JP2015090243A - 燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリパージ時のファンの回転速度を常に一律に設定するのではなく、必要な時期にプリパージ時のファンの回転速度を通常速度よりも大きく又は小さく設定し得る燃焼装置を提供する。
【解決手段】燃焼装置1は、所定の通常モードの場合、プリパージの際の燃焼ファン15の回転数を所定の通常回転数とし、ガスバーナ17の動作停止時に予め用意された特定条件が成立した場合、又はガスバーナ17の動作停止時に操作部に対する特定操作がなされた場合を特定モードとしてプリパージの際の燃焼ファン15の回転数を通常回転数よりも小さい又は大きい特定回転数とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼装置に関するものである。
従来より、ガスバーナの燃焼によって生じる燃焼排気熱を利用して温風を発生させるガス温風暖房機が知られている。例えば、特許文献1の構成では、内部にガスバーナを備えた燃焼室5と、この燃焼室5と連通して空気を加熱する熱交換器7とが設けられており、ガスガスバーナ17の燃焼によって生じる燃焼排気熱によって熱交換器7を加熱させ、この熱交換器7によって暖められた加熱空気を室内に送出する構成となっている。
特開2001−27415号公報
ところで、この種の燃焼装置では、ガスバーナの燃焼を停止したときに、燃焼室内に未燃焼の燃料ガスが滞留した状態となる場合がある。そこで、このように燃焼室内に未燃焼の燃料ガスが滞留した状態でバーナに点火されることを防止するため、バーナに点火する前に燃焼室内を換気するいわゆるプリパージが行われている。このプリパージでは、例えば燃焼室の体積の5倍程度の気体を放出するまで、ファンを回転動作させて燃焼室から気体を排出しつつ外気を取り入れ、燃焼室を換気することになる。従来は、このプリパージの際にファンを一定の回転速度で一定時間だけ動作させ、このファン動作によって必要な量の排気を行っていたが、このようにプリパージ時の回転速度が常に一定であったため、その時の使用環境にあったプリパージがなされていない場合があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、プリパージ時のファンの回転速度を常に一律に設定するのではなく、必要な時期にプリパージ時のファンの回転速度を通常速度よりも大きく又は小さく設定し得る燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明は、燃焼室内に設けられたガスバーナと、
前記ガスバーナへのガス供給路と、
前記ガス供給路の開閉を制御する開閉弁と、
前記燃焼室内の空気を流動させる燃焼ファンと、
前記ガスバーナに対する点火を制御する点火制御部と、
前記燃焼ファンの回転を制御する構成であり、且つ前記点火制御部による前記ガスバーナへの点火前に前記燃焼ファンを回転させて前記燃焼室内を換気するプリパージを行う回転制御部と、
外部からの操作が可能な操作部と、
を備え、
前記回転制御部は、所定の通常モードの場合には、前記プリパージの際の前記燃焼ファンの回転数を所定の通常回転数とし、前記通常モードとは異なり、前記ガスバーナの動作停止時に予め用意された特定条件が成立した場合、又は前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対する特定操作がなされた場合、を特定モードとして前記プリパージの際の前記燃焼ファンの回転数を前記通常回転数よりも小さい又は大きい特定回転数とすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、通常時にはプリパージを通常回転数で行い、特定の場合にプリパージを相対的に小さい回転数又は大きい回転数で行うことができる。そして、使用環境を考慮して特定条件(回転数を切り替える条件)を設定すれば、使用環境に合った適正な回転数でプリパージを行うことができる。
請求項2の発明では、ガスバーナの動作停止時に操作部に対して所定の通常操作がなされた場合を通常モードとしている。そして、この通常モードのときには、プリパージの際に燃焼ファンを通常回転数で第1所定時間の間だけ動作させている。一方、ガスバーナの動作停止時に動作時刻判断部により現在時刻が動作時刻になったと判断された場合を特定モードとしている。そして、特定モードのときには、プリパージの際に燃焼ファンを通常回転数よりも小さい特定回転数で第1所定時間よりも長い第2所定時間の間だけ動作させている。
この構成では、より早くプリパージを行うべき場合には、操作部に対して所定の通常操作を行えば良く、これにより、相対的に大きい通常回転数でプリパージを行うことができ、比較的短い時間でプリパージを完了することができる。一方、設定された動作時刻に動作を開始するようなタイマー設定の場合には、相対的に小さい特定回転数でプリパージを行うことができ、プリパージをより静かに行うことができる。
例えば、起床前の時刻を動作時刻としておけば、起床前に静かにプリパージを行ってプリパージを完了させておくことができ、プリパージ時のファン動作が就寝を妨げにくくなる。また、就寝中であれば、ある程度長い時間プリパージ動作を行っても利用者が遅延感を感じにくく、より静かな音で十分な量のプリパージを支障なく行うことができる。
請求項3の発明では、動作時刻が所定時刻帯でないと判断される場合、プリパージの際に燃焼ファンを通常回転数よりも小さい第1特定回転数で第1所定時間よりも長い第1特定時間の間だけ動作させ、動作時刻が所定時刻帯であると判断される場合、プリパージの際に燃焼ファンを第1特定回転数よりも小さい第2特定回転数で第1特定時間よりも長い第2特定時間の間だけ動作させる構成となっている。
