JP2015095594A - 電気化学セルモジュール及び電気化学セルモジュール用のホルダ - Google Patents

電気化学セルモジュール及び電気化学セルモジュール用のホルダ Download PDF

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幸浩 小林
Yukihiro Kobayashi
幸浩 小林
笠井 成彦
Shigehiko Kasai
成彦 笠井
若松 喜美
Yoshimi Wakamatsu
喜美 若松
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Abstract

【課題】ホルダに保持された複数の電気化学セルがホルダ内で振動することを確実に防止できる電気化学セルモジュールを提供する。【解決手段】第1のホルダ5に、複数のリチウムイオンキャパシタの端部がそれぞれ嵌合される複数の凹部54A〜54Hが形成されている。複数の凹部54A〜54Hのそれぞれの周壁部Cには、周方向に所定の間隔をあけて形成されてリチウムイオンキャパシタの端部の外周面と接触する複数の接触部Dが形成されている。複数の接触部Dの少なくとも一つの接触部は、一端が固定されて他端が凹部54A〜54Hの径方向外側に撓むことができる可動壁部55によって構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、複数本の電気化学セルを集合させた電気化学セルモジュール及び該電気化学セルモジュールに用いるホルダに関するものである。
WO2012046711 A1(特許文献1)には、一端に凸状電極を有し且つ他端に面状電極を有する複数本の円柱状リチウムイオンキャパシタ(電気化学セルの一種)が並列配置されてなるセル群の両端にそれぞれホルダを配置した電気化学セルモジュールの一例が開示されている。特開2000−14023号公報(特許文献2)には、一対のホルダに設けた複数の凹部に円柱状の電池の端部をする嵌合する電気化学モジュールが記載されている。
WO2012046711 A1 特開2000−14023号公報
特許文献1及び2に開示された電気化学セルモジュールでは、ホルダに設けた凹部に電気化学セルの端部を嵌合している。凹部と電気化学セルとの嵌合状態は、組み立て作業性を低下させない程度に定められている。そのためホルダに保持された電気化学セルは、外部から振動が加えられるとホルダ内で振動することが可能な状態にある。そのため搬送中や、外部から振動が加わったときに、電気化学セルがホルダ内で振動して、電気化学セルとバスバとの間で電気的接続不良が発生する可能性があった。
本発明の目的は、ホルダに保持された複数の電気化学セルがホルダ内で振動することを確実に防止できる電気化学セルモジュール及び該電気化学セルモジュールに使用するのに適したホルダを提供することにある。
本発明は、両端にそれぞれ端子部を有する円柱状の複数の電気化学セルが、それぞれ平行に並ぶように配置された電気化学セル群と、複数の電気化学セルのそれぞれの長手方向の両側に配置されて、複数の電気化学セルの両端部をそれぞれ保持する一対のホルダとを備えた電気化学セルモジュールを改良の対象とする。本発明では、一対のホルダに、複数の電気化学セルの端部がそれぞれ嵌合される複数の凹部が形成されている。そして複数の凹部のそれぞれは、電気化学セルの端部の端面と対向する底壁部と端部の外周面と対向する周壁部とを備えている。そして複数の凹部のそれぞれの周壁部には、周方向に所定の間隔をあけて形成されて電気化学セルの端部の外周面と接触する複数の接触部が形成されている。本発明では、特に、複数の接触部の少なくとも一つの接触部が、一端が固定されて他端が凹部の径方向外側に撓むことができる可動壁部によって構成されている。そして可動壁部は、凹部に電気化学セルの端部が嵌合された状態で、径方向外側に撓んでいる。このような可動壁部を設けると、電気化学セルの端部を凹部に挿入する際に、可動壁部が径方向外側に撓むため、電気化学セルの端部の凹部への挿入作業性は低下しない。そして電気化学セルの端部を凹部に挿入した後は、可動壁部が元の状態に戻ろうとする力で、可動壁部が電気化学セルを残りの接触部に押し付けることになり、電気化学セルの端部が凹部内で振動することを防止できる。その結果、本発明によれば、電気的接続不良の発生を防止できる。
