JP2015087865A - タクシーメータの外部操作表示器及びタクシーメータシステム - Google Patents

タクシーメータの外部操作表示器及びタクシーメータシステム Download PDF

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Abstract

【課題】外国人についてタクシー乗車の抵抗感を軽減することが可能なタクシーメータの外部操作表示器及びタクシーメータシステムを提供する。
【解決手段】乗客により指定された行先までの走行距離、及び、賃走状態における停車時間に応じて、料金を演算のうえ表示するタクシーメータ10に接続されるタクシーメータ10の外部操作表示器20であって、乗客により操作可能な位置、且つ、乗客により視認可能な位置に設けられた操作表示機21と、乗客による操作表示機21への操作により、予め定められた特定の言語である特定言語と異なる1以上の他言語のうち1つを選択し、選択された選択言語にて、行先の候補となる複数の行先候補B2を表示し、乗客による操作表示機21への操作により、表示された複数の行先候補B2のいずれか1つが指定された場合、指定された行先候補B2が示す行先を特定言語にてタクシー運転手に伝達するための伝達情報を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タクシーメータの外部操作表示器及びタクシーメータシステムに関する。
従来、タクシー車両の賃走時における走行距離と賃走時間とに基づいて運賃を計算するタクシーメータが知られている。また、タクシーメータには、通常後部座席に搭乗する乗客が操作するための乗客操作器を備えるものも提案されている(例えば特許文献1参照)。このタクシーメータでは、乗客が乗客操作器を操作することにより、運賃の加算を停止させることができるため、タクシー運転手が目的地に近づいた段階で、故意に目的地をやや通り過ぎる走行を行うことを防止でき、乗客の心理的負担を軽減することができる。
特開2010−262348号公報
ここで、特許文献1に係るタクシーメータを含む既存のタクシーメータは、その国の公用語(例えば日本では日本語、アメリカでは英語)で表示を行うものである。このため、外国人観光客や外国人ビジネスマン等の外国人は、タクシーメータの表示内容が何であるのかを理解することができず、且つ、タクシー運転手に対して行先を伝える場合にタクシー運転手の外国語スキルに頼ることとなってしまう。故に、外国人とっては、タクシーに乗り目的地まで到着することが容易ではなく、タクシー乗車に抵抗があるものであった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、外国人についてタクシー乗車の抵抗感を軽減することが可能なタクシーメータの外部操作表示器及びタクシーメータシステムを提供することにある。
本発明のタクシーメータの外部操作表示器は、乗客により指定された行先までの走行距離、及び、賃走状態における停車時間に応じて、料金を演算のうえ表示するタクシーメータに接続されるタクシーメータの外部操作表示器であって、乗客により操作可能な位置に設けられた操作手段と、乗客による前記操作手段への操作により、予め定められた特定の言語である特定言語と異なる1以上の他言語のうち1つを選択する言語選択手段と、乗客により視認可能な位置に設けられ、前記言語選択手段により選択された選択言語にて、行先の候補となる複数の行先候補を表示する表示手段と、乗客による前記操作手段への操作により、前記表示手段に表示された前記複数の行先候補のいずれか1つが指定された場合、指定された行先候補が示す行先を前記特定言語にてタクシー運転手に伝達するための伝達情報を生成する伝達情報生成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のタクシーメータの外部操作表示器によれば、乗客により言語を選択可能であるため、外国人は自己の公用語等を選択することが可能となる。また、選択言語にて複数の行先候補を表示するため、外国人は、行先候補の選択によりタクシー運転者との会話を要することなく、簡易に行先を指定することができる。さらに、指定された行先候補が示す行先を特定言語にてタクシー運転手に伝達するための伝達情報を生成することから、タクシー運転手は特定言語にて行先を知得することができる。よって、これらにより、外国人にとってタクシー運転手に行先を伝える困難性を軽減でき、外国人についてタクシー乗車の抵抗感を軽減することができる。
このタクシーメータの外部操作表示器において、前記表示手段は、乗客による前記操作手段への操作により、前記表示手段に表示された前記複数の行先候補のいずれか1つが指定された場合、前記伝達情報生成手段による伝達情報の生成に先立って、指定された行先候補が示す行先までの到着に要すると予測される予測料金及び予測時間の少なくとも一方を前記選択言語にて表示することが好ましい。
このタクシーメータの外部操作表示器によれば、複数の行先候補のいずれか1つが指定された場合、伝達情報の生成に先立って、到着に要すると予測される予測料金及び予測時間の少なくとも一方を選択言語にて表示する。このため、外国人は、到着に多大な料金を必要とするのか、多大な時間を要するのかを知ることができ、多大な場合には、タクシー乗車をあきらめるなどの選択が可能となる。加えて、予測料金を表示する場合には、予め表示される予測料金によって、タクシー運賃の過剰請求による不安感を抑えることができる。従って、一層タクシー乗車の抵抗感を軽減することができる。
このタクシーメータの外部操作表示器において、前記表示手段は、指定された行先候補が示す行先に到着した場合、到着した旨と支払うべき料金とを前記選択言語にて表示することが好ましい。
