JP7020084B2 - 導線成形装置および方法 - Google Patents

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Description

本開示は、導線に屈曲部を形成する導線成形装置および方法に関する。
従来、この種の導線成形装置として、固定型と、回転軸を中心として回転する可動型と、カム機構とを含み、導線におけるフラットワイズ方向に曲げられた少なくとも1つの第1屈曲部と、フラットワイズ方向と略直交するエッジワイズ方向に曲げられた少なくとも1つの第2屈曲部と、導線の先端近傍でエッジワイズ方向に曲げられた第3屈曲部とを当該導線に形成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この導線成形装置の固定型は、回転軸を中心とした曲面であって導線の第1屈曲部の形状に対応した第1成形面と、第1成形面の周方向の端部の近傍に形成された少なくとも1つの第1のエッジワイズ曲げ部とを有する。また、可動型は、導線の成形前の形状に対応した形状が付与された第1の位置および導線の第1屈曲部の形状に対応した形状が付与された第2の位置を含むと共に第1の位置から第2の位置まで回転軸を中心とした周方向に沿って形状が徐変するように形成された第2成形面と、第2成形面の第2の位置の近傍に形成されて回転軸を中心とした周方向に導線を押圧する第2のエッジワイズ曲げ部とを有する。更に、当該導線成形装置は、固定型の外部に固定された固定カムフォロワと、第1成形型に回転可能に支持されると共に固定カムフォロワに突き当たることで回転するカム部材とを有するカム機構を含む。この導線成形装置では、可動型が固定型に対して回転軸の周りの第1の方向に回転すると、固定型の第1成形面と可動型の第2成形面とにより導線に第1屈曲部が形成される。第1屈曲部が形成された後、可動型が第1の方向に更に回転すると、可動型の第2のエッジワイズ曲げ部が導線を固定型の第1のエッジワイズ曲げ部に対して押圧することで導線に第2屈曲部が形成される。第2屈曲部が形成された後、可動型が第1の方向に更に回転すると、固定型が可動型と共に少し回転し、それに伴ってカム部材が固定カムフォロワに突き当たって回転することで導線に第3屈曲部が形成される。
特開2017-93197号公報
上記従来の導線成形装置によれば、可動型を一方向に回転させることで第1、第2および第3屈曲部を形成することができる。しかしながら、固定型に対して可動型を回転させた際、導線は、可動型により固定型の表面に押し付けられると共に当該可動型の回転方向における下流側に向けて押圧されることから、当該回転方向に僅かに曲げられてしまい、それにより屈曲部の成形精度が悪化してしまうおそれがある。また、上記導線成形装置における導線の成形の自由度は必ずしも高くはなく、得ようとする導線の形状(屈曲部の向き)によっては、固定型や可動型の型形状を変更しても導線を所望の形状に成形し得ないことがある。
そこで、本開示は、屈曲部を有する導線の成形精度や成形の自由度をより向上させることができる導線成形装置および方法の提供を主目的とする。
本開示の導線成形装置は、第1および第2成形型の一方を他方に対して回転軸心の周りに回転させて導線に少なくとも1つの屈曲部を形成する導線成形装置において、前記導線を保持する保持部と、前記第1成形型に駆動力を付与して該第1成形型を前記回転軸心の周りに回転させる第1駆動源と、前記第2成形型に駆動力を付与して該第2成形型を前記回転軸心の周りに回転させる第2駆動源と、前記第1および第2成形型の前記一方を前記他方に対して前記回転軸心の周りに回転させるように前記第1および第2駆動源を制御すると共に、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させるように前記第1および第2駆動源を制御する制御装置とを含むものである。
この導線成形装置では、第1および第2成形型の一方を他方に対して回転軸心の周りに回転させることで、保持部により保持された導線に少なくとも1つの屈曲部を形成することができる。この際、第1駆動源から第1成形型に駆動力を付与すると共に、第2駆動源から第2成形型に駆動力を付与することで、第1および第2成形型により導線をしっかりと挟み込みながら当該導線に屈曲部を精度よく形成することが可能となる。また、この導線成形装置では、第1および第2成形型を回転軸心の周りに一体に回転させることで、保持部により保持された導線に屈曲部を形成することができる。この際も、第1駆動源から第1成形型に駆動力を付与すると共に、第2駆動源から第2成形型に駆動力を付与することで、第1および第2成形型により導線をしっかりと挟み込んだ状態を維持しながら当該導線に屈曲部を精度よく形成することが可能となる。更に、第1および第2成形型を回転軸心の周りに一体に回転できるようにすることで、導線に形成されるべき屈曲部の向きに応じて第1および第2成形型を一体に回転させる方向を定めることが可能となるので、屈曲部の向きの設定の自由度を高めることができる。この結果、この導線成形装置によれば、屈曲部を有する導線の成形精度や成形の自由度をより向上させることが可能となる。
また、前記保持部は、前記第1および第2成形型が前記回転軸心の周りに一体に回転する際に前記導線に当接して最も基端側の前記屈曲部を形成する基端成形部を含むものであってもよい。すなわち、第1および第2成形型を回転軸心の周りに一体に回転させることで、シンプルな構造の基端成形部を用いて導線に最も基端側の屈曲部を精度よく形成することが可能となる。
更に、前記導線成形装置は、前記第1および第2成形型が前記回転軸心の周りに一体に回転する際に前記導線の先端部に当接して前記屈曲部を形成する先端成形部を含むものであってもよい。すなわち、第1および第2成形型を回転軸心の周りに一体に回転させることで、シンプルな構造の先端成形部を用いて導線の先端部に屈曲部を精度よく形成することが可能となる。
また、前記先端成形部は、前記第1および第2成形型が一体に回転し始める位置よりも両者の回転方向における下流側で前記導線の前記先端部に当接するものであってもよい。
更に、前記第1および第2成形型の前記一方の前記他方に対する回転方向と、前記第1および第2成形型が一体に回転する方向とは、同一方向であってもよい。これにより、第1および第2成形型の一方の回転を停止させることなく導線に複数の屈曲部を形成することができるので、導線に複数の屈曲部を形成するのに要する時間を短縮化することが可能となる。
また、前記第1および第2成形型の前記一方の前記他方に対する回転方向と、前記第1および第2成形型が一体に回転する方向とは、逆方向であってもよい。これにより、第1および第2成形型の一方の他方に対する回転方向と第1および第2成形型が一体に回転する方向とが同一である場合に第1および第2成形型の型形状を変更しても成形し得ない形状の屈曲部を導線に形成することが可能となる。
また、前記制御装置は、前記第1および第2成形型の前記一方を前記他方に対して回転させるように前記第1および第2駆動源の一方を制御する際に、前記第1および第2成形型の前記他方を停止させるトルクを発生するように前記第1および第2駆動源の他方を制御するものであってもよい。これにより、第1および第2成形型の一方を他方に対して回転させながら導線に屈曲部を形成する際に、第1および第2成形型により導線をしっかりと挟み込んで当該屈曲部を精度よく形成することが可能となる。
更に、前記制御装置は、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させる際に、前記第1および第2成形型を互いに同一の回転速度で前記回転軸心の周りに回転させるように前記第1および第2駆動源を制御するものであってもよい。これにより、第1および第2成形型を一体に回転させながら導線に屈曲部を形成する際に、第1および第2成形型により導線をしっかりと挟み込んで当該屈曲部を精度よく形成することが可能となる。
また、前記制御装置は、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させる際に、前記第1および第2成形型のうちの回転方向における後側の一方に付与されるトルクが前側の他方に付与されるトルク以上になるように前記第1および第2駆動源を制御するものであってもよい。かかる態様においても、第1および第2成形型を一体に回転させながら導線に屈曲部を形成する際に、第1および第2成形型により導線をしっかりと挟み込んで当該屈曲部を精度よく形成することが可能となる。
更に、前記導線は、平角線であってもよく、前記屈曲部は、エッジワイズ屈曲部およびフラットワイズ屈曲部を含んでもよく、前記導線成形装置は、前記第1および第2成形型の前記一方を前記他方に対して回転させることで、前記導線に前記エッジワイズ屈曲部および前記フラットワイズ屈曲部の少なくとも何れか一方を形成し、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させることで、少なくとも1つの前記エッジワイズ屈曲部を形成するものであってもよい。
