JP2000006275A - 段ボールの接合方法およびその装置 - Google Patents

段ボールの接合方法およびその装置

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JP2000006275A JP18244098A JP18244098A JP2000006275A JP 2000006275 A JP2000006275 A JP 2000006275A JP 18244098 A JP18244098 A JP 18244098A JP 18244098 A JP18244098 A JP 18244098A JP 2000006275 A JP2000006275 A JP 2000006275A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両側縁部の剥れの少ない良好な段ボールを形
成することができる段ボールの接合方法およびその装置
を提供する。 【解決手段】 一方向に並ぶ複数の熱盤1上に押えベル
ト3のキャリア側ベルト3aを対向し、そのキャリア側
ベルト3a上に、ベルト3の幅方向に並ぶ複数の加圧シ
ュー21をベルト移動方向に複列に設ける。段頂に糊付
けされた片面段ボールaとライナーbとを熱盤1とキャ
リア側ベルト3a間において走行させ、その片面段ボー
ルaおよびライナーbの両側縁部と対向する位置の加圧
シュー21がキャリア側ベルト3aを押圧する押圧力
を、その内側に位置する加圧シュー21がキャリア側ベ
ルト3aを押圧する押圧力より強くして片面段ボールa
とライナーbを加圧接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、段頂に糊付けさ
れた片面段ボールにライナーを貼合して両面段ボールを
形成し、あるいは、上記片面段ボールに別の片面段ボー
ルとライナーとを貼合して複両面段ボール(以下、両面
段ボールと複両面段ボールを総称して、単に段ボールと
いう)を形成する段ボールの接合方法とその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、段ボールを製造するコルゲータ
は、片面段ボールとライナーを接合する接合装置として
のダブルフェーサを中間部に有する。このダブルフェー
サは、ヒーティングパートとクーリングパートを具え、
そのヒーティングパートにおいて段頂に糊付けされた片
面段ボールとライナーとを移送状態において接合すると
共に、加熱、乾燥し、その段ボールをクーリングパート
において冷却させるようにしている。
【0003】ダブルフェーサは、普通、片面段ボールと
ライナーの走行方向に配列された複数の熱盤の下流側に
搬送ベルトを設け、上記熱盤との間でヒーティングパー
トを形成し、搬送ベルトとの間でクーリングパートを形
成する押えベルトを熱盤と搬送ベルトに跨がる状態で設
け、その押えベルトの下側のキャリア側ベルトを片面段
ボールおよびライナーの走行方向に移動させるようにし
ている。
【0004】上記のようなダブルフェーサにおいては、
熱盤と押えベルトとの間に送り込まれる片面段ボールと
ライナーを押えベルトの自重によって熱盤に押し付ける
構成であると、押圧力が不足して片面段ボールとライナ
ーを良好に接合させることができないため、上記押えベ
ルトのキャリア側ベルト上に押え装置を設け、その押え
装置によってキャリア側ベルトを熱盤に向けて押圧する
ようにしている。
【0005】上記押え装置として、キャリア側ベルト上
に複数の押えローラを設け、その押えローラによってキ
ャリア側ベルトを押圧するようにしたローラ加圧式のも
のが知られている。
【0006】ところで、ローラ加圧式の押え装置におい
ては、隣接する押えローラ間からの放熱による熱損失が
大きい。このため、熱盤の熱の有効利用に欠け、段ボー
ルを確実に接合させるためにヒーティングパートの長さ
が長大化すると共に、熱盤に反りが発生すると、段ボー
