JP2015101118A - 車両防水カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】車両を津波や高潮の避難設備として使うための車両防水カバーを提供する。
【解決手段】車両の下部を巾着状に覆う車両防水カバーであって、車両の底部に対応する底面部と、前記車両の前部に対応する前面部と、前記車両の後部に対応する後面部と、前記車両の左右の側面に対応する2枚の側面部とを備え、前記車両が水に浮いた状態で、水中に置かれた前記各面部の所定の場所以外の部分が車両に略密着し、前記底面部の車両の車輪に対応する部分が、前記車輪を下部へ突き出せる余裕を持つように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は津波や高潮への避難設備を提供する車両防水カバーに関する。
近年、世界の各地において巨大地震が頻発するようになってきている。また地球温暖化の影響か、強大な台風やハリケーンの発生に伴う高潮も大きな被害を引き起こす。高潮は、台風や低気圧によって起こる強風や気圧の変化によって海面の高さが普段よりも異常に高くなる現象で、別名「風津波」あるいは「暴風津波」とも呼ばれる。これに対して「津波」は別名「地震津波」と呼ばれる。
巨大地震のうちとくに海底で起こる海溝型地震は、巨大な津波を引き起こす。日本においては、太平洋沿岸部が、海溝型地震が発生する可能性がある帯状部分に沿って存在していて、日本の太平洋沿岸部では、常に巨大な津波の危機にさらされているというのが実情である。
津波や高潮は、押し波によって地上の建造物を破壊したり地上の物(人や車など)を波に飲み、これらを引き波によって海に引き込む。しかも、海からの大きな波は、その高さが高くなるにつれて進行方向の動きが大きくなるが、その高さが人の膝の位置程度の場合であっても、人を波に飲み込むだけのエネルギーを有している。津波は波と表現されるが実際は海水の塊りなので、砕け散ることがなくそのエネルギー想像以上に大きい。
沿岸部近くで発生した津波の到達速度は、地震発生時から数十分以内(例えば、約5分〜約30分の間)に第1波が到達すると言われている。しかも、津波は、その高さの数倍の海抜の高さの内陸まで遡上するとも言われている。
したがって、地震が発生した場合には、沿岸部の人たちのみならず、沿岸部に接してお
り海抜がそれほど高くない地域の人は、津波が襲来することを予想して、短時間の間にで
きるだけ高い高台などに避難する必要がある。しかし、高齢者や病院等などに入院中の患者、保育園や小学校等にいる小さな子供達などは、短時間のうちに自力で海岸などから遠くの高台等に避難することは困難であり、しかも、その数が多くなればなるほど避難に要する時間が長くなるといった、問題が生じている。また、近くに高台がない場合には、高齢者や子供、病人などの弱者のみならず、大人であっても短時間のうちに津波の襲来から逃れることが難しくなる。
短時間に安全な場所を確保するためにかかる短時間の間に、安全な設備を提供して、津波に飲み込まれることなく、かつ津波の引き波によっても海に引き込まれるのを防止する技術が提案されている。
特許文献1には、球形のカプセルで内部に椅子やベッドが備えられている津波カプセルが開示されている。また、特許文献2には球形をジンバル構造で支えて回転時の安定性を確保することが開示されている。
特許文献3には、鋼鉄製のガイドに挟まれた上下動可能な津波シェルターが津波の到来時には、ガイドの上へ移動することで中に居る人を救助する技術が開示されている。また、特許文献4には、地面に指示された杭に繋がれた大人数を収容することができる船を津波シェルターとして使う発明が開示されている。
津波や高潮から病人や老人を含めて避難するには、普段生活している場所から避難設備までの移動が大きな問題となる。移動時間を少なくするには、普段生活している場所の直ぐ近くに避難設備を用意すればよいが、避難設備の設置場所の確保が困難な場合が多い。また、避難設備の用意にはかなりの費用負担が生じるという問題も有る。
特開2012−218725号公報 特開2013−139255号公報 特開2011−106142号公報 特開2006−193133号公報
上述のように、津波や高潮への対策のための避難設備を普段の生活する場所の近くへ用意することが困難であるという問題への対応策が求められている。
そこで、発明者らは病人や老人を含めて避難する場合に自動車などの車両が使われることに着目し、この車両自身を避難設備として使える方策の実現を目指して研究開発を行った。その結果、簡便な構成で車両を津波や高潮の避難設備として使える車両防水カバーの発明の完成に至ったものである。
