JP3188392B2 - 火災検出方法 - Google Patents

火災検出方法

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JP3188392B2 JP07057896A JP7057896A JP3188392B2 JP 3188392 B2 JP3188392 B2 JP 3188392B2 JP 07057896 A JP07057896 A JP 07057896A JP 7057896 A JP7057896 A JP 7057896A JP 3188392 B2 JP3188392 B2 JP 3188392B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は火災検出方法に係
り、特に、監視区域内の赤外線を受光し、赤外線の受光
量に基づき監視区域内の火災の発生を検出する火災検出
器の火災検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に監視区域内の赤外線の受光強度に
基づき監視区域内の火災の発生を検出する火災検出器
は、図19に示すように監視区域内の赤外線を受光し、
受光強度に応じた検出信号を出力する受光部11と、受
光部11からの検出信号に基づき火災が発生したか否か
を判断し、火災が発生していると判断したときに警報を
出力する判断部12から構成されている。
【0003】図20に炎から放射される赤外線の波長と
強度の特性図を示す。可燃物が空気中で酸化燃焼すると
きに発生する炎からの放射線の中で、有機物の酸化燃焼
に特有のスペクトルとして、酸化の際に発生する炭酸ガ
スより発せられる4.3μm付近にピークを有する赤外
線が知られている。この4.3μm付近の赤外線を検出
することにより、ほとんど全ての火災を検出することが
できる。
【0004】このことから、図19に示す火災検出器
は、受光部11に4.3μm付近の赤外線のみを透過す
るフイルタ11bと、フイルタを通過した4.3μm付
近の赤外線を受光し、受光強度に応じた検出信号を出力
する受光素子11aを設け、判断部12は、受光素子1
1aからの検出信号が入力されると、受光レベルが予め
定めた閾値を越えたときに火災が発生したと判断して、
警報を出力するようにしている。
【0005】また、炎を発生させる発熱体から放射され
る赤外線の波長は、図20に示されるように2〜3μm
の間にピークを有していることも知られている。つま
り、火災発生時は、炭酸ガスにより発せられる4.3μ
m付近と、発熱体から放射される2.5μm付近の赤外
線の間の3.5μm付近に赤外線放射強度の弱い谷間が
存在することになる。
【0006】このことから、図21に示す火災検出器
は、4.3μmの赤外線を透過するフィルタ14bを有
し、受光素子14aで検出する第1の受光部14と、
3.5μmの赤外線を透過するフィルタ15bを有し、
受光素子15aで検出する第2の受光部15とを設け、
第1の受光部14からの検出信号と、第2の受光部15
からの検出信号の出力の差が、予め決められた範囲を越
えたときに火災が発生したと判断して警報を出力するよ
うにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の火災
検出方法では炎特有の波長の赤外線を検出して火災の発
生を検出しているため、ガスコンロやストーブ、バーナ
ーなどの火災以外の炎から放射される赤外線と、火災に
より発生した炎からの赤外線を区別することができない
という問題点があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、火災による炎と火災以外の炎を区別し、火災のみを
確実に検出することができる火災検出方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するため手段】本発明の請求項1は、監視
区域内の赤外線を受光し、受光強度に応じた検出信号を
出力する受光部と、該検出信号に基づいて火災が発生し
たか否かを判断する判断部とを有する火災検出器を用い
て火災を検出する火災検出方法であって、前記検出信号
を一定の時間聞隔でサンプリングし、デジタル信号に変
換する第1のステップと、前記第1のステップで得られ
た前記デジタル信号の周波数成分を求める第2のステッ
プと、前記第2のステップで求めた周波数成分データに
ついて所定の周波数区間毎の周波数成分データに最も密
接した直線の傾きを求める第3のステップと、火災を検
出したときの検出信号から求めた傾きデータを基準デー
タとして予め記憶しておき、該基準データと前記第3の
ステップで求めた傾きデータの差を求める第4のステッ
プと、前記第4のステップにより求められた差のデータ
に基づいて形成される楕円の主軸の傾きと重心の位置を
求める第5のステップと、前記第5のステップにより求
められた主軸の傾きと重心の位置がそれぞれ所定の範囲
内にあるときに火災が発生したと判断する第6のステッ
プとにより火災が発生したか否かの判断を行う。
【0010】請求項1によれば、材木、紙、木綿などの
