JP2022038331A - 燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】火炎が存在しない場合において、スパークが火炎として誤検出されることを防止することで、誤作動を低減可能な燃焼装置を提供する。
【解決手段】火炎を発生させるバーナと、バーナに着火するためのスパークを発生させる着火手段と、バーナの火炎の有無を検出する火炎検出手段と、予め定められた判定期間における火炎検出手段の検出結果に基づいて、バーナにおいて火炎が発生しているか否かを判定する火炎判定手段とを備え、火炎判定手段は、判定期間において火炎検出手段の検出結果に基づき、所定条件が成立しているときに、火炎が発生している旨を判定し、着火手段は、判定期間のうち所定条件を成立させることのない特定期間に亘ってスパークを発生させる一方、判定期間のうち残り期間においてはスパークを発生させない。
【選択図】図2
【解決手段】火炎を発生させるバーナと、バーナに着火するためのスパークを発生させる着火手段と、バーナの火炎の有無を検出する火炎検出手段と、予め定められた判定期間における火炎検出手段の検出結果に基づいて、バーナにおいて火炎が発生しているか否かを判定する火炎判定手段とを備え、火炎判定手段は、判定期間において火炎検出手段の検出結果に基づき、所定条件が成立しているときに、火炎が発生している旨を判定し、着火手段は、判定期間のうち所定条件を成立させることのない特定期間に亘ってスパークを発生させる一方、判定期間のうち残り期間においてはスパークを発生させない。
【選択図】図2
Description
本発明は、燃焼装置に関する。
燃焼装置には、バーナの火炎が発生しているかを検出する火炎検出手段が備えられている。この火炎検出手段によって、バーナの火炎の有無を検出し、検出結果に応じてバーナの燃焼を制御している。火炎検出手段として、紫外線検出器によって火炎を検出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、紫外線検出器では、バーナの火炎だけでなく、バーナに着火するためのスパーク(火花)も火炎として検出してしまう。そのため、実際には、火炎が存在しないのに火炎が存在すると誤検出してしまうという問題点があった。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、バーナの火炎が発生していない場合において、スパークが火炎として誤検出されてしまうことにより誤作動を招いてしまうことを防止できる燃焼装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従う燃料装置は、火炎を発生させるバーナと、前記バーナに着火するためのスパークを発生させる着火手段と、前記バーナの火炎の有無を検出する火炎検出手段と、予め定められた判定期間における前記火炎検出手段の検出結果に基づいて、前記バーナにおいて火炎が発生しているか否かを判定する火炎判定手段とを備え、前記火炎判定手段は、前記判定期間において前記火炎検出手段の検出結果に基づき、所定条件が成立しているときに、火炎が発生している旨を判定し、前記着火手段は、前記判定期間のうち前記所定条件を成立させることのない特定期間に亘ってスパークを発生させる一方、前記判定期間のうち残り期間においてはスパークを発生させない。
上記の構成によれば、スパークを間欠的に発生させることにより、火炎が存在しない場合において、スパークが火炎として誤検出されてしまうことにより誤作動を招いてしまうことを防止できる。
好ましくは、前記火炎検出手段は、紫外線に基づいて火炎の有無を検出する。
上記の構成によれば、火炎と直接接触させることなく火炎の有無を判定できるために耐久性に富む火炎検出手段を用いつつも、スパークが火炎として誤検出されてしまうことにより誤作動を招いてしまうことを防止できる。
好ましくは、前記特定期間は、前記所定条件を成立させることなく前記バーナを着火させる期間である。
上記の構成によれば、特定期間ではスパークが発生してバーナに着火するが、所定条件が成立しないため火炎が発生している旨の判定がされない。したがって、スパークによるバーナへの着火は確実に行いつつ、火炎が存在していないときに、スパークに起因する火炎ありの誤検出を防止することができる。
好ましくは、前記所定条件は、前記火炎検出手段により火炎が有る旨が前記判定期間において検出された回数に応じて成立する。