本発明は、車両を津波や高潮の避難設備として使える車両防水カバーを提供することを目的とする。
請求項1に記載された発明は、車両の下部を巾着状に覆う車両防水カバーであって、前記車両の底部に対応する底面部と、前記車両の前部に対応する前面部と、前記車両の後部に対応する後面部と、前記車両の左右の側面に対応する2枚の側面部とを備え、前記車両が水に浮いた状態で、水中に置かれた前記各面部の所定の場所以外の部分が前記車両に略密着し、前記底面部の前記車両の車輪に対応する部分が前記車輪を下部へ突き出せる余裕を持つように構成することを特徴とする車両防水カバーである。
本発明においては、車両が水に浮いた状態で、水中に置かれた前記各面部の所定の場所以外の部分が車両に略密着して防水し、車両防水カバーの底面部の車両の車輪に対応する部分が、前記車輪を下部へ突き出せる余裕を持つので、カバーに余分な張力が掛からない。また、車輪が水中で車両の底部よりも大きく下部へ突き出すので水に浮かぶ車両のスタビラザーの機能を生じる。
請求項2に記載された発明は、前記側面部に、前記車両のドアが開閉可能な余裕を持たせることを特徴とする請求項1に記載の車両防水カバーである。
本発明においては、車両カバーの側面部に車両のドアが開閉可能な余裕を持たせてあるので、車両に防水カバーを装着する作業を済ませた人が防水カバーを装着後の車両に乗り込める。
請求項3に記載された発明は、前記前面部と、前記後面部と、前記側面部の上端付近にベルトを通すベルト通しを設けると共に前記側面部の上端付近に前記ベルトの中間部を引き込むベルト穴を設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記前面部と、前記後面部と、前記側面部の上端付近にベルトを通すベルト通しを設けるので、防水カバーを巾着状に絞り込むベルトの位置が安定する。また、前記側面部の上端付近に前記ベルトの中間部を引き込むベルト穴を設けるので、ベルト穴からベルトを引き出してベルトの長さを調節することができる。
請求項4に記載された発明は、前記前面部、前記後面部、前記側面部の少なくとも何れかの外側に外部からの衝撃を和らげる衝撃吸収部を設けることを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、車両防水カバーの所定の場所に衝撃吸収部が設けられるので、外部からの衝撃が和らぐ。また衝撃吸収部に浮力がある場合はその浮力によって車両が水に浮いた状態で車両の傾きが補正される。
請求項5に記載された発明は、前記底面部の左右の中央部分に、前後方向に分割された複数の板状の緩衝材を設けることを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記底面部の左右の中央部分に、前後方向に分割された複数の板状の緩衝材を設けるので、車両を車両防水カバーへ乗り入れる際に底面部の左右のタイヤの乗るべき位置が明らかになるとともに、底面部の形状が整えられる。複数の板状の緩衝材はその中央付近で車両防水カバーの底面部へ接続されるので車両防水カバーの水平方向の動きを規制することが少ない。
請求項6に記載された発明は、前記側面部に、板状の緩衝材を収める緩衝材収納袋を設けることを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記側面部に、板状の緩衝材を収める緩衝材収納袋を設けるのでそこへ緩衝材を入れることができ、緩衝材が外部からの衝撃を和らげる。
請求項7に記載された発明は、前記車両が水に浮いた状態で、前記前面部及び前記後面部の内側に前記前面部及び前記後面部と前記車両との間に気体の流通する隙間を作る隙間部を設けることを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記車両が水に浮いた状態で、前記前面部及び前記後面部の内部に前記前面部及び前記後面部と前記車両との間に気体の流通する隙間を作る隙間部を設けるので、エンジンに必要な給気とエンジンからの排気を行うことができる。
請求項8に記載された発明は、前記底面部において、前記車両の前記車輪の通過及び停止位置が補強され、前記車輪の間の底面部の寸法を、水中で下方へ下がる前記車輪の動きを妨げないように大きく取ることを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記底面部において、前記車両の車輪の通過及び停止位置が補強され、前後・左右の車輪の間の底面部の寸法を、水中で下方へ下がる車輪の動きを妨げないように大きく取るので、車両が水中に置かれた状態で車輪が下方へ推移しても大きさに余裕のある底面部の車輪間の部分は浮力によって車両の底面部へほぼ密着して車両を防水するようになる。下方へ推移した車輪は車両の底部よりも下へ大きく突き出すので水中で水に浮いた車両のスタビライザーとして機能する。