この構成では、通常操作とタイマー設定とでプリパージ時の回転数を使い分ける構成において、更に、タイマー設定時の動作時刻によっても、回転数を分けることができる。
例えば、タイマー設定された時刻が就寝時間帯(例えば、22:00〜6:00)の場合を「所定時間帯」とすれば、この時間帯は、より一層低速の回転数(第2特定回転数)で静粛性を最重視してプリパージを行うことができ、ファン動作が就寝を妨げにくくなる。一方、タイマー設定された時刻が就寝時間帯でない場合には、就寝時間帯よりは静粛性が抑えられるが通常時よりは高い静粛性で、且つ就寝時間帯よりも短い時間でプリパージを行うことができる。
請求項4の発明では、ガスバーナの動作停止時に動作時刻判断部により現在時刻が動作時刻になったと判断され、設定情報記憶部に設定情報が記憶されていない場合、プリパージの際に燃焼ファンを通常回転数よりも小さい第1特定回転数で第1所定時間よりも長い第1特定時間の間だけ動作させる。一方、ガスバーナの動作停止時に動作時刻判断部により現在時刻が動作時刻になったと判断され、且つ設定情報記憶部に設定情報が記憶されている場合、プリパージの際に燃焼ファンを第1特定回転数よりも小さい第2特定回転数で第1特定時間よりも長い第2特定時間の間だけ動作させる。
この構成では、通常操作とタイマー設定とでプリパージ時の回転数を使い分ける構成において、更に、設定情報記憶部に設定情報が記憶されているか否かで、回転数を分けることができる。
例えば、動作時刻のタイマー設定を行い、且つ所定操作を行って設定情報を記憶しておけば、動作時刻の到来時に、より一層低速の回転数(第2特定回転数)で静粛性を最重視してプリパージを行うことができる。一方、動作時刻のタイマー設定だけ行い、設定情報を記憶する操作を行わなければ、静粛性が若干抑えられるが通常時よりは高い静粛性で、且つ設定情報記憶時よりは短い時間でプリパージを行うことができる。
請求項5の発明では、ガスバーナの動作停止時に操作部に対して所定の通常操作がなされた場合を通常モードとして燃焼ファンを通常回転数で第1所定時間の間だけ動作させ、ガスバーナの動作停止時に操作部に対して所定の特定操作がなされた場合を特定モードとして燃焼ファンを通常回転数よりも小さい特定回転数で第1所定時間よりも長い第2所定時間の間だけ動作させる構成となっている。
この構成では、操作部に対して所定の通常操作を行えば、通常回転数でプリパージを行うことができ、比較的短い時間でプリパージを完了することができる。一方、静粛性を重視する場合、特定操作を行えば、相対的に小さい特定回転数でプリパージを行うことができ、プリパージをより静かに行うことができる。例えば、乳児などが就寝している時に、任意に動作させたい場合、特定操作を行えば、静かにプリパージを完了させて温風供給に移行でき、乳児の就寝を極力妨げずに部屋を加熱し易くなる。
請求項6の発明では、ガスバーナの動作停止時に操作部に対して所定の通常操作がなされた場合を通常モードとして燃焼ファンを通常回転数で第1所定時間の間だけ動作させ、ガスバーナの動作停止時に操作部に対して所定の特定操作がなされた場合を特定モードとして燃焼ファンを通常回転数よりも大きい特定回転数で第1所定時間よりも短い第2所定時間の間だけ動作させる構成となっている。
この構成では、操作部に対して所定の通常操作を行えば、通常回転数で比較的静かにプリパージを行うことができる。一方、迅速性を重視する場合、特定操作を行えば、相対的に大きい特定回転数でファンを回し、短時間でプリパージを完了することができる。例えば、外出先からの帰宅後、部屋が冷えた状態で早急に部屋を温めたい場合、特定操作を行えば、早急にプリパージを完了させて温風の供給を迅速に行いやすくなり、非常に有効である。
請求項7の発明では、ガスバーナの動作停止時に操作部に対して所定の開始操作がなされた場合において、温度検出部によって検出される温度が所定の温度閾値以上の場合を通常モードとして燃焼ファンを通常回転数で第1所定時間の間だけ動作させる。一方、ガスバーナの動作停止時に操作部に対して開始操作がなされた場合において、温度検出部によって検出される温度が所定の温度閾値未満の場合を特定モードとして燃焼ファンを通常回転数よりも大きい特定回転数で第1所定時間よりも短い第2所定時間の間だけ動作させる。
この構成では、周囲温度が比較的高い場合には、通常回転数で比較的静かにプリパージを行うことができ、周囲温度が比較的低い場合には、相対的に大きい特定回転数でファンを回し、短時間でプリパージを完了することができる。従って、周囲が冷えているときには、早急にプリパージを完了させて温風の供給を迅速に行うことができ、冷えた環境をより早く改善することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る燃焼装置を概略的に例示する概略図である。 図2は、図1の燃焼装置の操作部を概略的に例示する概略図である。 図3は、図1の燃焼装置の電気的構成の一部を簡略的に示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係る燃焼装置におけるタイマ設定動作時のプリパージ処理の流れを例示するフローチャートである。 図5は、第2実施形態に係る燃焼装置におけるタイマ設定動作時のプリパージ処理の流れを例示するフローチャートである。 図6は、第3実施形態に係る燃焼装置でのプリパージ処理の流れを例示するフローチャートである。 図7は、第4実施形態に係る燃焼装置でのプリパージ処理の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(全体構成)