このタクシーメータの外部操作表示器によれば、指定された行先候補が示す行先に到着した場合、到着した旨と支払うべき料金とを選択言語にて表示するため、乗車時だけでなく、降車時においてもタクシー運転者との会話を要することなく、スムーズな降車に寄与することができる。
また、本発明のタクシーメータシステムは、乗客により指定された行先までの走行距離、及び、賃走状態における停車時間に応じて、料金を演算のうえ表示するタクシーメータと、上記に記載のタクシーメータの外部操作表示器と、タクシーの営業状態を示す文字情報を車外に向けて表示するウィンドサインと、を備え、前記ウィンドサインは、乗客が乗車しておらず乗客を乗車させることが可能であることを示す空車状態において、前記空車状態であることを示す文字情報を、前記特定言語と前記他言語の少なくとも1つとの間で切替表示することを特徴とする。
本発明のタクシーメータシステムによれば、ウィンドサインは、空車状態であることを示す文字情報を、特定言語と他言語の少なくとも1つとの間で切替表示するため、外国人は、自己の公用語等が他言語として表示されているときに、タクシーが空車状態であることを知ることができる。これにより、より一層タクシー乗車の抵抗感を軽減することができる。
このタクシーメータシステムにおいて、前記伝達情報生成手段は、前記表示手段に表示された前記複数の行先候補のいずれか1つが指定された場合、指定された行先候補が示す行先の情報を前記タクシーメータに送信すべく伝達情報を生成し、前記タクシーメータは、生成された伝達情報を受信して行先の情報を前記特定言語にて自己の表示部に表示させることが好ましい。
このタクシーメータシステムによれば、タクシーメータは伝達情報を受信して行先の情報を特定言語にて自己の表示部に表示させるため、タクシー運転手は表示部を参照することにより行先の情報を知得でき、タクシーメータの外部操作表示器から音声により行先を伝達する場合と比較して、タクシー運転手の外国人の搭乗による緊張状態により行先を聞き逃してしまうなど、行先が不明となってしまう事態を防止することができる。
本発明によれば、外国人に対してタクシー乗車の抵抗感を軽減することができる。
本発明の実施形態に係るタクシーメータシステムを示す外観構成図である。 本発明の実施形態に係るタクシーメータシステムを示すハードブロック図である。 図2に示した外部操作表示部の演算部の詳細を示す機能ブロック図である。 図3に示した表示制御部による表示内容を示す第1の図であって、(a)は初期画像を示し、(b)は選択言語初期画像を示し、(c)は行先候補を示し、(d)は確認画像を示している。 図3に示した表示制御部による表示内容を示す第2の図であり、(a)は第1の賃走中画像を示し、(b)は第2の賃走中画像を示し、(c)は支払画像を示している。 演算部によるウィンドサインの表示制御を示すフローチャートである。 切替表示の各種例を示す図である。 外部操作表示器の制御を示すフローチャートであり、前半処理を示している。 外部操作表示器の制御を示すフローチャートであり、後半処理を示している。 図8及び図9に示す処理時におけるタクシーメータの表示部の表示状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るタクシーメータシステムを示す外観構成図であり、図2は、本発明の実施形態に係るタクシーメータシステムを示すハードブロック図である。図1及び図2に示すように、タクシーメータシステム1は、タクシーメータ10と、外部操作表示器20と、ウィンドサイン30と、プリンタ40とから構成され、これらがI/Fを介して接続されている。
タクシーメータ10は、乗客により指定された行先までの走行距離、及び賃走状態(迎車待状態を含む)における停車時間に応じて、料金を演算のうえ表示するものである。このようなタクシーメータ10は、操作部11と、表示部12とを備えている。
操作部11は、図1に示すように、空車、実車、合計、迎車、迎車待、3割増、高速、支払など、タリフ状態の変更操作用の各種操作ボタンから構成されている。例えば、操作部11において実車ボタン11aが押下されるとタリフ状態が「実車」となり、合計ボタン11bが押下されるとタリフ状態が「支払」となり、空車ボタン11cが押下されるとタリフ状態が「空車」となる。なお、タリフ状態が、「実車(3割増、高速含む)」のとき、乗客を輸送する営業走行(即ち、賃走)を行う状態にあり、これらタリフ状態が、実車状態に相当する。また、タリフ状態が「実車」から「支払」に移行すると、賃走は終了する。
表示部12は、例えば、料金表示エリア12a、タリフ状態表示エリア12bを有している。そして、料金表示エリア12a、及びタリフ状態表示エリア12bの各表示内容は、タクシー料金の変化、タリフ状態の変化等に応じて更新される。
さらに、タクシーメータ10は、図2に示すように、演算部13と、時間計測部14と、車両情報格納部15と、記憶部16と、設定値データ格納部17と、メモリーカード挿入部18と、ブザー部19とを備えている。
演算部13は、タクシーメータ10の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)であって、各部11〜19に接続されている。例えば、この演算部13は、操作部11が操作されてタリフ状態が変更した場合、その変更に応じて表示部12の表示内容を変更する制御を実行する。また、タリフ状態が変更した場合、演算部13は、その情報をシステムデータとして、外部操作表示器20、及びプリンタ40に送信する。また、演算部13は、ウィンドサイン30をアナログ信号(ON/OFF)制御する。
