JP2016175296A - 製版媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えた経済的な製版を行う。【解決手段】製版媒体10は、印面が形成される印面材2と、その印面材2を貫入して保持する開孔と、その印面材2に係わる情報を示す切欠部10a,10bと、が形成された印面材ホルダ1と、を備える。印面材ホルダ1は、表面コートボール1aと裏面コートボール1bとの2層構造である。印面材ホルダ1の厚さT1は、印面材2の厚さT2よりも薄い。このため、印面材2の表印面2aと裏印面2bとは印面材ホルダ1の表裏から若干突出する。【選択図】図2

Description

本発明は、製版媒体に関する。
従来から、スタンプ用の印面形成のために、製版装置を用いて製版媒体に製版することが行われている。
例えば、特許文献1には、製版媒体の構成として、多孔性の印面材と、その印面材を製版時に保持して搬送するためのカットシートと、を備えた製版媒体が開示されている。
特開平11−078193号公報
ところで、上記特許文献1の製版媒体では、印面材の表面に1度しか製版することができない。このため、製版後の印面がユーザの意図した印面と異なる場合、新しい製版媒体により再製版を行わなければならなかった。このため、製版が失敗した場合に製版媒体が無駄になって非経済的であるという問題があった。
そこで、本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、コストを抑えた経済的な製版を行う場合に好適な製版媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る製版媒体は、
印面が形成される表印面及び裏印面を有する印面材と、
前記印面材を収納するとともに前記印面材の前記表印面及び前記裏印面をそれぞれ露出する開孔と、前記表印面に係わる情報を示す表印面パターンと、前記裏印面に係わる情報を示す裏印面パターンと、が形成された印面材ホルダと、
を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、コストを抑えた経済的な製版を行うことができる。
(A)は本発明の実施形態に係る印面材ホルダの表面の平面図、(B)はその印面材ホルダの裏面の平面図、(C)はA−A’矢視断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る製版媒体の表面の平面図、(B)はその製版媒体の裏面の平面図、(C)はA−A’矢視断面図である。 製版媒体を製版装置とともに示す斜視図である。 製版装置の断面図である。 ケースを取り外した状態の製版装置の斜視図である。 ケースを取り外した状態の製版装置の側断面図である。 ケースとサーマルヘッドとを取り外した状態の製版装置の平面図である。 製版装置の構成例を示すブロック図である。 印面形成した印面材を嵌め込んだスタンプの断面図である。 (A)は変形例1に係る製版媒体の表面の平面図、(B)はその製版媒体の裏面の平面図、(C)はA−A’矢視断面図である。 変形例1に係る印面材を嵌め込んだスタンプの断面図である。 (A)は変形例2に係る製版媒体の表面の平面図、(B)はその製版媒体の裏面の平面図、(C)はA−A’矢視断面図である。
本発明の実施形態に係る印面材ホルダについて、図1を参照しながら説明する。
印面材ホルダ1は、後述する印面材2を固定保持するシート状の部材である。図1(A)及び図1(B)に示すように、この印面材ホルダ1は、印面材2を貫入して保持する開孔5と、その印面材2に係わる情報(例えば、印面材2のサイズや製版開始位置等)を示す切欠部10a,10bと、が形成される。
開孔5は、印面材ホルダ1の中央部に形成された表裏を貫く孔であって、サイズ(幅Wと高さHとの長さ)は印面材2のサイズよりも僅かに小さい。これにより印面材2が貫入した状態において、印面材2が弾性により保持される。
切欠部10a,10bは、印面材ホルダ1の幅を2等分するとともに搬送方向に沿った中心線BB’を軸として、その印面材ホルダ1の両側端部の位置に左右対称(線対象)に形成される。この切欠部10a,10bの切欠長Lは互いに等しい。この切欠長Lは印面材2に係わる情報の1例として予め印面材2のサイズに対応付けられており、後述する製版装置3は、センサ35で切欠長を検知することで印面材2のサイズを特定する。具体的には、製版装置3は、図1(A)に示す表面から印面材ホルダ1が挿入された場合は切欠部10aの切欠長Lを、図1(B)に示す裏面から印面材ホルダ1が挿入された場合は切欠部10bの切欠長Lを、検知する。