まず、図1〜図3を参照し、燃焼装置1の全体構成について説明する。
図1に示す燃焼装置1は、ガス加熱式の温風暖房機として構成されており、ケース内に、送風路3と、外部空気を送風路3内に供給するファン20と、送風路3内を通る空気を加熱する燃焼部4とを備えている。
送風路3は、ケースの第1所定位置(例えば背面)に設けられた吸気口51と、ケースの第2所定位置(例えば前面)に設けられた吹出口57との間に、後述する熱交換器6を介在させて形成されている。この送風路3は、吸気口51から入り込んだ空気がファン20に隣接する領域52を通り、その後、熱交換器6の流路35に隣接する領域53を通って温められるようになっている。その後、領域53から吹出口57に隣接する領域55に送り込まれ、吹出口57から加熱された空気が放出されるようになっている。なお、図1では、外部(例えば室内)から供給される加熱前の空気を破線の白抜き矢印F1で示しており、熱交換器6で温められた空気を塗り潰しの矢印F2で示している。
ファン20は、送風路3内においてケースに形成された吸気口51に臨むように回転可能に設けられた回転羽と、この回転羽を回転駆動するモータ25とを備えている。このファン20は、制御回路10の制御によってモータ25が回転動作するようになっており、動作時には、回転羽の回転により外部空気(例えば室内空気)を吸気口51から送風路3内に取り込み、その取り込んだ空気を熱交換器6付近を通過させて吹出口57に向かって流し、吹出口57から外部に送出するようになっている。
燃焼部4は、ガスバーナ17を収容する燃焼室5と、燃焼室5に連通し、燃焼室5で加熱された気体を通過させる流路35を備えた熱交換器6とを備えている。燃焼室5は、ガスを含んだ混合気体をガスバーナ17によって燃焼する空間であり、この燃焼室5には、ガスバーナ17へ空気を供給するための給気路9と、燃焼ガスを供給するためのガス供給路7とが接続されている。また、燃焼室5に連通する熱交換器6には、ガスバーナ17での燃焼排ガスを排出するための排気路8が接続されている。そして、給気路9と排気路8はケースの外部にまで延設され、ケース外(例えば屋外)に配される開口部37を介して外部と連通している。
給気路9は、装置外(ケース外)からの空気を燃焼室5に向けて送り込む通路として構成されており、その途中には燃焼ファン15が設けられている。燃焼ファン15は、燃焼室5内のガスバーナ17に燃焼用空気を送出し、燃焼室5内の気体を給気路9側から排気路8側へ流動させるように機能している。この燃焼ファン15は、給気路9内に回転自在に設けられた回転羽と、この回転羽を回転駆動するモータとを備えており、このモータが図3に示す駆動回路73によって駆動されるようになっている。図3に示す駆動回路73は、公知のモータ駆動回路として構成されており、制御回路10からの指令に応じた回転速度で燃焼ファン15のモータを回転するようになっている。なお、本構成では、駆動回路73及び制御回路10が回転制御部の一例に相当する。
また、本構成では、図1のように、装置内に配置されたガス供給路7(ガス流路)がノズル16を介して燃焼室5内のガスバーナ17と連通しており、ノズル16から吹き出した燃料ガスが燃焼室5内のガスバーナ17に入り込む際には、この流入時の吹込み力(燃焼室5への吸引力)及び燃焼ファン15の送風力によってガスバーナ17内に給気路9の空気の一部が入り込んで一次空気として混合されるようになっている。そして、このように生成される混合気体を燃焼室5内に設けられたガスバーナ17によって燃焼させる構成となっている。また、給気路9からの空気は、ガスバーナ17付近の隙間を通って下流側に抜けるようにもなっており、このように抜けた空気は、ガスバーナ17の下流側においてガスバーナ17の燃焼で生じた炎に対して二次空気として供給されるようになっている。また、燃焼室5内には、ガスバーナ17の点火を行うためのイグナイタ18と、ガスバーナ17の燃焼炎を検知するためのフレームロッド19とがガスバーナ17に臨んで配設されている。図3のように、イグナイタ18には、公知のイグナイタ回路72が接続されており、制御回路10からの指令に応じてイグナイタ回路72がイグナイタ18に対して点火動作を行うようになっている。本構成では、制御回路10、イグナイタ回路72、イグナイタ18が、ガスバーナ17に対する点火を制御する点火制御部の一例に相当する。
また、図1のように、ガス供給路7には、ガス元電磁弁11と、電磁弁12と、電磁弁14とが設けられている。これらガス元電磁弁11と、電磁弁12と、電磁弁14は、ガス供給路7の開閉を制御する開閉弁の一例に相当する。ガス元電磁弁11及び電磁弁12は、ガス供給路7の一部をなす第1流路部31に設けられ、いずれも制御回路10によって開閉動作が制御されるようになっており、それぞれが独立して第1流路部31の開放及び閉塞を切り替えるように動作する。本構成では、ガス元電磁弁11及び電磁弁12を用いた二重の閉塞構造となっており、ガス元電磁弁11及び電磁弁12が閉弁状態にあるときには、燃焼室5に対して燃焼ガスが供給されないようになっている。一方、ガス元電磁弁11及び電磁弁12がいずれも開弁状態にあるときには、燃焼室5に対して燃焼ガスが供給される。電磁弁14は、燃焼室5に対する燃焼ガスの供給量を制御する弁であり、第1流路部31から分岐する2つの流路部32,33の一方側の流路部33の開放及び閉塞を切り替えるように動作する。ガス元電磁弁11及び電磁弁12がいずれも開弁状態にあるとき、電磁弁14が開放状態であれば燃焼ガスの供給量が相対的に大となり、電磁弁14が閉塞状態であれば燃焼ガスの供給量が相対的に小となる。また、図1のように、ガス供給路7を通る燃焼ガスのガス圧を調整する供給ガス圧調整弁13も設けられている。