また、前記導線は、コイルの一端から延出されたバスバー部であってもよく、前記保持部は、前記コイルを保持するものであってもよい。すなわち、本開示の導線成形装置によれば、コイルの一端から延出されたバスバー部にそれぞれ所望の方向に曲げられた複数の屈曲部を精度よく形成することが可能となる。
本開示の導線成形方法は、保持部により保持された導線に第1および第2成形型を用いて複数の屈曲部を形成する導線成形方法において、前記第1および第2成形型の一方を他方に対して回転軸心の周りに回転させて前記導線に前記屈曲部を形成し、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させて前記導線に前記屈曲部を形成するものである。
かかる方法によれば、屈曲部を有する導線の成形精度や成形の自由度をより向上させることが可能となる。
本開示の導線成形装置を示す概略構成図である。 図1の導線成形装置により成形されるバスバー部を含むコイルの斜視図である。 本開示の導線成形装置を示す斜視図である。 本開示の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の他の導線成形装置を示す概略構成図である。 図9の導線成形装置により成形されるバスバー部を含むコイルの斜視図である。 本開示の他の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の他の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の他の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の他の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の他の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。 本開示の他の導線成形装置の動作を説明するための斜視図である。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の導線成形装置1を示す概略構成図である。同図に示す導線成形装置1は、図2に示すようなコイルCの一端から延出された長尺のバスバー部Bを成形するように形成されたものである。コイルCは、1本の矩形断面を有する平角線(導線)を例えば2列かつ複数段(例えば6-10段程度)にエッジワイズ方向に曲げながら巻回することにより形成された集中巻式の矩形コイル(カセットコイル)であり、例えば電気自動車やハイブリッド車両等に搭載される三相交流電動機に適用される。コイルCは、略四角錐台状の外形を呈しており、当該コイルCの他端からは、短尺のリード線部(端子部)Lが延出されている。また、バスバー部Bは、図示するように、リード線部Lから離間する方向に延在する。そして、コイルCは、上記電動機のステータコアのティースに例えば樹脂製のインシュレータと共に嵌め込まれ、バスバー部Bは、対応する他のコイルCのリード線部Lに電気的に接続(溶接)される。これにより、ステータにU相、V相およびW相のステータコイルが巻回されることになる。
図2に示すように、コイルCのバスバー部Bは、エッジワイズ方向(第1曲げ方向:平角線の断面の短辺と略直交する方向)に曲げられた複数のエッジワイズ屈曲部(第1屈曲部)Be1,Be2,Be3,およびBe4と、フラットワイズ方向(第2曲げ方向:平角線の断面の長辺と略直交する方向)に曲げられた複数のフラットワイズ屈曲部(第2屈曲部)Bf1およびBf2とを有する。本実施形態において、バスバー部Bの最も基端側(根元側)のエッジワイズ屈曲部Be1と、最も先端側のエッジワイズ屈曲部Be4とは、互いに逆方向に曲げられている。また、エッジワイズ屈曲部Be1とエッジワイズ屈曲部Be4との間に位置する2つのエッジワイズ屈曲部Be2,Be3は、互いに逆方向に曲げられている。更に、フラットワイズ屈曲部Bf1は、エッジワイズ屈曲部Be1とエッジワイズ屈曲部Be2との間に形成され、フラットワイズ屈曲部Bf2は、エッジワイズ屈曲部Be3とエッジワイズ屈曲部Be4との間に形成されている。また、フラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2は、互いに同方向に曲げられている。
導線成形装置1は、図1および図3に示すように、コイルCのバスバー部Bに複数のエッジワイズ屈曲部Be2,Be3および複数のフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成するための第1成形型10および第2成形型20と、バスバー部Bの先端部にエッジワイズ屈曲部Be4を成形するための先端成形部30(図3参照)と、コイルCを保持するコイル保持部40と、駆動軸S1を有する第1駆動装置(第1駆動源)50と、駆動軸S2を有する第2駆動装置(第2駆動源)60と、第1および第2駆動装置50,60並びにコイル保持部40を制御する制御装置100とを含む。
図1および図3に示すように、第1成形型10は、図中上側に型面を有する下型であり、当該第1成形型10の図中下面(型面とは反対側の面)には、第1駆動装置50の駆動軸S1の先端が固定される。第2成形型20は、図中下側に第1成形型10の型面を覆うことができる型面を有する上型であり、当該第2成形型20の図中上面(型面とは反対側の面)には、第2駆動装置60の駆動軸S2の先端が固定される。先端成形部30およびコイル保持部40は、それぞれ導線成形装置1の設置箇所に固定される。第1駆動装置50は、駆動軸S1が導線成形装置1の設置箇所の上下方向に延在する回転軸心RAと同軸に延在するように第1成形型10の図1おける下方に設置(固定)される。第2駆動装置60は、駆動軸S2が上記回転軸心RAと同軸に延在するように第2成形型20の図1おける上方に設置(固定)される。
第1成形型10は、図3に示すように、コイルCのバスバー部Bにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成するための第1フラットワイズ成形面11と、コイルCのバスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be2,Be3を形成するための第1エッジワイズ成形面12とを型面として含む。第1成形型10の第1フラットワイズ成形面11は、フラットワイズ屈曲部Bf1の図2中下面に対応した第1曲面(凸曲面)と、フラットワイズ屈曲部Bf2の図2中下面に対応した第2曲面(凸曲面)とを含む。更に、第1フラットワイズ成形面11は、第1曲面の回転軸心RA側(図3中上側)に、エッジワイズ屈曲部Be1とフラットワイズ屈曲部Bf1との間におけるバスバー部Bの図2中下面に対応した平坦面を含み、第1曲面と第2曲面との間に、フラットワイズ屈曲部Bf1とフラットワイズ屈曲部Bf2との間におけるバスバー部Bの図2中下面に対応した図3中下向きの平坦な傾斜面を含み、第2曲面の回転軸心RAとは反対側に、フラットワイズ屈曲部Bf2よりも先端側におけるバスバー部Bの図2中下面に対応した図3中下向きの平坦な傾斜面を含む。また、第1成形型10の第2成形型20に近い側の端部には、それぞれ第1フラットワイズ成形面11の対応する平坦面や曲面、傾斜面に連続する回転軸心RAを中心軸とした円錐面等を含むガイド面13が形成されている。
第1成形型10の第1エッジワイズ成形面12は、第1成形型10の第2成形型20から遠い側の端部に沿って延在するように形成された段部14の側面である。段部14は、第1フラットワイズ成形面11から図3中上方に突出しており、第1エッジワイズ成形面12は、第1フラットワイズ成形面11の縁部から図中上方に立ち上がると共に当該縁部に沿って延在する。第1エッジワイズ成形面12は、エッジワイズ屈曲部Be2の外側面(図2中奥側の側面、平角線の断面の短辺を含む側面)に対応した第1曲面(凸曲面)と、エッジワイズ屈曲部Be3の外側面に対応した第2曲面(凹曲面)とを含む。更に、第1エッジワイズ成形面12は、第1曲面の回転中心RA側(図3中上側)に、エッジワイズ屈曲部Be1とエッジワイズ屈曲部Be2との間におけるバスバー部Bの外側面に対応した平坦面を含み、第1曲面と第2曲面との間に、エッジワイズ屈曲部Be2とエッジワイズ屈曲部Be3との間におけるバスバー部Bの外側面に対応した平坦面を含み、第2曲面の回転軸心RAとは反対側に、エッジワイズ屈曲部Be3よりも先端側におけるバスバー部Bの外側面に対応した平坦面と含む。
第2成形型20は、第1成形型10に近い側の端部から反対側の端部に向けて延在する押圧面20pと、コイルCのバスバー部Bにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成するための第2フラットワイズ成形面(図示省略)と、コイルCのバスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be2,Be3を成形するための第2エッジワイズ成形面22(図5参照)とを含む。押圧面20pは、回転軸心RAを中心軸とした略扇形状の平面形状を有し、加工前の真っ直ぐに延在するバスバー部Bの形状に対応した形状を有する先端部から加工後のバスバー部Bの形状に対応した形状を有する第2フラットワイズ成形面側の端部に向かうにつれて表面形状が回転軸心RAを中心軸として徐々に変化するように形成されている。
