JP2015100251A - 導線成形装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導線に対して、第1曲げ方向に曲げられた第1曲げ部と、第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げられた第2曲げ部とを成形する際に導線の成形精度を良好に確保する。
【解決手段】コイルエンド成形装置20は、X方向に沿って互いに接近してリード線部11にエッジワイズ曲げ部およびフラットワイズ曲げ部を成形する第1成形型21および第2成形型22と、X方向に沿って第2成形型22に対して接近すると共に当該第2成形型22と協働してリード線部11の遊端部にエッジワイズ曲げ部を成形する第3成形型23とを含み、第2成形型22は、第1成形型21に対してX方向とは異なるY方向に沿って接近離間可能に構成され、第3成形型23は、第2成形型22に対してX方向とは異なるY方向に沿って接近離間可能に構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、導線に対して、第1曲げ方向に曲げられた第1曲げ部と、第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げられた第2曲げ部とを成形する導線成形装置および方法に関する。
従来、回転電機のステータを構成するコイルとして、矩形断面を有する線材(平角線)を巻回して形成されると共に、一端にリード線部(導線)を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このコイルは、絶縁部材を介してステータコアに装着され、導線の端部は、対応する他のコイルのリード線部とは反対側の端部に電気的に接続される。また、回転電機のコイルとしては、ステータコアやロータコアに形成されたスロットに略U字形状の導体であるセグメントを挿入すると共に各セグメントの端部をコアの一端側で順次溶接等により接合することにより形成されるものも知られている(例えば、特許文献2参照)。このコイルは、複数の金型やローラ等により平角線をフラットワイズ方向(断面の長辺と略直交する方向)や当該フラットワイズ方向と直交するエッジワイズ方向(断面の短辺と略直交する方向)に曲げることにより形成される。
特開2010−110122号公報 特開2004−297863号公報
上記特許文献1に記載されたような回転電機においても、リード線部(導線)同士の干渉を抑制しつつ回転電機をコンパクト化するために、特許文献2に記載されたもののようにリード線部をフラットワイズ方向やエッジワイズ方向に折り曲げることが好ましい。しかしながら、リード線部に対してエッジワイズ方向に曲げられたエッジワイズ曲げ部を一対の成形型により成形すると、成形により発生するスプリングバックによってリード線部が型に接触したり、成形により膨らんだリード線部が閉塞された型の内部(キャビティ)で突っ張ったりする。このため、成形型同士を離間させる際にリード線部と型との間の摩擦により当該リード線部が型に引き摺られて変形し、成形精度が悪化してしまうおそれがある。また、このような成型精度の悪化は、矩形(長方形)状の断面を有する導線のみならず、正方形状や円形状、楕円形状の断面を有する導線に対し、一対の成形型によって第1曲げ方向への曲げ加工と当該第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向への曲げ加工とを施す場合にも同様に起こり得る。
そこで、本発明は、導線に対して、第1曲げ方向に曲げられた第1曲げ部と、第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げられた第2曲げ部とを成形する際に導線の成形精度を良好に確保することを主目的とする。
本発明による導線成形装置は、
導線に対して、第1曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第1曲げ部と、前記第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第2曲げ部とを成形する導線成形装置において、
第1方向に沿って互いに接近離間可能であると共に、互いに接近して前記少なくとも1つの第1曲げ部と前記少なくとも1つの第2曲げ部とを成形する第1および第2成形型を備え、
前記第1および第2成形型の一方は、前記第1および第2曲げ部の成形完了後に、他方に対して前記第1方向とは異なる第2方向に沿って離間するように構成されていることを特徴とする。
この導線成形装置は、第1方向に沿って互いに接近離間可能な第1および第2成形型を備え、第1および第2成形型を互いに接近させて導線にそれぞれ少なくとも1つの第1曲げ部および第2曲げ部を成形するものである。そして、この導線成形装置において、第1および第2成形型の一方は、第1および第2曲げ部の成形完了後に、他方に対して第1方向とは異なる第2方向に沿って離間するように構成されている。これにより、第1および第2曲げ部の成形により発生するスプリングバックによって導線が型に接触したり、成形により膨らんだ導線が閉塞された型の内部(キャビティ)で突っ張ったりしても、第1および第2曲げ部の成形完了後に第1および第2成形型の一方を他方から第2方向に沿って離間させることで、当該第1および第2成形型の一方と導線との接触を断つ(両者を引き離す)ことが可能となる。この結果、第1および第2成形型を第1方向に沿って互いに離間させる際に、第1および第2成形型の一方により導線が第1方向に沿って引き摺られて(引っ張られて)しまうのを抑制することができる。従って、この導線成形装置によれば、導線に第1および第2曲げ部を成形する際に当該導線の成形精度を良好に確保することが可能となる。
また、前記第1方向は、前記第1および第2曲げ部の一方を成形するための荷重の方向と平行であってもよく、前記第2方向は、前記第1および第2曲げ部の他方を成形するための荷重の方向と平行であると共に前記第1方向と直交してもよい。
すなわち、第1および第2成形型の接近方向である第1方向における第1および第2曲げ部の一方の膨らみは、第2方向における第1および第2曲げ部の他方膨らみに比べて大きく、第1および第2曲げ部の一方と第1成形型や第2成形型との接触面積(摩擦)は、第1および第2曲げ部の他方と第1成形型や第2成形型との接触面積(摩擦)よりも大きくなりがちである。従って、第1および第2曲げ部の成形完了後に、第1および第2成形型の一方を第2方向に沿って他方から離間させれば、第1および第2成形型の一方と導線との接触を断つ(両者を引き離す)ことが可能となる。
更に、前記第1および第2成形型の一方は、前記第1および第2曲げ部の成形完了後に、前記固定型から前記第1方向に沿って離間するのと同時に前記第1および第2成形型の他方から前記第2方向に沿って離間するように構成されてもよい。これにより、導線を第1方向にできるだけ移動させないようにしながら、速やかに移動型と導線との接触を断つ(両者を引き離す)ことが可能となる。
また、前記第1および第2成形型の一方は、前記第1および第2曲げ部の成形完了後に、前記固定型から前記第1方向に沿って離間するのと同時に前記第1および第2成形型の他方から前記第2方向に沿って離間するように構成されてもよい。これにより、導線を第1方向に移動させないようにしながら、速やかに移動型と導線との接触を断つ(両者を引き離す)ことが可能となる。
更に、前記第1および第2成形型の一方は、前記第1方向に沿って進退移動可能な移動型であってもよく、前記第1および第2成形型の他方は、固定型であってもよい。これにより、第1および第2曲げ部の成形完了後に移動型を固定型から第2方向に沿って離間させることで、当該移動型と導線との接触を断つ(両者を引き離す)ことができるので、移動型を第1方向に沿って固定型から離間させる際に、当該移動型により導線が第1方向に沿って引き摺られて(引っ張られて)しまうのを抑制することができる。
また、前記導線成形装置は、前記第1方向に沿って進退移動可能であると共に、前記移動型を前記第1および第2方向の双方と直交する方向に延びる支軸周りに回動自在に支持する移動ステージと、前記移動型と前記移動ステージとの間に配置されると共に前記移動型を前記第2方向に沿って前記固定型から離間させるように付勢する付勢手段とを備えてもよく、前記移動型は、前記第1方向に沿って前記固定型に接近するのに伴って、前記支軸の軸心を含んで前記第1方向に延びる平面よりも前記第2方向において前記固定型に近接する側で前記導線と当接してもよい。
