JP6257359B2 - タクシー内コミュニケーション支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、タクシー内での運転手と乗客のコミュニケーションを支援するためのシステムに関する。なお、ここでのタクシーとは、運転手と車両とを貸し切る形で乗客を所望の場所に輸送する公共交通機関およびその用に供する車両を指し、「個人タクシー」,「法人タクシー」,「ハイヤ」を含むものとする。
タクシー内にGPS機能,通信機能,情報表示機能を有する情報処理装置を設置して乗客が望む行き先に関連する情報を提供するシステムは、様々な従来技術が提案されている。下記特許文献1に記載された従来技術は、タクシー側にタクシー用情報表示装置を設置し、タクシーの運行管理を行うタクシーセンター側に情報通信装置を設置して、運転手が乗客から告げられた目的地に関する情報をタクシー用情報表示装置に入力してこの情報をタクシーセンター側の情報通信装置に送信し、タクシーセンター側の情報通信装置では、送られてきた情報を基に、推奨走行ルート,予想走行時間,予想乗車料金などの情報を出力し、これらの情報をタクシー用情報表示装置に送信してタクシー内に表示させるものである。
特開2002−162242号公報
タクシーは、乗客が運転手に行き先を告げることが必要であり、運転手は乗客から告げられた行き先へ向かうことを了承して貸し切り運転を開始し、告げられた行き先に到着した後は、タクシーメータに表示された金額を運転手が乗客に告げて運賃料金を請求するものである。すなわち、タクシーの利用に際しては、運転手と乗客との間で最低限行き先と運賃料金の確認を行うだけのコミュニケーションが不可欠になっている。前述した従来技術においても、運転手が行き先に関する情報入力を行うことが前提になっているので、従来技術のシステムを用いて乗客への情報提供を行う際にも、運転手と乗客との間でのコミュニケーションは不可欠である。
近年、日本への外国人観光客は増加する傾向にあるにも拘わらず、外国人観光客のタクシー利用件数は増えていないのが現状である。その理由の一つとして、言語の障害によってタクシー利用に不可欠な運転手と乗客とのコミュニケーションが取りにくいことを挙げることができる。この言語の障害を解消するには、運転手の語学能力を高めるための教育や語学能力の高い運転手の雇用、或いは通訳システムの導入などの対策が考えられるが、これらの対策には多額の経費がかかり、現実的な対策にはなり得ない。
また、運転手と乗客との間でのコミュニケーションが不可欠になっているタクシーは、外国人だけでなく、言葉によるコミュニケーション能力に障害のある人にとっても利用し難い公共交通機関になっている。
更に、運転手と乗客との間のコミュニケーションを言葉のみにたよると、通常言葉による情報伝達は記録されないことが多いので、行き先を聞き違えたりすることで、運転手と乗客との間でトラブルが発生する問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、運転手と乗客との間での言語によるコミュニケーション不足を解消することで、外国人観光客が利用しやすいタクシーを提供すること、運転手と乗客との間のコミュニケーションを言葉に頼ること無く行うことで、言葉によるコミュニケーション能力に障害のある人の利用促進を図り、また、運転手と乗客との間で発生するトラブルを抑止すること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
タクシー内の運転席側に設置される第1情報表示処理装置と前記タクシー内の乗客席側に設置される第2情報表示処理装置とを備え、前記第1情報表示処理装置は、入力された情報を演算処理する第1の演算処理部と、該演算処理部によって処理された情報を表示し当該演算処理部に情報を入力する第1の表示入力部を備え、前記第2情報表示処理装置は、入力された情報を演算処理する第2の演算処理部と、該演算処理部によって処理された情報を表示し当該演算処理部に情報を入力する第2の表示入力部を備え、前記第1情報表示処理装置と前記第2情報表示処理装置とは双方向に情報を送受信可能に接続されており、前記第2情報表示処理装置が、前記第2の表示入力部への入力操作によって行き先情報を入力する行き先情報入力手段と、入力された前記行き先情報