JP2021001522A - 洪水・津波用車両浮上シート - Google Patents

洪水・津波用車両浮上シート Download PDF

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Abstract

【課題】 洪水・津波に遭遇した場合、自動車を水面に浮上させ安全に避難することを課題とする。【解決手段】 駐車場に防水シートを設置し、隣り合うハトメに連続して紐を通して駐車場床を構築し、津波・洪水の場合に自動車の下に設置した防水シートの紐を引っ張り、紐の先端を自動車の左右のセンターピラーに縛り付け、防水シートで自動車を概ね窓下位置までお椀状に包み込むことにより自動車を安全に水面に浮上させるための津波用車両浮上シートを提供する。【選択図】図4

Description

この発明は、平時には自動車の駐車場として活用し、津波や洪水による水害発生時には、駐車した自動車の中に避難し、その自動車が津波・洪水で水面に浮上することにより安全に避難するためのシート状の避難器具に関するものである。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災と、それに伴って発生した大津波により亡くなった死者と行方不明者の合計は2万人以上にも及び、今後も、東海トラフ地震等の大地震や大津波が発生するおそれのあることが指摘されており、災害時に自ら救命するための対策を準備しておくことが不可欠になっている。
大地震が発生した際、津波災害に遭遇しないためには、いち早く安全な高台等に避難することが必要であるが、震源地が近い時や、高台の無い沿岸部で生活している人にとっては高いビルや高台等へ避難する時間的余裕がなく、特に、高齢者など足腰が弱い人の場合には、大地震発生から大津波が到達するまでの短時間の間に、ビル等の長い階段を上って高い位置にある屋上へと避難するのは非常に大変なことであり、また、自動車で避難する場合には交通渋滞等により避難場所までの移動が困難な状況となり、避難途中に津波に巻き込まれて死亡する危険性が高かった。
さらに、南海トラフ巨大地震の被害想定では、死者は最大32万人、建物全壊は238万棟と見込まれたことから、現在では鉄骨構造で十数メートルの高さのタワー型避難台の建築も進んでいる。しかし高齢者などが短時間の内に十数メートルの高さの階段を登ることが出来るかどうか疑問も残ると共に、津波の高さが十数メートル以内であるかどうかの保証も無いため、全国的に普及する段階まで至っていない。
このような実情に鑑みて、津波発生時において短時間で避難できる簡易なシェルターが、例えば、特許文献1で提案されている。これは家屋に対して一体に付設されて該家屋からの出入が可能なシェルターであって、大津波来襲時において家屋からシェルターを分離させるための分離手段と、家屋から分離させたシェルターを密閉する密閉手段とを具備し、家屋から分離させた状態において水に浮くシェルターであった。
しかしながら、特許文献1は、家屋全体が高波に飲み込まれてしまうと、シェルターも家屋に押しつぶされて水面に浮上することが出来ない恐れがあると共に、シェルター自体が水面に対して水平を保って上昇出来ない可能性があり、シェルターが大津波に飲み込まれて横転したり転覆したりして避難者が負傷する恐れがあるため津波避難用の救命シェルターとしては問題があった。
さらに、例えば特許文献2では、建物の屋根部が密閉空間を有するシェルターで形成され、該シェルターが居住部の上方に配置された構造で、上部を屋根形状に形成すると共に、下部を略船底形状に形成した密閉可能なシェルターで、居住部とシェルターとが取付手段を介して固定され一体化しているシェルターであった。
しかしながら、特許文献2は、密閉空間を有するシェルターのため、平時に居住空間として使用するには、採光、通風の面で問題が残ると共に、大きな津波が押し寄せて来た際には、シェルターが大津波に巻き込まれ、シェルターが横転したり転覆してしまう危険性があった。
さらに、地中固定された支柱に連結した油圧シリンダーの駆動により避難タワーを昇降させる技術が、例えば特許文献3で提案されているが、昇降可能の高さを超えた大津波が押し寄せてきた場合の対策としては不十分であった。