また、ケース外の所定箇所には、ケース外の温度を測定する室温サーミスタ24が設けられている。図3に示すように、室温サーミスタ24によって検出された温度は、制御回路10に入力されるようになっており、制御回路10は、室温サーミスタ24で得られた検出温度を利用して制御を行うことができる。
また、燃焼装置1には、図2のような操作部60が設けられている。この操作部60は、外部からの押圧操作が可能な複数の操作ボタン64,65,66,67,68,69と、文字や記号などを表示可能な表示部62とを備えている。この操作部60では、操作ボタン64,65,66,67,68,69によって様々なトリガ操作や情報入力を行うことができるようになっており、例えば操作ボタン65,66,67,68,69に対する所定の温度入力操作によって使用者が希望する室温(目標室温)を入力することができるようになっている。また、操作ボタン65,66,67,68,69に対する所定の時刻入力操作によって動作時刻(タイマ時刻)を設定することができるようになっている。このように設定された室温(目標室温)や動作時刻は、図3に示すメモリ71に記憶され、制御回路10によって参照できるようになっている。なお、メモリ71は、「動作時刻記憶部」の一例に相当するものであり、例えばRAMやEEPROMなどの公知の半導体メモリによって構成されている。
燃焼装置1は、図3のような電気的構成になっており、例えば外部の商用交流電源を電源として作動し、図示しない電源回路によって動作電圧が生成されて各部品に電力が供給されるようになっている。制御回路10は、CPU10a,ROM10b,RAM10cなどを備えたマイクロコンピュータ(以下、マイコンとも称する)として構成されており、燃焼装置1内の各種制御を行うようになっている。なお、図3では、制御回路10に接続される一部の部品のみ例示し、残りの部品の図示は省略している。
次に、プリパージ処理について説明する。
本構成では、制御回路10及び駆動回路73が回転制御部に相当しており、所定の通常モードの場合には、プリパージの際の燃焼ファン15の回転数を所定の通常回転数R1として燃焼ファン15を回転駆動する。一方、ガスバーナ17の動作停止時に予め用意された特定条件が成立した場合を特定モードとし、この特定モードの場合には、プリパージの際の燃焼ファン15の回転数を通常回転数R1よりも小さい特定回転数として燃焼ファン15を回転駆動する。
具体的には、商用電源から電力供給がなされ、燃焼動作が行われていない待機状態(ガスバーナ17が点火しておらず、燃焼ファン15もファン20も停止している状態)のときに操作ボタン64に対して所定の開始操作がなされた場合を通常モードの開始条件としている。なお、開始操作は、例えばボタンを1回押圧する操作であってもよく、長押しや複数回押圧する操作であってもよい。そして、このように通常モードが開始した場合には、通常のプリパージを行った後、ガスバーナ17の点火を行い、燃焼状態を継続する。この「通常のプリパージ」では、ガスバーナ17が点火していない状態で、燃焼ファン15を所定の通常回転数R1(例えば、3000rpm)で回転させ、その通常回転数R1での回転状態を第1所定時間T1(例えば20秒)の間だけ維持する。そして、このような第1所定時間T1が経過してプリパージが完了した後に、ガスバーナ17の点火を行い、供給ガスの燃焼及びファン20の駆動を行い、温風の放出を開始する。
一方、上述のような所定ボタンの押圧とは別で、タイマー設定によっても動作が開始されるようになっている。具体的には、例えば、図4のような流れでもプリパージ処理が可能となっている。この図4の処理は、商用電源から電力供給がなされた電源投入状態のときに燃焼動作が行われていない場合に実行される処理であり、まず、時計部74から把握される現在時刻(S21の処理実行時の時刻)がメモリ71に登録されている動作時刻(タイマ設定時刻)となったか否かを判断する(S21)。本構成では、図3のように現在時刻の情報を出力する時計部74が設けられており、制御回路10では、この時計部74からの情報によって現在時刻を把握できるようになっている。また、待機状態のときに予め操作部60に対して所定操作を行うことで、メモリ71に動作時刻(タイマ設定時刻)を記録しておくことができるようになっている。このように動作時刻が設定されている場合、S21の処理では、時計部74から把握される現在時刻(S21の処理実行時の時刻)がメモリ71に登録されている動作時刻(タイマ設定時刻)となったか否かを判断し、現在時刻がメモリ71に登録された動作時刻に達していなければS21でNoに進んで待機状態を維持し、現在時刻がメモリ71に登録された動作時刻に達していればS21でYesに進む。なお、S21でNoに進む判断が繰り返される待機状態のときに操作ボタン64が押圧されたときには、上述の通常モードが開始するようになっている。
本構成では、制御回路10が動作時刻判断部の一例に相当し、時計部74によって把握される現在時刻が動作時刻になったか否かを判断するように機能する。
そして、S21でYesに進む場合、メモリ71に登録された動作時刻(タイマ設定時刻)が所定時刻帯であるか否かを判断する。図4の例では、所定時刻帯の一例として「午前中」を挙げており、メモリ71に登録された動作時刻(タイマ設定時刻)が「午前中」であれば、S22にてYesに進む。一方、メモリ71に登録された動作時刻(タイマ設定時刻)が「午前中」でなければ、S22にてNoに進む。なお、「所定時刻帯」は、予め定められた固定時刻帯であってもよく、ユーザが事前入力によって「所定時刻帯」をメモリ71に登録できるようになっていてもよい。
