JP2015089630A - 印面形成装置、印面形成方法および印面形成システム - Google Patents
印面形成装置、印面形成方法および印面形成システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015089630A JP2015089630A JP2013229893A JP2013229893A JP2015089630A JP 2015089630 A JP2015089630 A JP 2015089630A JP 2013229893 A JP2013229893 A JP 2013229893A JP 2013229893 A JP2013229893 A JP 2013229893A JP 2015089630 A JP2015089630 A JP 2015089630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stamp
- marking
- stamping
- face
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41K—STAMPS; STAMPING OR NUMBERING APPARATUS OR DEVICES
- B41K3/00—Apparatus for stamping articles having integral means for supporting the articles to be stamped
- B41K3/62—Details or accessories
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C1/00—Forme preparation
- B41C1/055—Thermographic processes for producing printing formes, e.g. with a thermal print head
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41D—APPARATUS FOR THE MECHANICAL REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES FOR STEREOTYPE PRINTING; SHAPING ELASTIC OR DEFORMABLE MATERIAL TO FORM PRINTING SURFACES
- B41D7/00—Shaping elastic or deformable material, e.g. rubber, plastics material, to form printing surfaces
- B41D7/04—Forming printing surfaces by covering printing forms with a thin elastic skin, e.g. rubber foil, and retaining the latter thereon; Obtaining reduced or enlarged printing surfaces by using thin elastic transfer foils
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
- B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41K—STAMPS; STAMPING OR NUMBERING APPARATUS OR DEVICES
- B41K1/00—Portable hand-operated devices without means for supporting or locating the articles to be stamped, i.e. hand stamps; Inking devices or other accessories therefor
- B41K1/02—Portable hand-operated devices without means for supporting or locating the articles to be stamped, i.e. hand stamps; Inking devices or other accessories therefor with one or more flat stamping surfaces having fixed images
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41K—STAMPS; STAMPING OR NUMBERING APPARATUS OR DEVICES
- B41K1/00—Portable hand-operated devices without means for supporting or locating the articles to be stamped, i.e. hand stamps; Inking devices or other accessories therefor
- B41K1/36—Details
- B41K1/38—Inking devices; Stamping surfaces
- B41K1/50—Stamping surfaces impregnated with ink, or made of material leaving a mark after stamping contact
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
Description
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、印面材ホルダに保持されている印面材に印面を形成する印面形成装置及びその印面形成方法を提供することを目的とする。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材、該印面材を着脱可能に保持する保持体及び該保持体に保持された前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムを有する印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体が設けられ、前記印面材に印面を形成する印面形成部と、
前記印面形成部に対して、前記印面材ホルダを相対的に移動させる搬送部と、
前記印面材ホルダが前記印面形成部に対して相対的に移動する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの加熱量よりも大きくなるように、前記印面形成部と前記搬送部とを制御する制御部と
