JP2015098697A - メータユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】二次側ユニットのメンテナンス作業を容易に行うことができるメータユニットを提供する。
【解決手段】水道用メータ5の流出側端部を接続するためのメータ用接続部4Aと二次側配管を接続するための二次側配管用接続部4Cとを備えた二次側ユニット4と、該二次側ユニット4が収容されるボックス6とを備えたメータユニットであり、また、前記二次側ユニット4が、前記ボックス6の底板7に固定されていてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、水道用メータをボックス内に収容可能に構成されているメータユニットに関する。
かかるメータユニットにおいては、水道用メータの流入側端部を一次側ユニットに接続し、水道用メータの流出側端部を二次側ユニットに接続することによって、水道用メータが取り付けられる。そして、二次側ユニットの流出側端部に、二次側配管を接続することによって、一次側ユニットからの水道水が水道用メータを介して二次側配管へ供給される。
詳述すれば、前記二次側ユニットには、水道用メータの流出側端部を接続するためのメータ用接続部と、二次側配管を接続するための二次側配管用接続部と、これら2つの接続部間に位置する逆止弁とが設けられている。そして、二次側配管用接続部が、ボックスの外部へ突出する状態で設けられている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−76292号公報(図1参照)
ところで、水道メータの設置作業後は、ボックスの回りに土が盛られ、その上からコンクリートやアスファルトが敷設される場合が多い。このような場合に、前述のように、二次側配管用接続部がボックスの外部へ突出していると、二次側配管用接続部の点検や修理あるいは交換等のメンテナンス作業を行いたい場合に、コンクリートやアスファルトを取り除いてから、土を更に取り除かなければならず、非常に面倒な作業であった。また、メンテナンス作業後は、土を埋め戻してから再度コンクリートやアスファルトを敷設しなければならず、更に面倒な作業になっていた。因みに、二次側ユニットには、一般的に逆止弁を備えており、逆止弁にスケールの付着やゴミが噛み込み逆流防止性能を阻害したり、水道水の流れが、圧力変化などによって逆止弁の下流側でキャビテーションを発生させて配管の内面が削れてしまうことがあり、二次側ユニットのメンテナンスが必要となることがある。
本発明は前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、二次側ユニットのメンテナンス作業を容易に行うことができるメータユニットを提供するものである。
本発明のメータユニットは、前述の課題解決のために、水道用メータの流出側端部を接続するためのメータ用接続部と二次側配管を接続するための二次側配管用接続部とを有する二次側ユニットと、該二次側ユニットが収容されるボックスとを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、二次側ユニットがボックス内に収容されていることから、ボックス内での二次側ユニットの点検や修理あるいは交換が可能になる。従って、ボックスの回りのコンクリートやアスファルトあるいは土を取り除くことが一切不要になり、二次側ユニットのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
又、本発明のメータユニットは、前記二次側ユニットが、前記ボックスに固定されていてもよい。
上記のように、二次側ユニットが、ボックスに固定されていれば、交換や点検のために水道用メータを取り外しても、ボックスに対する二次側ユニットの位置が変化することがないから、再度水道用メータを取り付ける作業を容易に行うことができる。
又、本発明のメータユニットは、前記二次側ユニットが、前記ボックスにそれの上方から着脱自在に固定されていてもよい。
上記のように、二次側ユニットが、ボックスに固定されていれば、交換や点検のために水道用メータを取り外しても、ボックスに対する二次側ユニットの位置が変化することがないから、再度水道用メータを取り付ける作業を容易に行うことができる。また、ボックスの上方から二次側ユニットをボックスに固定したり固定解除することができるから、ボックスの上方から二次側ユニットの着脱を容易に行うことができる。