なお、本構成では、制御回路10が時刻帯判断部の一例に相当し、動作時刻が所定時刻帯であるか否かを判断するように機能する。
そして、S22にてNoに進む場合、S24では、燃焼ファン15を上述の通常回転数R1よりも小さい第1特定回転数R21(例えば、1500rpmの低回転数)で第1所定時間T1よりも長い第1特定時間T21(例えば、40秒)の間だけ動作させ、プリパージを行う。そして、第1特定時間T21が経過するとプリパージは完了する。なお、プリパージが完了した後には、通常時と同様、ガスバーナ17の点火を行い、供給ガスの燃焼及びファン20の駆動を行い、温風の放出を開始する。
一方、S22にてYesに進む場合、S23では、燃焼ファン15を上述の第1特定回転数R21よりも更に小さい第2特定回転数R22(例えば1000rpm)で第1特定時間T21よりも更に長い第2特定時間T22(例えば、60秒)の間だけ動作させ、プリパージを行う(S23)。そして、第2特定時間T22が経過するとプリパージは完了する。なお、プリパージが完了した後には、通常時と同様、ガスバーナ17の点火を行い、供給ガスの燃焼及びファン20の駆動を行い、温風の放出を開始する。
本構成では、制御回路10及び駆動回路73が回転制御部の一例に相当し、点火制御部によるガスバーナ17への点火前に燃焼ファン15を回転させて燃焼室5内を換気するプリパージを行うように機能する。そして、この回転制御部は、通常時(上述したように所定ボタンが押されて動作が開始する時)にはプリパージを通常回転数R1で行い、特定の場合には、プリパージを相対的に小さい回転数で行うことができるようになっている。より具体的には、ガスバーナ17の動作停止時に現在時刻が動作時刻になったと判断され、当該動作時刻が所定時刻帯でないと判断される場合(即ち、図4のS21でYesとなり、S22でNoとなる場合)、プリパージの際に燃焼ファン15を通常回転数R1よりも小さい第1特定回転数R21で第1所定時間T1よりも長い第1特定時間T21の間だけ動作させるように機能する。一方、ガスバーナ17の動作停止時に現在時刻が動作時刻になったと判断され、当該動作時刻が所定時刻帯であると判断される場合(即ち、図4のS21でYesとなり、S22でYesとなる場合)、プリパージの際に燃焼ファン15を第1特定回転数R21よりも小さい第2特定回転数R22で第1特定時間T21よりも長い第2特定時間T22の間だけ動作させるように機能する。
このような本構成によれば、より早くプリパージを行うべき場合には、操作部60に対して所定の通常操作を行えば、相対的に大きい通常回転数R1でプリパージを行うことができ、比較的短い時間でプリパージを完了することができる。一方、設定された動作時刻に動作を開始するようなタイマー設定の場合には、相対的に小さい特定回転数でプリパージを行うことができ、プリパージをより静かに行うことができる。
また、本構成では、通常操作とタイマー設定とでプリパージ時の回転数を使い分ける構成において、更に、タイマー設定時の動作時刻によっても、回転数を分けることができる。上述の例では、所定時間帯を「AM」としたが、例えば、タイマー設定された時刻(動作時刻)が就寝時間帯(例えば、22:00〜6:00)の場合を「所定時間帯」とすれば、この時間帯は、より一層低速の回転数(第2特定回転数R22)で静粛性を最重視してプリパージを行うことができ、ファン動作が就寝を妨げにくくなる。一方、タイマー設定された時刻が就寝時間帯でない場合には、就寝時間帯よりは静粛性が抑えられるが通常時よりは高い静粛性で、且つ就寝時間帯よりも短い時間でプリパージを行うことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照して説明する。
なお、第2実施形態は、図4のS22の処理を、図5のS42の処理に変更した点のみが第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同様である。特に、図1〜図3の構成などは第1実施形態と同一である。
この構成では、メモリ71が設定情報記憶部の一例に相当し、操作部60に対して予め所定の設定操作がなされた場合に所定の設定情報を記憶するようになっている。例えば操作ボタン65〜69のいずれかを「おやすみボタン」として機能させている。そして、商用電源から電力供給がなされた電源投入状態で燃焼動作が行われていない待機状態のときにこの「おやすみボタン」に対して所定操作(所定回数の押下や長押しなど)がなされた場合に、メモリ71に識別情報(所定の設定情報)を記録するようになっている。なお、動作時刻(タイマー設定時刻)の登録方法は第1実施形態と同様である。
第2実施形態の構成では、通常モードについては第1実施形態と同様である。即ち、商用電源から電力供給がなされ、燃焼動作が行われていない待機状態のときに操作ボタン64に対して所定の開始操作がなされた場合には、燃焼ファン15を所定の通常回転数R1で回転させ、その通常回転数R1での回転状態を第1所定時間T1の間だけ維持するようにプリパージを行う。なお、プリパージの完了後は、第1実施形態と同様の燃焼動作を行う。
一方、タイマー設定によって動作が開始する場合、図5のような流れでプリパージ処理を行う。図5のS41は、図4のS21と同一であり、時計部74で把握される現在時刻がメモリ71に登録された動作時刻(タイマ設定時刻)に達していなければS41でNoに進んで待機状態を維持し、現在時刻がメモリ71に登録された動作時刻に達していればS41でYesに進む。
