JP6387705B2 - 印面形成装置、印面形成方法及びプログラム - Google Patents
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加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき前記印面材の表面における第1の加熱領域を示す表面用製版データと、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき前記印面材の裏面における第2の加熱領域を示す裏面用製版データと、を取得するデータ取得部と、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成する印面形成部と、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る印面形成装置の他の様態は、
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって当該印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する第2の加熱領域と、を示すデータを取得するデータ取得部と、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成する印面形成部と、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき前記印面材の表面における第1の加熱領域を示す表面用製版データと、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき前記印面材の裏面における第2の加熱領域を示す裏面用製版データと、を取得し、
複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成し、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る印面形成方法の他の様態は、
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって当該印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する第2の加熱領域と、を示すデータを取得し、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成し、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき前記印面材の表面における第1の加熱領域を示す表面用製版データと、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき前記印面材の裏面における第2の加熱領域を示す裏面用製版データと、を取得させ、
複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成させ、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御させる、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムの別の様態は、コンピュータに、
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって当該印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する第2の加熱領域と、を示すデータを取得させ、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成させ、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御させる、
ことを特徴とする。
本発明において用いる概念を定義する。
印面形成装置は、印面材に対して所望のパターンを形成して印面を形成する装置である。本発明にあっては、いわゆるサーマルプリンタを用いることができる。サーマルプリンタは、サーマルヘッドを有し、複数の発熱体及びそれらを駆動する駆動回路(ドライバ)により、個々の発熱体を選択的に加熱することができる。
印面材は、液状のインクを含浸可能な多孔質のスポンジ体からなり加熱により非多孔質化する熱可塑性の部材である。例えば、多孔質エチレン酢酸ビニル・コポリマー(EVA:Ethylene Vinyl Acetate copolymer)を用いることができる。
印面材ホルダは、印面材に対して所望のパターンを形成すべく印面形成装置に通すために用いる治具である。例えば、印面材を印面材ホルダに保持した状態のものが印面形成装置のユーザに供給される。本明細書にあっては、便宜上、印面材ホルダは、印面材と、それを保持する保持体と、を有するものとする。
保持体は、例えば、コートボールからなる厚板紙により構成される。印面形成後、印面材ホルダから印面材を取り出した後は、廃棄される部材である。
印刷は、インクを用いる印刷ではなくて、画像データに応じて、サーマルヘッドの発熱体が選択的に加熱されることにより、印面材の表面を所定の大きさ、すなわちサーマルヘッドの発熱体の大きさに該当するドットごとに、非多孔質化するかしないかの処理をすることを意味する。
通電信号は、サーマルヘッドの駆動回路に与える信号であり、サーマルヘッドを発熱させる電力を印加する信号である。
非加熱ドットは、サーマルヘッドの複数の発熱体のうちの、加熱しないドットをいう。印面形成される印面の画像からみると、インクの通過を許容する部分に該当する。
加熱ドットは、サーマルヘッドの複数の発熱体のうちの、加熱するドットをいう。印面形成される印面の画像から見ると、インクの通過を禁止する部分に該当する。
製版データは、スタンプを作製するサーマルヘッドのビットのオンオフに対応する2値画像データである。
主走査方向は、サーマルヘッドのライン(発熱体が並ぶ向き)に対して水平な方向(印刷媒体の幅方向)である。
