JP2015095500A - ナノ結晶合金薄帯およびそれを用いた磁心 - Google Patents

ナノ結晶合金薄帯およびそれを用いた磁心 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐食性および靭性の向上を実現し、良好な磁気特性が得られるナノ結晶薄帯およびそれを用いた磁心を提供する。【解決手段】 Fe、P、Cuを含むナノ結晶薄帯であって、母相2に析出しているナノ結晶に対して表面1に析出しているナノ結晶の結晶粒径が小さいことを特徴とするナノ結晶薄帯。【選択図】図1

Description

本発明は、トランス、モータ、インダクタ等に用いるナノ結晶薄帯およびそれを用いた磁心に関する。
軟磁性ナノ結晶材料は、アモルファス相中に微細なαFe(−Si)結晶を析出させることで非常に優れた軟磁気特性を得ている。ただし、結晶成長を抑制させるために、Nb等の非磁性金属元素を用いることから飽和磁束密度の低下が著しい。このため、近年、Fe量を増加させ、Nb等の非磁性金属元素の量を減らすまたは添加しないナノ結晶材料が提案されている。
特許文献1には、Feまたは半金属元素を含むFe基合金を熱処理し、ナノスケールの微細な結晶粒を有する軟磁性合金が開示されている。特許文献1では、合金溶湯を急冷した際、非晶質母相中に平均粒径30nm以下の結晶粒が分散したFe基合金を作製し、それを熱処理することで、結晶粒が粗大化するFe量の多い組成においても、優れた軟磁気特性を示すとしている。
特開2007−270271号公報
しかしながら、特許文献1のNb等の非磁性金属元素が未添加であるFe基合金においては、合金溶湯を急冷して薄帯を作製する途中に微細なナノ結晶を析出させる必要があるが、この微細なナノ結晶を安定して析出させるのが難しく、磁気特性に加え、耐食性および靭性の安定性や劣化が懸念されている。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、耐食性および靭性の向上を実現し、良好な磁気特性が得られるナノ結晶薄帯およびそれを用いた磁心を提供することを目的とする。
本発明は、Fe、P、Cuを含むナノ結晶薄帯であって、厚み方向の中央部に析出しているナノ結晶に対して表面に析出しているナノ結晶の結晶粒径が小さいことを特徴とするナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、薄帯の全体にナノ結晶が析出していることを特徴とする上記のナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、前記表面の結晶粒径が15nm以下、前記中央部の結晶粒径が20nm以下であることを特徴とする上記のナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、前記表面の結晶粒径が12nm以下、かつ前記中央部の結晶粒径に対する前記表面の結晶粒径の比が0.8以下であることを特徴とする上記のナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、前記表面の結晶粒径が8nm以下、かつ前記中央部の結晶粒径に対する前記表面の結晶粒径の比が0.65以下であることを特徴とする上記のナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、前記表面には、Cuが濃縮した結晶粒を有することを特徴とする上記のナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、組成式がFeSiCuで表され、79≦a≦86at%、1≦b≦13at%、0≦c≦10at%、1≦x≦15at%、0≦y≦10at%、0.4≦z≦1.4at%、および0.06≦z/x≦1.20であることを特徴とする上記のナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、Feの3at%以下を、Ti、V、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、W、Cr、Co、Ni、Al、Mn、Ag、Au、Zn、S、Ca、Sn、As、Sb、Bi、N、O、Mg、白金族元素、および希土類元素のうち、1種類以上の元素で置換してなることを特徴とする上記のナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、0.4≦z≦1.0at%であることを特徴とする上記のナノ結晶薄帯である。