を前記第1情報表示処理装置に送信する行き先情報送信手段を備え、前記第1情報表示処理装置が、前記第2情報表示処理装置から送信された前記行き先情報を前記第1の表示入力部に表示させる行き先情報表示手段と、前記行き先情報表示手段への確認入力によって前記第1の表示入力部に運賃料金入力画面を表示させる運賃料金入力手段と、前記運賃料金入力手段に入力された運賃料金情報を前記第2情報表示処理装置に送信する運賃料金情報送信手段を備え、前記第2情報表示処理装置が、前記第1情報表示処理装置から送信された前記運賃料金情報を前記第2の表示入力部に表示する運賃料金情報表示手段を備えることを特徴とするタクシー内コミュニケーション支援システム。
このような特徴を有する本発明は、運転手と乗客との間での言語によるコミュニケーション不足を解消することで、外国人観光客が利用しやすいタクシーを提供することができる。また、運転手と乗客との間のコミュニケーションを言葉に頼ること無く行うことで、言葉によるコミュニケーション能力に障害のある人の利用促進を図ることができる。更には、運転手と乗客との間のコミュニケーションを言葉に頼ること無く行うことで、運転手と乗客との間で発生するトラブルを抑止することができる。
本発明の一実施形態に係るタクシー内コミュニケーション支援システムの概要を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るタクシー内コミュニケーション支援システムにおける第1情報表示処理装置と第2情報表示処理装置の具体的な構成要素を示した説明図である。 第1の演算処理部と第2の演算処理部の機能を説明する説明図である。 第1の演算処理部と第2の演算処理部の機能を説明する説明図である。 第1の演算処理部と第2の演算処理部の機能を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係るタクシー内コミュニケーション支援システムを管理するシステムを示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るタクシー内コミュニケーション支援システムの概要を示す説明図である。図1(a)に示すように、本発明の実施形態に係るタクシー内コミュニケーション支援システムは、タクシーT内の運転席Tf側に設置される第1情報表示処理装置1とタクシーT内の乗客席Tb側に設置される第2情報表示処理装置2とを備えている。第1情報表示処理装置1と第2情報表示処理装置2は、図1(b),(c)に示すように表示入力部(第1の表示入力部10,第2の表示入力部20)を有する演算処理装置であるが、例えば、タブレット端末、スマートホン、携帯型PCなどの汎用情報処理装置によって構成することができる。なお、ここでの表示入力部は、タッチパネル式などによって表示画面が情報入力部として機能するものだけでなく、表示画面と入力操作部(キーボードやボタン操作部)が別に構成されているものであってもよい。
図1(b),(c)に示すように、第1情報表示処理装置1と第2情報表示処理装置2とは双方向に情報を送受信可能に接続されている。この接続は、図1(b)に示すように、ブルートゥースなどの近距離無線通信によって接続されるものであってもよいし、図1(c)に示すように、双方向の信号伝送ケーブル3で有線接続されるものであってもよい。
図2は、第1情報表示処理装置と第2情報表示処理装置の具体的な構成要素を示した説明図である。第1情報表示処理装置1は、入力された情報を演算処理する第1の演算処理部11と、この演算処理部11によって処理された情報を表示し又は演算処理部11に情報を入力する第1の表示入力部10を備える。第2情報表示処理装置2は、入力された情報を演算処理する第2の演算処理部21と、演算処理部21によって処理された情報を表示し又は演算処理部21に情報を入力する第2の表示入力部20を備える。
第1情報表示処理装置1と第2情報表示処理装置2は、各々が備える第1の演算処理部11と第2の演算処理部21との間で双方向に情報が送受信可能なように、近距離無線通信部12,22或いは入出力接続部13,23をそれぞれ備えている。更に、第1情報表示処理装置1と第2情報表示処理装置2は、外部の公衆回線やインターネットに接続するための無線通信部14,24やデータベースを構築するためのメモリ15,25などを必要に応じて備えている。