第2成形型20の第2フラットワイズ成形面は、押圧面20pに連続しており、フラットワイズ屈曲部Bf1の図2中上面に対応した第1曲面(凹曲面)と、フラットワイズ屈曲部Bf2の図2中上面に対応した第2曲面(凹曲面)とを含む。更に、第2フラットワイズ成形面は、第1曲面の回転軸心RA側に、エッジワイズ屈曲部Be1とフラットワイズ屈曲部Bf1との間におけるバスバー部Bの図2中上面に対応した平坦面を含み、第1曲面と第2曲面との間に、フラットワイズ屈曲部Bf1とフラットワイズ屈曲部Bf2との間におけるバスバー部Bの図2中上面に対応した図3中下向きの平坦な傾斜面を含み、第2曲面の回転軸心RAとは反対側に、フラットワイズ屈曲部Bf2よりも先端側におけるバスバー部Bの図2中上面に対応した図3中下向きの平坦な傾斜面を含む。
第2成形型20の第2エッジワイズ成形面22は、第2成形型20の第1成形型10から遠い側の端部に沿って延在するように形成された図示しない段部の側面である。当該段部は、第2フラットワイズ成形面から図3中下方に突出しており、第2エッジワイズ成形面22は、第2フラットワイズ成形面の縁部から図中下方に延在すると共に当該縁部に沿って延在する。第2エッジワイズ成形面22は、エッジワイズ屈曲部Be2の内側面(図2中手前側の側面)に対応した第1曲面(凹曲面)と、エッジワイズ屈曲部Be3の内側面に対応した第2曲面(凸曲面)とを含む。更に、第2エッジワイズ成形面22は、第1曲面の回転中心RA側に、エッジワイズ屈曲部Be1とエッジワイズ屈曲部Be2との間におけるバスバー部Bの内側面に対応した平坦面を含み、第1曲面と第2曲面との間に、エッジワイズ屈曲部Be2とエッジワイズ屈曲部Be3との間におけるバスバー部Bの内側面に対応した平坦面を含み、第2曲面の回転軸心RAとは反対側に、エッジワイズ屈曲部Be3よりも先端側におけるバスバー部Bの内側面に対応した平坦面と含む。
先端成形部30は、図3に示すように、導線成形装置1の設置箇所に固定される支持ブロック31と、当該支持ブロック31により回転自在に支持される成形ローラ35とを含む。支持ブロック31は、第1成形型10の初期位置(停止位置)よりも当該第1成形型10を初期位置に留まっている第2成形型20から離間するように回転軸心RAの周りに回転させたときの回転方向における下流側に、成形ローラ35が第1成形型10側を向くように設置される。
コイル保持部40は、図3に示すように、導線成形装置1の設置箇所に固定される支持台41と、支持台41により昇降自在に支持されるコイル載置テーブル42と、支持台41により昇降自在に支持されるコイル押さえプレート44とを含む。かかるコイル保持部40では、図示しないコイル搬送装置により搬送されてきたコイルCがコイル載置テーブル42上に載置されると、制御装置100により制御される図示しない駆動機構によりコイル載置テーブル42が下降させられると共にコイル押さえプレート44がコイルCに当接するように下降させられる。これにより、コイル保持部40によりコイルCをしっかりと保持(クランプ)することが可能となる。また、導線成形装置1によるコイルCの成形が完了すると、当該駆動機構によりコイル載置テーブル42が上昇させられると共にコイル押さえプレート44がコイルCから離間するように上昇させられる。これにより、コイル載置テーブル42上の成形後のコイルCを図示しない搬送装置に受け渡すことが可能となる。
更に、コイル保持部40は、バスバー部Bに最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1を成形するための基端成形部45を含む。当該基端成形部45は、その側面が下降したコイル載置テーブル42上のコイルCのバスバー部Bの外側面に当接するように支持台41に形成されている。また、基端成形部45の先端部(第1成形型10側の端部)には、エッジワイズ屈曲部Be1に対応した曲面(円柱面状の曲面)であるエッジワイズ成形面47が形成されている。
第1駆動装置50は、制御装置100により制御されて駆動軸S1に回転トルク(駆動力)を付与するモータM1を含むものである。これにより、第1駆動装置50のモータM1により駆動軸S1を回転駆動することで、第1成形型10を回転軸心RAの周りに正逆方向に回転(旋回)させることが可能となる。また、第2駆動装置60は、制御装置100により制御されて駆動軸S2に回転トルク(駆動力)を付与するモータM2を含むものである。これにより、第2駆動装置60のモータM2により駆動軸S2を回転駆動することで、第2成形型20を回転軸心RAの周りに正逆方向に回転(旋回)させることが可能となる。
導線成形装置1の制御装置100は、CPU,ROM,RAM等を有するコンピュータや第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2の駆動回路、コイル保持部40の駆動機構の制御回路等を含む。また、制御装置100は、第1駆動装置50に含まれてモータM1の回転軸または駆動軸S1の回転位置を検出する図示しない回転センサからの信号や、第2駆動装置60に含まれてモータM2の回転軸または駆動軸S2の回転位置を検出する図示しない回転センサからの信号等を入力する。
更に、制御装置100には、CPUや駆動回路といったハードウエアと予めインストールされた各種プログラムとの協働により、第1駆動装置50の制御部や第2駆動装置60の制御部、コイル保持部40の制御部等が機能ブロックとして構築される。第1駆動装置50の制御部は、駆動軸S1が所望の回転方向に所望の回転速度で回転するようにモータM1を制御(回転数制御)したり、駆動軸S1に所望の回転トルクが出力されるようにモータM1を制御(トルク制御)したりする。同様に、第2駆動装置60の制御部は、駆動軸S2が所望の回転方向に所望の回転速度で回転するようにモータM1を制御(回転数制御)したり、駆動軸S2に所望の回転トルクが出力されるようにモータM1を制御(トルク制御)したりする。また、コイル保持部40の制御部は、導線成形装置1によるバスバー部Bの成形の進行に応じて図示しない駆動機構を制御し、コイル載置テーブル42およびコイル押さえプレート44を昇降させる。
次に、本開示の導線成形方法、すなわち上述の導線成形装置1を用いたコイルCのバスバー部Bの成形手順について説明する。
導線成形装置1を用いたバスバー部Bの成形開始に際して、制御装置100は、第1および第2成形型10,20をそれぞれ図3に示す初期位置まで移動させ、第2成形型20を第1成形型10から離間させる。また、制御装置100は、コイル載置テーブル42およびコイル押さえプレート44がそれぞれ図3に示す初期位置まで上昇するようにコイル保持部40の駆動機構を制御する。コイル巻線装置により巻回された未成形のバスバー部Bを含むコイルCは、図示しない搬送装置によりコイル保持部40まで搬送され、コイル載置テーブル42上に載置される。
コイル載置テーブル42にコイルCが載置されると、制御装置100は、図4に示すように、コイル載置テーブル42が下降すると共にコイル押さえプレート44がコイルCに当接するようにコイル保持部40の駆動機構を制御する。これにより、コイル保持部40によりコイルCがしっかりと保持(クランプ)される。また、コイル載置テーブル42が下降することで、コイルCのバスバー部Bは、下面(平角線の断面の長辺を含む側面)の一部が第1成形型10の第1フラットワイズ成形面11の最も上側の平坦面に当接した状態で真っ直ぐに延在する。また、バスバー部Bの外側面は、コイル保持部40の基端成形部45の側面と、第1成形型10の第1エッジワイズ成形面12の一部とに当接する。
続いて、制御装置100は、第2成形型20を第1成形型10に対して回転軸心RAの周りに予め定められた角度θ1だけ図4中時計方向に回転させるように第2駆動装置60のモータM2を制御する。角度θ1は、例えば、第2成形型20が初期位置から当該角度θ1だけ回転した際に、第1成形型10の第1エッジワイズ成形面12と第2成形型20の第2エッジワイズ成形面22との間隔がバスバー部Bの幅に概ね一致するようにバスバー部B(平角線)のスプリングバックを考慮して定められる。
第2成形型20を回転軸心RAの周りに回転させていくと、当該第2成形型20が第1成形型10に対して徐々に接近していき、コイル保持部40に保持されたコイルCのバスバー部Bは、第2成形型20の押圧面20pにより図4中下向きすなわちフラットワイズ方向に少しずつ押し下げられていく。また、第2成形型20の回転角度が大きくなっていくと、バスバー部Bは、第1成形型10の第1フラットワイズ成形面11と第2成形型20の第2フラットワイズ成形面とにより挟み込まれていく。そして、第2成形型20の回転角度が更に大きくなっていくと、バスバー部Bは、第1フラットワイズ成形面11によって第2フラットワイズ成形面に押し付けられると共に、第1成形型10の第1エッジワイズ成形面12と第2成形型20の第2エッジワイズ成形面22とにより挟み込まれていく。