また、本発明は、上記のナノ結晶薄帯を使用した磁心である。
本発明によれば、ナノ結晶薄帯において、薄帯の厚み方向の中央部に析出しているナノ結晶に対して表面に析出しているナノ結晶の結晶粒径が小さい構成とすることにより、ナノ結晶薄帯の表面を緻密化でき、耐食性および靭性の向上を実現し、良好な磁気特性が得られるナノ結晶薄帯およびそれを用いた磁心を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るナノ結晶薄帯を説明する模式図。
図1は、本発明の実施の形態に係るナノ結晶薄帯を説明する模式図である。本発明の実施の形態によるナノ結晶薄帯は、図1に示すように、母相2に析出しているナノ結晶に対して表面1に析出しているナノ結晶の結晶粒径が小さい構成である。なお、本実施の形態において母相2は、薄帯の厚み方向の中央部を含む表面1以外の部分を示す。このように、母相2のナノ結晶の結晶粒径に対して表面1のナノ結晶の結晶粒径が小さい構成により、ナノ結晶薄帯の表面を緻密化させることができる。ナノ結晶薄帯に析出するナノ結晶の結晶粒径が粗大であると、耐食性および靭性が劣化する傾向があり、特にナノ結晶薄帯の表面1の結晶組織は、耐食性および靭性の影響が大きい部分である。この耐食性が著しく劣化することにより、磁気特性の低下が引き起こされる。本発明の実施の形態のナノ結晶薄帯の表面1は緻密化しているため、耐食性および靭性が向上し、良好な磁気特性を得ることが可能となる。
また、本発明の実施の形態によるナノ結晶薄帯は、薄帯の厚み方向に連続して、すなわち薄帯全体にナノ結晶が析出している構成である。この構成は、従来のナノ結晶薄帯の製造方法により得られ、例えば、薄帯の厚み方向の一部にアモルファス相を有するナノ結晶薄帯を製造する場合に用いる特別な製造装置や製造条件等が必要なく、容易に製造可能である。
本実施の形態において、表面の結晶粒径を15nm以下、母相の結晶粒径を20nm以下とするのが望ましい。ナノ結晶薄帯に析出するナノ結晶の結晶粒径を小さくすることにより、より良好な磁気特性が安定して得られるためである。
さらに、本実施の形態において、表面の結晶粒径を12nm以下、かつ母相の結晶粒径に対する表面の結晶粒径の比を0.8以下とするのが望ましい。この範囲において、ナノ結晶薄帯の耐食性が特に向上し、良好な磁気特性が得られる。
さらに、本実施の形態において、表面の結晶粒径を8nm以下、かつ母相の結晶粒径に対する表面の結晶粒径の比を0.65以下とするのが望ましい。この範囲において、ナノ結晶薄帯の靭性が特に向上し、良好な磁気特性が得られる。
また、本実施の形態において、ナノ結晶薄帯の表面には、Cuが濃縮した結晶粒が存在している。この構成により、ナノ結晶薄帯の表面の結晶粒径を微細にすることができ、磁気特性の向上を図ることが可能となる。
本実施の形態のナノ結晶薄帯を作製するための合金組成物としては、Fe、P、Cuを含み、具体的には、組成式がFeSiCuで表され、79≦a≦86at%、1≦b≦13at%、0≦c≦10at%、1≦x≦15at%、0≦y≦10at%、0.4≦z≦1.4at%、および0.06≦z/x≦1.20であることが好ましい。
上記組成のうち、Fe元素は磁性を担う主元素であり、その含有量は原料の価格低減と飽和磁束密度向上のため多いほうが好ましい。具体的には、1.65T以上の高いBsを得るためにはFe量は79at%以上が好ましく、更に1.70T以上を得るためには81at%以上が好ましい。また、Fe量過剰になると形成能が低下し薄帯が得られなくなるので86at%以下が好ましい。
上記組成のうち、B元素はアモルファス形成を担う元素である。薄帯を安定的に作製するためにはB量が1at%以上必要であり、形成能を考慮すると2at%以上が好ましい。更にB量が5at%以上であるとΔTが拡大できナノ結晶の安定化に寄与する。またB量が過剰になると形成能が低下して薄帯製造が困難になるため15at%以下が好ましく、また均質なナノ結晶組織を得るためには13at%以下が好ましい。特に量産化のためナノ結晶薄帯の合金組成物が低い融点を有する必要がある場合や、良好な保磁力を得るためには、Bの割合は10at%以下であることが好ましい。
上記組成のうち、Si元素もまたアモルファス形成を担う元素であり、ΔTが拡大できナノ結晶の安定化に寄与する。またSi量が過剰になると形成能が低下するため10at%以下が好ましい。特に、Siの割合が2at%以上であると、アモルファス相形成能が改善され連続薄帯を安定して作製でき、また、ΔTが増加することで均質なナノ結晶を得ることができるといった利点がある。 一方、厚みが小さい薄帯や表面が平滑な薄帯を得たい場合は、溶湯の粘性や融点を低減させるためにSi添加を抑制する必要があるため、Si量は5at%以下が好ましく、更に2at%以下が好ましい。