このように構成された導線成形装置では、移動ステージが固定型に接近するのに伴って移動型が導線と当接した後、移動ステージを更に固定型に向けて進行させて第1および第2曲げ部を成形するための荷重を導線に付与していくと、移動型は、固定型および導線からの力により付勢手段の付勢力に抗して第2方向に沿って固定型に近接するように支軸周りに回動し、固定型と正対する。そして、第1および第2曲げ部の成形完了後に、移動ステージを固定型から離間するように第1方向に沿って僅かに移動させるか、第1および第2曲げ部を成形するための荷重を解除すると、移動型は、付勢手段の付勢力により支軸周りに回動し、第2方向に沿って固定型から離間する。これにより、導線を第1方向にできるだけ移動させないようにしながら、移動型と導線との接触を速やかに断ち(両者を引き離し)、移動型により導線を第1方向に沿って引き摺る(引っ張る)ことなく、当該移動型を第1方向に沿って固定型から離間させることが可能となる。
更に、前記固定型に対する前記移動型の前記第2方向に沿った移動ストロークは、前記導線の前記第2方向における厚みよりも小さくてもよい。これにより、移動ステージが固定型に接近するのに伴って移動型が導線と当接した後、移動ステージを更に固定型に向けて進行させて第1および第2曲げ部を成形するための荷重を導線に付与することで、固定型および導線からの力により移動型を固定型と速やかに正対させることが可能となる。
また、前記導線成形装置は、前記移動型を前記固定型と正対するようにガイドするガイド手段を備えてもよい。これにより、導線をより精度よく成形することが可能となる。
更に、前記導線成形装置は、前記第1方向に沿って進退移動可能であると共に、前記移動型を前記第2方向に移動自在に支持する移動ステージと、前記移動型と前記移動ステージとの間に配置されると共に前記移動型を前記第2方向に沿って前記固定型から離間させるように付勢する付勢手段と、前記第1方向に沿って進退移動可能であると共に、前記移動ステージが前記第1方向に沿って前記固定型に接近するのに伴って、前記移動型を前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に沿って前記固定型に接近するようにガイドするガイド手段とを備えてもよい。
このように構成された導線成形装置では、移動ステージを第1方向に沿って固定型に接近させていくと、ガイド手段によって移動型が付勢手段の付勢力に抗して第2方向に沿って固定型に接近するようにガイドされ、固定型と正対する。そして、第1および第2曲げ部の成形完了後に、ガイド手段を移動型から離間するように第1方向に沿って移動させると、移動型は、付勢手段の付勢力により第2方向に沿って固定型から離間する。これにより、移動型を固定型から第1方向に沿って離間させる前に、導線を第1方向に移動させないようにしながら、移動型と導線との接触を速やかに断ち(両者を引き離し)、移動型により導線を第1方向に沿って引き摺る(引っ張る)ことなく、当該移動型を第1方向に沿って固定型から離間させることが可能となる。
また、前記ガイド手段は、前記第1および第2方向の双方と直交する方向に延びる軸周りに回転可能なローラを有してもよく、前記移動型は、前記第1方向に沿って前記固定型に接近するのに伴って、前記ローラの軸心を含んで前記第1方向に延びる平面よりも前記第2方向において前記固定型に近接する側で前記ローラと当接してもよい。これにより、ガイド手段によって、移動型を付勢手段の付勢力に抗して第2方向に沿って前記固定型に接近するようにスムースにガイドすることが可能となる。
更に、前記導線成形装置は、前記第1方向に沿って前記第1および第2成形型の何れか一方に対して接近離間可能であると共に、前記第1および第2成形型の何れか一方と協働して前記導線の最遊端側の第1曲げ部を成形可能な第3成形型を備えてもよく、前記第3成形型は、前記第1および第2成形型の何れか一方に対して前記第2方向に沿って接近離間可能に構成されてもよい。
このような導線成形装置によれば、第1および第2成形型により、導線の遊端部を拘束することなく最遊端側の1つよりも基端側の第1曲げ部の少なくとも一部を成形した上で、第1および第2成形型の何れか一方と第3成形型とにより、最遊端側の第1曲げ部を成形することが可能となる。この結果、導線の基端側における第1曲げ部の延び量を適正化して寸法誤差や電気抵抗の増加を抑制すると共に、コイルに対する導線の遊端部の位置の精度を向上させることができる。また、第3成形型を第2方向に沿って第1および第2成形型の何れか一方から離間させれば、当該第3成形型と導線との接触を断ち(両者を引き離し)、第3成形型を第1方向に沿って第1および第2成形型の何れか一方から離間させる際に、第3成形型により導線が第1方向に沿って引き摺られて(引っ張られて)しまうのを抑制することができる。従って、この導線成形装置によれば、導線に第1および第2曲げ部を成形する際に当該導線の成形精度をより良好に確保することが可能となる。
また、前記導線は、矩形状の断面を有し、前記第1曲げ方向は、前記導線の断面の短辺と直交するエッジワイズ方向であってもよく、前記第2曲げ方向は、前記導線の断面の長辺と直交するフラットワイズ方向であってもよく、前記第1曲げ部は、前記エッジワイズ方向に曲げられたエッジワイズ曲げ部であってもよく、前記第2曲げ部は、前記フラットワイズ方向に曲げられたフラットワイズ曲げ部であってもよい。ただし、本発明が適用される導線は、矩形(長方形)状の断面を有するものに限られるものではなく、正方形状、円形状あるいは楕円形状の断面を有するものであってもよい。これらの場合、第1曲げ方向は、導線の断面(正方形)の一辺、一つの直径、あるいは短径と直交する方向となり、第2曲げ方向は、導線の断面(正方形)の上記一辺と直交する他の辺、上記一つの直径と直交する他の直径、あるいは長径と直交する方向となる。
そして、前記導線は、コイルの一端から延出されたリード線部であってもよい。すなわち、本発明による導線成型装置は、電動機等を構成するコイルの一端から延出されたリード線部を精度よく成形するのに極めて好適である。
本発明による導線成形方法は、
第1方向に沿って互いに接近離間可能な第1および第2成形型を用いて、導線に対し、第1曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第1曲げ部と、前記第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第2曲げ部とを成形する導線成形方法であって、
(a)前記第1および第2成形型を互いに接近させて、前記少なくとも1つの第1曲げ部と前記少なくとも1つの第2曲げ部とを成形するステップと、
(b)前記第1および第2曲げ部の成形完了後に、前記第1および第2成形型の一方を他方から前記第1方向とは異なる第2方向に沿って離間させるステップと、
を含むものである。
この方法によれば、導線に第1および第2曲げ部を成形する際に当該導線の成形精度を良好に確保することが可能となる。
本発明による導線成形装置としてのコイルエンド成形装置により成形されるコイルを示す斜視図である。 コイルエンド成形装置の側面図である。 コイルエンド成形装置を示す斜視図である。 コイルエンド成形装置を示す斜視図である。 第1成形型を示す斜視図である。 第2成形型を示す斜視図である。 第2成形型を示す模式図である。 コイルエンド成形装置の要部を示す側面図である。 コイルエンド成形装置によるリード線部の成形手順を示す説明図である。 (a),(b)および(c)は、コイルエンド成形装置によるリード線部の成形手順を示す模式図である。 コイルエンド成形装置によるリード線部の成形手順を示す斜視図である。 コイルエンド成形装置によるリード線部の成形手順を示す側面図である。 コイルエンド成形装置によるリード線部の成形手順を示す側面図である。 コイルエンド成形装置によるリード線部の成形手順を示す斜視図である。 コイルエンド成形装置によるリード線部の成形手順を示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係る導線成形装置としてのコイルエンド成形装置を示す概略構成図である。