これにより、第2成形型20が第1成形型10に対して回転軸心RAの周りに予め定められた角度θ1だけ回転した際には、図5に示すように、バスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be2,Be3およびフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2が形成されることになる。また、第2成形型20が回転軸心RAの周りに角度θ1だけ回転した際、バスバー部Bの先端部は、図5に示すように、第1成形型10と第2成形型20との隙間を介して外部に突出する。
本実施形態において、制御装置100は、第2成形型20の回転を開始させてから所定時間が経過するまで、駆動軸S2が予め定められた回転速度で回転するように第2駆動装置60のモータM2を制御(回転数制御)する。当該所定時間は、例えば、第2成形型20の回転を開始させてから第2成形型20の押圧面20pにより押圧されるバスバー部Bの一部が第1成形型10の第1エッジワイズ成形面12に当接するまでの時間として予め定められる。このようにバスバー部Bが第2成形型20の押圧面20pにより押圧される間にモータM2を回転数制御することで、バスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be2,Be3およびフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成するのに要する時間を短縮化することが可能となる。
また、制御装置100は、第2成形型20の回転を開始させてから上記所定時間が経過すると、駆動軸S2に予め定められた回転トルクを出力するように第2駆動装置60のモータM2を制御(トルク制御)する。更に、このようなモータM2のトルク制御を開始させると、制御装置100は、第1成形型10を初期位置に停止させておくための回転トルクを駆動軸S1に出力するように第1駆動装置50のモータM1を制御する。これにより、第2成形型20を第1成形型10に対して回転させながらバスバー部Bを成形する際に、第1および第2成形型10,20によりバスバー部Bをしっかりと挟み込んでエッジワイズ屈曲部Be2,Be3およびフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を精度よく形成することが可能となる。
第2成形型20の回転角度が角度θ1になると、制御装置100は、その時点から第1および第2成形型10,20が一体となって回転軸心RAの周りに予め定められた角度θ2だけ図4中時計方向に回転するように第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2を制御する。本実施形態において、第1および第2成形型10,20が一体に回転する方向は、第2成形型20の第1成形型10に対する回転方向と同一である。また、この際、制御装置100は、第1および第2成形型10,20を互いに同一の回転速度で回転軸心RAの周りに回転させるように第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2を制御する。
このように第1および第2成形型10,20が一体に回転する際、バスバー部Bのコイル保持部40の基端成形部45により拘束された部分(基端)と、バスバー部Bの第1および第2成形型10,20(第1および第2エッジワイズ成形面12,22)により挟み込まれた部分との間の部分が基端成形部45のエッジワイズ成形面47に押し付けられてエッジワイズ方向に曲げられていく。これにより、第1および第2成形型10,20を回転軸心RAの周りに角度θ2だけ一体に回転させることで、図6に示すように、バスバー部Bに最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1を形成することができる。この際、第1および第2成形型10,20を互いに同一の回転速度で回転軸心RAの周りに回転させることで、第1および第2成形型10,20によりバスバー部Bをしっかりと挟み込んで最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1を精度よく形成することが可能となる。
また、第1および第2成形型10,20が一体に回転すると、第1および第2成形型10,20が一体に回転し始める位置すなわち第1成形型10の初期位置よりも両者の回転方向における下流側で、第1および第2成形型10,20との隙間を介して外部に突出したバスバー部Bの先端部の外側面(図5における左側の側面)が先端成形部30の成形ローラ35に当接する。第1および第2成形型10,20の回転に伴い、成形ローラ35は、当該第1および第2成形型10,20(第1および第2エッジワイズ成形面12,22)により保持されて回動するバスバー部Bの先端部の外側面上を転動する。これにより、バスバー部Bの先端部は、成形ローラ35により押圧され、第1および第2成形型10,20の回転方向とは逆向き、すなわち最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1とは逆向きにエッジワイズ方向に曲げられていく。
この結果、第1および第2成形型10,20を回転軸心RAの周りに角度θ2だけ一体に回転させることで、図6に示すように、バスバー部Bに最も先端側のエッジワイズ屈曲部Be4をも形成することができる。この際、第1および第2成形型10,20を互いに同一の回転速度で回転軸心RAの周りに回転させることで、第1および第2成形型10,20によりバスバー部Bをしっかりと挟み込んで最も先端側のエッジワイズ屈曲部Be4を精度よく形成することが可能となる。また、エッジワイズ屈曲部Be4の成形にバスバー部Bの先端部の外側面上を転動する成形ローラ35を用いることで、バスバー部Bに細かな傷が付くのを抑制することができる。なお、第1および第2成形型10,20を一体に回転させる角度θ2は、エッジワイズ屈曲部Be1,Be4の曲げ角度とバスバー部B(平角線)のスプリングバックを考慮して定められる。
第1および第2成形型10,20の回転角度が角度θ2となってエッジワイズ屈曲部Be1,Be4の形成が完了すると、制御装置100は、第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2の回転すなわち第1および第2成形型10,20の回転を停止させる。更に、制御装置100は、第2成形型20が回転軸心RAの周りに回転して初期位置まで戻るように第2駆動装置60のモータM2を制御する。この際、制御装置100は、駆動軸S2が予め定められた回転速度で回転するように第2駆動装置60のモータM2を制御(回転数制御)する。図7に示すように、第2成形型20が初期位置に戻ると、制御装置100は、コイル載置テーブル42およびコイル押さえプレート44がそれぞれ図3に示す初期位置まで上昇するようにコイル保持部40の駆動機構を制御する。これにより、図8に示すように、コイル押さえプレート44がコイルCから離間すると共に、コイルCがコイル載置テーブル42と共に上昇する。そして、バスバー部Bの成形が完了したコイルCは、図示しない搬送装置へと受け渡される。その後、未成形のバスバー部Bを含むコイルCがコイル載置テーブル42上に載置されると、導線成形装置1によりバスバー部Bに対して複数の屈曲部Be1-Be4,Bf1およびBf2が形成されることになる。
以上説明したように、導線成形装置1では、第2成形型20を第1成形型10に対して回転軸心RAの周りに回転させることで、コイル保持部40により保持されたコイルCのバスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be2,Be3およびフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成することができる。この際、第2駆動装置60から第2成形型20に回転トルク(駆動力)を付与すると共に、第1駆動装置50から第1成形型10に回転トルク(駆動力)を付与することで、第1および第2成形型10,20によりバスバー部Bをしっかりと挟み込みながら当該バスバー部Bに屈曲部Be2,Be3,Bf1およびBf2を精度よく形成することが可能となる。
また、導線成形装置1では、第1および第2成形型10,20を回転軸心RAの周りに一体に回転させることで、コイル保持部40により保持されたコイルCのバスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を形成することができる。この際も、第1駆動装置50から第1成形型10に回転トルクを付与すると共に、第2駆動装置60から第2成形型20に回転トルクを付与することで、第1および第2成形型10,20によりバスバー部Bをしっかりと挟み込んだ状態を維持しながら当該バスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を精度よく形成することが可能となる。
更に、第1および第2成形型10,20を回転軸心RAの周りに一体に回転できるようにすることで、バスバー部Bに形成されるべきエッジワイズ屈曲部の向きに応じて第1および第2成形型10,20を一体に回転させる方向を定めることが可能となるので、エッジワイズ屈曲部の向きの設定の自由度を高めることができる。この結果、導線成形装置1によれば、複数の屈曲部Be1-Be4,Bf1およびBf2を有するバスバー部Bの成形精度や成形の自由度をより向上させることが可能となる。
