JP3230486B2 - バーナの起動制御方法 - Google Patents

バーナの起動制御方法

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JP3230486B2
JP3230486B2 JP10035498A JP10035498A JP3230486B2 JP 3230486 B2 JP3230486 B2 JP 3230486B2 JP 10035498 A JP10035498 A JP 10035498A JP 10035498 A JP10035498 A JP 10035498A JP 3230486 B2 JP3230486 B2 JP 3230486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボイラ等に設け
るバーナの起動制御方法に関するもので、不着火を極力
防止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】夜間等、ボイラを長時間停止させた後に
再起動させる際、しばしばバーナが不着火になることが
ある。その原因は、主として、大気中の湿気が結露水と
して点火部に付着することによるものである。結露水が
点火部に付着すると、着火動作時、点火スパークが正し
い場所で発生せず、結露水により短絡した別の場所に点
火スパークが発生したり、点火スパーク自体が発生しな
かったりする。
【0003】また、不着火が発生したとき、その原因が
前記のような点火スパークの発生不によるものである
のか,燃料の供給不によるものであるのか、直ちに特
定することは困難である。その原因を特定するために
は、綿密な点検を行う必要があり、時間がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、結露水の付着による不着火の発生を防止
し、点火部の異常の有無を容易に判別することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、プレパージ中に点火スパークを発生させ、この点火
スパークを火炎検出器で検出したとき、着火動作へ移行
するバーナの起動制御方法であって、プレパージ中に点
火スパークを検出しなかったとき、プレパージを所定時
間延長するとともに、延長したプレパージ中に点火スパ
ークを再度発生させて点火スパークを確認する操作を行
い、プレパージの合計時間が設定時間に達するまで、こ
の操作を繰り返すことを特徴としている。
【0006】さらに、請求項2に記載の発明は、前記
定時間内に前記火炎検出器で点火スパークを検出しなか
ったとき、警報を発することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明におけるバーナは、ボイラ等
のように流体を加熱する装置に用いられる。この発明
は、油バーナにもガスバーナにも適用することができ
る。この発明におけるバーナは、起動時、燃焼室内を掃
気するために、所定時間のプレパージを行った後、着火
動作へ移行する。着火動作は、燃料を噴出させながら点
火スパークを発生させて行う。火炎の有無は、付設の火
炎検出器により検出する。前記バーナを停止させるとき
は、燃料の供給を停止させた後、前記燃焼室内を掃気す
るために、所定時間のポストパージを行う。
【0008】この発明は、前記プレパージ中に点火スパ
ークを発生させ、この点火スパークを前記火炎検出器で
検出する。これは、着火動作前に、点火スパークが発生
しているかどうかを確認するためであり、点火スパーク
の発生不に起因する不着火を未然に防止するためであ
る。前記火炎検出器は、点火スパークの発生を検出可能
なものを用い、たとえば紫外線光電管を用いる。
【0009】点火スパークの発生を検出したときは、プ
レパージ終了後、そのまま着火動作へ移行し、点火スパ
ークの発生を検出しなかったときは、プレパージを所定
時間延長する。この延長したプレパージ中に点火スパー
クを再度発生させ、点火スパークの発生を確認する。点
火スパークの再確認は、延長したプレパージ中に1回以
上行う。点火スパークの発生を検出したときは、着火動
作へ移行する。また、点火スパークの発生を検出しなか
ったとき、プレパージの合計時間が設定時間に達するま
では、プレパージを所定時間延長するとともに、延長し
たプレパージ中に点火スパークを再度発生させて点火ス
パークを確認する操作を繰り返し行い、前記設定時間内
に点火スパークを検出しなかったとき、警報を発してそ
の旨を報知する。
【0010】この発明によれば、点火スパークの発生不
に起因する不着火を未然に防止することができるとと
もに、不着火の間に流出する燃料を無くすることができ
る。また、点火スパークの発生が検出されないのが、結
露水の付着によるものであれば、延長したプレパージ中
に結露水が送風による乾燥で消失するので、延長したプ
レパージの後は、不着火が発生することなく、燃焼へ移
行することができる。さらに、前記警報が発せられたと
きは、点火スパークの発生不によるものであるので、
電気系統の異常であると直ちに特定することができ、前
記バーナの点検,修理を短時間で行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。ボイラ1は加熱用のバーナ2を備
えており、送風機3にて燃焼用空気を前記バーナ2へ送
るようにしている。前記バーナ2は、ウインドボックス
4,エアレジスタ5,ノズルパイプ6およびスパークロ
ッド7を備えている。前記ノズルパイプ6に燃料供給ラ
イン8を接続し、この燃料供給ライン8に燃料の供給お
よび停止を制御する電磁弁9を設けている。
【0012】前記バーナ2には、点火トランス10およ
び火炎検出器11を設けている。前記点火トランス10
は、前記スパークロッド7に接続している。このスパー
クロッド7は、一対設けてあり、着火動作時、前記点火
トランス10で前記スパークロッド7に電圧を印加し、
前記スパークロッド7の先端間に点火スパークを飛ば
す。前記火炎検出器11は、火炎の有無を検出するとと
もに、点火スパークの有無も検出する。図示した実施例
