JP3079628B2 - 燃焼器具の安全装置 - Google Patents

燃焼器具の安全装置

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JP3079628B2 JP03094958A JP9495891A JP3079628B2 JP 3079628 B2 JP3079628 B2 JP 3079628B2 JP 03094958 A JP03094958 A JP 03094958A JP 9495891 A JP9495891 A JP 9495891A JP 3079628 B2 JP3079628 B2 JP 3079628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば給湯装置など
の燃焼器具における爆発燃焼による燃焼室内の異常圧力
上昇を検出して燃焼バーナの運転を停止制御する安全装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給湯装置においては、燃
焼器具であるボイラ缶体の燃焼室に燃焼バーナを臨ま
せ、この燃焼バーナの着火燃焼により、熱交換器を介し
てボイラ缶体内に給水される加熱媒体である水を加熱昇
温させ、この加熱昇温された湯を給湯設備に給湯してな
る構成を有するものがある。
【0003】そして、このような給湯装置にあっては、
通常の燃焼運転が送風機構の駆動、点火トランスによる
点火部の電極間放電による点火動作、燃料の供給の順
(送風−点火動作−燃料供給)で制御され、これによっ
て、燃焼運転が燃焼開始と共に燃料の供給開始と同時に
スムースに行われるようになっている。
【0004】さらに、安全対策としては、燃焼バーナの
送風機構の運転状態、及びボイラ缶体の燃焼室内の圧力
が異常に高い状態、すなわち、煙突の先端開口に風など
により逆圧が加わっている場合、あるいはボイラ缶体や
熱交換器が経年変化で腐食などを起こし、排ガス通気抵
抗が高くなった場合のような異常圧力上昇状態を検出す
るために、バーナ部またはボイラ缶体の燃焼室に圧力セ
ンサを設置し、この圧力センサの検出動作で燃焼バーナ
の燃焼運転を停止するようにした安全機能が付与されて
いる。
【0005】また、従来の安全装置では、燃焼運転時
に、圧力センサがボイラ缶体の燃焼室内の異常圧力上昇
状態を検出したとき、燃焼バーナの燃焼運転を停止し、
その後、ボイラ缶体の燃焼室内の圧力が平常状態に戻る
と、燃焼運転を再開するように制御されているのが現状
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば燃焼
制御系統、点火系統または燃料供給系統などに故障が発
生して、上記したような燃焼開始動作の順番が、送風−
燃料供給−点火動作のように異常になると、燃料と空気
が燃焼室内に充満してから点火することになり、爆発燃
焼することがある。
【0007】このように、燃焼室内で爆発燃焼が発生す
ると、燃焼室内の圧力が異常に高くなり、この圧力は、
燃焼室のみならず、この燃焼室と連結しているバーナ部
や煙突などの排気系統にも伝達され、これによって、燃
焼室、バーナ部及び煙突などの異常変形、あるいは煙突
の脱落といった異常が起きることがある。
【0008】このような爆発燃焼による異常状態のまま
でもボイラ缶体の燃焼室内の圧力が平常状態に戻ると、
従来の安全装置では、燃焼運転を再開するようになって
いるために、爆発燃焼後の燃焼運転で機器の異常変形が
発生すると、吸排気抵抗が増大して不完全燃焼を起こし
たりする。
【0009】また、煙突が変形したり、脱落した場合に
は、所定個所から排気ガスが排出されずに、壁面等の室
屋に近い所に高温の排気ガスが排出され、これによっ
て、火災を誘発するばかりでなく、室内に排気ガスが漏
れると、一酸化炭素中毒や酸素欠乏状態となるといった
危険性がある。
【0010】しかも、上記した従来の給湯装置では、圧
力センサがボイラ缶体近傍の高温領域に近接する狭い領
域に配置されていることから、高温による悪影響を受け
易く、作動不良等が生じ易いために、保護部材等により
耐熱性を持たせる必要があるばかりでなく、点検作業等
のメンテナンスに劣るという問題があった。
【0011】
【発明の目的】この発明の目的は、燃焼運転開始時にお
ける燃焼室内での爆発燃焼の発生で機器に異常が生じた
際にも、不完全燃焼、一酸化炭素中毒や酸素欠乏状態、
あるいは火災の誘発を確実に防止することができるよう
にした燃焼器具の安全装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、加熱媒体が収容された燃焼器具
と、この燃焼器具の燃焼室に外部から燃焼筒を臨ませて
前記燃焼室から離れた低温領域に配置されているブロア
により前記燃焼筒内に一次燃焼用空気を強制送風する
料燃焼手段と、この燃料燃焼手段に燃料を供給する燃料
供給手段と、この燃料供給手段から供給された燃料を着
火させる点火手段と、この点火手段と前記燃料燃焼手段
及び燃料供給手段をそれぞれ駆動制御する燃焼制御手段
と、前記ブロアに連通状態にして設置されて前記燃焼制
御手段に接続された圧力センサからなり、前記燃焼室内
の異常圧力上昇を検出したときに回路を開いて導通不能
となって前記燃料燃焼手段の燃焼運転を再開不能に停止
するように制御してなる圧力検出手段とを具備してなる
構成としたものである。
【0013】
【作用】すなわち、この発明は、燃焼器具の燃焼室内の
異常圧力上昇を検出して、液体燃料燃焼手段の燃焼運転
を再開不能に停止するように制御してなるために、燃焼
運転開始時における燃焼室内の爆発燃焼による異常発生
状態下での不完全燃焼、一酸化炭素中毒や酸素欠乏状
態、あるいは火災の誘発が確実に防止される。
【0014】
【実 施 例】以下、この発明の構成を図面に示す一実
施例を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は、この発明に係る燃焼器具としての
給湯装置の全体構成を概略的に示すもので、図中1はボ
イラ缶体である。
【0016】このボイラ缶体1は、加熱媒体としての水
が水道配管系から給水され収容される下部給水口2と、
加熱昇温後の湯を図示しない給湯設備に給湯する上部給
湯口3とを有する。