ルの幅方向全体を熱盤に接触させることができなくな
り、段ボールに接着不良が生じる問題がある。
【0007】そのような問題点を解決するため、特開平
6−328596号公報においては、押えベルトのキャ
リア側ベルト上に、ベルトの幅方向に並ぶ複数の加圧シ
ューを、キャリア側ベルトの移動方向に複列に設け、各
加圧シューのそれぞれをスプリングの弾力によりキャリ
ア側ベルトに押し付けるようにしたシュー加圧式の押え
装置が記載されている。
【0008】上記シュー加圧式の押え装置においては、
キャリア側ベルトの上面の多くの部分が板状の加圧シュ
ーによって覆われているため、ベルト表面からの熱損失
が小さく、片面段ボールとライナーとをきわめて効果的
に加熱することができると共に、熱盤に反りが発生した
場合でも、その熱盤の上面に段ボールを確実に接触させ
ることができるという特徴を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シュー加圧
式の押え装置を採用したダブルフェーサにおいては、加
圧シューを押圧するスプリングの弾力によって片面段ボ
ールとライナーから成る段ボールを面全体にわたって均
一に加圧する構成であるため、以下のような不都合があ
る。
【0010】すなわち、ダブルフェーサから排出される
接合後の段ボールは、そのダブルフェーサの下流側に設
けられたトリミング用回転刃によって走行中に両側の耳
部が切断され、所定の幅寸法とされる。走行移動する段
ボールがトリミング用回転刃へ到達した時点では、その
片面段ボールとライナーとの接着は完全には完了してい
ない。この接合の不充分な段ボールの波状の段はトリミ
ング用回転刃の切り込みによって圧縮し、切断されてこ
の回転刃を通過した後に自己の弾性により形状が復元す
るため、片面段ボールとライナーとの接着部にズレが生
じ、トリミング後の段ボールの両側縁において剥れが生
じ易い。
【0011】この剥れを防止するために、トリミング用
回転刃へ到達するまでに、片面段ボールとライナーの接
合が速く強固になるよう、その両側縁部に対応する加圧
シューの押圧力を強くすればよいが、従来のシュー加圧
式の押え構造は、製造する段ボールの幅寸法によって変
化するその両側縁部の位置に対応する加圧シューの押圧
力を容易に調整できるようにはなっていないので、総て
の加圧シューの押圧力が両側縁部においては不足する程
度でほぼ同一になっている。もし、総ての加圧シューに
対して両側縁部において必要な程度の高い押圧力を与え
ると、加圧シューとの接触によって押えベルトの移動抵
抗が大きくなり、押えベルトを移動させるモータとし
て、容量の大きい大型のモータが必要になり、また、押
えベルトが摩耗し易くなる。
【0012】さらに、片面段ボールの幅寸法は頻繁に変
更され、これに伴ってその両側縁部に対向する加圧シュ
ーより外側の加圧シューの押圧力は、押えベルトの移動
抵抗や摩耗の問題を避けるために小さくすればよいが、
従来のシュー加圧式の押え装置においては、このような
調整は困難である。
【0013】この発明の課題は、押えベルトを移動させ
るモータの容量を大きくすること無く、また、押えベル
トの摩耗を防ぐようにした上で、段ボールの両側の剥れ
を防止することができるようにした段ボールの接合方法
とその装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明に係る接合方法においては、熱盤の上面
に押えベルトのキャリア側ベルトを対向し、そのキャリ
ア側ベルトの上面に、ベルト幅方向に並ぶ複数の板状の
加圧シューを設け、その加圧シューによりキャリア側ベ
ルトを熱盤に向けて押圧して、熱盤とキャリア側ベルト
間に送り込まれる段頂に糊付けされた片面段ボールとラ
イナーとをキャリア側ベルトの押圧により加圧接合させ
る段ボールの接合方法において、ベルトの幅方向に並ぶ
複数の加圧シューのうち、片面段ボールおよびライナー
の両側縁部と対向する位置の加圧シューの押圧力を強く