第1情報表示処理装置1は、第1の演算処理部11の機能として、行き先情報表示手段11A,運賃料金入力手段11B,運賃料金情報送信手段11C,領収書発行指示手段11Dなどを備えており、第2情報表示処理装置2は、第2の演算処理部21の機能として、表示言語選択手段21A,行き先情報入力手段21B,行き先関連情報表示手段21C,行き先情報送信手段21D,運賃料金情報表示手段21E,領収書発行請求手段21Fなどを備えている。ここで、第1情報表示処理装置1における行き先情報表示手段11A,運賃料金入力手段11B,運賃料金情報送信手段11C、第2情報表示処理装置2における行き先情報入力手段21B,行き先情報送信手段21D,運賃料金情報表示手段21Eは必須機能であるが、その他の機能は必要に応じて省くことができる。ここに示した第1の演算処理部11と第2の演算処理部21の各機能は、第1の演算処理部11と第2の演算処理部21にそれぞれ組み込まれるアプリケーションソフト(プログラム)によって構成されるものである。
以下に、前述した各機能を図3〜図5によって具体的に説明する。図3に示した例は、運転席側の第1情報表示処理装置1における第1の表示入力部10に初期表示入力画面10(A)が設定されている。この初期表示入力画面10(A)はどのような画面であってもよいが、ここでは、第2の表示入力部20をトップ画面である表示言語選択手段21Aの表示入力画面20(A)に設定するための「トップ画面に戻る」アイコン10aと第1の表示入力部10に後述する運賃料金入力手段11Bの表示入力画面10(C)を設定するための「精算をする」アイコン10bを表示させている。
一方、乗客席側の第2情報表示処理装置2における第2の表示入力部20には、先ず、そのトップ画面である表示言語選択手段21Aの表示入力画面20(A)が設定されている。この表示入力画面20(A)には、例えば、以後第2の表示入力部20の表示言語を英語にする「English」アイコン20a、以後第2の表示入力部20の表示言語を中国語の簡体字にする「Chinese簡体字」アイコン20b、以後第2の表示入力部20の表示言語を中国語の繁体字にする「Chinese繁体字」アイコン20c、以後第2の表示入力部20の表示言語を韓国語にする「Korean」アイコン20d、以後第2の表示入力部20の表示言語を日本語にする「Japanese」アイコン20eが表示される。図示の例では、選択言語を英語,中国語,韓国語,日本語にしているが、これに限らず他の国の言語を選択可能にすることもできる。ここでの選択言語に対応したそれぞれの文字情報は、メモリ25にデータベースとして格納されている。
表示言語選択手段21Aの表示入力画面20(A)において、例えば、アイコン20eが選択入力された場合、第2の表示入力部20には、日本語によって行き先情報入力手段21Bの表示入力画面20(B)が設定される。行き先情報入力手段21Bは、第2の表示入力部20への入力操作によって行き先情報を入力する機能を有し、例えば、複数の地点情報の表示から一つの地点情報を選択入力することで行き先情報を入力することができる。図示の例では、地点情報が予め設定された観光スポットであり、「函館山山頂展望台」アイコン20f1、「恵山道立自然公園」アイコン20f2、「カトリック元町教会」アイコン20f3、「函館ハリストス正教会」アイコン20f4、「函館朝市」アイコン20f5、「函館西波止場」アイコン20f6などが「景観を楽しむ」,「歴史建造物を楽しむ」,「ショッピングを楽しむ」などのカテゴリー表示と共に表示されている。なお、この表示入力画面20(B)はスクロール画面にすることで、図示の例以外にも多数の観光スポットをアイコンとして表示させることができる。
行き先情報入力手段21Bの表示入力画面20(B)において一つのアイコンが選択入力されることで行き先情報が入力されると、第2の表示入力部20には、行き先関連情報表示手段21Cと行き先情報送信手段21Dの表示入力画面20(C)が設定される。行き先関連情報表示手段21Cは、行き先情報入力手段21Bで入力された行き先情報に関連する行き先関連情報を第2の表示入力部20に表示する機能を有する。行き先関連情報を表示するには、例えば、第2情報表示処理装置2のメモリ25に地点情報と地点情報に関連する地点関連情報がデータベース化されて記憶されており、行き先情報入力手段21Bで入力された行き先情報の地点情報を基にメモリ25に記憶されたデータベースから地点関連情報を検索し、この地点関連情報によって行き先関連情報を表示する。図示の例は、行き先情報として「函館山山頂展望台」アイコン20f1が選択入力された場合であり、「函館山山頂展望台」の画像・地図などの画像情報や「函館山山頂展望台」を説明する文字情報が行き先関連情報として表示されている。
