JP2015085665A - 両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置 - Google Patents

両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止すること。
【解決手段】表ライナAに中芯Bおよび裏ライナCからなる片面段ボールシートDを貼り合わせて両面段ボールシートEを製造するにあたり片面段ボールシートDの上面にベルト34を接触させつつベルト34を所定方向に移動させる搬送部2と、搬送部2の下方に設けられて表ライナAの下面に接触する加熱部3と、ベルト34の移動方向および当該移動方向に直交する幅方向に複数配列されて搬送部2のベルト34を介して加熱部3側に向けて加圧力を付与する加圧部4と、ベルト34の移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当てを異ならせるように加圧部4を制御する制御部5と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、波形加工された中芯の両面にライナを貼り合わせて両面段ボールシートを形成するにあたり当該両面段ボールシートの反りを防止する両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置に関するものである。
両面段ボールシート製造装置としてのコルゲートマシンは、片面段ボールシートを形成するシングルフェーサと、片面段ボールシートに表ライナを貼り合わせて両面段ボールシートを形成するダブルフェーサとを備えている。シングルフェーサは、ミルロールスタンドから供給された芯紙(中芯)を波形加工し、別のミルロールスタンドから供給される裏ライナを貼り合せて片面段ボールシートを形成する。このシングルフェーサで形成された片面段ボールシートは、下流側に設けられるブリッジへ送られ、ここで貯留されながら下流のダブルフェーサにその速度に合わせて送られる。ダブルフェーサは、ブリッジから送られる片面段ボールシートに、別途設けられているミルロールスタンドから送られる表ライナを貼り合わせて両面段ボールシートを形成する。このダブルフェーサを通過した両面段ボールシートは、スリッタスコアラにより搬送方向に所定のスリットや罫線が入れられた後、カットオフ装置により幅方向に切断されて段ボールシートとされ、スタッカに積上げられて順次排出される。
このコルゲートマシンにて、ダブルフェーサは、一般に、片面段ボールシートと表ライナが重ね合わされた状態で搬送するための搬送路をなす上部にベルトコンベアが配置され、搬送路をなす下部に加熱部が配置され、ベルトコンベアのベルトの上方に、ベルトを加熱部側に加圧する加圧部が配置されている。
従来、例えば、特許文献1に記載のコルゲートマシンは、両面段ボールシートの製造直後に発生する反りを防止するものである。ここでは、反りは、表ライナに含まれる水分量と裏ライナに含まれる水分量とに差が生じることが原因で発生するため、水分を適宜供給することで反りを防止することが示されている。
また、例えば、特許文献2に記載の段ボールシートの反り矯正システムは、両面段ボールシートに生じるツイスト反りを防止するものである。ツイスト反りは、シート幅方向に沿って均一な張力分布としても、シートを形成する繊維のなす方向がシート搬送方向に対して傾斜した場合に、張力分布が幅方向に偏りのある分布となって発生するため、加圧力をシート幅方向に対して変化させることが示されている。
また、例えば、特許文献3に記載のダブルフェーサでの調整式バラスト・システムの制御は、幾つかの理由により、抑えベルトに加えられる垂直のバラスト荷重をダブルフェーサの中のベルトとウェブの移動方向に沿って縦に、またベルトとウェブの幅全体にわたって横に変化させる何らかの手段を設けることが望ましいことが示されている。
特許第3457919号公報 特開2003−266568号公報 特開平8−109590号公報
ところで、反りは両面段ボールシートになったときに生じるものであり、例えば、特許文献1に記載されているように、表ライナに含まれる水分量と裏ライナに含まれる水分量とに差が生じることが原因で発生する。特許文献1では、塗装による水分量の差があることを原因としているが、塗装に関わらず反りが発生する。このような塗装の他に水分量の差を生じさせる原因については解明されておらず、反りを効果的に防止できていないのが現状である。
発明者等は、片面段ボールシートと表ライナが重ね合わされた状態で搬送するための搬送路をなす上部にベルトコンベアが配置され、搬送路をなす下部に加熱部が配置され、ベルトコンベアのベルトの上方に、ベルトを加熱部側に加圧する加圧部が配置されているダブルフェーサにおいて、水分量の差を生じさせる原因を解明し、反りを効果的に防止する新たな手法を発明した。
本発明は、両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止することのできる両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の両面段ボールシート反り防止装置は、第一ライナに中芯および第二ライナからなる片面段ボールシートを貼り合わせて両面段ボールシートを製造するにあたり前記片面段ボールシートの上面にベルトを接触させつつ前記ベルトを所定方向に移動させる搬送部と、前記搬送部の下方に設けられて前記第一ライナの下面に接触する加熱部と、前記ベルトの移動方向および当該移動方向に直交する幅方向に複数配列されて前記搬送部の前記ベルトを介して前記加熱部側に向けて加圧力を付与する複数の加圧機構部を有する加圧部と、前記ベルトの移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当てを異ならせるように前記加圧部の各前記加圧機構部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
発明者等の検証により、両面段ボールシートは、ベルトの移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートと第一ライナとで作用する反り形態が逆になることが解明された。そして、この両面段ボールシート反り防止装置によれば、両面段ボールシートの反り形態に対し、ベルトの移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートと第一ライナとの反りの発生を抑えるような加圧パターンとするように、制御部において各加圧機構部を制御することで、両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本発明の両面段ボールシート反り防止装置では、前記両面段ボールシートの前記幅方向での反り形態または反り形態に起因する要素を含む反り情報を取得する反り情報取得部を備え、前記制御部は、前記反り情報取得部から入力した反り情報に基づき前記加圧部の各前記加圧機構部を制御することを特徴とする。