副走査方向は、サーマルヘッドのライン(発熱体が並ぶ向き)に対して垂直な方向(印刷媒体の搬送方向)である。
プリント(印刷)は、製版用サーマルプリンタによって、印面材上に加熱処理を行い、インクが浸透しない部分とインクが浸透する部分とを製作することをいう。
搬送部は、印面材ホルダを搬送する機構部分であり、例えばプラテンローラとそれを動かすステッピングモータとにより構成することができる。
制御部とは、印面形成装置の制御部(CPU:Central Processing Unit)をいう。印面形成装置の制御部は、有線通信(USB(登録商標):Universal Serial Bus)又は無線通信(Wi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、WLAN(登録商標)(Wireless Local Area Network)など)により、パソコン(PC:Personal Computer)、スマートフォン、タブレットコンピュータなどと接続されて、連携して機能することができる。
図1は、本実施形態に係る印面形成装置を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る印面形成装置の平面図及び断面図である。図2(a)は、印面形成装置の平面図であり、図2(b)は、そのX−Z面(搬送方向を含む鉛直面)における断面構造を示す概略断面図である。
次に、本実施形態に係るプリンタ1の機能構成、すなわち制御部(CPU)によって制御されて機能する機能構成について説明する。
次に、プリンタ1により印面を形成(製版)する印面材ホルダ20について、図4及び図5を参照しつつ説明する。
ここで、印面材21を構成する多孔質EVAの表面をサーマルヘッドで加熱することで、スタンプ50の印面を製版する原理を簡単に説明する。まず、多孔質EVA(以下、多孔質EVAを、単にEVAと書く)は無数の気泡を有しているため、インク等の液体をスポンジの様に内部に含浸させることが出来る。
また、EVAは熱可塑性の物性を有するので、例えば70度〜120度の熱で加熱すると、熱を加えた箇所は軟化し、一度軟化した箇所は冷えると硬化する。そして、硬化した箇所は気泡部分が埋まり非多孔質化され、その部分はインク等の液体を通さなくなる。
そこで、この特性を利用して、サーマルヘッドでEVAの表面の任意の箇所を約1ミリ秒から5ミリ秒程度加熱すると、EVAの表面の任意の箇所を非多孔質化させ、その部分のインクの通過を禁止することが出来る。
つまり、作製するスタンプ50の印影において、「インクを透過させる部分は加熱せず、透過させない部分は加熱する」ということで、印影に応じたインク透過部分を形成することができる。
この原理を用いて、EVAの表面を所望の印影に従って白黒反転させて選択的に加熱することにより、加熱部分のインク通過を禁止して、印面を製版した後、内部に含浸させたインクを非加熱部分で形成された印影に応じて押し出すことができる。
この印刷データを用いてサーマルヘッドでEVA表面を加熱することにより、ユーザ独自の印影を有する製版を印面材に簡単に行うことが出来る。
図6(a)に、従来の方法で印面を形成した印面材21に、異なる2色(図6ではグレーの濃淡で異なる2色を示している。)のインクを含浸させた様子を示す。印面材21の黒い部分は加熱処理によってEVAが非多孔質化した領域(インクが浸透しない領域)を示し、その他の部分は加熱処理をしなかった領域(インクが浸透する領域)を示す。
このようなインクの滲みを防止した印面を形成するために、本実施形態に係るプリンタ1は、以下の2つの製版パターンに従って製版処理を実行する。
(製版パターン1) 印面材21の表面と裏面とのいずれの面からもインクを含浸できるようにするパターンである。図6(b)に、製版パターン1に従って製版した印面材21の断面図を示す。この場合、プリンタ1は、印面形成用の画像データに従ったパターンを印面材21の表面と裏面とのいずれの面にも形成すると共に、異なる2色の領域の境界部分を印面材21の内部までEVAを非多孔質化するまで強く加熱する。この製版パターン1で製版した場合、印面材21の裏面からもインクを含浸させることができるが、インクを含浸させた後、印面材21の表面だけでなく裏面からもインクが染み出す
(製版パターン2) 印面材21の裏面からはインクを含浸できないようにするパターンである。図6(c)に、製版パターン2に従って製版した印面材21の断面図を示す。この場合、プリンタ1は、印面形成用の画像データに従ったパターンを印面材21の表面のみに形成する。印面材21の裏面には、インクが染み出さないように全体に渡って通常の加熱処理を実行すると共に、異なる2色の領域の境界部分を印面材21の内部までEVAを非多孔質化するまで強く加熱する。この製版パターン2で製版した場合、印面材21の表面からしかインクを含浸させることができないが、裏面からはインクが染み出すことはない。
次に、本実施形態に係るプリンタ1において、所望の印面を形成する印面形成動作について説明する。なお、以下に示す各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で制御部2(さらに詳しく言えば、ROM)に格納されており、このプログラムコードに従った動作が逐次実行される。
具体的には、制御部2は、入力された画像データに基づいて、印面材ホルダ20の搬送(ステッピングモータ9の回転)と、サーマルヘッド4の複数の発熱体のいずれを発熱されるかと、を連携させながら制御し、印面材21の画像データに応じた位置を選択的に加熱して、インクの透過部分と非透過部分とを画像データに応じて形成することで、印面を形成する。
ここから、本実施形態に係るプリンタ1を用いて作製するスタンプ50の作製手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。
製版パターン1に従って製版した場合、印面材21の裏面からもインクを含浸させる必要がある。裏面からのインクの含浸を可能にするため、スタンプ50は、図9(a)〜(c)に示すように、台座(スタンプベース)52の中に空洞が設けられた構造を備える。
