JP2004342581A - 電気コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は電気コネクタと相手コネクタとを正確に接続させる挿入間違い防止用部材を持つ電気コネクタを提供する。
【解決手段】本発明の電気コネクタは絶縁本体と、絶縁本体に収容される複数の端子と、絶縁本体を被うシェードカバーとを含んでいる。シェードカバーは絶縁本体を被い、そして外表面から外側へ延びる挿入間違い防止用部材を有している。上記挿入間違い防止用部材が対応的に相手コネクタに収容されることができる。挿入間違い防止用部材によって、電気コネクタと相手コネクタとの正確な接続が確保できる。
【選択図】図１

Description

本発明は、電気コネクタに関し、特に電気コネクタと相手コネクタとを正確に接続させる挿入間違い防止用部材を有する電気コネクタに関するものである。

従来の電気コネクタ組立体は通常信号を伝達するように電子機器に用いられ、プラッグコネクタとソケットコネクタとを含んでいる。プラッグコネクタとソケットコネクタとも絶縁本体と、絶縁本体に収容される複数の端子と、絶縁本体を被うシェードカバーを備えている。しかし、組み立てる場合、プラッグコネクタを間違い方法でソケットコネクタに挿入する恐れがあって、コネクタ両者間の信号伝達に影響を与え、両者に損害を与えるという問題点があるから、プラッグコネクタを案内してソケットコネクタと正確に接続させる挿入間違い防止用部材が好ましい。

相関する技術は、特許文献１を参照すると、従来の挿入間違い防止用部材を持つ電気コネクタである。特許文献１の図８によると、電気コネクタは絶縁本体６と、絶縁本体を被うシェードカバー５と、絶縁本体に収容された複数の端子７とを含んでいる。シェードカバーは四つの方向に延びる四つの非連続案内面５１１から形成されている。上記四つの非接続案内面が相手コネクタを案内する。しかし、相手コネクタの挿入することに有利であるこの案内面は、電気コネクタが間違って挿入される場合、電気コネクタと相手コネクタとの正確な接続を確保できない。

特許文献２を参照すると、もう一種の挿入間違い防止用部材を有し、電気コネクタと相手コネクタを接続する電気コネクタである。特許文献２の図１によると、電気コネクタ組立体１０はソケットコネクタ２０とプラッグコネクタ１００を含んでいる。そのソケットコネクタは本体２２と、絶縁本体に設けられるカバー７０とを備えている。本体の内壁の先端に案内キー４２が設けられている。そしてプラッグコネクタの本体１０２は円錐状の案内端１３２と、本体の外表面に設けたキーの溝１３４とを備えている。組み立てる場合、プラッグコネクタはソケットコネクタの上に組み合わせられ、プラッグコネクタ本体の案内端はプラッグコネクタの挿入することを案内するように、相対的にソケットコネクタの本体の中に収容された。さらに、ソケットコネクタの案内キーは對応的にプラッグコネクタのキーの槽に収容され、いっそうプラッグコネクタを案内する一方、ソケットコネクタとプラッグコネクタとを電気的に接続することを保証する。しかし、上記の案内キーはプラスチック製で、何回も挿抜されたら、磨耗する恐れがある。そして、ソケットコネクタとプラッグコネクタとの結合もその影響を受けるようになった。そこで、間違って挿入する場合、ソケットコネクタとプラッグコネクタとの正確な接続が案内キーで確保できない。

そこで、従来の技術の不足点を改善するため、挿入間違い防止用部材を持つ改良された電気コネクタが好ましい。
米国特許第６０６６００３号明細書 米国特許第５０８０６０４号明細書

本発明は電気コネクタと相手コネクタとを正確に接続させる挿入間違い防止用部材を持つ電気コネクタ組立体を提供する。

本発明の電気コネクタは絶縁本体と、絶縁本体に収容される複数の端子と、絶縁本体を被うシェードカバーとを含んでいる。シェードカバーは絶縁本体に被う。そしてシェードカバーはその表面から外側へ延びる挿入間違い防止用部材を有している。しかもその防止部材が相対式に相手コネクタに収容されることができる。