時間計測部14は、賃走状態(迎車待状態を含む)における停車時間を計時する機能と、現在時刻を把握する機能とを備えている。車両情報格納部15は、タクシーの賃走状態における走行距離及び上記停車時間、並びに車両速度などの情報を一時記憶するものであって、RAM(Random Access Memory)によって構成されている。走行距離の情報は不図示の車速センサからの信号に基づいて更新され、停車時間の情報は時間計測部13による計時に基づいて構成される。
演算部13は、この車両情報格納部15に格納される情報に従って、料金演算を行うこととなる。また、演算部13は、料金演算の結果、料金加算(爾後あがり)の必要がある場合、加算後の料金を表示部12に表示させるべく、表示内容を変更する制御を実行する。さらに、演算部13は、その情報をシステムデータとして、外部操作表示器20、及びプリンタ40に送信する。
記憶部16は、プログラム格納部16aと、地図情報格納部16bとを備え、例えばROM(Read Only Memory)によって構成されている。プログラム格納部16aは、表示部制御プログラムや、料金演算プログラムなどの各種プログラムを記憶する部位である。地図情報格納部16bは、不図示のナビゲーション部に用いられる地図データを記憶する部位である。なお、図示を省略しているが、本実施形態においてタクシーメータ10は、GPS(Global Positioning System)受信部についても備えている。
設定値データ格納部17は、初乗り運賃、何km走行で何円加算するか、何分停車で何円加算するかなどの設定値を有した料金テーブルを格納した記憶部であり、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)により構成されている。メモリーカード挿入部18は、タクシーメータ10がデジタルタコグラフ機能を有している場合に設けられるものであって、メモリーカードが挿入されることにより演算部13が必要情報をメモリーカードに記憶させる。ブザー部19は、制限速度超過時における速度警報や、連続運転時間の超過時における連続運転警報等を発するものである。また、ブザー部19は、操作部11のボタンを押下したときの押下音(例えば「ピッ」)を出力する機能も有している。
外部操作表示器20は、図1及び図2に示すように、操作表示部(操作手段、表示手段)21を備えている。この操作表示部21は、液晶パネルなどの表示装置とタッチパッドなどの位置入力装置を組み合わせたものであって、後部座席に搭乗する乗客により操作可能で、且つ、視認可能な位置(例えば運転席ヘッドレスト裏面)に設けられものである。
また、操作表示部21の表示エリアは、図1に示すように、タクシー情報表示エリア21aと、地図表示エリア21bと、広告表示エリア21cとから構成されている。タクシー情報表示エリア21aは乗客に対するアナウンス情報が表示されるエリアであり、地図表示エリア21bはタクシー位置を中心とした周囲地図が表示されるエリアであり、広告表示エリア21cは各種広告情報が表示されるエリアである。
さらに、外部操作表示器20は、図2に示すように、演算部22と、コントローラ23と、メモリ24と、スピーカ25とを備えている。演算部22は、外部操作表示器20の全体を制御するCPUであって、各部21〜25に接続されている。
コントローラ23は、演算部22と操作表示部21との間に介在し、演算部22から指令に応じて操作表示部21の表示内容を変更する表示ドライバとしての機能を果たすものである。また、このコントローラ23は、操作表示部21への操作内容に応じた指令を演算部22に送信する操作ドライバとしての機能も果たす。
メモリ24は各種設定値や広告情報を記憶した記憶部である。なお、地図表示エリア21bにおける地図情報はタクシーメータ10の地図情報格納部16bから読み出されて表示されることとなる。スピーカ25は、タクシー情報表示エリア21aに表示されるアナウンス情報や、広告表示エリア21cに表示される各種広告情報等を音声出力するものである。
ウィンドサイン30は、タクシーの営業状態を示す文字情報を車外に向けて表示するものであり、タリフ状態に応じた文字表示を行う。例えば、ウィンドサイン30は、現在が空車状態である場合に「空車」と表示し、迎車状態である場合に「迎車」と表示する。他の支払、貸切、予約状態等についても同様である。このようなウィンドサイン30は、タクシーメータ10の演算部13によるアナログ信号制御によって、その表示内容を変更することとなる。
プリンタ40は、領収書やクレジットカード使用時におけるサイン伝票等を印刷出力するものである。このプリンタ40は、賃走状態など、料金支払タイミングでない場合、印刷出力を禁止する設定となっており、タクシーメータ10からのシステムデータに応じて印刷出力を許可したり禁止したりする構成となっている。
ここで、既存のタクシーメータは、その国の公用語(例えば日本では日本語、アメリカでは英語)で表示を行うものが一般的である。このため、外国人観光客や外国人ビジネスマン等の外国人は、タクシーメータの表示内容が何であるのかを理解することができず、且つ、タクシー運転手に対して行先を伝える場合にタクシー運転手の外国語スキルに頼ることとなってしまう。故に、外国人とっては、タクシーに乗り目的地まで到着することが容易ではなく、タクシー乗車に抵抗があるものであった。
そこで、本実施形態に係るタクシーメータ10の外部操作表示部20は、演算部22に以下の構成を備えている。図3は、図2に示した外部操作表示部20の演算部22の詳細を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、演算部22は、表示制御部22aと、言語選択部(言語選択手段)22bと、伝達情報生成部(伝達情報生成手段)22cとを備えている。表示制御部22aは、操作表示部21に表示させる表示内容を制御するものである。
