JP3001798B2 - 着火検知装置 - Google Patents

着火検知装置

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JP3001798B2
JP3001798B2 JP7215451A JP21545195A JP3001798B2 JP 3001798 B2 JP3001798 B2 JP 3001798B2 JP 7215451 A JP7215451 A JP 7215451A JP 21545195 A JP21545195 A JP 21545195A JP 3001798 B2 JP3001798 B2 JP 3001798B2
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業炉等における
バーナの着火を検知するための着火検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の音響式の着火検知装置
を示したものである。図11において、31は音センサ
(もしくは圧力センサ)の本体部であって、炉40の炉
壁41を通してバーナ42の先端部近傍に臨ませたプロ
ーブ32の炉外側の端部に設けられる。43は点火バー
ナ(パイロットバーナ)を示している。
【0003】バーナ42から噴射される燃料が燃焼する
と、体積膨張が起こり、これによって微小圧力振動が発
生する。プローブ32は、この圧力振動に起因する燃焼
音を炉外の本体部31のマイクロホンに導く。マイクロ
ホンが出力する電気信号のうち、「燃焼」を明確に識別
可能な高周波数成分(例えば、200Hz〜1kHz)
を帯域通過フィルタ33で取り出し、平滑回路34で直
流信号に変換し、この直流信号の電圧レベルが比較器3
5で判定値(しきい値)と比較される。36は判定値測
定器である。なお、失火状態時の上記マイクロホンが出
力する電気信号は低周波数成分(例えば、20Hz〜1
00Hz)であるので、帯域通過フィルタ33を通過し
ない。比較器35は、上記直流信号の電圧レベルが上記
判定値を超えていると「火炎あり」(着火)と判別し、
判定値以下の場合は、「火炎なし」(失火)と判別す
る。なお、「失火」とは、立ち消え状態をいう。
【0004】
【発明を解決しようとする課題】ところで、上記炉内に
送り込まれる燃焼空気の流速が速い炉では、この空気の
気流音が高く、上記失火時(立ち消え現象)のマイクロ
ホンによる音検知位置における炉内音が、バーナ燃焼時
の同位置における炉内音と大きな差異が無くなり、燃焼
/失火を誤判定する恐れがある。
【0005】また、例えば発電所のボイラ炉等では、1
0〜40本のバーナが炉内に配設されている上、炉内は
音が反響しやすい音場であるので、他のバーナの相互干
渉音があり、相互干渉音も燃焼/失火の誤判定を惹起す
る原因となっている。
【0006】すなわち、各バーナに対して1本の音セン
サを配設し、この音センサが出力する電気信号を電気的
に処理して、その信号レベルや周波数レベルをしきい値
と比較する方法では、上記気流音や炉の残響音に起因す
る誤判定の恐れがあり、充分な信頼性を得るには、S/
N比を低減するのに、上記電気的処理が相当に複雑なも
のとならざるを得ないという問題があった。
【0007】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、簡便な手段を用いて、バーナの着火/失火判
定の信頼性を従来に比し向上することができる着火検知
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1では、炉内の微小圧力振動を音セン
サにより電気信号として取り出し、この電気信号を処理
して炉内バーナの着火/失火を判定する装置において、
上記炉の各バーナ毎に設けられた対をなす複数本の音セ
ンサ、各音センサが出力する電気信号の特定帯域の周波
数成分を取り出す帯域通過フィルタ部、各帯域通過フィ
ルタ部の出力相互の相関度を演算し演算結果を相関度設
定値と比較する相関度判定部、上記帯域通過フィルタ部
のうちの任意の1つの帯域通過フィルタ部の出力を平滑
してレベル設定値と比較する信号レベル判定部、当該信
号レベル判定部の判定結果と上記相関度判定部の判定結
果とに基づきバーナの着火の有無を判定する着火/失火
判定部を備える構成とした。請求項2では、上記着火/
失火判定部が、信号レベル判定部の出力を反転する第1
の符号反転器と、相関度判定部の出力を反転する第2の
符号反転器と、上記信号レベル判定部の出力と上記相関
度判定部の出力を導かれる主バーナ着火検知用ゲート回
路と、上記信号レベル判定部の出力と上記第2の符号反
転器の出力を導かれる主バーナ失火検知用ゲート回路
と、上記第1の符号反転器の出力と上記第2の符号反転
器の出力を導かれる点火バーナ着火検知用ゲート回路