して片面段ボールとライナーとを接合させる構成を採用
している。
【0015】上記のように、片面段ボールおよびライナ
ーの両側縁部と対向する位置の加圧シューの押圧力を強
くすることにより、段ボールの両側縁部の接合力を強く
することができ、両側縁部のトリミングによる剥れのな
い良好な段ボールを得ることができる。
【0016】この発明に係る第1の接合装置において
は、熱盤と、その熱盤の上面に対向するキャリア側ベル
トを片面段ボールおよびライナーの走行方向に移動させ
るようにした押えベルトと、上記キャリア側ベルトの上
面の幅方向および移動方向に配列された複数の加圧シュ
ーと、その加圧シューのそれぞれを単独にキャリア側ベ
ルトに向けて押圧する加圧手段とから成り、段頂に糊付
けされた片面段ボールとライナーとを加圧シューによっ
て押圧されるキャリア側ベルトの押圧力により熱盤に向
けて押圧して加圧接合させるようにした段ボールの接合
装置において、前記複数の加圧シューのうち、熱盤上に
送られる最小幅片面段ボールの両側縁と対向する位置の
加圧シューを含んでその外側に位置する加圧シューのそ
れぞれを押圧する加圧手段を、圧力の調整が可能な圧力
調整型加圧手段とした構成を採用している。
【0017】上記第1の接合装置においては、熱盤上に
送り込まれる片面段ボールおよびライナーの両側縁と対
向する位置の加圧シューの押圧力を強くして、段ボール
の両側縁部の接合力を高めるようにする。
【0018】この場合、片面段ボールとライナーの両側
縁部と対向する位置の加圧シューより外側に位置する加
圧シューの押圧力を小さくしたり、あるいは無くしたり
することにより、押えベルトの移動抵抗を小さくするこ
とができる。
【0019】また、この発明に係る第2の接合装置にお
いては、熱盤の上面に対向するキャリア側ベルトを片面
段ボールおよびライナーの走行方向に移動させるように
した押えベルトと、上記キャリア側ベルトの上面の幅方
向および移動方向に配列された複数の加圧シューと、そ
の加圧シューのそれぞれを単独にキャリア側ベルトに向
けて押圧する加圧手段とから成り、段頂に糊付けされた
片面段ボールとライナーとを加圧シューによって押圧さ
れるキャリア側ベルトの押圧力により熱盤に向けて押圧
して加圧接合させるようにした段ボールの接合装置にお
いて、前記キャリア側ベルトの移動方向に配列された複
数の加圧シューから成る加圧シュー列のうち、少なくと
も一列の加圧シュー列は、その両側の加圧シューが熱盤
上に送り込まれる最小幅の片面段ボールの両側縁と対向
する位置に配置され、その両側の加圧シューをキャリア
側ベルトの幅方向に位置調整する移動装置を設け、この
位置調整可能な加圧シューのそれぞれを押圧する加圧手
段を、圧力の調整が可能な圧力調整型加圧手段とした構
成を採用している。
【0020】上記第2の接合装置においては、位置調整
可能な加圧シューを位置調整して、熱盤上に送り込まれ
る片面段ボールとライナーの両側縁と対向する位置に位
置せしめ、その位置調整された加圧シューの押圧力を強
くして、段ボールの両側縁部の接合力を高めるようにす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、段頂に糊付
けされた片面段ボールaとライナーbは矢印で示す方向
に同速度で走行され、その走行路の下方にライナーbを
受ける複数の熱盤1がそのライナーbの走行方向に配列
されている。
【0022】熱盤1の下流側には搬送ベルト2が設けら
れている。搬送ベルト2は上側のキャリア側ベルト2a
がライナーbの走行方向と同方向に同速度で移動するよ
う走行される。
【0023】押えベルト3は、熱盤1と搬送ベルト2に
跨がるようにして配置されている。この押えベルト3
は、下側のキャリア側ベルト3aが片面段ボールaの走
行方向と同方向に同速度で移動するよう走行される。
【0024】上記押えベルト3は、熱盤1とによってヒ
ーティングパートHPを形成すると共に、搬送ベルト2