図4及び図5は、図3に示した表示制御部22aによる表示内容を示す図である。図4(a)に示すように、表示制御部22aは、コントローラ23を通じて、特定言語、及び特定言語と異なる少なくとも1つの他言語を選択可能な選択画像を操作表示部21に表示させる。より詳細に、図4(a)に示す例において表示制御部22aは、日本語を特定言語として選択可能に表示し、英語、韓国語、フランス語、ロシア語等の9つの他言語を選択可能に表示する。
このような表示状態において乗客が言語表示箇所をタッチすると、その情報が演算部22に送信され、演算部22の言語選択部22bはタッチされた言語を選択することとなる。言語選択部22bにより言語が選択されると、外部操作表示器20は、その言語にて表示及びアナウンス等を行うこととなる。
なお、国によっては、公用語が複数存在するものもある。このため、例えば乗客が中国語の表示箇所をタッチすると、さらに画像が切り替わって、上海語、北京語等が選択可能に表示されてもよい。
また、図4(a)では、言語を選択させる画像として、「China」「Russia」「France」等の国名を表示しているが、これに限らず、「Chinese」「Russian」「French」といった言語名を表示しても良い。また、「China」「Russia」「France」等の国名は英語にて表示されているが、これに限らず、他の言語にて表示されていてもよい。
以上のように言語が選択されると、表示制御部22aは、図4(b)に示す画像を表示させる。すなわち、英語が選択されると、表示制御部22aは、選択言語である英語によって、タクシー情報表示エリア21aに各種表示を行う。具体的には、「Welcome. Which is a destination? 」(「ようこそ。目的地はどちらですか?」)と表示させると共に、リストボタンB1を表示させる。このリストボタンB1内の「List」という文字についても選択言語である英語によって表示される。さらに演算部22は、スピーカ25から「Welcome. Which is a destination? 」という選択言語の音声を出力させる。
また、リストボタンB1が操作されると、表示制御部22aは、図4(c)に示す画像を表示させる。すなわち、操作表示部21は、表示制御部22aの制御によって、地図表示エリア21bと広告表示エリア21cとに、選択言語にて、行先の候補となる複数の行先候補B2を表示する。具体的に表示制御部22aは、4つの行先候補B2と、ネクストボタンB3とを表示させる。このネクストボタンB3内の「Next」という文字についても選択言語である英語によって表示される。
また、表示制御部22aは、選択言語である英語によって、タクシー情報表示エリア21aに「Please choose a destination from a list.」(「リストから目的地を選択して下さい。」)と表示させる。さらに演算部22は、スピーカ25から「Please choose a destination from a list.」という選択言語の音声を出力させる。
ネクストボタンB3が指定されると、表示制御部22aは、新たな複数の行先候補B2を表示させることとなる。一方、複数の行先候補B2のうちいずれか1つが指定されると、伝達情報生成部22cは、指定された行先候補B2が示す行先の情報を特定言語である日本語でタクシー運転手に伝達するための伝達情報を生成する。
詳細に伝達情報生成部22cは、スピーカ25にて音声出力するための音声情報を生成する。これにより、スピーカ25から特定言語である日本語で行先の情報が音声出力され、タクシー運転手に行先の情報が伝達されることとなる。
加えて、本実施形態に係るタクシーメータ10は、表示部12に指定された行先候補B2が示す行先の情報を表示する機能を有している。このため、伝達情報生成部22cは、操作表示部21に表示された複数の行先候補B2のいずれか1つが指定された場合、指定された行先候補B2が示す行先の情報をタクシーメータ10に送信すべく伝達情報(表示情報)を生成することなる。これにより、タクシーメータ10は、生成された伝達情報を受信して行先の情報を特定言語である日本語にて自己の表示部12に表示させることとなる。
さらに、本実施形態に係るタクシーメータ10は、スピーカ50を備え、指定された行先候補B2が示す行先の情報を音声出力する機能を備えている。このため、伝達情報生成部22cは、操作表示部21に表示された複数の行先候補B2のいずれか1つが指定された場合、指定された行先候補B2が示す行先の情報をタクシーメータ10に送信すべく伝達情報(音声情報)を生成することなる。これにより、タクシーメータ10は、生成された伝達情報を受信して行先の情報を特定言語である日本語にて音声出力することとなる。
さらに本実施形態では、複数の行先候補B2のうちいずれか1つが指定された場合において、表示制御部22aは、伝達情報生成部22cによる伝達情報の生成に先だって、図4(d)に示す画像を表示させる。すなわち、図4(d)に示すように、操作表示部21は、指定された行先候補B2が示す行先までの到着に要すると予測される予測料金及び予測時間を選択言語である英語にて表示する。
一例を挙げると、表示制御部22aは、選択言語である英語によって、広告表示エリア21cに「The time required is about 20 minutes. A charge is - which is about 760 yen.」(「必要な時間は約20分です。料金は約760円です。」)と表示させると共に、OKボタンB4及びNGボタンB5を表示させる。このOKボタンB4及びNGボタンB5内の「OK」「NG」という文字についても選択言語である英語によって表示される。
この状態においてOKボタンB4が操作されると、上記の伝達情報生成部22cによる伝達情報の生成が行われ、NGボタンB5が操作されると、図4(c)に示す画像が表示される。