又、本発明のメータユニットは、前記水道用メータに対して流入側の一次側配管に接続される流入管と、該流入管と前記水道用メータとを接続する一次側ユニットとを備え、該一次側ユニットは、前記流入管から前記水道用メータへの水道水を止水するための止水部を備え、前記流入管は、前記一次側配管に接続される流入口を有する流入部を備え、該流入部の少なくとも先端部が前記ボックスから外部へ突出し、かつ、前記止水部が前記ボックス内に収容されていてもよい。
上記のように、ダメージを受けて損傷し易い止水部をボックス内に収容し、ダメージを受けても損傷し難い流入部の少なくとも先端部を外部へ突出させていれば、その分だけボックスの大型化を抑制しながらも、損傷し難いメータユニットを実現することができる。
又、本発明のメータユニットは、前記流入管が、前記流入部から流入する水道水を複数の流路へ分岐させる分岐部を備え、該分岐部の各流出口に前記一次側ユニットが接続されるとともに、前記二次側ユニットが該一次側ユニットと同数設けられ、前記ボックス内における少なくとも1組の前記一次側ユニットと前記二次側ユニットとの間の距離を変更すべく、該当する二次側ユニットのボックスに対する固定位置を選択できる固定位置選択部を備えていてもよい。
上記のように、ボックス内における少なくとも1組の一次側ユニットと二次側ユニットとの間の距離を変更すべく、該当する二次側ユニットのボックスに対する固定位置を選択できる固定位置選択部を備えていれば、口径が異なる水道用メータを取り付ける場合であっても、水道用メータの水道水の流れ方向の長さに合わせて、二次側ユニットのボックスに対する固定位置を選択することによって、一次側ユニットと二次側ユニットとの間の距離を水道用メータの水道水の流れ方向の長さに合わせることができる。
又、本発明のメータユニットは、前記固定位置選択部が、前記ボックスに水道水の流れ方向に沿って形成された複数の固定孔から構成されていてもよい。
上記のように、固定位置選択部が、ボックスに水道水の流れ方向に沿って形成された複数の固定孔から構成されていれば、複数の固定孔から一つの固定孔を選択するだけで、二次側ユニットをボックスに迅速に固定することができる。
本発明によれば、二次側ユニットが、ボックス内に収容されていることから、ボックス内での二次側ユニットの点検や修理あるいは交換が可能になり、二次側ユニットのメンテナンス作業を容易に行うことができるメータユニットを提供することができる。
本発明の複式メータユニットの平面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1において点線で囲った部分Dを下から見た底面図である。 図1におけるC−C線断面図である。 本発明の複式メータユニットの別の形態を示す縦断側面図である。
図1及び図2に、本発明の複式メータユニット1を示している。この複式メータユニット1は、水道水が流入する流入管2から分岐した4個の流出口2aに接続される4個の一次側ユニット3と、水道用メータ5の流出側端部が接続される4個(一次側ユニット3と同数)の二次側ユニット4と、流入管2と4個の一次側ユニット3と4個の二次側ユニット4とを収容可能なボックス6とを備えて構成されている。この複式メータユニット1は、例えば低層集合住宅において複数の世帯の水道用メータ5を1個のボックス6内に収容できるように構成されたものである。以下において、図1における前後方向及び左右方向を図に示す方向として説明する。例えば、このように構成された複式メータユニット1を、施工現場へ運搬する。施工現場では、各一次側ユニット3と各二次側ユニット4との間に水道用メータ5を接続するとともに、水道用メータ5に対して流入側となる水道水供給用の一次側配管を流入管2に接続する。続いて、二次側ユニット4の流出口4dに二次側配管14を接続して水道水を供給できる状態にセットすることができる。このような施工が完了した後は、ボックス6の回りに土が盛られ、その上からコンクリートやアスファルトが敷設される。
一次側ユニット3は、前記流入管2に接続される止水部としての止水栓3Bを備えている。流入管2は、水道水供給用の一次側配管(図示せず)が接続される流入口2Kが形成される流入部2Aと、この流入部2Aの前後方向(水道水の流れ方向)終端から直交する左右方向両側に延びる一直線状の分岐部2Bとを備えている。また、分岐部2Bの左右両端の2箇所及び左右両端の間に位置する2箇所の合計4箇所に、各箇所から前後方向後方へ延びる4本の支流部2Cを備えている。各支流部2Cに流出口2aが形成されている。