この両面段ボールシート反り防止装置によれば、反り形態や反り形態に起因する要素を含む反り情報を制御部に入力することで、両面段ボールシートに生じる反りをより効果的に防止することができる。
上述の目的を達成するために、本発明の両面段ボールシート反り防止方法は、第一ライナに中芯および第二ライナからなる片面段ボールシートを貼り合わせて両面段ボールシートを製造するにあたり前記片面段ボールシートの上面にベルトを接触させつつ前記ベルトを所定方向に移動させる搬送工程と、前記搬送工程により移動される前記両面段ボールシートの前記第一ライナの下面側から加熱する加熱工程と、前記搬送工程により移動される前記両面段ボールシートに前記ベルトを介して前記片面段ボールシート側から加圧力を付与し、かつ前記ベルトの移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当てを異ならせる加圧工程と、を含むことを特徴とする。
発明者等の検証により、両面段ボールシートは、ベルトの移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートと第一ライナとで作用する反り形態が逆になることが解明された。そして、この両面段ボールシート反り防止方法によれば、両面段ボールシートの反り形態に対し、ベルトの移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートと第一ライナとの反りの発生を抑えるような加圧パターンとすることで、両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本発明の両面段ボールシート反り防止方法では、前記加圧工程において前記ベルトの移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当て位置を反転させることを特徴とする。
この両面段ボールシート反り防止方法によれば、例えば、片面段ボールシートと第一ライナとで共に反りが作用する場合は、ベルトの移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当て位置を反転させることで双方の反りを抑制し、両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本発明の両面段ボールシート反り防止方法では、前記加圧工程において前記ベルトの移動方向の上流側で幅方向の加圧力を異ならせ、下流側で幅方向の加圧力を一定にすることを特徴とする。
この両面段ボールシート反り防止方法によれば、例えば、反り量が比較的小さく、片面段ボールシートと第一ライナとの一方で顕著に反りが作用する場合は、ベルトの移動方向の上流側で幅方向の加圧力を異ならせ、下流側で幅方向の加圧力を一定にすることで、顕著に作用する側の反りを抑制し、両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本発明の両面段ボールシート反り防止方法では、前記加圧工程において前記ベルトの移動方向の下流側で幅方向の加圧力を異ならせ、上流側で幅方向の加圧力を一定にすることを特徴とする。
この両面段ボールシート反り防止方法によれば、例えば、反り量が比較的小さく、片面段ボールシートと第一ライナとの一方で顕著に反りが作用する場合は、ベルトの移動方向の上流側で幅方向の加圧力を異ならせ、下流側で幅方向の加圧力を一定にすることで、顕著に作用する側の反りを抑制し、両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本発明の両面段ボールシート反り防止方法では、前記加圧工程において前記両面段ボールシートの前記幅方向での反り形態または反り形態に起因する要素を含む反り情報を取得し、当該反り情報に基づき加圧力を付与させることを特徴とする。
この両面段ボールシート反り防止方法によれば、反り形態や反り形態に起因する要素を含む反り情報を取得することで、両面段ボールシートに生じる反りをより効果的に防止することができる。
上述の目的を達成するために、本発明の両面段ボールシート製造装置は、中芯に第二ライナを貼り合わせて片面段ボールシートを形成し、続いて前記片面段ボールシートにおける中芯に第一ライナを貼り合わせて両面段ボールシートを形成する段ボールシート製造装置であって、前記片面段ボールシートにおける中芯に第一ライナを貼り合わせる場合に、上述した両面段ボールシート反り防止装置が適用されることを特徴とする。
この両面段ボールシート製造装置によれば、両面段ボールシートの反り形態に対し、ベルトの移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートと第一ライナとの反りの発生を抑えるような加圧パターンとするように、制御部において各加圧機構部を制御することで、両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止することができる。この結果、両面段ボールシートが反る不良を低減することができる。
本発明によれば、両面段ボールシートに生じる反りを効果的に防止することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る両面段ボールシート製造装置としてのコルゲートマシンを表す概略図である。 図2は、本発明の実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置を含むダブルフェーサを表す側面図である。 図3は、本発明の実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置を表す側面図である。 図4は、本発明の実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置を表す正面視断面図である。 図5は、本発明の実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置による加圧パターンを示す図表である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の一実施例に係る段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシンを表す概略図である。
図1に示すように、両面段ボールシート製造装置としてのコルゲートマシン10は、両面段ボールシートを形成する前のウェブとして波形加工された中芯(芯紙)Bに、第二ライナであって、例えば、両面段ボールシートを形成する前のウェブとしての裏ライナCを貼り合わせて片面段ボールシートDを製造し、この製造される片面段ボールシートDにおける中芯B側に、第一ライナであって、例えば、両面段ボールシートを形成する前のウェブとしての表ライナAを貼り合わせて両面段ボールシートEを製造するものである。
