JPH071518B2 - 火災判定方法 - Google Patents

火災判定方法

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JPH071518B2
JPH071518B2 JP61066202A JP6620286A JPH071518B2 JP H071518 B2 JPH071518 B2 JP H071518B2 JP 61066202 A JP61066202 A JP 61066202A JP 6620286 A JP6620286 A JP 6620286A JP H071518 B2 JPH071518 B2 JP H071518B2
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JP
Japan
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fire
smoke
sensor
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flame sensor
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JP61066202A
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JPS62222387A (ja
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和正 村上
敏廣 橋本
茂樹 下村
隆弘 東谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は自火報システム等に於ける火災判定方法に関す
るものである。
[背景技術] ビル火災の原因中第2位(第1位は放火)はタバコの不
始末である。そこでこのタバコによる発火状態が各条件
でどのように変化するかを研究考察してみたところ次の
ようなことが発見された。
つまり火のついたタバコを紙屑が捨てられたごみばこに
捨てると、タバコの火が他のたばこ或いは紙屑に移る。
この場合タバコの場合は徐々に燃えるが紙屑は炭化して
いる。そして更にタバコ周辺の熱量が多くなり発煙量が
急増する。この発煙量が急増した数秒後に発火して発煙
量が極端に減少する。これによって火災発生となる。
第3図に示すようにごみばこYの近傍上方Xの位置にお
いて上述の発火に至るまでの煙濃度の変化を測定したと
ころ第4図(a)のような変化が得られた。つまりタバ
コをごみばこYに捨ててから数分間(イ)してくすぶり
だし、この状態が10数分間〜数10分(ロ)続き、その後
数秒で発煙量が急増(ハ)して発火(ニ)に至り、その
後発煙量が減少し、炎が増加(ホ)するのである。ここ
で図において(ニ)から(ホ′)の期間ではごみばこY
の中のものが表面的に燃えている状態となり、この後周
囲に燃えるものがあれば燃え移る状態となる。
ところで上述の発火実験を閉鎖された部屋で行い、天井
面で煙濃度の変化を測定したところ第4図(b)のよう
な測定結果が得られた。つまり天井面では第4図(a)
の(ハ)の期間で発煙量が増加しても気流が発生してい
ないため、天井面の測定位置まで煙が届かず、測定値が
余り増加しない(ヘ)。そして第4図(a)の発火
(ニ)が起こると、発火による気流が発生し、天井面に
一気に煙が充満し、測定点の煙濃度も増加する(ト)。
この(ト)の期間は数秒である。そしてその後過去の煙
と新しく発生する煙とが混在した状態で、煙濃度が減少
する(チ)。
このように天井面とごみばこY付近では検知煙濃度の変
化が時間的にずれる。そして通常煙センサは天井面に設
けてあるため第4図(b)のような煙濃度の変化を検知
することになる。従来の煙センサによる火災判定は検知
煙濃度が所定値を越えると直ちに火災発生とするため、
第4図(b)のように検知煙濃度が急増する期間(ト)
が数秒で、その後煙濃度が低下する期間(チ)が存在す
る場合、従来の方法では煙増加が一過性的で感知するこ
とが出来ず、他のものに燃え移って初めて感知する可能
性が高く、タバコの火による火災発生の初期段階では火
災感知が確実に行えないという問題があった。
[発明の目的] 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたものでその目的
とするところはタバコの火による火災発生のパターンに
合わせた火災判定を行い、タバコの火による火災発生を
初期段階で確実に感知判定できる火災判定方法を提供す
るにある。
[発明の開示] 第1図は本発明に用いるシステムの概念図であり、本発
明では検知する煙濃度に応じたレベルの出力を発生する
アナログ型煙センサ1と、感度を2段階に設定できる炎
センサ2とを用いた火災判定方法であって、炎センサ2
を低感度に設定し煙センサ1と炎センサ2との出力レベ
ルを所定の基準値と比較して火災の発生を判定する過程
と、煙センサ1の出力レベルの変化が検出されてから変
化が所定時間以上連続していると炎センサ2を低感度か
ら高感度に切換える過程と、高感度に切換えた炎センサ
2によって発火を検出すると火災発生と判定する過程と
からなる。
