JP2015086281A - 粘着剤組成物 - Google Patents
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Description
〔1〕天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム及びブチルゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種の固形ゴム(A)100質量部に対して、変性液状ジエン系ゴム(B)5〜250質量部、及び粘着付与樹脂(C)10〜500質量部を含有する粘着剤組成物であり、前記変性液状ジエン系ゴム(B)が、下記(I)〜(III)の要件を満たす粘着剤組成物。
(I)変性液状ジエン系ゴム(B)の38℃で測定した溶融粘度が0.1〜3000Pa・sの範囲にある。
(II)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定した際、最大ピーク分子量(Mt)が3000〜120000の範囲であり、得られるGPCクロマトグラムの重合体由来の全面積を100%として、分子量がMt×1.45以上の領域にある重合体の割合が0〜20%である。
(III)変性液状ジエン系ゴム(B)が、変性化合物を液状ジエン系ゴム(B’)に付加して得られたものであり、変性化合物の付加反応率が40〜100mol%である。
〔3〕〔1〕又は〔2〕に記載の粘着剤組成物を少なくとも一部に用いた粘着剤。
本発明の粘着剤組成物で用いる固形ゴム(A)とは、20℃において固形状で取り扱うことができるゴムをいい、固形ゴム(A)の100℃におけるムーニー粘度 ML1+4は通常20〜200の範囲にある。上記固形ゴム(A)は、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム及びブチルゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種である。
上記天然ゴムとしては、例えば、SMR、SIR、STR等のTSRやRSS等のタイヤ工業において一般的に用いられる天然ゴム、高純度天然ゴム、エポキシ化天然ゴム、水酸基化天然ゴム、水素添加天然ゴム、グラフト化天然ゴム等の改質天然ゴムが挙げられる。中でも、品質のばらつきが少ない点、及び入手容易性の点から、SMR20、STR20やRSS#3が好ましい。これら天然ゴムは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
極性化合物としては、アニオン重合において、反応を失活させず、ブタジエン部位のミクロ構造やスチレンの共重合体鎖中の分布を調整するために通常用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジエチルエーテル等のエーテル化合物;テトラメチルエチレンジアミン、トリメチルアミン等の3級アミン;アルカリ金属アルコキシド、ホスフィン化合物等が挙げられる。
上記スチレン−イソプレン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM等)及びブチルゴムとしては、市販品を特に制限なく使用することができる。
本発明の粘着剤組成物で用いる変性液状ジエン系ゴム(B)とは、液状の重合体であり、38℃で測定したその溶融粘度が0.1〜3,000Pa・sの範囲にあり、未変性の液状ジエン系ゴム(B’)に変性化合物を付加することにより得られる物をいう。本発明の粘着剤組成物において変性液状ジエン系ゴム(B)を含ませることにより、金属などへの良好な粘着性を示す。
上記乳化重合法としては、公知又は公知に準ずる方法を適用できる。例えば、所定量の共役ジエンを含む単量体を乳化剤の存在下に乳化分散し、ラジカル重合開始剤により乳化重合する。
ラジカル重合開始剤としては、例えば過硫酸アンモニウムや過硫酸カリウムのような過硫酸塩、有機過酸化物、過酸化水素等が挙げられる。
アニオン重合可能な活性金属化合物としては、有機アルカリ金属化合物が好ましい。有機アルカリ金属化合物としては、例えば、メチルリチウム、エチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、ヘキシルリチウム、フェニルリチウム、スチルベンリチウム等の有機モノリチウム化合物;ジリチオメタン、ジリチオナフタレン、1,4−ジリチオブタン、1,4−ジリチオ−2−エチルシクロヘキサン、1,3,5−トリリチオベンゼン等の多官能性有機リチウム化合物;ナトリウムナフタレン、カリウムナフタレン等が挙げられる。これら有機アルカリ金属化合物の中でも有機リチウム化合物が好ましく、有機モノリチウム化合物がより好ましい。
