JPH072746U - 着火検知装置 - Google Patents

着火検知装置

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JPH072746U
JPH072746U JP2906893U JP2906893U JPH072746U JP H072746 U JPH072746 U JP H072746U JP 2906893 U JP2906893 U JP 2906893U JP 2906893 U JP2906893 U JP 2906893U JP H072746 U JPH072746 U JP H072746U
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JP
Japan
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electric signal
burner
value
detection device
ignition detection
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Application number
JP2906893U
Other languages
English (en)
Inventor
悟 谷口
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Publication date
Application filed by 株式会社神戸製鋼所 filed Critical 株式会社神戸製鋼所
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Publication of JPH072746U publication Critical patent/JPH072746U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉の型式にかかわらず、また、ターンダウン
等が発生しても、確実に、精度よく、着火、失火を検知
することができる着火検知方法をを提供することを目的
とする。 【構成】 バーナーの火炎の光もしくはバーナーにより
発生する微小圧力振動を電気信号として取り出す手段3
1と、この電気信号を処理する手段32、33と、処理
された電気信号の値を判定値と比較する手段34を備え
る着火検知装置において、上記電気信号を処理する手段
は、エネルギ演算手段10を含むことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工業炉等におけるバーナの着火を検知するための着火検知装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
着火検知装置としては、従来、図4に示す光学方式のものと図5に示す音響方 式(例えば、実公平4−49482号公報に開示)のものとがある。
【0003】 図4において、20は炉内のバーナの火炎である。21は光電子倍増管であっ て、火炎20から放射される可視光、紫外光や赤外光を検知し、光の強度を電気 信号に変換する。22は電流/電圧変換器であり、上記光の強度に対応した電圧 を出力する。この電圧は、比較器23で判定値と比較される。24は判定値(し きい値)を設定するための設定器である。比較器23は、上記電圧がこの判定値 を超えていると「火炎あり」(燃焼中」と判別し、判定値以下の場合は、「火炎 なし」(失火)と判別する。
【0004】 図5において、31はマイクロホン(もしくは圧力センサ)であって、図6に 示すように炉40の炉壁41を通してバーナ42の先端部近傍に臨ませたプロー ブ30の炉外側の端部に設けられる。バーナ42から噴射される燃料が燃焼する と、体積膨張が起こり、これによって微小圧力振動が発生する。プローブ32は 、この圧力振動に起因する燃焼音を炉外のマイクロホン31に導く。マイクロホ ン31が出力する電気信号のうち、「燃焼」を明確に識別可能な周波数成分(例 えば、図7の(A)に記号Hで示す高周波数成分200Hz〜1KHz)を帯域 通過フィルタ32で取り出し、平滑回路33で直流信号に変換し、この直流信号 の電圧レベルが比較器34で判定値(しきい値)と比較される。35は判定値設 定器である。なお、図7の(B)に、失火状態時のマイクロホン31が出力する 電気信号を示すが、記号Lで示す低周波数成分(例えば20Hz〜100Hz) は帯域通過フィルタ32を通過しない。比較器34は、上記直流信号の電圧レベ ルが上記判定値を超えていると「火炎あり」(燃焼中)と判別し、判定値以下の 場合は、「火炎なし」(失火)と判別する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、重油や高カロリーガスを急速燃焼しているバーナでは、燃焼時の輝 度が高く、燃焼音も大きいので(消火時と比較し、燃焼時の光強度や音圧レベル は数倍大きい)、バーナ着火の有無の識別は、上記従来の光学方式や音響方式の 検知装置を用いて充分に識別可能であった。
【0006】 近年の排ガス規制の強化に伴い、緩慢な燃焼形態を採るケースが増加している が、このような燃焼形態の場合、もしくは燃料電池など低カロリー燃料を燃焼さ せる場合等では、燃焼炎からの光量が減少し、また燃焼音のレベルが低下する等 の現象が生じるので、「燃焼時」/「失火時」の信号レベルの差が狭まり、上記 従来の固定の信号レベル判定値(しきい値)を用いる方法では、「燃焼」/「消 火」判定の信頼性が低下するという問題があった。
【0007】 本考案はこの問題を解消するためになされたもので、炉の燃焼形式にかかわら ず、確実に、精度よく、バーナの着火、失火を検知することができる着火検知装 置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、 バーナの火炎の光もしくはバーナにより発生する微小圧力振動を電気信号とし て取り出す手段と、この電気信号を処理する手段と、処理された電気信号の値を 判定値と比較する手段を備える着火検知装置において、上記電気信号を処理する 手段は、エネルギ演算手段を含む構成とした。
【0009】
