JP2015101925A - 軒樋集水器及び軒樋集水装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軒樋5の下流側において軒樋5内の雨水を集水する枡部30と、枡部30の内部と連通するとともに竪樋6に接続されて前記雨水を枡部30から竪樋6に流下させる接続部31とを備え、枡部30は、枡部30の上部に溢流部Fを備えるとともに溢流部Fの下方に貯留部Pを有し、溢流部Fには、その上端から下端に向かって連続的又は間欠的に形成されたオーバーフロー孔35が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
そこで本発明は、雨量に応じて雨水をオーバーフローさせることができる軒樋集水器及び軒樋集水装置を提供することを課題とする。
この態様によれば、オーバーフロー孔が溢流部の上端から下端に向かって連続的又は間欠的に形成されており、枡部内の水位が高くなるほどオーバーフロー孔から雨水を溢流させることのできる開口部が増加する構成となっているため、雨水の量に応じてオーバーフロー孔から溢流させる水量を増加させることができる。
この構成によれば、オーバーフロー孔から溢流させた雨水を凹溝内に導いて下方に導くことができる。
この構成によれば、軒樋集水器を軒天井に設置することができる。
この構成によれば、軒樋集水器内に塵が堆積することを防止しつつ軒樋のドレンから軒樋集水器に効率的に雨水を流下させることができる。
この構成によれば、落し口をスカート部内に挿入させて目隠しすることができる。
図1に示すように、本実施形態の軒樋集水装置10を有した雨樋構造1は、屋根2に降った雨水を流水部3の開口端4から収集する軒樋5と、軒樋5と竪樋6との間に設置され、軒樋5の雨水を一時的に貯留しつつ竪樋6に順次流下させる軒樋集水装置10と、竪樋6とを備えている。
軒樋5は、軒先Tの延在方向に一定の水勾配を取って配置される長尺の部材であり、側面視が略U字状で上方に向かってわずかに拡開するように開口されている。本実施形態において軒樋5は、屋根2の下方に設置されている。
軒樋5の底板5aには、ドレン7が固定されている。ドレン7は、底板5aの開口部5hを覆うように立設され柵状の部材を備えた塵避け部7Aと、開口部5hに挿通させて軒樋5の下方に突出させる落し口7Bとを備えている。
図1に示すように、軒先Tには、屋根2の先端から軒天井8に跨って設置されるパラペット9が取り付けられている。
図2に示すように、軒天井8には、底板5aに形成された開口部5hと連通する貫通孔8hが形成され、軒天リング11の一部及びドレン7の落し口7Bを挿通可能になっている。
竪樋6は筒状に形成された管体であり、軸線Lを鉛直方向に向け、軒樋集水装置10を介して軒樋5の開口部5hの下方に設置されている。
軒天リング11は、軒天井8の上面8sから設置される上側リング12と、軒天井8の下面8tから設置されて上側リング12と螺合される下側リング13とを備えている。
図2に示すように、環状部14は、軒天井8の貫通孔8hに挿入されるとともに軒天井8の下面8tからその一部を突出させ、軒天井8を挟んで下側リング13と螺合できるように形成されたものである。環状部14は外径が軒天井8の貫通孔8hの径よりも僅かに小径に形成され、貫通孔8hの内周面に略沿って挿入されるようになっている。
スカート部16は、図3に示すようにフランジ部15の内周縁15yから下方に円筒状に延びるように形成され、図2に示すドレン7の落し口7Bを囲繞して目隠しするものであり、後述する軒樋集水器20の枡部30の貯留部Pにその先端が突設されている。スカート部16は水平方向に対する傾斜角度が小さいテーパー形状に形成された後、僅かに縮径しつつ垂下する筒状に形成されている。
枡ストッパ22は、軒樋集水器20の上方への移動を規制するものであり、後述する張り出し部37の厚さ寸法を隔てて雌ネジ部21の下端よりも下方に位置するように形成されている。
下側リング13の外周面19の上端部には、外周面19に沿って周方向に小さく張り出した張り出し壁26が形成されているとともに、枡ストッパ22が形成された周方向の位置に対応する外周面の位置に軸線L方向に平行に延びる突条27が形成されている。また、突条27,27間の中央には、枡係止用凸部23同士の間の中央を示す挿入位置マーク28が設けられている。
図5に示すように、枡部30は、円筒状に形成された側壁部32と、側壁部32内の略下半部に設けられ雨水を下方に向けて収束させる漏斗部33とを有している。
複数のスリット35,35・・は、全て同形状で側壁部32の同じ高さ位置に形成されている。スリット35の長手方向(すなわち鉛直方向)の寸法及び幅寸法ないし開口面積は、想定される最大雨量と溢流させる水量との関係で設定される。また、スリット35の幅寸法は、例えば約10mmに設定され、小動物その他の異物の侵入を防止することも考慮して形成されている。
また、スリット35同士の間隔、すなわち鉛直方向に延びてスリット35を形成する棒状の壁部36の幅寸法は、枡部30の剛性を考慮して設定されている。
枡部30の上端には、間隔を空けて張り出す張り出し部(係止部)37が形成されている。