そして、S41でYesに進む場合、おやすみボタンに対する事前操作がなされているか否かを判断する(S42)。具体的には、メモリ71に上述の識別情報が記録されているか否かを判断し、記録されている場合にはS42にてYesに進む。逆に、メモリ71に上述の識別情報が記録されていない場合にはS42にてNoに進む。そして、S42にてYesに進む場合には、図4のS23と同一のS43の処理を行い、超低速回転数(第2特定回転数R22)で、超長時間(第2特定時間T22)のプリパージを行う。一方、S42にてNoに進む場合には、図4のS24と同一のS44の処理を行い、低速回転数(第1特定回転数R21)で、長時間(第1特定時間T21)のプリパージを行う。なお、S43又はS44の後には、第1実施形態と同様の燃焼動作を行う。
本構成でも、制御回路10及び駆動回路73が回転制御部の一例に相当し、ガスバーナ17の動作停止時に動作時刻判断部により現在時刻が動作時刻になったと判断され、設定情報記憶部(メモリ71)に設定情報(識別情報)が記憶されていない場合(即ち、図5のS41でYesとなり、S42でNoとなる場合)、プリパージの際に燃焼ファン15を通常回転数R1よりも小さい第1特定回転数R21で第1所定時間T1よりも長い第1特定時間T21の間だけ動作させるように機能する。また、ガスバーナ17の動作停止時に動作時刻判断部により現在時刻が動作時刻になったと判断され、且つ設定情報記憶部に設定情報が記憶されている場合(即ち、図5のS41でYesとなり、S42でYesとなる場合)、プリパージの際に燃焼ファン15を第1特定回転数R21よりも小さい第2特定回転数R22で第1特定時間T21よりも長い第2特定時間T22の間だけ動作させるように機能する。
本構成では、通常操作とタイマー設定とでプリパージ時の回転数を使い分ける構成において、更に、設定情報記憶部(メモリ71)に設定情報(識別情報)が記憶されているか否かで、回転数を分けることができる。例えば、予め動作時刻のタイマー設定を行うと共に所定操作を行って設定情報を記憶しておけば、動作時刻の到来時に、より一層低速の回転数(第2特定回転数)で静粛性を最重視してプリパージを行うことができる。一方、動作時刻のタイマー設定だけ行い、設定情報を記憶する操作を行わなければ、静粛性が若干抑えられるが通常時よりは高い静粛性で、且つ設定情報記憶時よりは短い時間でプリパージを行うことができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について図6を参照して説明する。
この第3実施形態は、プリパージ処理のみが第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同様である。特に、図1〜図3の構成などは第1実施形態と同一である。
この第3実施形態では、操作ボタン65〜69のいずれかを「おやすみボタン」として機能させ、それ以外のいずれかを「お急ぎボタン」として機能させている。そして、通常モードについては第1実施形態と同様であり、例えば、操作ボタン64を通常の動作ボタンとして機能させている。そして、押圧されたボタンの種類に応じたプリパージを行うようになっている。なお、本構成でも、制御回路10及び駆動回路73が回転制御部の一例に相当する。
そして、商用電源から電力供給がなされ、燃焼動作が行われていない待機状態のとき、操作ボタン64(通常ボタン)、おやすみボタン、お急ぎボタンのいずれかが押圧されたときに図6の処理が実行される。例えば、操作ボタン64(通常ボタン)が押された場合には、S51でNoに進み、S52でNoに進むことになり、S54では、第1実施形態と同様の通常モードが開始する。この場合、燃焼ファン15を所定の通常回転数R1(例えば3000rpm)で回転させ、その通常回転数R1での回転状態を第1所定時間T1(例えば20秒)の間だけ維持するようにプリパージを行う(S54)。なお、プリパージの完了後は、第1実施形態と同様の燃焼動作を行う。
一方、待機状態のときにおやすみボタンが押された場合(第1特定操作の場合)には、S51でYesに進み、S55では、燃焼ファン15を上述の通常回転数R1よりも小さい特定回転数R31(例えば、1500rpmの低回転数)で第1所定時間T1よりも長い第2所定時間T31(例えば、40秒)の間だけ動作させ、プリパージを行う。そして、プリパージの完了後は、第1実施形態と同様の燃焼動作を行う。
また、待機状態のときにお急ぎボタンが押された場合(第2特定操作の場合)には、S51でNoに進み、S52でYesに進み、S53では、燃焼ファン15を上述の通常回転数R1よりも大きい特定回転数R32(例えば、6000rpmの高回転数)で第1所定時間T1よりも短い第2所定時間T32(例えば、10秒)の間だけ動作させ、プリパージを行う。そして、プリパージの完了後は、第1実施形態と同様の燃焼動作を行う。
本構成では、操作部60に対して所定の通常操作(通常ボタンの押圧)を行えば、通常回転数R1でプリパージを行うことができ、比較的短い時間でプリパージを完了することができる。一方、静粛性を重視する場合、第1の特定操作(おやすみボタンの押圧)を行えば、相対的に小さい特定回転数R31でプリパージを行うことができ、プリパージをより静かに行うことができる。例えば、乳児などが就寝している時に、任意に動作させたい場合、第1の特定操作(おやすみボタンの押圧)を行えば、任意のタイミングで静かにプリパージを完了させて温風供給に移行でき、乳児の就寝を極力妨げずに部屋を加熱し易くなる。