また、切欠部10a,10bは、印面材2に係わる情報の1例として製版開始位置を示す。具体的には、製版装置3のセンサ35が切欠部10(表面挿入の場合は切欠部10a、裏面挿入の場合は切欠部10b)の搬送方向に対する終端を検知すると、製版部であるサーマルヘッド31が印面材2の搬送方向に対する前端に位置する。
ここで、印面材ホルダ1は、図1(C)の断面図に示すように、厚板紙である表面コートボール1a(第1のシート材)と、裏面コートボール1b(第2のシート材)と、を貼り合わせた2層構造である。開孔5は、これら表面コートボール1aと裏面コートボール1bとを連通する。
以上、印面材ホルダ1は、図1(A)及び図1(B)に示すように表裏同形であって、開孔5を備えたドーナツ形状である。なお、以下では、切欠部10a又は切欠部10bの何れかを特段特定して説明する必要がなければ、まとめて切欠部10と称して説明する。同様に、表面コートボール1aと裏面コートボール1bも適宜まとめて印面材ホルダ1と称して説明する。
次に、図2を参照しながら、印面材2と、印面材ホルダ1と、を備えた製版媒体(製版メディア)について説明する。製版装置3には、印面材2が開孔5に貫入され印面材ホルダ1と一体となった製版媒体10が挿入される。
印面材2は、印面が形成される表印面2aと裏印面2bとを有し、液状のインクを含浸可能な多孔質のスポンジ体、例えば、多孔質エチレン酢酸ビニル・コポリマー(以下、「EVA」という)で構成される。EVAは無数の気泡を有しており、この気泡のなかにインクを含浸する。また、EVAは、高い弾性と摩擦係数とを有する。
なお、切欠部10aは、表印面2aに係わる情報を示す表印面パターンである。また、切欠部10bは、裏印面2bに係わる情報を示す裏印面パターンである。
ここで、図2(C)に示すように、印面材ホルダ1の厚さT1は、印面材2の厚さT2よりも薄い。つまり、印面材ホルダ1の厚さT1<印面材2の厚さT2が成り立つ。このため、表印面2aと裏印面2bとは印面材ホルダ1から若干突出する。例えば、T1=1.6mm(表面コートボール1aと裏面コートボール1bとの厚さがそれぞれ0.8mm)であって、T2=3mmであれば、表裏において0.7mmずつ突出する。これにより、サーマルヘッド31が印面材2を押圧しながら製版する際、スムーズに製版することができる。
また、印面材2の表印面2a,裏印面2bを除く四方の側面は、工場製造段階において熱裁断機によって裁断され熱処理される。これにより、印面材2の側面が非多孔質化(シールド化)され、製版後に印面材2がインクを含浸しても側面からインクが漏れ出てくることはない。
また、図2(C)に示すように、製版媒体10は、印面材2の表面と印面材ホルダ1の表面とを被覆する表面フィルム11a(第1のフィルム)と、印面材2の裏面と印面材ホルダ1の裏面とを被覆する裏面フィルム11b(第2のフィルム)と、を備える。これら表裏のフィルム11は、PET(Polyethylene Terephthalate)またはポリイミド等を基材として作られており、耐熱性・熱伝導性・表面平滑性を有している。耐熱性に関しては、サーマルヘッド31の温度及び印面材2の溶融点よりも高い温度に耐えられるものがフィルム11として用いられている。
この表面フィルム11aにより印面材2とサーマルヘッド31との間の摩擦を低減するとともに、裏面フィルム11bにより印面材2を支持すると同時に搬送性を高めることができる。なお、表面フィルム11aと裏面フィルム11bとは、印面材2と接触する部分を除き、両面接着テープなどで印面材ホルダ1と接着すればよい。
続いて、上述した製版媒体10を使用して製版を行う製版装置3(サーマルプリンタ)について、図3〜図8を参照して説明する。図3は、製版媒体10と製版装置3とを共に示す外観斜視図であり、図4はその断面図である。製版装置3は、挿入口3cから挿入された製版媒体10を排出口3dに向けて搬送する。