そこで、本出願人は、特許文献4に記載された洪水や大津波の際に安全に避難することが出来る「津波救命カーシェルター」を発明し出願した。この発明によれば、平時においては駐車場として活用し、大地震で大津波が押し寄せてきた際には、自動車を車両固定装置で駐車場床に固定し車内に避難することにより、大津波で駐車場が水面上に持ち上げられ駐車場が揺れた場合でも自動車が駐車場から滑り落ちること無く避難することが出来るようになり、大津波により駐車場が沖合いに流された場合においても、車内に設置した船外機により、単独で無事に陸地まで戻ってくることが可能となった。
しかしながら、本出願人の出願した特許文献4の発明においては、震災対策技術展等の展示会で一般の人々から高い評価は頂けたが、価格が高いと指摘され、普及するまでに至らなかった。
特開2007−277998 特開2012−233306 特開2006−112088 特開2015−200163
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたもので、津波や洪水用に避難用カプセル等の避難具を設置しておいても使用することは極めて稀で、避難用カプセル等を購入する費用と設置場所に問題が残るため、平時においては、駐車場として活用することを前提とし、津波・洪水に遭遇した場合、防水シートで自動車を袋状に包み込む事により自動車を水面に浮上させ安全に避難するための津波用車両浮上シートを提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、駐車場に、縁部に複数のハトメを取り付けた概ね長方形の防水シートを設置し、隣り合うハトメに連続して紐を通して駐車場床を構築し、駐車場床に自動車を駐車し、津波・洪水の場合に、自動車の下に設置した防水シートの紐を引っ張り、防水シートで自動車を概ね窓下位置までお椀状に包み込み、紐の先端を自動車の左右のセンターピラーに縛り付けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、防水シートの隣り合うハトメに連続して通す紐は、駐車した自動車の前部と後部を包み込むように別々の2本の紐で構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構造に加え、防水シートの角の4か所のハトメに紐を取り付け、紐の先端を対角線状に自動車の左右のセンターピラーに縛り付けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構造に加え、防水シートで自動車を概ね窓下位置までお椀状に包み込む際、防水シートの先端部と後端部を、自動車の前のフロントガラスと後ろのリアガラスに粘着テープで固定したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造に加え、駐車する自動車の防水シートのエンジン搭載位置に浮力材を取り付けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、駐車場に、縁部に複数のハトメを取り付けた概ね長方形の防水シートを設置し、隣り合うハトメに連続して紐を通して駐車場床を構築し、駐車場床に自動車を駐車し、津波・洪水の場合に、自動車の下に設置した防水シートの紐を引っ張り、防水シートで自動車を概ね窓下位置までお椀状に包み込み、紐の先端を自動車の左右のセンターピラーに縛り付けたことにより、簡単な構造と安価な費用で、津波・洪水の際に浮く駐車場を構築することが出来るようになると共に、平時においては駐車場として活用し、津波・洪水が押し寄せてきた際には自動車を防水シートでお椀状に包み込み車内に避難することにより自動車が水面上に持ち上げられ安全に避難することが可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、防水シートの隣り合うハトメに連続して通す紐は、駐車した自動車の前部と後部を包み込むように別々の2本の紐で構成したことにより、簡単な操作で防水シートをお椀状に包み込むことが可能となった。
請求項3に記載の発明によれば、防水シートの角の4か所のハトメに紐を取り付け、紐の先端を対角線状に自動車の左右のセンターピラーに縛り付けたことにより、簡単な操作で防水シートを素早くお椀状に包み込むことが可能となった。