流入部2Aの先端部2dが、ボックス6の外部に突出した状態で設けられ、止水部3が、ボックス6内に収容されている。従って、ダメージを受けて損傷し易い止水部3をボックス6内に収容し、ダメージを受けても損傷し難い流入部2Aの先端部2dを外部へ突出することによって、その分だけボックス6の大型化を抑制しながらも、損傷し難い複式メータユニット1を実現することができる。
ボックス6は、図1及び図2に示すように、左右方向に少し長い長方形状の底板7と底板7の外周縁から上方に立ち上げられた縦側板8とからなる下側ボックス部9と、下側ボックス部9の上方空間を覆う上側ボックス部10(図2に2点鎖線で図示)とを備えている。下側ボックス部9の縦側板8の上端に、外側に突出して上側ボックス部10の下端を載置支持する鍔部8Aを備えている。この鍔部8Aを備えることによって、上側ボックス部10を載置させる載置面積を増大させることができ、上側ボックス部10を安定良く載置することができるだけでなく、上側ボックス部10から受ける重量を分散することもできる。
また、流入管2の流入部2Aの前後方向後側部分が、ボックス6の縦側板8の前側の左右中央に下方に凹むように切欠き形成された切欠き11に受け止め支持されている。また、流入管2の分岐部2Bの左右両側部分が、ボックス6の底板7における前端部の左右両側のそれぞれに上方に突出するように設けられた左右一対の支持板12,12に受け止め支持されている。各支持板12の上端面12Aは、図3に示すように、分岐部2Bの外形に沿うように円弧状の凹面に形成されている。また、流入管2の分岐部2Bの左右両外側端及び左右中央後端の3箇所に取付板部2tを備えている。これら取付板部2t,2t,2tを底板7から上方に突出する台座13,13,13(図1では省略し、図2では左端と中央の台座のみ図示している)の上端に当接した状態で両者をボルトB1により連結することにより、流入管2を底板7に固定している。
各一次側ユニット3は、支流部2Cの各流出口2aにボルトにより連結されて支流部2Cからの水道水を受け取るための接続部3Aと、手動ハンドル3Hを回転させることにより支流部2Cからの水道水が水道用メータ5側へ移動することを阻止する開閉自在な前述した止水栓3Bと、支流部2Cからの水道水を水道用メータ5へ受け渡すために水道用メータ5の流入側端部(流れ方向上手側端部)に接続される前述した継ぎ手部3Cとを備えている。前記のように底板7に固定された流入管2に、一次側ユニット3を接続することによって、一次側ユニット3が、ボックス6に固定されることになる。このように、一次側ユニット3が、ボックス6に固定されていれば、交換やメンテナンスのために水道用メータ5を取り外しても、ボックス6に対する一次側ユニット3の位置が変化することがないから、再度水道用メータ5を取り付ける作業を容易に行うことができる。
各二次側ユニット4は、水道用メータ5からの水道水を受け取るために水道用メータ5の流出側端部(流れ方向下手側端部)に接続するためのメータ用接続部としての継ぎ手部4Aと、二次側に流れた水道水が水道用メータ5側へ逆流することを阻止するための逆止弁4Bと、二次側ユニット4を通った水道水を各世帯へ案内するための二次側配管(破線で図示している)14に接続するための二次側配管用接続部としての継ぎ手部4Cとを備えている。また、全ての二次側ユニット4が、ボックス6内に収容されていることから、ボックス6内での二次側ユニット4の点検や修理あるいは交換が可能になる。従って、ボックス6の回りのコンクリートやアスファルトあるいは土を取り除くことが一切不要になり、二次側ユニット4のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
各二次側ユニット4は、図1、図2及び図5に示すように、ボックス6の底板7に形成された固定孔に、ボックス6の上方から六角ナット15とボルト16を用いて着脱自在に固定される。前記固定孔がボックス6の上方から目視できるため、ボックス6の上方から二次側ユニット4をボックス6の固定孔に固定したり固定解除することができ、ボックス6の上方から二次側ユニット4の着脱を一般的に市販されている工具を用いて容易に行うことができる。具体的には、逆止弁4Bに、それの下端を支えるように前後左右の4方向に延びる十の字状の縦リブ17と、この縦リブ17の下端に連接して底板7の上面に当接する十の字状の当接部18とからなる脚部19を備え、当接部18は前後端より左右端を長く設定されている。その当接部18の左右端には、ボルト挿通用の貫通孔18A,18Aが形成され、これに対応する底板7の箇所に固定孔を構成する左右一対の貫通孔7A,7Aが形成されている。従って、それら貫通孔18A,18A、7A,7Aにボルト16,16の軸部を底板7の下方から上方に向けて通して、底板7及び接地部18からボルト16,16の先端部16aが上方に突出する。その突出したボルト16,16の先端部16aにナット15,15を螺合して締め付けることにより、二次側ユニット4をボックス6の底板7に固定できる。このように、二次側ユニット4が、ボックス6の底板7に固定されていることから、交換や点検のために水道用メータ5を取り外しても、ボックス6に対する二次側ユニット4の位置が変化することがない。従って、再度水道用メータ5を取り付ける作業を容易に行うことができる。