請求項9に記載された発明は、前記底面部において、前記車両の前記車輪の通過及び停止位置が補強され、少なくとも前記車輪の停止位置の近傍に車輪収納部が設けられ、水中で下方へ下がる前記車輪の動きを妨げないようにすることを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記底面部において、前記車両の前記車輪の通過及び停止位置が補強され、少なくとも前記車輪の停止位置の近傍に車輪収納部が設けられ水中で下方へ下がる前記車輪の動きを妨げないようにするので、車両が水中に置かれた状態で車輪は下方へ推移して底面部の車輪間の部分は浮力によって車両の底面部へほぼ密着するようになる。下方へ推移した車輪は車両の底部よりも下へ大きく突き出すので水中で水に浮く車両のスタビライザーとして機能する。
請求項10に記載された発明は、前記側面部と前記前面部及び前記後面部とが接続される部分付近に、上下方向に伸縮自在で気体の注入により上下方向に延びて前記側面部・前記前面部・前記後面部の底面部からの立ち上がり高さを確保する柱状部材を設けることを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記側面部と前記前面部及び前記後面部とが接続される部分付近に、上下方向に伸縮自在で気体の注入により上下方向に延びて前記側面部・前記前面部・前記後面部の底面部からの立ち上がり高さを確保する柱状部材を設けるので、車両防水カバーの側面部と前面部及び後面部の上端が上へ持ち上げられて箱型の形状が形成される。
請求項11に記載された発明は、袋状にされた衝撃吸収部又は前記柱状部材に、気体を注入する方向に開き気体を放出する方向に閉じる弁の付いた給気口が設けられることを特徴とする請求項4又は10に記載の車両防水カバーである。
本発明においては、袋状にされた前記衝撃吸収部又は前記柱状部材に、気体の注入方向に開き気体の放出方向に閉じる弁の付いた給気口が設けられるので、中に注入された気体が漏れ難くなる。
請求項12に記載された発明は、前記気体の注入が前記車両の排気、エアバッグ用インフレータからの火薬の燃焼ガス又はガスボンベに充填されたガスの何れかにより行われることを特徴とする請求項11に記載の車両防水カバーである。
本発明においては、袋状の浮力を有する緩衝材又は前記柱状部材への気体の注入が前記車両の排気、エアバッグ用インフレータからの火薬の燃焼ガス又はガスボンベに充填されたガスの何れかにより行われるので、何れを用いても簡易に膨らませることができる。
請求項13に記載された発明は、左右の前記側面部の上端付近に前記側面部を持ち上げる紐を通す、持ち上げ紐通し部を設けることを特徴とする請求項1乃至12何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、左右の前記側面部の上端付近に前記側面部を持ち上げる紐を通す、持ち上げ紐通し部を設けるので、車両内から紐を掛けて側面部を持ち上げて車両防水カバーの形を整えることができる。
請求項14に記載された発明は、前記ベルトが弾性体又は弾性体と非弾性体を接続したものであることを特徴とする請求項3乃至13何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記ベルトが弾性体又は弾性体と非弾性体を接続したものであるので、各面部の所定の場所以外では車両防水カバーを巾着状に密着して車両へ取り付けられる。
請求項15に記載された発明は、前記側面部、前記前面部及び前記後面部の上端付近に前記車両を上から覆う上部カバーと接続するための防水ファスナーを設けることを特徴とする請求項1乃至14何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記側面部、前記前面部及び前記後面部の上端付近に前記車両を上から覆う上部カバーと接続するための防水ファスナーを設けるので、車両の上部を覆う車両カバーと接続して車両全体をカバーで覆って防水性能を高めることができる。
請求項16に記載された発明は、前記上部カバーが前記防止ファスナーにより前記防水車両カバーへ水密に接続される請求項15に記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記上部カバーが前記防止ファスナーにより前記防水車両カバーへ水密に接続されるので、浸水の可能性が減少する。