【作用】 本考案は、バーナの火炎の光もしくはバーナにより発生する微小圧力振動を電 気信号として取り出し、この電気信号に基づきエネルギ演算を行なって、上記電 気信号を二次関数信号化し、このエネルギ演算値を判定値と比較する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】 図1において、10は振動エネルギ演算回路であって、平滑回路33の出力( Aとする)を自乗演算する。判定回路34はこの振動エネルギ演算回路10の出 力A2 を判定値Uと比較し、A2 >Uである場合には、バーナ42が「燃焼中」 であ.と判定して、「H」レベルの信号を出力し、A2 <Uである場合には、バ ーナ42が「失火」したと判定して、「L」レベルの信号を出力する。
【0012】 本実施例では、平滑回路33が出力する信号Aの自乗値を判定回路34に導く ので、信号Aの値が大きいければ、A2 値はより一層大きくなり、信号Aの値が 小さいければ、A2 値はより一層小さくなり、差が拡大するので、緩慢な燃焼形 態を採る炉の場合のように、燃焼時の信号レベルが低下して失火時の信号レベル との差が縮まってくるような場合には、両信号を明確に区別することができる。 上記実施例では、平滑回路33の出力を振動エネルギ演算回路10で自乗演算 して二次関数化しているが、図2に示すように、帯域通過フィルタ32の出力を 振動エネルギ演算回路10で自乗演算したのち、平滑回路33で平滑するように してもよい。
【0013】 また、上記実施例は、音響方式であるが、光学方式の場合は、図3に示すよう に、電流/電圧変換器22の出力である電圧値をエネルギ演算回路11で自乗演 算すればよい。
【0014】 また、低周波数成分が高周波数成分と比較して充分小さい場合には、図1など において、帯域通過フィルタ32を省略してもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上説明した通り、バーナの火炎の光もしくはバーナにより発生する 微小圧力振動を電気信号として取り出し、この電気信号に基づきエネルギ演算を 行なって、上記電気信号を二次関数信号化し、このエネルギ演算値を判定値と比 較するので、燃焼時の上記取り出した信号レベルが低下して失火時の上記取り出 した信号レベルとの差が大きくない場合にも、バーナの着火、失火を明確に、精 度よく判別することができ、従来に比し、信頼性を向上し、適用範囲を拡大する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本考案の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本考案の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の光学式着火検知装置を示すブロック図で
ある。
【図5】従来の音響式着火検知装置を示すブロック図で
ある。
【図6】上記音響式着火検知装置における要部配置図で
ある。
【図7】失火/燃焼時の周波数成分を示す図である。
【符号の説明】
10、11 エネルギー演算回路(2乗演算回路) 21 光電子倍増管 22 電流/電圧変換器 23 判定回路である比較器 24 判定値設定回路 30 プローブ 31 マイクロフオン 32 帯域通過フィルタ 33 平滑回路 34 判定回路 35 判定値設定回路 42 バーナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナの火炎の光もしくはバーナにより
    発生する微小圧力振動を電気信号として取り出す手段
    と、この電気信号を処理する手段と、処理された電気信
    号の値を判定値と比較する手段を備える着火検知装置に
    おいて、上記電気信号を処理する手段は、エネルギ演算
    手段を含むことを特徴とする着火検知装置。
JP2906893U 1993-06-01 1993-06-01 着火検知装置 Pending JPH072746U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2906893U JPH072746U (ja) 1993-06-01 1993-06-01 着火検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2906893U JPH072746U (ja) 1993-06-01 1993-06-01 着火検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH072746U true JPH072746U (ja) 1995-01-17

Family

ID=12266051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2906893U Pending JPH072746U (ja) 1993-06-01 1993-06-01 着火検知装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH072746U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468212A (ja) * 1990-07-05 1992-03-04 Toyota Motor Corp バーナの燃焼制御装置
JPH0520565A (ja) * 1990-10-31 1993-01-29 Honeywell Inc 火炎信号からの振幅サンプルを処理するための離散的フーリエ変換を使用する火炎検出器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468212A (ja) * 1990-07-05 1992-03-04 Toyota Motor Corp バーナの燃焼制御装置
JPH0520565A (ja) * 1990-10-31 1993-01-29 Honeywell Inc 火炎信号からの振幅サンプルを処理するための離散的フーリエ変換を使用する火炎検出器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990727