また、導線成形装置1は、第1および第2成形型10,20が回転軸心RAの周りに一体に回転する際にバスバー部Bに当接して最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1を形成するコイル保持部40の基端成形部45と、第1および第2成形型10,20が回転軸心RAの周りに一体に回転する際にバスバー部Bの先端部に当接してエッジワイズ屈曲部Be4を形成する先端成形部30とを含む。すなわち、第1および第2成形型10,20を回転軸心RAの周りに一体に回転させることで、カム機構等の可動部や専用の駆動装置を有する成形部を用いることなく、シンプルな構造の先端成形部30や基端成形部45を用いてバスバー部Bに最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1と最も先端側のエッジワイズ屈曲部Be4とを精度よく形成することが可能となる。
更に、導線成形装置1では、第2成形型20の第1成形型10に対する回転方向と、第1および第2成形型10,20が一体に回転する方向とが同一に定められている。これにより、第2成形型20の回転を停止させることなく、途中から第1成形型10を第2成形型20と共に回転させることで、バスバー部Bに複数の屈曲部Be1-Be4,Bf1およびBf2を形成することができるので、当該複数の屈曲部Be1-Be4,Bf1およびBf2の形成に要する時間を短縮化することが可能となる。ただし、第2成形型20が第1成形型10に対して回転軸心RAの周りに予め定められた角度θ1だけ回転した時点で、第2駆動装置60のモータM2の回転すなわち第2成形型20の回転を一旦停止させてもよい。
また、導線成形装置1の制御装置100は、第2成形型20を第1成形型10に対して回転させる際に、第1成形型10を初期位置に停止させるトルクを発生するように第1駆動装置50のモータM1を制御する。これにより、第2成形型20を第1成形型10に対して回転させながらバスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be2,Be3およびフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成する際に、第1および第2成形型10,20によりバスバー部Bをしっかりと挟み込んで屈曲部Be2,Be3,Bf1およびBf2を精度よく形成することが可能となる。
更に、導線成形装置1の制御装置100は、第1および第2成形型10,20を回転軸心RAの周りに一体に回転させる際に、第1および第2成形型10,20を互いに同一の回転速度で回転軸心RAの周りに回転させるように第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2を制御する。これにより、第1および第2成形型10,20を一体に回転させながらバスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を形成する際に、第1および第2成形型10,20によりバスバー部Bをしっかりと挟み込んでエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を精度よく形成することが可能となる。
ただし、制御装置100は、第1および第2成形型10,20を回転軸心RAの周りに一体に回転させる際に、両者の回転方向における後側の第2成形型20に付与されるトルクが当該回転方向における前側の第1成形型10に付与されるトルク以上になるように第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2を制御するように構成されてもよい。かかる態様においても、第1および第2成形型10,20を一体に回転させながらバスバー部Bにエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を形成する際に、第1および第2成形型10,20によりバスバー部Bをしっかりと挟み込んでエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を精度よく形成することが可能となる。
図9は、本開示の他の導線成形装置1Bを示す概略構成図である。なお、導線成形装置1Bの構成要素のうち、上述の導線成形装置1と同一の要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9に示す導線成形装置1Bは、図10に示すようなコイルCBの一端から延出された長尺のバスバー部Bbを成形するように形成されたものである。コイルCBも、1本の矩形断面を有する平角線(導線)を例えば2列かつ複数段(例えば6-10段程度)にエッジワイズ方向に曲げながら巻回することにより形成された集中巻式の矩形コイル(カセットコイル)である。当該コイルCBの他端からは、短尺のリード線部(端子部)LBが延出されており、バスバー部Bは、図示するように、リード線部Lに近接する方向に延在する。
図10に示すように、コイルCBのバスバー部BBは、エッジワイズ方向に曲げられた複数のエッジワイズ屈曲部Be1およびBe4と、フラットワイズ方向に曲げられた複数のフラットワイズ屈曲部Bf1およびBf2とを有する。本実施形態において、バスバー部BBの最も基端側(根元側)のエッジワイズ屈曲部Be1と、最も先端側のエッジワイズ屈曲部Be4とは、互いに逆向きに曲げられている。また、コイルCBのエッジワイズ屈曲部Be1は、上記コイルCのエッジワイズ屈曲部Be1とは逆向きに曲げられ、コイルCBのエッジワイズ屈曲部Be4は、上記コイルCのエッジワイズ屈曲部Be4とは逆向きに曲げられている。更に、フラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2は、エッジワイズ屈曲部Be1とエッジワイズ屈曲部Be4との間に形成され、互いに逆向きに曲げられている。
導線成形装置1Bは、図9に示すように、コイルCBのバスバー部BBに複数のフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成するための第1成形型(下型)10Bおよび第2成形型(上型)20Bと、バスバー部BBの先端部にエッジワイズ屈曲部Be4を成形するための先端成形部30Bと、コイルCを保持するコイル保持部40Bと、駆動軸S1を有する第1駆動装置(第1駆動源)50と、駆動軸S2を有する第2駆動装置(第2駆動源)60と、第1および第2駆動装置50,60並びにコイル保持部40Bを制御する制御装置100Bとを含む。かかる導線成形装置1Bは、上述のコイルCBのバスバー部BBの成形を可能とするために、上記導線成形装置1の第1、第2成形型10,20、先端成形部30およびコイル保持部40をコイルCBに適合させた第1、第2成形型10B,20B、先端成形部30Bおよびコイル保持部40Bで置き換えたものに相当する。
図9に示すように、第1成形型10Bの図中下面(型面とは反対側の面)には、第1駆動装置50の駆動軸S1の先端が固定され、第2成形型20Bの図中上面(型面とは反対側の面)には、第2駆動装置60の駆動軸S2の先端が固定される。また、第1駆動装置50は、駆動軸S1が回転軸心RAと同軸に延在するように第1成形型10Bの図中下方に設置(固定)され、第2駆動装置60は、駆動軸S2が当該回転軸心RAと同軸に延在するように第2成形型20Bの図中上方に設置(固定)される。更に、第1駆動装置50のモータM1により駆動軸S1を回転駆動することで、第1成形型10Bを回転軸心RAの周りに正逆方向に回転(旋回)させることが可能となり、第2駆動装置60のモータM2により駆動軸S2を回転駆動することで、第2成形型20Bを回転軸心RAの周りに正逆方向に回転(旋回)させることが可能となる。
第1成形型10Bは、第2成形型20Bに近い側の端部から反対側の端部に向けて延在する押圧面10pと、コイルCBのバスバー部BBにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成するための第1フラットワイズ成形面11Bと、第2成形型20Bから遠い側の端部に沿って延在するように形成された段部14Bとを含む。押圧面10pは、回転軸心RAを中心軸とした略扇形状の平面形状を有し、先端部から第1フラットワイズ成形面11B側の端部に向かうにつれて表面形状が徐々に変化するように形成されている。
第1成形型10Bの第1フラットワイズ成形面11Bは、押圧面10pに連続しており、バスバー部BBのフラットワイズ屈曲部Bf1の図10中下面に対応した第1曲面(凹曲面)と、バスバー部BBのフラットワイズ屈曲部Bf2の図10中下面に対応した第2曲面(凸曲面)とを含む。更に、第1フラットワイズ成形面11Bは、第1曲面の回転軸心RA側に、エッジワイズ屈曲部Be1とフラットワイズ屈曲部Bf1との間におけるバスバー部BBの図10中下面に対応した平坦面を含み、第1曲面と第2曲面との間に、フラットワイズ屈曲部Bf1とフラットワイズ屈曲部Bf2との間におけるバスバー部BBの図10中下面に対応した図9中上向きの平坦な傾斜面を含み、第2曲面の回転軸心RAとは反対側に、フラットワイズ屈曲部Bf2よりも先端側におけるバスバー部BBの図10中下面に対応した図9中下向きの平坦な傾斜面を含む。また、第1成形型10Bの段部14Bの第2成形型20B側の側面は、第1成形型10Bの径方向に延在する平坦面である。