コルゲートマシン10は、中芯Bのミルロールスタンド11と、プレヒータ(予熱装置)12と、裏ライナCのミルロールスタンド13と、プレヒータ(予熱装置)14と、シングルフェーサ15と、ブリッジ16と、表ライナAのミルロールスタンド17と、プレヒータ(予熱装置)18と、グルーマシン19と、ダブルフェーサ20と、ロータリシャ21と、スリッタスコアラ22と、カットオフ23と、スタッカ24を有している。
ミルロールスタンド11は、中芯Bが形成される芯紙がロール状に巻かれたロール紙が両側にそれぞれ装着されており、その上方には、紙継ぎを行なうスプライサ(紙継ぎ装置)11aが設けられている。一方のロール紙から給紙されている場合に、他方のロール紙が装着され、紙継ぎ準備がなされる。一方のロール紙の原紙が残り少なくなると、スプライサ11aにより他方のロール紙の原紙に紙継ぎされる。そして、他方のロール紙から原紙が供給されている間に、一方のロール紙が装着され紙継ぎ準備がなされる。このようにして、原紙は順次紙継ぎされてミルロールスタンド11から下流側へ向けて連続的に繰り出されることになる。
ミルロールスタンド13は、裏ライナCがロール状に巻かれたロール紙が両側にそれぞれ装着されており、その上方には、紙継ぎを行なうスプライサ13aが設けられている。一方のロール紙から給紙されている場合に、他方のロール紙が装着され、紙継ぎ準備がなされる。一方のロール紙の原紙が残り少なくなると、スプライサ13aにより他方のロール紙の原紙に紙継ぎされる。そして、他方のロール紙から原紙が供給されている間に、一方のロール紙が装着され紙継ぎ準備がなされる。このようにして、原紙は順次紙継ぎされてミルロールスタンド13から下流側へ向けて連続的に繰り出されることになる。
各プレヒータ12,14は、中芯Bと裏ライナCをそれぞれ予熱するものである。各プレヒータ12,14は、内部に蒸気が供給される加熱ロールを有しており、ミルロールスタンド11,13から連続的に繰り出される原紙(中芯B,裏ライナC)を、この加熱ロールに巻き付けて搬送することで、この原紙を所定温度まで昇温する。
シングルフェーサ15は、加圧ベルト15aと上段ロール15bと下段ロール15cを有している。プレヒータ14で加熱された裏ライナCは、加圧ベルト15aと上段ロール15bとのニップ部に移送される。一方、プレヒータ12で加熱された中芯Bは、上段ロール15bと下段ロール15cとの噛み合い部で波形加工された後、加圧ベルト15aと上段ロール15bとのニップ部に移送される。上段ロール15bの近傍に、糊付装置15dが配置されている。上段ロール15bと下段ロール15cとの噛み合い部で段繰りされた中芯Bは、糊付装置15dにより波形の各頂部に糊付けされ、加圧ベルト15aと上段ロール15bとのニップ部において裏ライナCに貼り合わされ、片面段ボールシートDが形成される。
シングルフェーサ15の搬送方向下流側の斜め上方には、取上げコンベア31が設けられている。この取上げコンベア31は、一対の無端ベルトで構成され、シングルフェーサ15において形成された片面段ボールシートDを挟持してブリッジ16に搬送する機能を有している。このブリッジ16は、シングルフェーサ15とダブルフェーサ20との速度差を吸収するために、片面段ボールシートDを一次的に滞留させる滞留部として機能するものである。
ミルロールスタンド17は、表ライナAがロール状に巻かれたロール紙が両側にそれぞれ装着されており、その上方には、紙継ぎを行なうスプライサ17aが設けられている。一方のロール紙から給紙されている場合に、他方のロール紙が装着され、紙継ぎ準備がなされる。一方のロール紙の原紙が残り少なくなると、スプライサ17aにより他方のロール紙の原紙に紙継ぎされる。そして、他方のロール紙から原紙が供給されている間に、一方のロール紙が装着され紙継ぎ準備がなされる。このようにして、原紙は順次紙継ぎされてミルロールスタンド17から下流側へ向けて連続的に繰り出されることになる。
プレヒータ18は、片面段ボールシートD用の加熱ロール(以下、片段シート加熱ロール)32と、表ライナA用の加熱ロール(以下、表ライナ加熱ロール)33とを有している。片段シート加熱ロール32は、巻き付け量調整装置を有すると共に、内部に蒸気を供給することによって所定の温度に加熱されており、周面に片面段ボールシートDの裏ライナC側が巻き付けられることで、この片面段ボールシートDを予加熱することができる。一方、表ライナ加熱ロール33も、同様に、巻き付け量調整装置を有すると共に、内部に蒸気を供給することによって所定の温度に加熱されており、周面に表ライナAが巻き付けられることで、この表ライナAを予加熱することができる。
グルーマシン19は、糊付装置19a(図2参照)を有している。片段シート加熱ロール32で加熱された片面段ボールシートDは、途中で、グルーマシン19内を案内され、ライダロールと糊付ロールとの間を通過する際に、中芯Bの段の各頂部に糊付けされる。
グルーマシン19により糊付けされた片面段ボールシートDは、次工程のダブルフェーサ20に移送される。また、表ライナ加熱ロール33で加熱された表ライナAもグルーマシン19内を通ってダブルフェーサ20に移送される。
ダブルフェーサ20は、片面段ボールシートDおよび表ライナAの走行ラインに沿って、上流側のヒーティングセクション20aと、下流側のクーリングセクション20bとに分かれている。グルーマシン19で糊付けされた片面段ボールシートDは、このヒーティングセクション20aにて、ベルト34と熱板35との間に搬入される。一方、表ライナAは、片面段ボールシートDの中芯B側に重なるようにベルト34と熱板35との間に搬入される。そして、片面段ボールシートDと表ライナAは、ベルト34と熱板35との間に搬入された後、上下に重なりあった状態で一体となってクーリングセクション20bへ向けて移送される。この移送中、片面段ボールシートDと表ライナAは、加圧されながら加熱されることで、互いに貼り合わされて両面段ボールシートEとなる。両面段ボールシートEは、クーリングセクション20bにて、ベルト34と搬送ベルト36で挟持されながら搬送されるときに自然冷却される。
ダブルフェーサ20で製造された両面段ボールシートEは、ロータリシャ21に移送される。このロータリシャ21は、両面段ボールシートEを幅方向に全幅切断あるいは部分切断するものである。
スリッタスコアラ22は、両面段ボールシートEを搬送方向に所定の裁断幅寸法に裁断し、かつ搬送方向に延在する罫線を加工するものである。このスリッタスコアラ22は、両面段ボールシートEを挟んで対向配置される上罫線ロールと下罫線ロールとの組を幅方向に複数組有すると共に、両面段ボールシートEの下側に配置されるスリッタナイフを幅方向に複数組有している。
