JP2015094693A - 半導体試験治具、測定装置、試験方法 - Google Patents

半導体試験治具、測定装置、試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、放電を防止できる半導体試験治具、測定装置、及び試験方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本願の発明に係る半導体試験治具は、導電性の材料で形成されたベース板12と、該ベース板12に固定され、絶縁性の材料で形成された複数の枠14aが格子状に設けられた枠体14と、を備える。そして、該枠体14には該ベース板12を露出させる貫通孔18a、18bが形成されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、縦型半導体チップの試験などに用いられる半導体試験治具、その半導体試験治具を有する測定装置、及びその測定装置を用いた試験方法に関する。
特許文献1には、IGBTデバイスの電気的特性を測定するプローバが開示されている。このプローバは、ステージの導電性部にIGBTデバイスの下面電極を接触させて、当該導電性部とIGBTデバイスの上面電極にプローブをあてることで測定を実施するものである。
特開2007−40926号公報 特開2006−292727号公報 特開2008−4739号公報 特開2010−276477号公報
特許文献1に開示の技術では、導電性部にあてたプローブとIGBTデバイスの間で放電が起こったり、導電性部にあてたプローブと上面電極にあてたプローブの間で放電が起こったりする問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、放電を防止できる半導体試験治具、測定装置、及び試験方法を提供することを目的とする。
本願の発明に係る半導体試験治具は、導電性の材料で形成されたベース板と、該ベース板に固定され、絶縁性の材料で形成された複数の枠が格子状に設けられた枠体と、を備え、該枠体には該ベース板を露出させる貫通孔が形成されたことを特徴とする。
本願の発明に係る測定装置は、位置合わせ部として用いる切り欠き、穴、凹部、又は凸部を有する導電性の材料で形成されたベース板と、該ベース板に固定され、絶縁性の材料で形成された複数の枠が格子状に設けられた枠体と、を備え、該枠体には該ベース板を露出させる貫通孔が形成された半導体試験治具と、該位置合わせ部を利用して該半導体試験治具を予め定められた場所にのせるステージと、第1プローブと該第1プローブよりも短い第2プローブを有する測定器と、を備えたことを特徴とする。
本願の発明に係る試験方法は、導電性の材料で形成されたベース板と、該ベース板に固定され、絶縁性の材料で形成された複数の枠が格子状に設けられた枠体と、を備える半導体試験治具の該ベース板の該枠体によって区切られた部分に、上面電極と下面電極を有する縦型半導体チップの該下面電極を接触させる工程と、該半導体試験治具をステージにのせる工程と、該枠体に該ベース板を露出させるように形成された貫通孔に第1プローブをとおして該第1プローブを該ベース板にあてつつ、第2プローブを該上面電極にあてて、該縦型半導体チップの電気的特性を測定する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、絶縁性材料で形成された枠体の貫通孔にプローブをとおすので、放電を防止できる。
実施の形態1に係る半導体試験治具の平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 ステージの斜視図である。 測定器の正面図である。 試験方法について説明する断面図である。 試験方法について説明する断面図である。 電流の流れを矢印で示す平面図である。 実施の形態2に係る半導体試験治具の一部拡大図である。 電流の流れを矢印で示す平面図である。 実施の形態3に係る半導体試験治具の平面図である。 実施の形態3に係る試験方法を示す平面図である。 変形例に係る試験方法を示す平面図である。 実施の形態4に係る半導体試験治具の平面図である。 実施の形態5に係る測定装置と測定方法を示す断面図である。 貫通孔延長部の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る半導体試験治具、測定装置、及び試験方法について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体試験治具10の平面図である。半導体試験治具10は、例えばアルミニウムなどの導電性の材料で形成されたベース板12を備えている。ベース板12の角には切り欠き部12aが形成されている。ベース板12の外周部分には4つの穴12bが形成されている。切り欠き部12aと穴12bは例えばベース板12に対する機械加工により作成する。切り欠き部12aと4つの穴12bはまとめて位置合わせ部と称する。
