上記試験領域の前端と後端との間の任意の部分が上記所定位置に到達したことを検出できるが、測色試験用の試験領域を位置Bで切り取る場合には、前端が到達したことを検出するのが好適である。
S4において、試験領域が所定位置、例えば位置Bに到達したことが検出されると、搬送制御部32が、後処理装置18の動作を停止する(S5)。これにより、後処理装置18が連帳紙11を受け取らなくなるが、その分の連帳紙11の長さは、出口側バッファ装置16で吸収される。
次に、送り量検出部30は、連帳紙11の搬送長さから上記試験領域の長さ分搬送したか否かを監視する(S6)。S4において、試験領域の前端を監視していた場合には、S6では試験領域の長さ分の搬送が行われたか否かを監視することになる。
S6において、試験領域の長さ分搬送した場合には、搬送制御部32が印刷用紙送出装置10の動作を停止する(S7)。これにより、印刷機14への連帳紙11の供給が停止するので、位置Bにおいて試験領域の切り取り作業が行われる。切り取り作業は、試験領域の切り取り及び切断された連帳紙11の接合(スプライシング)である。この切り取り作業は、人間が行ってもよいし、専用の装置を使用してもよい。
以上により、試験領域の切り取り作業が終了すると、S1からの動作を繰り返す。
10 印刷用紙送出装置、12 入口側バッファ装置、12a,12b,12c ローラ、14 印刷機、16 出口側バッファ装置、18 後処理装置、20 制御部、22a,22b,22c,22d ローラ、24 転写ローラ、26 定着機、28 モード制御部、30 送り量検出部、32 搬送制御部、34 入力部。
Claims (4)
- 印刷用紙としての連帳紙を印刷機に送り出す印刷用紙送出手段と、
運転モードを、通常印刷モードと試験モードとの間で切り替え制御するモード制御手段と、
前記試験モードにおいて、前記連帳紙上に印刷された試験領域が所定位置に到達したときに前記印刷用紙送出手段を停止させる搬送制御手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置において、前記搬送制御手段は、前記試験領域の前端と後端との間の任意の部分が前記所定位置に到達したときに前記印刷用紙送出手段を停止させることを特徴とする印刷装置。
- 請求項1記載の印刷装置は、前記印刷装置から搬出される連帳紙を受け取る印刷用紙受取手段を備え、前記搬送制御手段は、前記連帳紙上に印刷された試験領域の前端が所定位置に到達したときに前記印刷用紙受取手段を停止し、前記試験領域の後端が前記所定位置に到達したときに前記印刷用紙送出手段を停止することを特徴とする印刷装置。
- 運転モードを、通常印刷モードと試験モードとの間で切り替え制御するステップと、
前記試験モードにおいて、印刷用紙としての連帳紙上に試験領域を印刷するステップと、
前記連帳紙上に印刷された試験領域が所定位置に到達したときに、連帳紙を印刷機に送り出す印刷用紙送出手段を停止させるステップと、
を備えることを特徴とする印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006300288A JP2008114485A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 印刷装置及び印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006300288A JP2008114485A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 印刷装置及び印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008114485A true JP2008114485A (ja) | 2008-05-22 |
Family
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JP2006300288A Pending JP2008114485A (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 印刷装置及び印刷方法 |
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JP (1) | JP2008114485A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015104907A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | コニカミノルタ株式会社 | 印刷機 |
JP2015114476A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム |
US10261455B2 (en) | 2017-02-01 | 2019-04-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and non-transitory computer readable medium |
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2006
- 2006-11-06 JP JP2006300288A patent/JP2008114485A/ja active Pending
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JP2015114476A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム |
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