【0017】また、前記ボイラ缶体1の上部には、その
内部の熱交換通路4に連通する排気ガスHの排気通路と
しての煙突5が設けられているとともに、前記熱交換通
路4には、熱交換器6が配置されている。
【0018】さらに、図中7は前記ボイラ缶体1内の下
部に形成した燃焼室で、この燃焼室7は前記排ガス通路
4に連通している。
【0019】そして、図中8は燃料燃焼手段としてのバ
ーナ本体である。このバーナ本体8は、前記ボイラ缶体
1内の燃焼室7に外部から臨ませた燃焼筒9と、この燃
焼筒9内に一次燃焼用空気Aを強制送風する送風機構と
してのブロア10とから構成され、このブロア10は、
前記ボイラ缶体1の外部から離れた位置の広い領域であ
る低温領域に配置されている。
【0020】前記バーナ本体8の燃焼筒9内には、図示
しない燃料タンクから燃料Fが給油される燃料供給手段
としての燃料供給装置11を介して燃料噴射ノズル12
が臨み、この噴射ノズル12の先端部には、点火手段と
しての点火トランス13による電極間放電にて点火動作
を行う点火部14が近接させて配置されている。
【0021】さらに、図中15は燃焼制御手段としての
コントローラである。このコントローラ15は、前記バ
ーナ本体8のブロア10による送風駆動制御、燃料供給
装置11による燃料の供給駆動制御及び点火トランス1
3による点火動作の駆動制御を自動的に行うようになっ
ている。
【0022】さらにまた、図中16は前記バーナ本体8
の送風機構を構成するブロア10に連通状態で設置され
た圧力検出手段としての圧力センサである。この圧力セ
ンサ16は、前記コントローラ15に接続されている。
【0023】すなわち、前記圧力センサ16は、ボイラ
缶体1の燃焼室7内の燃焼運転開始時の爆発燃焼によっ
て発生する異常圧力上昇による前記ブロア10内の圧力
変動を間接的に検出し、これによって、前記バーナ本体
8の燃焼運転を速やかに停止するとともに、前記ボイラ
缶体1の燃焼室7内の圧力が元の平常状態に戻っても再
開不能に停止させるように制御してなるものである。
【0024】ところで、上記したような燃焼運転を再開
不能に停止するための手段としては、圧力センサ16が
異常圧力上昇を検出すると回路を開くようにしたリレー
接点を設け、このリレーを開くことによって導通不能に
なるような構成とする
【0025】
【0026】そして、このような燃焼器具の外部から離
れた位置の低温領域である燃料燃焼手段の送風機構とい
った位置に圧力検出手段を設置しても、燃焼器具の燃焼
室内の異常な圧力上昇を検出することが可能であり、こ
れによって、圧力検出手段に耐熱性を持たせる必要がな
く、しかも、メンテナンスが良好に行える。
【0027】以上の説明から明らかなように、この発明
は、燃焼器具の燃焼室内の爆発燃焼による異常圧力上昇
を圧力検出手段が検出したときに回路を開いて導通不能
となって、燃料燃焼手段の燃焼運転を再開不能に停止す
るように制御してなるために、従前のように、燃焼運転
開始時における燃焼室内の爆発燃焼による異常発生状態
下での不完全燃焼、一酸化炭素中毒や酸素欠乏状態、あ
るいは火災の誘発を確実に防止することができ、これに
よって、安全性を高めることができる。
【0028】また、圧力検出手段としての圧力センサを
燃焼器具の外部から離れた位置の広い低温領域に設置し
てなるために、圧力センサが燃焼器具からの高温の影響
を受けず、これによって、圧力センサに耐熱性を持たせ
る必要がないばかりでなく、メンテナンスも良好に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る安全装置を備えた燃焼器具の
一実施例を示す概略的説明図。
【符号の説明】
1・・・燃焼器具(ボイラ缶体)、7・・・燃焼室、8
・・・燃料燃焼手段(バーナ本体)、9・・・燃焼筒、
10・・・送風機構(ブロア)、11・・・燃料供給装
置、12・・・燃料噴射ノズル、13・・・点火手段
(点火トランス)、14・・・点火部、15・・・燃焼
制御手段(コントローラ)、16・・・圧力検出手段
(圧力センサ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村雅春 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)発明者 森内義久 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)発明者 桑子高志 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)発明者 松沢健二 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)発明者 寺中吉彦 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−185052(JP,A) 実開 昭63−12056(JP,U) 実開 昭56−76949(JP,U) 実開 昭55−69251(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 106 F23N 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱媒体が収容された燃焼器具と、 この燃焼器具の燃焼室に外部から燃焼筒を臨ませて前記
    燃焼室から離れた低温領域に配置されているブロアによ
    り前記燃焼筒内に一次燃焼用空気を強制送風する燃料燃
    焼手段と、 この燃料燃焼手段に燃料を供給する燃料供給手段と、 この燃料供給手段から供給された燃料を着火させる点火
    手段と、 この点火手段と前記燃料燃焼手段及び燃料供給手段をそ
    れぞれ駆動制御する燃焼制御手段と、前記ブロアに連通状態にして設置されて前記 燃焼制御手
    段に接続された圧力センサからなり、前記燃焼室内の異
    常圧力上昇を検出したときに回路を開いて導通不能とな
    って前記燃料燃焼手段の燃焼運転を再開不能に停止する
    ように制御してなる圧力検出手段とを具備したことを特
    徴とする燃焼器具の安全装置。
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