ベース板12には枠体14が固定されている。ベース板12と枠体14はねじ止めされている。枠体14は絶縁性の材料で形成された複数の枠14aが格子状に設けられたものである。枠体14は、例えばPPS又はPEEK材等の樹脂を材料とする射出成形により形成する。なお、例えば200℃以上の高温環境下で半導体試験治具10を用いる場合は、耐熱性を有するエンジニアリングプラスチックで枠体14を作成することが望ましい。
枠体14は16個の枠14aを備えているので、ベース板12は枠体14によって16個の設置部16に区切られている。1つの設置部16は1つの縦型半導体チップを収容できる大きさである。そして、枠体14にはベース板12を露出させる貫通孔18a、18bが形成されている。貫通孔18a、18bは、枠14aの左右に形成されている。つまり、1つの枠14aに対して2つの貫通孔18a、18bが形成されている。
図2は、図1のII−II線における断面図である。枠体14は、設置部16に対向する部分に斜面14bを有している。斜面14bは設置部16を囲むように形成されている。また、設置部16には設置部16の外周に沿って溝12cが形成されている。
図3は、半導体試験治具10をのせるステージ30の斜視図である。ステージ30は、平坦面32の角部に形成された平面視で3角形の突起部34と、平坦面32の上に形成された平面視で円形の4つの突起部36とを備えている。突起部34は突起部36よりもZ方向に高く形成されている。
図4は、測定器40の正面図である。測定器40はプローブカード42を備えている。プローブカード42は、第1プローブ42a、42bと、第1プローブ42a、42bよりも短い第2プローブ42cを備えている。プローブカード42は取り付け部44に固定されている。本発明の実施の形態1に係る測定装置は、上述の半導体試験治具10、ステージ30、及び測定器40を備える。
続いて、本発明の実施の形態1に係る試験方法について説明する。まず、図5を参照して、試験対象とする縦型半導体チップ50について説明する。縦型半導体チップ50は半導体ウエハをダイシングなどで個片化して形成されたものである。縦型半導体チップ50は、本体部50aと、本体部50aの上面側に形成された上面電極50bと、本体部50aの下面側に形成された下面電極50cを備えている。縦型半導体チップ50は、上面電極50bと下面電極50cの間に縦方向に電流を流すものである。なお、設置部16に接触する下面電極50cにダメージを与えないように、ベース板12の表面に洗浄又は研磨を施しバリ又は突起がないようにしておくことが望ましい。
そして、図5に示すように、半導体試験治具10の枠体14によって区切られた部分である設置部16に、縦型半導体チップ50の下面電極50cを接触させる。この工程では、枠体14の斜面14bが縦型半導体チップ50を設置部16に導くガイドとして機能する。縦型半導体チップ50が斜面14bに沿って滑ると、例えば半導体ウエハを縦型半導体チップ50に個片化するときに縦型半導体チップ50の端部及びその近辺に生じた異物が、斜面14bに当たって縦型半導体チップ50から離脱し、溝12cに収容される。これにより、縦型半導体チップ50の下面電極50cとベース板12の間に異物が入ることを防止できる。なお、本発明の実施の形態1では、16個の全ての設置部16に1つずつ縦型半導体チップ50をのせる。
次いで、縦型半導体チップ50を搭載した半導体試験治具10をステージ30にのせる。このとき、半導体試験治具10の位置合わせ部を利用して、ステージ30の予め定められた場所に半導体試験治具10をのせる。具体的には、まず、切り欠き部12aをステージ30の突起部34の側面にあてて半導体試験治具10の方向を確定する。その後、半導体試験治具10をステージ30に近づけ、突起部36を穴12bに挿入する。このように、位置合わせ部を利用して半導体試験治具10をステージ30の予め定められた場所にのせる。