張り出し部37は、図6に示すように枡係止用凸部23に対応する配置間隔で、枡係止用凸部23の周方向の長さ及び枡係止用凸部23同士の間の周方向の長さよりも小寸法に形成されている。
漏斗部33は、図2に示すように下方に向かって漸次縮径するテーパー形状に形成された側壁33aと底壁33bとを有している。漏斗部33は、底壁33bが貯留部Pの下端近傍に位置するように設置されていれば溢流部Fの下方のどこに設置されるか限定されるものではないが、本実施形態では漏斗部33の上端が溢流部Fの直下に位置するように配置されている。側壁部32に対する漏斗部33のテーパー形状の傾斜角度αは、45度以下に設定するのが好ましい。
凹溝40は、スリット35の下方の外周面をスリット35の下端から凹ませ側壁部32の下端まで貫通させることにより、棒状の壁部36から連続して延在する凸条36Xを形成して設けられている。
凹溝40の幅寸法は、スリット35の幅寸法と同寸法で形成されているとともに、スリット35の空間と一部連通し下方に向けて側壁部32を貫通している。
軒樋集水装置10を軒天井8に設置するには、図2,図6に示すように、上側リング12の環状部14及びスカート部16を軒樋5の開口部5h及び軒天井8の貫通孔8hに挿通させてスカート部16を落し口7Bに被せる。上側リング12のフランジ部15を軒天井8の上面8sに係止させた後、軒天井8に設置された上側リング12の環状部14に下側リング13を軒天井8の下方から螺合させて緊締する。
図1に示すように、屋根2に降った雨水は、流水部3に集水され、流水部3の開口端4から軒樋5に流下する。軒樋5は、水勾配を取って流水部3の下方に設置されているため、軒樋5内の雨水は、下流に向けて流動し、下流側の底板5aに形成された開口部5hからドレン7を介して軒樋集水器20内に流下する。
しかし、豪雨時や屋根2の構造上雨水が一気に流れ来る場合等、軒樋5内を流れる雨量が竪樋6の単位時間当たりの排水量を超えており、枡部30内の水位が漸次上昇し溢流部Fに達した場合には、竪樋6へ流下されない雨水は、スリット35から順次溢流する。そしてスリット35から溢流した雨水は、スリット35の下方に形成された凹溝40にガイドされて鉛直下方に流下し、枡部30の側壁部32の下端から地面に滴下する。
本変形例の軒樋集水器20及び軒樋集水装置10は、上側リング12にスカート部16が設けられていない点で上記実施形態の軒樋集水器20及び軒樋集水装置10と相違している。
このように、上側リング12がスカート部16を備えていない場合であっても、図1に示すドレン7の落し口7Bの目隠しができず、スリット35が目立たなくすることができない点を除いて上記実施形態と同様の作用、機能及び効果を奏する。
また、スリット35の下方に形成する凹溝40は、棒状の壁部36を径方向に突出させて形成されたものであってもよい。
以上、本発明の軒樋集水器20及び軒樋集水装置10の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態で示した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができる。
2 屋根
5 軒樋
6 竪樋
10 軒樋集水装置
12 上側リング(軒天リング)
13 下側リング(軒天リング)
16 スカート部
20 軒樋集水器
23 枡係止用凸部(被係止部)
30 枡部
31 接続部
35 スリット(オーバーフロー孔)
37 張り出し部(係止部)
40 凹溝
Claims (5)
- 軒樋の下流側において前記軒樋内の雨水を集水する枡部と、この枡部の内部と連通するとともに竪樋に接続されて前記雨水を前記枡部から前記竪樋に流下させる接続部とを備え、
前記枡部は、この枡部の上部に溢流部を備えるとともに前記溢流部の下方に貯留部を有し、
前記溢流部には、その上端から下端に向かって連続的又は間欠的に形成されたオーバーフロー孔が形成されていることを特徴とする軒樋集水器。 - 前記貯留部の外周面には、下方に向かってに延びる凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軒樋集水器。
- 軒天井を上下方向から挟持してこの軒天井に固定される軒天リングと、請求項1又は2に記載の軒樋集水器と、を備え、
前記軒樋集水器及び前記軒天リングの何れか一方に係止部が形成され、同他方に前記係止部を係止させる被係止部が形成され、
前記軒樋集水器が前記軒天井に固定されていることを特徴とする軒樋集水装置。 - 前記軒樋には、塵避け部と落し口とを備えたドレンが固定され、このドレンの周囲に前記軒樋集水器が設置されていることを特徴とする請求項3に記載の軒樋集水装置。
- 前記軒天リングは、前記枡部の内側に挿入されるとともに前記ドレンの落し口を囲繞する筒状のスカート部を有していることを特徴とする請求項4に記載の軒樋集水装置。
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2013
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