上記の構成によれば、着火判定レベルを火炎検出手段の種類や燃焼装置の大きさ等に応じて、容易に調整することができる。
本開示に係る燃焼装置は、ボイラなどで用いられる燃焼装置である。以下、該燃焼装置について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が本発明に含まれることが意図される。
<概略構成について>
以下に、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る燃焼装置10を備えるボイラ1について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置10を備えるボイラ1の構成を模式的に示す図である。
以下に、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る燃焼装置10を備えるボイラ1について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置10を備えるボイラ1の構成を模式的に示す図である。
ボイラ1は、燃料を燃焼させて蒸気を生成するボイラ本体2と、空気供給路30を介してボイラ本体2内に空気を送り込む送風機3と、ボイラ本体2からの排ガスなどを導出する煙道4と、ボイラ本体2に燃料を供給する燃料供給ライン(燃料供給路)5とを備えている。なお、燃料は、ガスである例について説明するが、ガスなどの気体に限らず、油などの液体であってもよい。
燃焼装置10は、制御部6、火炎検出器7(火炎検出手段)、パイロットバーナ(バーナ)8、着火手段9、メインバーナ20を備える。メインバーナ20は、ボイラ本体2と空気供給路30との間の接続部に設けられており、空気供給路30を介して送風機3から燃焼用空気が供給される。パイロットバーナ8は、空気供給路30の内側に臨むように設けられている。
燃料供給ライン5は、空気供給路30およびパイロットバーナ8に接続されている。燃料供給ライン5から空気供給路30に供給される燃料は、送風機3から送風される空気と混合されて、ボイラ本体2内のメインバーナ20に供給される。パイロットバーナ8に供給される燃料は、パイロットバーナ8から噴出されて空気供給路30の上流側から供給される空気と混合される。燃料供給ライン5には、流路を開閉するための開閉弁(電磁弁)11,12と、燃料供給量調整弁13とが設けられている。燃料供給量調整弁13は、ボイラ本体2に供給する燃料の流量を調整可能である圧力調整弁として機能するとともに遮断機能をも備える。燃料供給量調整弁13は、開閉弁11,12よりも下流側に設けられており、制御部6によって開度が調整されるモータバルブである。なお、燃料供給量調整弁13は、燃料の流量を調整するものであればモータバルブに限らず、例えば、空気式制御弁であってもよい。
着火手段9は、パイロットバーナ8に着火するためのスパークを発生させる点火装置(イグナイタ)であり、空気供給路30に設けられている。パイロットバーナ8は、着火手段9から発生するスパークによって着火して火炎を発生し、この火炎によってメインバーナ20の着火が行われて、ボイラ本体2内で燃料を燃焼させる。
制御部6は、内部にメモリ、タイマ、および演算処理部を含むコンピュータにより実現される。制御部6は、燃焼の段階に応じて、ボイラ本体2への燃焼用空気の供給流量に基づき、燃料の供給流量を調整する。すなわち、燃焼用空気の流量が増加すれば、燃料供給量調整弁13の開度を大きくして燃料の流量を増加させる。一方、燃焼用空気の流量が減少すれば、燃料供給量調整弁13の開度を小さくして燃料の流量を減少させる。制御部6は、さらに火炎判定手段(火炎判定機能)を備えている。
火炎判定手段は、少なくともパイロットバーナ8において火炎が発生しているか否かを判定する手段であり、パイロットバーナ8の火炎の有無を検出する火炎検出器7の検出結果に基づき、火炎の発生を判定する。火炎検出器7は、紫外線光電管、硫化カドミウムセル、硫化鉛セルなどの光検出手段であって、火炎を光(可視光および非可視光を含む)として検出する。火炎検出器7としては、紫外線に基づいて火炎の有無を検出する、紫外線光電管等の紫外線検出器を用いることが好ましいが、これに限らず、可視光や赤外線を検出する検出器を用いるものであってもよい。なお、検出器のうち紫外線検出器は、直接火炎の中に入れずに使用でき、煤などの付着による汚れの問題が生じにくく、耐久性に優れることに加え、可視光や赤外線を検出する検出器と比べて、炉壁の赤熱に反応しにくく、かつ、青火の検出精度が高いため、好ましく用いられる。