請求項17に記載された発明は、前記前面部又は後面部に曳航用器具の装着部を設けることを特徴とする請求項1乃至16何れかに記載の車両防水カバーである。
本発明においては、前記前面部又は前記後面部に曳航用器具の装着部を設けるので、水に浮かんだ状態の車両の前方又は後方への曳航が容易になる。
請求項18に記載された発明は、前記車両防水カバーが、少なくとも、ハイパロン(登録商標)、ポリエステル、ナイロン(登録商標)、ゴアテックス(登録商標)、アラミド繊維にポリ塩化ビニールを含浸又は塗布させたものの何れかを含むことを特徴とする請求項1乃至17何れかに記載の車両防水カバーある。
本発明においては、前記車両防水カバーが、少なくとも、ハイパロン(登録商標)、ポリエステル、ナイロン(登録商標)、ゴアテックス(登録商標)、アラミド繊維にポリ塩化ビニールを含浸又は塗布させたものの何れかを含むので、防水性に優れ破れ難い車両防水カバーを実現する。
請求項1に記載された発明は、車両の下部を巾着状に覆う車両防水カバーであって、水中に置かれた前記各面部の所定の場所以外の部分が車両に略密着し、前記底面部の前記車両の車輪に対応する部分が、前記車輪を下部へ突き出せる余裕を持つように構成することを特徴とする車両防水カバーであるので、カバーの材料に余分な張力が掛からないことからカバーの材料選択の範囲が広がる。また、車輪が水中で車両の底部よりも大きく下部へ突き出すのでスタビラザーの機能を生じて水に浮いた状態で車両の安定性が向上する。
請求項2に記載された発明は、前記側面部に、前記車両のドアが開閉可能な余裕を持たせてあるので、車両に防水カバーを装着する作業を済ませた人が防水カバーを装着後の車両に乗り込めることから、避難作業がやりやすくなる。
請求項3に記載された発明は、前記前面部と、前記後面部と、前記側面部の上端付近にベルトを通すベルト通しを設けると共に前記側面部の上端付近に前記ベルトの中間部を引き込むベルト穴を設けるので、防水カバーを巾着状に絞り込むベルトの位置が安定する。また、前記側面部の上端付近に前記ベルトの中間部を引き込むベルト穴を設けるので、ベルト穴からベルトを引き出してベルトの長さを調節することができることから、車両防水カバーを巾着状に車体を覆ってより安全な避難設備の提供を図れる。
請求項4に記載された発明は、前記前面部、前記後面部、前記側面部の少なくとも何れかの外側に衝撃吸収部を設けるので、外部からの衝撃が和らげられる。また衝撃吸収部に浮力を持たせるとその浮力によって車両が水に浮いた状態で車両の傾きが補正されることからより安全な避難場所の提供を図ることができる。
請求項5に記載された発明は、前記底面部の左右の中央部分に、前後方向に分割された複数の板状の緩衝材を設けるので、車両を車両防水カバーへ乗り入れる際に底面部の左右のタイヤの乗るべき位置が明らかになるとともに、底面部の形状が整えられることから、車両防水カバーの車両への取り付けの簡易化が図れる。
請求項6に記載された発明は、前記側面部に、板状の緩衝材を収める緩衝材収納袋を設けるのでそこへ緩衝材を入れることができ、緩衝材が外部からの衝撃を和らげることから、より安全な避難場所の提供を図ることができる。
請求項7に記載された発明は、前記車両が水に浮いた状態で、前記前面部及び前記後面部の内側に前記前面部及び前記後面部と前記車両との間に気体の流通する隙間を作る隙間部を設けるので、エンジンに必要な給気とエンジンからの排気を行うことができることから水に浮いた状態で車両のエンジンをかけることができる。
請求項8に記載された発明は、前記底面部において、前記車両の車輪の通過及び停止位置が補強され、車輪の間の底部の寸法を、水中で下方へ下がる車輪の動きを妨げないように大きく取るので、車両が水中に置かれた状態で車輪は下方へ推移して底面部の車輪の間の部分は浮力によって車両の底面部へほぼ密着するようになる。下方へ推移した車輪は車両の底部よりも下へ大きく突き出すので水中でスタビライザーとして機能することから水に浮いた状態での車両の姿勢の安定化が図れる。
請求項9に記載された発明は、前記底面部において、前記車両の前記車輪の通過及び停止位置が補強され、少なくとも前記車輪の停止位置に車輪収納部が設けられ水中で下方へ下がる前記車輪の動きを妨げないようにするので、車両が水中に置かれた状態で車輪は下方へ推移し、底面部の車輪の間の部分は浮力によって車両の底面部へほぼ密着するようになる。下方へ推移した車輪は車両の底部よりも下へ大きく突き出すので水中でスタビライザーとして機能することから水に浮いた状態での車両の姿勢の安定化が図れる。