第2成形型20Bは、コイルCBのバスバー部BBにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成するための第2フラットワイズ成形面(図示省略)を型面として含む。第2成形型20Bの第2フラットワイズ成形面は、フラットワイズ屈曲部Bf1の図10中上面に対応した第1曲面(凸曲面)と、フラットワイズ屈曲部Bf2の図10中上面に対応した第2曲面(凹曲面)とを含む。更に、第2フラットワイズ成形面は、第1曲面の回転軸心RA側に、エッジワイズ屈曲部Be1とフラットワイズ屈曲部Bf1との間におけるバスバー部BBの図10中上面に対応した平坦面を含み、第1曲面と第2曲面との間に、フラットワイズ屈曲部Bf1とフラットワイズ屈曲部Bf2との間におけるバスバー部BBの図10中上面に対応した図9中上向きの平坦な傾斜面を含み、第2曲面の回転軸心RAとは反対側に、フラットワイズ屈曲部Bf2よりも先端側におけるバスバー部BBの図10中上面に対応した図9中下向きの平坦な傾斜面を含む。
また、第2成形型20Bの第1成形型10Bに近い側の端部には、それぞれ第2フラットワイズ成形面の対応する平坦面や曲面、傾斜面に連続する回転軸心RAを中心軸とした円錐面等を含む図示しないガイド面が形成されている。更に、第2成形型20Bの第1成形型10Bから遠い側の端部には、第2フラットワイズ成形面から図9中下方に突出すると共に当該第2フラットワイズ成形面に沿って延在する段部が形成されている。当該段部の第1成形型10B側の側面は、第2成形型20Bの径方向に延在する平坦面である。
先端成形部30Bは、図9に示すように、導線成形装置1Bの設置箇所に固定される支持ブロック31と、当該支持ブロック31により回転自在に支持される成形ローラ35とを含む。支持ブロック31は、第1成形型10Bの初期位置(停止位置)よりも当該第1成形型10Bを第2成形型20Bに接近するように回転軸心RAの周りに回転させたときの回転方向における下流側に、成形ローラ35が第1成形型10B側を向くように設置される。
コイル保持部40Bも、図9に示すように、導線成形装置1Bの設置箇所に固定される支持台41と、支持台41により昇降自在に支持されるコイル載置テーブル42と、支持台41により昇降自在に支持されるコイル押さえプレート44とを含む。更に、コイル保持部40Bは、バスバー部BBに最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1を成形するための基端成形部45B(図14-図16参照)を含む。当該基端成形部45Bは、その側面が下降したコイル載置テーブル42上のコイルCBのバスバー部BBの内側面(リード線部LB側の側面)に当接するように支持台41に形成されている。また、基端成形部45Bの先端部(第1成形型10B側の端部)には、エッジワイズ屈曲部Be1に対応した曲面(円柱面状の曲面)であるエッジワイズ成形面が形成されている。
導線成形装置1Bの制御装置100Bも、CPU,ROM,RAM等を有するコンピュータや第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2の駆動回路、コイル保持部40Bの駆動機構の制御回路等を含むものである。そして、制御装置100Bにも、CPUや駆動回路といったハードウエアと予めインストールされた各種プログラムとの協働により、第1駆動装置50の制御部や第2駆動装置60の制御部、コイル保持部40Bの制御部等が機能ブロックとして構築される。
次に、本開示の導線成形方法、すなわち上述の導線成形装置1Bを用いたコイルCBのバスバー部BBの成形手順について説明する。
導線成形装置1Bを用いたバスバー部BBの成形開始に際して、制御装置100Bは、第1および第2成形型10B,20Bをそれぞれ図9に示す初期位置まで移動させ、第1成形型10Bと第2成形型20Bとを互いに離間させる。また、制御装置100Bは、コイル載置テーブル42およびコイル押さえプレート44がそれぞれ図9に示す初期位置まで上昇するようにコイル保持部40Bの駆動機構を制御する。コイル巻線装置により巻回された未成形のバスバー部BBを含むコイルCBは、図示しない搬送装置によりコイル保持部40Bまで搬送され、コイル載置テーブル42上に載置される。
コイル載置テーブル42にコイルCBが載置されると、制御装置100Bは、図11に示すように、コイル載置テーブル42が下降すると共にコイル押さえプレート44がコイルCBに当接するようにコイル保持部40Bの駆動機構を制御する。これにより、コイル保持部40BによりコイルCBがしっかりと保持(クランプ)され、コイルCBのバスバー部BBは、真っ直ぐに延在する。また、バスバー部BBの内側面(リード線部LB側の側面)は、コイル保持部40Bの基端成形部45Bの側面に当接する。
続いて、制御装置100Bは、図12に示すように、第2成形型20Bのガイド面がコイルCBのバスバー部BBの図中上面と対向する位置(第2成形型20Bの成形中の停止位置)まで当該第2成形型20Bを回転軸心RAの周りに図中反時計方向に回転させるように第2駆動装置60のモータM2を制御する。更に、制御装置100Bは、第1成形型10Bを第2成形型20Bに向けて回転軸心RAの周りに予め定められた角度θ3だけ図4中時計方向に回転させるように第1駆動装置50のモータM1を制御する。角度θ3は、例えば、第1成形型10Bが初期位置から当該角度θ3だけ回転した際に、第1成形型10Bの段部14Bの側面と第2成形型20Bの上記段部の側面との間隔がバスバー部BBの幅に概ね一致するように定められる。
第1成形型10Bを回転軸心RAの周りに回転させていくと、当該第1成形型10Bが第2成形型20B対して徐々に接近していき、コイル保持部40Bに保持されたコイルCBのバスバー部BBは、第1成形型10Bの押圧面10pにより図12中上向きすなわちフラットワイズ方向に少しずつ押し上げられていく。また、第1成形型10Bの回転角度が大きくなっていくと、バスバー部BBは、第1成形型10Bの第1フラットワイズ成形面11Bと第2成形型20Bの第2フラットワイズ成形面とにより挟み込まれていく。これにより、第1成形型10Bが第2成形型20Bに対して回転軸心RAの周りに予め定められた角度θ3だけ回転した際には、図13に示すように、バスバー部BBにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2が形成されることになる。また、第1成形型10Bが回転軸心RAの周りに角度θ3だけ回転した際、バスバー部BBの先端部は、図13に示すように、第1成形型10Bと第2成形型20Bとの隙間を介して外部に突出する。
導線成形装置1Bにおいて、制御装置100Bは、第1成形型10Bの回転を開始させてから所定時間が経過するまで、駆動軸S1が予め定められた回転速度で回転するように第2駆動装置60のモータM2を制御(回転数制御)する。当該所定時間は、例えば、第1成形型10Bの回転を開始させてから第1成形型10Bの押圧面10pにより押圧されるバスバー部BBの一部が第1成形型10Bの第1フラットワイズ成形面11Bに当接するまでの時間として予め定められる。このようにバスバー部BBが第1成形型10Bの押圧面10pにより押圧される間にモータM1を回転数制御することで、バスバー部BBにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成するのに要する時間を短縮化することが可能となる。
また、制御装置100Bは、第1成形型10Bの回転を開始させてから上記所定時間が経過すると、駆動軸S1に予め定められた回転トルクを出力するように第1駆動装置50のモータM1を制御(トルク制御)する。更に、このようなモータM1のトルク制御を開始させると、制御装置100Bは、第2成形型20Bを上記成形中の停止位置に停止させておくための回転トルクを駆動軸S2に出力するように第2駆動装置60のモータM2を制御する。これにより、第1成形型10Bを第2成形型20Bに対して回転させながらバスバー部BBを成形する際に、第1および第2成形型10B,20Bによりバスバー部BBをしっかりと挟み込んでフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を精度よく形成することが可能となる。
第1成形型10Bの回転角度が角度θ3になると、制御装置100Bは、その時点で第1および第2駆動装置50のモータM1,M2からのトルクの出力すなわち第1成形型10Bの回転を一旦停止させた上で、第1および第2成形型10B,20Bが一体となって回転軸心RAの周りに予め定められた角度θ4だけ図4中反時計方向に回転するように第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2を制御する。導線成形装置1Bにおいて、第1および第2成形型10B,20Bが一体に回転する方向は、第1成形型10Bの第2成形型20Bに対する回転方向と逆方向である。また、この際、制御装置100Bは、第1および第2成形型10B,20Bを互いに同一の回転速度で回転軸心RAの周りに回転させるように第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2を制御する。