なお、図4(d)に示す例では、予測料金及び予測時間の双方が表示されているが、これに限らず、いずれか一方のみを表示してもよい。
さらに、図4(d)に示す例において、表示制御部22aは、選択言語である英語によって、タクシー情報表示エリア21aに「Is a destination all right here? Please push OK, if very well. Please push NG, if wrong.」(「行先はここで大丈夫ですか?よろしければ、OKを押してください。間違った場合は、NGを押してください。」)と表示させる。さらに演算部22は、スピーカ25から「Is a destination all right here? Please push OK, if very well. Please push NG, if wrong.」という選択言語の音声を出力させる。
伝達情報が生成されてタクシー運転手に行先が伝達された場合、タクシー運転手は操作部11の賃走ボタンを押下することとなる。これにより、空車状態から賃走状態に遷移する。賃走状態に遷移すると、タクシーメータ10の演算部13はシステムデータを送信する。外部操作表示器20はシステムデータを受信し、表示制御部22aは、図5(a)に示す画像を表示させる。すなわち、操作表示部21は、選択言語である英語によって、タクシー情報表示エリア21aに「It is under run. The present charge is merely 660 yen.」(「走行中です。現在の料金は660円です。」)と表示させる。
その後、走行により料金加算が発生すると、タクシーメータ10の演算部13はシステムデータを送信する。外部操作表示器20はシステムデータを受信し、表示制御部22aは、図5(b)に示す画像を表示させる。すなわち、操作表示部21は、選択言語である英語によって、タクシー情報表示エリア21aに「It is under run. The present charge is merely 760 yen.」(「走行中です。現在の料金は760円です。」)と表示させる。
次いで、行先候補B2が示す行先に到着すると、タクシー運転手は操作部11の支払ボタンを押下することとなる。これにより、賃走状態から支払状態に遷移する。支払状態に遷移すると、タクシーメータ10の演算部13はシステムデータを送信する。外部操作表示器20はシステムデータを受信し、表示制御部22aは、図5(c)に示す画像を表示させる。
すなわち、操作表示部21は、選択言語である英語によって、タクシー情報表示エリア21aに「Thank you for the entrainment. A charge is 760 yen.」(「ご乗車有難うございます。料金は760円です。」)と表示させる。さらに演算部22は、スピーカ25から「Thank you for the entrainment. A charge is 760 yen.」という選択言語の音声を出力させる。
なお、到着したか否かについて、タクシーメータ10の演算部13は、タクシー運転手が操作部11の支払ボタンを押下したことによって判断する場合に限らず、GPS受信部の信号と地図情報とから判断するようにしてもよい。
そして、支払完了後、タクシー運転手は操作部11の空車ボタンを押下する。これにより、支払状態から空車状態に遷移する。賃走状態に遷移すると、タクシーメータ10の演算部13はシステムデータを送信する。外部操作表示器20はシステムデータを受信し、表示制御部22aは、図4(a)に示す画像を表示させる。
次に、本実施形態に係るタクシーメータシステム1の動作をフローチャートを参照して説明する。図6は、演算部13によるウィンドサイン30の表示制御を示すフローチャートである。なお、図6では、特定言語である日本語と、他言語である英語との切替表示の例について説明する。
図6に示すように、まず演算部13は、タクシーメータ10のタリフ状態を確認する(S1)。次いで、演算部13は、ステップS1にて確認されたタリフ状態に応じて、アナログ信号制御によりウィンドサイン30に特定言語にて文字表示を行わせる(S2)。ここで、表示される文字は、特定言語が日本語である場合、「空車」「支払」「迎車」「貸切」「予約」等である。その後、演算部13は、所定時間経過したかを判断する(S3)。所定時間経過していないと判断した場合(S3:NO)、処理はステップS2に移行する。
一方、所定時間経過したと判断した場合(S3:YES)、演算部13は、ステップS1にて確認されたタリフ状態に応じて、アナログ信号制御によりウィンドサイン30に他言語にて文字表示を行わせる(S4)。ここで、表示される文字は、他言語が英語である場合、「TAXI」「HIRED」「ON CALL」「CHARTER」「RESERVED」等である。なお、他言語は、英語である場合に限らず、韓国語、フランス語、ロシア語等であってもよい。
その後、演算部13は、は、所定時間経過したかを判断する(S5)。所定時間経過していないと判断した場合(S5:NO)、処理はステップS4に移行する。一方、所定時間経過したと判断した場合(S5:YES)、処理はステップS1に移行する。
なお、図6に示す処理は車両電源がオフされると終了する。また、図6では特定言語と、1つの他言語とで切替表示を行っているが、これに限らず、特定言語と2以上の他言語とで切替表示を行うようにしてもよい。
図7は、切替表示の各種例を示す図である。図7(a)に示すように、空車状態である場合、空車状態であることを示す特定言語の「空車」と、他言語の「TAXI」とで切替表示させる。また、図7(b)に示すように、賃走状態である場合、支払状態であることを示す特定言語の「支払」と、他言語の「HIRED」とで切替表示させる。
