JPH0717943Y2 - 不着火時のリサイクル機能を有するボイラにおける燃焼制御装置 - Google Patents
不着火時のリサイクル機能を有するボイラにおける燃焼制御装置Info
- Publication number
- JPH0717943Y2 JPH0717943Y2 JP1990065071U JP6507190U JPH0717943Y2 JP H0717943 Y2 JPH0717943 Y2 JP H0717943Y2 JP 1990065071 U JP1990065071 U JP 1990065071U JP 6507190 U JP6507190 U JP 6507190U JP H0717943 Y2 JPH0717943 Y2 JP H0717943Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- ignition
- time
- control device
- combustion control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、不着火時のリサイクル機能を有するボイラ
における、燃焼制御装置の改良に関するものである。
における、燃焼制御装置の改良に関するものである。
周知のように、火炎検出器の一つとしてフレームロッド
が用いられているが、火炎が存在しないはずなのにフレ
ームロッドがアース部材又は対向のロッドと導通状態
（火炎検出状態）にある場合には、正確に火炎の有無を
検出することができず危険であるので、正常に着火をし
てもボイラの運転を停止し、警報を発するようにしてい
る。
が用いられているが、火炎が存在しないはずなのにフレ
ームロッドがアース部材又は対向のロッドと導通状態
（火炎検出状態）にある場合には、正確に火炎の有無を
検出することができず危険であるので、正常に着火をし
てもボイラの運転を停止し、警報を発するようにしてい
る。
しかしながら、電源投入後の最初のボイラ起動時、即ち
その日の朝一番のボイラ起動時等、長時間ボイラの運転
を停止させておいた後ボイラを起動させる場合には、ボ
イラ室内の湿気等の原因により、結露水がフレームロッ
ド及び碍子部分に付着し、導通状態を生じてしまうこと
がある。この場合、フレームロッド自体及び燃焼制御回
路には何ら異常がないのに、安全制御上ボイラは停止す
ることになる。また、フレームロッドへの送風を何回か
行うと、碍子部分の結露水が乾いて正常な火炎検出を行
うことができるようになるが、毎日この碍子部分を乾燥
させる作業を行わなければならなくなると非常に煩わし
い作業となる。
その日の朝一番のボイラ起動時等、長時間ボイラの運転
を停止させておいた後ボイラを起動させる場合には、ボ
イラ室内の湿気等の原因により、結露水がフレームロッ
ド及び碍子部分に付着し、導通状態を生じてしまうこと
がある。この場合、フレームロッド自体及び燃焼制御回
路には何ら異常がないのに、安全制御上ボイラは停止す
ることになる。また、フレームロッドへの送風を何回か
行うと、碍子部分の結露水が乾いて正常な火炎検出を行
うことができるようになるが、毎日この碍子部分を乾燥
させる作業を行わなければならなくなると非常に煩わし
い作業となる。
この考案は、上述の課題に鑑み、ボイラに不着火時のリ
サイクル機能を持たせるとともに、火炎検出器等に付着
した結露水の乾燥を自動的に行うことができるようにし
たもので、具体的には、電源投入後の最初のボイラ起動
時を判別する判別器と、この最初の着火動作で不着火に
なったとき、プレパージ時間を通常の設定時間より延長
して行う再着火トライ動作信号を発する燃焼制御器を備
えたことを特徴としている。
サイクル機能を持たせるとともに、火炎検出器等に付着
した結露水の乾燥を自動的に行うことができるようにし
たもので、具体的には、電源投入後の最初のボイラ起動
時を判別する判別器と、この最初の着火動作で不着火に
なったとき、プレパージ時間を通常の設定時間より延長
して行う再着火トライ動作信号を発する燃焼制御器を備
えたことを特徴としている。
上述の構成によれば、電源投入後の最初のボイラ起動時
を判別し、この最初の着火動作で不着火になったとき、
プレパージ時間を通常の設定時間より延長して再着火ト
ライ動作を行い、火炎検出器等に付着した結露水の乾燥
を行った後、確実に着火動作を行うことができる。
を判別し、この最初の着火動作で不着火になったとき、
プレパージ時間を通常の設定時間より延長して再着火ト
ライ動作を行い、火炎検出器等に付着した結露水の乾燥
を行った後、確実に着火動作を行うことができる。