次に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の導線成形装置としてのコイルエンド成形装置により成形されるコイル10を示す斜視図である。同図に示すコイル10は、図示しないロータと共に例えば電気自動車やハイブリッド自動車の走行駆動源および/または発電機として用いられる3相交流電動機を構成する電動機用ステータ(図示省略)に含まれるものである。なお、電動機用ステータは、複数のコイル10と図示しないステータコアとを含み、ステータコアは、円環状に配列される複数の分割コアと、当該複数の分割コアが固定される固定リングとを有する。各コイル10は、図示しない絶縁部材を介してそれぞれ対応する分割コアに装着され、電動機用ステータ(ステータコア)は、軸方向における両側から熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂等のモールド樹脂により被覆される。
コイル10は、図1に示すように、矩形断面を有する平角材を複数回にわたって巻回することにより形成され、その一端からは長尺のリード線部(導線)11が延出されると共に、その他端からは短尺の接続端部12が延出されている。各コイル10のリード線部11は、エッジワイズ方向(第1曲げ方向:断面の短辺と略直交する方向)に曲げられた複数のエッジワイズ曲げ部(第1曲げ部)e1,e2,e3,およびe4と、フラットワイズ方向(第2曲げ方向:断面の長辺と略直交する方向)に曲げられた複数のフラットワイズ曲げ部(第2曲げ部)f1,f2およびf3とを有する。
各コイル10のリード線部11の遊端部11aは、対応する他のコイル10の接続端部12に溶接により電気的に接続される。すなわち、複数のコイル10は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルに大別され、2個おきに電気的に接続される。なお、電動機用ステータでは、図示しない2つのコイルのみが他のコイル10とは異なる形状のリード線部を有しており、当該2つのコイルのリード線部の端部とそれらに隣り合うコイル10のリード線部11の遊端部11aとを電気的に接続することにより中性点が構成される。
本実施形態において、複数のエッジワイズ曲げ部e1〜e4および複数のフラットワイズ曲げ部f1〜f3は、リード線部11がコイル10の外周側からステータコアの軸方向における上方に向けて延びると共に当該軸方向に対して直角に屈曲し、側方の他のコイル10(コイルエンド)の上部を渡ってステータコアの中心に向い、一旦下方に向かってから反転して遊端部11aが上方に向けて延びるように形成される。また、リード線部11の最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4は、当該最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4に直近する基端側の2つのエッジワイズ曲げ部e3,e2のうちの少なくとも何れか一方(図1の例では、エッジワイズ曲げ部e2)と逆方向に曲げられる。
図2は、コイル10のリード線部11の成形に用いられるコイルエンド成形装置20を示す側面図であり、図3および図4は、コイルエンド成形装置20を示す斜視図である。これらの図面に示すように、コイルエンド成形装置20は、コイル10のリード線部11に複数のエッジワイズ曲げ部e2〜e4および複数のフラットワイズ曲げ部f1〜f3を成形するための第1成形型21、第2成形型22および第3成形型23と、コイル10を支持するコイル支持部25とを含む。更に、コイルエンド成形装置20は、図4に示すように、リード線部11に最基端側のエッジワイズ曲げ部e1を成形するための曲げガイド部26を含む。
第1成形型21は、コイルエンド成形装置20の設置箇所に据え付けられるベース部200(図2参照)に固定される固定型であり、図5に示すように、コイル10のリード線部11にエッジワイズ曲げ部e2,e3を成形するための第1エッジワイズ成形面210と、リード線部11にフラットワイズ曲げ部f1〜f3を成形するための第1フラットワイズ成形面215とを有する。第1エッジワイズ成形面210は、第1フラットワイズ成形面215に沿って延在し、エッジワイズ曲げ部e2に対応した曲面212と、エッジワイズ曲げ部e3に対応した曲面213とを含む。また、第1フラットワイズ成形面215は、フラットワイズ曲げ部f1に対応した曲面216と、フラットワイズ曲げ部f2に対応した曲面217と、フラットワイズ曲げ部f3に対応した曲面218とを含む。
第2成形型22は、ベース部200に固定されて図2において左右に延びるガイドレール201により移動自在に支持されると共に電動モータあるいは流体圧シリンダ等を含む図示しない駆動ユニットにより駆動されてガイドレール201の延在方向すなわち図2におけるX方向(第1方向)に沿って進退移動可能な移動ステージ202により支持される移動型である。第2成形型22は、図2および図3において実線矢印で示す方向に移動して固定型である第1成形型21に接近すると共に図2において点線矢印で示す方向に移動して第1成形型21から離間することができる。そして、第2成形型22は、図6に示すように、コイル10のリード線部11にエッジワイズ曲げ部e2,e3を成形するための第2エッジワイズ成形面220と、リード線部11にフラットワイズ曲げ部f1〜f3を成形するための第2フラットワイズ成形面225とを有する。
第2エッジワイズ成形面220は、図6に示すように、第1成形型21の第1エッジワイズ成形面210と平行に延在するように形成され、エッジワイズ曲げ部e2に対応した曲面222と、エッジワイズ曲げ部e3に対応した曲面223と、エッジワイズ曲げ部e4に対応した曲面224とを含む。また、第2フラットワイズ成形面225は、図6に示すように、第2エッジワイズ成形面220よりも第1成形型21に近接するように配置され、リード線部11を第1成形型21の第1フラットワイズ成形面215(曲面216)に押し付けてフラットワイズ曲げ部f1を成形する加圧面226と、リード線部11を第1フラットワイズ成形面215(曲面217)に押し付けてフラットワイズ曲げ部f2を成形する加圧面227と、リード線部11を第1フラットワイズ成形面215(曲面218)に押し付けてフラットワイズ曲げ部f3を成形する加圧面228と、加圧面226と加圧面227との間の押さえ面267と、加圧面227と加圧面228との間の押さえ面278と、加圧面228に連続する押さえ面280とを含む。押さえ面267,278,280は、リード線部11の表面と摺接して浮きを押さえるものであり、フラットワイズ曲げ部f1〜f3の成形には直接寄与しない。
本実施形態において、第2フラットワイズ成形面225は、第2成形型22が図7において実線矢印で示す方向に移動して第1成形型21に接近する際に加圧面226,227,228がこの順番でコイル10のリード線部11を押圧するように形成される。すなわち、第2フラットワイズ成形面225は、リード線部11の基端に最も近接した第2成形型22の角部の下面を起点として当該リード線部11の基端から離間するように第2成形型22の移動方向に対して斜め下方かつジグザグに延在する。また、加圧面226〜228および押さえ面267,278,280は、それぞれの第1成形型21側の縁部(図6における左側の縁部)から第2エッジワイズ成形面220側の縁部まで湾曲する曲面として形成される。
そして、図7に示すように、移動型である第2成形型22の移動方向(当該移動方向に延びる平面(鉛直面))に対する押さえ面267,278,280の傾斜角θ267,θ278,θ280は、移動方向(移動方向に延びる平面(鉛直面))に対する加圧面226〜228の傾斜角θ226,θ227,θ228よりも急峻に定められる。すなわち、本実施形態において、押さえ面267,278,280の傾斜角θ267,θ278,θ280は例えば45°とされ、加圧面226〜228の傾斜角θ226,θ227,θ228は、例えば30°とされる。これにより、フラットワイズ曲げ部f1〜f3の成形に寄与しない押さえ面267,278,280がリード線部11の2つのフラットワイズ曲げ部間等を摺接する時間、つまり複数のフラットワイズ曲げ部f1〜f3の成形間隔を短くすると共に第2成形型22を移動方向にコンパクト化することが可能となる。なお、加圧面226〜228や押さえ面267,278,280の縁部と第2エッジワイズ成形面220の縁部との間の面は、リード線部11の成形完了後に第2成形型22を第1成形型21からスムースに離間させることができるように僅かに傾斜させると好ましい。