制御部6は、火炎判定手段の判定結果に基づいて、メインバーナ20への燃料供給を行うか否かを判断する。すなわち、火炎判定手段によって火炎の有無を監視し、例えば着火時においてパイロットバーナ8の火炎が発生している旨が判定されたときに、メインバーナ20への燃料供給を開始して燃焼装置10による燃焼を開始させる。そのため、火炎判定手段は、着火時において例えば着火手段9によるスパークを火炎と誤検出してしまうことを防止して、パイロットバーナ8の火炎が発生していないにもかかわらず燃料供給を開始してしまうことを防止する必要がある。
<動作について>
図2を参照して、本実施の形態に係る燃焼装置10の動作について説明する。図2は、燃焼装置の動作を示すタイムチャートであって、着火手段9であるイグナイタのON/OFF状態および火炎検出器7の作動(サンプリング)状態の変化を示している。火炎検出器7は、一定の作動周期でサンプリングを行う。火炎検出器7が紫外線光電管である場合、駆動電圧を一定周期(例えば、5msec周期)で印加することで、紫外線検出を行う。火炎判定手段は、判定期間(例えば、500msec)における火炎検出器7の検出結果に基づいて火炎の有無を判定する。具体的に、火炎検出器7は、判定期間(例えば、500msec)におけるサンプリングにおいて火炎が有る旨を検出した回数が所定回数以上であるとき(所定条件が成立)に、火炎が発生(着火)していると判定し得る情報を制御部6の火炎判定手段に出力する。判定期間が500msec、サンプリングが5msec毎の場合、サンプリング回数は100回となる。前記情報は、例えば、火炎がある旨の検出回数の合計からフレーム電流値を出力することで得られる。火炎判定手段は、フレーム電流値が着火判定レベルの電流値を上回れば、火炎が発生(着火)していると判定する。一方、フレーム電流値が、着火判定レベルの電流値以下であれば、火炎が発生(着火)していると判定されない。このような火炎検出器7の着火判定フローを考慮し、着火手段(イグナイタ)9は、一次側にON/OFFタイマ(図示せず)を設け、判定期間のうちの特定期間においてスパークを発生させ(イグナイタ ON)、判定期間のうちの残り期間においてはスパークを発生させない(イグナイタ OFF)ようにし、この特定期間の判定期間に対する比率(DT比:特定期間/判定期間)を変化させて判定期間内に火炎が有る旨が検出される回数を調整することにより、火炎が発生している旨を判定する所定条件を成立させることなくバーナを着火させる。特定期間の判定期間に対する比率毎に採取した実験結果の一例を図3に示す。
図2を参照して、本実施の形態に係る燃焼装置10の動作について説明する。図2は、燃焼装置の動作を示すタイムチャートであって、着火手段9であるイグナイタのON/OFF状態および火炎検出器7の作動(サンプリング)状態の変化を示している。火炎検出器7は、一定の作動周期でサンプリングを行う。火炎検出器7が紫外線光電管である場合、駆動電圧を一定周期(例えば、5msec周期)で印加することで、紫外線検出を行う。火炎判定手段は、判定期間(例えば、500msec)における火炎検出器7の検出結果に基づいて火炎の有無を判定する。具体的に、火炎検出器7は、判定期間(例えば、500msec)におけるサンプリングにおいて火炎が有る旨を検出した回数が所定回数以上であるとき(所定条件が成立)に、火炎が発生(着火)していると判定し得る情報を制御部6の火炎判定手段に出力する。判定期間が500msec、サンプリングが5msec毎の場合、サンプリング回数は100回となる。前記情報は、例えば、火炎がある旨の検出回数の合計からフレーム電流値を出力することで得られる。火炎判定手段は、フレーム電流値が着火判定レベルの電流値を上回れば、火炎が発生(着火)していると判定する。一方、フレーム電流値が、着火判定レベルの電流値以下であれば、火炎が発生(着火)していると判定されない。このような火炎検出器7の着火判定フローを考慮し、着火手段(イグナイタ)9は、一次側にON/OFFタイマ(図示せず)を設け、判定期間のうちの特定期間においてスパークを発生させ(イグナイタ ON)、判定期間のうちの残り期間においてはスパークを発生させない(イグナイタ OFF)ようにし、この特定期間の判定期間に対する比率(DT比:特定期間/判定期間)を変化させて判定期間内に火炎が有る旨が検出される回数を調整することにより、火炎が発生している旨を判定する所定条件を成立させることなくバーナを着火させる。特定期間の判定期間に対する比率毎に採取した実験結果の一例を図3に示す。