を有する。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材の少なくとも一部をフイルムにて被覆した状態で、前記印面材を保持体に着脱可能に保持する印面材ホルダを、前記印面材に熱を加えて印面を形成する印面形成部に対して、相対的に移動させつつ、前記印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体により前記印面材に印面を形成する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように移動速度および加熱量を制御する印面形成工程を有する。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材、該印面材を着脱可能に保持する保持体及び該保持体に保持された前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムを有する印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体が設けられ、前記印面材に印面を形成する印面形成部と、
前記印面形成部に対して、前記印面材ホルダを相対的に移動させる搬送部と、
コンピュ―タ機器との通信を行う通信部と、
前記印面材ホルダが前記印面形成部に対して相対的に移動する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの加熱量よりも大きくなるように、前記通信部が受け取る画像デ―タに基づいて前記印面形成部と前記搬送部とを制御する制御部と
を有する印面形成装置と、
所望のサイズの印面材を選択し、当該印面材に加熱することにより所望の印面を形成するための画像デ―タを作成または選択するとともに、前記印面材の少なくとも1つの端面に近接する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの他の加熱部分に加えられる単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように前記画像デ―タに追加して加熱するための追加加熱デ―タを重ね合わせた重ね合わせ画像デ―タを作成し、当該重ね合わせ画像デ―タを前記通信部に出力するコンピュ―タ機器と、
を有する。
とりわけ、印面材を被覆するフイルムに対する加熱を制御することにより、印面形成後の印面材を取出す際に容易に取出すことができる。
以下、本発明の実施形態を説明するにあたって、重要な概念・用語の定義を与える。
印面形成装置は、印面材に対して所望の像を形成して印面を形成する装置である。本発明にあっては、いわゆるサ―マルプリンタを用いることができる。サ―マルプリンタは、サ―マルヘッドを有し、複数の発熱体及びそれらを駆動する駆動回路(ドライバ)により、個々の発熱体を選択的に加熱することができる。
印面材は、液状のインクを含浸可能な多孔質のスポンジ体からなり加熱により非多孔質化する熱可塑性の部材である。例えば、多孔質エチレン酢酸ビニル・コポリマ―(EVA)を用いることができる。
印面材ホルダは、印面材に対して所望の像を形成すべく印面形成装置に通すために用いる治具である。例えば、印面材を印面材ホルダに保持した状態のものが印面形成装置のユ―ザに供給される。本明細書にあっては、便宜上、印面材ホルダは、印面材と、それを保持する保持体と、印面材を保護するフイルムとを有するものとする。
保持体は、例えば、コ―トボ―ルからなる厚板紙により構成される。印面形成後、印面材ホルダから印面材を取り出した後は、廃棄される部材である。
フイルムは、例えば、PET又はポリイミド等を基材として作られており、耐熱性、熱伝導性、表面平滑性を有し、印面形成の際に、印面材を保護する機能を果たす部材である。
印刷は、インクを用いる印刷ではなくて、画像デ―タに応じて、サ―マルヘッドの発熱体が選択的に加熱されることにより、印面材の表面を所定の大きさのドットごとに、非多孔質化するか、しないかの処理をすることを意味する。
搬送部は、印面材ホルダを搬送する機構部分であり、例えばプラテンロ―ラとそれを動かすステッピングモ―タにより構成することができる。
印面材の端面とは、印面材を直方体とみたときに、その側面に当たる面である。
印面材の端面に対向(又は、当接)する部分とは、フイルムのうち、印面材の端面に近接する部分をいう。
加熱量が大きくなるとは、フイルムの耐久性を劣化させ、フイルムを破きやすくする程度に加熱量を大きくすることをいう。
制御部とは、印面形成装置の制御部(CPU)をいう。印面形成装置の制御部は、有線通信(USB(登録商標))又は無線通信(Wi―Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、WLAN(登録商標)など)により、パソコン(PC)、スマ―トフォン、タブレットコンピュ―タなどと接続されて、連携して機能することができる。そのように印面形成装置の制御部が他のコンピュ―タ機器と連携して動作する場合について、印面形成システムと呼ぶ。
移動速度とは、搬送部が印面材ホルダを搬送する速度をいう。
フイルムによる印面材の被覆は、印面材が印面材ホルダに保持された状態でユ―ザに供給される場合には、印面材ホルダを製造する工場においてなされる。
印面形成工程は、印面形成装置のユ―ザが印面材ホルダを用いて印面形成を実行する際になされる工程である。
本発明の課題は、上述したように印面材を印面材ホルダに保持した状態で印面形成をする印面形成装置、印面形成方法を提供することである。そして、とりわけその場合に、印面形成後に印面材を印面材ホルダから取り出し易くするため、加熱量をどのように制御するかについてのものである。
以下、本発明に係る印面形成装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る印面形成装置を印面材ホルダとともに示す概略斜視図である。ここで、図1(a)は、本実施形態に係る印面形成装置の外観斜視図であり、図1(b)は、そのX―Z面(搬送方向を含む鉛直面)における断面構造を示す斜視断面図である。図2は、本実施形態に係る印面形成装置の印面材ホルダの排出口周辺の構造を示す概略図である。ここで、図2(a)は、図1(b)に示したIIA部(本明細書においては、図1(b)中に示したロ―マ数字の「2」に対応する記号として便宜的に「II」を用い、ロ―マ数字の「5」に対応する記号として便宜的に「V」を用いる。以下、同様。)における断面構造を示す要部断面図である。図2(b)は、排出口を含む印面形成装置の外観を示す正面図である。図3は、本実施形態に係る印面形成装置に適用される印面形成部の要部を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る印面形成装置に適用される印面形成部の要部構成の平面図及び断面図である。図4(a)は、印面形成部の平面図であり、図4(b)は、そのX―Z面(搬送方向を含む鉛直面)における断面構造を示す概略断面図である。
次に、本実施形態に係るプリンタ1の機能構成、すなわち制御部(CPU)によって制御されて機能する機能構成について説明する。
図5は、本実施形態に係る印面形成装置(プリンタ)1のシステム構成のブロック図である。