そして、製版装置3は、搬送中の製版媒体10に保持されている印面材2の表印面2a又は裏印面2bの何れか一方にサーマルヘッド31を押し付け、サーマルヘッド31の発熱体を選択的に加熱する。このことにより、印面材2の表印面2a又は裏印面2bに印面(スタンプを押した時に、文字、記号、図形などからなる印影を形成する部分)を形成する。なお、印面を形成することを製版ともいう。
なお、理解を容易にするため、以下の説明においては、互いに直交するX,Y,Z方向を定義する。X方向は、製版媒体10を搬送する方向に対応し、前後方向や搬送方向ともいう。Y方向は、製版装置3の幅方向に対応し、左右方向ともいう。Z方向は、印面材2にサーマルヘッド31を押圧する方向に対応し、上下方向ともいう。
図3に示すように、製版装置3は、下ケース3aと上ケース3bとから構成されるケースを備える。上ケース3bの上面には、入力操作部38(電源オンボタン)が設けられている。
図4、図5に示すように、製版装置3は、サーマルヘッド(製版部)31と、ガイド32と、プラテンローラ(搬送ローラ)33と、を備えている。サーマルヘッド31、ガイド32、プラテンローラ33の両脇には、Y方向(左右方向)に対向する一対のサイドフレーム34が設けられている。
プラテンローラ33は、両サイドフレーム34の間に渡されて設けられており、両端が各サイドフレーム34を貫通している。プラテンローラ33の両端部は、サイドフレーム34に対して回転自在になるように、サイドフレーム34に支持されている。
ガイド32には、製版媒体10をプラテンローラ33に導くための傾斜面32aが形成されている。傾斜面32aは、図4に示すように、傾斜面32aの延長線がプラテンローラ33の外周面に接するように配置されている。
また、図6に示すように、搬送方向(X方向)においてサーマルヘッド31の手前位置にセンサ35が設けられている。センサ35は、反射型光学センサであり、検出(受光)した光の光量に応じた信号を後述する中央制御回路312に出力する。このセンサ35は、図7に示すように、一方測端に設けられ切欠部10aの切欠長を検知する。
具体的には、センサ35は、製版媒体10を搬送中、反射光を受光しなくなった位置を切欠部10aの前端とし、反射光を受光し始めた位置を切欠部10aの後端とする。この前端と後端との間の長さを中央制御回路312が求めることで切欠長を検知して、印面材2のサイズ(X方向とY方向との長さ)を求める。また、センサ35が切欠部10aの後端を検知すると、表印面2aの前端がサーマルヘッド31に対向する位置にくる。
なお、製版媒体10が裏返されて挿入された場合、センサ35は、切欠部10bを検知することになり、かつ、製版開始位置には裏印面2bの前端が位置することになる。
ここで、サーマルヘッド31は、X方向に搬送される製版媒体10が保持する印面材2(図7では表印面2a)を押圧する。そして、中央制御回路312が印面データに従ってサーマルヘッド31の発熱体を選択的に加熱することにより、表印面2aに印面を形成する。表印面2aのうちの加熱部分は硬化し非多孔質化するのでインクが染み込まず、非加熱部分は多孔質のままなのでインクが染み込む。これにより、印面データに従った印面が形成される。製版媒体10を裏返して裏印面2bに印面形成する場合も原理は同様である。
図8は、製版装置3の構成例を示すブロック図である。製版装置3は、上述したサーマルヘッド31とセンサ35以外に、電源回路37と、入力操作部38と、メモリ39と、モータドライバ310と、ステッピングモータ311と、中央制御回路312と、を備える。
電源回路37は、電源IC(Integrated Circuit)等からなり、製版装置3の各部に必要な電源を作り出して供給している。
入力操作部38は、上ケース3bの上面に設けられているボタン(電源オンボタン)や製版開始をユーザが指示するためのボタンなどである。
メモリ39は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から構成され、中央制御回路312が処理を実行するためのプログラムや、各種のデータ(例えば、印面データ)を記憶する。なお、この印面データは、外部装置から有線(例えば、USB(Universal Serial Bus)など)や無線(例えば、Bluetooth(登録商標)など)で受信しておけばよい。