と、上記第1の符号反転器の出力と上記相関度判定部の
出力を導かれる主バーナ消火検知用ゲート回路とを備え
る構成とした。請求項3では、上記相関度判定部は、相
関度を演算する演算回路と、当該演算回路の出力を時間
平均する平均化演算回路と、この平均化演算回路の出力
を設定値と比較する比較器とを備える構成とした。請求
項4では、炉内の微小圧力振動を音センサにより電気信
号として取り出し、この電気信号を処理して炉内バーナ
の着火/失火を判定する装置において、上記炉の各バー
ナ毎に設けられた対をなす複数本の音センサ、各音セン
サが出力する電気信号の特定帯域の周波数成分を取り出
す第1の帯域通過フィルタ部、各音センサが出力する電
気信号の上記とは異なる特定帯域の周波数成分を取り出
す第2の帯域通過フィルタ部、上記第1のフィルタ部の
出力相互の相関度を演算し演算結果を相関度設定値と比
較する第1の相関度判定部、上記第2の帯域通過フィル
タ部の出力相互の相関度を演算し演算結果を相関度設定
値と比較する第2の相関度判定部、上記第1の相関度判
定部の判定結果と上記第2の相関度判定部の判定結果と
に基づきバーナの着火の有無を判定する着火/失火判定
部を備える構成とした。請求項5では、請求項3の上記
着火/失火判定部が、第1の相関度判定部の出力を反転
する第1の符号反転器と、第2の相関度判定部の出力を
反転する第2の符号反転器と、上記第1の相関度判定部
の出力と上記第2の相関度判定部の出力を導かれる主バ
ーナ着火検知用ゲート回路と、上記第1の相関度判定部
の出力と上記第2の符号反転器の出力を導かれる主バー
ナ失火検知用ゲート回路と、上記第1の符号反転器の出
力と上記第2の符号反転器の出力を導かれる点火バーナ
着火検知用ゲート回路と、上記第1の符号反転器の出力
と上記第2の相関度判定部の出力を導かれる主バーナ消
火検知用ゲート回路とを備える構成とした。請求項6で
は、上記第1および第2の相関度判定部は、相関度を演
算する演算回路と、当該演算回路の出力を時間平均する
平均化演算回路と、この平均化演算回路の出力を設定値
と比較する比較器とを備える構成とした。
【0009】上記の構成によれば、1つのバーナに配設
した対をなす音センサの出力相互の相関度は、他バーナ
の着火の有無にかかわらず、特定の周波数帯域におい
て、当該バーナの着火中は、値1に近く(すなわち、有
意の値)、当該バーナの失火時には、値0に近くなる。
【0010】このように、着火時と失火時とで、相関度
が顕著に相違し、両相関度は、他のバーナに起因する反
響音の影響を受けにくく、燃焼空気の流速が速く気流音
が高くても、また炉の反響性が高い場合にも、バーナの
着火/失火/消火を高い信頼性を持って判別することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1において、10A1 、10A
2 は、図2に示す主バーナ1Aのバーナ口44に臨ませ
た音センサである。11A1 、11A2 は増幅器、12
1 、12A2 は低域通過フィルタ、13A1 、13A
2 は高域通過フィルタ、14A1 、14A2 は増幅器、
15A1 は平滑回路、16A1 は比較器、17A1 は信
号レベル判定値測定回路、20は相関演算回路、21は
平均化演算回路、22は比較器、23は相関測定値設定
回路、24は消火検知用のゲート回路(符号反転器)、
25は符号反転器、26は失火検知用ゲート回路(ナン
ド回路)、27は着火検知用ゲート回路(ナンド回路)
である。この符号反転器24、25、ナンド回路26、
27は着火/失火判定部を構成している。
【0012】低域通過フィルタ12A1 、12A2 は音
センサ10A1 、10A2 が出力する電気信号のうちの
低周波数成分(例えば400Hz以下)を通過させる。
高域通過フィルタ13A1 、13A2 はセンサ10
1 、10A2 が出力する電気信号のうちの高周波成分
(例えば400Hz以上)を通過させる。従って、高域
通過フィルタ13A1 、13A2 からは、200Hz〜
400Hzの周波数成分を持つ電気信号が取り出され
る。低域通過フィルタ12A1 、高域通過フィルタ13
1 と低域通過フィルタ12A2 、高域通過フィルタ1
3A2 は周波数成分200Hz〜400Hzの電気信号
を取り出すためのフィルタ部を構成している。
【0013】相関演算回路20は、高域通過フィルタ1
3A1 から取り出される電気信号と高域通過フィルタ1
3A2 から取り出される電気信号との相関度を定量的に
演算する回路であって、両信号の周波数パターンが完全
に一致している場合には、数値「1」を出力し、両信号
の周波数パターン相互に相関性が全く無い場合には、数
値「0」を出力する。
【0014】平均化演算回路21は、相関演算回路20
の出力値を、所定の時間毎に平均する。比較器22は上