以下、この考案の好ましい実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
図中（１）はボイラで、加熱用のバーナ（２）を備えて
おり、送風機（３）にて燃焼用空気を該バーナに送るよ
うにしている。前記バーナ（２）には燃料供給ライン
（４）を接続し、このラインに燃料ポンプ（５）及び燃
料用電磁弁（６）を挿設している。（７）は火炎検出器
で、火炎の有無を検出する。
おり、送風機（３）にて燃焼用空気を該バーナに送るよ
うにしている。前記バーナ（２）には燃料供給ライン
（４）を接続し、このラインに燃料ポンプ（５）及び燃
料用電磁弁（６）を挿設している。（７）は火炎検出器
で、火炎の有無を検出する。
ボイラ（１）の稼働、停止は、負荷の状況によって制御
し、ボイラ缶内圧を検出する圧力検出器（８）の信号に
基づいて、燃焼制御器（９）により制御する。即ち、缶
内圧が予め設定しておいた圧力値以上になれば、ボイラ
を停止させ、缶内圧が設定値以下なれば燃焼状態になる
ように制御する。
し、ボイラ缶内圧を検出する圧力検出器（８）の信号に
基づいて、燃焼制御器（９）により制御する。即ち、缶
内圧が予め設定しておいた圧力値以上になれば、ボイラ
を停止させ、缶内圧が設定値以下なれば燃焼状態になる
ように制御する。
（10）はボイラ缶内の水位を検出するための水位検出器
であり、この検出器の信号に基づいて、適宜の水位制御
装置により、給水ライン（11）中の給水ポンプ（12）を
ON−OFF稼働させ、缶内の水位を一定のレベルに保つ。
であり、この検出器の信号に基づいて、適宜の水位制御
装置により、給水ライン（11）中の給水ポンプ（12）を
ON−OFF稼働させ、缶内の水位を一定のレベルに保つ。
以上のような構成の装置において、電源投入後の最初の
ボイラ起動時、即ち、その日の朝一番のボイラ起動時
等、長時間ボイラの運転を停止させておいた後ボイラを
起動させる場合、これを判別器（13）で判別し、この最
初の着火動作で不着火となったとき、プレパージ時間を
通常の設定時間より延長して再着火トライ動作を行う。
通常のプレパージ時間は10〜15秒程度であるので、延長
プレパージ時間は、その約４から６倍に設定するのが適
当で、これだけの時間があれば、火炎検出器等に付着し
た結露水を充分に乾燥することができる。延長してプレ
パージを行っている間、即ち、結露水の乾燥途中では、
疑似炎信号（火炎検出器の導通状態信号）があってもこ
れをカットし、点火器の作動直前に再度確認するように
する。
ボイラ起動時、即ち、その日の朝一番のボイラ起動時
等、長時間ボイラの運転を停止させておいた後ボイラを
起動させる場合、これを判別器（13）で判別し、この最
初の着火動作で不着火となったとき、プレパージ時間を
通常の設定時間より延長して再着火トライ動作を行う。
通常のプレパージ時間は10〜15秒程度であるので、延長
プレパージ時間は、その約４から６倍に設定するのが適
当で、これだけの時間があれば、火炎検出器等に付着し
た結露水を充分に乾燥することができる。延長してプレ
パージを行っている間、即ち、結露水の乾燥途中では、
疑似炎信号（火炎検出器の導通状態信号）があってもこ
れをカットし、点火器の作動直前に再度確認するように
する。
再着火トライ動作後、再び不着火になった場合は、火炎
検出器への結露水付着によるもの以外の原因が考えら
れ、再着火トライ動作を継続して行うことは危険である
ので、ボイラを停止させ警報を発するようにする。再着
火トライ動作により正常な着火動作を行なうことができ
た場合には、缶内圧力の上昇を検出して、自動的に通常
の燃焼制御へ復帰させるようにする。
検出器への結露水付着によるもの以外の原因が考えら
れ、再着火トライ動作を継続して行うことは危険である
ので、ボイラを停止させ警報を発するようにする。再着
火トライ動作により正常な着火動作を行なうことができ
た場合には、缶内圧力の上昇を検出して、自動的に通常
の燃焼制御へ復帰させるようにする。
この考案は、以上のような構成であるので、電源投入後
の最初のボイラ起動時を判別し、この最初の着火動作で
不着火になったとき、プレパージ時間を通常の設定時間
より延長して再着火トライ動作を行うことができ、火炎
検出器等に結露水が付着している場合でも、結露水を乾
燥させて正常な火炎検出機能を回復させることができ
る。このように、結露水の乾燥作業の自動化を図れると
ともに、この考案によれば、ボイラを停止させることな
く確実にかつ安全に着火動作を行うことができる。
の最初のボイラ起動時を判別し、この最初の着火動作で
不着火になったとき、プレパージ時間を通常の設定時間
