JP2017093197A - 導線成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1方向の回転動作のみで全ての屈曲部を成形することが可能な導線成形装置を提供する。【解決手段】導線成形装置100は、固定型120と、回転軸110を中心として回転する可動型140と、カム機構160とを有する。固定型120は、回転軸110を中心とする回転体で形成された第1成形面122を有する。第1成形面122は、フラットワイズ屈曲部14fが成形されたリード線部12の形状に対応する形状で形成されている。可動型140は、回転軸110を中心とした周方向に、リード線部12の成形前の形状に対応する形状からリード線部12のフラットワイズ屈曲部14fの形状に対応する形状まで徐々に変化する徐変領域142Aを有する。カム機構160は、固定型120の外部に固定された固定カムフォロア162と、固定カムフォロア162に突き当たることで回転するカム部材164とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、導線成形装置に関し、特に、導線に屈曲部を成形する導線成形装置に関する。
特許文献1には、導線成形装置が開示されている。特許文献1にかかる導線成形装置は、電動機用ステータに用いられるコイルの巻線から出っ張ったリード線部(導線)に、第1曲げ方向に曲げられた第1曲げ部と、第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げられた第2曲げ部とを成形する。具体的には、導線成形装置は、X方向に沿って互いに接近してリード線部にエッジワイズ曲げ部およびフラットワイズ曲げ部を成形する第1成形型および第2成形型と、X方向に沿って第2成形型に対して接近すると共に当該第2成形型と協働してリード線部の遊端部にエッジワイズ曲げ部を成形する第3成形型とを含む。また、特許文献1にかかる導線成形装置では、コイルを支持するコイル支持部が回転軸の周りに回動する。これにより、最基端側のエッジワイズ曲げ部が成形される。
特開2015−100251号公報
特許文献1においては、第1成形型および第2成形型が、互いに接近してリード線部にエッジワイズ曲げ部およびフラットワイズ曲げ部を成形する(第1の動作)。そして、第3成形型は、第2成形型に対して接近すると共に当該第2成形型と協働してリード線部の遊端部にエッジワイズ曲げ部を成形する(第2の動作)。さらに、コイル支持部が回動することで、最基端側のエッジワイズ曲げ部が成形される(第3の動作)。このように、特許文献1にかかる技術では、第1の動作、第2の動作及び第3の動作の3つの動作によって、リード線部に全ての曲げ部が成形される。このような構成の場合、第1の動作における第1成形型及び第2成形型の移動スペース、第2の動作における第3成形型の移動スペース、及び、第3の動作におけるコイルの回転スペースを確保する必要がある。したがって、導線成形装置の規模が大きくなるおそれがある。さらに、第1の動作、第2の動作及び第3の動作で動作する部材が異なるため、それぞれの動作の切り替え等により、第1の動作、第2の動作及び第3の動作に要する時間が長くなるおそれがある。
本発明は、1方向の回転動作のみで全ての屈曲部を成形することが可能な導線成形装置を提供することにある。
本発明にかかる導線成形装置は、導線に対して、前記導線における第1曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第1屈曲部と、前記導線において第1曲げ方向と略直交する第2曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第2屈曲部と、前記導線の先端の近傍が前記第2曲げ方向に曲げられた第3屈曲部とを成形する導線成形装置であって、回転軸を中心とした回転体で形成された第1成形面であって前記導線の前記第1屈曲部の形状に対応する形状が形成された第1成形面と、前記第1成形面の周方向の端部の近傍に形成された少なくとも1つの第1のエッジワイズ曲げ部材とを有する第1成形型と、前記回転軸を中心に回転する第2成形型であって、前記回転軸を中心とした周方向に、前記導線の成形前の形状に対応する形状が形成された第1の位置から前記導線の前記第1屈曲部の形状に対応する形状が形成された第2の位置まで徐々に変化するような形状が形成された第2成形面と、前記第2成形面の第2の位置の近傍に形成され前記回転軸を中心とした周方向に前記導線を押圧する第2のエッジワイズ曲げ部材とを有する第2成形型と、前記第1成形型の外部に固定された固定カムフォロアと、前記第1成形型に回転可能に支持され前記固定カムフォロアに突き当たることで回転するカム部材とを有するカム機構とを有し、前記第2成形型が前記回転軸の周りの第1の方向に回転し、前記第1成形面と前記第2成形面との間で前記導線が挟持されることで、前記導線に前記第1屈曲部を成形し、前記第1屈曲部を成形した状態から前記第2成形型が前記第1の方向にさらに回転し、前記第2のエッジワイズ曲げ部材が前記導線を前記第1のエッジワイズ曲げ部材に対して押圧することで、前記導線に前記第2屈曲部を成形し、前記第2屈曲部を成形した状態から前記第2成形型が前記第1の方向にさらに回転することにより前記第1成形型が前記第2成形型とともに回転し、それによって、前記カム部材が前記固定カムフォロアに突き当たって前記カム部材が回転することで、前記導線に前記第3屈曲部を成形する。
本発明にかかる導線成形装置においては、上記のように構成されていることにより、第2成形型の第1の方向への回転動作のみによって、第1屈曲部、第2屈曲部及び第3屈曲部の全てが成形される。つまり、本発明にかかる導線成形装置は、1方向の回転動作のみで全ての屈曲部を成形することが可能である。
本発明によれば、1方向の回転動作のみで全ての屈曲部を成形することが可能な導線成形装置を提供できる。
