JPH11281055A - バーナの起動制御方法 - Google Patents

バーナの起動制御方法

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JPH11281055A
JPH11281055A JP10035498A JP10035498A JPH11281055A JP H11281055 A JPH11281055 A JP H11281055A JP 10035498 A JP10035498 A JP 10035498A JP 10035498 A JP10035498 A JP 10035498A JP H11281055 A JPH11281055 A JP H11281055A
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ignition spark
burner
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結露水の付着による不着火の発生を防止
し、点火部の異常の有無を容易に判別することを目的と
している。 【解決手段】 所定時間のプレパージを行った後、着火
動作を行うバーナ2の起動制御方法であって、プレパー
ジ中に点火スパークを発生させ、この点火スパークを火
炎検出器11で検出し、点火スパークを検出したとき
は、プレパージ終了後、着火動作に移行し、点火スパー
クを検出しなかったときは、所定時間プレパージを延長
する。延長したプレパージ中に点火スパークを再度発生
させ、点火スパークを検出したときは、着火動作に移行
する。プレパージ開始後、設定時間内に点火スパークを
検出しなかったときは、警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラ等に設けるバ
ーナの起動制御に関するもので、不着火を極力防止する
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】夜間等、ボイラを長時間停止させた後に
再起動時させる際、しばしばバーナが不着火になること
がある。その原因は、主として、大気中の湿気が結露水
として点火部に付着することによるものである。結露水
が点火部に付着すると、着火動作時、点火スパークが正
しい場所で発生せず、結露水により短絡した別の場所に
発生したり、点火スパーク自体が発生しなかったりす
る。
【0003】また、不着火が発生したとき、その原因が
上述のような点火スパークの発生不備によるものである
のか、燃料の供給不備によるものであるのか、直ちに特
定することは困難である。その原因を特定するために
は、綿密な点検を行う必要があり、時間がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、結露水の
付着による不着火の発生を防止し、点火部の異常の有無
を容易に判別することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定時間の
プレパージを行った後、着火動作を行うバーナの起動制
御方法であって、プレパージ中に点火スパークを発生さ
せ、この点火スパークを火炎検出器で検出し、点火スパ
ークを検出したときは、プレパージ終了後、着火動作に
移行し、点火スパークを検出しなかったときは、所定時
間プレパージを延長することを第1の特徴とし、延長し
たプレパージ中に点火スパークを再度発生させ、火炎検
出器で点火スパークを検出したときは着火動作に移行す
ることを第2の特徴とし、プレパージ開始後、設定時間
内に火炎検出器で点火スパークを検出しなかったときは
警報を発することを第3の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明のバーナは、ボイラ等の
流体を加熱する装置に用いられる。この発明は、油バー
ナにもガスバーナにも適用することができる。この発明
のバーナは、起動時、燃焼室内を掃気するために、所定
時間のプレパージを行った後、着火動作に移行する。着
火動作は、燃料を噴出させながら点火スパークを発生さ
せて行う。火炎の有無は、付設の火炎検出器により検出
する。バーナを停止させるときは、燃料の供給を停止さ
せた後、燃焼室内を掃気するために、所定時間のポスト
パージを行う。
【0007】この発明は、前記プレパージ中に点火スパ
ークを発生させ、この点火スパークを火炎検出器で検出
する。これは、着火動作前に、点火スパークが発生して
いるかどうかを確認するためであり、点火スパークの発
生不備に起因する不着火を、未然に防止するためであ
る。前記火炎検出器は、点火スパークの発生を検出可能
なものを用い、例えば、紫外線光電管を用いる。
【0008】点火スパークの発生を検出したときは、プ
レパージ終了後、そのまま着火動作に移行し、点火スパ
ークの発生を検出しなかったときは、所定時間プレパー
ジを延長する。この延長したプレパージ中に点火スパー
クを再度発生させ、点火スパークの発生を確認する。点
火スパークの再確認は、延長したプレパージ中に1回以
上行う。点火スパークの発生を検出したときは、着火動
作に移行する。プレパージ開始後、設定時間内に点火ス
パークを検出しなかったときは、警報を発してその旨を
報知する。
【0009】この発明によれば、点火スパークの発生不
備に起因する不着火を未然に防止することができるとと
もに、不着火の間に流出する燃料を無くすることができ
る。また、点火スパークの発生が検出されないのが、結
露水の付着によるものであれば、結露水が延長したプレ
パージ中に乾燥し、不着火でバーナが停止することな
く、燃焼に移行することができる。さらに、前記警報が
発せられたときは、点火スパークの発生不備によるもの
であるので、電気系統の異常であると直ちに特定するこ
とができ、バーナの点検・修理を短時間で行うことがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を図面に基
づいて説明する。ボイラ1は加熱用のバーナ2を備えて
おり、送風機3にて燃焼用空気を前記バーナ2に送るよ
うにしている。前記バーナ2は、ウインドボックス4、
エアレジスタ5、ノズルパイプ6およびスパークロッド
7を備えている。前記ノズルパイプ6に燃料供給ライン
8を接続し、この燃料供給ライン8に燃料の供給・停止
を制御する電磁弁9を設けている。
【0011】前記バーナ2には、点火トランス10およ
び炎検出器11を設けている。点火トランス10は、前
記スパークロッド7に接続している。このスパークロッ
ド7は一対設けてあり、着火動作時、点火トランス10
でスパークロッド7に電圧を印加し、スパークロッド7
の先端間に点火スパークを飛ばす。火炎検出器11は火