次いで、図6に示すように、第1プローブ42a、42bを、枠体14の貫通孔18a、18bをとおしてベース板12にあてつつ、第2プローブ42cを上面電極50bにあてる。そして第1プローブ42a、42b、及び第2プローブ42cに電流を印加して縦型半導体チップ50の電気的特性を測定する。
図7は、縦型半導体チップ50の電気的特性を測定する際の縦型半導体チップ50における電流の流れを矢印で示す平面図である。電流は貫通孔18aの方向と貫通孔18bの方向に分散される。なお、電流の流れは図7の矢印と逆方向でもよい。
本発明の実施の形態1に係る試験方法で、枠体14の貫通孔18a、18bに第1プローブ42a、42bをとおすのは、第1プローブ42a、42bによる放電を防止するためである。つまり、第1プローブ42a、42bと縦型半導体チップ50の端部の間に枠体14があるのでこれらの間の放電を抑制できる。同様に、第1プローブ42a、42bと第2プローブ42cの間に枠体14があるのでこれらの間の放電を抑制できる。
また、貫通孔18a、18bの平面形状を円形とすることで、貫通孔18a、18bの内壁の特定部分に電荷が集中することを抑制できる。なお、放電抑制のためには枠体14の最も高い部分に貫通孔を設けることが好ましいが、枠体14の斜面14bに貫通孔18a、18bを形成してもよい。その場合には放電が起こらないように注意すべきである。
本発明の実施の形態1の測定装置によれば、半導体試験治具10の位置合わせ部(切り欠き部12aと穴12b)とステージ30の突起部34、36を利用して半導体試験治具10をステージ30の予め定められた場所に正確にのせることができる。従って、半導体試験治具10に搭載した全ての縦型半導体チップ50に対して一括して位置合わせができるので、測定工程の複雑化を防止できる。
本発明の実施の形態1に係る測定装置は、縦型半導体チップ50の下面電極50cに対しベース板12を経由した第1プローブ42a、42bでコンタクトをとるので、ステージ30に電流を流すことは無い。従って、ステージから評価装置等への配線は不要である。しかも、下面電極50cからベース板12を介して第1プローブ42a、42bに至る電流経路は、下面電極からステージと配線を経由する電流経路と比較して、短縮しやすい。よって、測定装置のインダクタンスを低減して測定精度を高めることができる。
ベース板12(設置部16)に流れる電流は、図7の矢印で示すように、貫通孔18a(第1プローブ42a)の方向と貫通孔18b(第1プローブ42b)の方向に分散されているので、縦型半導体チップ50の発熱及びそれに伴う弊害を抑制できる。ここで、このような電流分散効果を得る必要がなければ1つの第1プローブで足りるので、枠体の貫通孔は複数の枠のそれぞれに少なくとも1つ設ければよい。
また、貫通孔18a、18bは枠14a毎に形成されているので、半導体試験治具10に搭載された全ての縦型半導体チップ50について、均一かつ短い電流経路長で測定ができる。
ベース板12と枠体14をネジ止めで固定したため、枠体14を交換したり、枠体14を取り外して洗浄したりすることができる。このような利益があるのでベース板12と枠体14は取り外し可能とすることが好ましい。ベース板12と枠体14を取り外し可能に固定する方法としては、ねじ止め以外にも、ベース板12と枠体14の一方に凹部を設け他方に凸部を設けこれらを嵌め合わせる方法がある。
本発明の実施の形態1に係る、半導体試験治具、測定装置、及び試験方法は様々な変形が可能である。例えば、位置合わせ部は切り欠き部12aと穴12bに限定されず、例えば切り欠き、穴、凹部、又は凸部を適宜用いることができる。また、半導体試験治具10は、縦型半導体チップ50の電気的特性を測定するためだけでなく、縦型半導体チップ50の搬送に用いることも可能である。
第1プローブ42a、42bを貫通孔18a、18bに挿入しやすくするために、枠体14の貫通孔18a、18bを囲む部分に面取り加工を施してもよい。貫通孔18a、18bの開口径を大きくして、貫通孔18a、18bのそれぞれに積層プローブなどの複数のプローブをとおす構成としてもよい。なお、これらの変形は以下の実施の形態に係る半導体試験治具、測定装置、及び試験方法にも応用できる。
以下の実施の形態に係る半導体試験治具、測定装置、及び試験方法については、実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る半導体試験治具の一部拡大図である。ベース板12には枠体60が固定されている。枠体60の枠60aには、貫通孔62a、62b、62c、62dが形成されている。貫通孔62a、62b、62c、62dは枠60aの各辺に1つずつ形成されているので、設置部16は貫通孔62a、62b、62c、62dに囲まれている。他の設置部についても同様である。