本実施の形態にかかる導線成形装置によってリード線部に屈曲部が成形されたコイルを示す図である。 本実施の形態にかかる導線成形装置によってリード線部に屈曲部が成形されたコイルを示す図である。 実施の形態1にかかる導線成形装置を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる固定型の詳細を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる可動型の詳細を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるカム機構の詳細を示す図である。 実施の形態1にかかる導線成形装置がリード線部に第1屈曲部を成形する手順を示す図である。 実施の形態1にかかる導線成形装置がリード線部に第1屈曲部を成形する手順を示す図である。 実施の形態1にかかる導線成形装置がリード線部に第1屈曲部を成形する手順を示す図である。 実施の形態1にかかる導線成形装置がリード線部に第2屈曲部を成形する手順を示す図である。 実施の形態1にかかる導線成形装置がリード線部に第2屈曲部を成形する手順を示す図である。 実施の形態1にかかる導線成形装置がリード線部に第3屈曲部を成形する手順を示す図である。 比較例にかかる導線成形装置を示す斜視図である。 比較例にかかる導線成形装置を用いてリード線部に屈曲部を成形する方法を示す図である。 変形例にかかる導線成形装置を示す斜視図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1及び図2は、本実施の形態にかかる導線成形装置によってリード線部に屈曲部が成形されたコイル10を示す図である。図1は、コイル10の斜視図を示す。また、図2の(a)は、図1に示したコイル10を矢印Xで示す方向から見た図を示し、(b)は、図1に示したコイル10を矢印Yで示す方向から見た図を示す。
コイル10は、コイル本体11と、リード線部12を有する。コイル本体11は、巻線で構成されており、導線が複数回にわたって巻回されて形成されている。ここで、導線は、長辺長さWf及び短辺長さWe(Wf>We)の矩形断面を有する平角線である。リード線部12は、コイル本体11の一端から出っ張るように形成されている平角線(導線)である。
リード線部12は、根元部12bから先端部12aに向かって、第1フラットワイズ屈曲部14f1、第2フラットワイズ屈曲部14f2及び第3フラットワイズ屈曲部14f3を有する。また、リード線部12は、根元部12bから先端部12aに向かって、第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2、第3エッジワイズ屈曲部14e3及び第4エッジワイズ屈曲部14e4を有する。また、リード線部12は、第1フラットワイズ屈曲部14f1と第2フラットワイズ屈曲部14f2との間に、第1傾斜部13aを有する。また、リード線部12は、第2フラットワイズ屈曲部14f2と第3フラットワイズ屈曲部14f3との間に、第2傾斜部13bを有する。また、リード線部12は、第3フラットワイズ屈曲部14f3と先端部12aとの間に、第3傾斜部13cを有する。
なお、第1フラットワイズ屈曲部14f1、第2フラットワイズ屈曲部14f2及び第3フラットワイズ屈曲部14f3を総称する際に、フラットワイズ屈曲部14fと称する。同様に、第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2、第3エッジワイズ屈曲部14e3及び第4エッジワイズ屈曲部14e4を総称する際に、エッジワイズ屈曲部14eと称する。
フラットワイズ屈曲部14fは、フラットワイズ方向(第1曲げ方向:断面の長辺と略直交する方向)に曲げられた屈曲部(第1屈曲部)である。第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3は、エッジワイズ方向(第2曲げ方向:断面の短辺と略直交する方向)に曲げられた屈曲部(第2屈曲部)である。第4エッジワイズ屈曲部14e4は、リード線部12の先端部12aの近傍がエッジワイズ方向に曲げられた屈曲部(第3屈曲部)である。なお、本実施の形態において、エッジワイズ方向は、フラットワイズ方向に略直交している。
また、第1エッジワイズ屈曲部14e1の曲げ角度は、約90度である。つまり、リード線部12は、根元部12bから見て、第1エッジワイズ屈曲部14e1においてエッジワイズ方向に約90度曲がっている。また、第4エッジワイズ屈曲部14e4の曲げ角度は、約90度である。つまり、リード線部12は、第3エッジワイズ屈曲部14e3から見て、第4エッジワイズ屈曲部14e4においてエッジワイズ方向に約90度曲がっている。なお、その他のエッジワイズ屈曲部14e及びフラットワイズ屈曲部14fの曲げ角度は、90度よりも小さい。
図3は、実施の形態1にかかる導線成形装置100を示す斜視図である。導線成形装置100は、コイル10から張り出したリード線部12に、上述したフラットワイズ屈曲部14f及びエッジワイズ屈曲部14eを成形する。つまり、導線成形装置100は、リード線部12に曲げ加工を施す。導線成形装置100は、リード線部12に曲げ加工を施す際にコイル10を固定する固定部材102を有する。
また、導線成形装置100は、固定型120(第1成形型)と、可動型140(第2成形型)と、カム機構160とを有する。固定型120は、導線成形装置100の設置箇所に固定されている。可動型140は、モータ等の駆動装置112による駆動により、回転軸110を中心にして矢印R1で示す方向に回転する。具体的には、可動型140は、回転軸110に固定されている。また、駆動装置112は、回転軸110に回転駆動を伝達する。これにより、可動型140は、回転軸110を中心にして矢印R1で示す方向に回転することができる。なお、複数の図面において「矢印R1」が示されているが、「矢印R1で示す方向」は、複数の図面において同じ方向、つまり回転軸110の周りの1方向の回転方向である。
固定型120は、回転軸110を中心とする回転体で形成された第1成形面122を有する。可動型140は、第2成形面142を有する。また、カム機構160は、固定型120の第1成形面122の、矢印R1で示す回転方向の下流側(回転方向の向かう先)の端部122bの近傍に設けられている。詳しくは後述する。
後述するように、可動型140が矢印R1で示す方向に回転することで、固定型120と可動型140とが協働して、フラットワイズ屈曲部14fをリード線部12に成形する。また、可動型140が矢印R1で示す方向にさらに回転することで、固定型120と可動型140とが協働して、第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3をリード線部12に成形する。さらに、可動型140が矢印R1で示す方向に回転することで、固定型120、可動型140及びカム機構160が協働して、第4エッジワイズ屈曲部14e4をリード線部12に成形する。なお、固定型120は、導線成形装置100に完全に固定されているわけではなく、後述するように、第4エッジワイズ屈曲部14e4を成形する際に、可動型140の回転とともに、第4エッジワイズ屈曲部14e4が成形される程度に少し回転する。