モータドライバ310は、中央制御回路312から出力される駆動信号を受け取り、駆動用の励磁信号を送信してステッピングモータ311を制御する。
ステッピングモータ311は、モータドライバ310によって供給された励磁信号に基づいて駆動し、複数のギアを介して上述したプラテンローラ33を回転駆動する。
中央制御回路312は、CPU(Central Processing Unit)を備え、メモリ39に記憶されたプログラムに従って各種処理を実行することにより、製版装置3の全体を制御する。例えば、中央制御回路312は、製版時にモータドライバ310に駆動信号を送信してプラテンローラ33を回転させ、製版媒体10を搬送する。また、中央制御回路312は、サーマルヘッド31の製版動作を印面データに基づいて制御する。
以上説明した製版装置10により印面材2を製版した後、ユーザは、表面フィルム11a及び裏面フィルム11bを剥がして、開孔5から印面材2を取り出す。そして、ユーザは、取り出した印面材2を図9に示すグリップ(持ち手)50に固設されたスタンプベース(台座)51に嵌め込む。これによりスタンプが完成し、所望のインクを染み込ませた後、押印が可能となる。なお、裏印面2bにも印面が形成されている場合で、ユーザが裏印面2bを使いたい場合は、印面材2の天地をひっくり返せばよい。
以上、この実施形態に係る製版媒体10は開孔5を備え、その開孔5に印面材2が貫入する構造である。そして、この開孔は、印面材2を収納するとともに印面材2の表印面2a及び裏印面2bをそれぞれ露出する。このため、印面材2の表裏(表印面2aと裏印面2b)に製版が可能となる。このため、たとえ製版後の印面がユーザの意図した印面と異なる場合であっても、製版媒体10を裏返して製版を行えばよい。つまり、新しい製版媒体により再製版を行わなくてもよい。したがって、この製版媒体10によれば、製版が失敗した場合に製版媒体が無駄になることがなく、コストを抑えた経済的な製版を行うことができる。
また、1つの製版媒体10で2回製版することができるので、パラメータを変えた2種類の印面データに基づく印面を、印面材2の表裏(表印面2aと裏印面2b)に形成することができる。従って、結果としてユーザが所望する方を選択することができる。
また、印面材2の表裏(表印面2aと裏印面2b)に年月(例えば、表印面2aに2014年、裏印面2bに2015年など)を製版してスタンプを作成しておけば、年が変わっても印面材2の表裏を反転させるだけですむ。これにより、年が変わることによりいちいち再製版を行ってスタンプを作成しなくてすむので、ユーザの労力を軽減することができる。
また、この実施形態においては、切欠部10が印面材ホルダ1の中心線BB’を軸として、その印面材ホルダ1の両側端部の位置に左右対称に形成される。このため、製版媒体10の表裏を裏返したとしても、印面材2のサイズと製版開始位置とを検知することができる。
また、この実施形態においては、印面材ホルダ1の厚さは、印面材2の厚さよりも薄い。このため、印面材2の表裏(表印面2aと裏印面2b)が印面材ホルダ1よりも若干突出するので、押圧による製版をスムーズに行うことができる。
また、この実施形態においては、開孔5のサイズは、印面材2のサイズよりも僅かに小さい。このため、印面材2の弾性を利用して、その印面材2を開孔5内で保持することができる。
なお、この実施形態において、印面材ホルダ1は、表面コートボール1aと裏面コートボール1bとの2層構造であることを前提に説明したが、これに限られない。開孔5に印面材2を貫入して保持することができれば単層構造、3層以上の複数構造でもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない部分での変形や応用は勿論可能である。
(変形例1)
例えば、上述した実施形態における製版媒体10を、図10に示す製版媒体10’に変形することができる。この製版媒体10’は、ホールド基材12を備えた点が製版媒体10と異なる。そこで、以下ではこの異なる点を中心に説明する。
ホールド基材12は、図10に示すように、印面材2の四方の側面中央付近から延出するその印面材2支持用の支持基材である。ホールド基材12は、固い樹脂(例えば、プラスチックなどの合成樹脂など)で構成され、図10(A)及び図10(B)に示すように、印面材2を取り囲むように取り付けられる。ホールド基材12は、印面材2と一体として構成されるつば形状である。