カットオフ23は、スリッタスコアラ22によって搬送方向に裁断された両面段ボールシートEを幅方向に切断し、板状に形成するものである。このカットオフ23は、スリッタスコアラ22にて、搬送方向に沿って所定の幅に裁断された2つの両面段ボールシートEを上下2段に受け入れて処理するものであり、両者はほぼ同様の構成となっている。スタッカ24は、カットオフ23で切断された両面段ボールシートEを積み上げて製品として機外に排出するものである。
以下、本実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置について説明する。図2は、本実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置を含むダブルフェーサを表す側面図であり、図3は、本実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置を表す側面図であり、図4は、本実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置を表す正面視断面図である。なお、図4は、図3の矢視A−A断面を示す。
本実施例の両面段ボールシート反り防止装置1は、上述したダブルフェーサ20に設けられている。ダブルフェーサ20は、図2を参照し、上述したように、上流側のヒーティングセクション20aと、下流側のクーリングセクション20bとに分かれて構成されている。ヒーティングセクション20aは、片段シート加熱ロール32で加熱され、糊付装置19aにより糊付けされた片面段ボールシートD、および表ライナ加熱ロール33で加熱された表ライナAを接着させて両面段ボールシートEを形成する。このヒーティングセクション20aに、本実施例の両面段ボールシート反り防止装置1が含まれている。
両面段ボールシート反り防止装置1は、図2〜図4に示すように、搬送部2と、加熱部3と、加圧部4と、制御部5(図3および図4参照)と、を備える。
搬送部2は、上述したベルト34を有する。ベルト34は、両面段ボールシートEの幅よりも大きい幅を有して複数のローラ34aに巻かれた無端ベルトであって、その下側の部分が片面段ボールシートDの上面(裏ライナC側)に接触する。ベルト34は、各ローラ34aにより張力を付与され、かつ少なくとも1つのローラ34aの回転により、片面段ボールシートDの上面に接触する下側の部分が図2および図3に矢印で示す移動方向に移動される。また、搬送部2は、片面段ボールシートDおよび表ライナAがヒーティングセクション20aに搬入される入口部分に、ローラ34aが設けられ、当該ローラ34aの下側に、表ライナAに接触するローラ34bが設けられている。片面段ボールシートDは、搬送部2の入口部分のローラ34aの周囲に巻かれたベルト34に沿って裏ライナC側が接触し、加圧部4で加圧力を付与されることでベルト34の回転方向に引っ張り力が作用し、結果、片面段ボールシートDに張力が付与される。一方、表ライナAは、片面段ボールシートDを介してベルト34の回転方向に引っ張り力が作用し、結果、表ライナAに張力が付与される。また、搬送部2において、入口部分のローラ34aの下流であって加圧部4の上流側となる部分には、ローラ34cが設けられている。ローラ34cは、両面段ボールシートEの幅方向に延在し、ベルト34の回転方向に沿って複数(本実施例では3つ)設けられている。このローラ34cは、加圧部4による面での加圧に対し、両面段ボールシートEの幅方向に線状でより強い加圧力を付与するものである。
加熱部3は、上述した熱板35により構成される。熱板35は、図2および図3に示すように、ヒーティングセクション20aの範囲で、ベルト34の下側の部位の下方にて片面段ボールシートDに表ライナAが貼り付けられた両面段ボールシートEを通す間隔をおいて設けられている。この熱板35は、図2および図3に示すように、ベルト34の移動方向に沿って複数(例えば、10個〜15個)設けられている。また、熱板35は、図4に示すように、ベルト34の移動方向に直交する両面段ボールシートEの幅方向に沿って両面段ボールシートEの幅よりも大きい幅を有して設けられている。そして、各熱板35は、内部に蒸気が供給されることで所定の温度に加熱される。
加圧部4は、搬送部2のベルト34の下側の部分の上方に設けられている。加圧部4は、複数の加圧機構部4Aを有する。加圧機構部4Aは、ベルト34の下側の部分の上面に接触可能に設けられた加圧板4Aaと、加圧板4Aaにてベルト34を加圧可能に支持する加圧付与機構4Abとを有する。加圧付与機構4Abは、アクチュエータにより構成されている。アクチュエータとしては、動力シリンダ(空圧シリンダ,油圧シリンダ,水圧シリンダ,電動シリンダ)や、ソレノイド(電磁弁)などがある。また、加圧付与機構4Abは、アクチュエータと加圧板4Aaの間にバネなどの弾性部材を配置して弾性部材の弾性力を加圧板4Aaに付与するようにしてもよい。また、加圧機構部4Aをエアバックとしてベルト34を加圧してもよい。この加圧機構部4Aは、ヒーティングセクション20aの範囲で、ベルト34の移動方向および当該移動方向に直交する幅方向に複数配列されている。そして、各加圧機構部4Aは、搬送部2のベルト34の上方から加熱部3側に向けて加圧力を付与する。この加圧力は、搬送部2のベルト34を介して両面段ボールシートEを加熱部3の上面に押し付けることで、搬送部2により両面段ボールシートEを移動させるためのベルト34の摩擦力を付与することに作用すると共に、加熱部3により両面段ボールシートEを加熱するための熱を付与することに作用する。なお、図3および図4において、加圧機構部4Aは、移動方向に14個、幅方向に5個設けられているが、この数に限定はない。
制御部5は、各加圧機構部4Aの加圧付与機構4Abを個々に制御できるように接続されている。すなわち、制御部5は、各加圧機構部4Aにより搬送部2のベルト34の上方から加熱部3側に向けて付与する加圧力を個々に制御する。
また、両面段ボールシート反り防止装置1は、反り情報取得部6をさらに備えていてもよい。反り情報取得部6は、図3に示すように、クーリングセクション20bより下流側(図2示す搬送ベルト36より下流側)に設けられた反り形態検出部6aとして構成される。反り形態検出部6aは、加熱部3および加圧部4を通過した後の両面段ボールシートEの反り形態を検出するもので、映像から検出するカメラや、両面段ボールシートEの上面(裏ライナC側)の位置を検出する赤外線センサなどがある。この反り形態検出部6aは、両面段ボールシートEの幅方向に沿って複数箇所に設けられている。また、反り情報取得部6は、図3に示すように、片面段ボールシートDおよび表ライナAがヒーティングセクション20aに搬入される入口部分の上流側に設けられた含水状態検出部6bとして構成される。含水状態検出部6bは、片面段ボールシートDと表ライナAに対応してそれぞれ設けられ、反り形態に起因する要素を検出するものであり、例えば、水分量により片面段ボールシートDおよび表ライナAの含水状態を検出する水分量センサがある。また、含水状態検出部6bは、温度検出センサにより片面段ボールシートDおよび表ライナAの含水状態を推定してもよい。この含水状態検出部6bは、両面段ボールシートEの幅方向に沿って複数箇所に設けられている。この反り情報取得部6は、検出結果を制御部5に入力するように制御部5に接続されている。なお、反り情報取得部6による制御部5への検出結果の入力は、自動的に行われてもよいが、反り情報取得部6の検出結果をオペレータが見て、当該検出結果をキーボードやマウスやタッチパネルによりオペレータが制御部5に入力するようにしてもよい。
