JP2015101715A - 光カチオン重合性組成物及びその重合方法 - Google Patents

光カチオン重合性組成物及びその重合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高圧水銀ランプを用いた光カチオン重合において、光カチオン重合開始剤として保存安定性に優れた芳香族スルホニウム塩に対し、十分な重合速度を得ることのできる光カチオン重合増感剤を提供すること
【解決手段】光カチオン重合増感剤が、下記一般式(1)に示すナフタレンジオール化合物である光カチオン重合性組成物。



(一般式(1)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、光カチオン重合性組成物及びその重合方法に関する。更に詳しくは、カチオン重合性化合物と、光カチオン重合開始剤として芳香族スルホニウム塩を含有し、更に光カチオン重合増感剤として特定構造を有するナフタレンジオール化合物を含有した光カチオン重合性組成物及び該光カチオン重合性組成物に高圧水銀ランプを照射して重合させる重合方法に関する。
紫外線等の光線により重合する光重合性組成物が広くさまざまな用途で使用されている。この光重合性組成物としては、ラジカル重合型とカチオン重合型とがある。ラジカル重合型としては、(メタ)アクリルロイル基を有する化合物、不飽和ポリエステル系化合物等の不飽和二重結合を有する化合物が知られており、カチオン重合型としては、エポキシ基を有する化合物、ビニルジオール基を有する化合物等が知られている。そして、これらの化合物は、適当な光重合開始剤及びしばしば光重合増感剤と共に使用される。ラジカル重合型は、重合速度が速く、生成する塗膜硬度が高いという特徴を持つが、基材との密着性が弱いという欠点がある。一方、カチオン重合型は、重合速度は遅いが基材との密着性が高く、重合後の収縮率が小さく寸法安定性が高いという特徴がある。
近年液晶テレビなどにおいて、100インチを超えるサイズの液晶パネルが登場するなど、パネルの大型化の開発競争が激化してきているが、当該パネルの両面接着に使用される光重合型組成物が求められている。大型化したパネルに使用される光重合型組成物には光重合後の反りの防止や密着性等が要求されるため、一般的に光ラジカル重合よりも寸法安定性が良好な光カチオン重合を用いた光重合型組成物が求められている。しかしながら、光カチオン重合の重合速度は遅く、光カチオン重合速度を向上させるため、高活性な光カチオン重合開始剤及び光カチオン重合増感剤が求められている。
一方、このような大型化したパネル等を接着させるための光重合設備は大型になるため、光源としてLEDランプは多数の素子を集積して組み立てるなど使用が難しく、またコスト面からも現在汎用されている高圧水銀ランプを用いることが有用である。よってこれらの用途に対して、高圧水銀ランプで活性な光カチオン重合性組成物が求められている。
この光カチオン重合性組成物には、通常カチオン重合性化合物の重合を開始させるための光カチオン重合開始剤が含有されている。当該光カチオン重合開始剤としてはオニウム塩が知られており、特に芳香族ヨードニウム塩や芳香族スルホニウム塩が用いられている。しかし、芳香族ヨードニウム塩は活性が高いが、保存安定性が低く着色しやすいため使用が限られている。したがって、保存安定性が求められる恒久的フィルムなどには芳香族スルホニウム塩が使われることが多い。
しかし、光カチオン重合に用いられる光源の照射光と光カチオン重合開始剤の吸収波長がうまくマッチングしない場合がある。その場合は、照射光のエネルギーを光重合開始剤に伝える光カチオン重合増感剤が更に用いられている。特に、高圧水銀ランプ照射時に、芳香族スルホニウム塩を光重合開始剤として用いても、高速で重合を開始できる光カチオン重合増感剤が望まれている。
光カチオン重合増感剤としては、メトキシフェノール等のフェノール系化合物を使用するという報告がある(特許文献1)。しかしながら、本発明者らがこのフェノール系光カチオン重合増感剤であるメトキシフェノールを用いて、高圧水銀ランプ照射による光カチオン重合試験を光カチオン重合開始剤として市販のトリアリールスルホニウム塩を用いて試験したところ、光カチオン重合開始剤に対する増感効果は弱く、十分な重合速度が得られないことが判明した。
また、光カチオン重合増感剤としては、チオキサントン化合物やジアルコキシアントラセン化合物が知られている(特許文献2、3)。しかしながら、高圧水銀ランプを光源とした光カチオン重合反応において、芳香族スルホニウム塩を用いた時、チオキサントン化合物やジアルコキシアントラセン化合物等は光カチオン重合増感剤として作用せず、逆に光重合の抑制剤として働くため増感効果が十分に発揮できないことが知られている(非特許文献1)。更に、本発明者が試験したところ、ジアルコキシアントラセン化合物もメタルハライドランプのような長波長ランプでは有効であるものの光源が高圧水銀ランプの場合は芳香族スルホニウム塩に対しては増感効果は認められなかった。同様に、チオキサントン化合物の場合もまた、メタルハライドランプの場合は高い増感性能を示すが、高圧水銀ランプ照射の場合は、芳香族スルホニウム塩による重合を著しく阻害した。
さらにまた、上記問題を解決する方法として、ナフタレン化合物を光カチオン重合増感剤として用いることが報告されている。例えば、ジアルコキシナフタレン化合物と光カチオン重合開始剤としての芳香族スルホニウム塩と組み合わせることが報告されている(特許文献4)。しかしながら、この場合においては増感効果はまだ不十分なものであった。