従来の技術に比べると、本発明は以下の長所がある。挿入間違い防止用部材によって、電気コネクタと相手コネクタとの正確な結合ができる。

図１と図２は本発明の第一実施例に使用される電気コネクタ１を示す。電気コネクタ１は絶縁本体２と、絶縁本体２を被うシェードカバー４と、絶縁本体２に収容される複数の端子３と、を含んでいる。

絶縁本体２は矩形の絶縁ベース２０と、絶縁ベース２０の前表面から前方に伸びて形成する矩形の舌状パネル２１と、その横の両側にある二つの桁２２とを含んでいる。電気コネクタ１の装着する回路基板（図示せず）に収容されるように、絶縁ベース２０は相対の側縁の底面２００から下に延びる一対の案内柱２０１を備える。また、ベース２０は底面２００から下に延る一対の下突起２０２を有している。前記二つの案内柱２０１はそれぞれ構造が違うのである。一つの案内柱２０１は円柱体で、もう一つは角コラム状である。各桁２２はその頂面２２０から上に伸びて形成する突起２２１を含んでいる。舌状パネル２１には相手コネクタ（図示せず）の継目部を収容する収容スペース２１０と、収容スペース２１０とつながる複数の上、下の貫通溝２１１とが設けられている。

各端子３はその先端に設けた接触部３１と、後ろに設けた溶接部３２とを含んでいる。接触部３１はそれぞれ対応の貫通溝２１１に収容されていて、相手コネクタのコンタクトと電気的に接続する。溶接部３２は回路基板に半田付けされている。

図３と図４を参考して、図１と図２に示すように、シェードカバー４はベース４０と、ベース４０から前に伸びて形成するシェード部４１と、ベース４０の頂辺から後ろに延びる一対の上の位置決め板４２と、ベース４０の底辺から後ろに延びる一対の下の位置決め板４３とを含んでいる。各上、下の位置決め板４２、４３において、上、下の突起２０２,２２１を対応的に収容する位置決めホール４２０、４３０が設けられている。

シェード４１は頂壁４１０と、頂壁４１０と相対の底壁４１１と、頂壁４１０と底壁４１１とを結ぶ二つの対向のわき壁４１２とを含んでいる。舌状パネル２１を収容できるように、収容室４１４は頂壁４１０と、底壁４１１と、わき壁４１２とからなるのである。頂壁４１０はその表面から上に突起する凸部４１５と、一つの球状キャップ４１６を備えている。これに対し、底壁４１１はその表面から下に突起する四つの矩形の凸部４１７と、二つの球状キャップ４１８とを有している。

組み立てる場合、コンタクト３は絶縁本体２に挿入してから、接触部３１がそれぞれ対応の貫通溝２１１に収容して、そして収容スペース２１０に進入して相手コネクタのコンタクトと電気的に接続する。回路基板に半田付けされるように、絶縁本体２の底面２００の下には溶接部３２が設けられている。シェードカバー４は前後の方向で絶縁本体２に組み立てられ、シェード部４１は舌状パネルを被うようになった。シェードカバー４を絶縁本体２の一定の位置に装着させるように、上、下の突起２２１、２０２はそれぞれ上、下の位置決め板４２、４３の位置決めホール４２０、４３０に収容される。相手コネクタと電気コネクタ１とを組み合わせる場合、球状キャップ４１６、４１８が相手コネクタのキーの槽に対応的に収容され、相手コネクタの挿入を案内しながら、電気コネクタ１と相手コネクタとの正確な接続を確保する。また、凸部４１５、４１７と相手コネクタとの接続によって、電気コネクタ１と相手コネクタとを確実に接続できる。間違って相手コネクタを電気コネクタ１に挿入する場合、球状キャップ４１６、４１８が相手コネクタに収容されなく、相手コネクタと電気コネクタ１との電気的な接続を防止し、相手コネクタと電気コネクタ１との損害も防止する。