制御部5は、入力された検出結果、および反りが発生する原因に基づいて、所定の加圧パターンとなるように加圧部4の加圧機構部4Aを制御する。図5は、本実施例に係る両面段ボールシート反り防止装置による加圧パターンを示す図表である。
加圧パターンを説明する前に、反りが発生する原因について説明する。反りの発生する原因については、その反りの形状によってそれぞれの原因が異なる。幅方向における単純な上反り(段ボールシート幅方向の両端が上方に向かって反る)、単純な下反り(段ボールシート幅方向の両端が下方に向かって反る)、S字状反り(段ボールシート幅方向の一端が上方に向かって反り、他端が下方に向かって反る)については、その原因が一般的によく知られているが、M字状反り(段ボールシート幅方向の両端は下反り、中央部は上反りの複合反り)、W字状反り(段ボールシート幅方向の両端は上反り、中央部は下反りの複合反り)については、その機械的な原因はよく判っていなかった。
次に、発明者等が検証した反りが発生する原因について説明する。加熱部3の熱板35は、その上面に両面段ボールシートEの表ライナA側が接触することから、上面側の熱が表ライナAに奪われるため、上面の温度がその下側よりも低くなり、幅方向において両端側が上側に持ち上がるようにU字状に変形する傾向にある。加圧部4が幅方向に分割されていない、もしくは、分割されているがバネ等の圧縮量が幅方向で変化する機構の場合、上記の熱板35の変形により、両面段ボールシートEは、幅方向の両端の加圧が大きく作用し、幅方向の中央の加圧が小さく作用することになる。ここで、加圧が大きく作用した両面段ボールシートEの幅方向の両端は、片面段ボールシートDの裏ライナCに接触するベルト34が強く加圧されるため、ベルト34のグリップ力が大きくなり、片面段ボールシートDを移動方向に引っ張る力が幅方向の中央と比較して強くなる。すると、片段シート加熱ロール32において、片面段ボールシートDの幅方向の両端の巻き付け力が中央と比較して強くなるため、片面段ボールシートDの両端部の加熱が多くなりより乾燥し、その後に水分を吸収して表ライナA側より相対的に多く伸びる傾向となる。また、片面段ボールシートDは、中央部が両端部に比較して水分が奪われないため、その後の伸びが、表ライナA側より相対的に少ない傾向となる。このため、片面段ボールシートDは、幅方向の両端が下方に向かって反り中央が上方に向かって反る正面視でM字状になろうとすることが解明された。
なお、表ライナAも表ライナ加熱ロール33により加熱されるが、加熱部3と加圧部4との間に搬入された直後の表ライナAは、まだ乾いていない糊が片面段ボールシートDとの間に介在されているため、摩擦係数が低く滑りやすく、片面段ボールシートDに作用するよりも引っ張り力を受けない。しかも、表ライナAは、固定物である熱板35に接触するため、熱板35との摩擦により引っ張り力が抑制される。よって、熱板35が変形し、幅方向の両端の加圧が大きく作用し、中央の加圧が小さく作用した場合でも、片面段ボールシートDと異なり、加熱ロール33においては幅方向の加熱差は生じにくい。一方、熱板35に接触する表ライナAは、上記と同様に、熱板35が変形し、加圧部4における幅方向の両端の加圧が大きく作用し、幅方向の中央の加圧が小さく作用することになる。すると、加圧が大きく作用した表ライナAの幅方向の両端は、加熱されて水分が奪われて一旦縮み、その後に水分を吸収して伸びるため、幅方向の両端が上方に向かって反り中央が下方に向かって反る正面視でW字状になろうとする。つまり、発明者等の検証によれば、片面段ボールシートDと表ライナAとは、作用する反り形態が逆になることが解明された。ただし、片面段ボールシートDに表ライナAが貼り付けられて両面段ボールシートEとなったときは、片面段ボールシートDまたは表ライナAのいずれかの反りが大きい側の反り形態になる。なお、片面段ボールシートDと表ライナAの反りが同等であれば、片面段ボールシートDと表ライナAは反り形態が逆になることから、結果、打ち消し合って反りがない両面段ボールシートEとなる。
なお、上述した発明者等の検証においては、片面段ボールシートDがM字状になろうとし、表ライナAがW字状になろうとする例を説明したが、その逆もある。例えば、加熱部3の熱板35の変形が小さく、入口部分のローラ34aの下流にあるローラ34cに中央の径が太いクラウンがあると、上述の作用とは逆に片面段ボールシートDおよび表ライナAの幅方向の中央に加圧力が大きくかかるため、片面段ボールシートDがW字状になろうとし、表ライナAがM字状になろうとすることになる。
また、片面段ボールシートD側での反りの作用は、加熱部3と加圧部4との間において、入口部分に近いベルト34の移動方向の上流側で利きやすいことが発明者等の検証により解明された。これは、移動方向の上流側が、片段シート加熱ロール32により近いため、加圧部4の加圧力による片面段ボールシートDの引っ張り力が、片段シート加熱ロール32での片面段ボールシートDの幅方向の両端の巻き付け力に大きく影響するからである。また、片面段ボールシートD側での反りの作用は、加熱部3と加圧部4との間において、ベルト34の移動方向の下流側では、片段シート加熱ロール32から遠く、上流側で加圧力を既に付与されていることから、これに邪魔されて加圧部4の加圧力による片面段ボールシートDの引っ張り力の影響が片段シート加熱ロール32側に及びにくいことが発明者等の検証により解明された。一方、表ライナA側での反りの作用は、加熱部3と加圧部4との間において、上流側から下流側まで作用に大きな差はない。なお、上流側は入口部分に近い領域であり、下流側は入口部分から遠い領域であって、例えば、加熱部3と加圧部4との間のベルト34の移動方向を半分で分けた領域や、移動方向を半分で分けた領域の一部や、加熱部3と加圧部4との間のベルト34の移動方向を半分で分けた上流側をさらに移動方向で2つに分けた領域や、加熱部3と加圧部4との間のベルト34の移動方向を所定の割合で2つに分けた領域や、移動方向を所定の割合で2つに分けた領域の一部や、加熱部3と加圧部4との間のベルト34の移動方向を所定の割合で2つに分けた上流側をさらに移動方向で2つに分けた領域などがある。