3箇所に接触部を所定の間隔をあけて設ける場合には、1つの接触部が可動壁部によって構成されているのが好ましい。このような構成にすると、1つの可動壁部からの力で残りの二つの接触部に電気化学セルをバランス良く押し付けることができる。
また周壁部には、隣り合う2つの接触部の間に、接着剤溜まりが形成されているのが好ましい。接着剤溜まりに接着剤が充填されると、ホルダと電気化学セルとを接着剤を用いて確実に固定することができる。なお接着剤溜まりに溜める接着剤としては、硬化後に弾性を有する接着剤を用いるのが好ましい。このような接着剤を用いれば、可動壁部の動きを良好な状態に維持することができる。
電気化学セル群が、2以上の電気化学セルからなる複数のセル列を備えている場合、ホルダは、1つのセル列中の隣り合う2つの電気化学セルの端部がそれぞれ嵌合される2つの凹部間に隔壁部を備えることになる。この場合、可動壁部の一端がこの隔壁部に固定され、隔壁部と可動壁部との間には、可動壁部が変位することを許容する空間が形成されているのが好ましい。このように可動壁部を設けると、可動壁部の設置が容易である上、可動壁部に必要な撓み量を確実に確保することができる。
また電気化学セル群が、2列のセル列を備えている場合で、セル列が延びる方向に延びる一対の対向側壁部をホルダが備えている場合には、隔壁部の一端を一対の対向側壁部の一方の対向側壁部に固定するのが好ましい。そしてこの場合には、前述の空間を、隔壁部と一方の対向側壁部と可動壁部とによって囲むように形成するのが好ましい。このような構成を採用すると、可動壁部が動くことを許容するための空間を形成しても、隔壁部と一方の対向壁部とが結合状態にあるため、ホルダの機械的強度が低下することを防止できる。
電気化学セルが一端に凸状端子を備え且つ他端に面状端子を備えている場合においては、ホルダの複数の凹部における底壁部には、凸状端子または面状端子を露出させる貫通孔を形成する。そして凸状端子を露出される貫通孔が形成された底壁部には、凹部に嵌合された凸状端子の周囲を囲み且つ凸状端子の周囲に位置する端部の端面と接触するリブを一体に形成するのが好ましい。このようなリブを設けると、凸状端子を浮かした状態で電気化学セルの端部を凹部内に安定して嵌合させることがきる。
なおホルダは、絶縁樹脂により一体成形されているのが好ましい。
本発明は、電気化学セルモジュール用のホルダとしても特定することができるのは勿論である。その場合、本発明のホルダは、両端にそれぞれ端子部を有する円柱状の複数の電気化学セルの端部が嵌合される複数のを凹部を備えている。複数の凹部のそれぞれは、電気化学セルの端部の端面と対向する底壁部と端部の外周面と対向する周壁部とを備えており、複数の凹部のそれぞれの周壁部には、周方向に所定の間隔をあけて形成されて端部の外周面と接触する複数の接触部が形成されている。そして複数の接触部の少なくとも一つの接触部は、一端が固定されて他端が凹部の径方向外側に撓むことができる可動壁部によって構成されている。
本発明では、特に、複数の接触部の少なくとも一つの接触部が、一端が固定されて他端が凹部の径方向外側に撓むことができる可動壁部によって構成されている。そして可動壁部は、凹部に電気化学セルの端部が嵌合された状態で、径方向外側に撓んでいる。このような可動壁部を設けると、電気化学セルの端部を凹部に挿入する際に、可動壁部が径方向外側に撓むため、電気化学セルの端部の凹部への挿入作業性は低下しない。そして電気化学セルの端部を凹部に挿入した後は、可動壁部が元の状態に戻ろうとする力で、可動壁部が電気化学セルを残りの接触部に押し付けることになり、電気化学セルの端部が凹部内で振動することを防止でき、電気的接続不良の発生を防止できる。