請求項4に記載の発明によれば、防水シートで自動車を概ね窓下位置までお椀状に包み込む際、防水シートの先端部と後端部を、自動車の前のフロントガラスと後ろのリアガラスに粘着テープで固定したことにより、防水シートが前後左右に片寄ることなく素早く自動車を包み込むことが可能となった。
請求項5に記載の発明によれば、駐車する自動車の防水シートのエンジン搭載位置に浮力材を取り付けたことにより、津波・洪水により自動車が流された場合でも車体を水平に安定させることが可能となった。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図6には、この発明の実施の形態を示す。
図1は、津波・洪水の場合に自動車の中に避難した人を安全に避難させるための防水シート1を駐車場に設置した状態を示す。
防水シート1は厚さ0.68mm、幅4m、長さ8mの長方形をしたポリエステル帆布で成形され、その防水シート1の周辺縁部には紐を通すための複数のハトメが取り付けられる。
図1aで示すように、防水シート1の前後の防水シート前端部5、防水シート後端部6の縁部両端にそれぞれハトメを取り付けると共に、さらに両端のハトメの間の縁部に等間隔(約97cm間隔)で各々3個のハトメが前後対称位置に取り付けられる。防水シート前端部5の角部に取り付ける2個の角部ハトメ(A)14、角部ハトメ(E)18は内径38mm、傘径60mm、高さ10mmの真鍮のハトメを取り付け、防水シート前端部5の縁部中間に取り付ける3個のハトメ(B)15、ハトメ(C)16、ハトメ(D)17は内径24mm、傘径45mm、高さ12mmの真鍮のハトメが取り付けられる。同様に、防水シート後端部6の角部に取り付ける2個の角部ハトメ(L)25、角部ハトメ(P)7は内径38mm、傘径60mm、高さ10mmの真鍮のハトメを取り付け、防水シート後端部6の縁部中間に取り付ける3個のハトメ(M)26、ハトメ(N)27、ハトメ(O)28は内径24mm、傘径45mm、高さ12mmの真鍮のハトメが取り付けられる。
さらに防水シート1の防水シート横端部3の縁部に取り付けるハトメは、角部ハトメ(A)14から約128cm離れた縁部にハトメ(V)13を取り付け、さらにハトメ(V)13から約128cm離れた縁部にハトメ(U)12を取り付け、さらにハトメ(U)12から約128cm離れた縁部に2本通し用ハトメ(T)11が取り付けられる。同様に、角部ハトメ(P)7から約128cm離れた縁部にハトメ(Q)8を取り付け、さらにハトメ(Q)8から約128cm離れた縁部にハトメ(R)9を取り付け、さらにハトメ(R)9から約128cm離れた縁部にハトメ(S)10が取り付けられる。防水シート横端部3に取り付けるハトメ(V)13、ハトメ(U)12、ハトメ(S)10、ハトメ(R)9、ハトメ(Q)8は内径24mm、傘径45mm、高さ12mmの真鍮のハトメを取り付け、2本通し用ハトメ(T)11には内径38mm、傘径60mm、高さ10mmの真鍮のハトメが取り付けられ、2本通し用ハトメ(T)11とハトメ(S)10は約20cm離して取り付けられる。
さらに防水シート1の防水シート横端部4の縁部に取り付けるハトメは、角部ハトメ(E)18から約128cm離れた縁部にハトメ(F)19を取り付け、さらにハトメ(F)19から約128cm離れた縁部にハトメ(G)20を取り付け、さらにハトメ(G)20から約128cm離れた縁部にハトメ(H)21が取り付けられる。同様にして、角部ハトメ(L)25から約128cm離れた縁部にハトメ(K)24を取り付け、さらにハトメ(K)24から約128cm離れた縁部にハトメ(J)23を取り付け、さらにハトメ(J)23から約128cm離れた縁部に2本通し用ハトメ(I)22が取り付けられる。防水シート横端部4に取り付けるハトメ(F)19、ハトメ(G)20、ハトメ(H)21、ハトメ(J)23、ハトメ(K)24は内径24mm、傘径45mm、高12mmの真鍮のハトメを取り付け、2本通し用ハトメ(I)22には内径38mm、傘径60mm、高さ10mmの真鍮のハトメが取り付けられ、2本通し用ハトメ(I)22とハトメ(H)21は約20cm離して取り付けられる。