また、図7(c)に示すように、迎車状態である場合、迎車状態であることを示す特定言語の「迎車」と、他言語の「ON CALL」とで切替表示させる。また、図7(d)に示すように、貸切状態である場合、貸切状態であることを示す特定言語の「貸切」と、他言語の「CHARTER」とで切替表示させる。また、図7(e)に示すように、予約状態である場合、予約状態であることを示す特定言語の「予約」と、他言語の「RESERVED」とで切替表示させる。
図8及び図9は、外部操作表示器20の制御を示すフローチャートであり、図10は、図8及び図9に示す処理時におけるタクシーメータ10の表示部12の表示状態を示す図である。
図8に示すように、まず表示制御部22aは、操作表示部21に初期画像を表示させる(S11)。この初期画像は、図4(a)に示すように、特定言語、及び特定言語と異なる少なくとも1つの他言語を選択可能な画像である。なお、この初期画像においては、特定言語である日本語が表示されておらず選択不可となっていてもよい。また、ステップS11において、タクシーメータ10の表示部12には、図10(a)に示す画像が表示され、ウィンドサイン30は図7(a)に示す状態となっている。
次いで、演算部22は、いずれかの言語が選択されたかを判断する(S12)。選択されていないと判断した場合(S12:NO)、処理はステップS11に移行する。一方、選択されたと判断した場合(S12:YES)、演算部22の言語選択部22bはその言語を選択言語とし、表示制御部22aは選択言語初期画像を表示させ、且つ、演算部22は選択言語にてスピーカ25から音声出力させる(S13)。選択言語初期画像は、図4(b)に示すものであり、選択言語にてリストボタンB1も表示されている。また、音声は、選択言語が英語である場合、「Welcome. Which is a destination? 」と出力される。
その後、演算部22は、リストボタンB1が押下されたかを判断する(S14)。押下されていないと判断した場合(S14:NO)、処理はステップS13に移行する。押下されたと判断した場合(S14:YES)、表示制御部22aは、選択言語にて行先候補B2を表示させ、且つ、演算部22は選択言語にてスピーカ25から音声出力する(S15)。このとき、表示制御部22aは、図4(c)に示すように、行先候補B2に加えてネクストボタンB3についても表示する。また、音声は、選択言語が英語である場合、「Please choose a destination from a list.」と出力される。
次に、演算部22は、行先候補B2が指定されたかを判断する(S16)。行先候補B2が指定されていないと判断した場合(S16:NO)、演算部22は、ネクストボタンB3が押下されたかを判断する(S17)。押下されていないと判断した場合(S17:NO)、処理はステップS15に移行する。押下されたと判断した場合(S17:YES)、表示制御部22aは、行先候補B2について次項内容を表示させ(S18)、処理はステップS16に移行する。
行先候補B2が指定されたと判断した場合(S16:YES)、表示制御部22aは、選択言語にて確認画像を表示させ、且つ、演算部22は選択言語にてスピーカ25から音声出力する(S19)。このとき、表示制御部22aは、図4(d)に示すように、確認画像内に、指定された行先候補B2が示す行先までの到着に要すると予測される予測料金及び予測時間を表示させると共に、OKボタンB4及びNGボタンB5についても表示させる。また、音声は、選択言語が英語である場合、一例を挙げると、「The time required is about 20 minutes. A charge is - which is about 760 yen.」と出力される。
その後、演算部22は、NGボタンB5が押下されたかを判断する(S20)。NGボタンB5が押下されたと判断した場合(S20:YES)、処理はステップS15に移行する。一方、NGボタンB5が押下されていないと判断した場合(S20:NO)、演算部22は、OKボタンB4が押下されたかを判断する(S21)。
OKボタンB4が押下されていないと判断した場合(S21:NO)、処理はステップS20に移行する。OKボタンB4が押下されたと判断した場合(S21:YES)、処理は図9のステップS22に移行する。
図9のステップS22において、伝達情報生成部22cは、指定された行先候補B2が示す行先を特定言語にてタクシー運転手に伝達するための伝達情報を生成する(S22)。具体的に伝達情報生成部22cは、スピーカ25にて音声出力するための音声情報を生成する。これにより、スピーカ25から特定言語である日本語で行先の情報が音声出力され(S23)、タクシー運転手に行先の情報が伝達されることとなる。加えて、伝達情報生成部22cは、指定された行先候補B2が示す行先の情報をタクシーメータ10に送信すべく伝達情報(表示情報及び音声情報)を生成して、送信する(S24)。これにより、タクシーメータ10は、生成された伝達情報を受信して行先の情報を特定言語である日本語にて自己の表示部12に表示させ、且つスピーカ50から音声出力させることとなる。
なお、ステップS24において、タクシーメータ10の表示部12には、図10(b)に示す画像が表示されている。すなわち、タクシーメータ10は、行先の情報を特定言語(日本語)にて表示部12に表示させることとなる。
次に、演算部22は、賃走状態を示すシステムデータを受信したかを判断する(S25)。賃走状態を示すシステムデータを受信していないと判断した場合(S25:NO)、受信したと判断されるまで、この処理が繰り返される。一方、賃走状態を示すシステムデータを受信したと判断した場合(S25:YES)、表示制御部22aは、選択言語にて賃走中画像を表示する(S26)。このとき、表示制御部22aは、選択言語が英語である場合、図5(a)に示すようにタクシー情報表示エリア21aに「It is under run. The present charge is merely 660 yen.」と表示させる。