請求項10に記載された発明は、前記側面部と前記前面部及び前記後面部とが接続される部分付近に、上下方向に伸縮自在で気体の注入により上下方向に延びて前記側面部・前記前面部・前記後面部の底面部からの立ち上がり高さを確保する柱状部材を設けるので、車両防水カバーの側面部と前面部及び後面部の上端が上へ持ち上げられて箱型の形状が形成されることから、車両防水カバーの車両への取り付けの容易化が図れる。
請求項11に記載された発明は、袋状の前記衝撃吸収部又は前記柱状部材に、気体を注入する方向に開き気体の放出する方向に閉じる弁の付いた注気口が設けられるので、中に注入された気体が漏れ難くなることから車両防水カバーの形状保持の容易化が図れる。
請求項12に記載された発明は、前記気体の注入が前記車両の排気、エアバッグ用インフレータからの火薬の燃焼ガス又はガスボンベに充填されたガスの何れかにより行われるので、簡易に膨らませることができることから、車両防水カバーの車両への取り付けの簡易化が図れる。
請求項13に記載された発明は、左右の前記側面部の上端付近に前記側面部を持ち上げる紐を通す、持ち上げ紐通し部を設けるので、車両内から紐を掛けて側面部を持ち上げて形を整えることができることから車両防水カバーの車両への取り付けの簡易化が図れる。
請求項14に記載された発明は、前記ベルトが弾性体又は弾性体と非弾性体を接続したものであるので、車両防水カバーを容易に巾着状に車両へ取り付けられることから、防水性能の高い車両防水カバーの取り付けの容易化が図れる。
請求項15に記載された発明は、前記側面部、前記前面部及び前記後面部の上端付近に前記車両を上から覆う上部カバーと接続するための防水ファスナーを設けるので、車両の上部を覆う車両カバーと接続して車両全体をカバーで覆って防水性能を高めることができることから、より安全な避難場所の提供を図ることができる。
請求項16に記載された発明は、前記上部カバーが前記防水ファスナーにより前記車両防水カバーへ水密に接続されるので、波浪の大きい場合も安全性の確保が図れる。
請求項17に記載された発明は、前記前面部又は後面部に曳航用器具の装着部を設けるので、水に浮かんだ状態の車両の曳航が容易になることから水に浮いた状態での車両の運動性の向上を図れる。
請求項18に記載された発明は、前記車両防水カバーが、少なくとも、ハイパロン(登録商標)、ポリエステル、ナイロン(登録商標)、ゴアテックス(登録商標)、アラミド繊維にポリ塩化ビニールを含浸又は塗布させたものの何れかを含むので、防水性に優れ破れ難い車両防水カバーを実現することから、より安全な避難場所の提供を図ることができる。
車両へ車両防水カバーを装着した(A)地上、(B)水上での様子の説明図である。 車両防水カバーに、ベルト通し6、ベルト穴7、曳航用器具の装着部8、乗降用余裕部9、が設けられた様子を示す図である。 車両防水カバーの外側に衝撃吸収部11が設けられた様子を示す図である。 衝撃吸収部11の構造例の説明図であって、弾性材13を防護材12で覆っている様子を示す図である。 底面部、前面部、後面部に配置された板状の緩衝材の様子を示す図である。 側面部に板状の緩衝材14を収める緩衝材収納袋19を設ける様子を示す説明図である。 車両防水カバーを立ち上げる柱状部材21の様子を示す図である。 袋25への注気を行う注記口27とこれらを接続する配管26及び弁28の説明図である。 車輪の下方への推移をゆるし車両の下部へ密着する車両防水カバーの様子の説明図である。 車輪の位置が車輪の下方への推移をゆるす車輪収納部31を有する底面部を備える車両防水カバーの説明図である。 車両防水カバーにより浮上して曳航される車両の説明図である。 車両防水カバーに上部カバーを取り付けた様子を示す図である。
図1は本発明の車両防水カバー40で下部を巾着状に覆われる車両の様子を示している。図1(A)は車両が地上に置かれる場合であり、車両防水カバー40は車両との間に隙間を有している。この状態で、車両のタイヤは地面アに接地して、車両の重量を支えている。前後の車輪間の車両防水カバーの折り畳み部分は、水中で車両防水カバーが車両の底部に密着するための余裕を与える。
図1(B)は下部を車両防水カバーで巾着状に覆われた車両が水中へ置かれる様子を示す。水中では、車体は全体として浮力を受けるので、車両の重量を支えていた車輪は車両の重量を支えることなく、下方へ推移する。その大きさは通常10〜20cmである。車両防水カバーの底面部は車両のシャーシの底面積よりも十分大きく取ってあるので、水中にある車両防水カバーの各面部は水圧によって、車両の形状になじんで車両との間に隙間を作る部材の置かれた場所以外の場所が車両へ押し付けられて略密着して防水状態となる。車両の底面積を8平方メートルとすると、20cm〜30cmが水中に没することで1.6t〜2.4tの浮力が生じる。水面イは通常、車両のバンパーの位置付近となる。車体の下へ突き出した車輪は水中でのスタビライザーの役割を果たす。