このように構成した防水シート1をお椀形に成形するため、防水シート1の前部分をお椀形に成形するため2本通し用ハトメ(T)11とハトメ(U)12、ハトメ(V)13、角部ハトメ(A)14、ハトメ(B)15、ハトメ(C)16、ハトメ(D)17、角部ハトメ(E)18、ハトメ(F)19、ハトメ(G)20、ハトメ(H)21、2本通し用ハトメ(I)22に一点鎖線で示した紐裏通し37(防水シート1の裏面を通す)と実線で示した紐表通し38(防水シート1の表面を通す)のように連続して太さ9mmの前部通し紐34を通すと共に、同様にして、後ろ部分を成形するため2本通し用ハトメ(I)22とハトメ(J)23、ハトメ(K)24、角部ハトメ(L)25、ハトメ(M)26、ハトメ(N)27、ハトメ(O)28、角部ハトメ(P)7、ハトメ(Q)8、ハトメ(R)9、ハトメ(S)10、2本通し用ハトメ(T)11に一点鎖線で示した紐裏通し37(防水シート1の裏面を通す)と実線で示した紐表通し38(防水シート1の表面を通す)のように連続して太さ9mmの後部通し紐33を通した状態を図1bで示す。
なお、図3で詳しく説明するため簡単に説明すると、防水シート1の前部分と後ろ部分のハトメに通した別々の太さ9mmの2本の紐で自動車をお椀状に包み込むため、2本通し用ハトメ(T)11と、2本通し用ハトメ(I)22は前部通し紐34と後部通し紐33の2本の紐を同時に通すため内径が大口径のハトメを使用している。さらに防水シート1の角部に取り付ける4箇所の角部ハトメ(A)14、角部ハトメ(E)18、角部ハトメ(L)25、角部ハトメ(P)7には、共に太さ9mmの4本の紐(角前部紐(X)30、角前部紐(Y)31、角後部紐(Z)32、角後部紐(W)29)を取り付けるため内径が大口径のハトメを使用している。
図2は、図1で説明した駐車場の防水シート1に自動車45を駐車した状態を示す。
図3は、図2で説明した自動車45を防水シート1でお椀状に包み込んだ状態を示す。大地震や台風等で大津波や洪水が発生した場合に最初に行わなければならない行動は、図2で説明した防水シート前端部5を自動車45のフロントガラス46に粘着テープ(図示せず)で貼り付け固定し、同様に、防水シート後端部6をリアガラス58に粘着テープ57で貼り付け固定し、つづいて防水シート1に取り付けた角後部紐(W)29と角後部紐(Z)32をリアガラス58に対して対角線状になるように交差させて引っ張り、互いに自動車45の左右のセンターピラー59、センターピラー(図示せず)に縛り付けると共に、同様にして、防水シート1に取り付けた角前部紐(X)30と角前部紐(Y)31をフロントガラス46に対して対角線状になるように交差させて引っ張り、互いに自動車45の左右のセンターピラー59、センターピラー(図示せず)に縛り付け、つづいて自動車45に乗り込み、防水シート1の2本通し用ハトメ(T)11に通した前部通し紐34、後部通し紐33を引っ張りセンターピラー(図示せず)に固定すると共に、同様に、2本通し用ハトメ(I)22に通した前部通し紐34、後部通し紐33を強く引っ張り、防水シート1をお椀形に形成しセンターピラー(59)に固定することにより、防水シート1が自動車45の概ね窓ガラス下部までをお椀形に包み込み、大地震や台風等で大津波や洪水が発生した場合においても自動車が水面に浮かび上がり避難することが可能となった。
図4は、図3で説明した自動車45が大津波や洪水により水面に浮上した状態を示す。
図5は、防水シート1に浮力材65を取り付けた状態を示す。図4で説明したように単純に自動車45を防水シート1でお椀状に包み込んだ場合に自動車は特にエンジン部分が重いため水面に浮上した自動車は水平を保つことが出来ず前後に傾き、最悪の場合沈没する可能性がある。そのためエンジン部分の下の防水シート1に薄い形状の浮力材65(発泡スチロール)を防水シートで包んで取り付けることにより自動車45は水平バランスを保ち安全に避難することが可能となる。参考までに、水平バランスを取るためには普通自動車の場合、エンジン単体の重さは約90キログラム〜150キログラムのためエンジン下部には約120キログラムの浮力が必要である。
さらに、最低地上高の低い自動車の場合は、図6で示すように浮力材65の両側の防水シート1の下部にくさび形をしたタイヤ架台66、67を設置することによりエンジン等の重量物の下部に空間が生まれ浮力材65を配置することが可能になる。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る津波用車両浮上シートについて詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