記両信号の相関の有無を判定するものであって、平均化
演算回路21の出力が相関判定値設定回路23に設定さ
れた判定値より大きい場合は、「相関有り」と判定して
レベル「1」を出力し、判定値より小さい場合は、「相
関無し」と判定してレベル「0」を出力する。相関演算
回路20、平均化演算回路21、比較器22、判定値設
定回路23は相関度判定部を構成する。
【0015】比較器16A1 は平滑回路15A1 から取
り出される直流化信号を判定値設定回路17A1 に設定
された判定値と比較し、当該設定値以下である場合に、
「完全消火」と判定し、「0」を出力する。設定値以上
である場合には「非完全消火」と判定し、「1」を出力
する。
【0016】「非完全消火」の場合、比較器22が「相
関有り」と判定すると、ナンド回路27から着火検知信
号が出力される。また、「非完全消火」の場合比較器2
2が「相関無し」と判定すると、ナンド回路26から失
火検知信号「0」を出力する。相関演算回路20、平均
化演算回路21、比較器22、判定値設定回路23は相
関度判定部を構成する。
【0017】なお、音センサ対10A1 、10A2 は、
主バーナ毎に設ける。
【0018】次に、高域通過フィルタ13A1 から取り
出される電気信号と高域通過フィルタ13A2 から取り
出される電気信号との相関度について説明する。
【0019】今、主バーナ1Aが着火しているものとす
ると、センサ10A1 、10A2 が内蔵しているマイク
ロホンは主バーナ1Aの燃焼音SXと気流音SYとの合
成音を受音し、これを電気信号に変換する。この電気信
号の周波数パターンをそれぞれSA1 、SA2 とする。
【0020】また、主バーナ1Aが失火している場合、
センサ10A1 、10A2 が内蔵しているマイクロホン
は気流音SYのみを受音し、これを電気信号に変換す
る。この電気信号の周波数パターンをそれぞれS
1 ’、SA2 ’とする。
【0021】炉壁41が吸音性の高い炉材から形成さ
れ、残響音が無いと仮定した場合、SA1 =SA2 であ
り、SA1 ’=SA2 ’であるから、SA1 とSA2
相関性(RA-A )を見た場合、(RA-A )=1と見るこ
とができる。同様に、SA1 ’、SA2 ’の相関性(R
A'-A' )=1と見ることができる。すなわち、対をなす
センサ相互の上記周波数パターンの相関度RA-A =R
A'-A' =1である。また、SA1 とSA1 ’、SA2
の相関度、SA2 とSA1 ’、SA2 ’との相関度、す
なわち、着火バーナ側のセンサと消火バーナ側のセンサ
の上記周波数パターンの相関度RA-A'を見た場合、R
A-A'=0と見ることができる。実際には、炉内に残響音
が存在するので、RA'-A' ≠1(1に近い有意の値)、
A-A'≠0(0に近い値)となる。
【0022】図7、図8は、上記相関度RA-A 、R
A'-A' について、本発明者等が行った実験結果を示した
ものである。図7は主バーナ1Aが着火している時のS
1 とSA2 の相関度の周波数分析結果を示したもので
あり、また図8は主バーナ1Aが失火している時のSA
1 ’、SA2 ’の相関度の周波数分析結果を示したもの
である。また、図10は、上記「完全消火」時の相関度
(RA0-A0 とする)を示している。
【0023】図7と図8の対比から、特定の周波数帯域
200〜400Hzにおける相関度が両図において、大
きく異なる。すなわち、センサ10A1 、10A2 の出
力の相関度は、着火時と失火時とで、大きく異なること
が理解される。上記周波数範囲では、着火時の相関度は
高く、失火時の相関度は低い。また、着火時の信号レベ
ルは高い。上記相関演算回路20はこの相関度を演算す
る。
【0024】従って、主バーナに配設した対をなすセン
サの出力相互の上記周波数帯域における相関度を監視
し、この相関度が、有意の値であれば、当該主バーナが
着火中であると見なし、有意の値でなくなると、失火し
たものと見なすことができる。
【0025】主バーナ1Aが完全消火した時(すなわ
ち、燃焼空気の炉内への送り込みが無いので気流音も燃
焼音も無い状態)では、センサ10A1 、10A2 と他
のバーナによる音を受音するので、図10に示すよう
に、相関度は、着火時と同様に、高くなり、相関度だけ
では、完全消失と着火の判別が難しいが、本実施例で
は、高域通過フィルタ13A1 から取り出される電気信
号のレベルに基づきこれを判定する構成をとり、誤判断
を防止している。
【0026】表1に、本実施例の着火/失火/消火判定
部の判定マトリクスを示す。
【0027】
【表1】
【0028】図3は、本発明の第2の実施例を示したも
ので、「完全消火」/「非完全消火」の判別に、信号レ
ベルではなく、エネルギーを用いている点において図1
の実施例とは異なる。18A1 はエネルギー演算回路
(2乗演算器)である。
【0029】図4は、本発明の第3の実施例を示したも