本実施の形態の電気化学セルモジュールの構成を説明するために用いる分解斜視図である。 図1の実施の形態の電気化学セルモジュールの組み立て後の斜視図である。 (A)は図1の実施の形態で用いるホルダの平面図、(B)は図1の実施の形態で用いるホルダの正面図、(C)は図1の実施の形態で用いるホルダの底面図である。 本発明のホルダの他の実施の形態の斜視図である。 本発明のホルダの更に他の実施の形態の斜視図である。 本発明のホルダの更に他の実施の形態の斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の電気化学セルモジュール及びホルダの実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態の電気化学セルモジュール1の構成を説明するための分解斜視図である。図2は、図1の分解斜視図を組み立てた本実施の形態の電気化学セルモジュール1の斜視図である。
この電気化学セルモジュール1は、電気化学セル群3と、第1及び第2のホルダ5及び7とから構成される。電気化学セル群3は、一端に凸状端子9を有し、他端に面状端子11を有する電気化学セルの一種である円柱状のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hが、鉛直方向に4本並ぶセル列が、水平方向に2列配置されて、計8本配置されている。8本のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hの凸状端子9及び面上端子11が位置する両側には第1のホルダ5及び第2のホルダ7がそれぞれ配置されている。そして第1のホルダ5及び第2のホルダ7の外側に配置される9個のバスバ17〜25により、8本のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hが直列接続されている。リチウムイオンキャパシタ13A〜13Hは、缶の外面が絶縁樹脂チューブにより被覆された構造を有している。9個のバスバ17〜25は、ニッケル、鉄、銅、アルミニウム等の抵抗値が低い導電性材料や銅材にスズメッキやニッケルメッキを施したものをプレス成形して形成したものである。なお8本のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hをどのように接続するかによって、使用するバスバの形状及び個数が異なるのは当然である。本実施の形態で用いるバスバ17及び18は、それぞれ一端に出力端子部17A及び18Aを備えている。バスバ17の中央部はリチウムイオンキャパシタ13Aの面状端子11にTIG溶接(タングステン・イナート・ガス溶接)により溶接される。TIG溶接は、信頼性及び生産性に優れているので、本実施の形態では好ましい溶接方法である。しかしながらこの溶接は、TIG溶接に限定されるものではなく、抵抗溶接、レーザー溶接等の他の溶接法を用いてもよいのは勿論である。バスバ17の他端には、制御基板26をネジ止めする雌ねじ部17Bが設けられている。バスバ18の中央部はリチウムイオンキャパシタ13Bの凸状端子9に抵抗溶接により溶接される。バスバ18の他端には、制御基板26をネジ止めする雌ねじ部18Bが設けられている。バスバ19の一端はリチウムイオンキャパシタ13Cの凸状端子9に抵抗溶接により溶接され、他端はリチウムイオンキャパシタ13Eの面状端子11に抵抗溶接により溶接されている。バスバ20の一端はリチウムイオンキャパシタ13Dの面状端子11に抵抗溶接により溶接され、他端はリチウムイオンキャパシタ13Fの凸状端子9に抵抗溶接により溶接されている。バスバ19及び20は、それぞれ制御基板26をネジ止めする雌ネジ部19A及び20Aを備えている。バスバ21は、一端がリチウムイオンキャパシタ13Gの凸状端子9に抵抗溶接により溶接され、他端はリチウムイオンキャパシタ13Gの面状端子11に抵抗溶接されている。バスバ22は、一端がリチウムイオンキャパシタ13Aの凸状端子9に抵抗溶接により溶接され、他端がリチウムイオンキャパシタ13Cの面状端子11に抵抗溶接されている。バスバ23は、一端がリチウムイオンキャパシタ13Bの面状端子11に抵抗溶接により溶接され、他端がリチウムイオンキャパシタ13Dの凸状端子9に抵抗溶接されている。バスバ24は、一端がリチウムイオンキャパシタ13Eの凸状端子9に抵抗溶接により溶接され、他端がリチウムイオンキャパシタ13Gの面状端子11に抵抗溶接されている。バスバ25は、一端がリチウムイオンキャパシタ13Fの面状端子11に抵抗溶接により溶接され、他端がリチウムイオンキャパシタ13Hの凸状端子9に抵抗溶接されている。バスバ22乃至25は、それぞれ制御基板27がネジ止めされる雌ネジ部22A乃至25Aを備えている。制御基板26と制御基板27とは、制御基板26に設けられたコネクタ28と、制御基板27に設けられたコネクタ29と、コネクタ付きケーブル30とを利用して相互に電気的に接続されている。制御基板26及び27上には、図示しない制御回路が実装されている。制御回路は、リチウムイオンキャパシタの電圧情報や温度情報をバスバ等を利用して受信して、リチウムイオンキャパシタの電圧を制御する。制御基板26及び27の外側には、絶縁カバー31及び32が配置される。
第1のホルダ5は、電気化学セル群3のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hが延びる方向に位置する一端に嵌合されている。また第2のホルダ7は、電気化学セル群3のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hが延びる方向に位置する他端に嵌合されている。本実施の形態では、図3(A)乃至(C)に示す同じ形状のホルダを第1及び第2のホルダ5及び7として使用している。第2のホルダ7は第1のホルダ5に対して180°回転させた姿勢で電気化学セル群3に嵌合されている。本実施の形態では、第1及び第2のホルダ5及び第2のホルダ7がPBT(ポリフタレンテレフタレート)により形成した。本実施の形態では、PBTが、成形性、寸法精度、強度、難燃性に優れているため、成形材料として採用したが、他の材料を用いることができるのは勿論である。
以下図3,図4,図5を参照して、第1のホルダ5の構造を説明する。図3(A)乃至(C)はホルダの平面図、正面図及び底面図であり、図4は図3(A)のIV−IV線断面図であり、図5は可動壁部55を含む要部の拡大図である。本実施の形態で使用する第1のホルダ5は、絶縁樹脂材料により一体に成形されており、本体50が、底面部51と、上面部52と、側面部53とを備えている。第1のホルダ5の本体50には、8本のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hの端部がそれぞれ嵌合される8個の凹部54A〜54Hが形成されている。リチウムイオンキャパシタ13A,13D,13E及び13Hの凸状端子9側の端部が凹部54A,54D,54E及び54Hに嵌合され、リチウムイオンキャパシタ13B,13C,13F及び13Gの面状端子11側の端部が凹部54B,54C,54F及び54Gに嵌合される。
8個の凹部54A〜54Hのそれぞれは、リチウムイオンキャパシタの端部X(図1)の端面(凸状端子9または面状端子11)と対向する底壁部Bとリチウムイオンキャパシタの端部Xの外周面Y(図1)と対向する周壁部Cとを備えている。そして凹部54A〜54Hのそれぞれの周壁部Cには、周方向にほぼ等しい間隔をあけて形成されて端部Xの外周面Yと接触する3つの接触部Dが形成されている。なお図面が見難くなることを避けるために、図3(A)には、凹部54A〜凹部54Dに主として符号Dを付してある。接触部Dは、凹部54A(54B)内に突出している。本実施の形態では、特に、3つの接触部の一つの接触部Dが、一端が固定されて他端が凹部の径方向外側に撓むことができる可動壁部55によって構成されている。可動壁部55は、凹部54A〜54Hにリチウムイオンキャパシタの端部Xが嵌合された状態で、凹部の径方向外側に撓む可撓性を有している。