このようにして得られた未変性の液状ジエン系ゴム(B’)は、そのまま後述する官能基による変性が行われてもよいが、その液状ジエン系ゴム中に含まれる不飽和結合の少なくとも一部を水素添加した後に変性が行われてもよい。
また、上記不飽和カルボン酸誘導体としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸などの不飽和カルボン酸無水物、マレイン酸エステル、フマル酸エステル、イタコン酸エステル、グリシジル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどの不飽和カルボン酸エステル、マレイン酸アミド、フマル酸アミド、イタコン酸アミドなどの不飽和カルボン酸アミド、マレイン酸イミド、イタコン酸イミドなどの不飽和カルボン酸イミドなどが挙げられる。
変性液状ジエン系ゴム(B)の重量平均分子量(Mw)は3,000〜500,000が好ましく、4,000〜400,000がより好ましく、5,000〜300,000が更に好ましく、7,000〜300,000がより更に好ましい。上記変性液状ジエン系ゴム(B)のMwが前記範囲内であると、本発明の粘着剤組成物の塗工性が良好となり、また保持力や粘着力が良好となる。本発明においては、Mwが異なる2種以上の変性液状ジエン系ゴム(B)を組み合わせて用いてもよい。
本発明の粘着剤組成物で用いる粘着付与樹脂(C)は、従来から粘接着剤用に用いられている粘着付与樹脂を特に限定なく用いることができる。粘着付与樹脂(C)としては、例えば、クマロン・インデン樹脂等のクマロン樹脂;p−t−ブチルフェノール・アセチレン樹脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、テルペン・フェノール樹脂、ポリテルペン樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂等のフェノール系樹脂及びテルペン系樹脂;合成ポリテルペン樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、脂肪族・脂環族系石油樹脂、脂肪族・芳香族系炭化水素樹脂、水添変性脂環族系炭化水素樹脂、水添脂環族系炭化水素樹脂、炭化水素系粘着化樹脂、低分子量ポリブテン、低分子量アタクチックポリプロピレン等の石油系炭化水素樹脂;ロジンのペンタエルスリトールエステル及びロジンのグリセロールエステルなどに代表されるロジンエステル、水素添加ロジン、水素添加ロジンのメチルエステル、重合ロジンのペンタエリスリトールエステル、水素添加ロジンエステル、高融点エステル系樹脂、重合ロジン、特殊ロジンエステル等のロジン系樹脂などが挙げられる。これら粘着付与樹脂(C)の中でも、テルペン系樹脂、水添脂環族系炭化水素樹脂、ロジン系樹脂が好ましい。これら粘着付与樹脂(C)は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の粘着剤組成物は、上記(A)〜(C)の成分を含有するが、更に架橋剤(D)を含有していてもよい。粘着剤組成物に、架橋剤を含有させることにより、例えば、耐溶剤性が向上する。
架橋剤(D)としてエポキシ樹脂を用いる場合には、上記架橋促進剤としては、例えば、トリスジメチルアミノメチルフェニルなどが挙げられる。上記架橋剤(D)としてイソシアネート化合物を用いる場合には、上記架橋促進剤としては、ジブチル錫ラウレートなどが挙げられる。上記架橋促進剤は、固形ゴム(A)及び変性ジエン系ゴム(B)の合計100質量部に対して、通常0.001〜10質量部、好ましくは0.01〜7.5質量部、より好ましくは0.01〜5質量部の量で添加される。
また、上記粘着剤組成物の全成分を、ヘンシェルミキサー、Vブレンダー、リボンブレンダー、タンブラーブレンダー、コニカルブレンダー等の混合機を用いて混合することにより、又はその混合後、一軸又は二軸押出機、ニーダー等により溶融混練することにより、まず粘着剤組成物を作製した後、この粘着剤組成物を溶融状態にして、基材等に直接塗工することにより、粘着剤層を有する物品(例えば粘着テープ又は粘着シート)を作製できる。
上記粘着テープ又は粘着シートとなる基材の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体等のポリオレフィン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、アクリル系重合体、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリイミドなどが挙げられる。基材はこれら材料1種から形成されていてもよく、2種以上から形成されていてもよい。