また、エポキシ官能性シリコーンに対してナフタレンジオール化合物は芳香族ヨードニウム塩を光カチオン重合開始剤として用いた場合増感効果が認められることは報告されている(特許文献5)。そしてまた、ナフタレン化合物としてナフタレン−2,6−ジオールを光カチオン増感剤として用い,GHI線で露光して増感効果が認められたことが報告されている(特許文献6)。しかしながら、脂環式エポキシに対し、芳香族スルホニウム塩を開始剤として用いた場合のナフタレンジオール化合物の増感剤として高圧水銀ランプによる硬化については、報告例がない。
特開平5−230189号公報 特開2000−204284号公報 特開2000−119306号公報 特開2011−144277号公報 特開2001−221512号公報 特開2008−310089号公報
平野秀樹著、「光応用技術・材料事典」、光応用技術材料事典編集委員会、株式会社産業技術サービスセンター、2006年4月26日、p133−134
従って、高圧水銀ランプを用いた光カチオン重合において、光カチオン重合開始剤として芳香族スルホニウム塩を用いた場合に、十分な重合速度を得ることのできる光カチオン重合増感剤を含む光カチオン重合性組成物及びその重合方法を提供することである。
発明者らは、光カチオン重合増感剤の構造と増感性能について鋭意検討したところ、光カチオン重合開始剤として芳香族スルホニウム塩を用い、高圧水銀ランプを使用した場合に、特定構造のナフタレンジオール化合物を光カチオン重合増感剤として用いることにより、従来より光カチオン重合増感剤として用いられているチオキサントン化合物やジアルコキシアントラセン化合物に比べ、十分高い重合速度を得ることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下を特徴とする要旨を有するものである。
第1の発明では、(a)光カチオン重合増感剤、(b)芳香族スルホニウム塩、及び(c)カチオン重合性化合物を含有してなる光カチオン重合性組成物であって、当該(a)光カチオン重合増感剤成分が、一般式(1)に示すナフタレン骨格を有するジオール化合物(2,6位が水酸基である化合物を除く)であることを特徴とする光カチオン重合性組成物を提供する。
(一般式(1)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
第2の発明では、第1の発明におけるナフタレン骨格を有するジオール化合物が、一般式(2)に示す1,4−ナフタレンジオール化合物であることを特徴とする光カチオン重合性組成物を提供する。
(一般式(2)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
第3の発明では、第1の発明おけるナフタレン骨格を有するジオール化合物が、一般式(3)に示す1,5−ナフタレンジオール化合物であることを特徴とする光カチオン重合性組成物を提供する。
(一般式(3)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
第4の発明では、第1乃至3の発明のいずれかひとつに記載の光カチオン重合性組成物を、波長が355〜375nm、308〜318nm、及び/または298〜308nmの紫外線を含むランプを光源として光照射し、光カチオン重合させる光重合方法を提供する。
第5の発明では、第4の発明に記載の光源が高圧水銀ランプであることを特徴とする光重合方法を提供する。
第6の発明では、第4又は第5の発明に記載の光重合方法で得られた光重合物を提供する。
本発明の(a)光カチオン重合増感剤、(b)芳香族スルホニウム塩、及び(c)カチオン重合性化合物を含有してなる光カチオン重合性組成物は、高圧水銀ランプによって速やかに重合することができる工業的に有用な組成物である。
本発明の光重合組成物は、(a)光カチオン重合増感剤、(b)芳香族スルホニウム塩、及び(c)カチオン重合性化合物を含有してなる光カチオン重合性組成物であって、前記(a)光カチオン重合増感剤成分が、一般式(1)に示すナフタレン骨格を有するジオール化合物であることを特徴とする光カチオン重合性組成物である。
(光カチオン重合増感剤)
本発明における(a)光カチオン重合増感剤としては、一般式(1)に示すナフタレン骨格を有するジオール化合物が用いられる。
(一般式(1)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
一般式(1)において、水酸基の位置が1位及び4位である場合は、一般式(2)で表わされる1,4−ナフタレンジオール化合物となる。
(一般式(2)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
また、一般式(1)において、水酸基の位置が1位及び5位である場合は、一般式(3)で表わされる1,5−ナフタレンジオール化合物となる。
(一般式(3)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