図4は、実施の形態1にかかる固定型120の詳細を示す斜視図である。固定型120は、第1成形面122を有する。第1成形面122は、上述したように、回転軸110を中心とする回転体で形成されている。具体的には、第1成形面122は、フラットワイズ屈曲部14fが成形されたリード線部12の形状を、回転軸110を中心に回転させた軌跡である回転体で形成されている。言い換えると、第1成形面122は、フラットワイズ屈曲部14fが成形されたリード線部12の形状に対応する形状で形成されている。また、第1成形面122は、全体的には、回転軸110に垂直つまりフラットな方向から、回転軸110に平行な方向つまりフラットワイズ方向に傾斜した面で形成されている。また、第1成形面122の回転体の回転角度は、第1エッジワイズ屈曲部14e1の曲げ角度(約90度)以上の角度である。
第1成形面122は、第1フラットワイズ屈曲成形部122f1と、第2フラットワイズ屈曲成形部122f2と、第3フラットワイズ屈曲成形部122f3とを有する。また、第1成形面122は、第1フラットワイズ屈曲成形部122f1と第2フラットワイズ屈曲成形部122f2との間に、第1傾斜面124aを有する。第1成形面122は、第2フラットワイズ屈曲成形部122f2と第3フラットワイズ屈曲成形部122f3との間に、第2傾斜面124bを有する。また、第1成形面122は、第3フラットワイズ屈曲成形部122f3と回転体の径方向(回転軸110から離れる方向)の端部122cとの間に、第3傾斜面124cを有する。
第1傾斜面124aは、第1傾斜部13aの傾斜角度に対応した傾斜角度で形成されている。また、第2傾斜面124bは、第2傾斜部13bの傾斜角度に対応した傾斜角度で形成されている。また、第3傾斜面124cは、第3傾斜部13cの傾斜角度に対応した傾斜角度で形成されている。
第1フラットワイズ屈曲成形部122f1は、第1フラットワイズ屈曲部14f1の、図2(a)の下側(図1の矢印Yで示す方向)から見た面の形状に対応した形状に形成されている。第2フラットワイズ屈曲成形部122f2は、第2フラットワイズ屈曲部14f2の、図2(a)の下側(図1の矢印Yで示す方向)から見た面の形状に対応した形状に形成されている。第3フラットワイズ屈曲成形部122f3は、第3フラットワイズ屈曲部14f3の、図2(a)の下側(図1の矢印Yで示す方向)から見た面の形状に対応した形状に形成されている。
これにより、第1フラットワイズ屈曲成形部122f1は、可動型140と協働して、リード線部12に第1フラットワイズ屈曲部14f1を成形する。また、第2フラットワイズ屈曲成形部122f2は、可動型140と協働して、リード線部12に第2フラットワイズ屈曲部14f2を成形する。また、第3フラットワイズ屈曲成形部122f3は、可動型140と協働して、リード線部12に第3フラットワイズ屈曲部14f3を成形する。なお、好ましくは、固定型120において、フラットワイズ屈曲部14fの成形は、第1成形面122の、矢印R1で示す回転方向の上流側(回転方向の向かう先と反対側)の端部122aの近傍で行われる。
また、固定型120は、第1突起126a及び第2突起126bを有する。後述するように、第1突起126a及び第2突起126bは、リード線部12をエッジワイズ方向に曲げる第1のエッジワイズ曲げ部材である。第1突起126a及び第2突起126bは、略円柱形状に形成されている。第1突起126a及び第2突起126bは、第1成形面122の周方向(回転方向)については、第1成形面122の端部122bの近傍に設けられている。また、第1突起126aは、径方向(回転軸110から離れる方向)については、回転軸110の近傍に設けられている。また、第2突起126bは、径方向については、第2傾斜面124bに設けられている。
好ましくは、第1突起126a及び第2突起126bは、回転軸110から径方向に伸びる同一直線上にある。好ましくは、第1突起126a及び第2突起126bの高さ寸法は、エッジワイズの幅(短辺長さWe)以下の長さである。また、第1突起126aの半径は、リード線部12の第1エッジワイズ屈曲部14e1における内側の曲げ半径(曲率半径)に対応する。また、第2突起126bの半径は、リード線部12の第2エッジワイズ屈曲部14e2における内側の曲げ半径(曲率半径)に対応する。第1突起126aは、可動型140と協働して、リード線部12に第1エッジワイズ屈曲部14e1を成形する。また、第2突起126bは、可動型140と協働して、リード線部12に第2エッジワイズ屈曲部14e2を成形する。
図5は、実施の形態1にかかる可動型140の詳細を示す斜視図である。図5は、可動型140を第2成形面142の側から見た図である。上述したように、可動型140は、駆動装置112により、回転軸110を中心として矢印R1で示す方向に回転する。第2成形面142は、全体的には、回転軸110を中心とした、略扇形形状に形成されている。
可動型140は、第2成形面142を有する。第2成形面142は、第1フラットワイズ屈曲成形部142f1と、第2フラットワイズ屈曲成形部142f2と、第3フラットワイズ屈曲成形部142f3とを有する。また、第2成形面142は、第1フラットワイズ屈曲成形部142f1と第2フラットワイズ屈曲成形部142f2との間に、第1傾斜面144aを有する。第2成形面142は、第2フラットワイズ屈曲成形部142f2と第3フラットワイズ屈曲成形部142f3との間に、第2傾斜面144bを有する。また、第2成形面142は、第3フラットワイズ屈曲成形部142f3と径方向の端部142cとの間に、第3傾斜面144cを有する。
第1傾斜面144aは、第1傾斜部13aの傾斜角度に対応した傾斜角度で形成されている。また、第2傾斜面144bは、第2傾斜部13bの傾斜角度に対応した傾斜角度で形成されている。また、第3傾斜面144cは、第3傾斜部13cの傾斜角度に対応した傾斜角度で形成されている。
第1フラットワイズ屈曲成形部142f1は、第1フラットワイズ屈曲部14f1の、図2(a)の上側(図1の矢印Yで示す方向とは反対方向)から見た面の形状に対応した形状に形成されている。第2フラットワイズ屈曲成形部142f2は、第2フラットワイズ屈曲部14f2の、図2(a)の上側(図1の矢印Yで示す方向とは反対方向)から見た面の形状に対応した形状に形成されている。第3フラットワイズ屈曲成形部142f3は、第3フラットワイズ屈曲部14f3の、図2(a)の上側(図1の矢印Yで示す方向とは反対方向)から見た面の形状に対応した形状に形成されている。