とによってクーリングパートCPを形成し、上記ヒーテ
ィングパートHPにおいて片面段ボールaとライナーb
とを加圧接合すると共に、加熱、乾燥して段ボールAを
形成する。また、クーリングパートCPにおいてその段
ボールAを冷却する。
【0025】押えベルト3におけるキャリア側ベルト3
aは、第1押え装置10および第2押え装置20によっ
て熱盤1に向けて押圧される。また、キャリア側ベルト
3aは、第3押え装置60によって搬送ベルト2に押圧
される。
【0026】第1押え装置10及び第3押え装置60
は、キャリア側ベルト3aの幅方向に延びる押えローラ
11、61の複数をキャリア側ベルト3aの移動方向に
所要の間隔をおいて設け、各押えローラ11、61によ
ってキャリア側ベルト3aを下向きに押圧している。
【0027】図2乃至図7は、第2押え装置20を示
す。第2押え装置20は、キャリア側ベルト3aの幅方
向に並ぶ複数の板状の加圧シュー21をキャリア側ベル
ト3aの移動方向に複列に設け、各列の加圧シュー21
を隣接する列の加圧シュー21に対してキャリア側ベル
ト3aの幅方向に半ピッチ位置をずらしている。
【0028】また、図4乃至図7に示すように、各列の
加圧シュー21のそれぞれ上方に左右一対の平行リンク
22を前後に設け、各平行リンク22の上部を梁23の
下面に取付けた支持片24にピン25を介して揺動自在
に連結し、平行リンク22の下部に形成された長孔26
にピン27を挿通し、各ピン27を加圧シュー21の上
面に取付けた突片28で支持している。
【0029】さらに、後部平行リンク22の上部を上方
に延長し、その延長端部間に設けたストッパ29に対向
して梁23に調整ボルト30をねじ込み、この調整ボル
ト30に対するストッパ29の当接と、長孔26の下端
に対するピン27の当接とによって加圧シュー21の下
降量を制限している。
【0030】また、各列の加圧シュー21のうち、熱盤
1上に送られる最小幅の片面段ボールaの両側縁と対向
する加圧シュー21を含んでその外側の加圧シュー21
のそれぞれを圧力の調整が可能な圧力調整型加圧装置3
1によって下向きに押圧し、残りの加圧シュー21を定
圧型加圧装置32によって下向きに押圧している。
【0031】図6および図7に示すように、圧力調整型
加圧装置31はシリンダ33から成り、そのシリンダ3
3のピストンロッド33aは加圧シュー21に連結さ
れ、シリンダ33は梁23に取付けられたブラケット3
4にピン35を介して揺動自在に支持されている。
【0032】一方、定圧型加圧装置32は、図5に示す
ようにスプリング36から成り、このスプリング36は
梁23に取付けたばね受け37と加圧シュー21の上面
に取付けたばね受け38間に圧縮した状態で組込まれて
いる。
【0033】実施の形態で示す段ボールの接合装置は、
上記の構造から成り、片面段ボールaとライナーbの接
合に際しては、段頂に糊付けされた片面段ボールaとラ
イナーbとを熱盤1と押えベルト3のキャリア側ベルト
3a間に送り込み、その片面段ボールaとライナーbと
をスプリング36によって押圧される加圧シュー21の
押圧力と、シリンダ33によって押圧される加圧シュー
21とによってほぼ全体にわたって押圧する。
【0034】この場合、シリンダ33によって加圧され
る複数の加圧シュー21のうち、片面段ボールaの両側
縁と対向する加圧シュー21を含んでその加圧シュー2
1より内側の加圧シュー21はシリンダ33に対する圧
縮エアの供給によってキャリア側ベルト3aを押し下げ
る押圧状態に保持すると共に、少なくとも片面段ボール
aの両側縁部を押圧する加圧シュー21の押圧力をスプ
リング36による押圧力より高くし、それより内側に位
置する加圧シュー21の押圧力は上記押圧力と同じであ
ってもよく、あるいはそれより小さくしてもよい。
【0035】なお、片面段ボールaの両側縁と対向する
加圧シュー21より外側に位置する加圧シュー21はシ
リンダ33によって押し下げられるようにしてもよい