本実施例及び比較例において使用した各成分は以下のとおりである。
天然ゴム(NR) RSS#1
<変性液状ジエン系ゴム(B)>
後述の製造例1〜5で得られた変性液状ポリイソプレン
<粘着付与樹脂(C)>
テルペン系樹脂 YSレジンPX1000(ヤスハラケミカル株式会社製)
<架橋剤(D)>
金属化合物 ジイソプロポキシビス(アセチルアセトナト)チタン チゾルAA−105(デュポン株式会社製)
<任意成分>
ノクラックNS−6(大内新興化学工業株式会社製)
十分に乾燥した耐圧容器を窒素置換し、この耐圧容器に、ヘキサン600g、及びn−ブチルリチウム(17質量%ヘキサン溶液)44.9gを仕込み、70℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を70℃となるように制御しながら、イソプレン2050gを加えて1時間重合した。その後、メタノールを添加して重合反応を停止させ、重合溶液(2695g)を得た。得られた重合反応液に水を添加して撹拌し、水で重合反応液を洗浄した。撹拌を終了し、重合溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合反応液を70℃で12時間乾燥することにより、未変性液状ポリイソプレン(B’−1)を得た。
窒素置換を行った容量1リットルのオートクレーブ中に、製造例1と同様の手順で得られた未変性液状ポリイソプレン(B’−1)300gを仕込み、無水マレイン酸4.5gとBHT1.0gを添加し、160℃で20時間反応させて、無水マレイン酸変性液状ポリイソプレン(B−2)を得た。
窒素置換を行った容量1リットルのオートクレーブ中に、製造例1と同様の手順で得られた未変性液状ポリイソプレン(B’−1)300gを仕込み、無水マレイン酸4.5gを添加し、160℃で20時間反応させて、無水マレイン酸変性液状ポリイソプレン(B−3)を得た。
窒素置換を行った容量1リットルのオートクレーブ中に、製造例1と同様の手順で得られた未変性液状ポリイソプレン(B’−1)300gを仕込み、無水マレイン酸4.5gとBHT1.0gを添加し、160℃で150分間反応させて、無水マレイン酸変性液状ポリイソプレン(B−4)を得た。
窒素置換を行った容量1リットルのオートクレーブ中に、製造例1と同様の手順で得られた未変性液状ポリイソプレン(B’−1)300gを仕込み、無水マレイン酸4.5gとBHT1.0gを添加し、160℃で30分間反応させて、無水マレイン酸変性液状ポリイソプレン(B−5)を得た。
なお、変性液状ジエン系ゴム(B)の各物性の測定方法及び算出方法は以下の通りである。
変性液状ジエン系ゴム(B)のMw、Mt及びMw/MnはGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により標準ポリスチレン換算分子量で求めた。測定装置及び条件は、以下の通りである。
・装置 :東ソー株式会社製GPC装置「GPC8020」
・分離カラム :東ソー株式会社製「TSKgelG4000HXL」
・検出器 :東ソー株式会社製「RI−8020」
・溶離液 :テトラヒドロフラン
・溶離液流量 :1.0ml/分
・サンプル濃度:5mg/10ml
・カラム温度 :40℃
なお、分子量がMt×1.45以上の領域にある重合体の割合は、上記条件によるGPC測定で得られたGPCクロマトグラムから、Mt×1.45以上の領域にある重合体の面積を求めて、重合体由来の全面積(GPCクロマトグラムとベースラインで囲まれる面積)を100%とした際の面積比として求めた。
変性液状ジエン系ゴム(B)の38℃における溶融粘度をブルックフィールド型粘度計(BROOKFIELD ENGINEERING LABS. INC.製)により測定した。
変性液状ジエン系ゴム(B)10mgをアルミパンに採取し、示差走査熱量測定(DSC)により10℃/分の昇温速度条件においてサーモグラムを測定し、DSCのピークトップの値をガラス転移温度とした。
変性反応後の試料3gにトルエン180mL、エタノール20mLを加え溶解した後、0.1N水酸化カリウムのエタノール溶液で中和滴定し酸価を求めた。
酸価(mgKOH/g)=(A−B)×F×5.611/S
A:中和に要した0.1N水酸化カリウムのエタノール溶液滴下量(mL)
B:試料を含まないブランクでの0.1N水酸化カリウムのエタノール溶液滴下量(mL)
F:0.1N水酸化カリウムのエタノール溶液の力価
S:秤量した試料の質量(g)