第3成形型23は、第2成形型22と協働して最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4を成形可能な移動型であり、図4に示すように、コイル10のリード線部11に最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4を成形するための曲面234を含む第3エッジワイズ成形面230を有する。本実施形態において、第3成形型23は、図2および図3に示すように、第1成形型21の下方に配置され、上述のガイドレール201により移動自在に支持されると共に電動モータあるいは流体圧シリンダ等を含む図示しない駆動ユニットにより駆動されてガイドレール201の延在方向すなわち図2におけるX方向(第1方向)に沿って進退移動可能な移動ステージ203により支持される。第3成形型は、図2および図3において実線矢印で示す方向に移動して第1および第2成形型21,22に対して接近すると共に図2において点線矢印で示す方向に移動して第1および第2成形型21,22から離間することができる。
コイル支持部25は、図3に示すように、当該コイル支持部25により支持されて水平に延びるコイル10のリード線部11のフラットワイズ方向(図3における上下方向、すなわち第2成形型22の移動方向であるX方向と直交するY方向)に延びる回転軸25aを有し、コイル支持部25は、図示しない駆動ユニットにより駆動されて回転軸25aの軸心周りに回動することができる。本実施形態において、コイル支持部25の回転軸25aは、例えばギヤ列やリンク機構等を含む図示しない連動機構を介して第3成形型23の駆動ユニットと連結される。そして、コイル支持部25は、第3成形型23が図3において実線で示す方向に移動して第2成形型22に接近するのに伴って図3における実線矢印方向(反時計方向)に回動し、第3成形型23が図3において点線で示す方向に移動して第2成形型22から離間するのに伴って図3における点線矢印方向(時計方向)に回動する。
曲げガイド部26は、図4に示すように、コイル支持部25により支持されたコイル10のリード線部11を両側からガイドする一対のガイド部材27と、リード線部11の最基端側のエッジワイズ曲げ部e1の曲げ支点となる曲げ支点部28とを有する。本実施形態において、曲げ支点部28は、図示するように円柱状を呈しており、その軸心は、エッジワイズ曲げ部e1の成形に際してリード線部11がコイル支持部25と曲げガイド部26とに対して移動しないようにコイル支持部25の回転軸25aの軸心からオフセットされる。これにより、エッジワイズ曲げ部e1の成形に際してリード線部11が曲げ支点部28と擦れ合って損傷するのを抑制することが可能となる。
本実施形態において、曲げ支点部28は、図示するように円柱状を呈しており、その外周面(円柱面)がリード線部11(その側面)と接触するように配置される。そして、コイル支持部25の回転軸25aの軸心は、コイル支持部25を回転させることによりエッジワイズ曲げ部e1を成形するに際してリード線部11がコイル支持部25および曲げガイド部26に対して移動しないように、すなわち第1および第2成形型21,22により保持(拘束)されたリード線部11の遊端側およびリード線部11のコイル支持部25により支持されている基端側の両方が拘束された状態でリード線部11が伸びないように、曲げ支点部28からオフセットされる。これにより、エッジワイズ曲げ部e1の成形に際して、リード線部11が伸びて細くなるのを抑制することが可能となる。
図8は、コイルエンド成形装置20の要部を示す側面図である。同図に示すように、第2成形型22の背面(図8における右側の端面)には、後方(図8における右側)に向けて延びる一対のアーム部24aを有する連結部材24が固定されている。連結部材24の一対のアーム部24aは、上記X方向(ガイドレール201の延在方向すなわち第1方向)および当該X方向と直交するY方向(第2方向)の双方と直交するZ方向に延びると共に移動ステージ202により保持された支軸24zにより回動自在に支持される。これにより、第2成形型22は、移動ステージ202により支軸24zの軸心周りに回動自在に支持される。
また、移動ステージ202と連結部材24との間には、上記Y方向において支軸24zの軸心よりもガイドレール201側(図8における下側)に位置するように付勢手段としてのスプリング(圧縮バネ)240が配置される。これにより、第2成形型22および連結部材24は、支軸24zの軸心の周りに図8における時計方向に回動してY方向に沿ってガイドレール201や固定型である第1成形型21から離間するようにスプリング240によって付勢される。なお、本実施形態では、第2成形型22(連結部材24)の図8における時計方向の回動を規制する図示しないストッパが移動ステージ202に設けられている。これにより、リード線部11の非成形時(待機時)に、第2成形型22は、図8において破線で示す第1成形型21と正対する状態、すなわち第1成形型21の第1エッジワイズ成形面210と第2成形型22の第2エッジワイズ成形面220とが平行に対向する状態から微小角度(例えば、0.5〜1°程度)だけ図8において実線で示す時計方向に回動した状態(第1成形型21側の遊端部が僅かに上昇した状態)に維持される。
更に、コイルエンド成形装置20では、図2に示すように、移動型である第2成形型22を固定型である第1成形型21と正対するようにガイドするガイド部材250が第3成形型23を支持する移動ステージ203に固定されている。ガイド部材250は、上記X方向および当該X方向と直交するY方向の双方と直交するZ方向に延びる軸周りに回転可能なガイドローラ251を有する。本実施形態において、第2成形型22の上面22s(第2エッジワイズ成形面220や第2フラットワイズ成形面225が形成された面の裏面)は、第1成形型21と正対した際に図8に示すように水平(X方向と平行)に延在する。そして、ガイド部材250は、ガイドローラ251が第1成形型21と正対した第2成形型22の上面22s上を転動可能となるように移動ステージ203に固定される。
また、本実施形態のコイルエンド成形装置20において、第3成形型23の基端部は、図2に示すように、上記X方向および当該X方向と直交するY方向の双方と直交するZ方向に延びると共に移動ステージ203により保持された支軸23zにより可動自在に支持される。これにより、第3成形型23は、移動ステージ203により支軸23zの軸心周りに回動自在に支持される。そして、移動ステージ203と第3成形型23との間には、上記Y方向において支軸23zの軸心よりも第1成形型21側(図2における上側)に位置するように付勢手段としてのスプリング(圧縮バネ)235が配置される。これにより、第3成形型23は、支軸23zの軸心の周りに図2における時計方向に回動して上記Y方向に沿って第1成形型21や第2成形型22から離間するようにスプリング235によって付勢される。
更に、第3成形型23の下面(第2エッジワイズ成形面220や第2フラットワイズ成形面225が形成された面の裏面)には、当該第3成形型23の遊端(図2における右端)から基端部に向かうにつれて第3成形型23の軸心(図2における一点鎖線参照)から離間するように傾斜する第1カム面(傾斜面)236と、当該第1カム面236よりも基端部側で第3成形型23の軸心と平行に延びる第2カム面237とが形成されている。また、コイルエンド成形装置20のベース部200は、第3成形型23の第1カム面236および第2カム面237上を転動可能となるようにローラ238を支持している。