水道用メータ5には、供給する水量等に応じて口径寸法が異なる水道用メータが多種類存在する。これら口径寸法には、13mm、20mm、25mm等がある。また、13mmの口径の水道用メータ5であっても、水道水の流れ方向の長さが異なる2種類の水道用メータも存在する。具体的には、図1の右端に位置する水道用メータ5は、口径寸法が13mmのショートタイプ(水道水の流れ方向の長さが短いタイプ)の水道用メータ51である。また、右端から2番目に位置する水道用メータ5は、口径寸法が13mmのロングタイプ(水道水の流れ方向の長さが長いタイプ)の水道用メータ52である。また、右端から3番目及び4番目に位置する水道用メータ5は、口径寸法が20mmの水道用メータ53である。尚、二次側ユニット4の後端部には、図1に破線で示す二次側配管14が接続されて各世帯へ水道水が供給されることになる。右端から3番目に位置する二次側ユニット4の後端部に接続される二次側配管14は、省略され、同二次側ユニット4の後方に、水道水の流れ方向の長さが最も長い水道用メータ(図示せず)を接続した場合の二次側ユニット4及び二次側配管14が破線で示されている。
前記のように水道水の流れ方向の長さが異なる3種類の水道用メータ51,52,53を一次側ユニット3と二次側ユニット4との間にアダプター等を用いることなく接続することができるように、複式メータユニット1が構成されている。つまり、複式メータユニット1は、二次側ユニット4のボックス6に対する固定位置が選択できるように構成されており、これによって、一次側ユニット3と二次側ユニット4との間の距離を水道用メータの長さに応じて変更することができる。ここでは、長さが異なる水道用メータを例に挙げているが、一次側ユニット3及び二次側ユニット4それぞれの流れ方向の長さを事業体によって異なる長さに設定している場合があり、その場合も、本発明では、異なる長さを吸収することができる。
二次側ユニット4をボックス6に固定するには、前述したように二次側ユニット4の固定部材19の左右の貫通孔18A,18Aをボックス6の底板7に形成の固定孔である左右の貫通孔7A,7Aに一致させる。この状態で、ボルト16,16の軸部を貫通孔7A,7A、18A,18Aに通してから、底板7から上方へ突出するボルト16,16の先端にナット15,15を螺合させて固定する。また、固定孔としては、ボックス6の底板7に形成した左右の貫通孔7A,7Aの他に、前後方向後方側(水道水の流れ方向下手側)に間隔を置いて3個所に形成した左右の貫通孔7B,7B、7C,7C、7D,7Dを備えている。これら4箇所に形成された左右の貫通孔7A,7A、7B,7B、7C,7C、7D,7Dが、二次側ユニット4のボックス6に対する固定位置を選択できる固定位置選択部71を構成している。それら4組の貫通孔7A,7A、7B,7B、7C,7C、7D,7Dのうちの1組の貫通孔を選択し、その選択した1組の貫通孔に二次側ユニット4を固定することによって、一次側ユニット3と二次側ユニット4との間の距離を変更することができる。また、固定位置選択部71が、ボックス6に水道水の流れ方向に沿って形成された複数の固定孔(貫通孔)7A,7A、7B,7B、7C,7C、7D,7Dから構成されているから、複数の固定孔から一つの固定孔を選択するだけで、二次側ユニット4をボックス6に迅速に固定することができる利点がある。