図5に示すように、プリンタ1は、中央制御回路2を備え、中央制御回路2には、センサ3、サ―マルヘッド4、電源回路5、モ―タ―ドライバ8、表示画面制御回路47、メモリ制御回路48、UI(ユ―ザインタ―フェイス)制御回路49、USB制御回路40、Bluetooth(登録商標)モジュ―ル・無線LANモジュ―ル41を有している。
また、モ―タ―ドライバ8にはステッピングモ―タ9が接続され、表示画面制御回路47には表示デバイス43が接続され、USB制御回路40には、PC(パ―ソナルコンピュ―タ)44が接続されている。
なお、センサ3は、本例の場合、反射型光学センサで構成されている。また、表示デバイス43、表示画面制御回路47、UI制御回路49、USB通信制御回路(USB通信制御回路)40、又はBluetooth(登録商標)モジュ―ル・無線LANモジュ―ル41等は、必ずしも全てが必要な訳ではない。
メモリ制御回路48は、ROM(read only memory)やRAM(Random Access Memory)等のデバイスを含み、それらの制御を行っている。表示デバイス43は、例えばLCD(liquid crystal display)等の表示装置を指し、表示画像制御回路47では、表示デバイス43へのデ―タ転送等やバックライトの点灯、消灯等の制御をしている。
また、さまざまな機能を実現するために必要なコンピュ―タプログラムは、ROM等に格納されており、必要に応じてRAMに書き込まれて参照され、利用される。この印面形成装置は、パソコン(又はスマ―トフォン)側にドライバソフトおよびアプリケ―ションプログラムをインスト―ルし、USB接続などにより連携して動作するものである。したがって、印面形成装置内のコンピュ―タプログラムと、パソコンなどの外部機器にインスト―ルされたコンピュ―タプログラムとが連携してさまざまな機能を実現する。
UI(ユ―ザインタ―フェイス)制御回路49は、キ―ボ―ドやマウス、リモコンやボタン、タッチパネル等の入力デバイスからユ―ザがパソコンなどを介して、又は本印面形成装置(プリンタ)に設けた入力装置を介して入力した情報をもとに、メニュ―画面表示等の制御を行う。電源回路5は、電源IC(integrated circuit)等からなり、各回路に必要な電源を作り出して供給する。
なお、本システムの構成例では、中央制御回路2から他の回路が受け取るのはデ―タと信号のみであり、印刷に必要な電力は電源回路5から得ている。因みに、本例の装置では、サ―マルヘッド4は、200ドット/25.4mmの解像度で48mmの有効印字幅を有している。
モ―タ―ドライバ8は、ステッピングモ―タ9を駆動する駆動回路であり、中央制御回路2から出力される信号を受け取り、駆動用のパルス信号及び電力をステッピングモ―タ9に供給する。なお、中央制御回路2から受け取るのは励磁信号のみで、実際の駆動電力は電源回路5から得ている。
本実施形態におけるプリンタ1は、1―2相励磁駆動を採用しており、ギア比は1ライン(0.125mm)当たり16ステップとなるように構成されている。すなわち、1ステップで、0.0078mmの搬送を行う。
なお、制御部2におけるプラテンロ―ラ12による搬送距離の算出を、パルス数に基づいて行わずに他の方法を用いても良い。例えば、プラテンロ―ラ12の回転数をロ―タリ―エンコ―ダにより検出し、検出された回転数に基づいてプラテンロ―ラ12による搬送距離を算出しても良い。
次に、プリンタ1により印面を形成(製版)する印面材ホルダ20について、図6及び図7を参照しつつ説明する。
図6は、本実施形態に係るプリンタにより印面が形成される印面材ホルダの一例を示す概略図である。図6(a)は、印面材ホルダ20の印面形成側(印面材21を保持する側)を示す平面図である。図6(b)は、図6(a)に示したVIB―VIB線(本明細書においては図6(a)中に示したロ―マ数字の「6」に対応する記号として便宜的に「VI」を用いる。)に沿った断面構造を示す概略断面図である。図6(c)は、図6(b)に示したVIC部における断面構造を示す要部断面図である。図7は、印面を形成した印面材を貼り付けた押し印の一例を示す概略図である。図7(a)は、印面材側から見た押し印の斜視図であり、図7(b)は、印面材側を底面とした時(押し印として使用する際に紙などに置く時)の押し印の側面図である。
印面材21は、実際に印面となる主面21aを有する。印面材21は、液状のインクを含浸可能な多孔質のスポンジ体、例えば、多孔質エチレン酢酸ビニル・コポリマ―(以下、「EVA」と記す。)で構成され、押圧により変形可能となっている。EVAは無数の気泡を有しており、この気泡の中にインクを含浸する。
印面材ホルダ20のうち、保持体22とフイルム24とは、上述の印面材21の印面形成時に用いられる治具であり、印面形成の終了後には印面材21と分離されて廃棄(又は再利用)される。保持体22は、図6(b)、(c)に示すように、コ―トボ―ルからなる上部厚板紙22cと下部厚板紙22dとを貼り合わせて構成されている。また、図6(a)に示すように、保持体22の一方の側部(図面右方)に切欠22aが形成されている。ここで、保持体22は、センサ3からの光を高い反射率で反射させるために、その表面が例えば、白色に形成されている。
次に、印面材21に印面を形成する原理について説明する。
上述したように印面材21は、EVAで構成されている。EVAは熱可塑性の物性を有するので、例えば70℃〜120℃の熱で加熱すると、熱を加えた箇所は軟化し、一度軟化した箇所は冷えると硬化する。そして、硬化した箇所は気泡部分が埋まり非多孔質化され、その部分はインクを通さなくなる。
本実施形態に係るプリンタ1は、この印面材21(EVA)の特性を利用して、サ―マルヘッドでEVAの表面の任意の箇所を約1msecから5msec程度加熱することにより、EVAの表面の任意の箇所を非多孔質化させて、その部分のインクの通過を禁止する。なお、印面材21は、熱裁断機によって予め方形に裁断されている。このため、印面材21の4つの側面(端面)は、いずれも裁断の際に加えられた熱によって非多孔質化されており、インクを通過させない。なお、印面材21の裏面21bも加熱処理が施されており、インクを通過させない。これによって、印面となる主面21a以外の面からインクが滲み出ることを防止している。
次に、本実施形態に係るプリンタ1において、所望の印面を形成する印面形成動作について説明する。なお、以下に示す各機能は、読み取り可能なプログラムコ―ドの形態で制御部2(さらに詳しく言えば、ROM)に格納されており、このプログラムコ―ドにしたがった動作が逐次実行される。なお、前述したように、この印面形成装置(プリンタ1)は、通常はパソコンやスマ―トフォンなどと連携して動作するものである。ここでは、煩雑な説明となるのを防ぐべく、プリンタ1内における動作に限定して説明する。
プリンタ1の印面形成動作においては、まず、制御部2は、入力操作部6が押圧され、入力操作部6からプリンタ1を起動する信号が入力されると、プリンタ1のイニシャル動作を実行する。プリンタ1のイニシャル動作においては、制御部2は、モ―タ―ドライバ8に駆動信号を送り、ステッピングモ―タ9を所定時間回転させる。これにより、プラテンロ―ラ12が所定時間回転し、プリンタ1内に印面材ホルダ20が残っていた場合でも、その印面材ホルダ20が排出口10dからプリンタ1外に排出される。