本発明の実施の形態2に係る試験方法では、貫通孔62a、62b、62c、62dの全てに第1プローブを挿入して、縦型半導体チップの電気的特性を測定する。図9は、縦型半導体チップ50の電気的特性を測定する際の縦型半導体チップ50における電流の流れを矢印で示す平面図である。電流は、貫通孔62aの方向と、貫通孔62bの方向と、貫通孔62cの方向と、貫通孔62dの方向に分散される。このように4つの方向に均等に電流を分散させることで、縦型半導体チップ50の電流分布を均一化できる。従って、縦型半導体チップ50内の局所的な発熱を抑制できる。なお、電流の流れは図9の矢印と逆方向でもよい。
なお、枠体60に形成する貫通孔の数及び配置は、縦型半導体チップの電流分布を均一化できる限り任意に設定できる。縦型半導体チップの電流を均一化するためには、貫通孔を、複数の枠のそれぞれを囲むように複数設ければよい。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係る半導体試験治具100の平面図である。平面視での枠体102の中央に貫通孔104が形成されている。貫通孔104は枠体102に1箇所だけ形成されている。
図11は、本発明の実施の形態3に係る試験方法を示す平面図である。まず、全ての設置部16に1つずつ縦型半導体チップをのせる。図11では上面電極50bがあらわれている。次いで、位置合わせ部を駆使して半導体試験治具100をステージの予め定められた部分にのせる。次いで、第1プローブ106を貫通孔104を通してベース板12に当てるとともに、第2プローブ108を半導体チップの上面電極50bに当てる。次いで、各半導体チップの電気的特性を測定する。
本発明の実施の形態3では、1本の第1プローブ106を、全ての半導体チップの下面電極に対するコンタクトとして用いる。そして、第1プローブ106から各縦型半導体チップの下面電極までの距離は概ね均一であるため、各縦型半導体チップに対しほぼ同一条件での測定が可能となる。しかも、枠体102に貫通孔を複数形成する必要が無いので、複数の貫通孔を形成する場合と比較して枠体102の製造コストを低下させることができる。
例えば複数の第1プローブを同時に貫通孔に通すためには、測定装置の各要素が精確に位置決めされていることを要するので、工程が複雑化する。しかし、図11のように貫通孔104が1箇所だけ形成された場合には、容易に第1プローブ106を貫通孔104に通すことができるので、工程短縮が可能となる。なお、貫通孔104は枠体102に1箇所形成されれば上記の効果を得ることができるので、貫通孔は枠体の中央以外に形成してもよい。
図12は、変形例に係る試験方法を示す平面図である。貫通孔104に隣接した4個の設置部16には縦型半導体チップをのせず、貫通孔104から離れた12個の設置部16に縦型半導体チップをのせる。こうすると、全ての設置部16に縦型半導体チップをのせた場合と比較して、第1プローブ106と第2プローブ108の距離を大きくすることができるので、放電抑制効果を高めることができる。
実施の形態4.
図13は、本発明の実施の形態4に係る半導体試験治具150の平面図である。枠体152の角部に貫通孔154、156、158、160が形成されている。そして、Aで示された4つの設置部16にのせられた縦型半導体チップに対しては貫通孔154をとおしてベース板12に当てられた第1プローブを用いる。Bで示された4つの設置部16にのせられた縦型半導体チップに対しては貫通孔156をとおしてベース板12に当てられた第1プローブを用いる。Cで示された4つの設置部16にのせられた縦型半導体チップに対しては貫通孔158をとおしてベース板12に当てられた第1プローブを用いる。Dで示された4つの設置部16にのせられた縦型半導体チップに対しては貫通孔160をとおしてベース板12に当てられた第1プローブを用いる。
このように半導体試験治具150を用いれば、4つの第1プローブを同時に用いて1度に4つの縦型半導体チップの測定が可能である。また、全ての縦型半導体チップについて、第1プローブから下面電極までの距離を概ね均一にすることができる。なお、例えばAで示された4つの設置部16のうち最も貫通孔154に近い場所には縦型半導体チップをのせず、他の3つの設置部16に縦型半導体チップをのせることで、第1プローブと第2プローブの距離を広くしてもよい。
実施の形態5.