前記4箇所に形成された貫通孔7A,7B,7C,7Dのうちの、前後方向前側に位置する3個の貫通孔7A,7B,7Cが、ボルト16を挿通できる大きさの円形の孔からなっている。また、前後方向後端に位置する貫通孔7Dが、ボルト16を挿通でき、ボルト16の前後方向での位置調節が可能となるように、前後方向に長い長孔に構成されている。このように、一次側ユニット3から水道水の流れ方向で最も離れている固定位置に、水道水の流れ方向に長い長孔7Dを備えることによって、製造時の寸法誤差が発生し易い水道水の流れ方向に長さを有する一次側ユニット3又は二次側ユニット4又はそれら両ユニット3,4の寸法誤差を長孔7Dで吸収しながら、二次側ユニット4を確実に固定することができる。この寸法誤差が最大である最大寸法誤差を吸収しながら取り付けたときの二次側ユニット4及び二次側配管14の位置を、図1に破線で示している。前記のように、水道水の流れ方向に円形の孔からなる3個の貫通孔7A,7B,7Cを設けていれば、水道水の流れ方向に長い1個の長孔で構成する場合に比べて、3個の貫通孔7A,7B,7Cのいずれかを選択して固定するだけで、二次側ユニット4のボックス6に対する固定位置を所望の固定位置に迅速に合わせることができる。
図1では、口径寸法が13mmのショートタイプの水道用メータ51を、一次側ユニット3と二次側ユニット4との間に接続する場合には、二次側ユニット4を一次側ユニット3から最も近い位置に形成されている貫通孔7A,7Aに固定する。また、口径寸法が13mmのロングタイプの水道用メータ52を、一次側ユニット3と二次側ユニット4との間に接続する場合には、二次側ユニット4を一次側ユニット3から2番目に近い位置に形成されている貫通孔7B,7Bに固定する。また、口径寸法が20mmの水道用メータ53を、一次側ユニット3と二次側ユニット4との間に接続する場合には、二次側ユニット4を一次側ユニット3から3番目に近い位置に形成されている貫通孔7C,7Cに固定する。また、口径寸法が20mmを越える水道用メータを、一次側ユニット3と二次側ユニット4との間に接続する場合や前述したように事業体によって異なる長さに設定されている一次側ユニット3及び二次側ユニット4を有している場合には、二次側ユニット4を一次側ユニット3から4番目に近い位置(一次側ユニット3から最も遠い位置)に形成されている貫通孔7D,7Dに固定する。
また、図1、図2、図4及び図5に示すように、ナット15の回転操作時にボルト16の頭部が回転されることを当接して阻止するための壁部(阻止手段)20をボックス6の下面に設けている。図4は、図1の点線で囲った部分Dを下から見た底面図である。
壁部20は、ボルト16の頭部をボックス6の下面にセットしたときに、頭部の2つの平行な2つの外面16A,16Aが当接してボルト16の回転を阻止すべく、ボックス6の底板7の下面に設けた左右一対の突出部材21,21から構成されている。各突出部材21,21は、断面形状が矩形状でかつ前後方向に長い一直線状の棒状体からなっている。尚、突出部材21,21は、ボックス6の底板7に一体形成してもよいし、別体形成した突出部材21,21をボックス6の下面に取り付けてもよい。前記のように壁部20を設けることによって、ナット15を回転操作する際に、ボルト16の頭部が回転しないように頭部を工具(図示せず)で保持しておくことが不要になり、ナット15とボルト16の締結作業を容易迅速に行うことができる。
また、ボックス6の底板7は、図1において実線で囲まれた部分(突出部材21,21を備える部分)7Mが他の部分7Nよりも少し上方へ突出している。従って、突出部材21,21の下面21Lを底板7の下面7Lと面一にすることができるだけでなく、ボルト16の頭部が底板7の下面7Lから下方へ突出することがない。また、ボルト16の頭部が壁部20からも下方へ突出することがなく、ナット15の締結中においても、ボルト16が落下したり、脱落することがない。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、全て(4個)の二次側ユニット4のボックス6に対する固定位置を選択できるように固定位置選択部71を全て(4個)の二次側ユニット4に対応するように設けたが、少なくとも1個の二次側ユニット4のボックス6に対する固定位置を選択できるように該当する二次側ユニット4に対してのみ固定位置選択部71を設けてもよい。また、固定位置選択部71を備えていないメータユニットであってもよい。
また、上記実施形態では、複数の固定孔が、ボックス6に形成された円形の3組の貫通孔7A,7B,7Cと1組の長孔7Dとで構成したが、ボックス6に形成された円形の貫通孔のみで構成してもよい。また、複数の円形の貫通孔を水道水の流れ方向に間隔を置いて形成する他、複数の円形の貫通孔を水道水の流れ方向に間隔が無い連続した状態で形成してもよい。この連続して複数の円形の貫通孔を形成した場合には、水道水の流れ方向において一次側ユニット3又は二次側ユニット4又はそれら両ユニット3,4の寸法誤差等を吸収することができながらも、長孔に比べて貫通孔でボルトの位置決めを確実に行える利点がある。また、固定用の孔の個数は、複数であれば、何個であってもよい。