具体的には、制御部2は、入力された画像デ―タに基づいて、印面材ホルダ20の搬送(ステッピングモ―タ9の回転)と、サ―マルヘッド4の複数の発熱体のいずれを発熱されるかと、を連携させながら制御し、印面材21の画像デ―タに応じた位置を選択的に加熱して、インクの透過部分と非透過部分とを画像デ―タに応じて形成することで、印面を形成する。
EVAは1.5mmの厚さを持つ部材であり、高い弾性と摩擦係数を有する。このため、EVAをそのままサ―マルプリンタに挿入して搬送を行おうとしても、サ―マルヘッドとEVAとの摩擦力が大きく、安定した直進性の搬送を行うことが出来ない。つまり、EVAは摩擦力が大きいことと、ゴムのように柔らかいため、たとえサ―マルプリンタ側に直進安定性を得るためのガイドが取り付けられていても、搬送中に少しでも曲がりができると、EVA自体が屈曲してしまい、結果的にすぐに斜行が発生する。
上記のEVAの搬送上の困難は、サ―マルヘッドが発熱していない非加熱の状態の場合でも起きる現象であるが、サ―マルヘッドが発熱した場合、サ―マルヘッドは発熱開始後の数ミリ秒で約200度近くまで温度が上がるため、EVA表面を加熱した瞬間に表面が軟化し、軟化した部分にサ―マルヘッドが埋まってしまい、EVAの搬送が全く出来なくなってしまうという現象が生じる。
端面ヘッドを用いる方式や、ヘッドを移動駆動するためにキャリッジを組み込む方式の場合は、上記の問題が起きないが、この方式は、機構の大型化と使用部材のコストの大幅な上昇を招くという不都合がある。
また、印面材21は、上部厚板紙22cの位置決め孔24で位置固定され、下部厚板紙22dにより下面から保持されると共に上面をフイルム24により被覆されているので印面材ホルダ20に保持された状態のままの形を維持し、X方向、Y方向の外力が加わっても変形しない。
したがって、印面材ホルダ20が搬送される通りに印面材21もまた、それにしたがって搬送される。印面材ホルダ20が直進搬送されれば、印面材21もその通りに直進搬送される。また、フイルム24は、印面材21、つまりEVAの溶融点よりも高い温度に耐熱性を有している。
したがって、サ―マルヘッド4の発熱で印面材21の表面が溶融してもフイルム24は溶融しない。つまりフイルムとしての被覆性を失うことはない。また、フイルム24は、サ―マルヘッド4との摩擦力は極めて低い。
このため、サ―マルヘッド4は、フイルム24の被覆性により、溶融して軟化した印面材21の中に埋没することなく、また、フイルム24との間の低摩擦性により、フイルム24の面に沿って容易に発熱印字(印面形成)を続けていくことができる。このようにして印面材21への印面形成が完了する。
保持体22を構成する上部厚紙板22c及び下部厚板紙22dには、図6(a)、図9に示すように、位置決め孔22eの上辺(挿入方向の前方に当たる辺)に沿って、ミシン目27が入れられている。ミシン目27は、左右が上部厚紙板22c及び下部厚板紙22dの両側端部まで延びる。
フイルム24は、位置決め孔22eから上部に露出している印面材21の側面と表面も被覆しているが、接着はされていない。したがって、印面材21の印面形成が完了した後、上部厚紙板22c及び下部厚板紙22dを、ミシン目27に沿って裏側に折り曲げると、印面材21を容易に印面材ホルダ20から取り出すことができる。
図9は、印面形成後、印面材ホルダから印面材を取り出す手順を示す図である。図9(a)は、印面材ホルダに設けられた折線(ミシン目)を示す斜視図である。図9(b)は、折線に沿って折った状態を示す斜視図である。図9(c)は、フイルムを引き剥がして印面材を取り出せる状態を示す斜視図である。
図9(c)に描かれている印面材の取出しの状態を見ると、フイルムが印面形成後においては、印面材の形状に沿って切れやすくなっていると、取出しが容易になることに、本発明者は気づいた。そこで、印面形成の際のサ―マルヘッドによる加熱によりフイルムの耐久性を劣化させ、切れやすくすることができるのではないかと考え、鋭意検討した結果、フイルム24のうち、印面材の端面に当接する部分を加熱する制御を、印面形成動作の際に同時に行うことを見出した。
図10は、印面材ホルダのうち、加熱量を増やす部分の一例を示す平面図である。
本発明の実現方法は、印面材(EVA)端面部分28における加熱量を増やすことで、当該個所のPETフイルムに対して極度の熱収縮を誘発させ、耐久性を落としてフイルムを破きやすくするものである。
第二に、その時点でさらにEVAを指でつまんで取り出そうとしたとき、左右のフイルムが脆くなっていれば、PETフイルムが簡単に破れるため、容易にEVAを取り出すことが出来る。したがって、上辺のほかに左右の二辺もまた熱を加えて破れやすくすることが望ましい。
そのため、EVA下部のPETフイルムのみ、加熱量を他辺よりも抑えることで、EVA取り出し時にPETフイルムが完全にコ―トボ―ルから分離されることを防いでいる。
このように構成することで、メディアホルダ―におけるEVA各辺の加熱量を増やすことで、PETフイルムの耐久性を劣化させ、フイルムを破きやすくする。
上述したように、印面材に対して印面を形成することは、所望の印影デ―タにしたがって、サ―マルヘッドによる熱印刷を施すことによってなされる。その印影デ―タに対して、図10に示すように、印面材の端面部分への加熱を増やすように印影デ―タに対して、熱印刷のデ―タを加えて合成処理をすることにより、この加熱制御がなされる。
制御部2による制御でこの合成処理を実現しても良いし、パソコン(スマ―トフォン)側のドライバソフト又はアプリケ―ションソフトにより、この合成処理を行うこととしてもよい。
図11は、印面形成における印面画像と加熱量増加部分(印面材端面部分)とを重ね合わせて描いた図である。本発明における加熱量増加は、印面形成の際に同時に行われるものである。すなわち、ユ―ザが印面形成を所望する印面画像のデ―タに対して加熱量の増加部分の画像デ―タ(追加加熱デ―タ)を重ね合わせる処理を、印面形成装置1の制御部2又はパソコン(スマ―トフォン)側の制御部のいずれかで施し、それに基づいて印面形成装置1の制御部2は、ドライバIC4bを介してサ―マルヘッド4の発熱体(押圧部4a)を加熱制御する信号を送る。
図11(a)は、ユ―ザが作成または選択する元の画像デ―タ、すなわち印面を形成した後に、押し印を押してできる印影としてユ―ザが欲する画像である。ここでは、「社外秘」の文字を円内におさめたスタンプを作る場合について例示している。図11(a)に示すように、30mm×30mmの範囲で、ユ―ザは印影の画像を作成(又は選択)することができるようになっている。このユ―ザによる作成または選択は、印面形成装置1に接続されるパソコン44(又はスマ―トフォンなど)(図5参照)上のアプリケ―ションソフトの機能によりなされる。
図11(d)は、図11(b)と図11(c)とを重ね合わせたもの(重ね合わせ画像デ―タ)である。図11(d)に示す画像デ―タに基づいて、制御部2はサ―マルヘッド4を発熱させて印面形成を実行する。その結果、印面形成と同時に、印面材端部近辺28の加熱がなされる。図11(d)において、破線で示したのは、印面材の位置を示しており、その寸法は、32mm×32mmである。