従って、本実施例では、両面段ボールシートEの反り形態に対し、ベルト34の移動方向の上流側では片面段ボールシートDへの作用(片段シート加熱ロール32での作用)と表ライナAへの作用(熱板35での作用)の相対差で反りの発生を抑えるような加圧パターンとし、ベルト34の移動方向の下流側では表ライナAへの作用で反りの発生を抑えるような加圧パターンとするように、制御部5において各加圧機構部4Aを制御する。
具体的には、一般的な単純な上反り、単純な下反り、S字状反り以外としては、主として、図5に示すように両面段ボールシートEは、幅方向でM字状に反る形態と、W字状に反る形態とがある。また、図5では、反り量を大・中・小に大別し、かつ反りの主原因が片面段ボールシート(片段シート側)であるか表ライナ(表ライナ側)であるかに分類している。図5(A)〜図5(F)は、M字状に反る形態を示している。そのうち、図5(A)〜図5(C)は、主原因が片面段ボールシートにあり、図5(A)が反り量大、図5(B)が反り量中、図5(C)が反り量小である。また、図5(D)〜図5(F)は、主原因が表ライナにあり、図5(D)が反り量大、図5(E)が反り量中、図5(F)が反り量小である。一方、図5(G)〜図5(L)は、W字状に反る形態を示している。そのうち、図5(G)〜図5(I)は、主原因が片面段ボールシートにあり、図5(G)が反り量大、図5(H)が反り量中、図5(I)が反り量小である。また、図5(J)〜図5(L)は、主原因が表ライナにあり、図5(J)が反り量大、図5(K)が反り量中、図5(L)が反り量小である。なお、反り形態の反り量は、反り情報取得部6の反り形態検出部6aにより検出される。もしくはオペレータにより反り量を判断してもよい。また、主原因は、反り情報取得部6の含水状態検出部6bにより検出される。
図5(A)〜図5(C)のように、M字状に反る形態であって主原因が片面段ボールシートにある場合において、反り量が大きい図5(A)では、制御部5は、加圧力の差を大きくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。すなわち、移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の加圧パターンを反転させる。
また、反り量が中の図5(B)では、制御部5は、(B1)または(B2)のいずれかの加圧パターンを選択するように設定される。(B1)において制御部5は、加圧力の差を大きくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の加圧力を一定にするように加圧部4を制御する。また、(B2)において制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。すなわち、移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の加圧パターンを反転させる。
また、反り量が小の図5(C)では、制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の加圧力を一定にするように加圧部4を制御する。
図5(D)〜図5(F)のように、M字状に反る形態であって主原因が表ライナにある場合において、反り量が大きい図5(D)では、制御部5は、加圧力の差を大きくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。すなわち、移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の加圧パターンを反転させる。
また、反り量が中の図5(E)では、制御部5は、(E1)または(E2)のいずれかの加圧パターンを選択するように設定される。(E1)において制御部5は、上流側で幅方向の加圧力を一定にするように加圧部4を制御し、かつ加圧力の差を大きくし、下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。また、(E2)において制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。すなわち、移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の加圧パターンを反転させる。
また、反り量が小の図5(F)では、制御部5は、上流側で幅方向の加圧力を一定にするように加圧部4を制御し、かつ加圧力の差を小さくし、下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。
なお、図5(A)〜図5(F)の反り形態において、主原因を考慮せず、反り量でのみ加圧パターンを設定してもよい。すなわち、反り情報取得部6の反り形態検出部6aにより検出された反り量、もしくはオペレータが判断した反り量により加圧パターンを設定する。反り量が図5(A)および図5(D)の場合、制御部5は、加圧力の差を大きくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。また、反り量が図5(B)および図5(E)の場合、制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。なお、反り量が図5(B)および図5(E)の場合に反りがまだ発生する場合、制御部5は、上流側または下流側で幅方向の両端側の加圧力を一定にする。また、反り量が図5(C)および図5(F)の場合、制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御する。なお、反り量が図5(C)および図5(F)の場合に反りがまだ発生する場合、制御部5は、上流側または下流側で幅方向の両端側の加圧力を一定にする。
図5(G)〜図5(I)のように、W字状に反る形態であって主原因が片面段ボールシートにある場合において、反り量が大きい図5(G)では、制御部5は、加圧力の差を大きくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。すなわち、移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の加圧パターンを反転させる。
また、反り量が中の図5(H)では、制御部5は、(H1)または(H2)のいずれかの加圧パターンを選択するように設定される。(H1)において制御部5は、加圧力の差を大きくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の加圧力を一定にするように加圧部4を制御する。また、(H2)において制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。すなわち、移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の加圧パターンを反転させる。