一般式(1)乃至(3)においてAで表されるハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子,臭素原子、ヨウ素原子が挙げられ、アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基等が挙げられ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基、n−ヘキシルオキシ基等が挙げられ、アシルオキシ基としては、アセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基、n−ブチリルオキシ基、n−バレリルオキシ基等が挙げらる。
次に、本発明の一般式(1)で表される化合物の具体例を示す。一般式(1)で表される化合物のうち、水酸基の位置が1位及び4位である場合は、一般式(2)で表わされる化合物であるので、まず初めに一般式(2)で表される化合物の具体例を示す。
一般式(2)で示されるナフタレン−1,4−ジオール化合物としては、例えば次の化合物が挙げられる。まず、Aが水素原子である化合物である、ナフタレン−1,4−ジオールが挙げられる。
次に、Aがハロゲン原子である場合は、2−フルオロナフタレン−1,4−ジオール、2−クロロナフタレン−1,4−ジオール、2−ブロモナフタレン−1,4−ジオール、2−ヨードナフタレン−1,4−ジオール等が挙げられる。
又、Aがアルキル基である場合は2−メチルナフタレン−1,4−ジオール、2−エチルナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−プロピル)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−ブチル)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(i−ブチル)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−ペンチル)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−ヘキシル)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−ヘプチル)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−オクチル)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン−1,4−ジオール等が挙げられる。
さらに又、Aがアルコキシ基である場合は、2−メトキシナフタレン−1,4−ジオール、2−エトキシナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−プロポキシ)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−ブトキシ)ナフタレン−1,4−ジオール等が挙げられる。
そして又、Aがアシルオキシ基である場合は、2−アセチルオキシナフタレン−1,4−ジオール、2−プロピオニルオキシナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−ブチリルオキシ)ナフタレン−1,4−ジオール、2−(n−バレリルオキシ)ナフタレン−1,4−ジオール等が挙げられる。
そして次に、水酸基の位置が1位及び5位である一般式(3)で表される化合物の具体例を示す。一般式(3)で示されるナフタレン−1,5−ジオール化合物としては、例えば次の化合物が挙げられる。まず、Aが水素原子である化合物である、ナフタレン−1,5−ジオールが挙げられる。
次に、Aがハロゲン原子である場合は、2−フルオロナフタレン−1,5−ジオール、2−クロロナフタレン−1,5−ジオール、2−ブロモナフタレン−1,5−ジオール、2−ヨードナフタレン−1,5−ジオール等が挙げられる。
又、Aがアルキル基である場合は2−メチルナフタレン−1,5−ジオール、2−エチルナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−プロピル)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−ブチル)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(i−ブチル)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−ペンチル)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−ヘキシル)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−ヘプチル)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−オクチル)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(2−エチルヘキシル)1,5−ジオール等が挙げられる。
さらに又、Aがアルコキシ基である場合は、2−メトキシナフタレン−1,5−ジオール、2−エトキシナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−プロポキシ)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−ブトキシ)ナフタレン−1,5−ジオール等が挙げられる。
そして又、Aがアシルオキシ基である場合は、2−アセチルオキシナフタレン−1,5−ジオール、2−プロピオニルオキシナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−ブチリルオキシ)ナフタレン−1,5−ジオール、2−(n−バレリルオキシ)ナフタレン−1,5−ジオール等が挙げられる。
一般式(2)、(3)以外の具体例としては、ナフタレン−2,7−ジオール、ナフタレン−1,6−ジオール、1−メチルナフタレン−2,7−ジオール、4−メチルナフタレン−1,6−ジオール、1−クロロナフタレン−2,7−ジオール、4−クロロナフタレン−1,6−ジオール等が挙げられる。
ナフタレン骨格における水酸基の置換位置としては、1,4位、1,5位に置換したものが活性が高く、次に1,6位に置換したものが活性が高い。2位に置換したものは活性が低く、特に、2,6位に置換したものは増感効果を示さない。
これらの例示した化合物の中でも、入手しやすく活性が高いという点で、ナフタレン−1,4−ジオール及びナフタレン−1,5−ジオールが好ましい。中でもナフタレン−1,4−ジオールは特に活性が高く好ましい。
(光カチオン重合開始剤)
本発明の光カチオン重合性組成物に用いる光カチオン重合開始剤としては通常芳香族スルホニウム塩が使用される。芳香族スルホニウム塩としては、アリールスルホニウム塩が好ましく、特にS,S,S’,S’−テトラフェニル−S,S’−(4、4’−チオジフェニル)ジスルホニウムビスヘキサフルオロフォスフェート、ジフェニル−4−フェニルチオフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニル−4−フェニルチオフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート等が挙げられ、例えばダウ・ケミカル製、商品名:UVI6992、サンアプロ社製 商品名:CPI−100P、サンアプロ社製 商品名:CPI−101A、サンアプロ社製 商品名:CPI−200K、ビーエ−エスエフ社製 商品名:イルガキュア270を用いることが好ましい(イルガキュアは、ビーエーエスエフ社の登録商標)。
(カチオン重合性化合物)
本発明に使用することができるカチオン重合性化合物としてはエポキシ化合物、ビニルエーテル化合物が挙げられる。エポキシ化合物として一般的なものは脂環式エポキシ化合物、エポキシ変性シリコーン、芳香族グリシジル化合物である。脂環式エポキシ化合物としては3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ダウケミカル社製UVR6105、UVR6110、ダイセル社製 セロキサイド2021P、セロキサイドは株式会社ダイセルの登録商標)、1,2−エポキ−4−ビニルシクロヘキサン(ダイセル社製 セロキサイド2000)、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペート等が挙げられ、この中でも、特に3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを用いることが好ましい。芳香族グリシジル化合物としては2,2’−ビス(4−グリシジルオキシフェニル)プロパンが挙げられる。ビニルエーテル化合物としてはメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル等が挙げられる。
(光カチオン重合性組成物)
光カチオン重合性組成物の組成としては、カチオン重合性化合物の100重量部に対し、光カチオン重合開始剤である芳香族スルホニウム塩を0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部の範囲で使用する。カチオン重合性化合物に対する芳香族スルホニウム塩の使用量が少なすぎると、光カチオン重合性組成物を光カチオン重合させたとき、重合速度が遅くなり、一方、芳香族スルホニウム塩の使用量が多すぎると光カチオン重合性組成物を光重合させたときに得られる光重合物の物性が低下するおそれがあるため好ましくない。
光カチオン重合増感剤は、芳香族スルホニウム塩の1重量部に対し、0.2〜5重量部、好ましくは0.5〜1重量部の範囲で使用する。光カチオン重合増感剤が少なすぎると、増感効果が発現し難くなる場合があり、一方、多すぎると光カチオン重合性組成物を光カチオン重合させたとき、重合物の物性が低下するおそれがあるため好ましくない。
本発明の光カチオン重合性組成物には、必要に応じてエポキシ系希釈剤、オキセタン系希釈剤、ビニルジオール系希釈剤を含有しても良い。
本発明で用いられるエポキシ系希釈剤の例としては、例えば、フェニルグリシジルエーテル、p−tert−ブチルフェニルグリシジルジオール、ブチルグリシジルジオール、2−エチルヘキシルグリシジルジオール、アリルグリシジルジオール、1,2−ブチレンオキサイド、1,3−ブタジエンモノオキサイド、1,2−エポキシドデカン、エピクロロヒドリン、1,2−エポキシデカン、スチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、3−メタクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−アクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−ビニルシクロヘキセンオキサイド等が挙げられる。オキセタン系希釈剤の例としては、例えば、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−(メタ)アリルオキシメチル−3−エチルオキセタン、(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチルベンゼン等が挙げられる。ビニルジオール系希釈剤の例としては、例えば、メチルビニルジオール、エチルビニルジオール、プロピルビニルジオール、n−ブチルビニルジオール、t−ブチルビニルジオール、2−エチルヘキシルビニルエーテル等が挙げられる。