図11(e)は、印面形成後の印面材21を示す。図11(e)において、32mm×32mmの寸法になっているのは、印面材21のサイズが32mm×32mmだからである。このことは、印面材端部近辺28の加熱量増加部分は、印面材21の大きさを越えてその周囲の1mm幅の部分をも加熱していることを意味する。これにより、フイルム24のうちの印面材端面部分に当接する部分が加熱されて、耐久性劣化することをもたらす。そして、印面形成後の印面材21の取出しを容易にする。
このように、加熱部分を合成した印字デ―タを用いてサ―マルヘッドでEVA表面を加熱することにより、ユ―ザ独自の印影を有する印面形成を行うとともに、フイルム24が印面材の形状に沿って、剥がれ易いものとすることができる。印面材に印面を形成して出来上がった印面版を印面材ホルダ20から取り出すには、前述したように、保持体22をミシン目27に沿って折り曲げて、印面材21を引き出すだけでよい。その後、台木52に印面形成後の印面材を貼り付けて、印面を一定時間インクに浸す、又はインクの粘性が比較的大きいものであれば印面に塗り付けて放置する。所定時間が経過すると、インクが印面材21の内部に含浸する。ユ―ザは、印面表面の余剰のインク汚れをふき取った後(又は何度か試し押しをした後)、持ち手51を指で持って、押印対象物に押し付けると、印面から含浸インクが押し出されて印影が押印される。
本発明に係る印面形成装置1を単独で用いようとする場合には、印面を形成するための画像デ―タを外部から取り込む手段が必要となる。図5のブロック図に示す構成に加えて、SDカ―ドや、USBメモリを読み込む手段を設けて外部から画像デ―タを取り込んで当該画像デ―タに基づく印面形成をすることが考えられる。その場合、その画像デ―タが上述した追加加熱デ―タを重ね合わせた重ね合わせ画像デ―タでない場合には、印面形成装置1の制御部2において、この重ね合わせ処理を実行する必要がある。
図5のブロック図にはパソコン44を描いているが、パソコンの代わりにスマ―トフォンやタブレットコンピュ―タでもよいことを図5を参照しつつ前述した。またそのようなコンピュ―タ機器と、本印面形成装置との接続は、ケ―ブル接続であってもよいし、無線通信による接続であっても良い。
パソコンを例にとると、パソコン側にはアプリケ―ションソフト、ドライバソフトなどがインスト―ルされて印面形成装置と有線又は無線接続がなされ、通常のプリンタと同様に印面形成装置を用いることができるように組み合わせて用いることができる。このようにコンピュ―タ機器と印面形成装置とが連携して動作する状態について、印面形成システムと呼ぶことにする。
このような印面形成システムにあっては、アプリケ―ションソフトにより印面を形成するための画像デ―タをユ―ザが作成する。そして、ユ―ザが印面材のサイズを選択することで、当該印面材サイズに適合した追加加熱デ―タをアプリケ―ションソフトとドライバソフトとが連携して、画像デ―タに重ね合わせて重ね合わせ画像デ―タを作成し、それを印面形成装置1に送る。これにより、印面形成装置1の制御部2が行うべき負担を軽減することができ、印面形成の待ち時間を短縮することが可能となる。
このように印面形成装置をパソコンなどのコンピュ―タ機器と接続して用いる場合には、本発明における重ね合わせ画像デ―タの作成など、制御部2が行う処理の一部をコンピュ―タ機器側に処理させることが可能である。
印面形成装置1は、図5に示すように、パソコン44(またはスマ―トフォン)と有線又は無線により接続して、連携して動作することができるので、印面形成装置1のユ―ザインタ―フェイスをパソコン44(またはスマ―トフォン)に受け持たせることができる。印面材サイズが相違する場合について、このことを説明する。
図4(a)、図6(a)に示したように、印面材ホルダ20を構成する保持体22には、切欠22aが設けられている。そして、図4(a)に示すように、印面形成装置1に設けられたセンサ3の上を印面材ホルダ20が搬送される際に、破線SL上の対象物をセンサ3は検知可能である。切欠22aは、破線SL上に設けられているので、その形状をセンサ3が検知可能である。切欠22aには、当該印面材ホルダ20に保持された印面材21の寸法についての情報を持っている。
制御部2は、センサ3が検知した印面材サイズとパソコン44(またはスマ―トフォン)から送られた画像デ―タ(追加加熱デ―タを重ね合わせた重ね合わせ画像デ―タ)とを比較して、相違する場合には、印面形成処理(印面製版処理)を中止する。そして、処理を中止した旨を通信部(Bluetooth(登録商標)モジュ―ル/WLANモジュ―ル41またはUSB制御回路40)を介してパソコン44(またはスマ―トフォン)に通知する。
ここで、エラーメッセージ処理手段、エラーメッセージ表示手段がパソコン側には設けられている。これらの手段は、いずれも、アプリケーションソフトまたはドライバソフトがパソコン44(またはスマートフォン)のCPUに読み込まれて実現する手段であり、必要に応じて、パソコン44(またはスマートフォン)の表示部(モニター装置)と連動して働く手段である。
このようにして、パソコン44(またはスマ―トフォン)が印面形成装置のユ―ザインタ―フェイス機器として機能することができる。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材、該印面材を着脱可能に保持する保持体及び該保持体に保持された前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムを有する印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体が設けられ、前記印面材に印面を形成する印面形成部と、
前記印面形成部に対して、前記印面材ホルダを相対的に移動させる搬送部と、
前記印面材ホルダが前記印面形成部に対して相対的に移動する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの加熱量よりも大きくなるように、前記印面形成部と前記搬送部とを制御する制御部と
を有する印面形成装置。
前記印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面に対向する部分であることを特徴とする付記1記載の印面形成装置。
前記印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面および左右方向の端面に対向する部分であることを特徴とする付記1記載の印面形成装置。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材の少なくとも一部をフイルムにて被覆した状態で、前記印面材を保持体に着脱可能に保持する印面材ホルダを、前記印面材に熱を加えて印面を形成する印面形成部に対して、相対的に移動させつつ、前記印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体により前記印面材に印面を形成する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように移動速度および加熱量を制御する印面形成工程を有する印面形成方法。