本発明の実施の形態1に係る、防水シートを斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示した防水シートに自動車を駐車した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図2で示した自動車を防水シートでお椀状に包み込んだ状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図3で示した自動車が津波・洪水に飲み込まれて水の上に浮かんだ状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示した防水シートに浮力材を取り付けた状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図5で示した防水シートの下部にタイヤ架台を配置した状態を斜視図で示す。
1 防水シート
2 停止線
3 防水シート横端部
4 防水シート横端部
5 防水シート前端部
6 防水シート後端部
7 角部ハトメ(P)
8 ハトメ(Q)
9 ハトメ(R)
10 ハトメ(S)
11 2本通し用ハトメ(T)
12 ハトメ(U)
13 ハトメ(V)
14 角部ハトメ(A)
15 ハトメ(B)
16 ハトメ(C)
17 ハトメ(D)
18 角部ハトメ(E)
19 ハトメ(F)
20 ハトメ(G)
21 ハトメ(H)
22 2本通し用ハトメ(I)
23 ハトメ(J)
24 ハトメ(K)
25 角部ハトメ(L)
26 ハトメ(M)
27 ハトメ(N)
28 ハトメ(O)
29 角後部紐(W)
30 角前部紐(X)
31 角前部紐(Y)
32 角後部紐(Z)
33 後部通し紐
34 前部通し紐
37 紐裏通し
38 紐表通し
45 自動車
46 フロントガラス
48 ボンネット(エンジン部)
49 前輪タイヤ
50 前部座席ドアガラス
53 後部座席ドアガラス
54 後輪タイヤ
55 トランクフード
57 粘着テープ
58 リアガラス
59 センターピラー
60 紐を縛る
61 津波・洪水
65 浮力材
66 タイヤ架台
67 タイヤ架台
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る洪水・津波用車両浮上シートについて詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。

Claims (5)

  1. 駐車場に、縁部に複数のハトメを取り付けた概ね長方形の防水シートを設置し、隣り合うハトメに連続して紐を通して駐車場床を構築し、
    駐車場床に自動車を駐車し、
    津波・洪水の場合に、自動車の下に設置した防水シートの紐を引っ張り、防水シートで自動車を概ね窓下位置までお椀状に包み込み、紐の先端を自動車の左右のセンターピラーに縛り付けたことを特徴とする津波用車両浮上シート。
  2. 防水シートの隣り合うハトメに連続して通す紐は、駐車した自動車の前部と後部を包み込むように別々の2本の紐で構成したことを特徴とする請求項1に記載の津波用車両浮上シート。
  3. 防水シートの角の4か所のハトメに紐を取り付け、紐の先端を対角線状に自動車の左右のセンターピラーに縛り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の津波用車両浮上シート。
  4. 防水シートで自動車を概ね窓下位置までお椀状に包み込む際、防水シートの先端部と後端部を、自動車の前のフロントガラスと後ろのリアガラスに粘着テープで固定したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の津波用車両浮上シート。
  5. 駐車する自動車の防水シートのエンジン搭載位置に浮力材を取り付けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の津波用車両浮上シート。
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