のである。この実施例では、低域通過フィルタ12A1
と高域通過フィルタ13A1 からなるフィルタ部の他
に、低域通過フィルタ12A1 ’と高域通過フィルタ1
3A1 ’からなる第2のフィルタ部を設けるとともに、
低域通過フィルタ12A2 と高域通過フィルタ13A2
からなるフィルタ部の他に、低域通過フィルタ12
2 ’と高域通過フィルタ13A2 ’からなる第2のフ
ィルタ部を設けている。この両第2のフィルタ部は周波
数成分1.1〜1.3kHzの電気信号を取り出すため
のフィルタ部を構成している。また、高域通過フィルタ
13A1 ’の出力と高域通過フィルタ13A2 ’の出力
との相関度を判定する第2の相関度判定部を設けてい
る。この相関度判定部は、相関演算回路20A、平均化
演算回路21A、比較器22A、判定値設定回路23A
を備えている。14A1 ’、14A1 ’は増幅器、28
は符号反転器、29は消火検知用ゲート回路(ナンド回
路)
【0030】図7と図8の対比から明らかなように、
1.1〜1.3kHzの周波数帯域では、相関度
A-A 、RA'-A' は共に小さい。本実施例は、この特徴
を利用するもので、着火/失火/消火の判定マトリクス
を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】図5は、本発明の第4の実施例を示したも
ので、主バーナだけでなく、点火バーナの着火の有無も
判定し得る構成としてある。図5は点火バーナの着火時
の相関度を示したもので、センサ10A1 、10A2
出力の相関度が高い周波数範囲では、点火バーナの着火
時、図9に示すように、周波数帯域200〜400Hz
では、その相関度は、逆に、低くなっている。本実施例
は、この特徴を利用している。27Aは着火/失火判定
部の点火バーナ着火検知用のゲート回路(ナンド回路)
である。この着火/失火判定部の着火/失火/消火の判
定マトリクスを表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】図6は、本発明の第5の実施例を示したも
ので、相関度のみにより、主バーナだけでなく、点火バ
ーナの着火の有無も判定し得る構成としてある。この実
施例における着火/失火/消火の判定マトリクスを表4
に示す。
【0035】
【表4】
【0036】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、1つのバー
ナに設けた対をなす複数の音センサの出力相互の相関度
を導入しており、バーナ着火時の相関度とバーナ失火時
の相関度には大きな差異があり、共に他のバーナに起因
する反響音の影響を受けにくいので、燃焼空気の流速が
速く気流音が高くても、また炉の反響性が高い場合に
も、バーナの着火/失火/消火を高い信頼性を持って判
別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】バーナと音センサの配置関係を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施例を示すブロック図であ
る。
【図7】バーナ着火時のセンサ対出力相互の相関度−周
波数の関係を示す線図である。
【図8】バーナ失火時のセンサ対出力相互の相関度−周
波数の関係を示す線図である。
【図9】点火バーナ着火時のセンサ対出力相互の相関度
−周波数の関係を示す線図である。
【図10】バーナ完全消火時のセンサ対出力相互の相関
度−周波数の関係を示す線図である。
【図11】従来の音響式着火検知装置を示すブロック図
である。
【図12】上記音響式着火検知装置における要部配置図
である。
【符号の説明】
1A 主バーナ 10A1 、10A2 センサ 12A1 、12A2 低域通過フィルタ 12A1 ’、12A2 ’ 低域通過フィルタ 13A1 、13A2 高域通過フィルタ 13A1 ’、13A2 ’ 高域通過フィルタ 16A1 比較器 17A1 レベル判定値設定回路 18A1 2乗器 20、20A 相関演算回路 21、21A 平均化演算回路 22、22A 比較器 23、23A 相関判定値設定回路 24、25、28 符号反転器 26、27、27A、29 ナンド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 達夫 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (72)発明者 伊藤 芳則 青森県八戸市大字河原木字宇兵衛河原1 −1 東北電力株式会社 八戸火力発電 所内 (72)発明者 秋田 衆平 青森県八戸市大字河原木字宇兵衛河原1 −1 東北電力株式会社 八戸火力発電 所内 (72)発明者 佐藤 直樹 宮城県仙台市青葉区一番町三丁目7番1 号 東北電力株式会社 火力部内 (56)参考文献 特開 昭63−163217(JP,A) 特開 平6−313539(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 17/00 F23M 11/04 F23N 5/24 106 F27D 21/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内の微小圧力振動を音センサにより電