本実施の形態では、電気化学セル群3が、4本のリチウムイオンキャパシタ13A,13C,13E,13Gからなる第1のセル列と、4本のリチウムイオンキャパシタ13B,13D,13F,13Hからなる第2のセル列とを備えている。第1のホルダ5は、1つのセル列中の隣り合う2つのリチウムイオンキャパシタの端部Xがそれぞれ嵌合される2つの凹部(例えば、凹部54Aと凹部54Cとの間)に隔壁部56乃至61を備えている。そして本実施の形態では、特に隔壁部56,58,59及び61に、可動壁部55の一端が固定されている。隔壁部56には、凹部54Aと凹部54Cの可動壁部55の一端が固定されている。隔壁部58には、凹部54Eと凹部54Gの可動壁部55の一端が固定されている。隔壁部59には、凹部54Bと凹部54Dの可動壁部55の一端が固定されている。隔壁部61には、凹部54Fと凹部54Hの可動壁部55の一端が固定されている。また本実施の形態では、第1のホルダ5の本体50が第1及び第2のセル列が延びる方向に延びる一対の対向側壁部50A及び50Bを備えている。そして隔壁部56及び58の一端は、対向側壁部50Aに連結固定され、隔壁部56及び58の他端は、本体50の中央領域に形成された柱部材嵌合用凹部62及び63にそれぞれ連結固定されている。また隔壁部59及び61の一端は対向側壁部50Bに固定されており、隔壁部59及び61の他端も本体50の中央領域に形成された柱部材嵌合用凹部62及び63にそれぞれ連結固定されている。柱部材嵌合用凹部62及び63には、図1に示す柱部材16の一端が嵌合される。なお第1のホルダ5の本体50の中央部には、2つの隔壁部57及び60の他端が連結固定される中央構造部64が設けられている。
また本体50には、凹部54A〜54Hの底壁部Bに貫通孔Hがそれぞれ形成されている。この貫通孔Hは、凸状端子9または面状端子11を露出させて、バスバ17〜25による電極間の接続を可能にするためのものである。また本体50には、可動壁部55と対向する位置において、底面部51及び上面部52の両方に向かって開口する貫通孔hが形成されている。これらの貫通孔hは、可動壁部55を一体成形するための型の構造を簡単にするために形成されている。
代表例として、図5に拡大して示すように、可動壁部55の一端は隔壁部59と一体に形成されている。図6は、図3(C)のVI−VI線拡大断面図である。可動壁部55は隔壁部59と直交する方向に延びる直線部55Aと、直線部55Aと連続して円弧状に延びる円弧状部55Bとを備えている。対向側壁部50Aと、隔壁部59と可動壁部55との間には、可動壁部55が変位することを許容する空間Sが形成されている。このように空間Sを、隔壁部59と一方の対向側壁部50Aと可動壁部55とによって囲むように形成すると、可動壁部55が動くことを許容するための空間Sを形成しても、隔壁部59と一方の対向側壁部50Aとが結合状態にあるため、第1のホルダ5の機械的強度が低下することを防止できる。
このように可動壁部55を設けると、可動壁部55の設置が容易である上、可動壁部55に必要な撓み量を確実に付与することができる。その結果、リチウムイオンキャパシタの端部Xを凹部54Eまたは54Gに挿入する際に、可動壁部55が凹部54Eまたは54Gの径方向外側に撓むため、リチウムイオンキャパシタの端部Xの凹部54Eまたは54Gへの挿入作業性が容易になる。そしてリチウムイオンキャパシタの端部Xを凹部54Eまたは54Gに挿入した後は、可動壁部55が元の状態に戻ろうとする力で、可動壁部55がリチウムイオンキャパシタを残りの接触部Dに押し付けることになり、リチウムイオンキャパシタの端部Xが凹部54Eまたは54G内で振動することを防止できる。本実施の形態のように、3箇所に接触部Dを120度間隔をあけて設けると、1つの可動壁部55からの力で残りの二つの接触部Dにリチウムイオンキャパシタをバランス良く押し付けることができる。
また図1及び図3(A)に示すように、凹部54A〜54Hの周壁部Cには、隣り合う2つの接触部Dの間に、接着剤溜まりEが形成されている。接着剤溜まりEは、本体50の上面部52と凹部54A〜54Hの径方向内側に向かって開口する溝によって構成されている。なお接着剤は、予め凹部54A〜54Hの周壁部Cの接着剤溜まりEを中心とする領域に塗布しておく。リチウムイオンキャパシタ13A〜13Hを凹部54A〜54Hに挿入する際に、接着剤溜まりE内の接着剤が掻き落とされることはない。その結果、接着剤溜まりEに接着剤が残ることにより、第1のホルダ5とリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hの外周面Yとを接着剤を用いて確実に固定することができる。本実施の形態では、接着剤としてシリコン系の接着剤を用いている。しかしながら接着剤としては、接着部に弾力性を持たせることができるものであれば、その他の接着剤を用いることができるのは勿論である