ここで、印面材2とホールド基材12との接合は工場製造段階において行われる。そして、製版媒体10’は、ホールド基材12を表面コートボール1aと裏面コートボール1bとで挟み込むことで製造される。換言すると、ホールド基材12は、印面材2が開孔5に貫入した状態において、表面コートボール1aと裏面コートボール1bとの間に挟持される。また、図11に示すように、製版終了後は、変形したスタンプベース51’に嵌め込まれる。
以上、変形例1における製版媒体10’は、ホールド基材12を備えるようにしたので、上述した実施形態における製版媒体10と比べると、製版時における印面材2の支持強度を上げることができる。また、上述した実施形態では製版終了後に印面材2をスタンプベース51の凹部に嵌め込むようにしたが、変形例1では、ホールド基材12がスタンプベース51’の凹部の段差に係合するので、印面材2をスタンプベース51’に強固に固定することができる。
(変形例2)
次に、図12を参照しながら変形例2について説明する。変形例2に係る製版媒体10’’と変形例1に係る製版媒体10’とで異なる点は、印面材2とホールド基材12’の構造である。そこで、以下では、この異なる点を中心に説明する。
図12(C)に示すように、変形例2に係る印面材2は、表印面材2c(第1の印面材)と裏印面材2d(第2の印面材)とに物理的に分離される。そして、それらの間にホールド基材12’が挟まれる構造となっている。つまり、平板状のホールド基材12’が表印面材2cと裏印面材2dとの間に挟まれるサンドイッチ構造となっている。なお、ホールド基材12’と、表印面材2c及び裏印面材2dと、の接合は工場製造段階で行えばよい。また、スタンプベース51’の形状は、変形例1と同様である。
以上、変形例2における製版媒体10’’によれば、変形例1における効果に加えて、ホールド基材12’が表印面材2cと裏印面材2dとの間に挟まれているので、インク含浸時に印面材2の表用のインクと裏用のインクとが交じり合うことがない。このため、変形例2における製版媒体10’’によれば、押印時の混色を避けることができる。
なお、上述した実施形態、変形例1及び変形例2において、印面材ホルダ1は、切欠部10a,10bを備えることを前提にしたが、これに限られない。要は、印面材2のサイズ及び印面材2の製版開始位置を検知できれば切欠部に代わるパターンを用いてもよい。例えば、パターンとして、ベタ黒印刷部を用いてもよい。黒は光を吸収するので、センサ35は、切欠部10a又は10bの検知と同じ原理で印面材2のサイズ及び製版開始位置を検知することができる。具体的には、センサ35は、反射光を受光しなくなった時点がベタ黒印刷部の前端、反射光を受光し始めた時点がベタ黒印刷部の後端と検知すればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
印面が形成される表印面及び裏印面を有する印面材と、
前記印面材を収納するとともに前記印面材の前記表印面及び前記裏印面をそれぞれ露出する開孔と、前記表印面に係わる情報を示す表印面パターンと、前記裏印面に係わる情報を示す裏印面パターンと、が形成された印面材ホルダと、
を備える、
ことを特徴とする製版媒体。
(付記2)
前記表印面パターンは、前記印面材ホルダの搬送方向と直交する左右方向側の前記印面材ホルダの両端部の一方に少なくとも1つ形成され、前記裏印面パターンは、前記印面材ホルダの前記搬送方向と直交する前記左右方向側の前記印面材ホルダの前記両端部の他方に少なくとも1つ形成される、
ことを特徴とする付記1に記載の製版媒体。
(付記3)
前記表印面パターン及び前記裏印面パターンは、前記印面材ホルダの前記両端部の一部を切り欠いてできた切欠部、又は、前記両端部に形成されたベタ黒印刷部である、
ことを特徴とする付記2に記載の製版媒体。
(付記4)
前記印面材ホルダの厚さは、前記印面材の厚さよりも薄い、
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか一つに記載の製版媒体。
(付記5)
前記開孔のサイズは、前記印面材のサイズよりも小さい、
ことを特徴とする付記1乃至4の何れか一つに記載の製版媒体。
(付記6)
前記印面材から延出する前記印面材支持用の支持基材を備え、