また、迅速性を重視する場合、第2の特定操作(お急ぎボタンの押圧)を行えば、相対的に大きい特定回転数R32でファンを回し、短時間でプリパージを完了することができる。例えば、外出先からの帰宅後、部屋が冷えた状態で早急に部屋を温めたい場合、第2の特定操作(お急ぎボタンの押圧)を行えば、早急にプリパージを完了させて温風の供給を迅速に行いやすくなり、非常に有効である。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について図7を参照して説明する。
この第4実施形態の構成は、プリパージ処理のみが第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同様である。特に、図1〜図3の構成などは第1実施形態と同一である。
第4実施形態では、プリパージ開始条件の成立時に図7のような流れでプリパージ処理が行われ、その後、第1実施形態と同様の燃焼動作が行われるようになっている。なお、プリパージ開始条件の成立は、所定ボタン(例えば操作ボタン64)に対する開始操作(例えば押圧操作)がなされたことであってもよく、現在時刻がメモリ71に記録された動作時刻(タイマ設定時刻)に達したことであってもよい。
プリパージ開始条件が成立した場合、温度検出部に相当する室温サーミスタ24での検出温度を把握し、室温サーミスタで検出される温度が所定の閾値温度(例えば0°)以上であるか否かを判断する(S31)。そして、室温サーミスタ24での検出温度が閾値温度以上であれば、S31にてYesに進み、図6のS54と同様のプリパージを行う(S32)。このS32は、第1実施形態と同様の通常モードであり、この場合、燃焼ファン15を所定の通常回転数R1(例えば3000rpm)で回転させ、その通常回転数R1での回転状態を第1所定時間T1(例えば20秒)の間だけ維持するようにプリパージを行う。なお、プリパージの完了後は、第1実施形態と同様の燃焼動作を行う。
一方、室温サーミスタ24での検出温度が閾値温度未満であれば、S31にてNoに進み、図6のS53と同様のプリパージを行う(S33)。この場合、燃焼ファン15を上述の通常回転数R1よりも大きい特定回転数R32(例えば、6000rpmの高回転数)で第1所定時間T1よりも短い第2所定時間T32(例えば、10秒)の間だけ動作させ、プリパージを行う。そして、プリパージの完了後は、第1実施形態と同様の燃焼動作を行う。
本構成では、制御回路10及び駆動回路73が回転制御部に相当し、ガスバーナ17の動作停止時に操作部60に対して所定の開始操作がなされた場合において、室温サーミスタ24によって検出される温度が所定の温度閾値以上の場合を通常モードとして燃焼ファン15を通常回転数R1で第1所定時間T1の間だけ動作させる。また、ガスバーナ17の動作停止時に操作部60に対して開始操作がなされた場合において、室温サーミスタ24によって検出される温度が所定の温度閾値未満の場合を特定モードとして燃焼ファン15を通常回転数R1よりも大きい特定回転数R32で第1所定時間T1よりも短い第2所定時間T32の間だけ動作させる。
本構成では、周囲温度が比較的高い場合には、通常回転数R1で比較的静かにプリパージを行うことができ、周囲温度が比較的低い場合には、相対的に大きい特定回転数R32でファンを回し、短時間でプリパージを完了することができる。従って、周囲が冷えているときには、早急にプリパージを完了させて温風の供給を迅速に行うことができ、冷えた環境をより早く改善することができる。
なお、第4実施形態の代表例では、ハウジング外の温度を室温サーミスタ24によって測定したが、ハウジング内の所定領域の温度を室温サーミスタ24によって測定する構成であってもよい。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1、第2実施形態では、所定の通常モードの場合に、プリパージの際の燃焼ファン15の回転数を所定の通常回転数R1とし、ガスバーナ17の動作停止時に予め用意された特定条件が成立した場合を特定モードとしてプリパージの際の燃焼ファン15の回転数を通常回転数R1よりも小さい特定回転数としていたが、予め用意された特定条件が成立してプリパージを行う場合に、燃焼ファン15の回転数を通常回転数R1よりも大きい特定回転数としてもよい。例えばタイマ動作時のプリパージの際の回転数を通常回転数R1よりも大きくしてもよい。
1…燃焼装置
5…燃焼室
6…熱交換器
7…ガス供給路
9…メモリ(設定情報記憶部)
10…制御回路(点火制御部、回転制御部、動作時刻判断部)
11…ガス元電磁弁(開閉弁)
12…電磁弁(開閉弁)
14…電磁弁(開閉弁)
15…燃焼ファン
17…ガスバーナ
18…イグナイタ(点火制御部)
24…室温サーミスタ(温度検出部)
60…操作部
72…イグナイタ回路(点火制御部)
73…駆動回路(回転制御部)
74…時計部

Claims (7)

  1. 燃焼室内に設けられたガスバーナと、
    前記ガスバーナへのガス供給路と、
    前記ガス供給路の開閉を制御する開閉弁と、
    前記燃焼室内の空気を流動させる燃焼ファンと、
    前記ガスバーナに対する点火を制御する点火制御部と、
    前記燃焼ファンの回転を制御する構成であり、且つ前記点火制御部による前記ガスバーナへの点火前に前記燃焼ファンを回転させて前記燃焼室内を換気するプリパージを行う回転制御部と、
    外部からの操作が可能な操作部と、
    を備え、