これにより、第1フラットワイズ屈曲成形部142f1は、固定型120と協働して、リード線部12に第1フラットワイズ屈曲部14f1を成形する。また、第2フラットワイズ屈曲成形部142f2は、固定型120と協働して、リード線部12に第2フラットワイズ屈曲部14f2を成形する。また、第3フラットワイズ屈曲成形部142f3は、固定型120と協働して、リード線部12に第3フラットワイズ屈曲部14f3を成形する。ここで、フラットワイズ屈曲部14fの成形の際、可動型140は、回転軸110の周りに矢印R1に示す方向に回転する。したがって、可動型140から見ると、リード線部12は、第2成形面142を摺動しながら、矢印R1で示す回転方向の下流側(回転方向の向かう先)の端部142aから、矢印R1で示す回転方向の上流側(回転方向の向かう先と反対側)の端部142bの方向へと、移動することとなる。
第2成形面142は、徐変領域142Aと、成形領域142Bとを有する。徐変領域142Aは、端部142aの側の領域であり、成形領域142Bは、端部142bの側の領域である。徐変領域142A及び成形領域142Bは、境界部142dを境界として分けられている。
ここで、第1フラットワイズ屈曲成形部142f1、第2フラットワイズ屈曲成形部142f2及び第3フラットワイズ屈曲成形部142f3と、第1傾斜面144a、第2傾斜面144b及び第3傾斜面144cは、成形領域142Bに形成されている。一方、徐変領域142Aは、端部142aの近傍では、リード線部12の成形前の形状(つまり屈曲のない真っ直ぐな形状)に対応する形状に形成されている。一方、徐変領域142Aは、境界部142dでは、上述したように、リード線部12にフラットワイズ屈曲部14fが成形された形状に対応する形状が形成されている。そして、徐変領域142Aは、回転軸110を中心とした周方向(矢印R1に示す方向とは反対の方向)に、端部142aから境界部142dまで、徐々に変化する形状が形成されている。
つまり、第2成形面142(徐変領域142A)には、回転軸110を中心とした周方向に、リード線部12(導線)の成形前の形状に対応する形状が形成された端部142aの近傍(第1の位置)から、リード線部12のフラットワイズ屈曲部14f(第1屈曲部)の形状に対応する形状が形成された成形領域142B(第2の位置)まで、徐々に変化するような形状が形成されている。言い換えると、可動型140は、回転軸110を中心とした周方向に、リード線部12の成形前の形状に対応する形状からリード線部12のフラットワイズ屈曲部14fの形状に対応する形状まで徐々に変化する徐変領域142Aを有する。したがって、第2成形面142の徐変領域142Aは、全体的には、端部142aから境界部142dにかけて、回転軸110の軸方向の下向きに徐々に盛り上がるように形成されている。
具体的には、徐変領域142Aは、第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1、第2フラットワイズ屈曲徐変部145f2及び第3フラットワイズ屈曲徐変部145f3を有する。また、徐変領域142Aは、第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1と第2フラットワイズ屈曲徐変部145f2との間に、第1傾斜面徐変部145aを有する。徐変領域142Aは、第2フラットワイズ屈曲徐変部145f2と第3フラットワイズ屈曲徐変部145f3との間に、第2傾斜面徐変部145bを有する。また、徐変領域142Aは、第3フラットワイズ屈曲徐変部145f3と端部142cとの間に、第3傾斜面徐変部145cを有する。
第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1は、端部142aから境界部142dの第1フラットワイズ屈曲成形部142f1に対応する位置まで滑らかに変化するような曲面で形成されている。第1傾斜面徐変部145aは、端部142aから境界部142dの第1傾斜面144aに対応する位置まで滑らかに変化するような曲面で形成されている。第2フラットワイズ屈曲徐変部145f2は、端部142aから境界部142dの第2フラットワイズ屈曲成形部142f2に対応する位置まで滑らかに変化するような曲面で形成されている。第2傾斜面徐変部145bは、端部142aから境界部142dの第2傾斜面144bに対応する位置まで滑らかに変化するような曲面で形成されている。第3フラットワイズ屈曲徐変部145f3は、端部142aから境界部142dの第3フラットワイズ屈曲成形部142f3に対応する位置まで滑らかに変化するような曲面で形成されている。第3傾斜面徐変部145cは、端部142aから境界部142dの第3傾斜面144cに対応する位置まで滑らかに変化するような曲面で形成されている。
また、可動型140は、第3突起146c及び第4突起146dを有する。後述するように、第3突起146cは、リード線部12をエッジワイズ方向に曲げる第2のエッジワイズ曲げ部材である。第3突起146c及び第4突起146dは、略円柱形状に形成されている。第3突起146c及び第4突起146dは、第2成形面142の周方向(回転方向)については、第2成形面142の端部142bの近傍、つまり成形領域142Bに設けられている。また、第3突起146cは、径方向については、第2傾斜面144bの、第3フラットワイズ屈曲成形部142f3との境界の近傍に設けられている。また、第4突起146dは、径方向については、第3傾斜面144cに設けられている。
好ましくは、第3突起146c及び第4突起146dの高さ寸法は、エッジワイズの幅(短辺長さWe)以下の長さである。また、第3突起146cの半径は、リード線部12の第3エッジワイズ屈曲部14e3における内側の曲げ半径(曲率半径)に対応する。また、第4突起146dの半径は、リード線部12の第4エッジワイズ屈曲部14e4における内側の曲げ半径(曲率半径)に対応する。第3突起146cは、固定型120と協働して、リード線部12に第3エッジワイズ屈曲部14e3を成形する。また、第4突起146dは、固定型120及びカム機構160と協働して、リード線部12に第4エッジワイズ屈曲部14e4を成形する。
また、可動型140は、端部142bの近傍に押圧部材148を有する。押圧部材148は、径方向にフラットな面148aを有する。押圧部材148は、端部142bの近傍の、回転軸110に寄った位置に設けられている。また、押圧部材148と第3突起146cとの間には、第2エッジワイズ屈曲部14e2を成形するためのスペースが設けられている。後述するように、押圧部材148によって、第1エッジワイズ屈曲部14e1と第2エッジワイズ屈曲部14e2との間の、エッジワイズ方向のフラットな形状が保たれる。また、第3突起146cの少なくとも一部は、押圧部材148の面148aよりも、周方向の端部142aに近い側にある。