炎の有無を検出するとともに、点火スパークの有無も検
出する。図示した実施例では、火炎検出器11として紫
外線光電管を用いている。
【0012】前記バーナ2の稼動・停止は、負荷の状況
に応じて制御する。すなわち、ボイラ1の缶内圧を検出
する圧力検出器12からの信号に基づいて、制御器13
により、予め設定したプログラムにしたがって制御す
る。缶内圧が設定値以上になればバーナ2へ停止指示信
号を出力し、缶内圧が前記設定値よりディファレンシャ
ル値分だけ低下するとバーナ2へ燃焼指示信号を出力す
る。
【0013】燃焼指示信号が出力されると、送風機3が
稼動を開始し、所定時間のプレパージを行って燃焼室内
を掃気した後、着火動作を行う。着火動作は、点火トラ
ンス10によりスパークロッド7に電圧を印加して点火
スパークを発生させるとともに、電磁弁9を開いて燃料
をノズルパイプ6から噴出させることにより行う(点火
スパークは所定時間後に停止)。詳細は後述するが、プ
レパージ中には、点火スパークを発生させて点火スパー
クの有無を検出する。プレパージ開始後、設定時間内に
点火スパークを検出することができなかったときは、警
報器14にてその旨を報知する。また、燃焼停止信号が
出力されると、電磁弁9が閉となり燃料の供給が停止す
るとともに、所定時間のポストパージを行って、燃焼室
内を掃気する。
【0014】ボイラ1の側方には、ボイラ缶内の水位を
検出する水位検出器15を接続している。この水位検出
器15からの信号に基づいて、給水ライン16に設けた
給水ポンプ17をON−OFF稼動し、ボイラ缶内の水
位を所定の範囲に維持する。前記給水ポンプ17の下流
位置には、逆止弁18を設けている。
【0015】以下、上述の構成の作用について、図2に
基づいて説明する。図2に、この発明における起動制御
方法のフローチャートを示す。まず、送風機3を稼動さ
せてプレパージを行う(S1)。このプレパージは、約
15秒間行い、その間に点火トランスをONにして点火
スパークを発生させ(S2)、火炎検出器11で点火ス
パークの有無を検出する(S3)。点火スパークを検出
したときは、点火部(スパークロッド7)への結露水の
付着が無く、正常な点火スパークが発生しているものと
判断して、プレパージ終了後、着火動作に移行する(S
4)。点火スパークは、着火動作を開始するまでプレイ
グニッションとして継続して発生させるようにしてもよ
いし、一旦停止させ、着火動作時に再び発生させるよう
にしてもよい。
【0016】前記ステップS3で点火スパークを検出し
なかったときは、点火部(スパークロッド7)に結露水
が付着して正常な点火スパークが発生していないと判断
し、点火トランスをOFFにするとともに(S5)プレ
パージを所定時間(例えば約5秒)延長する(S6)。
次のステップS7で、プレパージの合計時間が設定時間
(例えば約30秒)を超過していないかどうかを判定
し、設定時間を超過していないときは、前記ステップS
2に戻る。そして、再度、点火トランスをONにして点
火スパークを発生させ(S2)、火炎検出器11で点火
スパークの有無を検出する(S3)。プレパージの合計
時間が前記設定時間内にあるときは、点火スパークを発
生させてその有無を検出する操作を断続的に繰り返し行
い、点火スパークを検出した時点で着火動作に移行する
(S4)。
【0017】前記設定時間内に点火スパークを検出する
ことができず、プレパージの合計時間が前記設定時間を
超過したときは(S7)、警報を発して(S8)、その
旨を管理担当者に報知する。警報は、警報音を発すると
ともに、「点火スパークの発生不備」を音声で知らせる
か、あるいは文字表示する(コード表示含む)。この警
報が発せられたときは、電気系統の異常であると直ちに
特定することができ、バーナの点検・修理を短時間で行
うことができる。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であるの
で、点火スパークの発生不備に起因する不着火を未然に
防止することができるとともに、不着火の間に流出する
燃料を無くすることができる。また、点火スパークの発
生が検出されないときは、プレパージを延長して行い、
この延長したプレパージ中に結露水を乾燥させ、不着火
でバーナを停止させることなく、燃焼に移行することが
できる。さらに、プレパージ開始後、設定時間内に点火
スパークを検出しなかったとき、警報を発して報知する
ことにより、異常箇所が電気系統の異常であると直ちに
特定することができ、バーナの点検・修理を短時間で行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるボイラの実施例を示す説
明図である。
【図2】この発明における起動制御方法の実施例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
2 バーナ 7 スパークロッド 10 点火トランス 11 火炎検出器 13 制御器 14 警報器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間のプレパージを行った後、着火
    動作を行うバーナ2の起動制御方法であって、プレパー
    ジ中に点火スパークを発生させ、この点火スパークを火
    炎検出器11で検出し、点火スパークを検出したとき
    は、プレパージ終了後、着火動作に移行し、点火スパー
    クを検出しなかったときは、所定時間プレパージを延長
    することを特徴とするバーナの起動制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバーナの起動制御方法
    において、延長したプレパージ中に点火スパークを再度
    発生させ、火炎検出器11で点火スパークを検出したと
    きは着火動作に移行することを特徴とするバーナの起動
    制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のバーナの起動制御方法
    において、プレパージ開始後、設定時間内に火炎検出器
    11で点火スパークを検出しなかったときは警報を発す
    ることを特徴とするバーナの起動制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009093456A1 (ja) * 2008-01-23 2009-07-30 Panasonic Corporation 燃料電池システム
JP2017180917A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 大阪瓦斯株式会社 暖房装置

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