    前記回転制御部は、所定の通常モードの場合には、前記プリパージの際の前記燃焼ファンの回転数を所定の通常回転数とし、前記通常モードとは異なり、前記ガスバーナの動作停止時に予め用意された特定条件が成立した場合、又は前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対する特定操作がなされた場合、を特定モードとして前記プリパージの際の前記燃焼ファンの回転数を前記通常回転数よりも小さい又は大きい特定回転数とすることを特徴とする燃焼装置。
  2. 動作時刻を記憶する動作時刻記憶部と、
    現在時刻を把握する時計部と、
    前記時計部によって把握される前記現在時刻が前記動作時刻になったか否かを判断する動作時刻判断部と、
    を備え、
    前記回転制御部は、前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対して所定の通常操作がなされた場合を前記通常モードとして前記プリパージの際に前記燃焼ファンを前記通常回転数で第1所定時間の間だけ動作させ、前記ガスバーナの動作停止時に前記動作時刻判断部により前記現在時刻が前記動作時刻になったと判断された場合を前記特定モードとして前記プリパージの際に前記燃焼ファンを前記通常回転数よりも小さい前記特定回転数で前記第1所定時間よりも長い第2所定時間の間だけ動作させることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記動作時刻が所定時刻帯であるか否かを判断する時刻帯判断部を備え、
    前記回転制御部は、
    前記ガスバーナの動作停止時に前記動作時刻判断部により前記現在時刻が前記動作時刻になったと判断され、前記時刻帯判断部によって当該動作時刻が前記所定時刻帯でないと判断される場合、前記プリパージの際に前記燃焼ファンを前記通常回転数よりも小さい第1特定回転数で前記第1所定時間よりも長い第1特定時間の間だけ動作させ、
    前記ガスバーナの動作停止時に前記動作時刻判断部により前記現在時刻が前記動作時刻になったと判断され、前記時刻帯判断部によって当該動作時刻が前記所定時刻帯であると判断される場合、前記プリパージの際に前記燃焼ファンを前記第1特定回転数よりも小さい第2特定回転数で前記第1特定時間よりも長い第2特定時間の間だけ動作させることを特徴とする請求項2に記載の燃焼装置。
  4. 前記操作部に対して予め所定の設定操作がなされた場合に所定の設定情報を記憶する設定情報記憶部を備え、
    前記回転制御部は、
    前記ガスバーナの動作停止時に前記動作時刻判断部により前記現在時刻が前記動作時刻になったと判断され、前記設定情報記憶部に前記設定情報が記憶されていない場合、前記プリパージの際に前記燃焼ファンを前記通常回転数よりも小さい第1特定回転数で前記第1所定時間よりも長い第1特定時間の間だけ動作させ、
    前記ガスバーナの動作停止時に前記動作時刻判断部により前記現在時刻が前記動作時刻になったと判断され、且つ前記設定情報記憶部に前記設定情報が記憶されている場合、前記プリパージの際に前記燃焼ファンを前記第1特定回転数よりも小さい第2特定回転数で前記第1特定時間よりも長い第2特定時間の間だけ動作させることを特徴とする請求項2に記載の燃焼装置。
  5. 前記回転制御部は、前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対して所定の通常操作がなされた場合を前記通常モードとして前記燃焼ファンを前記通常回転数で第1所定時間の間だけ動作させ、前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対して所定の特定操作がなされた場合を前記特定モードとして前記燃焼ファンを前記通常回転数よりも小さい前記特定回転数で前記第1所定時間よりも長い第2所定時間の間だけ動作させることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  6. 前記回転制御部は、前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対して所定の通常操作がなされた場合を前記通常モードとして前記燃焼ファンを前記通常回転数で第1所定時間の間だけ動作させ、前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対して所定の特定操作がなされた場合を前記特定モードとして前記燃焼ファンを前記通常回転数よりも大きい前記特定回転数で前記第1所定時間よりも短い第2所定時間の間だけ動作させることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  7. 当該燃焼装置内の温度又は当該燃焼装置外の周囲温度を検出する温度検出部を備え、
    前記回転制御部は、前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対して所定の開始操作がなされた場合において、前記温度検出部によって検出される温度が所定の温度閾値以上の場合を前記通常モードとして前記燃焼ファンを前記通常回転数で第1所定時間の間だけ動作させ、前記ガスバーナの動作停止時に前記操作部に対して前記開始操作がなされた場合において、前記温度検出部によって検出される温度が所定の温度閾値未満の場合を前記特定モードとして前記燃焼ファンを前記通常回転数よりも大きい前記特定回転数で前記第1所定時間よりも短い第2所定時間の間だけ動作させることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
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