図6は、実施の形態1にかかるカム機構160の詳細を示す図である。カム機構160は、固定型120の端部122bの近傍の、端部122cの近傍に設けられている。カム機構160は、固定カムフォロア162と、カム部材164とを有する。固定カムフォロア162は、導線成形装置100の、固定型120の外部に固定されている。カム部材164は、固定型120に設けられた回転軸164aに回転可能に支持されている。カム部材164は、リード線部12の先端部12aの近傍を曲げる先端曲げ面164bを有する。可動型140の回転に伴って固定型120が矢印R1に示す方向に少し回転すると、カム部材164が固定カムフォロア162に突き当たる。それにより、カム部材164は、回転軸164aの周りに回転する。詳しくは後述する。
次に、図7〜図12を用いて、導線成形装置100がリード線部12にフラットワイズ屈曲部14f及びエッジワイズ屈曲部14eを成形する手順について説明する。
図7〜図9は、実施の形態1にかかる導線成形装置100がリード線部12にフラットワイズ屈曲部14f(第1屈曲部)を成形する手順を示す図である。図10及び図11は、実施の形態1にかかる導線成形装置100がリード線部12に第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3(第2屈曲部)を成形する手順を示す図である。図12は、実施の形態1にかかる導線成形装置100がリード線部12に第4エッジワイズ屈曲部14e4(第3屈曲部)を成形する手順を示す図である。
ここで、本実施の形態においては、まず、導線成形装置100は、図7〜図9で示すように、リード線部12にフラットワイズ屈曲部14f(第1屈曲部)を成形する。次に、導線成形装置100は、引き続き、図10及び図11で示すように、リード線部12に第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3(第2屈曲部)を成形する。最後に、導線成形装置100は、引き続き、図12で示すように、リード線部12に第4エッジワイズ屈曲部14e4(第3屈曲部)を成形する。
図7は、導線成形装置100がリード線部12にフラットワイズ屈曲部14fを成形する手順を示す斜視図である。また、図8は、導線成形装置100がリード線部12にフラットワイズ屈曲部14fを成形する手順を示す断面図である。また、図9は、導線成形装置100がリード線部12にフラットワイズ屈曲部14fを成形した状態を示す図である。ここで、図8(a)は、図7(a)のA−A’線断面図である。図8(b)は、図7(b)のB−B’線断面図である。図8(c)は、図7(c)のC−C’線断面図である。図8(d)は、図7(d)のD−D’線断面図である。また、図9(a)は、導線成形装置100がリード線部12にフラットワイズ屈曲部14fを成形した状態を示す斜視図であり、図9(b)は、図9(a)のE−E’線断面図である。
まず、図7(a)及び図8(a)に示すように、コイル10が導線成形装置100(固定部材102)に固定される。この状態では、リード線部12は、略直線形状である。また、この状態において、リード線部12の固定型120における周方向の位置は、端部122aの近傍に対応する位置である。なお、フラットワイズ屈曲部14fの成形工程では、リード線部12の固定型120における周方向の位置は移動しない。また、リード線部12の可動型140における周方向の位置は、端部142aの近傍に対応する位置である。
次に、図7(b)示すように、可動型140が矢印R1で示す方向に回転する。このとき、徐変領域142Aがリード線部12に接触しながら可動型140が回転する。したがって、リード線部12は、徐変領域142Aに押圧されるので、図8(b)に示すように、フラットワイズ方向に少し屈曲する。具体的には、徐変領域142Aの第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1が、リード線部12に接触する。そして、リード線部12は、第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1と第1フラットワイズ屈曲成形部122f1との間に挟持される。これにより、リード線部12に第1フラットワイズ屈曲部14f1が成形され始める。
次に、図7(c)示すように、可動型140が矢印R1で示す方向にさらに回転する。このとき、同様に、徐変領域142Aがリード線部12に接触しながら可動型140が回転する。したがって、リード線部12は、徐変領域142Aに押圧されるので、図8(c)に示すように、図8(b)に示す状態からフラットワイズ方向にさらに屈曲する。具体的には、徐変領域142Aの第2フラットワイズ屈曲徐変部145f2が、リード線部12に接触する。そして、リード線部12は、第2フラットワイズ屈曲徐変部145f2と第2フラットワイズ屈曲成形部122f2との間に挟持される。これにより、リード線部12に第2フラットワイズ屈曲部14f2が成形され始める。
なお、このとき、可動型140は、リード線部12が第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1と第1フラットワイズ屈曲成形部122f1との間に挟持された状態のまま回転している。つまり、可動型140が図7(b)の状態から図7(c)の状態に回転する間、リード線部12は、第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1と第1フラットワイズ屈曲成形部122f1とに接触している。
次に、図7(d)示すように、可動型140が矢印R1で示す方向にさらに回転する。このとき、同様に、徐変領域142Aがリード線部12に接触しながら可動型140が回転する。したがって、リード線部12は、徐変領域142Aに押圧されるので、図8(d)に示すように、図8(c)に示す状態からフラットワイズ方向にさらに屈曲する。具体的には、徐変領域142Aの第3フラットワイズ屈曲徐変部145f3が、リード線部12に接触する。そして、リード線部12は、第3フラットワイズ屈曲徐変部145f3と第2フラットワイズ屈曲成形部122f2との間に挟持される。これにより、リード線部12に第3フラットワイズ屈曲部14f3が成形され始める。