次に実施例の動作を第2図のフローチャートに基づいて
動作を説明する。
まず監視状態において煙センサ1と、炎センサ2の出力
により通常の火災判定処理を行う。この場合煙センサ1
では上述したようにタバコによる火災発生の初期の状態
では検出できないから通常の火災判定処理では対応でき
ない。また同様に炎センサ2では最初から高感度に設定
しておれば、誤動作する恐れがあり、逆に低感度にして
おけば火災が広まるまで火災感知ができない問題があ
る。
従って煙センサ1の検出煙濃度に変化があると、その変
化が所定時間以上連続しているか否を判定し、連続して
おれば、つまり煙の発生している状況であると判定する
と、炎センサ2の感度を高感度に切換え発火したか否か
を判定するのである。
そして炎センサ2が発火を感知すると火災が発生したと
受信機3は判定し、火災警報等の処理動作を行うのであ
る。
このように煙の発生から発火というタバコの火による火
災発生パターンに即した火災判定処理過程を通常の火災
判定処理過程以外に設けることにより、タバコの火によ
る火災発生を確実に初期段階で判定できる。
尚上記実施例では炎センサ2として高感度、低感度の切
換が行えるものであったが、アナログ型のセンサを使用
して出力レベルを受信機3側で弁別するようにしてもよ
い。
すなわち、受信機3側で炎センサ2の出力レベルに対す
る検出レベルを切換えることにより、炎センサ2の感度
を切換えるものである。
[発明の効果] 本発明は上述のように、検出した煙の濃度に対応したレ
ベルの出力を発生するアナログ型煙センサと、感度を2
段階に設定できる炎センサとを用いた火災判定方法であ
って、炎センサを低感度に設定し煙センサと炎センサと
の出力レベルを所定の基準値と比較して火災の発生を判
定する過程と、煙センサの出力レベルの変化が検出され
てから変化が所定時間以上連続していると炎センサを低
感度から高感度に切換える過程と、高感度に切換えた炎
センサによって発火を検出すると火災が発生したと判定
する過程とからなるものであり、炎センサを低感度に設
定した状態で煙センサと炎センサとの出力を所定の基準
値と比較することによって一般的な火災の発生を判定す
ることができる。また、この方法ではタバコによる火災
の発生パターンに対応することができず火災感知が遅れ
るという欠点があるのを補うために、煙センサの出力レ
ベルが所定時間以上連続して変化しているときには炎セ
ンサを高感度に切り換えて火災の発生を検出する。すな
わち、タバコの火による火災とその他の原因による火災
とに対して、火災の発生パターンに応じた判定方法を適
用することによって、異なる原因による火災の発生をい
ずれも初期段階で誤りなく判定することができるという
効果を奏する。その結果、火災の初期段階で消火を行う
ことができ、火災の拡大の防止につながるのである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に用いる概念構成図、第2図は同上の実
施例のフローチャート、第3図はタバコの火による発火
過程の実験説明図、第4図は同上の煙濃度と時間との関
係を示す測定結果説明図であり、1は煙センサ、2は炎
センサ、3は受信機である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 茂樹 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 東谷 隆弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−6988(JP,A) 特開 昭54−64496(JP,A) 特開 昭59−201193(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出した煙の濃度に対応したレベルの出力
    を発生するアナログ型煙センサと、感度を2段階に設定
    できる炎センサとを用いた火災判定方法であって、炎セ
    ンサを低感度に設定し煙センサと炎センサとの出力レベ
    ルを所定の基準値と比較して火災の発生を判定する過程
    と、煙センサの出力レベルの変化が検出されてから変化
    が所定時間以上連続していると炎センサを低感度から高
    感度に切換える過程と、高感度に切換えた炎センサによ
    って発火を検出する火災発生と判定する過程とからなる
    火災判定方法。
JP61066202A 1986-03-25 1986-03-25 火災判定方法 Expired - Lifetime JPH071518B2 (ja)

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JPS5464496A (en) * 1977-10-31 1979-05-24 Matsushita Electric Works Ltd Fire detecting system
EP0039761A3 (de) * 1980-05-09 1981-11-25 Cerberus Ag Verfahren zur Brandmeldung und Brandmeldeanlage

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