図3では、判定期間が500msecである場合において、特定期間(イグナイタON時間)と残り期間(イグナイタOFF時間)とを、DT比0.5~0.01に変化させた際の、プレイグニッション時火炎あり判定回数およびパイロットバーナ着火性(着火成功回数)の結果を示している。
プレイグニッション時は、パイロットバーナ8に火炎は生じておらずスパークのみが発生している状態である。したがって、プレイグニッション時火炎あり判定回数は、プレイグニッション時のスパークにより火炎ありと判定された、誤検出の回数を示している。DT比0.5(特定期間250msec)においては、10回の判定においてすべて火炎ありと判定された。DT比0.3(特定期間150msec)においては、10回の判定において2回火炎ありと判定された。DT比0.2(特定期間100msec)以下においては、10回の判定において一度も火炎ありと判定されなかった。これは、DT比0.2以下では、スパークが飛んでいるときに着火判定レベルの電流値以下となっていることを意味している。
パイロットバーナ着火性(着火成功回数)は、DT比0.5から0.1までは、10回中10回で着火成功している。DT比0.05では10回中着火成功が4回、DT比0.02では10回中着火成功が2回、DT比0.01では10回中着火成功が1回と、DT比が0.05以下になると着火が成功しない場合が発生していることがわかる。誤検出しないレベルであったとしても、パイロットバーナに着火するというスパーク本来の目的が達成できるような範囲にDT比を調整する必要がある。
以上より、判定期間が500msec、火炎有無のサンプリングが5msec毎である場合に、火炎が発生している旨を判定する所定条件を成立させることなくバーナを着火させる特定期間としては、図3のうち、DT比0.2およびDT比0.1であることがわかる。本実施形態においては、DT比が0.1以上0.3未満の範囲に設定することで、スパークによりバーナへの着火を確実に行いつつ、スパークが火炎として誤検出されてしまうことを防止可能な燃焼装置が得られることがわかる。
本実施の形態に係るボイラ1の動作の一例について説明する。燃焼開始する際、制御部6は、送風機3を起動させ、空気供給路30に空気を供給する。その後、制御部6は、着火手段(イグナイタ)9に起動信号を出力して、着火手段9を起動させてスパークを発生させる。スパークを発生させた後に、制御部6は、パイロットバーナ8に燃料供給を開始させて、着火手段9からのスパークによって、パイロットバーナ8を着火させる。そして、制御部6は、ボイラ本体2内のメインバーナ20に燃料供給を開始させて、着火したパイロットバーナ8から発生する火炎によって、メインバーナ20の着火が行われ、供給された混合ガスが燃焼する。一方、この間、火炎検出器7が、火炎の有無を検出している。ここで、着火手段9は、上記のように設定された特定期間に亘ってスパークを発生させ、残り期間においてはスパークを発生させないことで、パイロットバーナ8への着火を確実に行いつつ、火炎判定手段(制御部6)によって火炎ありとは判定されない。パイロットバーナ8への着火により火炎が発生すると、火炎判定手段は火炎ありと判定し、メインバーナ20への燃料供給が開始される。このように、スパークに起因する火炎ありの誤検出が防止され、パイロットバーナ8の火炎が発生していないにもかかわらずメインバーナ20への燃料供給を開始してしまうことを防止できる。
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形例などについて説明する。
上記実施の形態では、判定期間中に特定期間と残り期間とをON、OFFの順に1回切り替える例について説明した(例えば、DT比0.2の場合、ON時間100msec→OFF時間400msec)。しかし、これに限らず、判定期間中にOFF、ONの順に切り替えることもできる。例えば、DT比0.2の場合、OFF時間400msec→ON時間100msecとしてもよい。あるいは、ON時間とOFF時間の各々の合計時間が同一となるように、2回以上切り替えることもできる。例えば、DT比0.2の場合、ONのトータル時間の100msecは変更せず、ON時間50msec→OFF時間400msec→ON時間50msecと2回切り替えてもよい。OFFのトータル時間の400msecは変更せず、OFF時間200msec→ON時間100msec→OFF時間200msecと2回切り替えてもよい。