    気信号として取り出し、この電気信号を処理して炉内バ
    ーナの着火/失火を判定する装置において、上記炉の各
    バーナ毎に設けられた対をなす複数本の音センサ、各音
    センサが出力する電気信号の特定帯域の周波数成分を取
    り出す帯域通過フィルタ部、各帯域通過フィルタ部の出
    力相互の相関度を演算し演算結果を相関度設定値と比較
    する相関度判定部、上記帯域通過フィルタ部のうちの任
    意の1つの帯域通過フィルタ部の出力を平滑してレベル
    設定値と比較する信号レベル判定部、当該信号レベル判
    定部の判定結果と上記相関度判定部の判定結果とに基づ
    きバーナの着火の有無を判定する着火/失火判定部を備
    えることを特徴とする着火検知装置。
  2. 【請求項2】 着火/失火判定部が、信号レベル判定部
    の出力を反転する第1の符号反転器と、相関度判定部の
    出力を反転する第2の符号反転器と、上記信号レベル判
    定部の出力と上記相関度判定部の出力を導かれる主バー
    ナ着火検知用ゲート回路と、上記信号レベル判定部の出
    力と上記第2の符号反転器の出力を導かれる主バーナ失
    火検知用ゲート回路と、上記第1の符号反転器の出力と
    上記第2の符号反転器の出力を導かれる点火バーナ着火
    検知用ゲート回路と、上記第1の符号反転器の出力と上
    記相関度判定部の出力を導かれる主バーナ消火検知用ゲ
    ート回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の着
    火検知装置。
  3. 【請求項3】 相関度判定部は、相関度を演算する演算
    回路と、当該演算回路の出力を時間平均する平均化演算
    回路と、この平均化演算回路の出力を設定値と比較する
    比較器とを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    着火検知装置。
  4. 【請求項4】 炉内の微小圧力振動を音センサにより電
    気信号として取り出し、この電気信号を処理して炉内バ
    ーナの着火/失火を判定する装置において、上記炉の各
    バーナ毎に設けられた対をなす複数本の音センサ、各音
    センサが出力する電気信号の特定帯域の周波数成分を取
    り出す第1の帯域通過フィルタ部、各音センサが出力す
    る電気信号の上記とは異なる特定帯域の周波数成分を取
    り出す第2の帯域通過フィルタ部、上記第1の帯域通過
    フィルタ部の出力相互の相関度を演算し演算結果を相関
    度設定値と比較する第1の相関度判定部、上記第2の帯
    域通過フィルタ部の出力相互の相関度を演算し演算結果
    を相関度設定値と比較する第2の相関度判定部、上記第
    1の相関度判定部の判定結果と上記第2の相関度判定部
    の判定結果とに基づきバーナの着火の有無を判定する着
    火/失火判定部を備えることを特徴とする着火検知装
    置。
  5. 【請求項5】 着火/失火判定部が、第1の相関度判定
    部の出力を反転する第1の符号反転器と、第2の相関度
    判定部の出力を反転する第2の符号反転器と、上記第1
    の相関度判定部の出力と上記第2の相関度判定部の出力
    を導かれる主バーナ着火検知用ゲート回路と、上記第1
    の相関度判定部の出力と上記第2の符号反転器の出力を
    導かれる主バーナ失火検知用ゲート回路と、上記第1の
    符号反転器の出力と上記第2の符号反転器の出力を導か
    れる点火バーナ着火検知用ゲート回路と、上記第1の符
    号反転器の出力と上記第2の相関度判定部の出力を導か
    れる主バーナ消火検知用ゲート回路とを備えることを特
    徴とする請求項4記載の着火検知装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2の相関度判定部は、相関
    度を演算する演算回路と、当該演算回路の出力を時間平
    均する平均化演算回路と、この平均化演算回路の出力を
    設定値と比較する比較器とを備えていることを特徴とす
    る請求項4記載着火検知装置。
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