が、この場合、加圧シュー21はキャリア側ベルト3a
の不必要な部分を押圧するため、キャリア側ベルト3a
の移動抵抗が大きく、また、ベルト3が摩耗し易い。こ
のため、外側の加圧シュー21については、図4および
図7に示すように、シリンダ33により引き上げて、キ
ャリア側ベルト3aと非接触の状態に保持しておくのが
好ましい。
【0036】上記のように、スプリング36の弾力によ
って押し下げられる加圧シュー21とシリンダ33によ
って押し下げられる加圧シュー21とによって押えベル
ト3のキャリア側ベルト3aを押し下げることにより、
片面段ボールaとライナーbは全体にわたって加圧接合
されると共に、シリンダ33によって押し下げられるそ
れぞれの加圧シュー21の押圧力は、スプリング36の
弾力によって押し下げられる加圧シュー21の押圧力よ
り強くなるよう独立して調整できるため、片面段ボール
aとライナーbの両側部は中央部より強固に接着するこ
とができる。
【0037】このため、片面段ボールaとライナーbの
接合によって形成される段ボールAがクーリングパート
CPにおいて冷却されたのち、接合装置の下流側に設け
られたトリミング用回転刃(図示省略)で両側部がトリ
ミングされる際に圧縮され、自己の弾性で形状が復元し
ても段ボールAの両側縁で剥れを生じることが殆どな
く、良好な段ボールを得ることができる。
【0038】実施の形態においては、最小幅片面段ボー
ルの両側縁と対向する加圧シュー21より内側に位置す
る加圧シュー21を従来と同様にスプリング36によっ
てキャリア側ベルト3aに向けて押圧するようにした
が、内側の加圧シュー21をシリンダによって押圧する
ようにしてもよい。この場合、シリンダが加圧シュー2
1を押圧する押圧力を常に一定とし、その押圧力をスプ
リング36の押圧力と同程度としておけばよい。
【0039】なお、片面段ボールaの幅寸法に基づく信
号によって、その両側縁部に対向するシリンダ33を自
動的に制御してもよい。さらに、シリンダ33の押圧力
は、生産する段ボールAの種類、すなわち、その段の種
類や使用される紙の種類に基づくデータや信号によって
自動的に調整してもよい。
【0040】また、第1押え装置10および第3押え装
置60を第2押え装置20と同様の構成としてもよい。
【0041】図8乃至図10は、この発明に係る接合装
置の第2押え装置20の他の例を示す。押えベルト3の
キャリア側ベルト3aの幅方向には複数の板状の加圧シ
ュー21が設けられている。
【0042】複数の加圧シュー21のうち、両側の加圧
シュー21を除く残りの加圧シュー21の支持は、先に
述べた図5に示す加圧シュー21と同様の構成によって
支持され、また、その加圧シュー21を押圧する加圧装
置も図5の場合と同じ定圧型加圧装置であるため、同一
部品に同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】複数の加圧シュー21のうち、両側の加圧
シュー21は、キャリア側ベルト3a上に架設した梁2
3に沿ってキャリア側ベルト3aの幅方向に移動可能な
支持とされ、移動装置40の作動によって位置調整され
る。
【0044】すなわち、梁23の下面に取付けたレール
41に沿って移動自在に支持された移動台42に平行リ
ンク43を介して加圧シュー21を取付け、上記移動台
42を移動装置40で移動させるようにしている。
【0045】ここで、移動装置40は、梁23の長さ方
向に設けた2本のボールねじの各ねじ軸44の両端部を
梁23に取付けた軸受45によって回転自在に支持し、
各ねじ軸44にねじ係合したナット46を移動台42に
取付け、上記梁23には2台のモータ47を取付け、各
モータ47の回転軸の回転を、その回転軸およびねじ軸
44に取付けたスプロケット50と、そのスプロケット
50間にかけ渡されたチェーン51を介してねじ軸44
に伝達し、ねじ軸44の回転によるナット46の軸方向
への移動により、加圧シュー21のそれぞれを単独に位