(重合方法)
当該光カチオン重合性組成物の重合はフィルム状で行うことも出来るし、塊状に重合させることも可能である。フィルム状に重合させる場合は、当該光カチオン重合性組成物を液状にし、たとえばポリエステルフィルムなどの基材上に、たとえばバーコーターなどを用いて光カチオン重合性組成物を塗布したのちに、紫外線などの光線を照射して重合させる。
(基材)
フィルム状に重合させる場合に用いられる基材としてはフィルム、紙、アルミ箔、金属等が主に用いられるが特に限定されない。基材としてのフィルムに用いられる素材としてはポリエステル、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリビニルアルコール(PVA)等が用いられる。具体的には例えばポリエステルフィルム(東レ株式会社製ルミラー、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)を用いることが出来る。当該ポリエステルフィルムの膜厚は通常100μm未満の膜厚のものを使用する。ポリエステルフィルムの膜厚を調整するために使用するバーコーターは特に指定しないが、膜厚が1μm以上100μm未満に調整できるバーコーターを使用する。
(光源)
このようにして調製した塗布膜に紫外線などの光線を照射することにより重合させることができる。用いられる光源としては、波長が355〜375nm、308〜318nm及び/または298〜308nmの紫外線を含む光源を使用することが好ましい。具体的には高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、水銀ランプ、UV-LEDランプ、マイクロ波励起方式UVランプ(例えばフュージョン株式会社製のHバルブ、Dバルブ)、太陽光等が挙げられ、好適なランプとしては、点灯中の水銀蒸気圧が1kPa〜10000kPaの水銀ランプが挙げられ、さらに好ましくは点灯中の水銀蒸気圧が100kPa〜1000kPaの水銀ランプいわゆる高圧水銀ランプが挙げられる。
(雰囲気)
本発明の光カチオン重合性組成物は、当該光カチオン重合性組成物の表面を開放した系でも表面を空気と遮断した系でも重合させることができる。例えば、フィルム状で重合させるときに、本発明の光カチオン重合性組成物を基材に塗布し、塗布面を開放したまま、紫外線などの光線を照射して重合させることもできれば、本発明の光カチオン重合性組成物を酸素不透過性基材に塗布し、その表面に酸素不透過性基材貼合した状態で紫外線などの光線を照射して重合させることもできる。
光カチオン重合性組成物表面開放系の例としては、塗膜として使用に供する用途すなわち塗料、コーティング、インキ等を挙げることができる。具体的には自動車用塗料、木工コーティング、PVC床コーティング、窯業壁コーティング、建材用コーティング、樹脂ハードコート、メタライズベースコート、フィルムコーティング、液晶ディスプレイ(LCD)用コーティング、プラズマディスプレイ(PDP)用コーティング、光ディスク用コーティング、金属コーティング、光ファィバーコーティング、印刷インキ、平版インキ、金属缶インキ、スクリーン印刷インキ、インクジェットインキ、グラビアニス
等が挙げられる。また、レジスト、ディスプレイ、封止剤、歯科材料、光造型材料等の分野でもこのような使用態様が用いられる。
光カチオン重合性組成物表面遮断系の例としては、組成物、粘着剤、粘組成物、シーリング剤等を挙げることができる。さらに、「電子部品用感光性材料の最新動向III−半導体・電子基板・ディスプレー分野の開発状況―」(住ベリサーチ社、2006年7月)、「UV・EB重合技術の最新動向」(ラドテック研究所、2006年3月)、「光応用技術・材料事典」(山岡亜夫編、2006年4月)、「光重合技術」(技術情報協会、2000年3月)、「光重合性材料−製造技術と応用展開−」(東レリサーチセンター、2007年9月)等に例示されている用途に適宜用いることができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。実施例中の「部」は全て重量部を示す。
重合状態の判定は、タックフリーテスト(指触テスト)に基づいて行った。すなわち、光照射により重合するとフィルム表面の重合性組成物のタック(べたつき)が取れるので、フィルム表面を指で触り、タック(表面のべたつき)がなくなった時間を「タック・フリー・タイム」(重合時間)とした。
(実施例1)
カチオン重合性化合物として脂環式エポキシ化合物(DOW社製UVR6110)を100部、光カチオン重合開始剤として芳香族スルホニウム塩(DOW社製UVI6992)を1.9部、光カチオン重合増感剤としてナフタレン−1,4−ジオールを1部を混合し、光カチオン重合性組成物を調製した。該組成物をポリエステルフィルム(東レ株式会社製ルミラー、膜厚100μm)の上にバーコーターを用いて膜厚が12μmになるように塗布した。次いで、表面から高圧水銀ランプ(アイグラフィックス社製EyeCureLight1.5kW、15cm高さより照射)を用いて光照射した。照射光の波長365nmにおける照射強度は50mW/cmであった。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は1.3秒であった。