行き先情報送信手段21Dは、入力された行き先情報を第2情報表示処理装置2から第1情報表示処理装置1に送信する機能を有する。表示入力画面20(C)では、行き先情報送信手段21Dの操作入力手段として「ここへ行く」アイコン20gが表示されている。このアイコン20gを操作入力することによって行き先情報入力手段21Bで入力された行き先情報が第1情報表示処理装置1に送信される。
表示入力画面20(C)においてアイコン20gが操作入力された場合、第1の表示入力部10には、行き先情報表示手段11Aの表示入力画面10(B)が設定される。行き先情報表示手段11Aは、第2情報表示処理装置2から送信された行き先情報を第1の表示入力部10に表示させる機能を有する。図示の表示入力画面10(B)においては、送信された行き先情報に基づいて、『行き先「函館山山頂展望台」が選択されました。』という文字情報が表示されている。また、表示入力画面10(B)には、選択言語が日本語であることが「選択言語:日本語」として表示されており、更には、「確認」アイコン10cによって確認入力が可能なように設定されている。
表示入力画面10(B)において「確認」アイコン10cの確認入力がなされると、第1の表示入力部10には、運賃料金入力手段11Bの運賃料金入力画面10(C)が設定される。すなわち、運賃料金入力手段11Bは、行き先情報表示手段11Aへの確認入力によって第1の表示入力部10に運賃料金入力画面10(C)を表示させる機能を有する。図示の運賃料金入力画面10(C)は、テンキーアイコン10d,修正アイコン10e,入力確認表示枠10fが設定されている。また、表示入力画面10(C)には、運賃料金入力手段11Bに入力された運賃料金情報を第2情報表示処理装置2に送信する運賃料金情報送信手段11Cのアイコンとして、「精算」アイコン10gが表示されている。
表示入力画面10(C)において、運賃料金が入力され、「精算」アイコン10gが操作入力されると、第2の表示入力部20には運賃料金情報表示手段21Eの表示入力画面20(D)が設定される。運賃料金情報表示手段21Eは、第1情報表示処理装置1から送信された運賃料金情報を第2の表示入力部20に表示する機能を有する。図示の例では、表示入力部20(D)に「目的値に到着しました。運賃料金は、¥1770 です。」との表示がなされている。
このような機能を有するシステムを装備したタクシーTに乗客が乗車すると、乗客は、先ず、乗客席側に設置されている第2情報表示処理装置2の表示入力画面20(A)をみつけて、自分が理解できる言語を選択する。これによって、乗客が外国人観光客の場合にも言語を障壁とするコミュニケーション不足を解消することができる。
そして、表示入力画面20(A)で言語が選択された後、乗客は、表示入力画面20(B)によって行き先情報を入力する。この際、表示入力画面20(B)に表示された複数の観光スポットの中から行きたい観光スポットを選択してアイコン入力を行うだけで、簡単に行き先情報を入力することが可能になる。
表示入力画面20(B)で行き先情報が入力されると、乗客は、表示入力画面20(C)で行き先関連情報を確認することができる。行き先関連情報を確認した上で行き先を変更したい場合には、「前画面に戻る」アイコン20hを操作入力することで、直前の表示入力画面20(B)に戻って新たな行き先情報を入力することができる。行き先関連情報を確認して、そこに行くことを決めた場合には、「ここへ行く」アイコン20gを操作入力することで、確定した行き先情報が運転席側に設置された第1情報表示処理装置1の表示入力画面10(B)に表示される。