図５と図６は第２実施例を示す。第２実施例の絶縁本体とコンタクトの構造は第１実施例と同じであるから、省略する。第２実施例のシェードカバー５において、その表面から外側へ延びる複数の弾性片５１６、５１８は球状キャップの代わりに、挿入間違い防止用部材として働いている。シェードカバー５のほかの部分は第１実施例と同じであるから省略する。

明らかにこの二つの実施例は一つに結合できる。例えば、第１実施例のシェードカバーは複数の弾性片で球状キャップに代わることができ、第２実施例のシェードカバーは球状キャップで複数の弾性片に代わることができる。

総じて、本発明の多数の特徴及び長所など、その構造及び機能が共に前述の記載により掲げられている。また前記の説明は、本発明に基づきなしうる細部の修正或は変更など、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。

本発明の第１実施例の電気コネクタの上部、前、右側からの斜視図である。 図１に示されている電気コネクタの底、前、左側からの斜視図である。 図１に示されている電気コネクタのシェードカバーの上部、前、右側からの斜視図である。 図１に示されている電気コネクタのシェードカバーの底、前、左側からの斜視図である。 本発明の第２実施例の電気コネクタのシェードカバーの上部、前、右側からの斜視図である。 図５に示されている電気コネクタの底、上部、右側からの斜視図である。

符号の説明

１ 電気コネクタ
２ 絶縁本体
３ コンタクト
４、５ シェードカバー
２０ ベース
２１ 舌状パネル
２２ 桁
３１ 接触部
３２ 溶接部
４０ ベッド
４１ シェード部
４２ 上の位置決め板
４３ 下の位置決め板
２００ 底面
２０１ 案内柱
２０２、２２１ 突起
２１０ 収容スペース
２１１ 貫通溝
２２０ 頂面
４１０ 頂壁
４１１ ベッド壁
４１２ わき壁
４１４ 収容室
４１５、４１７ 凸部
４１６、４１８ 球状キャップ
４２０、４３０ 位置決めホール
５１６、５１８ 弾性片

Claims (10)

1. 絶縁本体と、
   絶縁本体に設けられている複数の導電端子と、
   絶縁本体に被い、その表面から外側に突起し、相手コネクタに収容されることのできる挿入間違い防止用部材を含んでいるシェードカバーと、を備えることを特徴とする電気コネクタ。
2. 前記挿入間違い防止用部材は、シェードカバーからそとへ延びる球状キャップを含んでいることを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ。
3. 前記挿入間違い防止用部材は、シェードカバーからそとへ延びる弾性片を含んでいることを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ。
4. 前記シェードカバーは外側へ延びる相手コネクタと結合する凸部を含んでいることを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ。
5. 前記絶縁本体は相手コネクタと結合する舌状パネルを含んでいることを特徴とする請求項１記載の電気コネクタ。
6. 前記シェードカバーは舌状パネルを被うシェード部を含んでいることを特徴とする請求項５記載の電気コネクタ。
7. 前記挿入間違い防止用部材はシェード部に形成することを特徴とする請求項６記載の電気コネクタ。
8. 前記絶縁本体はそとへ延びる突起を含んでいて、前記シェードカバーは前記突起を対応的に収容する位置決めホールを備えていることを特徴とする請求項１記載の電気コネクタ。
9. 複数の端子を収容し、一体に前へ延びる舌状パネルを含んでいる絶縁本体と、
   前記舌状パネルを被うシェード部を有して、絶縁本体を被う一体である金属シェードカバーと、を含んで、
   前記シェード部は、その外表面から外へ伸びて、且つ、相手コネクタのキーの槽にぴったりと収容される大きさである複数の挿入間違い防止用部材を有することを特徴とする電気コネクタ。
10. 前記挿入間違い防止用部材は前記シェード部の周辺に非対称に並んでいることを特徴とする請求項9に記載の電気コネクタ。
    
    

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