では、前記火炎検出器11として紫外線光電管を用いて
いる。
【0013】前記バーナ2の稼動および停止は、負荷の
状況に応じて制御する。すなわち、前記ボイラ1の缶内
圧を検出する圧力検出器12からの信号に基づいて、制
御器13により、予め設定したプログラムにしたがって
制御する。缶内圧が設定値以上になれば、前記バーナ2
へ停止指示信号を出力し、缶内圧が前記設定値よりディ
ファレンシャル値分だけ低下すると、前記バーナ2へ燃
焼指示信号を出力する。
【0014】燃焼指示信号が出力されると、前記送風機
3が稼動を開始し、所定時間のプレパージを行って燃焼
室(図示省略)内を掃気した後、着火動作を行う。着火
動作は、前記点火トランス10により前記スパークロッ
ド7に電圧を印加して点火スパークを発生させるととも
に、前記電磁弁9を開いて燃料を前記ノズルパイプ6か
ら噴出させることにより行う(点火スパークは所定時間
後に停止)。詳細は後述するが、プレパージ中には、点
火スパークを発生させて点火スパークの有無を検出す
る。プレパージ開始後、設定時間内に点火スパークを検
出することができなかったときは、警報器14にてその
旨を報知する。また、燃焼停止信号が出力されると、前
記電磁弁9が閉となり燃料の供給が停止するととも
に、所定時間のポストパージを行って、前記燃焼室内を
掃気する。
【0015】前記ボイラ1の側方には、缶内の水位を検
出する水位検出器15を接続している。この水位検出器
15からの信号に基づいて、給水ライン16に設けた給
水ポンプ17をオンオフ稼動し、缶内の水位を所定の範
囲に維持する。前記給水ポンプ17の下流位置には、逆
止弁18を設けている。
【0016】以下、前記構成の作用について、図2に基
づいて説明する。図2に、この発明における起動制御方
法のフローチャートを示す。まず、前記送風機3を稼動
させてプレパージを行う(ステップS1)。このプレパ
ージは、約15秒間行い、その間に前記点火トランス1
0をオンにして点火スパークを発生させ(ステップS
2)、前記火炎検出器11で点火スパークの有無を検出
する(ステップS3)。点火スパークを検出したとき
は、点火部(前記スパークロッド7)への結露水の付着
が無く、正常な点火スパークが発生しているものと判断
して、プレパージ終了後、着火動作へ移行する(ステッ
プS4)。点火スパークは、着火動作を開始するまでプ
レイグニッションとして継続して発生させるようにして
もよいし、一旦停止させ、着火動作時に再び発生させる
ようにしてもよい。
【0017】前記ステップS3で点火スパークを検出し
なかったときは、前記点火部(前記スパークロッド7)
に結露水が付着して正常な点火スパークが発生していな
いと判断し、前記点火トランス10をオフにするととも
に(ステップS5)、プレパージを所定時間(たとえば
5秒)延長する(ステップS6)。そして、つぎのステ
ップS7で、プレパージの合計時間が設定時間(たとえ
ば30秒)を超過していないかどうかを判定し、設定時
間を超過していないときは、前記ステップS2へ戻る。
そして、再度、前記点火トランス10をオンにして点火
スパークを発生させ(前記ステップS2)、前記火炎検
出器11で点火スパークの有無を検出する(前記ステッ
プS3)。プレパージの合計時間が前記設定時間内にあ
るときは、点火スパークを発生させてその有無を検出す
る操作を断続的に繰り返し行い、点火スパークを検出し
た時点で着火動作へ移行する(前記ステップS4)。
【0018】前記設定時間内に点火スパークを検出する
ことができず、プレパージの合計時間が前記設定時間を
超過したときは(前記ステップS7)、警報を発して
(ステップS8)、その旨を管理担当者へ報知する。警
報は、警報音を発するとともに、「点火スパークの発生
」を音声で知らせるか,あるいは文字で表示する
(コードによる表示を含む)。この警報が発せられたと
きは、電気系統の異常であると直ちに特定することがで
き、前記バーナ2の点検,修理を短時間で行うことがで
きる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、点火スパークの発生
に起因する不着火を未然に防止することができると
ともに、不着火の間に流出する燃料を無くすることがで
きる。また、点火スパークの発生が検出されないとき
は、プレパージを延長して行い、この延長したプレパー
ジ中に結露水を送風による乾燥で消失させることができ
るので、延長したプレパージの後は、不着火が発生する
ことなく、燃焼へ移行することができる。さらに、プレ
パージ開始後、設定時間内に点火スパークを検出しなか
ったとき、警報を発して報知することにより、異常箇所
が電気系統の異常であると直ちに特定することができ、
バーナの点検,修理を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるボイラの実施例を示す説
明図である。
【図2】この発明における起動制御方法の実施例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
2 バーナ 11 火炎検出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレパージ中に点火スパークを発生さ
    せ、この点火スパークを火炎検出器11で検出したと
    き、着火動作へ移行するバーナ2の起動制御方法であっ
    て、プレパージ中に点火スパークを検出しなかったと
    き、プレパージを所定時間延長するとともに、延長した
    プレパージ中に点火スパークを再度発生させて点火スパ
    ークを確認する操作を行い、プレパージの合計時間が設
    定時間に達するまで、この操作を繰り返すことを特徴と
    するバーナの起動制御方法。
  2. 【請求項2】 前記設定時間内に前記火炎検出器11で
    点火スパークを検出しなかったとき、警報を発すること
    を特徴とする請求項1に記載のバーナの起動制御方法。
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