また、反り量が小の図5(I)では、制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の加圧力を一定にするように加圧部4を制御する。
図5(J)〜図5(L)のように、W字状に反る形態であって主原因が表ライナにある場合において、反り量が大きい図5(J)では、制御部5は、加圧力の差を大きくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。すなわち、移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の加圧パターンを反転させる。
また、反り量が中の図5(K)では、制御部5は、(K1)または(K2)のいずれかの加圧パターンを選択するように設定される。(K1)において制御部5は、上流側で幅方向の加圧力を一定にするように加圧部4を制御し、かつ加圧力の差を大きくし、下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。また、(K2)において制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。すなわち、移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の加圧パターンを反転させる。
また、反り量が小の図5(L)では、制御部5は、上流側で幅方向の加圧力を一定にするように加圧部4を制御し、かつ加圧力の差を小さくし、下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。
なお、図5(G)〜図5(L)の反り形態において、主原因を考慮せず、反り量でのみ加圧パターンを設定してもよい。すなわち、反り情報取得部6の反り形態検出部6aにより検出された反り量、もしくはオペレータが判断した反り量により加圧パターンを設定する。反り量が図5(G)および図5(J)の場合、制御部5は、加圧力の差を大きくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。また、反り量が図5(H)および図5(K)の場合、制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。なお、反り量が図5(H)および図5(K)の場合に反りがまだ発生する場合、制御部5は、上流側または下流側で幅方向の両端側の加圧力を一定にする。また、反り量が図5(I)および図5(L)の場合、制御部5は、加圧力の差を小さくし、上流側で幅方向の両端側の加圧力を大きくして中央の加圧力を漸次小さくするように加圧部4を制御し、かつ下流側で幅方向の両端側の加圧力を小さくして中央の加圧力を漸次大きくするように加圧部4を制御する。なお、反り量が図5(I)および図5(L)の場合に反りがまだ発生する場合、制御部5は、上流側または下流側で幅方向の両端側の加圧力を一定にする。
上述したように、本実施例の両面段ボールシート反り防止装置1は、表ライナ(第一ライナ)Aの上に中芯Bおよび裏ライナ(第二ライナ)Cからなる片面段ボールシートDを貼り合わせて両面段ボールシートEを製造するにあたり片面段ボールシートDの上面にベルト34を接触させつつベルト34を所定方向に移動させる搬送部2と、搬送部2の下方に設けられて表ライナAの下面に接触する加熱部3と、搬送部2のベルト34の上方においてベルト34の移動方向および当該移動方向に直交する幅方向に複数配列されて搬送部2のベルト34を介して加熱部3側に向けて加圧力を付与する複数の加圧機構部4Aを有する加圧部4と、ベルト34の移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当て(加圧パターン)を異ならせるように加圧部4の各加圧機構部4Aを制御する制御部5と、を備える。
発明者等の検証により、両面段ボールシートEは、ベルト34の移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートDと表ライナAとで作用する反り形態が逆になることが解明された。そして、この両面段ボールシート反り防止装置1によれば、両面段ボールシートEの反り形態に対し、ベルト34の移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートDと表ライナAとの反りの発生を抑えるような加圧パターンとするように、制御部5において各加圧機構部4Aを制御することで、両面段ボールシートEに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本実施例の両面段ボールシート反り防止装置1では、両面段ボールシートEの幅方向での反り形態または反り形態に起因する要素を含む反り情報を取得する反り情報取得部6を備え、制御部5は、反り情報取得部6から入力した反り情報に基づき加圧部4の各加圧機構部4Aを制御する。
この両面段ボールシート反り防止装置1によれば、反り形態や反り形態に起因する要素を含む反り情報を制御部5に入力することで、両面段ボールシートEに生じる反りをより効果的に防止することができる。
また、本実施例の両面段ボールシート反り防止方法は、表ライナ(第一ライナ)Aの上に中芯Bおよび裏ライナ(第二ライナ)Cからなる片面段ボールシートDを貼り合わせて両面段ボールシートEを製造するにあたり片面段ボールシートDの上面にベルト34を接触させつつベルト34を所定方向に移動させる搬送工程と、搬送工程により移動される両面段ボールシートEの表ライナAの下面側から加熱する加熱工程と、搬送工程により移動される両面段ボールシートEにベルト34を介して片面段ボールシートD側から加圧力を付与し、かつベルト34の移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当て(加圧パターン)を異ならせる加圧工程と、を含む。
発明者等の検証により、両面段ボールシートEは、ベルト34の移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートDと表ライナAとで作用する反り形態が逆になることが解明された。そして、この両面段ボールシート反り防止方法によれば、両面段ボールシートEの反り形態に対し、ベルト34の移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートDと表ライナAとの反りの発生を抑えるような加圧パターンとすることで、両面段ボールシートEに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本実施例の両面段ボールシート反り防止方法は、加圧工程においてベルト34の移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当て位置を反転させる。