また、ON時間50msec→OFF時間200msec→ON時間50msec→OFF時間200msecのように、判定期間中に3回切り替えを行ってもよい。なお、ON時間とOFF時間の各々の合計時間が各判定期間において同一となるものであれば、ON時間とOFF時間の時間の割り振りや切替回数は、いずれの判定期間においても一定となるものに限らず、判定期間毎に異なる(不規則な周期となるもの)であってもよい。例えば、ある判定期間においては、2回切り替えで、例えば、ON時間30msec→OFF時間400msec→ON時間70msecとし、別の判定期間においては、3回切り替えで、例えばON時間50msec→OFF時間200msec→ON時間50msec→OFF時間200msecとなるように、判定期間毎に不規則となる周期で切り替えるものであってもよい。
上記実施の形態では、火炎検出器7は、判定期間における火炎がある旨の検出回数の合計からフレーム電流値を出力し、火炎判定手段は、フレーム電流値が着火判定レベルの電流値を上回っているか否かで、火炎の発生(着火)の有無を判定する例について説明した。しかし、これに限らず、サンプリングにおいて火炎が有る旨を検出した回数を、火炎が発生(着火)していると判定し得る情報として用いることもできる。この場合、火炎が有る旨を検出した回数が所定回数以上であれば、火炎が発生(着火)していると判定する。一方、火炎が有る旨を検出した回数が所定回数以下であれば、火炎が発生(着火)していると判定されない。
なお、本発明は、火炎が存在しない場合においてスパークが火炎として誤検出されてしまうことによる誤作動を防止するものであるが、次のような効果も得ることができる。本来であれば火炎が存在し得ないような段階において火炎検出器7による火炎の検出がなされた場合には、パイロットバーナ8付近の領域において火炎が発生していることとなるため燃料が漏れているあるいは燃料が残存していることや、イグナイタをON/OFFするタイマに異常が発生していることなどを検出できることになる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ボイラ
2 ボイラ本体
3 送風機
4 煙道
5 燃料供給ライン(燃料供給路)
6 制御部(火炎判定手段)
7 火炎検出器(火炎検出手段)
8 パイロットバーナ(バーナ)
9 着火手段
10 燃焼装置
11 開閉弁
12 開閉弁
13 燃料供給量調整弁
20 メインバーナ
30 空気供給路
2 ボイラ本体
3 送風機
4 煙道
5 燃料供給ライン(燃料供給路)
6 制御部(火炎判定手段)
7 火炎検出器(火炎検出手段)
8 パイロットバーナ(バーナ)
9 着火手段
10 燃焼装置
11 開閉弁
12 開閉弁
13 燃料供給量調整弁
20 メインバーナ
30 空気供給路
Claims (4)
- 火炎を発生させるバーナと、
前記バーナに着火するためのスパークを発生させる着火手段と、
前記バーナの火炎の有無を検出する火炎検出手段と、
予め定められた判定期間における前記火炎検出手段の検出結果に基づいて、前記バーナにおいて火炎が発生しているか否かを判定する火炎判定手段とを備え、
前記火炎判定手段は、前記判定期間において前記火炎検出手段の検出結果に基づき、所定条件が成立しているときに、火炎が発生している旨を判定し、
前記着火手段は、前記判定期間のうち前記所定条件を成立させることのない特定期間に亘ってスパークを発生させる一方、前記判定期間のうち残り期間においてはスパークを発生させない、燃焼装置。 - 前記火炎検出手段は、紫外線に基づいて火炎の有無を検出する、請求項1に記載の燃焼装置。
- 前記特定期間は、前記所定条件を成立させることなく前記バーナを着火させる期間である、請求項1または請求項2に記載の燃焼装置。
- 前記所定条件は、前記火炎検出手段により火炎が有る旨が前記判定期間において検出された回数に応じて成立する、請求項1~請求項3のいずれかに記載の燃焼装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JPS5923888U (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-14 | 松下電工株式会社 | 炎検知器 |
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