置調整するようにしている。
【0046】移動装置40によって位置調整される2つ
の加圧シュー21のそれぞれは圧力調整型加圧装置31
により下向きに押圧される。圧力調整型加圧装置31
は、図6に示す場合と同様にシリンダ33から成り、そ
のシリンダ33を移動台42に取付けたブラケット48
にピン49で取付け、ピストンロッド33aの先端部を
加圧シュー21に連結している。
【0047】ここで、位置調整可能な両側の加圧シュー
21を最も内方に移動させた停止位置において、その加
圧シュー21の外側縁間の長さは熱盤1上に送り込まれ
る最小幅片面段ボールaの幅寸法に略等しい長さとされ
ている。
【0048】上記の構成から成る第2押え装置20にお
いては、位置調整可能な両側の加圧シュー21を、熱盤
1上に送り込まれる片面段ボールaの両側縁と対向する
位置まで位置調整したのち、シリンダ33の作動により
下向きに押圧し、片面段ボールaとライナーbの両側縁
部をスプリング36の弾力によって押し下げられる加圧
シュー21の押圧力より強い力で押圧する。
【0049】上記のように、片面段ボールaとライナー
bの両側縁部を位置調整可能な加圧シュー21によって
強く押圧することにより、両側部の接合力の強い段ボー
ルAを形成することができる。このため、トリミング用
回転刃で両側部をトリミングしても、前記と同様に、段
ボールAの両側縁で剥れを生じることが殆どなく、良好
な段ボールを得ることができる。
【0050】なお、位置調整可能な両側の加圧シュー2
1の位置調整に際し、片面段ボールaの両側縁の位置を
位置検出器によって検出し、その検出信号に基づいてモ
ータ47の駆動を制御し、両側の加圧シュー21を片面
段ボールaの両側縁と対向する位置まで移動させるよう
にしてもよい。
【0051】図8乃至図10に示す第2押え装置20
は、押えベルト3のキャリア側ベルト3aの移動方向に
複列に並ぶ加圧シュー列の少なくとも1列の加圧シュー
列の加圧に採用する。この場合、残りの加圧シュー列
は、図4に示す場合と同様の第2押え装置20、すなわ
ち、シリンダ33による加圧とスプリング36による加
圧とを組合わせた加圧装置であってもよく、あるいは、
各列の複数の加圧シュー21を全てスプリング36で押
圧するようにした加圧装置であってもよい。
【0052】なお、図8に示す第2押え装置20におい
て、両側の加圧シュー21を除く残りの加圧シュー21
の押圧を、スプリング36に代えてシリンダで押圧する
ようにしてもよい。このとき、シリンダの押圧力を一定
とし、その押圧力をスプリング36の押圧力と同程度と
しておけばよい。
【0053】また、両側の加圧シュー21を2本のねじ
軸44によってそれぞれ単独に位置調整する構成とした
が、逆ねじが形成された1本のねじ軸によって両側の加
圧シュー21を左右対称に移動させるようにしてもよ
い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、熱
盤上に送られる片面段ボールの両側縁と対向する位置の
加圧シューの押圧力を強くしたことにより、両側縁部に
おける接合力の強い段ボールを得ることができ、両側縁
部において剥れの少ない良好な段ボールを形成すること
ができる。
【0055】また、熱盤上に送り込まれる最小幅片面段
ボールの両側縁と対向する位置の加圧シューを含んでそ
の外側に位置する加圧シューのそれぞれを押圧する加圧
手段を、圧力の調整が可能な加圧手段とすると、片面段
ボールの両側縁部と対向する位置の加圧シューより外側
に位置する加圧シューはキャリア側ベルトに対して非接
触の状態に保持することができるので、ベルトの移動抵
抗を小さくすることができ、さらに、ベルトの摩耗を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る段ボールの接合装置の実施の形
態を示す概略図