本実施形態において、ローラ238は、第3成形型23および移動ステージ203が図2に示す待機位置にある際に、第3成形型23の遊端側で第1カム面236と当接する。これにより、第3成形型23は、リード線部11の非成形時(待機時)に、第2成形型22と正対する状態、すなわち図2において一点鎖線で示す第3成形型23の軸心がX方向と平行(水平)に延在する状態から微小角度(例えば、0.5〜1°程度)だけ図2における時計方向に回動した状態(第2成形型22側の遊端部が僅かに下降した状態)に維持される。そして、ローラ238は、第3成形型23が第2成形型22側(図2における右側)へと移動するのに伴って第1および第2カム面236,237上を転動する。そして、ローラ238が第2カム面237と当接するようになると、第3成形型23は、ローラ238からの力によりスプリング235の付勢力に抗して支軸23zの周りに図2における反時計方向に回動し、Y方向に沿って第2成形型22に近接して当該第2成形型22と正対する。
次に、本発明によるコイルエンド成形方法、すなわち上述のコイルエンド成形装置20を用いたコイル10のリード線部11の成形手順について説明する。
コイルエンド成形装置20を用いたリード線部11の成形に際しては、移動ステージ202および203をそれぞれ図2に示す待機位置まで移動させ、第2成形型22を第1成形型21から離間させると共に、第3成形型23を第2成形型22から離間させておく。更に、コイル支持部25を図3における点線矢印方向に回動させると共に、真っ直ぐに伸びるリード線部11を有するコイル10をコイル支持部25に支持させ(図3および図4参照)、曲げガイド部26の一対のガイド部材27の間にリード線部11を配置する。このようにコイル支持部25にコイル10をセットした後、移動ステージ202の図示しない駆動ユニットにより第1エッジワイズ成形面210と第2エッジワイズ成形面220との間隔がリード線部11の幅に一致するように移動ステージ202および第2成形型22をX方向に沿って待機位置から予め定められた距離だけ第1成形型21に向けて移動(接近)させる。
移動ステージ202が第1成形型21に接近するのに伴って、第2成形型22(加圧面226)は、曲げガイド部26の一対のガイド部材27の近傍でコイル10のリード線部11と当接し、当該リード線部11(の側面)を第1成形型21の第1エッジワイズ成形面210に押し付ける。ここで、本実施形態のコイルエンド成形装置20は、X方向に沿って固定型である第1成形型21に対して接近する第2成形型22(加圧面226)が、図9において実線で示すように、支軸24zの軸心を含んでX方向(第1方向)に延びる平面PLよりもY方向において第1成形型21に近接する側(平面PLよりも図9における下側)でリード線部11と当接するように構成されている。
これにより、移動ステージ202が第1成形型21に接近するのに伴って第2成形型22がリード線部11と当接した後、移動ステージ202を更に第1成形型21に向けて進行させていくと、第2成形型22は、第1成形型21およびリード線部11からの力、すなわちY方向に沿って第2成形型22を第1成形型21から離間させる向きの力(図9における右向きの力)によりスプリング240の付勢力に抗して支軸24zの周りに図9における反時計方向に回動し、Y方向に沿って第1成形型21に近接する。そして、第2成形型22の加圧面226がリード線部11の図9における上面と当接すると、第2成形型22は、図9において破線で示すように、第1成形型21と正対する。
本実施形態において、第1成形型21に対する第2成形型22のY方向に沿った移動ストロークδ、図9において実線で示す上昇状態(開放状態)での加圧面226の遊端部の下面とリード線部11の図9における上面との距離は、リード線部11のフラットワイズ方向(Y方向すなわち第2方向)における厚みtよりも小さく定められている。これにより、移動ステージ202が第1成形型21に接近するのに伴って第2成形型22がリード線部11と当接した後、移動ステージ202を更に第1成形型21に向けて進行させることで、第1成形型21およびリード線部11からの力により第2成形型22を第1成形型21と速やかに正対させることが可能となる。
上述のようにして第2成形型22がリード線部11と当接した後、当該第2成形型22を第1成形型21に更に接近させていくことにより、リード線部11には、第2成形型22からフラットワイズ曲げ部を成形するためのY方向と平行な向き(図9における下向き)の荷重と、エッジワイズ曲げ部を成形するためのX方向と平行な向き(図9における左向き)の荷重がリード線部11に付与される。これにより、リード線部11には、移動ステージ202および第2成形型22が移動し始めてから第1エッジワイズ成形面210と第2エッジワイズ成形面220との間隔がリード線部11の幅に概ね一致して第2成形型22等の移動が停止されるまでの間に、第1および第2成形型21,22によってフラットワイズ曲げ部f1,f2およびf3と、エッジワイズ曲げ部e2およびe3が成形される。
すなわち、第1および第2成形型21,22が互いに接近していくと、まず、図10(a)に示すように、第1成形型21の第1フラットワイズ成形面215に含まれる曲面216と第2成形型22の第2フラットワイズ成形面225に含まれる加圧面226とによりリード線部11の最基端側のフラットワイズ曲げ部f1が成形される。また、第2成形型22が第1成形型21に向けて更に移動するのに伴い、図10(b)に示すように、第1成形型21の第1フラットワイズ成形面215に含まれる曲面217と第2成形型22の第2フラットワイズ成形面225に含まれる加圧面227とによりリード線部11のフラットワイズ曲げ部f2が成形される。更に、フラットワイズ曲げ部f2が成形されてから第2成形型22の移動が停止されるまでの間に、図10(c)に示すように、第1成形型21の第1フラットワイズ成形面215に含まれる曲面218と第2成形型22の第2フラットワイズ成形面225に含まれる加圧面228とによりリード線部11の最遊端側のフラットワイズ曲げ部f3が成形される。
このように、コイルエンド成形装置20では、第1および第2成形型21,22を互いに接近させることにより、コイル10のリード線部11に対して複数のフラットワイズ曲げ部f1,f2およびf3がリード線部11の基端側から遊端側に向けて順番に成形されることになる。これにより、特にリード線部11の基端側のフラットワイズ曲げ部f1における線材の延び量が大きくなるのを抑制しつつ、複数のフラットワイズ曲げ部f1〜f3をリード線部11に成形することが可能となる。
また、第1成形型21に対する移動ステージ202および第2成形型22の移動が開始されてから停止されるまでの間には、図11に示すように、第1成形型21の第1エッジワイズ成形面210に含まれる曲面212と第2成形型22の第2エッジワイズ成形面220に含まれる曲面222とによりエッジワイズ曲げ部e2が成形される。更に、図11に示すように、第1エッジワイズ成形面210に含まれる曲面213と第2エッジワイズ成形面220に含まれる曲面223とによりエッジワイズ曲げ部e3が成形される。すなわち、第1および第2成形型21,22を互いに接近させることにより、リード線部11には、最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4よりも基端側のエッジワイズ曲げ部e2およびe3が成形される。
このように、コイルエンド成形装置20によれば、リード線部11の遊端部11aを拘束することなく最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4よりも基端側、すなわち最基端側のエッジワイズ曲げ部e1と最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4との間に位置するエッジワイズ曲げ部e2,e3を成形することができる。従って、遊端部11aを拘束した状態でエッジワイズ曲げ部e2,e3を成形した際に生じがちな当該エッジワイズ曲げ部e2,e3での線材の延び量の増加を抑制し、リード線部11の寸法誤差やエッジワイズ曲げ部e2,e3での電気抵抗の増加を抑制することが可能となる。
移動ステージ202および第2成形型22は、X方向に沿って待機位置から予め定められた距離だけ移動した段階で停止させられ、停止位置に保持される。なお、停止した移動ステージ202および第2成形型22に対して、当該第2成形型22から第1成形型21に向けた(図9等における左向きの)X方向の荷重(トルク)を付与して両者を停止位置に保持してもよく、移動ステージ202および第2成形型22を送りねじ等の作用により機械的に停止位置に保持してもよい。また、第1成形型21に対する移動ステージ202および第2成形型22の移動が停止した際、第1成形型21と正対する第2成形型22の上面22sは、水平(X方向と平行)に延在し、図12に示すように、上面22sの先端(図12における左端のエッジ部)は、待機位置にある移動ステージ203に固定されたガイド部材250により支持されたガイドローラ251と接触するか、あるいは微小な間隔をおいて対向する。