なお、このとき、可動型140は、リード線部12が第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1と第1フラットワイズ屈曲成形部122f1との間及び第2フラットワイズ屈曲徐変部145f2と第2フラットワイズ屈曲成形部122f2との間に挟持された状態のまま回転している。つまり、可動型140が図7(c)の状態から図7(d)の状態に回転する間、リード線部12は、第1フラットワイズ屈曲徐変部145f1と第1フラットワイズ屈曲成形部122f1とに接触し、第2フラットワイズ屈曲徐変部145f2と第2フラットワイズ屈曲成形部122f2とに接触している。
そして、可動型140が矢印R1で示す方向にさらに回転すると、図9に示すように、可動型140は、成形領域142Bがリード線部12と対向する状態となるまで回転する。これにより、リード線部12にフラットワイズ屈曲部14fが成形されることとなる。この状態においては、図9(b)に示すように、リード線部12が第1フラットワイズ屈曲成形部122f1と第1フラットワイズ屈曲成形部142f1との間に挟持されることで、リード線部12に第1フラットワイズ屈曲部14f1が成形される。同様に、リード線部12が第2フラットワイズ屈曲成形部122f2と第2フラットワイズ屈曲成形部142f2との間に挟持されることで、リード線部12に第2フラットワイズ屈曲部14f2が成形される。また、リード線部12が第3フラットワイズ屈曲成形部122f3と第3フラットワイズ屈曲成形部142f3との間に挟持されることで、リード線部12に第3フラットワイズ屈曲部14f3が成形される。このようにして、図7〜図9に示すように、可動型140の回転動作によって、フラットワイズ屈曲部14fがリード線部12に成形される。
次に、図10及び図11を用いて、リード線部12に第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3(第2屈曲部)を成形する方法について説明する。図10は、リード線部12に第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3(第2屈曲部)が成形された状態を示す斜視図である。また、図11は、リード線部12に第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3(第2屈曲部)が成形された状態を示す正面図である。なお、説明のため、図11においては、可動型140の一部の構成要素についてのみ、(一点鎖線)図示されている。
図9(a)に示した状態からさらに可動型140が矢印R1で示す方向に回転すると、第3突起146cがリード線部12に突き当たった状態となる。この状態からさらに可動型140が矢印R1で示す方向に回転すると、第3突起146cがリード線部12を矢印R1で示す方向に押圧する。これにより、図10に示すように、可動型140が矢印R1で示す方向に回転することで、リード線部12は、第1突起126aを中心として屈曲する。つまり、リード線部12は、第3突起146cによって第1突起126aに対して押圧されることによって屈曲する。したがって、リード線部12に、第1突起126aの形状に対応する形状の第1エッジワイズ屈曲部14e1が成形される。なお、このときの可動型140の回転角度は、第1エッジワイズ屈曲部14e1の曲げ角度(約90度)に対応する角度である。
さらに、可動型140が矢印R1で示す方向に回転して、第3突起146cがリード線部12を押圧すると、リード線部12が第2突起126bに押圧される。これにより、図10及び図11に示すように、リード線部12に、第2突起126bの形状に対応する形状の第2エッジワイズ屈曲部14e2が成形され、第3突起146cの形状に対応する形状の第3エッジワイズ屈曲部14e3が成形される。なお、このとき、図11に示すように、押圧部材148は、リード線部12の、第1エッジワイズ屈曲部14e1と第2エッジワイズ屈曲部14e2との間を押圧する。これによって、第1エッジワイズ屈曲部14e1と第2エッジワイズ屈曲部14e2との間の、エッジワイズ方向のフラットな形状が保たれることとなる。このようにして、可動型140の回転動作によって、フラットワイズ屈曲部14fの成形後、第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3がリード線部12に成形される。
次に、図12を用いて、導線成形装置100がリード線部12に第4エッジワイズ屈曲部14e4を成形する方法を説明する。なお、説明のため、図12においては、可動型140の一部の構成要素についてのみ、(一点鎖線で)図示されている。
図11に示した状態からさらに可動型140が矢印R1で示す方向に回転すると、第3突起146c(及び押圧部材148)が、リード線部12を矢印R1で示す方向に押圧する。これにより、リード線部12が第2突起126bを押圧する。したがって、固定型120の回転軸に、矢印R1で示す方向のトルクが加わる。そして、可動型140が矢印R1で示す方向にさらに回転しようとして、固定型に一定以上のトルクが加わると、固定型120は、矢印R1で示す方向に少し回転する。つまり、固定型120は、可動型140の回転に伴って回転する。
このとき、図12(a)に示すように、カム部材164が固定カムフォロア162に突き当たり、それに伴って、カム部材164は、矢印R2で示す方向に回転する。カム部材164の回転により、リード線部12の先端部12aの近傍がカム部材164の先端曲げ面164bによって押圧され、第4突起146dの周りに屈曲する。そして、さらに可動型140が矢印R1で示す方向に回転すると、固定型120も回転するので、カム部材164は、矢印R2で示す方向にさらに回転する。そして、図12(b)に示すように、リード線部12の先端部12aの近傍に、第4突起146dの形状に対応する形状の第4エッジワイズ屈曲部14e4が成形される。このようにして、可動型140の回転動作によって、第4エッジワイズ屈曲部14e4がリード線部12に成形される。
上述したように、実施の形態1にかかる導線成形装置100は、図7〜図9に示すように可動型140が矢印R1で示す方向(第1の方向)に回転することで、フラットワイズ屈曲部14f(第1屈曲部)をリード線部12に成形する。その後、引き続き、図10,図11に示すように可動型140が矢印R1で示す方向(第1の方向)にさらに回転することで、導線成形装置100は、第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3(第2屈曲部)をリード線部12に成形する。さらにその後、引き続き、図12に示すように可動型140が矢印R1で示す方向(第1の方向)にさらに回転することで、導線成形装置100は、第4エッジワイズ屈曲部14e4(第3屈曲部)をリード線部12に成形する。つまり、実施の形態1にかかる導線成形装置100は、可動型140の1方向(矢印R1で示す方向)のみの回転動作で全て屈曲部を成形することが可能である。以下、さらに詳述する。