〔変性化合物の付加反応率〕=〔洗浄後の酸価〕/〔洗浄前の酸価〕×100
上記で求めた付加反応率から、下記式に従い、未変性の液状ジエン系ゴムに対して付加された官能基の量を算出した。
〔未変性の液状ジエン系ゴム(B’)100質量部に対し付加された変性化合物量〕=〔添加した無水マレイン酸の質量(g)〕×〔変性化合物の付加反応率(mol%)〕/〔未変性の液状ジエン系ゴム(B’)の質量(g)〕
固形ゴム(A)、変性液状ポリイソプレン(B−1)〜(B−5)、粘着付与樹脂(C)、架橋剤(D)及び老化防止剤を、表2に示す割合で固形分濃度が55%となるようにトルエン中に溶解して粘着剤組成物溶液を作製した。次いで、この粘着剤溶液をポリエステルフィルム(100μm厚)に乾燥後の厚みが50μmとなるように塗布、乾燥して、本発明の粘着剤組成物を用いた粘着シートを作製した。
得られた粘着剤組成物及び粘着シートについて、下記の方法により各評価を行った。結果を表2に示す。
各実施例及び比較例にて粘着シートを作成する際に、粘着剤組成物の溶液をポリエステルフィルムに塗布する工程の作業性を評価した。
○:容易に塗工可能。
×:粘度が高く、塗工時にムラやダマを生じる。
各実施例及び比較例にて作製した粘着シートを、幅25mm×長さ100mmの短冊状に裁断し、23±2℃、相対湿度65±15%の環境下で、ステンレス(SUS:BA304)板に2kgのローラを用いて、約50mm/秒の速度で1往復させて圧着し、30分間放置したのち、剥離角度180度、剥離速度300mm/分で粘着シートを引き剥がし、粘着力を測定した。なお、各実施例及び比較例の数値は、実施例1にて作成した粘着シートの測定値を100とした際の相対値である。数値が大きいほど、粘着力が良好である。
各実施例及び比較例にて作製した粘着シート約1.0gと、研磨した銀板(銀純度>99.95%、サイズ1mm×10mm×10mm)とを用意した。これらを直接接触しないように容積50mLのスクリュー管に入れ、密閉して85℃で1週間保持した。試験後の銀板を未使用(試験前)の銀板と比較して、腐食発生(金属光沢の消失、着色等の外観変化により判断した。)の有無を目視で確認することにより金属腐食性を評価した。
○:腐食が認められない
×:腐食が認められる
各実施例及び比較例にて作製した粘着シートを、トルエン中に2時間浸漬し、浸漬後の状態を観察した。
○:変化なし。
×:粘着層が変形又は溶出。
各実施例及び比較例にて作製した粘着シートを、幅25mm×長さ100mmの短冊状に裁断した。次に、23±2℃、相対湿度65±15%の環境下で、ステンレス(SUS:BA304)板に25×25mmの接着面積になるよう2kgのローラを用い、約50mm/秒の速度で1往復させて圧着し、30分間放置した。更に、1kgの重りでせん断荷重を加え、80℃の恒温槽内で剥がれるまでの時間を測定し、保持力の指標とした。なお、各実施例及び比較例の数値は、実施例1にて作製した粘着シートの測定値を100とした際の相対値である。数値が大きいほど保持力に優れる。
Claims (3)
- 天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム及びブチルゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種の固形ゴム(A)100質量部に対して、変性液状ジエン系ゴム(B)5〜250質量部、及び粘着付与樹脂(C)10〜500質量部を含有する粘着剤組成物であり、前記変性液状ジエン系ゴム(B)が、下記(I)〜(III)の要件を満たす粘着剤組成物。
(I)変性液状ジエン系ゴム(B)の38℃で測定した溶融粘度が0.1〜3000Pa・sの範囲にある。
(II)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定した際、最大ピーク分子量(Mt)が3000〜120000の範囲であり、得られるGPCクロマトグラムの重合体由来の全面積を100%として、分子量がMt×1.45以上の領域にある重合体の割合が0〜20%である。
(III)変性液状ジエン系ゴム(B)が、変性化合物を液状ジエン系ゴム(B’)に付加して得られたものであり、変性化合物の付加反応率が40〜100mol%である。 - 前記固形ゴム(A)及び変性液状ジエン系ゴム(B)の合計100質量部に対して、更に架橋剤(D)を0.001〜15質量部含有する請求項1に記載の粘着剤組成物。
- 請求項1又は2に記載の粘着剤組成物を少なくとも一部に用いた粘着剤。
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