火災の時に燃焼する材料の炎とガスコンロやストーブな
どの非火災の炎との特性の差を検出することができる。
つまり、材木、紙、木綿などの火災の時に燃焼する材料
の炎とガスコンロやストーブなどの非火災の炎とを確実
に区別し、非火災による炎を火災による炎と誤って判断
することがなくなる。
【0011】請求項2は、第5のステップにより求めら
れた主軸の傾きと重心の位置がそれぞれ所定の範囲にあ
り、かつ、過去所定回数で得られた主軸の傾きと重心の
位置が、予め決められた回数以上所定の範囲内にあると
き、または、予め決められた回数連続して所定の範囲内
にあるときに警報を出力する第6のステップにより火災
が発生したか否かの判断を行なうことを特徴とする。
【0012】請求項2によれば、主軸の傾きと重心の位
置がそれぞれ所定の範囲にあり、かつ、過去所定回数で
得られた主軸の傾きと重心の位置が、予め決められた回
数以上所定の範囲内にあるとき、または、予め決められ
た回数連続して所定の範囲内にあるときに警報を出力す
る第6のステップにより火災が発生したか否かの判断を
行なう。したがって、火災の判定を確実に行うことがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】本願の火災検出方法の実施例を図
面を用いて説明する。図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。図1において、1は、監視区域の赤外
線を受光し、赤外線の受光強度に応じた検出信号を出力
する受光部である。2は、受光部1からの検出信号が入
力され、該検出信号に基づいて監視区域内に火災が発生
しているか否かを判断し、火災が発生していると判断し
たときに警報を出力する判断部である。
【0014】図2に本発明の一実施例の判断部の動作フ
ローチャートを示す。受光部1は監視区域内の赤外線を
受光し、赤外線の受光強度に応じた検出信号を出力す
る。この検出信号は判断部2に入力される。判断部2で
は、検出部1から供給される検出信号を一定の時間間隔
(ここでは、0.5msとする)でサンプリングし、ア
ナログ信号である検出信号をデジタル信号に変換する
(ステップ101)。
【0015】そして、所定時間(ここでは、2秒間とす
る)の間に入力された検出信号についてフーリエ変換を
行ない、2秒間で得られた検出信号の周波数成分を求め
る(ステップ102)。図3〜図7に燃える材料に応じ
た検出信号の周波数成分データを示す。図3は木材、図
4は紙、図5は木綿、図6はコンロ、図7はバーナーの
検出信号の周波数成分データである。
【0016】フーリエ変換により得られた周波数成分デ
ータ(図3〜図7)は、周波数位置によっては火災の炎
(木材や紙、木綿等を燃やしたときの炎)と非火災の炎
(コンロ、バーナー等の炎)との区別が可能な場合があ
る。しかし、炎の規模などによって周波数成分が変化
し、周波数成分データが上下にシフトするため、周波数
成分データをこのまま用いて火災の炎を確実に検出する
ことはできない。
【0017】そこで、周波数成分データ(図3〜図7)
について、注目周波数fiの前後一定の周波数区間内の
周波数成分データについて、周波数成分データにできる
だけ密接になる直線をあてはめ、その直線の傾きを求め
る(ステップ103)。この直線の傾きを注目周波数f
iでの傾きとする。この処理を、注目周波数fiを演算
対象周波数区間内(ここでは、10Hz〜100Hzと
する)でシフトしながら繰り返し行なうことによって演
算対象区間内の各注目周波数fiにおける傾きが求めら
れる。これを周波数成分データの傾きデータとする。
【0018】ここで、周波数成分データへの直線のあて
はめは、数学的手法として一般的に用いられている最小
二乗法により行なう。直線と各点の残差二乗和が最小と
なるように、直線パラメータを変えながら繰り返し計算
を行なうことによって周波数成分デー夕に最も密接にな
る直線を求める。
【0019】[周波数成分データに密接した直線の傾き
の計算]ステップ102で得られた周波数成分データに
ついて、まず、周波数fと周波数成分データE(f)の
対数を求める。 f' = log10 f E( f)' = log10 E( f) 図8に示す各点に対してできるだげ密接になる直線1を
求める。
【0020】l:E(f)' =a+bf' まず、求めるべき直線1と各点のずれ量δの平方の和D
【0021】
【数1】
【0022】により求める。この平方の和Dの値が大き
くなれば直線1から各点が離れていることになり、平方
の和Dが0になると、各点がすべて直線1上に存在する
ことになる。したがって、平方の和Dができる限り小さ
くなる助変数aとbを求めれば、各点にできるだけ密接
な直線1を求めることができる。
【0023】そこで、平方の和Dの第1次偏導関数を0
とおき、Dの極値を求めると、
【0024】
【数2】
【0025】
【数3】
【0026】となりこの連立一次方程式を解くことによ
って、求めようとする直線1の助変数aとbの値が求め
られる。すると、図9に示す結果が得られる。図9は、
図3〜図7に示した周波数成分データについての傾きデ