以上説明したように、本実施形態に係る印面形成装置1は、従来の表面からの加熱処理に加えて、裏面からも加熱処理を行って、2色以上の色を用いたカラーのスタンプ用の印面を印面材21に形成する。その際、印面材21の表面には、従来と同様に印面用の画像データ60に従って印面を形成する一方で、印面材21の裏面には、異なる色のインクを含浸すべき領域の境界に相当する境界領域65を他の領域よりも強く加熱することにより、印面材21を内部まで非多孔質化させる。
強く加熱することにより印面材21の内部までEVAを非多孔質化させるため、印面材21の内部で異なる色のインクが混ざってしまうことを防止することができる。そのため、2色以上のインクを用いた多色スタンプで捺印した際の色の劣化を防止することができ、品質の高い多色スタンプの作製につながる。
また、従来のように印面材21の裏面全体を予め加熱処理を施してインクが浸透しないように処理せず、印面材21の裏面から強く加熱する際に印面用の画像データ60に従ったパターンを裏面からも形成することが可能である。そのため、印面材21の裏面からもインクを含浸できるように製版することができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、本発明の実施形態は種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき第2の加熱領域と、を示すデータを取得するデータ取得部と、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成する印面形成部と、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする印面形成装置。
前記第1の加熱領域は、前記印面材の表面における領域であり、
前記第2の加熱領域は、前記印面材の裏面における領域であり、
前記データ取得部は、前記第1の加熱領域を示す表面用製版データと、前記第2の加熱領域を示す裏面用製版データと、を取得し、
前記印面形成部は、前記表面用製版データに基づいて、前記表面を前記複数の発熱体が設けられた側に向けて搬送された前記印面材の前記表面における前記第1の加熱領域を、前記複数の発熱体が加熱することにより、前記印面材の前記表面に前記印面を形成し、
前記制御部は、前記裏面用製版データに基づいて、前記裏面を前記複数の発熱体が設けられた側に向けて搬送された前記印面材の前記裏面における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする付記1に記載の印面形成装置。
前記裏面用製版データは、前記印面材の前記裏面における領域であって、前記第1の加熱領域を反転した第3の加熱領域をさらに示し、
前記制御部は、前記裏面用製版データに基づいて、前記裏面を前記複数の発熱体が設けられた側に向けて搬送された前記印面材の前記裏面における前記第3の加熱領域を、前記第2の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を少なくして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする付記2に記載の印面形成装置。
前記印面は、前記印面が形成された前記印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって、
前記第2の加熱領域は、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する領域を反転した領域である、
ことを特徴とする付記2又は3に記載の印面形成装置。
前記第1の加熱領域と前記第2の加熱領域とは、いずれも前記印面材の表面における領域であり、
前記データ取得部は、前記第1の加熱領域と前記第2の加熱領域とを示す表面用製版データを取得し、
前記印面形成部は、前記表面用製版データに基づいて、前記表面を前記複数の発熱体が設けられた側に向けて搬送された前記印面材の前記表面における前記第1の加熱領域を、前記複数の発熱体が加熱することにより、前記印面材の前記表面に前記印面を形成し、
前記制御部は、前記表面用製版データに基づいて、前記表面を前記複数の発熱体が設けられた側に向けて搬送された前記印面材の前記表面における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする付記1に記載の印面形成装置。
前記印面は、前記印面が形成された前記印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって、
前記第2の加熱領域は、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する領域である、
ことを特徴とする付記5に記載の印面形成装置。
表面と裏面とのいずれにおいても加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材と、
平板状の保持体であって、前記表面と前記裏面とがいずれも当該保持体よりも突き出した状態で前記印面材を保持する保持体と、
を備える、
ことを特徴とする印面材ホルダ。
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき第2の加熱領域と、を示すデータを取得し、
複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成し、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする印面形成方法。
コンピュータに、
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき第2の加熱領域と、を示すデータを取得させ、
複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成させ、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御させる、
ことを特徴とするプログラム。
Claims (9)