第1成形型21に対する移動ステージ202および第2成形型22の移動を停止させた後、図13に示すように、移動ステージ203の図示しない駆動ユニットにより第2エッジワイズ成形面220と第3エッジワイズ成形面230との間隔がリード線部11の幅に一致するように移動ステージ203および第3成形型23をX方向に沿って待機位置から予め定められた距離だけ第2成形型22に向けて移動(接近)させる。第3成形型23が第2成形型22側(図13における右側)へと移動するに際し、ベース部200により回転自在に支持されたローラ238は、まず第1カム面236上を転動した後、第2カム面237と当接し、ローラ238が第2カム面237と当接するようになると、第3成形型23は、第2成形型22と正対する。また、移動ステージ203のガイド部材250により回転自在に支持されたガイドローラ251は、第1成形型21と第2成形型22の上面22s上を転動し、当該第2成形型22を第1成形型21と正対するようにガイド(支持)する。
これにより、第3成形型23を第2成形型22に接近させることにより、第2成形型22の第2エッジワイズ成形面220に含まれる曲面224と第3成形型23の第3エッジワイズ成形面230に含まれる曲面234とにより最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4を精度よく成形することが可能となる。そして、リード線部11の遊端部11aを拘束することなくリード線部11の基端側のエッジワイズ曲げ部e2,e3を成形した後に最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4を成形することで、他のコイル10の接続端部12との接続部となるリード線部11の遊端部11aのコイル10に対する位置の精度を向上させることができる。なお、本実施形態において、第2および第3成形型22,23は、リード線部11のスプリングバックを考慮して、最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4に対して最終製品形状よりも大きい(きつい)曲げ形状を付与するように構成される。
また、本実施形態のコイルエンド成形装置20では、図14に示すように、第2成形型22に対する第3成形型23の移動に連動してコイル10を支持するコイル支持部25が回転軸25aの軸心周りに図14における反時計方向に回動する。これにより、少なくとも第1および第2成形型21,22によりリード線部11の遊端側を保持(拘束)した状態で、コイル10を支持したコイル支持部25の回動により曲げ支点部28を支点としてリード線部11をエッジワイズ方向に曲げて最基端側のエッジワイズ曲げ部e1を成形することができる。この結果、コイル10に対するリード線部11の遊端部11aの位置の精度を確保しながら最基端側のエッジワイズ曲げ部e1を成形することが可能となる。本実施形態では、コイル支持部25を初期位置から図11に示すように反時計回りに90°だけ回動させることにより最基端側のエッジワイズ曲げ部e1の成形が完了する。
上述のようにして、リード線部11に対する複数のエッジワイズ曲げ部e1,e2,e3,e4および複数のフラットワイズ曲げ部f1,f2,f3の成形が完了した後、図示しない駆動ユニットにより移動ステージ203をX方向に沿って待機位置へと移動させ、第3成形型23を第2成形型22から離間させる。次いで、図示しない駆動ユニットにより移動ステージ202をX方向に沿って待機位置へと移動させ、第2成形型22を第1成形型21から離間させ、コイル10をコイル支持部25から取り外す。
コイルエンド成形装置20では、第3成形型23を第2成形型22から離間させると、第2カム面237と当接していたローラ238が第1カム面236上を転動し始める。これにより、それまで図15において破線で示すように第2成形型22と正対していた第3成形型23は、スプリング235の付勢力により支軸23zの周りに図15における時計方向に回動し、Y方向に沿って第2成形型22から離間する(図15における実線参照)。また、第2成形型22を第1成形型21から離間させると、それまで図8において破線で示すように第1成形型21と正対していた第2成形型22は、スプリング240の付勢力により支軸24zの周りに図8における時計方向に回動し、Y方向に沿って第1成形型21から離間する(図8における実線参照)。
これにより、エッジワイズ曲げ部e2,e3およびe4やフラットワイズ曲げ部f1,f2およびf3の成形により発生するスプリングバックによってリード線部11が第2成形型22や第3成形型23に接触したり、成形により膨らんだリード線部11が閉塞されたキャビティ内で突っ張ったりしても、上述のようにして第3成形型23を第2成形型22からY方向に離間させると共に、第2成形型22を第1成形型21からY方向に離間させることで、第3成形型23とリード線部11との接触および第2成形型22とリード線部11との接触を断つ(両者を引き離す)ことが可能となる。この結果、第3成形型23をX方向に沿って第2成形型22から離間させたり、第2成形型22をX方向に沿って第1成形型21から離間させたりする際に、第3成形型23や第2成形型22によりリード線部11がX方向に沿って引き摺られて(引っ張られて)しまうのを抑制することができる。従って、コイルエンド成形装置20によれば、コイル10の一端から延出されたリード線部11にエッジワイズ曲げ部e1〜e4とフラットワイズ曲げ部f1〜f3とを成形する際に当該リード線部11の成形精度をより良好に確保することが可能となる。
また、エッジワイズ曲げ部e2〜e4のX方向(第1方向すなわちエッジワイズ曲げの荷重の方向)における膨らみは、フラットワイズ曲げ部f1〜f3のY方向(第2方向すなわちフラットワイズ曲げの荷重の方向)における膨らみに比べて大きく、エッジワイズ曲げ部e2〜e4と移動型である第2成形型22との接触面積(摩擦)は、フラットワイズ曲げ部f1〜f3と第2成形型22との接触面積(摩擦)よりも大きくなりがちである。従って、エッジワイズ曲げ部e1〜e4およびフラットワイズ曲げ部f1〜f3の成形完了後に、第3成形型23や第2成形型22をY方向に沿って第2成形型22や第1成形型21から離間させれば、リード線部11をX方向にできるだけ移動させないようにしながら、速やかに第3成形型23や第2成形型22とリード線部11との接触を断つ(両者を引き離す)ことが可能となる。
以上説明したように、上述のコイルエンド成形装置20は、X方向に沿って互いに接近離間可能な第1成形型21および第2成形型22と、X方向に沿って第2成形型22に対して接近離間可能な第3成形型23とを含み、第1および第2成形型21,22を互いに接近させてリード線部11にエッジワイズ曲げ部e2,e3およびフラットワイズ曲げ部f1〜f3を成形すると共に、第2および第3成形型22,23を互いに接近させてリード線部11に最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4を成形するものである。そして、第2成形型22は、第1成形型21に対してX方向とは異なるY方向に沿って接近離間可能に構成され、第3成形型23は、第2成形型22に対してX方向とは異なるY方向に沿って接近離間可能に構成されている。このようなコイルエンド成形装置20によれば、コイル10の一端から延出されたリード線部11にエッジワイズ曲げ部e1〜e4とフラットワイズ曲げ部f1〜f3とを成形する際に当該リード線部11の成形精度をより良好に確保することが可能となる。