ータを求めた結果を表示したものである。図9に示す太
線は、予め火災のときに燃えると思われる材木を燃やし
たときの検出信号から求めた傾きデータの平均である。
ここでは、この傾きデータを基準データとする。
【0027】図9において、火災の炎の傾きデータは、
基準データと似通った位置に作成されるが、非火災炎の
デー夕は基準データとは離れた位置に大きく異なるパタ
ーンとして作成される。次に、ステップ103にて得ら
れた傾きデータと、前記基準データとの差を求める(ス
テップ104)。
【0028】ステップ104にて、差のデータが求めら
れると、各点の座標位置を検出し、次に述べる処理によ
って図10に示すような差のデータをほぽ含む楕円の主
軸の傾きおよび重心の座標位置を求める(ステップ10
5)。 [楕円の主軸の傾きと重心の位置の計算]点gの座標位
置をg(f,d)として、以下の式より各点の重み関数
W(f,d)を求める。ここで、xとyは火災と判断す
るためによりよい結果が得られるように予め設定されて
いる定数である。また、実施例において、fmin は10
Hz、fmax は100Hz、fmid は31〜32Hz(周波数
は対数表示のためfmax からfmin を引いて2で割った
ものとは一致しない)である。
【0029】
【数4】
【0030】ここで、楕円の重心座標位置をG(fg ,
dg )、楕円の主軸の傾きをaとして下の式よりaおよ
びGを求める。
【0031】
【数5】
【0032】上記の式により座標上の原点を基準とした
時の0次モーメントが求められる。
【0033】
【数6】
【0034】上記の式により座標上の原点を基準とした
ときの1次モーメントが求められる。
【0035】
【数7】
【0036】上記の式により座標上の原点を基準とした
ときの2次モーメントが求められる。
【0037】
【数8】
【0038】上記の式により重心Gの座標が求められ
る。
【0039】
【数9】
【0040】上記の式により重心Gを基準としたときの
2次モーメントが求められる。
【0041】
【数10】
【0042】以上の式により楕円の主軸の傾きaが求め
られる。木材や紙、木綿等を燃やした場合には、基準デ
ータと傾きデータとの差はほとんどないので、横軸付近
に平たい楕円、すなわち主軸の傾きaの値は零近傍で、
重心の座標Gの基準データとの差dgの値が横軸近傍の
楕円が得られる。これに対し、コンロやバーナー等の炎
の場合には、木材等の場合に比べ、差のデータとして大
きな値が得られる。したがって、斜めに傾いた楕円や、
横軸から離れた座標位置に重心を持つ楕円が作られ、主
軸の傾きaおよび重心の座標Gの基準データとの差dg
の値が木材等の場合と異なるものとなる。
【0043】図12〜図16に燃焼する材料に応じた主
軸の傾きaおよび重心の座標Gの特性図を示す。図12
は木材、図13は紙、図14は木綿、図15はコンロ、
図16はバーナーの特性を示す。図12、図13、図1
4に材木、紙、木綿の材料の燃焼時の特性はほぼ共通の
領域(主軸の傾きa及び重心の座標Gの基準データとの
差dg の両方の値が零付近)に集中してロットリングさ
れているのに対し、図15、図16に示すコンロ、バー
ナーの特性は材木、紙、木綿の燃焼とは異なる位置にロ
ットリングされる。このため、図11に示すように火災
の時に燃焼する材木、紙、木綿のなどの材料による検出
結果が含まれる領域を予め火災領域として設定してお
く。
【0044】そして、ステップ105で求めた検出結果
が火災領域内にあるか否かを調べ、検出結果が火災領域
内にある場合に火災と判断して(ステップ106)警報
を出力する(ステップ107)。これにより、非火災で
あるコンロやバーナーの場合と火災である木材や紙、木
綿を燃やした場合と区別することができる。
【0045】なお、本実施例においては、判断部2は求
められた主軸の傾きaと重心の位置Gがそれぞれ所定の
範囲内であったときに火災と判断し、警報を出力する
が、判断の確実性を増すために複数回の検出結果を求め
て判定を行ってもよい。図17に本発明の第2実施例の
動作フローチャートを示す。
【0046】本実施例は図2のフローチャートとはステ
ップS207の判断が異なる。ステップS207は、主
軸の傾きaと重心の座標Gy がそれぞれ火災領域内であ
り、かつ、過去所定回数に得られた検出結果が予め決め
られた回数以上火災領域内である場合に火災と判断す
る。
【0047】本実施例によれば、過去所定回数に得られ
た検出結果が予め決められた回数以上火災領域内にある
時に火災と判断するため、判断の確実性を増すことがで
きる。図18に本発明の第3実施例の動作フローチャー
トを示す。
【0048】本実施例は図2、図17のフローチャート
とはステップS307の判断が相違する。ステップS3
07では、主軸の傾きaと重心の座標Gy がそれぞれ火
災領域内であり、かつ、過去に得られた検出結果が連続
して所定回数以上火災領域内である場合に火災と判断す
る。
【0049】本実施例によれば、検出結果が火災領域内
であり、かつ、過去に得られた検出結果が連続して所定
回数以上火災領域内である場合に火災と判断するので判
断の確実性を増すことができる。このように第2及び第
