JPH0719462A - ボイラ起動時の燃焼制御方法 - Google Patents

ボイラ起動時の燃焼制御方法

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JPH0719462A
JPH0719462A JP18715993A JP18715993A JPH0719462A JP H0719462 A JPH0719462 A JP H0719462A JP 18715993 A JP18715993 A JP 18715993A JP 18715993 A JP18715993 A JP 18715993A JP H0719462 A JPH0719462 A JP H0719462A
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JP
Japan
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time
boiler
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control
combustion
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JP18715993A
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Toshihiro Kayahara
敏広 茅原
Hideo Furukawa
英夫 古川
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間等、ボイラを長時間停止させた後、再起
動時させる際に生じる不着火を、安全性を確保しつつ、
確実に防止可能なボイラ起動時の燃焼制御方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ボイラの停止操作を行ってから、再度、ボイ
ラの起動操作を行うまでの時間を計測し、この計測時間
が予め設定した時間を越えているとき、ボイラの起動操
作に伴うプレパージ動作及びプレイグニッション動作の
うち少なくとも一方の動作を、通常の設定時間より延長
して行う構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、夜間等、ボイラを長
時間停止させた後、再起動時させる際の、不着火を防止
するためのボイラ起動時の燃焼制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】夜間等、ボイラを長時間停止させた後、
再起動時させる際、しばしば不着火になることがある。
その原因は、主として、結露水が着火部に付着している
ことによるものである。即ち、結露水が着火部に付着し
ていると、着火トライ時、スパークが正しい場所で発生
せず、結露水により短絡した別の場所に発生したり、ス
パーク自体が飛ばなかったりするためである。
【0003】上述のような原因による不着火が生じた場
合は、再度、着火トライを行うとスムーズに燃焼に移行
できるケースが多い。よって、近年は、不着火が生じた
場合に再度、着火トライを行う、リサイクル機能を備え
た燃焼制御が採用されている。しかし、このリサイクル
機能付き燃焼制御は、油焚きボイラにしか採用されてお
らず、ガス焚きボイラにおいては、安全上の理由によ
り、リサイクル機能の付加は認められていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、夜間等、
ボイラを長時間停止させた後、再起動時させる際に生じ
る不着火を、安全性を確保しつつ、確実に防止可能なボ
イラ起動時の燃焼制御方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みてなされたもので、ボイラの停止操作を行ってか
ら、再度、ボイラの起動操作を行うまでの時間を計測
し、この計測時間が予め設定した時間を越えていると
き、ボイラの起動操作に伴うプレパージ動作及びプレイ
グニッション動作のうち少なくとも一方の動作を、通常
の設定時間より延長して行うことを特徴としている。
【0006】
【作用】ボイラの停止操作を行ってから、再度、ボイラ
の起動操作を行うまでの時間を計測し、この計測時間を
予め設定しておいた値と比較し、計測時間が設定値を越
えているとき、不着火を防止するための起動制御を行
う。即ち、ボイラの起動操作に伴うプレパージ動作及び
プレイグニッション動作のうち少なくとも一方の動作
を、通常の設定時間より延長して行う。
【0007】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を図面に従
って説明する。ボイラ(1) は加熱用のバーナ(2) を備え
ており、送風機(3) にて燃焼用空気が前記バーナ(2) に
送られるようになっている。前記バーナ(2) には燃料供
給ライン(4) が接続され、この燃料供給ライン(4) に燃
料ポンプ(5) 及び燃料弁(6) が挿設されている。前記バ
ーナ(2) には、火炎検出器(7) が付設されており、この
火炎検出器(7) により火炎の有無が検出される。
【0008】前記バーナ(2) の稼動、停止は、負荷の状
況に応じて制御される。即ち、ボイラの缶内圧を検出す
る圧力検出器(8) からの信号に基づいて、燃焼制御器
(9) により、予め設定された制御手順に従って制御され
る。缶内圧が予め設定しておいた圧力値以上になれば、