前記印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面に対向する部分であることを特徴とする付記4記載の印面形成方法。
前記印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面および左右方向の端面に対向する部分であることを特徴とする付記4記載の印面形成方法。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材、該印面材を着脱可能に保持する保持体及び該保持体に保持された前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムを有する印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体が設けられ、前記印面材に印面を形成する印面形成部と、
前記印面形成部に対して、前記印面材ホルダを相対的に移動させる搬送部と、
コンピュ―タ機器との通信を行う通信部と、
前記印面材ホルダが前記印面形成部に対して相対的に移動する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの加熱量よりも大きくなるように、前記通信部が受け取る画像デ―タに基づいて前記印面形成部と前記搬送部とを制御する制御部と
を有する印面形成装置と、
所望のサイズの印面材を選択し、当該印面材に加熱することにより所望の印面を形成するための画像デ―タを作成または選択するとともに、前記印面材の少なくとも1つの端面に近接する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの他の加熱部分に加えられる単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように前記画像デ―タに追加して加熱するための追加加熱デ―タを重ね合わせた重ね合わせ画像デ―タを作成し、当該重ね合わせ画像デ―タを前記通信部に出力するコンピュ―タ機器と、
を有する印面形成システム。
前記印面形成装置の制御部が加熱量を制御する印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面に対向する部分であり、
前記コンピュ―タ機器が画像デ―タに追加する追加加熱デ―タの端面に近接する部分、
前記印面材ホルダの移動方向前方の端面に該当する部分であることを特徴とする付記7記載の印面形成システム。
前記印面形成装置の制御部が加熱量を制御する印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面および左右方向の端面にする部分であり、
前記コンピュ―タ機器が画像デ―タに追加する追加加熱デ―タの端面に近接する部分、
前記印面材ホルダの移動方向前方の端面および左右方向の端面にする部分であることを特徴とする付記7記載の印面形成システム。
前記印面形成装置は、さらに、印面材ホルダに保持されている印面材のサイズを検出する印面材サイズ検出部を有し、
前記印面形成装置の前記制御部は、検出した印面材サイズと、前記コンピュ―タ機器からされた前記重ね合わせ画像デ―タのサイズとが適合しない場合に、印面形成処理を中止し、前記通信部を介してその旨を前記コンピュ―タ機器に通知するサイズエラ―処理手段を有する
ことを特徴とする付記7から9のいずれか1に記載の印面形成システム。
前記コンピュ―タ機器は、前記通知を受けた場合に、適切なサイズの印面材を用いること、又は画像デ―タを作成し直すことを促す画面表示をするサイズエラ―表示手段を有する
ことを特徴とする付記10に記載の印面形成システム。
2 中央制御回路(制御部)
3 センサ
4 サ―マルヘッド
4a 押圧部(発熱体)
4b ドライバIC(駆動回路)
5 電源回路
6 入力操作部
8 モ―タ―ドライバ(ステッピングモ―タ駆動回路)
9 ステッピングモ―タ
12 プラテンロ―ラ
10c 挿入口
10d 排出口
20 印面材ホルダ
21 印面材
21a 主面
21b 裏面
22 保持体
22a 切欠
22c 上部厚板紙
22d 下部厚板紙
22e 位置決め孔
24 フイルム
25、26 両面粘着シ―ト
27 ミシン目
28 印面材端部近辺(加熱量増加部分)
40 USB制御回路
41 Bluetooth(登録商標)モジュ―ル・無線LANモジュ―ル
43 表示デバイス
44 PC(パ―ソナルコンピュ―タ)
47 表示画面制御回路
48 メモリ制御回路
49 UI(ユ―ザインタ―フェイス)制御回路
50 押し印
51 持ち手
52 台木
53 両面粘着シ―ト
Claims (11)
- 加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材、該印面材を着脱可能に保持する保持体及び該保持体に保持された前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムを有する印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体が設けられ、前記印面材に印面を形成する印面形成部と、
前記印面形成部に対して、前記印面材ホルダを相対的に移動させる搬送部と、
前記印面材ホルダが前記印面形成部に対して相対的に移動する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの加熱量よりも大きくなるように、前記印面形成部と前記搬送部とを制御する制御部と
を有する印面形成装置。 - 前記印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面に対向する部分であることを特徴とする請求項1記載の印面形成装置。
- 前記印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面および左右方向の端面に対向する部分であることを特徴とする請求項1記載の印面形成装置。
- 加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材の少なくとも一部をフイルムにて被覆した状態で、前記印面材を保持体に着脱可能に保持する印面材ホルダを、前記印面材に熱を加えて印面を形成する印面形成部に対して、相対的に移動させつつ、前記印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体により前記印面材に印面を形成する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように移動速度および加熱量を制御する印面形成工程を有する印面形成方法。
- 前記印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面に対向する部分であることを特徴とする請求項4記載の印面形成方法。