このように第1および第2成形型10B,20Bが一体に回転する際、バスバー部BBのコイル保持部40Bの基端成形部45Bにより拘束された部分(基端)と、バスバー部BBの第1および第2成形型10B,20B(第1成形型10Bの段部14Bおよび第2成形型20Bの段部)により挟み込まれた部分との間の部分が基端成形部45Bのエッジワイズ成形面に押し付けられてエッジワイズ方向に曲げられていく。これにより、第1および第2成形型10B,20Bを回転軸心RAの周りに角度θ4だけ一体に回転させることで、図14に示すように、バスバー部BBに最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1を形成することができる。この際、第1および第2成形型10B,20Bを互いに同一の回転速度で回転軸心RAの周りに回転させることで、第1および第2成形型10B,20Bによりバスバー部BBをしっかりと挟み込んで最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1を精度よく形成することが可能となる。
また、第1および第2成形型10B,20Bが一体に回転すると、第1および第2成形型10B,20Bが一体に回転し始める位置すなわち第1成形型10Bの停止位置(第2成形型20Bの成形中の停止位置)よりも両者の回転方向における下流側で、第1および第2成形型10B,20Bとの隙間を介して外部に突出したバスバー部BBの先端部の内側面(図13における右側の側面)が先端成形部30Bの成形ローラ35に当接する。第1および第2成形型10B,20Bの回転に伴い、成形ローラ35は、当該第1および第2成形型10B,20B(第1成形型11Bの段部14Bおよび第2成形型20Bの段部)により保持されて回動するバスバー部BBの先端部の内側面上を転動する。これにより、バスバー部BBの先端部は、成形ローラ35により押圧され、第1および第2成形型10B,20Bの回転方向とは逆向き、すなわち最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1とは逆向きにエッジワイズ方向に曲げられていく。
この結果、第1および第2成形型10B,20Bを回転軸心RAの周りに角度θ4だけ一体に回転させることで、図14に示すように、バスバー部BBに最も先端側のエッジワイズ屈曲部Be4をも形成することができる。この際、第1および第2成形型10B,20Bを互いに同一の回転速度で回転軸心RAの周りに回転させることで、第1および第2成形型10B,20Bによりバスバー部BBをしっかりと挟み込んで最も先端側のエッジワイズ屈曲部Be4を精度よく形成することが可能となる。また、エッジワイズ屈曲部Be4の成形にバスバー部BBの先端部の外側面上を転動する成形ローラ35を用いることで、バスバー部BBに細かな傷が付くのを抑制することができる。なお、第1および第2成形型10B,20Bを一体に回転させる角度θ4は、エッジワイズ屈曲部Be1,Be4の曲げ角度とバスバー部BB(平角線)のスプリングバックを考慮して定められる。
第1および第2成形型10B,20Bの回転角度が角度θ4となってエッジワイズ屈曲部Be1,Be4の形成が完了すると、制御装置100Bは、第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2の回転すなわち第1および第2成形型10B,20Bの回転を停止させる。更に、制御装置100Bは、第2成形型20Bが回転軸心RAの周りに回転して初期位置まで戻るように第2駆動装置60のモータM2を制御する。この際、制御装置100Bは、駆動軸S2が予め定められた回転速度で回転するように第2駆動装置60のモータM2を制御(回転数制御)する。図15に示すように、第2成形型20Bが初期位置に戻ると、制御装置100Bは、コイル載置テーブル42およびコイル押さえプレート44がそれぞれ図9に示す初期位置まで上昇するようにコイル保持部40Bの駆動機構を制御する。これにより、図16に示すように、コイル押さえプレート44がコイルCから離間すると共に、コイルCがコイル載置テーブル42と共に上昇する。そして、バスバー部BBの成形が完了したコイルCは、図示しない搬送装置へと受け渡される。その後、未成形のバスバー部BBを含むコイルCがコイル載置テーブル42上に載置されると、導線成形装置1Bによりバスバー部BBに対して複数の屈曲部Be1,Be4,Bf1およびBf2が形成されることになる。
上述のように、導線成形装置1Bでは、第1成形型10Bを第2成形型20Bに対して回転軸心RAの周りに回転させることで、コイル保持部40Bにより保持されたコイルCのバスバー部BBにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成することができる。この際、第1駆動装置50から第1成形型10Bに回転トルク(駆動力)を付与すると共に、第2駆動装置60から第2成形型20Bに回転トルク(駆動力)を付与することで、第1および第2成形型10B,20Bによりバスバー部BBをしっかりと挟み込みながら当該バスバー部BBにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を精度よく形成することが可能となる。なお、導線成形装置1Bにおいて、第1および第2成形型10B,20Bがフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2に加えて少なくとも1つのエッジワイズ屈曲部を形成するように構成されてもよい。
更に、第1および第2成形型10B,20Bを回転軸心RAの周りに一体に回転できるようにすることで、バスバー部BBに形成されるべきエッジワイズ屈曲部の向きに応じて第1および第2成形型10B,20Bを一体に回転させる方向を定めることが可能となるので、エッジワイズ屈曲部の向きの設定の自由度を高めることができる。すなわち、導線成形装置1Bでは、上記導線成形装置1のように第2成形型20の第1成形型10に対する回転方向と第1および第2成形型10,20が一体に回転する方向とが同一である場合とは逆向きに曲げられたエッジワイズ屈曲部Be1,Be4、すなわち、第1および第2成形型10,20の型形状を変更しても上記導線成形装置1では成形し得ない形状の屈曲部をバスバー部BBに形成することが可能となる。この結果、導線成形装置1Bでは、複数の屈曲部Be1,Be4,Bf1およびBf2を有するバスバー部BBの成形精度や成形の自由度をより向上させることが可能となる。
また、導線成形装置1Bは、第1および第2成形型10B,20Bが回転軸心RAの周りに一体に回転する際にバスバー部BBに当接して最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1を形成するコイル保持部40Bの基端成形部45Bと、第1および第2成形型10B,20Bが回転軸心RAの周りに一体に回転する際にバスバー部BBの先端部に当接してエッジワイズ屈曲部Be4を形成する先端成形部30Bとを含む。すなわち、第1および第2成形型10B,20Bを回転軸心RAの周りに一体に回転させることで、カム機構等の可動部や専用の駆動装置を有する成形部を用いることなく、シンプルな構造の先端成形部30Bや基端成形部45Bを用いてバスバー部BBに最も基端側のエッジワイズ屈曲部Be1と最も先端側のエッジワイズ屈曲部Be4とを精度よく形成することが可能となる。
更に、導線成形装置1Bの制御装置100Bは、第1成形型10Bを第2成形型20Bに対して回転させる際に、第2成形型20Bを成形中の停止位置に停止させるトルクを発生するように第2駆動装置60のモータM2を制御する。これにより、第1成形型10Bを第2成形型20Bに対して回転させながらバスバー部BBにフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を形成する際に、第1および第2成形型10B,20Bによりバスバー部BBをしっかりと挟み込んでフラットワイズ屈曲部Bf1,Bf2を精度よく形成することが可能となる。
また、導線成形装置1Bの制御装置100Bは、第1および第2成形型10B,20Bを回転軸心RAの周りに一体に回転させる際に、第1および第2成形型10B,20Bを互いに同一の回転速度で回転軸心RAの周りに回転させるように第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2を制御する。これにより、第1および第2成形型10B,20Bを一体に回転させながらバスバー部BBにエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を形成する際に、第1および第2成形型10B,20Bによりバスバー部BBをしっかりと挟み込んでエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を精度よく形成することが可能となる。