図2に本発明に係る車両防水カバーの斜視図を示す。車両防水カバーは車両の底部に対応する底面部1、車両の前部に対応する前面部2、車両の後部へ対応する後面部3、車両の側面に対応する側面部4,5で構成される。上記の各部は互いに水密に接続されており、接続部を減らすためには一枚のシートから切り出して作製することが好ましい。接続部は融着、接着材などにより水密にされて水漏れが無いようにする。また、地面に広げて平面になるように側面部と前面部及び後面部との接続は蛇腹のように可変寸法の作り方が必要である。さらに、車両の右側の側面部5には、車両防水カバーを車両へ装着後にドアが開閉可能になり運転席へ乗り込み可能なように乗降用余裕部9を付ける。
車両防水カバーの上端付近には、車両防水カバーが車両の下部を覆うように上へ引き上げる持ち上げ紐通し部10が複数設けられる。持ち上げ紐通し部10へ持ち上げ紐を通して、右側面部からの紐を車両の左側の窓から引きこんで引っ張ることで右側面部が持ち上がる。左側面部からの紐を車両の右側の窓から引きこんで引っ張ることで左側面部が持ち上がる。
また車両防水カバーの上端付近には、ベルトを通すベルト通し6が複数設けられる。また、車両防水カバーの上端付近は、ベルトの中間部を車両の内部から引きこむベルト穴7が所定の場所に設けられる。このベルト通しへベルトを通して締め付けることで車両の下部が車両防水カバーにより巾着状に覆われる。ベルト穴からベルトを車内へ引きこんで長さを調節することで、最適な巾着状態を実現する。また、ベルトは弾力性の有るゴム又はゴムと非弾性体のナイロンを接続したもの等を用いることで車両防水カバーと車両の間の隙間を容易に狭められるので車両防水カバーと車両の密着度を増すことができる。
ベルトは無端のリング状でもよいが、部分的に用いてもよい。車両防水カバーを車両へ巾着状に装着するために、車両防水カバーの上端付近の一部に弾性体を織り込んでもよい。例えば、前面部及び後面部の上端付近にゴムを織り込んでおき、左右の側面部にベルトを通して、そのベルトを車の中から引きこんで長さを調節してもよい。またベルトの端部はハトメなどで車両防水カバーの材料と共締めにしたり、横方向に付けたベルト通しにカラビナを介して固定する。
図3に示すように車両のバンバーが位置する車両防水カバ―の底面から20cm〜30cmの場所へ、衝撃吸収部11を設けることで車両が水へ浮いた状態で外部からの浮遊物による衝撃を和らげることができる。衝撃吸収部11は、図4に示すように衝撃を吸収するエアキャップ13などを防水性のターポリン(登録商標)などを使う覆い部12で覆うことで実現できる。また衝撃吸収部を比重の少ない材料により外側へ大きくすることで浮力を持たせることも可能である。前方にエンジンを搭載した車両は水中で前方へ傾きやすいので、浮力を有する衝撃吸収部を前面部の外側へ装着することも有効である。
図5に示すように、底面部1の左右の中央部分、車両防水カバーの前面部2、後面部3には、プラスチック段ボールなどの板状の緩衝材15,16,17を取り付ける。底面部へ取り付けられる緩衝材は、防水車両カバーの収納や取扱いの観点から、前後方向に分割される。底面部への緩衝材の取り付けは、水中での車両防水カバーの伸びを妨げないように行う。例えば、緩衝材の中央付近のみで底面部へ接続する。緩衝材を取り付けることで車両を平面に広げた車両防水カバーへ乗り入れる際の取り回しが容易になる。例えば、車両の停止位置の位置決めには、地面に敷かれた車両防水カバーの外側から後面部に取付けられた衝撃吸収部材を目印に車両を乗り入れ、車両の車輪が底面部へ取付けられた緩衝材の左右の外側へ位置するようにする。実験では、後面部のプラスチック段ボール17を通過して、プラスチック段ボール15の外側へ車輪を入れることで位置決めが容易になることを確認した。プラスチック段ボールは車両防水カバーの形状を平面上に延すので底面部の形状が定まり車両の位置決めが容易になる。また、プラスチック段ボールは水中において、車両防水カバーが水圧で押された際に特に車両防水カバーの底面部が車両のシャーシの凹凸による傷がつき難いように保護する役目を持つ。また排気管の付近はエンジンの使用により100度以上になるので、排気管に対応する底面部には断熱材を用意することが好ましい。
図6には、側面部への緩衝材14を収める緩衝材収納袋19を示している。側面部への緩衝材は、必要に応じて緩衝材収納袋19へプラスチック段ボールなどを挿入することで行う。この袋の寸法はプラスチック段ボールよりも若干大き目に作製する。この緩衝材収納袋19は必要に応じて前面部及び後面部へも用意する。
図7には、車両防水カバーの立ち上がりをサポートする柱状部材21が側面部4,5と前面部2及び後面部3の接続される部分付近に立設されている様子を示す。柱状部材は固形でもよいが、収納の便を考慮すると普段はその高さが低く、外部から給気することで上下方向へ膨らんで所定の形状になるように伸縮自在に構成すると便利である。外部から給気する場合は、柱状部材21に給気口22を設ける。給気は車両の排気、エアバッグ用インフレータからの火薬の燃焼ガス又はガスボンベに充填されたガスの何れかにより行うと簡便である。
図8(A)は、側面部に使う緩衝材や、衝撃吸収部11として、互いに独立した袋部材25を使う場合を示す。各袋状の入れ物25は給気口27が設けられ、給気口は給気管26に接続される。図8(B)に示すように給気口27には弁28を付けることで一度注入された気体の漏れを防ぐ。
図9に示すように本願発明の車両防水カバーは水中で車体に略密着させるために、左右の車輪間へ余裕を持たせて作製する。図1には前後の車輪間へ余裕を持たせた図を示しているが図9は車両を正面から見た場合であす。図9(A)は地上に置かれた状態を示し、左右の車輪の間に蛇腹状の余裕部30を設ける。この蛇腹状の余裕部30は、図9(B)の30'に示すように水中では延びて車両の底面部へ密着して防水する。
図10は、水中で車輪が水中へ推移できるように、底面部に袋状の車輪収納部31を備えた様子を示す。車輪収納部31による余裕により車両防水カバーを装着した車両が水中へ置かれると、車輪が図10の車輪収納部31へ入り車輪収納部31以外の底面部が車両の底面へほぼ密着する。
図11は車両を覆った車両防水カバーの周囲にラッシングベルト33などを掛け、これを曳航する様子を示す。曳航にはベルト端を用いてもよいが、車両防水カバーの前面部に設けられる曳航用器具の装着部8を用いてもよい。
図11の34は水中に置かれた車両がエンジンを掛けられるように給気と排気のための気体の流通経路となる隙間を確保する隙間部である。給気は前面部の内側と車両間の隙間を介してエンジン前方のラジエターを通して行われ、排気は後面部の内側と車両の間の隙間部34によって確保された隙間により気体の流通経路を確保することで行われる。防水車両カバーの隙間部で確保される空間以外の水中に浸かる部分は水圧によって車両へ略密着する。隙間部は請求項1の所定の場所に対応する。隙間部は車両のエアコンの給排気のためなどにも用意することができる。
図12に本願発明の車両防水カバー40と防水ファスナー51で接続される上部カバー50を示す。上部カバーの天頂部53は上空からの発見を容易にする黄色やオレンジ色とし、車両の窓に対応する透明部52は透明にすることで視界を確保する。上部カバーと車両防水カバーは水密に接続されるので、外洋での風雨に耐えるような防水性の向上を図ることができる。
車両防水カバーの材料は、強靭性を求める場合はアラミド繊維を使い、防水にはポリ塩化ビニールを含浸又はコーティングする。ゴムボートなどで使われるハイパロン(登録商標)、ポリエステル、ナイロン(登録商標)、ゴアテックス(登録商標)、エコストロン(登録商標)も使うことができる。また車両防水カバーの地面と車輪間の圧力を受ける部分を厚くしたり、ほかの材料で補強することも好ましい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更は追加があっても本発明の範囲に含まれる。
1 車両防水カバーの底面部
2 車両防水カバーの前面部
3 車両防水カバーの後面部
4 、5 車両防水カバーの側面部
6 ベルト通し
7 ベルト穴
8 曳航用器具装着部
9 乗降用余裕部
10 持ち上げ紐通し部
11 衝撃吸収部
12 覆い部
13 クッション材
14,15,16,17 緩衝材
19 緩衝材収納袋
21 柱状部材
22 給気口
25 袋部材
26 給気管
27 給気口
28 弁
30 畳まれた状態の余裕部
30' 延びた状態の余裕部
31 車輪収納部
32 曳航用部材
33 ラッシングベルト
34 隙間部
50 上部カバー
51 防水ファスナー
52 透明部
53 天頂部

Claims (18)

  1. 車両の下部を巾着状に覆う車両防水カバーであって、
    前記車両の底部に対応する底面部と、前記車両の前部に対応する前面部と、前記車両の後部に対応する後面部と、前記車両の左右の側面に対応する2枚の側面部とを備え、
    前記車両が水に浮いた状態で、前記各面部の所定の場所以外の水中に置かれた部分が前記車両に略密着し、
    前記底面部の前記車両の車輪に対応する部分が前記車輪を下部へ突き出せる余裕を持つように構成することを特徴とする車両防水カバー。
  2. 前記側面部に、前記車両のドアが開閉可能な余裕を持たせることを特徴とする請求項1に記載の車両防水カバー。
  3. 前記前面部と、前記後面部と、前記側面部の上端付近にベルトを通すベルト通しを設けると共に前記側面部の上端付近に前記ベルトの中間部を引き込むベルト穴を設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両防水カバー。
  4. 前記前面部、前記後面部、前記側面部の少なくとも何れかの外側に外部からの衝撃を和らげる衝撃吸収部を設けることを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の車両防水カバー。
  5. 前記底面部の左右の中央部分に、前後方向に分割された複数の板状の緩衝材を設け、該緩衝材がその中央付近で前記底面部に接続されることを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の車両防水カバー。
  6. 前記前面部、前記側面部、前記後面部の少なくとも何れかに板状の緩衝材を収める緩衝材収納袋を設けることを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の車両防水カバー。
  7. 前記車両が水に浮いた状態で、前記前面部及び前記後面部の内側に前記前面部及び前記後面部と前記車両との間に気体の流通する隙間を作る隙間部を設けることを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の車両防水カバー。
  8. 前記底面部において、前記車両の前記車輪の通過及び停止位置が補強され、前記車輪の間の底面部の寸法を、水中で下方へ下がる前記車輪の動きを妨げないように大きく取ることを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の車両防水カバー。
  9. 前記底面部において、前記車両の前記車輪の通過及び停止位置が補強され、少なくとも前記車輪の停止位置の近傍に車輪収納部が設けられ、水中で下方へ下がる前記車輪の動きを妨げないようにすることを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の車両防水カバー。
  10. 前記側面部と前記前面部及び前記後面部とが接続される部分付近に、上下方向に伸縮自在で気体の注入により上下方向に延びて前記側面部・前記前面部・前記後面部の前記底面部からの立ち上がり高さを確保する柱状部材を設けることを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載の車両防水カバー。
  11. 袋状にされた前記衝撃吸収部又は前記柱状部材に、気体を注入する時に開き気体を放出する時に閉じる弁の付いた給気口が設けられることを特徴とする請求項4又は10に記載の車両防水カバー。
  12. 前記気体の注入が前記車両の排気、エアバッグ用インフレータからの火薬の燃焼ガス又はガスボンベに充填されたガスの何れかにより行われることを特徴とする請求項11に記載の車両防水カバー。
  13. 左右の前記側面部の上端付近に前記側面部を持ち上げる紐を通す、持ち上げ紐通し部を設けることを特徴とする請求項1乃至12何れかに記載の車両防水カバー。
  14. 前記ベルトが弾性体又は弾性体と非弾性体を接続したものであることを特徴とする請求項3乃至13何れかに記載の車両防水カバー。
  15. 前記側面部、前記前面部及び前記後面部の上端付近に前記車両を上から覆う上部カバーと接続するための防水ファスナを設けることを特徴とする請求項1乃至14何れかに記載の車両防水カバー。
  16. 前記上部カバーが前記防水ファスナにより前記車両防水カバーへ水密に接続される請求項15に記載の車両防水カバー。
  17. 前記前面部又は前記後面部に曳航用器具の装着部を設けることを特徴とする請求項1乃至16何れかに記載の車両防水カバー。
  18. 前記車両防水カバーが、少なくとも、ハイパロン(登録商標)、ポリエステル、ナイロン(登録商標)、ゴアテックス(登録商標)、アラミド繊維にポリ塩化ビニールを含浸させたものの何れかを含むことを特徴とする請求項1乃至17何れかに記載の車両防水カバー。
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