前述の通り、第1のホルダ5の複数の凹部54A〜54Hにおける底壁部Bには、凸状端子9または面状端子11を露出させる貫通孔Hが形成されている。凸状端子9を露出される貫通孔Hが形成された底壁部Bには、凹部54A,54D,54E及び54Hに嵌合された凸状端子9の周囲を囲み且つ凸状端子9の周囲に位置する端部の端面と接触する複数のリブLが一体に形成されている。このようなリブLを設けると、凸状端子9を浮かした状態でリチウムイオンキャパシタ13A,13D,13E及び13Hの端部を凹部内に安定して嵌合させることがきる。面状端子11を露出される貫通孔Hが形成された底壁部Bには、凹部54B,54C,54F及び54Gに嵌合された面状端子11と接触する連続リブCLが一体に形成されている。この連続リブCLは、貫通孔Hの縁部に沿う環状リブ部CL1と、該環状リブ部CL1と周壁部Cとの間に位置して周方向に間隔を開けて配置された複数の直線状リブ部CL2とを備えている。連続リブCLは、最も安定した状態で、リチウムイオンキャパシタ13B,13C,13F及び13Gの端部の面状端子11を底壁部Bから浮かした状態で保持できる。
なお第2のホルダ7の構造及び第2のホルダ7と8本のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hとの嵌合状態も、上記第1のホルダ5の構造及び第1のホルダ5と8本のリチウムイオンキャパシタ13A〜13Hとの嵌合状態と同じであるので、説明を省略する。
また上記実施の形態の電気化学セルモジュール1は、8本のリチウムイオンキャパシタ(電気化学セル)13A〜13Hからなる電気化学セル群3を備えているが、電気化学セル群3に含まれる電気化学セルの本数は、特に限定されるものではない。
図1の実施の形態では、同種類のホルダを2つ用いているが、配線パターンに応じて、形状の異なる2種類のホルダを組み合わせて使用してもよいのは勿論である。
上記実施の形態では1つの凹部内に3つの接触部Dが設けられているが、接触部の数は本実施の形態に限定されない。また複数の接触部Dのうち2以上の接触部Dを可動壁部55によって構成してもよいのは勿論である。
さらに上記実施の形態は、8本の電気化学セル(リチウムイオンキャパシタ等)を保持する電気化学セルモジュールに本発明を適用したものであるが、電気化学セルの本数も本実施の形態に限定されるものではない。
本発明によれば、気化学セルの端部を凹部に挿入する際に、可動壁部が径方向外側に撓むため、電気化学セルの端部の凹部への挿入作業性は低下しない。また電気化学セルの端部を凹部に挿入した後は、可動壁部が元の状態に戻ろうとする力で、可動壁部が電気化学セルを残りの接触部に押し付けることになり、電気化学セルの端部が凹部内で振動することを防止できる。その結果、本発明によれば、電気的接続不良の発生を防止できる。
1 電気化学セルモジュール
3 電気化学セル群
5 第1のホルダ
7 第2のホルダ
9 凸状端子
11 面状端子
13A〜13H リチウムイオンキャパシタ(電気化学セル)
16 支柱
17〜29 バスバ
54A〜54H 凹部
55 可動壁部
56〜61 隔壁部
B 底壁部
C 周壁部

Claims (10)

  1. 両端にそれぞれ端子部を有する円柱状の複数の電気化学セルが、それぞれ平行に並ぶように配置された電気化学セル群と、
    前記複数の電気化学セルのそれぞれの長手方向の両側に配置されて、前記複数の電気化学セルの両端部をそれぞれ保持する一対のホルダとを備えた電気化学セルモジュールであって、
    前記一対のホルダには、前記複数の電気化学セルの端部がそれぞれ嵌合される複数の凹部が形成されており、