運転手は、第1情報表示処理装置1の表示入力画面10(B)を視認することで、乗客と言葉を交わすこと無く乗客が望む行き先を確認することができる。この際、乗客は第2情報表示処理装置2の表示入力画面20(C)で自分が入力した行き先情報を確認することができ、運転手は第1情報表示処理装置1の表示入力画面10(B)で乗客が入力した行き先情報を確認することができるので、乗客と運転手双方で行き先に関する認識が異なることが無く、乗客と運転手との間で生じる行き先の誤認識によるトラブルを確実に解消することができる。
運転手は、表示入力画面10(B)で行き先を確認すると、「確認」アイコン10cを操作入力して、第1情報表示処理装置1における第1の表示入力部10を運賃料金入力画面10(C)に切り換え、それと伴に、タクシーTを運転して乗客を目的地まで輸送する。タクシーTの運賃料金は、タクシーTに通常設置されているタクシー料金メータによって求められる。すなわち、本発明のシステムは、タクシー料金メータに対して何ら変更を加えない。これによって、タクシー自体に特別な改良を加えること無く本発明のシステムを導入することが可能になる。
タクシーTが目的地に到着すると、運転手は、タクシー料金メータに表示された運賃料金を運賃料金入力画面10(C)に転記入力し、「精算」アイコン10gを操作入力する。これによって、乗客席側の第2情報表示処理装置2における表示入力画面20(D)に確定した運賃料金が表示される。乗客は、自分が理解することができる言語で表示された表示入力画面20(D)をみて、運賃料金を確認した上で、運転手に対して運賃料金を支払うことができる。
図4に示した例は、図3に示した例の変形例で有り同一機能については同一符号を付して重複説明を省略する。この例では、第2情報表示処理装置2における行き先情報入力手段21B,行き先情報送信手段21Dの表示入力画面が変更されており、表示言語選択手段21A,行き先関連情報表示手段21Cが省かれている。
図4の例においては、第2情報表示処理装置2のトップ画面は、行き先情報入力手段21Bの表示入力画面20(B1)が設定されており、この表示入力画面20(B1)には、「行き先を選択して下さい。」との表示と共に、「観光スポット」アイコン20a1と「その他」アイコン20b1が表示されている。
この表示入力画面20(B1)において「観光スポット」アイコン20a1が選択入力された場合は、図3に示した表示入力画面20(B)が設定され、更にそこでの選択入力に応じて、図3に示した表示入力画面20(C)が設定され、以下図3に示した例と同様に機能する。
表示入力画面20(B1)において「その他」アイコン20b1が選択入力された場合には、行き先情報入力手段21Bにおける表示入力画面20(B2)が設定され、例えば、「市内」アイコン20c1と「市外」アイコン20d1が表示される。ここで、例えば「市内」アイコン20c1が選択入力された場合には、行き先情報入力手段21Bにおける表示入力画面20(B3)が設定され、そこには「地図上の行き先付近にタッチしてください。」という表示と共に、市内の地図が表示される(「市外」アイコン20d1が選択入力された場合には、市外の地図が表示される)。この地図を表示するための情報は、第2情報表示処理装置2のメモリ25にデータベース化されて記憶されている。表示入力画面20(B3)における地図は、地図の画像情報が表示される画面上の位置に対応して地点情報が重ねて設定されている。これにより、画面に表示された地図上の一点をタッチすると、その位置の地点情報が行き先情報として選択入力される。
このように行き先情報が入力されると、行き先情報送信手段21Dにおける表示入力画面20(C1)が設定される。この表示入力画面20(C1)では、入力された行き先情報が、例えば、『行き先は「五稜郭町1−2」付近でよろしいですか?』などとして表示されると共に、「確認」アイコン20e1が表示される。そして、この「確認」アイコン20e1が操作入力されると、図3に示した例と同様の表示入力画面10(B)が第1情報表示処理装置1の表示入力部10に設定され、以下、図3に示した例と同様に機能する。
このような機能を有するシステムを装備したタクシーTに乗客が乗車すると、乗客は、先ず、乗客席側に設置されている第2情報表示処理装置2の表示入力画面20(B1)をみつけて、自分が行きたい目的地に応じた選択入力を行い、言葉を使うこと無く、運転手とのやりとりを行うことができる。これによって、乗客が言葉によるコミュニケーション能力に障害のある人である場合にも、言葉を障壁とするコミュニケーション不足を解消することができる。