上記組成のうち、P元素はアモルファス形成やナノ結晶の微細化に必須元素である。薄帯を安定的に作製するためにはP量が1at%以上必要であり、均質なナノ結晶組織を得るためには3at%以上であることが好ましい。またP量が過剰になるとΔTが狭くなり熱処理が困難になるため15at%以下が好ましい。1.65T以上のBsが必要な場合はP量が10at%以下、1.7T以上のBsが必要な場合は8at%以下が好ましい。
上記組成のうち、C元素はアモルファス形成を担う元素であり、Si、B、P元素などの組み合わせにより、アモルファス相形成能やナノ結晶の安定性を高めることが可能になる。またCは安価であるため、Cの添加により総材料コストが低減される。但し、Cの割合が10at%を超えると合金組成物が脆化し、軟磁気特性の劣化が生じるという問題がある。従って、Cの割合は、10at%以下が好ましい。特に、均一なナノ結晶組織を得るためには、Cの割合は5at%以下が好ましい。更に、溶解時におけるCの蒸発に起因した組成のばらつきを抑えるためには、Cの割合は4at%以下が好ましい。
上記組成のうち、Cu元素はナノ結晶化に寄与する必須元素である。なお、Cuの割合が0.4at%より少ないと、ナノ結晶化が困難になり、Cuが過剰になると形成能が低下するため2at%以下が好ましい。更に、ナノ結晶をより微細化させるためには、Cuの割合を0.5at%以上にするのが好ましい。また、アモルファス相からなる前駆体を均質にし軟磁気特性を向上させるためには、Cuの割合は1.4at%以下が好ましい。特に合金組成物の靭性の向上及び酸化を考慮すると、Cuの割合は1.0at%以下であることが好ましい。
P原子とCu原子との間には強い引力がある。従って、ナノ結晶薄帯が特定の比率のP元素とCu元素とを含んでいると、10nm以下のサイズのクラスターが形成され、このナノサイズのクラスターによってナノ結晶薄帯の形成の際にαFe結晶は微細構造を有するようになる。より具体的には、本実施の形態によるナノ結晶薄帯は平均粒径が20nm以下であるαFe結晶を含んでいる。本実施の形態において、Pの割合(x)とCuの割合(z)との特定の比率(z/x)は、0.06以上、1.20以下である。この範囲以外では、均質なナノ結晶組織が得られず、従ってナノ結晶薄帯は優れた軟磁気特性が得られない。なお、特定の比率(z/x)は、ナノ結晶薄帯の脆化及び酸化を考慮すると、0.80以下が好ましく、更に0.08以上0.55以下であることが好ましい。
耐食性、形成能、結晶粒成長の制御のためFeの3at%以下をTi、V、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、W、Cr、Al、Mn、Ag、Zn、S、Ca、Sn、As、Sb、Bi、N、O、Mg、希土類元素、Au、白金属元素のうち、1種類以上の元素で置換しても良く、更に飽和磁束密度や磁歪など制御するためFeの30at%以下を磁性元素であるCo、Niと置換しても良い。
本実施の形態では、Nb等の非磁性金属元素を未添加、または添加量が少ない場合においても、微細なナノ結晶を安定して析出させることができ、良好な磁気特性に加え、耐食性および靭性の向上も可能である。
本実施の形態のナノ結晶薄帯は、上記の合金組成物を熱処理することにより得られる。この熱処理の条件は、本実施の形態の構成が得られればよく、特に限定されない。ただし、組成と熱処理時の昇温速度の影響が大きいため、それらを考慮して、上記の合金組成物の組成により適宜最適条件を設定するのが望ましい。また、良好な磁気特性を得るために、複数の熱処理条件を組み合わせて行うことも可能である。
また、上記の合金組成物からなる薄帯を巻いてコアを形成し、このコアを熱処理することにより、本実施の形態のナノ結晶薄帯からなる磁心を得ることができる。コアの熱処理条件についても、上記の薄帯の熱処理と同様の条件で行うことができ、複数の熱処理条件を組み合わせて行うことも可能である。複数の熱処理条件で熱処理を行う場合、所望の特性や製造し易さを考慮し、薄帯で熱処理を行ってから、コアの熱処理を行うということも可能である。
表1に示す組成となるように、工業鉄、Fe−B合金、Fe−Si合金、Fe−P合金、電気銅を秤量し、高周波溶解にて溶解した。その後、単ロール液体急冷法を用いて、幅30mm、厚さ25μmに調整した連続薄帯を作製した。この連続薄帯を、幅10mmにスリット加工し、長さ60mmにて切断した。