    前記複数の凹部のそれぞれは、前記端部の端面と対向する底壁部と前記端部の外周面と対向する周壁部とを備えており、
    前記複数の凹部のそれぞれの前記周壁部には、周方向に所定の間隔をあけて形成されて前記端部の外周面と接触する複数の接触部が形成されており、
    前記複数の接触部の少なくとも一つの接触部は、一端が固定されて他端が前記凹部の径方向外側に撓むことができる可動壁部によって構成されており、
    前記可動壁部が、前記凹部に前記電気化学セルの前記端部が嵌合された状態で、前記径方向外側に撓んでいることを特徴とする電気化学セルモジュール。
  2. 3箇所の前記接触部が所定の間隔をあけて設けられており、
    1つの前記接触部が前記可動壁部によって構成されている請求項1に記載の電気化学セルモジュール。
  3. 前記周壁部には、隣り合う2つの接触部の間に、接着剤溜まりが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気化学セルモジュール。
  4. 前記接着剤溜まりには、硬化後に弾性を有する接着剤が溜められている請求項3に記載の電気化学セルモジュール。
  5. 前記電気化学セル群は、2以上の前記電気化学セルからなる複数のセル列を備えており、
    前記ホルダは、1つの前記セル列中の隣り合う2つの前記電気化学セルの前記端部がそれぞれ嵌合される2つの前記凹部間に隔壁部を備えており、
    前記可動壁部の前記一端が前記隔壁部に固定されており、
    前記隔壁部と前記可動壁部との間には、前記可動壁部が変位することを許容する空間が形成されている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気化学セルモジュール。
  6. 前記電気化学セル群は、2列の前記セル列を備えており、
    前記ホルダは、前記セル列が延びる方向に延びる一対の対向側壁部を備えており、
    前記隔壁部の一端が前記一対の対向側壁部の一方の前記対向側壁部に固定されており、
    前記空間が、前記隔壁部と前記一方の対向側壁部と前記可動壁部とによって囲まれている請求項5に記載の電気化学セルモジュール。
  7. 前記電気化学セルは一方の前記端子部に凸状端子を備え且つ他方の前記端子部に面状端子を備えており、
    前記ホルダの前記複数の凹部における前記底壁部には、前記凸状端子または前記面状端子を露出させる貫通孔が形成されており、
    前記凸状端子を露出される前記貫通孔が形成された前記底壁部には、前記凹部に嵌合された前記凸状端子の周囲を囲み且つ前記凸状端子の周囲に位置する前記端部の端面と接触するリブが一体に形成されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電気化学セルモジュール。
  8. 前記ホルダが絶縁樹脂により一体成形されており、
    前記複数の電気化学セルは、ホルダの外側に配置されて前記貫通孔を通して前記凸状端子または面状端子と接続されるバスバを介して電気的に接続されている請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気化学セルモジュール。
  9. 両端にそれぞれ端子部を有する円柱状の複数の電気化学セルの端部が嵌合される複数のを凹部を備えた電気化学セルモジュール用のホルダであって、
    前記複数の凹部のそれぞれは、前記端部の端面と対向する底壁部と前記端部の外周面と対向する周壁部とを備えており、
    前記複数の凹部のそれぞれの前記周壁部には、周方向に所定の間隔をあけて形成されて前記端部の外周面と接触する複数の接触部が形成されており、
    前記複数の接触部の少なくとも一つの接触部は、一端が固定されて他端が前記凹部の径方向外側に撓むことができる可動壁部によって構成されていることを特徴とする電気化学セルモジュール用のホルダ。
  10. 絶縁樹脂により一体成形されている請求項9に記載の電気化学セルモジュール用のホルダ。
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