3実施例では、過去所定回数のうち予め決められた回数
以上または、連続して所定回数以上火災と判断される判
断結果が得られなけれぱ警報を出力しない。これによ
り、コンロ等の発火直後と木材などを燃やした場合とで
炎の性状が似通っていたり、また、コンロなどの炎に強
風を与えたときに検出結果が火災領域内となる場合であ
っても、一時的に火災領域に得られた検出信号について
は、ステップ207およびステップ307において、連
続して検出されることがないので火災とは判断されず、
誤って警報が出力されることがなくなる。
【0050】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、材木、紙、木綿などの火災の時に燃焼する材料の炎
とガスコンロやストーブなどの非火災の炎とを確実に区
別して検出することができるため、非火災による炎を火
災による炎とを誤って判断することがなくなるという特
長を有する。
【0051】請求項2によれば、主軸の傾きと重心の位
置がそれぞれ所定の範囲にあり、かつ、過去所定回数で
得られた検出結果が、予め決められた回数以上火災領域
内にあるとき、または、予め決められた回数連続して火
災領域内にあるときに警報を出力するため、火災の判定
を確実に行うことができるなどの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の判断部の動作説明図であ
る。
【図3】材木燃焼時の検出信号の周波数特性図である。
【図4】紙燃焼時の検出信号の周波数特性図である。
【図5】木綿燃焼時の検出信号の周波数特性図である。
【図6】コンロ燃焼時の検出信号の周波数特性図であ
る。
【図7】バーナー燃焼時の検出信号の周波数特性図であ
る。
【図8】周波数fに対する周波数成分データE(f)の
対数の特性図である。
【図9】周波数成分データについての傾きデータを示す
特性図である。
【図10】周波数に対する標準データとの差の特性図で
ある。
【図11】重心と傾きにより設定される座標位置を示す
図である。
【図12】材木燃焼時のの重心と傾きにより設定される
座標位置を示す図である。
【図13】紙燃焼時のの重心と傾きにより設定される座
標位置を示す図である。
【図14】木綿燃焼時の重心と傾きにより設定される座
標位置を示す図である。
【図15】コンロ燃焼時の重心と傾きにより設定される
座標位置を示す図である。
【図16】バーナー燃焼時の重心と傾きにより設定され
る座標位置を示す図である。
【図17】本発明の第2実施例の判断部の動作フローチ
ャートである。
【図18】本発明の第3実施例の判断部の動作フローチ
ャートである。
【図19】従来の一例のブロック構成図である。
【図20】炎から放射される赤外線の波長と強度の特性
図である。
【図21】従来の他の一例のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 受光部 2 判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G08B 17/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視区域内の赤外線を受光し、受光強度
    に応じた検出信号を出力する受光部と、該検出信号に基
    づいて火災が発生したか否かを判断する判断部とからな
    る火災検出器を用いて火災を検出する火災検出方法であ
    って、 前記検出信号を一定の時間間隔でサンプリングし、デジ
    タル信号に変換する第1のステップと、 前記第1のステップで得られた前記デジタル信号の周波
    数成分を求める第2のステップと、 前記第2のステップで求めた周波数成分データについて
    所定の周波数区間毎の周波数成分データに最も密接した
    直線の傾きを求める第3のステップと、 火災を検出したときの検出信号から求めた傾きデータを
    基準データとして予め記憶しておき、該基準データと前
    記第3のステップで求めた傾きデータの差を求める第4
    のステップと、 前記第4のステップにより求められた差のデータに基づ
    いて形成される楕円の主軸の傾きと重心の位置とを求め
    る第5のステップと、 前記第5のステップにより求められた主軸の傾きと重心
    の位置がそれぞれ所定の範囲内にあるときに火災が発生
    したと判断する第6のステップとにより火災が発生した
    か否かを判断することを特徴とする火災検出方法。
  2. 【請求項2】 第5のステップにより求められた主軸の
    傾きと重心の位置がそれぞれ所定の範囲にあり、かつ、
    過去所定回数で得られた主軸の傾きと重心の位置が、予
    め決められた回数以上所定の範囲内にあるとき、また
    は、予め決められた回数連続して所定の範囲内にあると
    きに警報を出力する第6のステップにより火災が発生し
    たか否かの判断を行なうことを特徴とする請求項1記載
    の火災検出方法。
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