図14は、本発明の実施の形態5に係る測定装置と測定方法を示す断面図である。この測定装置は、枠体の形状と、縦型半導体チップ及びベース板の吸着機構に特徴がある。まず、枠体の形状について説明する。枠体14の上に枠体14と同じ材料で形成された貫通孔延長部200が固定されている。枠体14と貫通孔延長部200が枠体202を構成している。枠体202の貫通孔204は、枠体14だけの貫通孔よりも長くなっている。
貫通孔延長部200と、貫通孔延長部200の直下の枠体14を合わせて凸部という。凸部は、枠体202のうち貫通孔204を形成する部分であり、他の部分より高く形成されている。図15は、貫通孔延長部200の斜視図である。貫通孔延長部200の側面は曲面で形成されている。枠体14の側面は平面で形成されている。従って、凸部の側面は曲面又は平面で形成されている。
凸部を設けたことにより貫通孔204の長さは、実施の形態1〜4の貫通孔の長さより長くなっている。従って、貫通孔204に第1プローブをとおして縦型半導体チップの電気的特性を測定することで、第1プローブと縦型半導体チップとの間、及び第1プローブと第2プローブの間の放電を確実に抑制でできる。そして、凸部の側面を曲面又は平面で形成したので、凸部に電荷が集中することによる放電を防止できる。なお、枠体14と貫通孔延長部200は一体形成してもよい。
次いで、図14を参照しつつ、縦型半導体チップ及びベース板の吸着機構について説明する。ベース板12のうち枠体14によって区切られた部分(設置部16)に貫通穴210が形成されている。ステージ30には、貫通穴210の直下、及びベース板12の直下に吸気路212が形成されている。
例えば真空ポンプなどの吸気装置を吸気路212に接続することで、縦型半導体チップ50をベース板12に吸着固定し、ベース板12をステージ30に吸着固定することができる。従って、第1プローブをベース板12に接触させ第2プローブを縦型半導体チップ50に接触させるとき、及び測定時に、縦型半導体チップ50とベース板12の位置ずれを抑制できる。これにより当該位置ずれに起因した縦型半導体チップ50の破損又は縦型半導体チップ50とベース板12の間に異物が侵入することを防止できる。なお、貫通穴210及び吸気路212は平面視で直線的に形成してもよい。
ここまでの各実施の形態に係る半導体試験治具、測定装置、及び試験方法の特徴は、適宜に組み合わせても良い。
10 半導体試験治具、 12 ベース板、 12a 切り欠き部、 12b 穴、 12c 溝、 14 枠体、 14a 枠、 14b 斜面、 16 設置部、 18a,18b 貫通孔、 30 ステージ、 32 平坦面、 34,36 突起部、 40 測定器、 42 プローブカード、 42a,42b 第1プローブ、 42c 第2プローブ、 50 縦型半導体チップ、 50a 本体部、 50b 上面電極、 50c 下面電極、 60 枠体、 60a 枠、 62a,62b,62c,62d 貫通孔、 100 半導体試験治具、 102 枠体、 104 貫通孔、 106 第1プローブ、 108 第2プローブ、 150 半導体試験治具、 152 枠体、 154,156,158,160 貫通孔、 200 貫通孔延長部、 202 枠体、 204 貫通孔、 210 貫通穴、 212 吸気路

Claims (12)

  1. 導電性の材料で形成されたベース板と、
    前記ベース板に固定され、絶縁性の材料で形成された複数の枠が格子状に設けられた枠体と、を備え、
    前記枠体には前記ベース板を露出させる貫通孔が形成されたことを特徴とする半導体試験治具。
  2. 前記貫通孔は、前記複数の枠のそれぞれに少なくとも1つ設けられたことを特徴とする請求項1に記載の半導体試験治具。
  3. 前記貫通孔は、前記複数の枠のそれぞれを囲むように複数設けられたことを特徴とする請求項1に記載の半導体試験治具。
  4. 前記貫通孔は、前記枠体の中央に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体試験治具。
  5. 前記貫通孔は、前記枠体の角部に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体試験治具。
  6. 前記貫通孔は、前記枠体に1箇所形成されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体試験治具。
  7. 前記枠体のうち前記貫通孔を形成する部分は他の部分より高く形成された凸部となっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体試験治具。
  8. 前記凸部の側面は曲面又は平面で形成されたことを特徴とする請求項7に記載の半導体試験治具。
  9. 前記ベース板のうち前記枠体によって区切られた部分に貫通穴が形成されたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体試験治具。
  10. 前記枠体の側面は斜面であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体試験治具。
  11. 位置合わせ部として用いる切り欠き、穴、凹部、又は凸部を有する導電性の材料で形成されたベース板と、前記ベース板に固定され、絶縁性の材料で形成された複数の枠が格子状に設けられた枠体と、を備え、前記枠体には前記ベース板を露出させる貫通孔が形成された半導体試験治具と、
    前記位置合わせ部を利用して前記半導体試験治具を予め定められた場所にのせるステージと、
    第1プローブと前記第1プローブよりも短い第2プローブを有する測定器と、を備えたことを特徴とする測定装置。
  12. 導電性の材料で形成されたベース板と、前記ベース板に固定され、絶縁性の材料で形成された複数の枠が格子状に設けられた枠体と、を備える半導体試験治具の前記ベース板の前記枠体によって区切られた部分に、上面電極と下面電極を有する縦型半導体チップの前記下面電極を接触させる工程と、
    前記半導体試験治具をステージにのせる工程と、
    前記枠体に前記ベース板を露出させるように形成された貫通孔に第1プローブをとおして前記第1プローブを前記ベース板にあてつつ、第2プローブを前記上面電極にあてて、前記縦型半導体チップの電気的特性を測定する工程と、を備えたことを特徴とする試験方法。
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