なお、ステップS26において、タクシーメータ10の表示部12には、図10(c)に示す画像が表示され、ウィンドサイン30は図7(b)に示す状態となる。
その後、演算部22は、爾後上がりを示すシステムデータを受信したかを判断する(S27)。爾後上がりを示すシステムデータを受信したと判断した場合(S27:YES)、表示制御部22aは、選択言語にて賃走中画像を更新する(S28)。このとき、表示制御部22aは、選択言語が英語である場合、図5(b)に示すようにタクシー情報表示エリア21aに「It is under run. The present charge is merely 760 yen.」と表示させる。そして、処理はステップS26に移行する。なお、ステップS28において、タクシーメータ10の表示部12には、図10(d)に示す画像が表示される。
爾後上がりを示すシステムデータを受信していないと判断した場合(S27:NO)、演算部22は、支払状態を示すシステムデータを受信したかを判断する(S29)。支払状態を示すシステムデータを受信していないと判断した場合(S29:NO)、処理はステップS27に移行する。
支払状態を示すシステムデータを受信したと判断した場合(S29:YES)、表示制御部22aは、選択言語にて支払画像を表示させ、且つ、演算部22は選択言語にてスピーカ25から音声出力する(S30)。すなわち、表示制御部22aは、図5(c)に示すように、選択言語である英語である場合、タクシー情報表示エリア21aに例えば「Thank you for the entrainment. A charge is 760 yen.」と表示させる。また、音声は、選択言語が英語である場合、一例を挙げると、「Thank you for the entrainment. A charge is 760 yen.」と出力される。なお、ステップS30において、タクシーメータ10の表示部12には、図10(e)に示す画像が表示される。
その後、演算部22は、空車状態を示すシステムデータを受信したかを判断する(S31)。空車状態を示すシステムデータを受信していないと判断した場合(S31:NO)、受信したと判断されるまで、この処理が繰り返される。空車状態を示すシステムデータを受信したと判断した場合(S31:YES)、表示制御部22aは、ステップS11にて表示された初期画像を再表示させ(S32)、その後、図8及び図9に示す処理は終了する。なお、このとき、タクシーメータ10の表示部12には、図10(a)に示す画像が表示され、ウィンドサイン30は図7(a)に示す状態となる。
ここで、迎車時、貸切時、及び予約時において、タクシーメータ10の表示部12には、図10(f)〜図10(h)に示す画像が表示される。そして、これに対応して、ウィンドサイン30は、図7(c)〜図7(e)に示す状態となる。よって、図7(b)〜図7(e)に示すように、乗客が乗車できない状態についても他言語にて車外へ表示することとなり、外国人はタクシーを呼び止めても停車してくれない状態を知ることができる。
このようにして、本実施形態に係る外部操作表示器20によれば、乗客により言語を選択可能であるため、外国人は自己の公用語等を選択することが可能となる。また、選択言語にて複数の行先候補B2を表示するため、外国人は、行先候補B2の選択によりタクシー運転者との会話を要することなく、簡易に行先を指定することができる。さらに、指定された行先候補B2が示す行先を特定言語にてタクシー運転手に伝達するための伝達情報を生成することから、タクシー運転手は特定言語にて行先を知得することができる。よって、これらにより、外国人にとってタクシー運転手に行先を伝える困難性を軽減でき、外国人についてタクシー乗車の抵抗感を軽減することができる。
また、複数の行先候補B2のいずれか1つが指定された場合、伝達情報の生成に先立って、到着に要すると予測される予測料金及び予測時間の少なくとも一方を選択言語にて表示する。このため、外国人は、到着に多大な料金を必要とするのか、多大な時間を要するのかを知ることができ、多大な場合には、タクシー乗車をあきらめるなどの選択が可能となる。加えて、予測料金を表示する場合には、予め表示される予測料金によって、タクシー運賃の過剰請求による不安感を抑えることができる。従って、一層タクシー乗車の抵抗感を軽減することができる。
また、指定された行先候補B2が示す行先に到着した場合、到着した旨と支払うべき料金とを選択言語にて表示するため、乗車時だけでなく、降車時においてもタクシー運転者との会話を要することなく、スムーズな降車に寄与することができる。
また、本実施形態に係るタクシーメータシステム1によれば、ウィンドサイン30は、空車状態であることを示す文字情報を、特定言語と他言語の少なくとも1つとの間で切替表示するため、外国人は、自己の公用語等が他言語として表示されているときに、タクシーが空車状態であることを知ることができる。これにより、より一層タクシー乗車の抵抗感を軽減することができる。タクシーでは迎車などのサービスがあり、外国人にとってはタクシーを呼び止めても停車してくれないという不安感が生じ易い。しかし、上記の空車状態の表示により、このような不安を解消でき、より一層タクシー乗車の抵抗感を軽減することができる。なお、この場合において、特定の乗客予定者を迎えに行く途中であることを示す迎車状態の表示についても、空車状態と同様に切替表示することが好ましい。