また、上記実施形態では、二次側ユニット4をボルト16とナット15を用いてボックス6に固定する構成を示したが、被係止部(例えば孔)に係止する係脱自在な係止部(例えば係止ピン)を備えた固定手段から構成してもよい。また、ナット15としては、六角ナットの他、長方形ナット、袋ナット、蝶ナットを用いることができる。
また、上記実施形態では、ボックス6に固定された流入管2に一次側ユニット3を接続することで、一次側ユニット3をボックス6に間接的に固定する場合を示したが、一次側ユニット3をボックス6に直接固定する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ボックス6を下方から貫通してボックス6の上方に突出するボルト16の先端16aにナット15を螺合することによりボックス6に二次側ユニット4が固定されるように構成され、ナット15の回転操作時にボルト16の頭部が回転されることを当接して阻止するための壁部20をボックス6の下面に設けたが、これとは反対に、ボルト16がボックス6を貫通する貫通方向が180度異なるようにしてもよい。つまり、ボックス6を上方から貫通してボックス6の下方に突出するボルト16の先端にナット15を螺合することによりボックスに二次側ユニット4が固定されるように構成され、ボルト16の回転操作時にナット15が回転されることを当接して阻止するための壁部20をボックス6の下面に設けて実施することになる。尚、ナット15をボックス6の底板7に埋め込んだ構成であってもよいし、底板7にボルト16の先端16aが螺合する雌ねじを形成した構成であってもよい。
また、上記実施形態では、複数(4個)の水道用メータ5をボックス6に収容できる構成の複式メータユニットを示したが、1個の水道用メータ5を収容できる単式のメータユニットであってもよい。
また、上記実施形態では、ボックス6の底板7の特定部分7Mを他の部分7Nよりも上方へ突出させて段部を設けたが、底板7を全域に亘ってフラットな板状に構成してもよい。
また、上記実施形態では、施工現場で、水道用メータ5を一次側ユニット3と二次側ユニット4との間に接続したが、施工現場に行く前の複式メータユニット1を組み立てる時に、水道用メータ5を一次側ユニット3と二次側ユニット4との間に接続してもよい。
また、上記実施形態では、壁部20を、左右一対の突出部材21,21から構成したが、ボルトの頭部が回転しないように頭部に嵌合する凹部から構成してもよい。
また、上記実施形態では、流入部2Aの先端部2dがボックス6から外部へ突出する構成であったが、流入部2Aの全体がボックス6から外部へ突出する構成であってもよいし、流入管2の全体が外部へ突出する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、一次側ユニット3の全体がボックス6内に収容されていたが、一次側ユニット3の接続部3Aがボックス6から外部へ突出し、かつ、一次側ユニット3の止水部3Bがボックス6の内部に収容される構成であってもよい。
また、上記実施形態では、流入管2が、流入部2Aと分岐部2Bと支流部2Cとを備えたものから構成したが、支流部2Cを省略して流入部2Aと分岐部2Bとを備えたものから構成してもよい。
また、上記実施形態では、二次側ユニット4が、一直線状に構成されていたが、緩やかなカーブを描くような曲線状に構成されていてもよいし、くの字状に屈曲した屈曲形状であってもよく、二次側ユニット4の形状は、自由に変更できる。
また、上記実施形態では、二次側ユニット4を、ボックス6に固定した場合を示したが、ボックス6に固定しないで実施することもできる。
また、上記実施形態では、固定部としての孔7A,7B,7C,7Dを下側ボックス部9の底板7に形成したが、図6に示すように構成してもよい。つまり、上側ボックス部10と、下側ボックス部9と、下側ボックス部9の底部に配置されるベース部材22とを備え、ベース部材22に固定部としての孔22a,22b,22c,22dを形成している。下側ボックス部9は、長方形状の平板からなる底板7と、底板7の外周縁から上方に立ち上がる縦側板8とからなっている。ベース部材22は、底板7の上面7Uに載置可能な板状に構成され、分岐部2及び一次側ユニット3の下方に位置する前側板部22Aと、この前側板部22Aの水道用メータ側端(後端)に段部を介して後方に延びるとともに前側板部22Aよりも上方に位置する後側板部22Bと、後側板部22Bの左右両端にそれから下方に垂下して底板7の上面7Uに当接する左右側部22C,22C(図6では一方のみ図示している)とを備えている。