なお、上記実施形態において、移動型である第2および第3成形型22,23は、第1成形型21または第2成形型22からX方向に沿って離間するのと同時に、第1成形型21または第2成形型22からY方向に沿って離間する(離間し始める)ように構成されているが、これに限られるものではない。すなわち、コイルエンド成形装置20において、移動型である第2および第3成形型22,23は、第1成形型21または第2成形型22からX方向に沿って離間する前に、当該第1成形型21または第2成形型22からY方向に沿って離間するように構成されてもよい。この場合、例えばガイド部材250(ガイドローラ251)やローラ238をX方向に進退移動可能とすると共に、スプリング240やスプリング235のバネ定数を適宜設定することにより、ガイド部材250やローラ238を第2または第3成形型22,23から退避させた段階で、第2成形型22や第3成形型23を第1成形型21または第2成形型22からY方向に沿って離間させることができる。これにより、リード線部11をX方向に移動させないようにしながら、速やかに第2成形型22や第3成形型23とリード線部11との接触を断つ(両者を引き離す)ことが可能となる。
また、上記実施形態において、ガイド部材250は、第3成形型23を第2成形型22に接近させてリード線部11に最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4を成形する際に、第2成形型22を第1成形型21と正対するようにガイド(支持)するものであるが、これに限られるものではない。すなわち、ガイド部材250(ガイドローラ251)は、第2成形型22を第1成形型21に接近させてリード線部11にエッジワイズ曲げ部e2,e3やフラットワイズ曲げ部f1〜f3を成形する際に第2成形型22を第1成形型21と正対するようにガイド(支持)するように構成されてもよい。この場合には、ガイド部材250を移動ステージ203に対してX方向に移動自在となるように構成したり、移動ステージ203(第3成形型23)のX方向におけるストロークや第3成形型23の第1および第2カム面236,237のX方向における長さ等を適宜設定したりすることにより、第2成形型22をY方向に沿って第1成形型21から離間させる際に、ガイド部材250が第2成形型22のY方向における移動を妨げないようにすればよい。
図16は、本発明の他の実施形態に係るコイルエンド成形装置20Bを示す概略構成図である。なお、上述のコイルエンド成形装置20に関連して説明した要素と同一の要素には同一の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図16に示すコイルエンド成形装置20Bでは、移動型である第2成形型22Bに固定された連結部材24Bがそれぞれ複数のスリーブ(軸受)241および連結シャフト242を介して移動ステージ202BによりY方向に移動自在に支持される。また、連結部材24Bと移動ステージ202Bとの間には、連結部材24Bおよび第2成形型22Bを移動ステージ202Bや固定型である第1成形型21から離間させるように図16における上方に付勢するスプリング240B(付勢手段)が配置される。
更に、第3成形型23を支持してX方向に沿って進退移動可能な移動ステージ203には、X方向およびY方向の双方と直交するZ方向に延びる軸周りに回転可能なガイドローラ251を有するガイド部材250Bが固定される。ガイド部材250Bは、ガイドローラ251が当該ガイドローラ251の軸心を含んでX方向に延びる平面PL′よりもY方向において第1成形型21に近接する側(図16における下側)でX方向に沿って第1成形型21に接近する第2成形型22と当接するように移動ステージ203に固定される。
このように構成されたコイルエンド成形装置20Bでは、移動ステージ202BをX方向に沿って第1成形型21に接近させていくと、ガイド部材250Bのガイドローラ251によって、第1成形型21に接近する第2成形型22がスプリング240Bの付勢力に抗してY方向に沿って移動ステージ202Bおよび第1成形型21に接近するようにスムースにガイドされ、第1成形型21と正対する。これにより、第1から第3成形型21〜23によりエッジワイズ曲げ部およびフラットワイズ曲げ部が成形される間、第2成形型22を第1および第3成形型21,23と正対するようにガイド(支持)することができる。
また、すべてのエッジワイズ曲げ部およびフラットワイズ曲げ部の成形完了後に、移動ステージ203と共にガイド部材250Bを第2成形型22から離間するようにX方向に沿って移動させれば、第2成形型22は、スプリング240Bの付勢力によりY方向に沿って第1成形型21から離間する。これにより、リード線部11をX方向に移動させないようにしながら、第2成形型22とリード線部11との接触を速やかに断ち(両者を引き離し)、第2成形型22によりリード線部11をX方向に沿って引き摺る(引っ張る)ことなく、当該第2成形型22をX方向に沿って第1成形型21から離間させることが可能となる。
そして、コイルエンド成形装置20Bにおいても、ガイド部材250Bを移動ステージ203に対してX方向に移動自在となるように構成したり、移動ステージ203(第3成形型23)のX方向におけるストロークや第3成形型23の第1および第2カム面236,237のX方向における長さ等を適宜設定したりすることにより、第2成形型22をY方向に沿って第1成形型21から離間させる際に、ガイド部材250Bが第2成形型22のY方向における移動を妨げないようにすればよい。
なお、上記コイルエンド成形装置20,20Bにおいて、第1成形型21を移動型とすると共に、第2成形型22,22Bを固定型としてもよい。また、第3成形型23は、第1成形型21と協働してエッジワイズ曲げ部e4を成形するものであってもよい。更に、コイルエンド成形装置20,20Bにおいて、第1成形型21が第2成形型22に対してX方向とは異なるY方向に沿って接近離間可能に構成されてもよく、第2成形型22が第3成形型23に対してX方向とは異なるY方向に沿って接近離間可能に構成されてもよい。また、コイル支持部25を第3成形型23に連動させる代わりに、コイル支持部25を回動させる専用の駆動ユニットを用いてもよい。更に、コイルエンド成形装置20,20Bは、第1および第2成形型21,22により最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4よりも基端側のエッジワイズ曲げ部の一部(少なくとも1つ)を成形すると共に、第2成形型22と第3成形型23とを用いて最遊端側のエッジワイズ曲げ部e4とそれよりも基端側の一部(少なくとも1つ)のエッジワイズ曲げ部を成形するように構成されてもよい。
更に、コイルエンド成形装置20,20Bからは、第3成形型23が省略されてもよい。すなわち、コイルの一端から延出されたリード線部にそれぞれエッジワイズ方向に曲げられた複数のエッジワイズ曲げ部を成形するコイルエンド成形装置は、互いに接近し、複数のエッジワイズ曲げ部の少なくとも一部と、少なくとも1つのフラットワイズ曲げ部とを成形可能な第1および第2成形型を備えるものとされてもよい。これにより、第1および第2成形型を互いに接近させることにより、少なくとも1つのエッジワイズ曲げ部および少なくとも1つのフラットワイズ曲げ部をリード線部に成形することができるので、リード線部にエッジワイズ曲げ部およびフラットワイズ曲げ部を成形するのに要する時間をより一層短縮化することが可能となる。そして、このようなコイルエンド成形装置は、リード線部に対して複数のフラットワイズ曲げ部をリード線部の基端側から遊端側に向けて順番に成形可能に構成されてもよい。これにより、リード線部の基端側のフラットワイズ曲げ部における線材の延び量が大きくなるのを抑制しつつ、複数のフラットワイズ曲げ部をリード線部に成形することが可能となる。
そして、コイルエンド成形装置20,20Bは、電動機用ステータを構成するコイル10の一端から延出されたリード線部11を精度よく成形するのに極めて好適なものであるが、平角線等の導線にエッジワイズ曲げ部やフラットワイズ曲げ部を成形するように構成されてもよい。また、コイルエンド成形装置20,20Bの成形対象となるリード線部11や導線は、矩形(長方形)状の断面を有するものに限られず、正方形状、円形状あるいは楕円形状の断面を有するものであってもよい。これらの場合、エッジワイズ方向に対応した第1曲げ方向は、導線の断面(正方形)の一辺、一つの直径、あるいは短径と直交する方向となり、フラットワイズ方向に対応した第2曲げ方向は、導線の断面(正方形)の上記一辺と直交する他の辺、上記一つの直径と直交する他の直径、あるいは長径と直交する方向となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。また、上記発明を実施するための形態は、あくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本発明は、リード線部を一端に備えるコイルや、曲げ部を有する導線の製造産業において利用可能である。