この両面段ボールシート反り防止方法によれば、例えば、片面段ボールシートDと表ライナAとで共に反りが作用する場合は、ベルト34の移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当て位置を反転させることで双方の反りを抑制し、両面段ボールシートEに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本実施例の両面段ボールシート反り防止方法は、加圧工程においてベルト34の移動方向の上流側で幅方向の加圧力を異ならせ、下流側で幅方向の加圧力を一定にする。
この両面段ボールシート反り防止方法によれば、例えば、反り量が比較的小さく、片面段ボールシートDと表ライナAとの一方で顕著に反りが作用する場合は、ベルト34の移動方向の上流側で幅方向の加圧力を異ならせ、下流側で幅方向の加圧力を一定にすることで、顕著に作用する側の反りを抑制し、両面段ボールシートEに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本実施例の両面段ボールシート反り防止方法は、加圧工程においてベルト34の移動方向の下流側で幅方向の加圧力を異ならせ、上流側で幅方向の加圧力を一定にする。
この両面段ボールシート反り防止方法によれば、例えば、反り量が比較的小さく、片面段ボールシートDと表ライナAとの一方で顕著に反りが作用する場合は、ベルト34の移動方向の上流側で幅方向の加圧力を異ならせ、下流側で幅方向の加圧力を一定にすることで、顕著に作用する側の反りを抑制し、両面段ボールシートEに生じる反りを効果的に防止することができる。
また、本実施例の両面段ボールシート反り防止方法は、加圧工程において両面段ボールシートEの幅方向での反り形態または反り形態に起因する要素を含む反り情報を取得し、当該反り情報に基づき加圧力を付与させる。
この両面段ボールシート反り防止方法によれば、反り形態や反り形態に起因する要素を含む反り情報を取得することで、両面段ボールシートEに生じる反りをより効果的に防止することができる。
また、本実施例のコルゲートマシン(両面段ボールシート製造装置)10は、中芯Bに裏ライナ(第二ライナ)Cを貼り合わせて片面段ボールシートDを形成し、続いて片面段ボールシートDにおける中芯Bに表ライナ(第一ライナ)Aを貼り合わせて両面段ボールシートEを形成するコルゲートマシン10であって、片面段ボールシートDにおける中芯Bに表ライナAを貼り合わせる場合に、上述の両面段ボールシート反り防止装置1が適用される。
このコルゲートマシン10によれば、両面段ボールシートEの反り形態に対し、ベルト34の移動方向の上流側と下流側とで、それぞれ片面段ボールシートDと表ライナAとの反りの発生を抑えるような加圧パターンとするように、制御部5において各加圧機構部4Aを制御することで、両面段ボールシートEに生じる反りを効果的に防止することができる。この結果、両面段ボールシートEが反る不良を低減することができる。
1 両面段ボールシート反り防止装置
2 搬送部
3 加熱部
4 加圧部
4A 加圧機構部
5 制御部
6 情報取得部
10 コルゲートマシン(両面段ボールシート製造装置)
34 ベルト
35 熱板
A 表ライナ
B 中芯
C 裏ライナ
D 片面段ボールシート
E 両面段ボールシート

Claims (8)

  1. 第一ライナに中芯および第二ライナからなる片面段ボールシートを貼り合わせて両面段ボールシートを製造するにあたり前記片面段ボールシートの上面にベルトを接触させつつ前記ベルトを所定方向に移動させる搬送部と、
    前記搬送部の下方に設けられて前記第一ライナの下面に接触する加熱部と、
    前記ベルトの移動方向および当該移動方向に直交する幅方向に複数配列されて前記搬送部の前記ベルトを介して前記加熱部側に向けて加圧力を付与する複数の加圧機構部を有する加圧部と、
    前記ベルトの移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当てを異ならせるように前記加圧部の各前記加圧機構部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする両面段ボールシート反り防止装置。
  2. 前記両面段ボールシートの前記幅方向での反り形態または反り形態に起因する要素を含む反り情報を取得する反り情報取得部を備え、
    前記制御部は、前記反り情報取得部から入力した反り情報に基づき前記加圧部の各前記加圧機構部を制御することを特徴とする請求項1に記載の両面段ボールシート反り防止装置。
  3. 第一ライナに中芯および第二ライナからなる片面段ボールシートを貼り合わせて両面段ボールシートを製造するにあたり前記片面段ボールシートの上面にベルトを接触させつつ前記ベルトを所定方向に移動させる搬送工程と、
    前記搬送工程により移動される前記両面段ボールシートの前記第一ライナの下面側から加熱する加熱工程と、
    前記搬送工程により移動される前記両面段ボールシートに前記ベルトを介して前記片面段ボールシート側から加圧力を付与し、かつ前記ベルトの移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当てを異ならせる加圧工程と、
    を含むことを特徴とする両面段ボールシート反り防止方法。
  4. 前記加圧工程において前記ベルトの移動方向の上流側と下流側とで幅方向での加圧力の割り当て位置を反転させることを特徴とする請求項3に記載の両面段ボールシート反り防止方法。
  5. 前記加圧工程において前記ベルトの移動方向の上流側で幅方向の加圧力を異ならせ、下流側で幅方向の加圧力を一定にすることを特徴とする請求項3に記載の両面段ボールシート反り防止方法。
  6. 前記加圧工程において前記ベルトの移動方向の下流側で幅方向の加圧力を異ならせ、上流側で幅方向の加圧力を一定にすることを特徴とする請求項3に記載の両面段ボールシート反り防止方法。
  7. 前記加圧工程において前記両面段ボールシートの前記幅方向での反り形態または反り形態に起因する要素を含む反り情報を取得し、当該反り情報に基づき加圧力を付与させることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一つに記載の両面段ボールシート反り防止方法。
  8. 中芯に第二ライナを貼り合わせて片面段ボールシートを形成し、続いて前記片面段ボールシートにおける中芯に第一ライナを貼り合わせて両面段ボールシートを形成する段ボールシート製造装置であって、
    前記片面段ボールシートにおける中芯に第一ライナを貼り合わせる場合に、請求項1または2に記載の両面段ボールシート反り防止装置が適用されることを特徴とする両面段ボールシート製造装置。
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