- 前記印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面および左右方向の端面に対向する部分であることを特徴とする請求項4記載の印面形成方法。
- 加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材、該印面材を着脱可能に保持する保持体及び該保持体に保持された前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムを有する印面材ホルダの前記印面材が保持された面に沿う方向に配列された複数の発熱体が設けられ、前記印面材に印面を形成する印面形成部と、
前記印面形成部に対して、前記印面材ホルダを相対的に移動させる搬送部と、
コンピュ―タ機器との通信を行う通信部と、
前記印面材ホルダが前記印面形成部に対して相対的に移動する際に、前記印面材の少なくとも一部を被覆するフイルムのうち、前記印面材の少なくとも1つの端面に対向する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの非多孔質となる部分に加えられる単位面積当たりの加熱量よりも大きくなるように、前記通信部が受け取る画像デ―タに基づいて前記印面形成部と前記搬送部とを制御する制御部と
を有する印面形成装置と、
所望のサイズの印面材を選択し、当該印面材に加熱することにより所望の印面を形成するための画像デ―タを作成または選択するとともに、前記印面材の少なくとも1つの端面に近接する部分の単位面積当たりの加熱量が、前記印面材の前記印面のうちの他の加熱部分に加えられる単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように前記画像デ―タに追加して加熱するための追加加熱デ―タを重ね合わせた重ね合わせ画像デ―タを作成し、当該重ね合わせ画像デ―タを前記通信部に出力するコンピュ―タ機器と、
を有する印面形成システム。 - 前記印面形成装置の制御部が加熱量を制御する印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面に対向する部分であり、
前記コンピュ―タ機器が画像デ―タに追加する追加加熱デ―タの端面に近接する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面に該当する部分であることを特徴とする請求項7記載の印面形成システム。 - 前記印面形成装置の制御部が加熱量を制御する印面材の端面に対向する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面および左右方向の端面にする部分であり、
前記コンピュ―タ機器が画像デ―タに追加する追加加熱デ―タの端面に近接する部分は、前記印面材ホルダの移動方向前方の端面および左右方向の端面にする部分であることを特徴とする請求項7記載の印面形成システム。 - 前記印面形成装置は、さらに、印面材ホルダに保持されている印面材のサイズを検出する印面材サイズ検出部を有し、
前記印面形成装置の前記制御部は、検出した印面材サイズと、前記コンピュ―タ機器からされた前記重ね合わせ画像デ―タのサイズとが適合しない場合に、印面形成処理を中止し、前記通信部を介してその旨を前記コンピュ―タ機器に通知するサイズエラ―処理手段を有する
ことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の印面形成システム。 - 前記コンピュ―タ機器は、前記通知を受けた場合に、適切なサイズの印面材を用いること、又は画像デ―タを作成し直すことを促す画面表示をするサイズエラ―表示手段を有する
ことを特徴とする請求項10に記載の印面形成システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229893A JP5958447B2 (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | 印面形成装置、印面形成方法および印面形成システム |
US14/534,052 US9278568B2 (en) | 2013-11-06 | 2014-11-05 | Stamp-face forming apparatus, method of forming a stamp face, and stamp-face forming system |
CN201410642028.5A CN104626757B (zh) | 2013-11-06 | 2014-11-06 | 印面形成装置、印面形成方法以及印面形成系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229893A JP5958447B2 (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | 印面形成装置、印面形成方法および印面形成システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015089630A true JP2015089630A (ja) | 2015-05-11 |
JP5958447B2 JP5958447B2 (ja) | 2016-08-02 |
Family
ID=53006030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013229893A Active JP5958447B2 (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | 印面形成装置、印面形成方法および印面形成システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9278568B2 (ja) |
JP (1) | JP5958447B2 (ja) |
CN (1) | CN104626757B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6593203B2 (ja) * | 2016-01-29 | 2019-10-23 | シヤチハタ株式会社 | 印面加工装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10100464A (ja) * | 1996-10-01 | 1998-04-21 | Brother Ind Ltd | 印版の製造装置 |
JP2015009468A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | カシオ計算機株式会社 | 印面版ホルダ |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661925B2 (ja) | 1986-09-19 | 1994-08-17 | セイコーエプソン株式会社 | 謄写版印刷の原版セット |
JPH0585065A (ja) | 1991-09-28 | 1993-04-06 | Nisca Corp | 熱転写画像の形成方法及びその装置 |