【図2】同上の第2押え装置の部分を示す平面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図
【図4】図3の一部分を拡大して示す断面図
【図5】図4のV−V線に沿った断面図
【図6】図4のVI−VI線に沿った断面図
【図7】図4のVII −VII 線に沿った断面図
【図8】同上の第2押え装置の他の例を示す断面図
【図9】図8の一部を拡大して示す断面図
【図10】図9のX−X線に沿った断面図
【符号の説明】
1 熱盤 3 押えベルト 3a キャリア側ベルト 21 加圧シュー 31 圧力調整型加圧装置 32 定圧型加圧装置 40 移動装置
フロントページの続き (72)発明者 衣斐 康二 大阪市北区梅田2丁目5番25号 レンゴー 株式会社本社内 Fターム(参考) 3E078 AA13 BB03 BB04 CC63X

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱盤の上面に押えベルトのキャリア側ベ
    ルトを対向し、そのキャリア側ベルトの上面に、ベルト
    幅方向に並ぶ複数の加圧シューを設け、その加圧シュー
    によりキャリア側ベルトを熱盤に向けて押圧して、熱盤
    とキャリア側ベルト間に送り込まれる段頂に糊付けされ
    た片面段ボールとライナーとをキャリア側ベルトの押圧
    により加圧接合させる段ボールの接合方法において、ベ
    ルトの幅方向に並ぶ複数の加圧シューのうち、片面段ボ
    ールおよびライナーの両側縁部と対向する位置の加圧シ
    ューの押圧力を強くして片面段ボールとライナーとを接
    合させるようにした段ボールの接合方法。
  2. 【請求項2】 熱盤の上面に対向するキャリア側ベルト
    を片面段ボールおよびライナーの走行方向に移動させる
    ようにした押えベルトと、上記キャリア側ベルトの上面
    の幅方向および移動方向に配列された複数の加圧シュー
    と、その加圧シューのそれぞれを単独にキャリア側ベル
    トに向けて押圧する加圧手段とから成り、段頂に糊付け
    された片面段ボールとライナーとを加圧シューによって
    押圧されるキャリア側ベルトの押圧力により熱盤に向け
    て押圧して加圧接合させるようにした段ボールの接合装
    置において、前記複数の加圧シューのうち、熱盤上に送
    られる最小幅片面段ボールの両側縁と対向する位置の加
    圧シューを含んでその外側に位置する加圧シューのそれ
    ぞれを押圧する加圧手段を、圧力の調整が可能な圧力調
    整型加圧手段としたことを特徴とする段ボールの接合装
    置。
  3. 【請求項3】 熱盤の上面に対向するキャリア側ベルト
    を片面段ボールおよびライナーの走行方向に移動させる
    ようにした押えベルトと、上記キャリア側ベルトの上面
    の幅方向および移動方向に配列された複数の加圧シュー
    と、その加圧シューのそれぞれを単独にキャリア側ベル
    トに向けて押圧する加圧手段とから成り、段頂に糊付け
    された片面段ボールとライナーとを加圧シューによって
    押圧されるキャリア側ベルトの押圧力により熱盤に向け
    て押圧して加圧接合させるようにした段ボールの接合装
    置において、前記キャリア側ベルトの移動方向に配列さ
    れた複数の加圧シューから成る加圧シュー列のうち、少
    なくとも一列の加圧シュー列は、その両側の加圧シュー
    が熱盤上に送り込まれる最小幅の片面段ボールの両側縁
    と対向する位置に配置され、その両側の加圧シューをキ
    ャリア側ベルトの幅方向に位置調整する移動装置を設
    け、この位置調整可能な加圧シューのそれぞれを押圧す
    る加圧手段を、圧力の調整が可能な圧力調整型加圧手段
    としたことを特徴とする段ボールの接合装置。
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