前記印面材ホルダは、第1のシート材と、第2のシート材と、の2層構造であり、
前記支持基材は、前記印面材が前記開孔に貫入した状態において、前記第1のシート材と前記第2のシート材との間に挟持される、
ことを特徴とする付記1乃至5の何れか一つに記載の製版媒体。
(付記7)
前記支持基材は、前記印面材と一体構造又は前記印面材を構成する第1の印面材と第2の印面材との間に挟まれたサンドイッチ構造である、
ことを特徴とする付記6に記載の製版媒体。
(付記8)
前記印面材の前記表印面と前記印面材ホルダの表面とを被覆する第1のフィルムと、
前記印面材の前記裏印面と前記印面材ホルダの裏面とを被覆する第2のフィルムと、
を備える、
ことを特徴とする付記1乃至7の何れか一つに記載の製版媒体。
1…印面材ホルダ、1a…表面コートボール、1b…裏面コートボール、2…印面材、2a…表印面、2b…裏印面、2c…表印面材、2d…裏印面材、3…製版装置、3a…下ケース、3b…上ケース、3c…挿入口、3d…排出口、5…開孔、10,10’,10’’…製版媒体、10a,10b…切欠部、11a…表面フィルム、11b…裏面フィルム、12,12’…ホールド基材、31…サーマルヘッド、32…ガイド、32a…傾斜面、33…プラテンローラ、34…サイドフレーム、35…センサ、37…電源回路、38…入力操作部、39…メモリ、50…グリップ、51,51’…スタンプベース、310…モータドライバ、311…ステッピングモータ、312…中央制御回路

Claims (8)

  1. 印面が形成される表印面及び裏印面を有する印面材と、
    前記印面材を収納するとともに前記印面材の前記表印面及び前記裏印面をそれぞれ露出する開孔と、前記表印面に係わる情報を示す表印面パターンと、前記裏印面に係わる情報を示す裏印面パターンと、が形成された印面材ホルダと、
    を備える、
    ことを特徴とする製版媒体。
  2. 前記表印面パターンは、前記印面材ホルダの搬送方向と直交する左右方向側の前記印面材ホルダの両端部の一方に少なくとも1つ形成され、前記裏印面パターンは、前記印面材ホルダの前記搬送方向と直交する前記左右方向側の前記印面材ホルダの前記両端部の他方に少なくとも1つ形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の製版媒体。
  3. 前記表印面パターン及び前記裏印面パターンは、前記印面材ホルダの前記両端部の一部を切り欠いてできた切欠部、又は、前記両端部に形成されたベタ黒印刷部である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の製版媒体。
  4. 前記印面材ホルダの厚さは、前記印面材の厚さよりも薄い、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の製版媒体。
  5. 前記開孔のサイズは、前記印面材のサイズよりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の製版媒体。
  6. 前記印面材から延出する前記印面材支持用の支持基材を備え、
    前記印面材ホルダは、第1のシート材と、第2のシート材と、の2層構造であり、
    前記支持基材は、前記印面材が前記開孔に貫入した状態において、前記第1のシート材と前記第2のシート材との間に挟持される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の製版媒体。
  7. 前記支持基材は、前記印面材と一体構造又は前記印面材を構成する第1の印面材と第2の印面材との間に挟まれたサンドイッチ構造である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の製版媒体。
  8. 前記印面材の前記表印面と前記印面材ホルダの表面とを被覆する第1のフィルムと、
    前記印面材の前記裏印面と前記印面材ホルダの裏面とを被覆する第2のフィルムと、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の製版媒体。
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