図3及び図4に示した例では、第2の情報表示処理装置2における運賃料金情報表示手段21Eは、領収書発行請求を入力すると共に入力された領収書発行請求情報を第1情報表示処理装置1に送信する領収書発行請求手段21Fを備えている。また、第1情報表示処理装置1は、領収書発行請求情報を受信して第1の表示入力部10に領収書の発行指示メッセージを表示する領収書発行指示手段11Dを備えている。
第2情報表示処理装置2における領収書発行請求手段21Fは、表示入力画面20(D)において「領収書発行」アイコン20iを表示する。乗客は、表示入力画面20(D)をみて運賃料金を運転手に支払う際に領収書が必要な場合には、「領収書発行」アイコン20iを操作入力して、領収書発行請求情報を第1情報表示処理装置1に送信する。第1情報表示処理装置1における領収書発行指示手段11Dは、第2情報表示処理装置2から領収書発行請求情報が送信されると、図5に示すような表示入力画面10(D)を第1の表示入力部10に設定する。表示入力画面10(D)には、例えば、「領収書発行ボタンが押されました。お客様へ領収書を渡してください。」などのメッセージが表示される。運転手はこのメッセージをみて、タクシーTに通常設置されている領収書発行装置を作動させて領収書を出力し、出力した領収書を乗客に手渡す。表示入力画面10(D)には「OK」アイコン10jが表示されている。運転手はこの「OK」アイコン10jを操作入力することで、第1の表示入力部10の画面を初期画面である表示入力画面10(A)に戻すことができる。
図6は、本発明の実施形態に係るタクシー内コミュニケーション支援システムを管理するシステムを示した説明図である。ここに示した例では、タクシーT内に設置される第1情報表示処理装置1と第2情報表示処理装置2は、それぞれ前述した無線通信部14,24を備えており、インターネット100に接続されたアクセスポイント101,102,…などに接続できるようになっている。また、インターネット100には、管理センター200内のウェブサーバ201が接続されており、このウェブサーバ201に接続されるデータ入力装置202から入力されウェブサーバ201に蓄積された情報がインターネット100を介して第1情報表示処理装置1又は第2情報表示処理装置2に送信可能になっており、また、第1情報表示処理装置1又は第2情報表示処理装置2から送信される情報がインターネット100を介してウェブサーバ201に送信可能になっている。
このようなシステムによると、例えば、第2情報表示処理装置2のメモリ25に記憶される情報を、管理センター200のウェブサーバ201からインターネット100を介して送信することができる。これによると、第2情報表示処理装置2のメモリ25に記憶されている地点情報などの情報が、インターネット経由で取得可能であり、随時管理センター200のウェブサーバ201からの情報によって更新することが可能になる。また、第1情報表示処理装置1において入力された運賃料金情報を一件ごと管理センター200のウェブサーバ201に送信することができるので、管理センター200でタクシーTの稼働状況を集計管理することが可能になる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るタクシー内コミュニケーション支援システムによると、運転手と乗客との間での言語によるコミュニケーション不足を解消することができるので、外国人観光客が利用しやすいタクシーを提供することができる。また、運転手と乗客との間のコミュニケーションを言葉に頼ること無く行うことができるので、言葉によるコミュニケーション能力に障害のある人の利用促進を図ることができる。更には、運転手と乗客間で行き先情報の伝達と運賃料金情報の伝達を確実に行うことができるので、運転手と乗客との間で発生するトラブルを抑止することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:第1情報表示処理装置,2:第2情報表示処理装置,
10,20:表示入力部,11,21:演算処理部,
12,22:近距離無線通信部,13,23:入出力接続部,
14,24:無線通信部,15,25:メモリ,
11A:行き先情報表示手段,11B:運賃料金入力手段,
11C:運賃料金情報送信手段,11D:領収書発行指示手段,