JPH06239046A (ja) * | 1993-02-19 | 1994-08-30 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | スタンプ用フィルム |
JP3317126B2 (ja) * | 1995-03-30 | 2002-08-26 | セイコーエプソン株式会社 | スタンプ素材およびスタンプ素材の作成方法 |
US6276272B1 (en) * | 1996-10-01 | 2001-08-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Stamp plate producing apparatus for producing stamp plate used in a stamp device |
US6163329A (en) * | 1997-12-15 | 2000-12-19 | Identity Group, Inc. | Thermal head printer and method of using same to print on a thermoplastic medium |
JP2000118109A (ja) | 1998-10-15 | 2000-04-25 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | スタンプ材及びそれを用いたスタンプ作成方法 |
JP2002240231A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Brother Ind Ltd | スタンプ作成装置 |
JP2003211807A (ja) * | 2002-01-22 | 2003-07-30 | Shachihata Inc | 多孔質印判の製造方法 |
JP2003211808A (ja) * | 2002-01-22 | 2003-07-30 | Shachihata Inc | 多孔質印判の製造方法 |
JP2006316078A (ja) | 2003-10-17 | 2006-11-24 | Lintec Corp | 接着テープの剥離方法及び剥離装置 |
US20060021533A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-02 | Jeans Albert H | Imprint stamp |
JP2009078452A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Shachihata Inc | 印褥具 |
-
2013
- 2013-11-06 JP JP2013229893A patent/JP5958447B2/ja active Active
-
2014
- 2014-11-05 US US14/534,052 patent/US9278568B2/en active Active
- 2014-11-06 CN CN201410642028.5A patent/CN104626757B/zh active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10100464A (ja) * | 1996-10-01 | 1998-04-21 | Brother Ind Ltd | 印版の製造装置 |
JP2015009468A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | カシオ計算機株式会社 | 印面版ホルダ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20150122141A1 (en) | 2015-05-07 |
CN104626757B (zh) | 2017-04-12 |
JP5958447B2 (ja) | 2016-08-02 |
CN104626757A (zh) | 2015-05-20 |
US9278568B2 (en) | 2016-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9399361B2 (en) | Stamp face forming apparatus, stamp face forming method, and medium | |
JP2010195021A (ja) | テープ印刷装置、切断印を有した印刷物の作成方法、切断印を有した印刷物の作成プログラムが記憶された記憶媒体 | |
JP6052138B2 (ja) | 印面形成装置および印面形成方法 | |
JP5885082B2 (ja) | 印面形成装置及び印面形成方法 | |
JP5958447B2 (ja) | 印面形成装置、印面形成方法および印面形成システム | |
JP6044515B2 (ja) | 印面形成装置、印面材ホルダおよび印面形成方法 | |
JP5900444B2 (ja) | 印面製版装置、印面材寸法検出方法、媒体ホルダおよび媒体ホルダ製造方法 | |
JP5846175B2 (ja) | 印面製版装置、印面材サイズ検出方法、媒体ホルダおよび媒体ホルダ製造方法 | |
JP6354821B2 (ja) | 印面形成装置および印面形成方法 | |
JP6044523B2 (ja) | 印面形成装置、印面材ホルダおよび印面形成方法 | |
JP5812044B2 (ja) | 印面版ホルダ | |
JP2016013620A (ja) | スタンプ、印面材、スタンプ台座及びスタンプの製造方法 | |
JP2016175351A (ja) | 画像形成装置、印刷装置、画像形成方法及び画像形成プログラム | |
JP5835294B2 (ja) | 印版ホルダ | |
JP5212726B2 (ja) | テープ印刷装置、ラベルの作成方法、ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体 | |
JP6183488B2 (ja) | 印面製版装置、印面材寸法検出方法および媒体ホルダ | |
JP6330769B2 (ja) | 印面版ホルダ | |
JP6387705B2 (ja) | 印面形成装置、印面形成方法及びプログラム | |
JP6098558B2 (ja) | 多色スタンプ作製装置、多色スタンプ材、多色スタンプ作製方法及び多色スタンプ材の作製方法 | |
JP2016153198A (ja) | ラベル印字装置 | |
JP6011503B2 (ja) | 印面材ホルダ、印面形成方法及び印面材ホルダ形成方法 | |
JP2016175352A (ja) | 印面材ホルダ、印面製版装置、印面製版方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150929 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5958447 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |