JPH01118022A - 燃焼器の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、主としてオイル給湯器や給湯器付風呂釜等の
燃焼器における燃料供給系のリレー接点の溶着による異
常燃焼を防止するための安全装置に関するものである。

〈従来の技術〉 この種の燃焼器は、一般に第４図及び第５図に示すよう
な構成になっており、第３図に示す流れ図のような燃焼
シーケンスを経て燃焼駆動される。即ち、電源が投入さ
れると、第４図の第１のリレー接点１がオンされて燃焼
シーケンスが開始される。この第１のリレー接点ｌのオ
ンにより、商用交流電源２からくま取りファンモータ３
に通電され、ファン４が回転駆動されて燃焼開始に先立
ち燃焼室内に送風し、空気を入れ換えるプリバージ動作
が行われる〔フロー（Ａ）〕。プリバージ動作が終了す
れば、第４図の第２のリレー接点５がオンされて常閉の
ハイリミットスイッチ６を介してイグナイタフに通電さ
れ、イグナイタ７が放電されて燃料が供給されていない
にも拘わらず燃焼状態になるか否かを検知するプリイグ
ニッション動作が行われる〔フロー（Ｂ）〕。このイグ
ニッション動作時１内に着火を炎検出手段８で検知すれ
ば、安全のために第２のリレー接点５がオフされて消火
される。

次に点火シーケンスが開始され〔フロー（Ｃ）〕ると、
風圧スイッチ９により第３のリレー接点１０がオンされ
て電磁ポンプ１１に通電され、この電磁ポンプ１１の駆
動によりオイルストレーナ１２から燃料が供給され、且
つノズル１３から噴射され、燃焼が行われる〔フロー（
Ｄ）〕。そして、燃焼停止が指令されると、第２及び第
３のリレー接点５．１０がオフ状態となって燃焼停止し
［フロー（Ｅ）］、その後にファンモータ３の駆動を８
１続して燃焼室内の排気を一掃するための送風動作、つ
まりポストパージが行われる〔フロー（Ｆ）〕。尚、第
４図の１４は逆流防止用のダイオード、１５はそれぞれ
コネクタである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、第４図に示した燃料供給系回路の第３のリレ
ー接点１０がオンオフ燃焼制御運転中に溶着した場合、
設定湯温となった時にリレー接点１０のリレーコイルに
通電されなくなっても、リレー接点１０が溶着していれ
ば消火されず、また引き続いて行われるポストパージ中
においても消火されない。そして、最終的に消火される
のは、ハイリミットスイッチ６又は温度ヒユーズによる
か、若しくはポストパージ動作の終了時であり、極めて
危険な状態が生じていた。

〈目的〉 本発明は前記従来の問題点を解消し、燃焼供給系回路の
リレー接点が溶着した場合においても、異常燃焼の発生
を防止することのできる燃焼器の安全装置を提供するこ
とを目的とするものである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、ファンモータによる送風手段と、燃料供給手
段及び燃料点火手段を有し、必要燃焼熱量の供給をオン
オフ燃焼制御運転により行う燃焼器における安全装置で
あって、ファンモータ以外の燃焼供給系回路及び点火系
回路への給電線に介装されるのリレー接点と、燃焼室内
に設けられる炎検出手段と、前記オンオフ燃焼制御運転
中の燃焼オフ時における前記炎検出手段からの炎検出時
間を測定すると共に、その炎検出時間が一定時間以上た
った場合に前記リレー接点をオフさせる判定手段とを有
することを特徴とする。

〈作用〉 オンオフ燃焼制御運転中に燃焼供給系回路及び点火系回
路のリレー接点が溶着した場合、燃焼オフ指令時にも燃
焼が継続されることになるが、この燃焼オフ指令時期に
おける燃焼が炎検出手段及び判定手段により判断される
ことにより、前記燃焼供給系回路及び点火系回路への給
電線に介装されたリレー接点がオフとされる。よって溶
着が生じると燃料の供給及び点火が停止され、安全が確
保される。

〈実施例〉 第１図は本発明の実施装置の電気結線的構成図である。

第１図において第４図及び第５図と同−若しくは実質的
に同等のものには同一の符号を付しである。そして安全
動作用の常閉のリレー接点１６を電磁ポンプ１１等から
なる燃料供給系回路及びイグナイタ７等からなる点火系
回路への給電線Ｗに介装している。またファンモータ３
には、フォトトランジスタ２０と発光ダイオード２１か
らなるフォトカプラ２２によるスイッチング素子が設け
られている。前記リレー接点１６に対しては、該リレー
接点をオフするか否かの判定手段である判定回路３０を
設ける。該判定回路３０にはタイマー回路部や比較回路
部を内蔵し、燃焼器のコントローラ３１からのオンオフ
燃焼時における燃焼オフ指令の信号を入力した後におけ
る炎検出手段８からの炎検出の時間を測定し、炎を検出
した時間が予め定めた時間以上となる時には、リレー接
点１０の溶着と判定し、リレー接点１６の図示しない励
磁コイルへの給電を行う、これによってリレー接点１６
がオフされ、燃焼が停止される。なお前記コントローラ
３１は燃焼器の運転シーケンスを制御するコントローラ
で、運転の開始に伴って、プリパージ動作、プリイグニ
ッション動作、オンオフ燃焼制御動作、ポストパージ動
作をシーケンス制御する。また給湯器としての燃焼器の
場合には、入水温度、入水流星、希望出湯温度から、必
要な単位時間当たりの熱量を演算し、必要な熱量を短い
サイクルのオンオフ燃焼制御にてフィードフォワード制
御する。なお前記リレー接点１６は、プリパージ動作中
及びポストパージ動作中はオフとなるようコントローラ
に予めプログラムしておくこともできる。このように構
成すれば、プリパージやポストパージ中に燃料等が供給
されることが防止され、安全が図れる。

次に実施装置の動作について、第１図と第２図のフロー
チャートを参照しつつ説明すると、今、図示しない燃焼
スイッチをオンすると、フォトカブラ２２が働いてファ
ンモータ３が駆動し、プリパージ動作が開始される。プ
リパージ動作が一定時間経過によって終了すると、リレ
ー接点５がオンとなってプリイグニッションが行われ、
それが終了するとオンオフ燃焼が開始される。オンオフ
燃焼は、必要熱量に応じて予め演算された燃焼オン時間
と燃焼オフ時間を短いサイクルで繰り返す、フィードフ
ォワード制御により行われる。一定の燃焼オン時間が経
過すると燃料供給のためのリレー接点１０がオフとされ
、燃焼停止する。そして−定の燃焼オフ時間が経過する
と再びリレー接点１０がオンして燃料供給され、燃焼が
始まる。そして燃焼オフの指令がコントローラ３１から
出力されると、それが判定回路３０にも入力され、その
入力時点から炎検出手段８からの炎検出の時間が測定さ
れる。そして炎が一定時間以上継続して検出される場合
には、リレー１６がオフされる。また故障表示がコント
ローラ３１を介して行われる。リレー１６がオフされる
とファンモータ３以外の燃料供給系回路及び点火系回路
への給電が停止される。よってリレー１０がオンオフ燃
焼運転中に溶着してオン状態となっても、それによる異
常燃焼が防止できる。

く効果〉 以上の構成よりなる本発明の安全装置によれば、オンオ
フ燃焼制御運転中の燃焼オフ時に炎を一定時間以上検出
し続けると、燃料供給系回路及び点火系回路への給電を
手元のリレー接点のオフにより停止するので、オンオフ
燃焼制御リレー接点が溶着した場合でも、大事に至るこ
となく燃焼を停止することができる。よって安全である
。また異常な過熱出湯が行われることもない。勿論温度
ヒユーズが溶断するまで或いはハイリミットスイッチが
作動するまで燃焼が継続されることがないので、燃焼器
全体への悪影響も回避される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施装置の電気結線的構成図、第２図は
実施装置の動作フローチャート、第３図は本発明が適用
される燃焼器の動作フローチャート、第４図は従来装置
の電気結線図、第５図は従来装置の概略構成図である。 ２：電源　　　　　　　３：ファンモータ７：イグナイ
タ　　　　８：炎検出手段１６：リレー接点　　　　３
０：判定回路３１：コントローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ファンモータによる送風手段と、燃料供給手段及び燃料
   点火手段を有し、必要燃焼熱量の供給をオンオフ燃焼制
   御運転により行う燃焼器における安全装置であって、フ
   ァンモータ以外の燃料供給系回路及び点火系回路への給
   電線に介装されるリレー接点と、燃焼室内に設けられる
   炎検出手段と、前記オンオフ燃焼制御運転中の燃焼オフ
   時における前記炎検出手段からの炎検出時間を測定する
   と共に、その炎検出時間が一定時間以上たった場合に前
   記リレー接点をオフさせる判定手段とを有することを特
   徴とする燃焼器の安全装置。