次に、表1に示す熱処理条件にて、Ar雰囲気中で熱処理を施し、実施例1〜9、比較例1、2のナノ結晶薄帯を得た。実施例9については、熱処理を2つの条件で連続して行った。
直流BHトレーサーにて保磁力Hcを測定し、コアロス測定装置にて50Hz−1.5TにおけるコアロスPcmを測定し、磁気特性を評価した。これらの磁気特性の測定結果を表1に示す。
また、ナノ結晶薄帯の母相から表面にかけての一部を切り出し、TEM(透過型電子顕微鏡)にて微細組織を観察し、TEM画像より、表面および母相のそれぞれの平均結晶粒径を算出し、母相の結晶粒径に対する表面の結晶粒径の比を算出した。表面および母相の平均結晶粒径、平均結晶粒径の比を算出した結果を表1に示す。
TEMでの観察および分析により、本実施の形態のナノ結晶薄帯の表面には、Cuが濃縮した結晶粒が存在することを確認した。
また、40℃、90%RHの恒温槽にて、高温高湿試験を1000時間実施し、ナノ結晶薄帯の表面の外観を観察することにより、耐食性を評価した。高温高湿試験後のナノ結晶薄帯の表面観察結果を表1に示す。
さらに、靭性の評価を以下の方法で行った。実施例および比較例におけるナノ結晶薄帯(幅10mm、長さ60mm)について、長手方向の中心線を境に180度折り返し、折り返したナノ結晶薄帯を固定治具で挟み、上下から加重を加え、破断した時の、折り返した部分の外側の直径を測定した。靭性評価におけるナノ結晶薄帯の破断時の直径を表1に示す。
Figure 2015095500
表1に示すように、本実施の形態において、比較例に比べ、磁気特性を良好とすることが可能となった。また、ナノ結晶薄帯の表面を観察した結果、本実施の形態は、変色が減少する、または変色しないことを確認し、耐食性の向上が可能となった。さらに、ナノ結晶薄帯の折り曲げ試験を行った結果、本実施の形態は、比較例に比べ、折り返した部分の直径が小さくなるまで破断せず、靭性の向上が可能となった。
1 表面
2 母相

Claims (10)

  1. Fe、P、Cuを含むナノ結晶薄帯であって、厚み方向の中央部に析出しているナノ結晶に対して表面に析出しているナノ結晶の結晶粒径が小さいことを特徴とするナノ結晶薄帯。
  2. 全体にナノ結晶が析出していることを特徴とする請求項1に記載のナノ結晶薄帯。
  3. 前記表面の結晶粒径が15nm以下、前記中央部の結晶粒径が20nm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のナノ結晶薄帯。
  4. 前記表面の結晶粒径が12nm以下、かつ前記中央部の結晶粒径に対する前記表面の結晶粒径の比が0.8以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のナノ結晶薄帯。
  5. 前記表面の結晶粒径が8nm以下、かつ前記中央部の結晶粒径に対する前記表面の結晶粒径の比が0.65以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のナノ結晶薄帯。
  6. 前記表面には、Cuが濃縮した結晶粒を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかにに記載のナノ結晶薄帯。
  7. 組成式がFeSiCuで表され、79≦a≦86at%、1≦b≦13at%、0≦c≦10at%、1≦x≦15at%、0≦y≦10at%、0.4≦z≦1.4at%、および0.06≦z/x≦1.20であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のナノ結晶薄帯。
  8. Feの3at%以下を、Ti、V、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、W、Cr、Co、Ni、Al、Mn、Ag、Au、Zn、S、Ca、Sn、As、Sb、Bi、N、O、Mg、白金族元素、および希土類元素のうち、1種類以上の元素で置換してなることを特徴とする請求項7に記載のナノ結晶薄帯。
  9. 0.4≦z≦1.0at%であることを特徴とする請求項7または8に記載のナノ結晶薄帯。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のナノ結晶薄帯を使用した磁心。
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