後側板部22Bは、水道用メータ5及び二次側ユニット4の下方に位置し、二次側ユニット4を固定するための孔22a,22b,22c,22dが形成されている。ベース部材22は、底板7の上面7Uに載置しているだけで固定はしていないが、各種の固定手段を用いて底板7に固定して実施することもできる。後側板部22Bの下面22Dと底板7の上面7Uとの間の隙間は、孔22a,22b,22c,22dに下方から挿入されたボルト16の頭部が収容できる大きさであればよい。説明しなかった他の構成は、図2と同様である。尚、図6において、ナット15をベース部材22に埋め込んだ構成であってもよいし、ベース部材22にボルト16の先端16aが螺合する雌ねじを形成した構成であってもよい。
図6の構成によれば、二次側ユニット4のベース部材22に対する固定位置である孔22a,22b,22c,22dを一つ選択することによって、一次側ユニット3と二次側ユニット4との間の距離を水道用メータ5の水道水の流れ方向の長さに合わせることができる。従って、二次側ユニット4のベース部材22に対する固定位置である孔22a,22b,22c,22dの一つを選択して固定するだけで、一次側ユニット3と二次側ユニット4との間に、水道水の流れ方向において長さの異なる水道用メータ5を接続することができる。しかも、下側ボックス部9とは別のベース部材22を設けることによって、下側ボックス部9は単純な構造になり、専用ではなく従来からある下側ボックスを使用できる。又、ベース部材22に二次側ユニット4を取り付けてから、下側ボックス部9の底板7上にベース部材22を載置(配置)することができるため、下側ボックスの重量を分散でき、軽量化が図れる。
1…複式メータユニット、2…分岐ヘッダ(分岐部)、2A…流入管部、2B…分岐管部、2C…支流管部、2K…流入口、2a…流出口、2t…取付板部、3…一次側ユニット、3A…接続部、3B…止水栓、3C…継ぎ手部、3H…手動ハンドル、4…二次側ユニット、4A…継ぎ手部(メータ用接続部)、4B…逆止弁、4C…継ぎ手部(二次側配管用接続部)、5,51,52,53…水道用メータ、6…ボックス、7…底板、7A,7B,7C…貫通孔、7D…長孔、7L…下面、8…縦側板、8A…鍔部、9…下側ボックス部、10…上側ボックス部、12…支持板、12A…上端面、13…台座、14…二次側配管、15…ナット、16…ボルト、16A…外面、17…縦リブ、18…当接部、18A…貫通孔、19…脚部、20…壁部、21…突出部材、21L…下面、71…固定位置選択部

Claims (6)

  1. 水道用メータの流出側端部を接続するためのメータ用接続部と二次側配管を接続するための二次側配管用接続部とを有する二次側ユニットと、該二次側ユニットが収容されるボックスとを備えていることを特徴とするメータユニット。
  2. 前記二次側ユニットは、前記ボックスに固定されていることを特徴とする請求項1に記載のメータユニット。
  3. 前記二次側ユニットは、前記ボックスにそれの上方から着脱自在に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のメータユニット。
  4. 前記水道用メータに対して流入側の一次側配管に接続される流入管と、該流入管と前記水道用メータとを接続する一次側ユニットとを備え、該一次側ユニットは、前記流入管から前記水道用メータへの水道水を止水するための止水部を備え、前記流入管は、前記一次側配管に接続される流入口を有する流入部を備え、該流入部の少なくとも先端部が前記ボックスから外部へ突出し、かつ、前記止水部が前記ボックス内に収容されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のメータユニット。
  5. 前記流入管は、前記流入部から流入する水道水を複数の流路へ分岐させる分岐部を備え、該分岐部の各流出口に前記一次側ユニットが接続されるとともに、前記二次側ユニットが該一次側ユニットと同数設けられ、前記ボックス内における少なくとも1組の前記一次側ユニットと前記二次側ユニットとの間の距離を変更すべく、該当する二次側ユニットのボックスに対する固定位置を選択できる固定位置選択部を備えたことを特徴とする請求項4に記載のメータユニット。
  6. 前記固定位置選択部は、前記ボックスに水道水の流れ方向に沿って形成された複数の固定孔から構成されていることを特徴とする請求項5に記載のメータユニット。
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