10 コイル、11 リード線部、11a 遊端部、12 接続端部、20,20B コイルエンド成形装置、21 第1成形型、22,22B 第2成形型、22s 上面、23 第3成形型、23z 支軸、24,24B 連結部材、24a アーム部、24z 支軸、25 コイル支持部、25a 回転軸、26 ガイド部、27 ガイド部材、28 支点部、200 ベース部、201 ガイドレール、202,202B,203 移動ステージ、210 第1エッジワイズ成形面、212,213 曲面、215 第1フラットワイズ成形面、216,217,218 曲面、220 第2エッジワイズ成形面、222,223,224 曲面、225 第2フラットワイズ成形面、226,227,228 加圧面、230 第3エッジワイズ成形面、234 曲面、235 スプリング、236 第1カム面、237 第2カム面、238 ローラ、240,240B スプリング、241 スリーブ、242 連結シャフト、250,250B ガイド部材、251 ガイドローラ、267,278,280 押さえ面、e1,e2,e3,e4 エッジワイズ曲げ部、f1,f2,f3 フラットワイズ曲げ部。

Claims (14)

  1. 導線に対して、第1曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第1曲げ部と、前記第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第2曲げ部とを成形する導線成形装置において、
    第1方向に沿って互いに接近離間可能であると共に、互いに接近して前記少なくとも1つの第1曲げ部と前記少なくとも1つの第2曲げ部とを成形する第1および第2成形型を備え、
    前記第1および第2成形型の一方は、前記第1および第2曲げ部の成形完了後に、他方に対して前記第1方向とは異なる第2方向に沿って離間するように構成されていることを特徴とする導線成形装置。
  2. 請求項1に記載の導線成形装置において、
    前記第1方向は、前記第1および第2曲げ部の一方を成形するための荷重の方向と平行であり、前記第2方向は、前記第1および第2曲げ部の他方を成形するための荷重の方向と平行であると共に前記第1方向と直交することを特徴とする導線成形装置。
  3. 請求項1または2に記載の導線成形装置において、
    前記第1および第2成形型の一方は、前記第1および第2曲げ部の成形完了後に、前記固定型から前記第1方向に沿って離間するのと同時に前記第1および第2成形型の他方から前記第2方向に沿って離間するように構成されていることを特徴とする導線成形装置。
  4. 請求項1または2に記載の導線成形装置において、
    前記第1および第2成形型の一方は、前記第1および第2曲げ部の成形完了後に、前記固定型から前記第1方向に沿って離間する前に前記第1および第2成形型の他方から前記第2方向に沿って離間するように構成されていることを特徴とする導線成形装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記第1および第2成形型の一方は、前記第1方向に沿って進退移動可能な移動型であり、前記第1および第2成形型の他方は、固定型であることを特徴とする導線成形装置。
  6. 請求項5に記載の導線成形装置において、
    前記第1方向に沿って進退移動可能であると共に、前記移動型を前記第1および第2方向の双方と直交する方向に延びる支軸周りに回動自在に支持する移動ステージと、
    前記移動型と前記移動ステージとの間に配置されると共に前記移動型を前記第2方向に沿って前記固定型から離間させるように付勢する付勢手段とを更に備え、
    前記移動型は、前記第1方向に沿って前記固定型に接近するのに伴って、前記支軸の軸心を含んで前記第1方向に延びる平面よりも前記第2方向において前記固定型に近接する側で前記導線と当接することを特徴とする導線成形装置。
  7. 請求項6に記載の導線成形装置において、
    前記固定型に対する前記移動型の前記第2方向に沿った移動ストロークは、前記導線の前記第2方向における厚みよりも小さいことを特徴とする導線成形装置。
  8. 請求項6または7に記載の導線成形装置において、
    前記移動型を前記固定型と正対するようにガイドするガイド手段を更に備えることを特徴とする導線成形装置。
  9. 請求項5に記載の導線成形装置において、
    前記第1方向に沿って進退移動可能であると共に、前記移動型を前記第2方向に移動自在に支持する移動ステージと、
    前記移動型と前記移動ステージとの間に配置されると共に前記移動型を前記第2方向に沿って前記固定型から離間させるように付勢する付勢手段と、
    前記第1方向に沿って進退移動可能であると共に、前記移動ステージが前記第1方向に沿って前記固定型に接近するのに伴って、前記移動型を前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に沿って前記固定型に接近するようにガイドするガイド手段と、
    を更に備えることを特徴とする導線成形装置。
  10. 請求項9に記載の導線成形装置において、
    前記ガイド手段は、前記第1および第2方向の双方と直交する方向に延びる軸周りに回転可能なローラを有し、
    前記移動型は、前記第1方向に沿って前記固定型に接近するのに伴って、前記ローラの軸心を含んで前記第1方向に延びる平面よりも前記第2方向において前記固定型に近接する側で前記ローラと当接することを特徴とする導線成形装置。
  11. 請求項1から10の何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記第1方向に沿って前記第1および第2成形型の何れか一方に対して接近離間可能であると共に、前記第1および第2成形型の何れか一方と協働して前記導線の最遊端側の第1曲げ部を成形可能な第3成形型を更に備え、
    前記第3成形型は、前記第1および第2成形型の何れか一方に対して前記第2方向に沿って接近離間可能に構成されていることを特徴とする導線成形装置。
  12. 請求項1から11の何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記導線は、矩形状の断面を有し、前記第1曲げ方向は、前記導線の断面の短辺と直交するエッジワイズ方向であり、前記第2曲げ方向は、前記導線の断面の長辺と直交するフラットワイズ方向であり、前記第1曲げ部は、前記エッジワイズ方向に曲げられたエッジワイズ曲げ部であり、前記第2曲げ部は、前記フラットワイズ方向に曲げられたフラットワイズ曲げ部であることを特徴とする導線成形装置。
  13. 請求項1から12の何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記導線は、コイルの一端から延出されたリード線部であることを特徴とする導線成形装置。
  14. 第1方向に沿って互いに接近離間可能な第1および第2成形型を用いて、導線に対し、第1曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第1曲げ部と、前記第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第2曲げ部とを成形する導線成形方法であって、
    (a)前記第1および第2成形型を互いに接近させて、前記少なくとも1つの第1曲げ部と前記少なくとも1つの第2曲げ部とを成形するステップと、
    (b)前記第1および第2曲げ部の成形完了後に、前記第1および第2成形型の一方を他方から前記第1方向とは異なる第2方向に沿って離間させるステップと、
    を含む導線成形方法。
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