バーナ(2) へ停止指示信号が送られ、缶内圧が設定値以
下なればバーナ(2) へ燃焼指示信号が送られるようにな
っている。ボイラ(1) の側方には、ボイラ缶内の水位を
検出するための水位検出器(10)が接続されており、この
水位検出器(10)からの信号に基づいて、給水ライン(11)
中に挿入された給水ポンプ(12)がON−OFF稼動し、
ボイラ缶内の水位が一定のレベルに保たれる。
【0009】判定器(13)は、前記燃焼制御器(9) と電気
的に接続され、ボイラの停止操作を行ってから、再度、
ボイラの起動操作を行うまでの時間を計測する機能と、
この計測時間を予め設定しておいた値と比較する機能
と、計測時間が設定値を越えているとき不着火を防止す
るための起動制御指令信号を出力する機能とを備えてい
る。不着火を防止するための起動制御としては、ボイラ
の起動操作に伴うプレパージ動作及びプレイグニッショ
ン動作について、プレパージ動作を通常の設定時間より
延長して行ったり、プレイグニッション動作を通常の設
定時間より延長して行ったり、あるいは、プレパージ動
作及びプレイグニッション動作の両方の動作を通常の設
定時間より延長して行うようにしている。
【0010】以下、この発明の作用を上述の実施例につ
いて説明する。図2に、この発明における起動制御と通
常の起動制御とを比較して示す。通常の起動制御は、送
風機の稼動により約15秒のプレパージ動作が行われ、
次いで、約4秒間、点火トランス(IGT)が作動する
とともに燃料弁が開いて、着火トライが行われる。この
とき、油焚きボイラの場合は、約1秒間のプレイグニッ
ション動作(燃料弁が開く前に点火トランスが作動しス
パークのみが飛ぶ動作)が行われる。ガス焚きボイラの
プレイグニッション動作は、通常、0秒に設定されてい
る。これは、油に比べてガスは着火性に優れているため
である。
【0011】この発明における起動制御の実施例とし
て、3つの実施例を示しているが、第1の実施例は、プ
レパージ動作を通常の設定時間より延長して行うもので
ある。第2の実施例は、プレイグニッション動作を通常
の設定時間より延長して行うものである。第3の実施例
は、プレパージ動作及びプレイグニッション動作の両方
の動作を通常の設定時間より延長して行うものである。
【0012】これらの起動制御を行うかどうかは、次の
ような判定手順による。まず、夜間等、ボイラを長時間
停止させた後の再起動時であるかどうかを判別するため
に、ボイラの停止操作を行ってから、再度、ボイラの起
動操作を行うまでの時間を計測する。そして、この計測
時間を予め設定しておいた値と比較し、計測時間が設定
値を越えているとき、長時間停止後の再起動時であると
判断し、不着火を防止するための上述の起動制御を行
う。即ち、ボイラの起動操作に伴うプレパージ動作及び
プレイグニッション動作のうち少なくとも一方の動作
を、通常の設定時間より延長して行う。そうすることに
より、着火部に結露水が付着していてもそれを十分に乾
燥させることができ、不着火を未然に防止することがで
きる。尚、送風する際、ヒーターにより加温した空気を
送ると、より効果的である。
【0013】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であるの
で、夜間等、ボイラを長時間停止させた後、再起動させ
る際に生じる不着火を、安全性を確保しつつ、確実に防
止することができる。また、この発明は、ガス焚きボイ
ラにも適用可能であり、ガス焚きボイラと油焚きボイラ
の燃焼制御プログラムを共通化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるボイラの実施例を示す説
明図である。
【図2】この発明における起動制御の実施例を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 バーナ 3 送風機 4 燃料供給ライン 5 燃料ポンプ 6 燃料弁 7 火炎検出器 8 圧力検出器 9 燃焼制御器 10 水位検出器 11 給水ライン 12 給水ポンプ 13 判定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラの停止操作を行ってから、再度、
    ボイラの起動操作を行うまでの時間を計測し、この計測
    時間が予め設定した時間を越えているとき、ボイラの起
    動操作に伴うプレパージ動作及びプレイグニッション動
    作のうち少なくとも一方の動作を、通常の設定時間より
    延長して行うことを特徴とするボイラ起動時の燃焼制御
    方法。
JP18715993A 1993-06-29 1993-06-29 ボイラ起動時の燃焼制御方法 Expired - Lifetime JP2876943B2 (ja)

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JPH0719462A true JPH0719462A (ja) 1995-01-20
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009093456A1 (ja) * 2008-01-23 2009-07-30 Panasonic Corporation 燃料電池システム
JP2015090243A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 株式会社パロマ 燃焼装置

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