固定型120の第1成形面122には、フラットワイズ屈曲部14fの形状に対応した形状が、フラットワイズ方向つまり回転軸110に平行な方向に傾斜するように設けられている。一方、可動型140の第2成形面142は、「矢印R1で示す方向」つまり可動型140の回転方向に、端部142aから境界部142dにかけて、回転軸110の軸方向の下向きつまりフラットワイズ方向に、徐々に盛り上がるように形成された徐変領域142Aを有する。このような構成によって、可動型140が「矢印R1で示す方向」つまりエッジワイズ方向に回転した場合に、可動型140の回転に伴ってリード線部12が徐々にフラットワイズ方向に曲げられる。そして、リード線部12が可動型140と固定型120とに挟持されることで、フラットワイズ屈曲部14fをリード線部12に成形することが可能となる。
そして、「矢印R1で示す方向」つまり可動型140の回転方向は、エッジワイズ方向に対応している。また、固定型120及び可動型140には、第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3を成形するための突起(第1突起126a、第2突起126b及び第3突起146c)が設けられている。したがって、フラットワイズ屈曲部14fが成形された状態から可動型140がエッジワイズ方向に回転することで、リード線部12が上記の突起によってエッジワイズ方向に曲げられる。これにより、第1エッジワイズ屈曲部14e1、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3をリード線部12に成形することができる。
なお、上述したように、固定型120の第1成形面122は、フラットワイズ屈曲部14fが成形されたリード線部12の形状を、回転軸110を中心に回転させた軌跡である回転体で形成されている。したがって、図10で示すように可動型140が矢印R1で示す方向つまりエッジワイズ方向に回転した場合に、フラットワイズ屈曲部14fが成形されたリード線部12を固定型120にフラットワイズ方向に押し付けながら、リード線部12をエッジワイズ方向(矢印R1で示す方向)に回転させて、リード線部12に第1エッジワイズ屈曲部14e1を成形することができる。これによって、可動型140の1方向(矢印R1で示す方向)のみの回転動作で、動作が途切れることなく、第1屈曲部を成形した状態から第2屈曲部を続けて成形することが可能となる。
また、リード線部12の先端部12aの近傍の曲げである第4エッジワイズ屈曲部14e4の成形についても、上述したように、カム機構160を用いることによって、可動型140の回転動作によって行うことができる。したがって、可動型140の1方向(矢印R1で示す方向)のみの回転動作で、動作が途切れることなく、第2屈曲部を成形した状態から第3屈曲部を続けて成形することが可能となる。
(比較例)
図13は、比較例にかかる導線成形装置900を示す斜視図である。導線成形装置900は、コイル10を支持する支持部材902と、固定型である第1成形型920と、可動型である第2成形型940と、移動型である第3成形型960とを有する。第1成形型920は、フラットワイズ屈曲部14fと、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3とをリード線部12に成形するための第1成形面922を有する。また、第2成形型940は、フラットワイズ屈曲部14fと、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3とをリード線部12に成形するための第2成形面942を有する。第3成形型960は、第4エッジワイズ屈曲部14e4を成形する。
図14は、比較例にかかる導線成形装置900を用いてリード線部12に屈曲部を成形する方法を示す図である。まず、(a)に示すように、第2成形型940が、矢印Aで示す方向に移動する(第1の動作)。これにより、第1成形面922と第2成形面942との間にリード線部12が挟持される。したがって、リード線部12に、フラットワイズ屈曲部14f、第2エッジワイズ屈曲部14e2及び第3エッジワイズ屈曲部14e3が成形される。
次に、(b)に示すように、第3成形型960が、矢印Bで示す方向に移動する(第2の動作)。これにより、リード線部12の先端部12aの近傍に、第4エッジワイズ屈曲部14e4が成形される。次に、(c)に示すように、支持部材902が、矢印Cで示す方向に回転する(第3の動作)。これにより、根元部12bの近傍でリード線部12が折れ曲がる。したがって、リード線部12に第1エッジワイズ屈曲部14e1が成形される。
比較例にかかる導線成形装置900においては、全ての屈曲部をリード線部12に成形するために、第2成形型940が矢印Aで示す方向に移動し、第3成形型960が矢印Bで示す方向に移動し、支持部材902が矢印Cで示す方向に回転する必要がある。このような構成の場合、第1の動作における第2成形型940の移動スペース、第2の動作における第3成形型960の移動スペース、及び、第3の動作における支持部材902及びコイルの回転スペースを確保する必要がある。したがって、導線成形装置900の規模が大きくなるおそれがある。さらに、第1の動作、第2の動作及び第3の動作で動作する部材が互いに異なるため、動作の切り替え等により、第1の動作、第2の動作及び第3の動作に要する時間が長くなるおそれがある。
一方、上述した実施の形態においては、可動型140の1方向の回転動作のみで全ての屈曲部が成形され得る。したがって、可動型140の回転スペースのみを確保すればよいので、比較例と比較して、導線成形装置100の規模の増大を抑制することができる。また、上述した実施の形態においては、屈曲部を成形するときに動作するのは、可動型140のみである。なお、第3屈曲部を成形する際に固定型120及びカム機構160が少し動作するが、これらの動作は、可動型140の動作に連動しているのみである。したがって、動作の切り替えは不要であるので、屈曲部の成形に要する時間を削減することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述した実施の形態においては、導線成形装置100はコイル10から出っ張ったリード線部12に屈曲部を成形するが、このような構成に限られない。本実施の形態は、リード線部12以外の導線に対しても、適用可能である。以下、説明する。