また、タクシーメータ10は伝達情報を受信して行先の情報を特定言語にて自己の表示部12に表示させるため、タクシー運転手は表示部12を参照することにより行先の情報を知得でき、タクシーメータの外部操作表示器20から音声により行先を伝達する場合と比較して、タクシー運転手の外国人の搭乗による緊張状態により行先を聞き逃してしまうなど、行先が不明となってしまう事態を防止することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、上記実施形態において行先候補B1を指定した場合、予測料金や予測時間に加えて又は代えて、行先候補B1が示す行先においてイベント及び競技等の興業が行われている場合には、その興業のスケジュールが表示されるようになっていてもよい。
また、広告表示エリア21cは単に各種広告情報が表示されるのみならず、例えば指定された行先候補B1が示す行先に応じて広告内容が変化するようになっていてもよい。例えば、行先候補B1が示す行先においてサッカー競技が行われている場合には、サッカー用品の広告やサッカーの有料放送の広告が表示されるようになっていてもよい。
加えて、行先候補B1のいずれか1つが指定されて行先の情報がタクシーメータ10に送信された場合、ナビゲーションシステムの目的地として行先が自動設定されるようになっていてもよい。
さらに、本実施形態に係るタクシーメータシステム1は、タクシーメータ10と外部操作表示器20とがそれぞれマイクと備え、マイクに入力された音声を他の言語に変換してスピーカ25,50から出力するように構成されていてもよい。これにより、一層タクシー運転手と外国人との会話がスムーズとなるからである。この場合において、詳細にタクシーメータ10は、言語選択部22bにより他言語が選択された場合、タクシー運転手からマイクに音声入力されると、演算部13にて選択された他言語に変換してスピーカ50から音声出力する。また、操作表示器20は、乗客からマイクに音声入力されると、演算部22にて特定言語に変換してスピーカ25から音声出力する。
1…タクシーメータシステム
10…タクシーメータ
11…操作部
11a…実車ボタン
11b…合計ボタン
11c…空車ボタン
12…表示部
13…演算部
14…時間計測部
15…車両情報格納部
16…記憶部
16a…プログラム格納部
16b…地図情報格納部
17…設定値データ格納部
18…メモリーカード挿入部
19…ブザー部
20…外部操作表示器
21…操作表示部(操作手段、表示手段)
21a…タクシー情報表示エリア
21b…地図表示エリア
21c…広告表示エリア
22…演算部
22a…表示制御部
22b…言語選択部(言語選択手段)
22c…伝達情報生成部(伝達情報生成手段)
23…コントローラ
24…メモリ
25…スピーカ
30…ウィンドサイン
40…プリンタ
50…スピーカ
B1…リストボタン
B2…行先候補
B3…ネクストボタン
B4…OKボタン
B5…NGボタン

Claims (5)

  1. 乗客により指定された行先までの走行距離、及び、賃走状態における停車時間に応じて、料金を演算のうえ表示するタクシーメータに接続されるタクシーメータの外部操作表示器であって、
    乗客により操作可能な位置に設けられた操作手段と、
    乗客による前記操作手段への操作により、予め定められた特定の言語である特定言語と異なる1以上の他言語のうち1つを選択する言語選択手段と、
    乗客により視認可能な位置に設けられ、前記言語選択手段により選択された選択言語にて、行先の候補となる複数の行先候補を表示する表示手段と、
    乗客による前記操作手段への操作により、前記表示手段に表示された前記複数の行先候補のいずれか1つが指定された場合、指定された行先候補が示す行先を前記特定言語にてタクシー運転手に伝達するための伝達情報を生成する伝達情報生成手段と、
    を備えることを特徴とするタクシーメータの外部操作表示器。
  2. 前記表示手段は、乗客による前記操作手段への操作により、前記表示手段に表示された前記複数の行先候補のいずれか1つが指定された場合、前記伝達情報生成手段による伝達情報の生成に先立って、指定された行先候補が示す行先までの到着に要すると予測される予測料金及び予測時間の少なくとも一方を前記選択言語にて表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタクシーメータの外部操作表示器。
  3. 前記表示手段は、指定された行先候補が示す行先に到着した場合、到着した旨と支払うべき料金とを前記選択言語にて表示する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のタクシーメータの外部操作表示器。
  4. 乗客により指定された行先までの走行距離、及び、賃走状態における停車時間に応じて、料金を演算のうえ表示するタクシーメータと、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタクシーメータの外部操作表示器と、
    タクシーの営業状態を示す文字情報を車外に向けて表示するウィンドサインと、を備え、
    前記ウィンドサインは、乗客が乗車しておらず乗客を乗車させることが可能であることを示す空車状態において、前記空車状態であることを示す文字情報を、前記特定言語と前記他言語の少なくとも1つとの間で切替表示する
    ことを特徴とするタクシーメータシステム。
  5. 前記伝達情報生成手段は、前記表示手段に表示された前記複数の行先候補のいずれか1つが指定された場合、指定された行先候補が示す行先の情報を前記タクシーメータに送信すべく伝達情報を生成し、
    前記タクシーメータは、生成された伝達情報を受信して行先の情報を前記特定言語にて自己の表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のタクシーメータシステム。
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