ただし、制御装置100Bも、第1および第2成形型10B,20Bを回転軸心RAの周りに一体に回転させる際に、両者の回転方向における後側の第2成形型20Bに付与されるトルクが当該回転方向における前側の第1成形型10Bに付与されるトルク以上になるように第1および第2駆動装置50,60のモータM1,M2を制御するように構成されてもよい。かかる態様においても、第1および第2成形型10B,20Bを一体に回転させながらバスバー部BBにエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を形成する際に、第1および第2成形型10B,20Bによりバスバー部BBをしっかりと挟み込んでエッジワイズ屈曲部Be1,Be4を精度よく形成することが可能となる。
ここまで、本開示の発明を実施するための形態について説明したが、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、屈曲部を含む導線の製造産業等において利用可能である。
1,1B 導線成形装置、10,10B 第1成形型、10p 押圧面、11,11B 第1フラットワイズ成形面、12 第1エッジワイズ成形面、13 ガイド面、14,14B 段部、20,20B 第2成形型、20p 押圧面、22 第2エッジワイズ成形面、30,30B 先端成形部、31 支持ブロック、35 成形ローラ、40,40B コイル保持部、41 支持台、42 コイル載置テーブル、44 押さえプレート、45,45B 基端成形部、47 エッジワイズ成形面、50 第1駆動装置、60 第2駆動装置、100,100B 制御装置、B,BB バスバー部、Be1,Be2,Be3,Be4 エッジワイズ屈曲部、Bf1,Bf2 フラットワイズ屈曲部、C,CB コイル、L,LB リード線部、M1,M2 モータ、S1,S2 駆動軸。

Claims (12)

  1. 第1および第2成形型の一方を他方に対して回転軸心の周りに回転させて導線に少なくとも1つの屈曲部を形成する導線成形装置において、
    前記導線を保持する保持部と、
    前記第1成形型に駆動力を付与して該第1成形型を前記回転軸心の周りに回転させる第1駆動源と、
    前記第2成形型に駆動力を付与して該第2成形型を前記回転軸心の周りに回転させる第2駆動源と、
    前記第1および第2成形型の前記一方を前記他方に対して前記回転軸心の周りに回転させるように前記第1および第2駆動源を制御すると共に、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させるように前記第1および第2駆動源を制御する制御装置と、
    前記第1および第2成形型が前記回転軸心の周りに一体に回転する際に、前記第1および第2成形型が一体に回転し始める位置よりも両者の回転方向における下流側で前記導線の先端部に当接して前記屈曲部を形成する先端成形部と、
    を備える導線成形装置。
  2. 請求項1に記載の導線成形装置において、
    前記保持部は、前記第1および第2成形型が前記回転軸心の周りに一体に回転する際に前記導線に当接して最も基端側の前記屈曲部を形成する基端成形部を含む導線成形装置。
  3. 請求項1または2に記載の導線成形装置において、
    前記第1および第2成形型の前記一方の前記他方に対する回転方向と、前記第1および第2成形型が一体に回転する方向とが同一方向である導線成形装置。
  4. 請求項1からの何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記第1および第2成形型の前記一方の前記他方に対する回転方向と、前記第1および第2成形型が一体に回転する方向とが逆方向である導線成形装置。
  5. 請求項1からの何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記制御装置は、前記第1および第2成形型の前記一方を前記他方に対して回転させるように前記第1および第2駆動源の一方を制御する際に、前記第1および第2成形型の前記他方を停止させるトルクを発生するように前記第1および第2駆動源の他方を制御する導線成形装置。
  6. 請求項1からの何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記制御装置は、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させる際に、前記第1および第2成形型を互いに同一の回転速度で前記回転軸心の周りに回転させるように前記第1および第2駆動源を制御する導線成形装置。
  7. 請求項1からの何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記制御装置は、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させる際に、前記第1および第2成形型のうちの回転方向における後側の一方に付与されるトルクが前側の他方に付与されるトルク以上になるように前記第1および第2駆動源を制御する導線成形装置。
  8. 請求項1からの何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記導線は、平角線であり、
    前記屈曲部は、エッジワイズ屈曲部およびフラットワイズ屈曲部を含み、
    前記第1および第2成形型の前記一方を前記他方に対して回転させることで、前記導線に前記エッジワイズ屈曲部および前記フラットワイズ屈曲部の少なくとも何れか一方を形成し、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させることで、少なくとも1つの前記エッジワイズ屈曲部を形成する導線成形装置。
  9. 請求項1からの何れか一項に記載の導線成形装置において、
    前記導線は、コイルの一端から延出されたバスバー部であり、前記保持部は、前記コイルを保持する導線成形装置。
  10. 第1および第2成形型の一方を他方に対して回転軸心の周りに回転させて導線に少なくとも1つの屈曲部を形成する導線成形装置において、
    前記導線を保持する保持部と、
    前記第1成形型に駆動力を付与して該第1成形型を前記回転軸心の周りに回転させる第1駆動源と、
    前記第2成形型に駆動力を付与して該第2成形型を前記回転軸心の周りに回転させる第2駆動源と、
    前記第1および第2成形型の前記一方を前記他方に対して前記回転軸心の周りに回転させるように前記第1および第2駆動源を制御すると共に、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させるように前記第1および第2駆動源を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させる際に、前記第1および第2成形型のうちの回転方向における後側の一方に付与されるトルクが前側の他方に付与されるトルク以上になるように前記第1および第2駆動源を制御する導線成形装置。
  11. 保持部により保持された導線に第1および第2成形型を用いて複数の屈曲部を形成する導線成形方法において、
    第1駆動源から前記第1成形型に駆動力を付与すると共に第2駆動源から前記第2成形型に駆動力を付与しながら、前記第1および第2成形型の一方を他方に対して回転軸心の周りに回転させて前記導線に前記屈曲部を形成し、
    前記第1駆動源から前記第1成形型に駆動力を付与すると共に前記第2駆動源から前記第2成形型に駆動力を付与しながら、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させて前記導線に前記屈曲部を形成し、
    前記第1および第2成形型が前記回転軸心の周りに一体に回転する際に、前記第1および第2成形型が一体に回転し始める位置よりも両者の回転方向における下流側で前記導線の先端部を先端成形部に当接させて前記屈曲部を形成する導線成形方法
  12. 保持部により保持された導線に第1および第2成形型を用いて複数の屈曲部を形成する導線成形方法において、
    第1駆動源から前記第1成形型に駆動力を付与すると共に第2駆動源から前記第2成形型に駆動力を付与しながら、前記第1および第2成形型の一方を他方に対して回転軸心の周りに回転させて前記導線に前記屈曲部を形成し、
    第1駆動源から前記第1成形型に駆動力を付与すると共に第2駆動源から前記第2成形型に駆動力を付与しながら、前記第1および第2成形型を前記回転軸心の周りに一体に回転させると共に、前記第1および第2成形型のうちの回転方向における後側の一方に付与されるトルクが前側の他方に付与されるトルク以上になるように前記第1および第2駆動源を制御して前記導線に前記屈曲部を形成する導線成形方法。

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