図15は、変形例にかかる導線成形装置200を示す斜視図である。導線成形装置200は、単線の平角線20に屈曲部を成形することで、セグメントコイルを製造する。なお、セグメントコイルは、左右対称の形状である。導線成形装置200は、固定型220と、可動型240と、カム機構260L及びカム機構260Rとを有する。
固定型220は、実施の形態1にかかる固定型120に対応する。固定型220は、全体的に、左右対称の形状に形成されている。固定型220は、左側に形成された第1成形面222Lと、右側に形成された第1成形面222Rとを有する。第1成形面222Lの形状は、実施の形態1にかかる第1成形面122と略同じである。また、第1成形面222Rは、第1成形面222Lと左右対称の形状に形成されている。
可動型240は、実施の形態1にかかる可動型140に対応し、駆動装置212の駆動によって、回転軸210の周りに回転する。可動型240は、全体的に、左右対称の形状に形成されている。可動型240は、左側に形成された第2成形面242Lと、右側に形成された第2成形面242Rとを有する。第2成形面242Lの形状は、実施の形態1にかかる第2成形面142と略同じである。また、第2成形面242Rは、第2成形面242Lと左右対称の形状に形成されている。
カム機構260Lは、実施の形態1にかかるカム機構160と略同じ構成を有している。カム機構260Lは、第1成形面222Lの端部の近傍に設けられている。また、カム機構260Rは、実施の形態1にかかるカム機構160と略同じ構成を有しているが、カム機構260Lと左右対称に構成されている。カム機構260Rは、第1成形面222Rの端部の近傍に設けられている。
平角線20に屈曲部を成形する際、まず、平角線20を固定型220にクランプさせる。そして、可動型240が、矢印R3で示す方向に左回転し、矢印R4で示す方向に右回転する。これにより、左右対称に屈曲部が成形されたセグメントコイルが製造される。このように、本実施の形態にかかる導線成形装置は、単線の平角線20から左右対称に形成されたセグメントコイルを製造することにも適用可能である。
また、上述した実施の形態においては、成形対象となる導線は平角線等の矩形(長方形)状の断面を有するものとしたが、このような構成に限られない。成形対象となる導線は、正方形状、円形状又は楕円形状の断面を有するものであってもよい。これらの場合、フラットワイズ方向に対応した第1曲げ方向は、導線の断面(正方形)の一辺、一つの直径、又は長径と直交する方向となる。一方、エッジワイズ方向に対応した第2曲げ方向は、導線の断面(正方形)の上記一辺と直交する他の辺、上記一つの直径と直交する他の直径、又は短径と直交する方向となる。
10・・・コイル、12・・・リード線部、12a・・・先端部、12b・・・根元部、13a・・・第1傾斜部、13b・・・第2傾斜部、13c・・・第3傾斜部、14e1・・・第1エッジワイズ屈曲部、14e2・・・第2エッジワイズ屈曲部、14e3・・・第3エッジワイズ屈曲部、14e4・・・第4エッジワイズ屈曲部、14f1・・・第1フラットワイズ屈曲部、14f2・・・第2フラットワイズ屈曲部、14f3・・・第3フラットワイズ屈曲部、100・・・導線成形装置、102・・・固定部材、110・・・回転軸、120・・・固定型、122・・・第1成形面、122a,122b,122c・・・端部、122f1・・・第1フラットワイズ屈曲成形部、122f2・・・第2フラットワイズ屈曲成形部、122f3・・・第3フラットワイズ屈曲成形部、124a・・・第1傾斜面、124b・・・第2傾斜面、124c・・・第3傾斜面、126a・・・第1突起、126b・・・第2突起、140・・・可動型、142・・・第2成形面、142a,142b,142c・・・端部、142A・・・徐変領域、142B・・・成形領域、142f1・・・第1フラットワイズ屈曲成形部、142f2・・・第2フラットワイズ屈曲成形部、142f3・・・第3フラットワイズ屈曲成形部、144a・・・第1傾斜面、144b・・・第2傾斜面、144c・・・第3傾斜面、145a・・・第1傾斜面徐変部、145b・・・第2傾斜面徐変部、145c・・・第3傾斜面徐変部、145f1・・・第1フラットワイズ屈曲徐変部、145f2・・・第2フラットワイズ屈曲徐変部、145f3・・・第3フラットワイズ屈曲徐変部、146c・・・第3突起、146d・・・第4突起、160・・・カム機構、162・・・固定カムフォロア、164・・・カム部材

Claims (1)

  1. 導線に対して、前記導線における第1曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第1屈曲部と、前記導線において第1曲げ方向と略直交する第2曲げ方向に曲げられた少なくとも1つの第2屈曲部と、前記導線の先端の近傍が前記第2曲げ方向に曲げられた第3屈曲部とを成形する導線成形装置であって、
    回転軸を中心とした回転体で形成された第1成形面であって前記導線の前記第1屈曲部の形状に対応する形状が形成された第1成形面と、前記第1成形面の周方向の端部の近傍に形成された少なくとも1つの第1のエッジワイズ曲げ部材とを有する第1成形型と、
    前記回転軸を中心に回転する第2成形型であって、前記回転軸を中心とした周方向に、前記導線の成形前の形状に対応する形状が形成された第1の位置から前記導線の前記第1屈曲部の形状に対応する形状が形成された第2の位置まで徐々に変化するような形状が形成された第2成形面と、前記第2成形面の第2の位置の近傍に形成され前記回転軸を中心とした周方向に前記導線を押圧する第2のエッジワイズ曲げ部材とを有する第2成形型と、
    前記第1成形型の外部に固定された固定カムフォロアと、前記第1成形型に回転可能に支持され前記固定カムフォロアに突き当たることで回転するカム部材とを有するカム機構と
    を有し、
    前記第2成形型が前記回転軸の周りの第1の方向に回転し、前記第1成形面と前記第2成形面との間で前記導線が挟持されることで、前記導線に前記第1屈曲部を成形し、
    前記第1屈曲部を成形した状態から前記第2成形型が前記第1の方向にさらに回転し、前記第2のエッジワイズ曲げ部材が前記導線を前記第1のエッジワイズ曲げ部材に対して押圧することで、前記導線に前記第2屈曲部を成形し、
    前記第2屈曲部を成形した状態から前記第2成形型が前記第1の方向にさらに回転することにより前記第1成形型が前記第2成形型とともに回転し、それによって、前記カム部材が前記固定カムフォロアに突き当たって前記カム部材が回転することで、前記導線に前記第3屈曲部を成形する
    導線成形装置。
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