21A:表示言語選択手段,21B:行き先情報入力手段,
21C:行き先関連情報表示手段,21D:行き先情報送信手段,
21E:運賃料金情報表示手段,21F:領収書発行請求手段,
100:インターネット,10,102:アクセスポイント,
200:管理センター,201:ウェブサーバ,202:データ入力装置,
T:タクシー

Claims (8)

  1. タクシー内の運転席側に設置される第1情報表示処理装置と前記タクシー内の乗客席側に設置される第2情報表示処理装置とを備え、
    前記第1情報表示処理装置は、入力された情報を演算処理する第1の演算処理部と、該演算処理部によって処理された情報を表示し当該演算処理部に情報を入力する第1の表示入力部を備え、
    前記第2情報表示処理装置は、入力された情報を演算処理する第2の演算処理部と、該演算処理部によって処理された情報を表示し当該演算処理部に情報を入力する第2の表示入力部を備え、
    前記第1情報表示処理装置と前記第2情報表示処理装置とは双方向に情報を送受信可能に接続されており、
    前記第2情報表示処理装置が、
    前記第2の表示入力部への入力操作によって行き先情報を入力する行き先情報入力手段と、
    入力された前記行き先情報を前記第1情報表示処理装置に送信する行き先情報送信手段を備え、
    前記第1情報表示処理装置が、
    前記第2情報表示処理装置から送信された前記行き先情報を前記第1の表示入力部に表示させる行き先情報表示手段と、
    前記行き先情報表示手段への確認入力によって前記第1の表示入力部に運賃料金入力画面を表示させる運賃料金入力手段と、
    前記運賃料金入力手段に入力された運賃料金情報を前記第2情報表示処理装置に送信する運賃料金情報送信手段を備え、
    前記第2情報表示処理装置が、
    前記第1情報表示処理装置から送信された前記運賃料金情報を前記第2の表示入力部に表示する運賃料金情報表示手段を備えることを特徴とするタクシー内コミュニケーション支援システム。
  2. 前記第2情報表示処理装置は、前記第2の表示入力部に表示される情報の言語を選択する表示言語選択手段を備えることを特徴とする請求項1記載のタクシー内コミュニケーション支援システム。
  3. 前記運賃料金情報表示手段は、領収書発行請求を入力すると共に入力された領収書発行請求情報を前記第1情報表示処理装置に送信する領収書発行請求手段を備え、
    前記第1情報表示処理装置は、前記領収書発行請求情報を受信して前記第1の表示入力部に領収書の発行指示メッセージを表示する領収書発行指示手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のタクシー内コミュニケーション支援システム。
  4. 前記行き先情報入力手段は、複数の地点情報の表示から一つの地点情報を選択入力することで行き先情報を入力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタクシー内コミュニケーション支援システム。
  5. 前記地点情報が予め設定された観光スポットであることを特徴とする請求項4記載のタクシー内コミュニケーション支援システム。
  6. 前記地点情報が前記第2の表示入力部に表示される地図情報であることを特徴とする請求項4記載のタクシー内コミュニケーション支援システム。
  7. 前記第2情報表示処理装置は、前記地点情報及び当該地点情報に関連する地点関連情報を記憶するメモリを備え、前記行き先情報入力手段で入力された行き先情報に関連する行き先関連情報を前記地点関連情報によって前記第2の表示入力部に表示する行き先関連情報表示手段を備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のタクシー内コミュニケーション支援システム。
  8. 前記第2情報表示処理装置は、インターネットに接続されたアクセスポイントに無線通信接続可能な無線通信部を備え、
    前記メモリに記憶された情報がインターネット経由で取得可能であることを特徴とする請求項7記載のタクシー内コミュニケーション支援システム。
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