- 加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき前記印面材の表面における第1の加熱領域を示す表面用製版データと、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき前記印面材の裏面における第2の加熱領域を示す裏面用製版データと、を取得するデータ取得部と、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成する印面形成部と、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする印面形成装置。 - 前記印面形成部は、前記表面用製版データに基づいて、前記表面を前記複数の発熱体が設けられた側に向けて搬送された前記印面材の前記表面における前記第1の加熱領域を、前記複数の発熱体が加熱することにより、前記印面材の前記表面に前記印面を形成し、
前記制御部は、前記裏面用製版データに基づいて、前記裏面を前記複数の発熱体が設けられた側に向けて搬送された前記印面材の前記裏面における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の印面形成装置。 - 前記裏面用製版データは、前記印面材の前記裏面における領域であって、前記第1の加熱領域を反転した第3の加熱領域をさらに示し、
前記制御部は、前記裏面用製版データに基づいて、前記裏面を前記複数の発熱体が設けられた側に向けて搬送された前記印面材の前記裏面における前記第3の加熱領域を、前記第2の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を少なくして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の印面形成装置。 - 前記印面は、前記印面が形成された前記印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって、
前記第2の加熱領域は、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する領域を反転した領域である、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の印面形成装置。 - 加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって当該印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する第2の加熱領域と、を示すデータを取得するデータ取得部と、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成する印面形成部と、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする印面形成装置。 - 加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき前記印面材の表面における第1の加熱領域を示す表面用製版データと、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき前記印面材の裏面における第2の加熱領域を示す裏面用製版データと、を取得し、
複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成し、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする印面形成方法。 - 加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって当該印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する第2の加熱領域と、を示すデータを取得し、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成し、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御する、
ことを特徴とする印面形成方法。 - コンピュータに、
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき前記印面材の表面における第1の加熱領域を示す表面用製版データと、当該印面材上において当該第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量が多くなるように当該第1の加熱領域よりも強く加熱すべき前記印面材の裏面における第2の加熱領域を示す裏面用製版データと、を取得させ、
複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成させ、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて前記単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御させる、
ことを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
加熱により非多孔質化可能な多孔質の印面材に複数色のインクを含浸させて作製されるカラースタンプ用の印面であって当該印面を形成するための当該印面材上の加熱すべき第1の加熱領域と、前記第1の加熱領域内において互いに異なる色のインクを含浸すべき複数の領域の境界に位置する第2の加熱領域と、を示すデータを取得させ、
複数の発熱体が設けられ、当該複数の発熱体が前記印面材上における前記第1の加熱領域を加熱することにより、前記印面材に前記印面を形成させ、
前記印面材上における前記第2の加熱領域を、前記第1の加熱領域に比べて単位面積当たりの加熱量を多くして加熱するように、前記複数の発熱体を制御させる、
ことを特徴とするプログラム。
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