JP2002144885A

JP2002144885A - 自動車防水カバー

Info

Publication number: JP2002144885A
Application number: JP2000389590A
Authority: JP
Inventors: Yukio Ishiyama; 幸男石山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-11-16
Filing date: 2000-11-16
Publication date: 2002-05-22

Abstract

(57)【要約】豪雨や洪水の時、道路上の自動車が流されたり、車内に
水が進入して、エンジンやマイコンが故障し運転不能に
なり、自動車の損害は勿論、減水後の交通の障害になっ
ていた。本発明は、自動車自体を下から防水カバーで覆
い、水が入らないようにし、ロープで電柱やガードレー
ルに一時的に縛り付けるか、船で曳航することが出来る
ようにしたものである。【目的】豪雨や洪水時に、自動車の損傷を少なく
し、交通の妨害に成らないようにする事を目的とする。【構成】丈夫な防水布を、自動車が入る程度の大
きさに箱形にし、中間部と、端部をロープで締め付けら
れるようにし、別のロープで電柱などに結び、流れない
ようにしたものと、エンジン部の重量の差分だけの浮き
袋をエンジンの下部に装着するものからなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車が、豪雨や、洪
水のため水没し、使用不可能になることを防止するため
の防水カバーの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、自動車保護用カバーとしては、防
塵、太陽からの遮熱、防雨などの目的で使用されてき
た。これらは、地面側（車体底面）がカバーされないた
めに、豪雨や洪水時に道路が冠水した時には無防備で、
流されたり、エンジンやマイコン部が冠水によって、修
復不能になり、自動車の所有者は大きな損害を受けると
か減水後、道路を塞ぎ、交通の妨害になるなどの欠点が
あった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な欠点を解決する事が課題である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、従来、自動車
の底面を含む下部が無防備であり、道路面上に数１０ｃ
ｍに達すると、エンジンも、最も重要な電気系統の内マ
イコン部が水没すると、使用不能に成ることに着目し、
防水カバーを自動車の下から履かせて、途中と、上部を
ロープで縛り、自動車への浸水を防ぐ事によって課題を
解決しようとするものである。

【０００５】

【作用】本発明に使用する防水カバーは、丈夫であるこ
と、柔らかで腰があること、防水剤が簡単に剥がれない
こと、等が必要条件で、装着が簡単で女性でも出来るこ
とが望ましい。又、エンジン側は重いので、その下に、
変形自在なエアーバッグを置くと、車体が浮いても安定
するので（船のようになる）船で曳航したり、又、流れ
て行かないように、ロープで電柱や、ガードレールに固
定する。

【０００６】

【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。（図
１）及び（図２）は、本発明品を装着した状態を示す。
１．は自動車本体で２．の点線で表した部分が本発明の
カバーを装着した状態である。（図３）、（図４）は、
本発明の主要部を示すもので、２．はカバー本体であ
る。これは、ズックのような生地にゴムを含浸したよう
なもの、又は、防水合羽やポリエチレンシートのような
もので出来ている。これを、図３、図４、に示すような
構造にし、途中と開口部の先端にロープを通すための
７．バンド止めを取り付け、（図２）に示すように、自
動車のボンネットとトランクの線を結ぶ位置で締める。
次に、開口部のロープを締め、雨水が入らないようにす
る。Ａ．は地面で、Ｂは水位であり、車体底面より３０
ｃｍ程度で浮き上がり、それ以上沈まない。６．は浮き
袋で、エンジンの下に置くと自動車が平均して浮くの
で、安定する。この状態で、船などで運んでも良い。
４．係留ロープで水が引くまで、５．電柱などに繋ぎ止
めておく。通常は（図５）の様に折り畳んで袋に入れて
おく。（図６）は、中間部のロープ３．を締めた場合
で、雨が強くないときには、これだけでよい。また、通
常の場合は、このシートを自動車に被せ、普通の防塵の
カバーとしても使用できる。

【０００７】

【発明の効果】本発明最大の効果は、防水カバーという
安い費用で、何百万円もする自動車が損傷を受けずに助
かることである。また、簡単に装着することが出来るの
で、女性でもできること。次に、乗用車やタクシーなど
の普通車、小型乗用車、などに合った大きさに変える事
によって、より効果的になることと、外車などの大型車
は、特注で簡単に作れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の平面図

【図２】同上側面図

【図３】本発明の主要部の側面図

【図４】同上平面図

【図５】本発明品を保管しておく時の側面図

【図６】本発明の他の使用例で、その側面図

【符号の説明】

１．自動車２．防水カバー３．ロープ４．係留ロープ５．電柱６．浮き袋７．バンド止め

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自動車が、豪雨や洪水時に、エンジ
ンやマイクロコンピュータに水が進入し、使用不能状態
になるのを防ぐための装置において、車体下部よりカバ
ーし、ロープで締め、これを電柱や、ガードレールに固
定することによって流出を防ぎ、自動車の損傷を少なく
し、且つ、通常時に置いては、自動車の防塵用カバーと
して使用できる構造を特徴とした、自動車防水カバー。
【請求項２】通常の自動車に置いては、重量の重
いエンジンが前方にあるため、カバーを装着する前に、
エンジン下部に浮き袋を入れることによって自動車全体
がバランス良く浮上し、傾いて水が進入することを防ぐ
構造とし、船で曳航出来る様にしたことを特徴とした
（請求項１）記載の自動車防水カバー。