(実施例2)
光カチオン重合増感剤として、ナフタレン−1,4−ジオールに代えてナフタレン−1,5−ジオールを用いた以外は実施施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は1.5秒であった。
(実施例3)
光カチオン重合増感剤として、ナフタレン−1,4−ジオールに代えて2−アセチルオキシナフタレン−1,4−ジオールを用いた以外は実施施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は3秒であった。
(比較例1)
光カチオン重合増感剤のナフタレン−1,4−ジオールを使用しないこと以外は実施施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は11秒であった。
(比較例2)
光カチオン重合増感剤としてナフタレン−1,4−ジオールに代えて9、10−ジブトキシアントラセンを用いる以外は実施施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は12秒であった。
(比較例3)
光カチオン重合増感剤としてナフタレン−1,4−ジオールに代えてイソプロピルチオキサントンを用いる以外は実施施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は18秒であった。
(比較例4)
光カチオン重合増感剤としてナフタレン−1,4−ジオールに代えてメトキシフェノールを用いる以外は実施施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は18秒であった。
(比較例5)
光カチオン重合増感剤としてナフタレン−1,4−ジオールに代えてナフタレン−2,6−ジオールを用いる以外は実施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は100秒であった。
実施例1〜3及び比較例1〜5の結果をまとめた表は以下の通りである。
表1に示す略称は以下の通りである。
脂環式エポキシ化合物 : DOW社製UVR6110
芳香族スルホニウム塩 : DOW社製UVI6992
14NHQ : ナフタレン−1,4−ジオール
15NHQ : ナフタレン−1,5−ジオール
26NHQ : ナフタレン−2,6−ジオール
2−アセチルオキシ−14NHQ : 2−アセチルオキシナフタレン−1,4−ジオール
実施例1〜3と比較例1〜4を比較することにより明らかなように、光源として高圧水銀ランプを使用し、光カチオン重合開始剤として芳香族スルホニウム塩を用いた場合、従来から用いられている光カチオン重合増感剤である、9,10-ジブトキシアントラセン、イソプロピルチオキサントン又はメトキシフェノールに比べタック・フリー・タイムが極めて短く、光カチオン重合増感剤としての性能が高いことが分かる。
更に、実施例1〜3と比較例5を比較することにより明らかなように、ナフタレン骨格における水酸基の置換位置として、1,4位及び1,5位であるものが活性が極めて増感効果が高いのに対して、2,6位であるナフタレン−2,6−ジオールは活性が低く、むしろ阻害効果があると言える。

Claims (6)

  1. (a)光カチオン重合増感剤、(b)芳香族スルホニウム塩、及び(c)カチオン重合性化合物を含有してなる光カチオン重合性組成物であって、当該(a)光カチオン重合増感剤成分が、一般式(1)に示すナフタレン骨格を有するジオール化合物(2,6位が水酸基である化合物を除く)であることを特徴とする光カチオン重合性組成物。

    (一般式(1)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
  2. ナフタレン骨格を有するジオール化合物が、一般式(2)に示すナフタレン−1,4−ジオール化合物であることを特徴とする請求項1記載の光カチオン重合性組成物。

    (一般式(2)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
  3. ナフタレン骨格を有するジオール化合物が、一般式(3)に示すナフタレン−1,5−ジオール化合物であることを特徴とする請求項1記載の光カチオン重合性組成物。

    (一般式(3)において、Aは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、水酸基のうちの何れかを表す。)
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光カチオン重合性組成物を、波長が355〜375nm、308〜318nm、及び/または298〜308nmの紫外線を含むランプを光源として光照射し、光カチオン重合させる光重合方法。
  5. 請求項4記載の光源が高圧水銀ランプであることを特徴とする光重合方法。
  6. 請求項4又は5に記載の光重合方法で得られた光重合物。
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