より延長して再着火トライ動作を行うことができ、火炎
検出器等に結露水が付着している場合でも、結露水を乾
燥させて正常な火炎検出機能を回復させることができ
る。このように、結露水の乾燥作業の自動化を図れると
ともに、この考案によれば、ボイラを停止させることな
く確実にかつ安全に着火動作を行うことができる。
第１図はこの考案の一実施例を示す系統図、第２図はこ
の考案の一実施例を示すタイムチャートである。 （９）……燃焼制御器 （13）……判別器
の考案の一実施例を示すタイムチャートである。 （９）……燃焼制御器 （13）……判別器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 坪田 吉民 愛媛県松山市堀江町７番地 三浦工業株式 会社内 (72)考案者 菅野 均 愛媛県松山市堀江町７番地 三浦工業株式 会社内 (72)考案者 安藤 秀郎 愛媛県松山市堀江町７番地 三浦工業株式 会社内 (72)考案者 重松 敬 愛媛県松山市堀江町７番地 三浦工業株式 会社内 審査官 林 茂樹
Claims (1)
- 【請求項１】電源投入後の最初のボイラ起動時を判別す
る判別器（13）と、この最初の着火動作で不着火になっ
たとき、プレパージ時間を通常の設定時間より延長して
行う再着火トライ動作信号を発する燃焼制御器（９）を
備えたことを特徴とする不着火時のリサイクル機能を有
するボイラにおける燃焼制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990065071U JPH0717943Y2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 不着火時のリサイクル機能を有するボイラにおける燃焼制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990065071U JPH0717943Y2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 不着火時のリサイクル機能を有するボイラにおける燃焼制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0425959U JPH0425959U (ja) | 1992-03-02 |
| JPH0717943Y2 true JPH0717943Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31596576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990065071U Expired - Lifetime JPH0717943Y2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 不着火時のリサイクル機能を有するボイラにおける燃焼制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717943Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4156321B2 (ja) * | 2002-09-27 | 2008-09-24 | アイシン精機株式会社 | 燃料電池用改質器バーナの着火方法およびこの方法による燃料電池システム |
| CN104472333B (zh) * | 2014-11-21 | 2017-05-10 | 中国农业科学院农业环境与可持续发展研究所 | 一种高效精确调节营养液的栽培槽及其使用方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5971054U (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-14 | 株式会社柳澤製作所 | タイマ−式ガス器具 |
| JPS60122652U (ja) * | 1984-01-30 | 1985-08-19 | 株式会社ノーリツ | 給湯器等の燃焼制御装置 |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP1990065071U patent/JPH0717943Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0425959U (ja) | 1992-03-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |