JPH1058564A - ダブルフェーサの紙押え装置 - Google Patents
ダブルフェーサの紙押え装置Info
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- JPH1058564A JPH1058564A JP22087296A JP22087296A JPH1058564A JP H1058564 A JPH1058564 A JP H1058564A JP 22087296 A JP22087296 A JP 22087296A JP 22087296 A JP22087296 A JP 22087296A JP H1058564 A JPH1058564 A JP H1058564A
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- Japan
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- heating box
- plate
- liner
- cardboard sheet
- pressing
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダブルフェーサの紙押え装置において、ヒー
ティングボックスの表面が変形しても確実に片面段ボー
ルシートとライナを適正に貼り合わせることができると
共に局所的な押し潰しを防止して段ボールシートの品質
の向上を図る。 【解決手段】 片面段ボールシートSとライナL2 とを
貼り合わせるために加圧ベルト12の上面に摺接してそ
の幅方向に沿うと共に片面段ボールシートの進行方向に
沿って複数並設された板状体を、片面段ボールシートS
の幅方向における曲げ剛性が異なる複数種類の形鋼16
によって構成し、複数種類の形鋼16にエアチャンバ1
5によって流体圧を付加して異なる曲げ変形を発生させ
ることにより、加圧ベルト12を介して片面段ボールシ
ートSに対する幅方向押え分布をヒーティングボックス
11の上面起伏変形に対して平均化させる。
ティングボックスの表面が変形しても確実に片面段ボー
ルシートとライナを適正に貼り合わせることができると
共に局所的な押し潰しを防止して段ボールシートの品質
の向上を図る。 【解決手段】 片面段ボールシートSとライナL2 とを
貼り合わせるために加圧ベルト12の上面に摺接してそ
の幅方向に沿うと共に片面段ボールシートの進行方向に
沿って複数並設された板状体を、片面段ボールシートS
の幅方向における曲げ剛性が異なる複数種類の形鋼16
によって構成し、複数種類の形鋼16にエアチャンバ1
5によって流体圧を付加して異なる曲げ変形を発生させ
ることにより、加圧ベルト12を介して片面段ボールシ
ートSに対する幅方向押え分布をヒーティングボックス
11の上面起伏変形に対して平均化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールシートを
製造するコルゲートマシンのダブルフェーサにおいて、
片面段ボールシートとライナとを貼り合わせる際に必要
な押圧力を付加するためのダブルフェーサの紙押え装置
に関する。
製造するコルゲートマシンのダブルフェーサにおいて、
片面段ボールシートとライナとを貼り合わせる際に必要
な押圧力を付加するためのダブルフェーサの紙押え装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図14にコルゲートマシンにおける従来
のダブルフェーサの紙押え装置の概略、図15に従来の
別のダブルフェーサの紙押え装置の概略を示す。
のダブルフェーサの紙押え装置の概略、図15に従来の
別のダブルフェーサの紙押え装置の概略を示す。
【0003】図14に示すように、従来のダブルフェー
サにおいて、101はグルーイングマシンであって、図示
しないシングルフェーサによってライナL1 に芯紙Cが
貼り合わされて形成された片面段ボールシートSに糊付
けする糊付けロール102を有すると共に、片面段ボール
シートSに貼り付けるライナL2 をガイドするガイドロ
ール103を有している。ダブルフェーサはヒーティング
パートHPとクーリングパートCPによって構成されて
いる。ヒーティングパートHPにはライナL2を加熱す
るプレヒートロール104が装着されると共に、このプレ
ヒートロール104の搬送方向下流側に隣接してヒーティ
ングボックス105が設けられている。クーリングパート
CPにはヒーティングボックス105の搬送方向下流側に
隣接して循環駆動する搬送ベルト106が設けられてい
る。また、ヒーティングパートHP及びクーリングパー
トCPにわたって循環駆動する加圧ベルト107が設けら
れると共に、クーリングパートCPに複数の加圧ローラ
108が設けられている。そして、ヒーティングパートH
Pにはヒーティングボックス105に対向してこのヒーテ
ィングボックス105の上面に加圧ベルト107を押し付ける
加圧部109が設けられてる。この加圧部109において、加
圧ベルト107の上面には下方に開口するエアチャンバ110
が配設され、このエアチャンバ110にはエア供給管111を
介して圧縮空気を供給するブロア112が接続されてい
る。
サにおいて、101はグルーイングマシンであって、図示
しないシングルフェーサによってライナL1 に芯紙Cが
貼り合わされて形成された片面段ボールシートSに糊付
けする糊付けロール102を有すると共に、片面段ボール
シートSに貼り付けるライナL2 をガイドするガイドロ
ール103を有している。ダブルフェーサはヒーティング
パートHPとクーリングパートCPによって構成されて
いる。ヒーティングパートHPにはライナL2を加熱す
るプレヒートロール104が装着されると共に、このプレ
ヒートロール104の搬送方向下流側に隣接してヒーティ
ングボックス105が設けられている。クーリングパート
CPにはヒーティングボックス105の搬送方向下流側に
隣接して循環駆動する搬送ベルト106が設けられてい
る。また、ヒーティングパートHP及びクーリングパー
トCPにわたって循環駆動する加圧ベルト107が設けら
れると共に、クーリングパートCPに複数の加圧ローラ
108が設けられている。そして、ヒーティングパートH
Pにはヒーティングボックス105に対向してこのヒーテ
ィングボックス105の上面に加圧ベルト107を押し付ける
加圧部109が設けられてる。この加圧部109において、加
圧ベルト107の上面には下方に開口するエアチャンバ110
が配設され、このエアチャンバ110にはエア供給管111を
介して圧縮空気を供給するブロア112が接続されてい
る。
【0004】従って、シングルフェーサによってライナ
L1 に芯紙Cが貼り合わされた片面段ボールシートSは
グルーイングマシンの糊付けロール102によって芯紙C
の面に糊付けされる一方、ライナL2 はガイドロール10
3によってガイドされ、プレヒートロール104により予熱
及び調質が行われると共に蒸気によって適度に加熱され
る。そして、この片面段ボールシートSとライナL2 と
は積層された状態でヒーティングボックス105と加圧ベ
ルト107との間に搬入される。ここで積層された片面段
ボールシートSとライナL2 はヒーティングボックス10
5から適度な加熱を受け、且つ、エアチャンバ110内の圧
縮空気によって押圧力が付加された加圧ベルト107によ
って適度な加圧力を受け、両者は貼り合わされて両面段
ボールシートDが形成される。その後、両面段ボールシ
ートDは加圧ベルト107及び加圧ローラ108と搬送ベルト
106との間に搬入され、ここで冷却されることで貼着状
態が確実なものとなり、歪みや反りなどの変形が修正さ
れる。
L1 に芯紙Cが貼り合わされた片面段ボールシートSは
グルーイングマシンの糊付けロール102によって芯紙C
の面に糊付けされる一方、ライナL2 はガイドロール10
3によってガイドされ、プレヒートロール104により予熱
及び調質が行われると共に蒸気によって適度に加熱され
る。そして、この片面段ボールシートSとライナL2 と
は積層された状態でヒーティングボックス105と加圧ベ
ルト107との間に搬入される。ここで積層された片面段
ボールシートSとライナL2 はヒーティングボックス10
5から適度な加熱を受け、且つ、エアチャンバ110内の圧
縮空気によって押圧力が付加された加圧ベルト107によ
って適度な加圧力を受け、両者は貼り合わされて両面段
ボールシートDが形成される。その後、両面段ボールシ
ートDは加圧ベルト107及び加圧ローラ108と搬送ベルト
106との間に搬入され、ここで冷却されることで貼着状
態が確実なものとなり、歪みや反りなどの変形が修正さ
れる。
【0005】ところで、段ボールシートはその需要から
その横幅は多数種類あり、素材としてのライナL1 ,L
2 や芯紙Cなどもその経済性を考慮して形取りできる規
格幅とするために多種多様の寸法のものがある。前述し
たダブルフェーサはヒーティングパートHPでは、ヒー
ティングボックス105と加圧ベルト107との間に片面段ボ
ールシートSとライナL2 とを積層した状態で搬入し、
適度な加熱と適度な加圧力を付加することで、両者を適
正に貼り合わせて両面段ボールシートDを形成してい
る。そのため、加圧ベルト107はヒーティングボックス1
05上の片面段ボールシートSとライナL2 に対して幅方
向で均一な加圧力を付加する必要がある。
その横幅は多数種類あり、素材としてのライナL1 ,L
2 や芯紙Cなどもその経済性を考慮して形取りできる規
格幅とするために多種多様の寸法のものがある。前述し
たダブルフェーサはヒーティングパートHPでは、ヒー
ティングボックス105と加圧ベルト107との間に片面段ボ
ールシートSとライナL2 とを積層した状態で搬入し、
適度な加熱と適度な加圧力を付加することで、両者を適
正に貼り合わせて両面段ボールシートDを形成してい
る。そのため、加圧ベルト107はヒーティングボックス1
05上の片面段ボールシートSとライナL2 に対して幅方
向で均一な加圧力を付加する必要がある。
【0006】ところが、前述した従来のダブルフェーサ
の紙押え装置にあっては、エアチャンバ110内の圧縮空
気によって加圧ベルト107を下方に押圧することで、片
面段ボールシートSとライナL2 に対する加圧ベルト10
7の加圧力を付与していた。そのため、加圧ベルト107は
ヒーティングボックス105との間に、加圧ベルト107の幅
よりも狭い幅の片面段ボールシートS及びライナL2 が
搬入されると、加圧ベルト107に対して、ヒーティング
ボックス105上に片面段ボールシートS及びライナL2
が存在しない位置では、加圧ベルト107の側部がエアチ
ャンバ110内の圧縮空気によって垂れ下がってしまう。
すると、加圧ベルト107による押圧力は、片面段ボール
シートS及びライナL2 の幅方向中央部よりも両側部の
方が高くなり、押し潰してしまうという問題がある。ま
た、加圧ベルト107の側部が垂れ下がると、エアチャン
バ110と加圧ベルト107の間に隙間が生じて空気漏れが発
生し、片面段ボールシートS及びライナL2 に対して適
度な加圧力を付加することができなくなってしまう。
の紙押え装置にあっては、エアチャンバ110内の圧縮空
気によって加圧ベルト107を下方に押圧することで、片
面段ボールシートSとライナL2 に対する加圧ベルト10
7の加圧力を付与していた。そのため、加圧ベルト107は
ヒーティングボックス105との間に、加圧ベルト107の幅
よりも狭い幅の片面段ボールシートS及びライナL2 が
搬入されると、加圧ベルト107に対して、ヒーティング
ボックス105上に片面段ボールシートS及びライナL2
が存在しない位置では、加圧ベルト107の側部がエアチ
ャンバ110内の圧縮空気によって垂れ下がってしまう。
すると、加圧ベルト107による押圧力は、片面段ボール
シートS及びライナL2 の幅方向中央部よりも両側部の
方が高くなり、押し潰してしまうという問題がある。ま
た、加圧ベルト107の側部が垂れ下がると、エアチャン
バ110と加圧ベルト107の間に隙間が生じて空気漏れが発
生し、片面段ボールシートS及びライナL2 に対して適
度な加圧力を付加することができなくなってしまう。
【0007】そこで、このような問題を解決するものと
して、本出願人は、特願平6−33539号として「ダ
ブルフェーサのヒーティングパート」を出願した。これ
は、図15に示すように、ヒーティングボックス201を
複数分割して構成する一方、この各ヒーティングボック
ス201の上面に加圧ベルト202を循環駆動自在に配設し、
このヒーティングボックス201に対向するように加圧ベ
ルト202の上面にエアチャンバ203と複数の形鋼204から
なる加圧室205を設け、各加圧室205に供給管206を介し
て圧縮空気を供給するブロア207を接続したものであ
る。
して、本出願人は、特願平6−33539号として「ダ
ブルフェーサのヒーティングパート」を出願した。これ
は、図15に示すように、ヒーティングボックス201を
複数分割して構成する一方、この各ヒーティングボック
ス201の上面に加圧ベルト202を循環駆動自在に配設し、
このヒーティングボックス201に対向するように加圧ベ
ルト202の上面にエアチャンバ203と複数の形鋼204から
なる加圧室205を設け、各加圧室205に供給管206を介し
て圧縮空気を供給するブロア207を接続したものであ
る。
【0008】従って、片面段ボールシートSはライナL
2 とは積層された状態でヒーティングボックス201と加
圧ベルト202との間に搬入され、ここで積層された片面
段ボールシートS及びライナL2 はヒーティングボック
ス201から適度な加熱を受け、且つ、エアチャンバ110及
び形鋼204から押圧力が付加された加圧ベルト202によっ
て適度な加圧力を受け、両者は貼り合わされて両面段ボ
ールシートDが形成される。即ち、加圧室205にはブロ
ア207から供給管206を介して圧縮空気が供給されてお
り、この圧縮空気によりエアチャンバ110に対して形鋼2
04が下方に付勢され、加圧ベルト202に押圧力を付加す
る。従って、加圧ベルト202は変形せずにヒーティング
ボックス201上の片面段ボールシートS及びライナL2
を加圧して適度な加圧力を付加することとなり、この片
面段ボールシートS及びライナL2 は幅方向で均一な加
圧力を受けることができる。
2 とは積層された状態でヒーティングボックス201と加
圧ベルト202との間に搬入され、ここで積層された片面
段ボールシートS及びライナL2 はヒーティングボック
ス201から適度な加熱を受け、且つ、エアチャンバ110及
び形鋼204から押圧力が付加された加圧ベルト202によっ
て適度な加圧力を受け、両者は貼り合わされて両面段ボ
ールシートDが形成される。即ち、加圧室205にはブロ
ア207から供給管206を介して圧縮空気が供給されてお
り、この圧縮空気によりエアチャンバ110に対して形鋼2
04が下方に付勢され、加圧ベルト202に押圧力を付加す
る。従って、加圧ベルト202は変形せずにヒーティング
ボックス201上の片面段ボールシートS及びライナL2
を加圧して適度な加圧力を付加することとなり、この片
面段ボールシートS及びライナL2 は幅方向で均一な加
圧力を受けることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のダブルフェーサのヒーティングパートにおいて、各
ヒーティングボックス201は搬送される片面段ボールシ
ートS及びライナL2 の横幅寸法や走行速度、ライナL
2 の予熱温度、また、ヒーティングボックス201自体の
表面温度などによって多様な膨張変形や収縮変形を起こ
すものである。一方、加圧ベルト202に押圧力を与える
形鋼204は圧縮空気によって変形しないように所定の剛
性力をもっている。そのため、膨張変形や収縮変形を生
じたヒーティングボックス201に対して、所定の剛性力
をもった形鋼204が加圧ベルト202に押圧力を与えると、
ヒーティングボックス201と加圧ベルト202との間に搬入
された片面段ボールシートS及びライナL2 に対して適
度な加圧力を付加することができない。
来のダブルフェーサのヒーティングパートにおいて、各
ヒーティングボックス201は搬送される片面段ボールシ
ートS及びライナL2 の横幅寸法や走行速度、ライナL
2 の予熱温度、また、ヒーティングボックス201自体の
表面温度などによって多様な膨張変形や収縮変形を起こ
すものである。一方、加圧ベルト202に押圧力を与える
形鋼204は圧縮空気によって変形しないように所定の剛
性力をもっている。そのため、膨張変形や収縮変形を生
じたヒーティングボックス201に対して、所定の剛性力
をもった形鋼204が加圧ベルト202に押圧力を与えると、
ヒーティングボックス201と加圧ベルト202との間に搬入
された片面段ボールシートS及びライナL2 に対して適
度な加圧力を付加することができない。
【0010】即ち、図16(a)に示すように、ヒーティ
ングボックス201が収縮してその表面が凹状に変形した
場合、加圧ベルト202による加圧力はヒーティングボッ
クス201と加圧ベルト202との間に搬入された片面段ボー
ルシートS及びライナL2 に対して幅方向両側部が高く
なる。また、図16(b)に示すように、ヒーティングボ
ックス201が膨張してその表面が凸状に変形した場合、
加圧ベルト202による加圧力はヒーティングボックス201
と加圧ベルト202との間に搬入された片面段ボールシー
トS及びライナL2 に対して幅方向中央部が高くなる。
このようにヒーティングボックス201上の片面段ボール
シートS及びライナL2 に対して加圧ベルト202による
加圧力が局所的に高くなると、その部分に押し潰される
一方、加圧力の低い部分では片面段ボールシートSとラ
イナL2 を適正に貼り合わせることができないという問
題がある。
ングボックス201が収縮してその表面が凹状に変形した
場合、加圧ベルト202による加圧力はヒーティングボッ
クス201と加圧ベルト202との間に搬入された片面段ボー
ルシートS及びライナL2 に対して幅方向両側部が高く
なる。また、図16(b)に示すように、ヒーティングボ
ックス201が膨張してその表面が凸状に変形した場合、
加圧ベルト202による加圧力はヒーティングボックス201
と加圧ベルト202との間に搬入された片面段ボールシー
トS及びライナL2 に対して幅方向中央部が高くなる。
このようにヒーティングボックス201上の片面段ボール
シートS及びライナL2 に対して加圧ベルト202による
加圧力が局所的に高くなると、その部分に押し潰される
一方、加圧力の低い部分では片面段ボールシートSとラ
イナL2 を適正に貼り合わせることができないという問
題がある。
【0011】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、ヒーティングボックスの表面が変形しても確実
に片面段ボールシートとライナを適正に貼り合わせるこ
とができると共に局所的な押し潰しを防止して段ボール
シートの品質の向上を図ったダブルフェーサの紙押え装
置を提供することを目的とする。
あって、ヒーティングボックスの表面が変形しても確実
に片面段ボールシートとライナを適正に貼り合わせるこ
とができると共に局所的な押し潰しを防止して段ボール
シートの品質の向上を図ったダブルフェーサの紙押え装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のダブルフェーサの紙押え装置は、ヒーティ
ングボックスと、該ヒーティングボックスに対向して設
けられて該ヒーティングボックスとの間で片面段ボール
シート及びライナを挾持して搬送する加圧ベルトと、前
記片面段ボールシートとライナとを貼り合わせるために
前記加圧ベルトの上面に摺接して前記片面段ボールシー
トの幅方向に沿うと共に該片面段ボールシートの進行方
向に沿って複数並設された板状体と、該複数の板状体に
対して流体圧を付加して前記加圧ベルトに押圧力を発生
させる押圧手段とを具えたダブルフェーサの紙押え装置
において、前記複数の板状体を前記片面段ボールシート
の幅方向における曲げ剛性が異なる複数種類の板状体に
よって構成し、該複数種類の板状体に前記押圧手段によ
って流体圧を付加して異なる曲げ変形を発生させること
により、前記加圧ベルトを介して前記片面段ボールシー
トに対する幅方向押え分布を、前記ヒーティングボック
スの上面起伏変形に対して平均化させることを特徴とす
るものである。
めの本発明のダブルフェーサの紙押え装置は、ヒーティ
ングボックスと、該ヒーティングボックスに対向して設
けられて該ヒーティングボックスとの間で片面段ボール
シート及びライナを挾持して搬送する加圧ベルトと、前
記片面段ボールシートとライナとを貼り合わせるために
前記加圧ベルトの上面に摺接して前記片面段ボールシー
トの幅方向に沿うと共に該片面段ボールシートの進行方
向に沿って複数並設された板状体と、該複数の板状体に
対して流体圧を付加して前記加圧ベルトに押圧力を発生
させる押圧手段とを具えたダブルフェーサの紙押え装置
において、前記複数の板状体を前記片面段ボールシート
の幅方向における曲げ剛性が異なる複数種類の板状体に
よって構成し、該複数種類の板状体に前記押圧手段によ
って流体圧を付加して異なる曲げ変形を発生させること
により、前記加圧ベルトを介して前記片面段ボールシー
トに対する幅方向押え分布を、前記ヒーティングボック
スの上面起伏変形に対して平均化させることを特徴とす
るものである。
【0013】従って、片面段ボールシート及びライナは
ヒーティングボックスと加圧ベルトとの間に搬入されて
挾持状態で搬送され、押圧手段によって複数の板状体に
対して流体圧を付加して加圧ベルトに押圧力を発生させ
ることで、この片面段ボールシート及びライナは貼り合
わされることとなり、このとき、曲げ剛性が異なる複数
種類の板状体は押圧手段の流体圧によって異なる曲げ変
形が発生することとなって、加圧ベルトは膨張あるいは
収縮変形するヒーティングボックスに対して同形状とな
り、片面段ボールシートに対する加圧ベルトの幅方向押
え分布はヒーティングボックスの上面起伏変形に対して
平均化させられ、片面段ボールシートとライナは確実に
貼着される。
ヒーティングボックスと加圧ベルトとの間に搬入されて
挾持状態で搬送され、押圧手段によって複数の板状体に
対して流体圧を付加して加圧ベルトに押圧力を発生させ
ることで、この片面段ボールシート及びライナは貼り合
わされることとなり、このとき、曲げ剛性が異なる複数
種類の板状体は押圧手段の流体圧によって異なる曲げ変
形が発生することとなって、加圧ベルトは膨張あるいは
収縮変形するヒーティングボックスに対して同形状とな
り、片面段ボールシートに対する加圧ベルトの幅方向押
え分布はヒーティングボックスの上面起伏変形に対して
平均化させられ、片面段ボールシートとライナは確実に
貼着される。
【0014】また、本発明のダブルフェーサの紙押え装
置において、前記複数の板状体は2種類以上の異なった
剛性を有する板状体から構成されることを特徴とするも
のである。
置において、前記複数の板状体は2種類以上の異なった
剛性を有する板状体から構成されることを特徴とするも
のである。
【0015】従って、加圧ベルトは2種類以上の異なっ
た剛性を有する板状体から押圧されて膨張あるいは収縮
変形するヒーティングボックスに対して同形状となる。
た剛性を有する板状体から押圧されて膨張あるいは収縮
変形するヒーティングボックスに対して同形状となる。
【0016】また、本発明のダブルフェーサの紙押え装
置において、前記片面段ボールシート及びライナの搬送
方向上流側から下流側に向かって異なる剛性比が漸次あ
るいは段階的に小さくなるように前記板状体を配設した
ことを特徴とするものである。
置において、前記片面段ボールシート及びライナの搬送
方向上流側から下流側に向かって異なる剛性比が漸次あ
るいは段階的に小さくなるように前記板状体を配設した
ことを特徴とするものである。
【0017】従って、膨張あるいは収縮変形するヒーテ
ィングボックスに合わせて複数の板状体を変形させるこ
とで、片面段ボールシートとライナを確実に貼着でき
る。
ィングボックスに合わせて複数の板状体を変形させるこ
とで、片面段ボールシートとライナを確実に貼着でき
る。
【0018】また、本発明のダブルフェーサの紙押え装
置において、前記板状体は下面がクラウン形状に形成さ
れたことを特徴とするものである。
置において、前記板状体は下面がクラウン形状に形成さ
れたことを特徴とするものである。
【0019】従って、板状体の下面をクラウン形状に形
成したことで、収縮変形するヒーティングボックスに対
して容易に板状体を変形できる。
成したことで、収縮変形するヒーティングボックスに対
して容易に板状体を変形できる。
【0020】また、本発明のダブルフェーサの紙押え装
置において、前記板状体を形鋼によって構成したことを
特徴とするものである。
置において、前記板状体を形鋼によって構成したことを
特徴とするものである。
【0021】従って、板状体を形鋼によって構成するこ
とで、低コストで高品質の段ボールシートを製造でき
る。
とで、低コストで高品質の段ボールシートを製造でき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
施の形態について詳細に説明する。
【0023】図1に本発明の一実施形態に係るダブルフ
ェーサの紙押え装置の概略側面視、図2にこのダブルフ
ェーサの紙押え装置の概略平面視、図3に紙押え装置の
加圧部を表す要部断面、図4にエアチャンバと形鋼との
連結構造を表す要部断面、図5に図4ののV−V断面、
図6にヒーティングボックス変形時の形鋼による加圧状
態を表す説明を示す。
ェーサの紙押え装置の概略側面視、図2にこのダブルフ
ェーサの紙押え装置の概略平面視、図3に紙押え装置の
加圧部を表す要部断面、図4にエアチャンバと形鋼との
連結構造を表す要部断面、図5に図4ののV−V断面、
図6にヒーティングボックス変形時の形鋼による加圧状
態を表す説明を示す。
【0024】本実施形態のダブルフェーサの紙押え装置
において、図1及び図2に示すように、ダブルフェーサ
はヒーティングパートとクーリングパートによって構成
されており、このヒーティングパートHPにはヒーティ
ングボックス11が搬送方向に反って複数配設されてい
る。一方、、このヒーティングボックス11の上方には
無端の加圧ベルト12が多数のガイドローラ13によっ
て循環駆動自在に配設されており、この加圧ベルト12
はヒーティングボックス11の上面に摺接している。そ
して、各ヒーティングボックス11の上方には加圧ベル
ト12をこのヒーティングボックス11の上面に押し付
ける加圧部14がそれぞれ設けられている。この加圧部
14は加圧ベルト12の上方に位置する下部が開口した
箱状のエアチャンバ15とこのエアチャンバ15の下部
開口を閉塞する複数の形鋼16とから構成されている。
そして、このエアチャンバ15と複数の形鋼16とによ
って形成された加圧室17には供給管18を介して圧縮
空気を供給するブロア19を接続されている。
において、図1及び図2に示すように、ダブルフェーサ
はヒーティングパートとクーリングパートによって構成
されており、このヒーティングパートHPにはヒーティ
ングボックス11が搬送方向に反って複数配設されてい
る。一方、、このヒーティングボックス11の上方には
無端の加圧ベルト12が多数のガイドローラ13によっ
て循環駆動自在に配設されており、この加圧ベルト12
はヒーティングボックス11の上面に摺接している。そ
して、各ヒーティングボックス11の上方には加圧ベル
ト12をこのヒーティングボックス11の上面に押し付
ける加圧部14がそれぞれ設けられている。この加圧部
14は加圧ベルト12の上方に位置する下部が開口した
箱状のエアチャンバ15とこのエアチャンバ15の下部
開口を閉塞する複数の形鋼16とから構成されている。
そして、このエアチャンバ15と複数の形鋼16とによ
って形成された加圧室17には供給管18を介して圧縮
空気を供給するブロア19を接続されている。
【0025】図3乃至図5に示すように、形鋼16は加
圧ベルト12に沿う平面部16aとこの平面部16aの
前後に形成された前後壁16b,16cと平面部16a
の両側に形成された側壁16dとによって構成され、各
側壁16dには上下に沿う長孔16eが形成されてい
る。そして、この複数の形鋼16はエアチャンバ15の
下部に位置し、エアチャンバ15の側部から外方に突出
した連結ピン20が長孔16eに係合することで、エア
チャンバ15に対して形鋼16を上下に移動自在とする
と共に前後に移動規制している。また、隣接する形鋼1
6同士は前後壁16b,16cをゴムキャップ21で連
結することで両者の隙間を封止し、更に、エアチャンバ
15と各形鋼16との間にゴムシート22を装着するこ
とで両者の隙間を封止している。
圧ベルト12に沿う平面部16aとこの平面部16aの
前後に形成された前後壁16b,16cと平面部16a
の両側に形成された側壁16dとによって構成され、各
側壁16dには上下に沿う長孔16eが形成されてい
る。そして、この複数の形鋼16はエアチャンバ15の
下部に位置し、エアチャンバ15の側部から外方に突出
した連結ピン20が長孔16eに係合することで、エア
チャンバ15に対して形鋼16を上下に移動自在とする
と共に前後に移動規制している。また、隣接する形鋼1
6同士は前後壁16b,16cをゴムキャップ21で連
結することで両者の隙間を封止し、更に、エアチャンバ
15と各形鋼16との間にゴムシート22を装着するこ
とで両者の隙間を封止している。
【0026】本実施形態にあっては、加圧部14を構成
する複数の形鋼16において、片面段ボールシートS及
びライナL2 の横幅方向の曲げ剛性がそれぞれ異なるよ
うにしている。即ち、複数の形鋼16を複数種類の形鋼
によって構成している。従って、ブロア19から供給管
18を介してエアチャンバ15内に圧縮空気を供給し、
加圧室17内が加圧されると、異なる種類の各形鋼16
はその圧力によって変形量が相違する。
する複数の形鋼16において、片面段ボールシートS及
びライナL2 の横幅方向の曲げ剛性がそれぞれ異なるよ
うにしている。即ち、複数の形鋼16を複数種類の形鋼
によって構成している。従って、ブロア19から供給管
18を介してエアチャンバ15内に圧縮空気を供給し、
加圧室17内が加圧されると、異なる種類の各形鋼16
はその圧力によって変形量が相違する。
【0027】ここで、本実施形態のダブルフェーサの紙
押え装置の作用を説明する。
押え装置の作用を説明する。
【0028】図1に示すように、図示しないシングルフ
ェーサによってライナL1 に芯紙Cが貼り合わされて片
面段ボールシートSが形成されており、この片面段ボー
ルシートSは表面に糊付けされ、ライナL2 と積層され
た状態でヒーティングパートHP送給される。ここで、
積層された片面段ボールシートSとライナL2 はヒーテ
ィングボックス11と加圧ベルト12との間に搬入さ
れ、ここで片面段ボールシートS及びライナL2 はヒー
ティングボックス11から適度な加熱を受け、且つ、加
圧部14から押圧力が付加された加圧ベルト12によっ
て適度な加圧力を受け、両者は貼り合わされて両面段ボ
ールシートDが形成される。即ち、エアチャンバ15と
複数の形鋼16とによって形成された加圧室17にはブ
ロア19から供給管18を介して圧縮空気が供給されて
おり、この圧縮空気によりエアチャンバ15に対して各
形鋼16が下方に付勢され、加圧ベルト12に押圧力を
付加する。従って、加圧ベルト12は側部が垂れ下がる
ことなく、ヒーティングボックス11上の片面段ボール
シートS及びライナL2 を幅方向均一に加圧して適度な
加圧力を付加することとなり、この片面段ボールシート
S及びライナL2 は加圧力を受けて貼着する。
ェーサによってライナL1 に芯紙Cが貼り合わされて片
面段ボールシートSが形成されており、この片面段ボー
ルシートSは表面に糊付けされ、ライナL2 と積層され
た状態でヒーティングパートHP送給される。ここで、
積層された片面段ボールシートSとライナL2 はヒーテ
ィングボックス11と加圧ベルト12との間に搬入さ
れ、ここで片面段ボールシートS及びライナL2 はヒー
ティングボックス11から適度な加熱を受け、且つ、加
圧部14から押圧力が付加された加圧ベルト12によっ
て適度な加圧力を受け、両者は貼り合わされて両面段ボ
ールシートDが形成される。即ち、エアチャンバ15と
複数の形鋼16とによって形成された加圧室17にはブ
ロア19から供給管18を介して圧縮空気が供給されて
おり、この圧縮空気によりエアチャンバ15に対して各
形鋼16が下方に付勢され、加圧ベルト12に押圧力を
付加する。従って、加圧ベルト12は側部が垂れ下がる
ことなく、ヒーティングボックス11上の片面段ボール
シートS及びライナL2 を幅方向均一に加圧して適度な
加圧力を付加することとなり、この片面段ボールシート
S及びライナL2 は加圧力を受けて貼着する。
【0029】このとき、ヒーティングボックス11は片
面段ボールシートS及びライナL2の横幅寸法や走行速
度、予熱温度、ヒーティングボックス11自体の表面温
度などによって多様な膨張変形や収縮変形を起こすもの
である。即ち、ヒーティングボックス11は初期状態で
蒸気によって適度に加熱されて一様に膨張することで、
表面が太鼓状に変形しているが、積層した片面段ボール
シートSとライナL2を搬入する入口部分では、急激に
熱が奪われて収縮し、その表面が凹状に変形する傾向に
ある。そして、ヒーティングボックス11の出口部分で
は、通紙する片面段ボールシートS及びライナL2 の温
度上昇によって冷却される度合が少なくなって収縮量が
減少することで、ヒーティングボックス11は初期状態
に近い形状を維持するように太鼓状に膨張して表面が凸
状に変形している。
面段ボールシートS及びライナL2の横幅寸法や走行速
度、予熱温度、ヒーティングボックス11自体の表面温
度などによって多様な膨張変形や収縮変形を起こすもの
である。即ち、ヒーティングボックス11は初期状態で
蒸気によって適度に加熱されて一様に膨張することで、
表面が太鼓状に変形しているが、積層した片面段ボール
シートSとライナL2を搬入する入口部分では、急激に
熱が奪われて収縮し、その表面が凹状に変形する傾向に
ある。そして、ヒーティングボックス11の出口部分で
は、通紙する片面段ボールシートS及びライナL2 の温
度上昇によって冷却される度合が少なくなって収縮量が
減少することで、ヒーティングボックス11は初期状態
に近い形状を維持するように太鼓状に膨張して表面が凸
状に変形している。
【0030】一方、本実施形態にあっては、加圧部14
を構成する複数の形鋼16の曲げ剛性がそれぞれ異って
おり、前述した各種条件によってヒーティングボックス
11が膨張変形あるいは収縮変形を起こしても、各形鋼
16は変形したヒーティングボックス11の表面形状に
合わせて変形することで、形鋼16は加圧ベルト12を
介してヒーティングボックス11上の片面段ボールシー
トS及びライナL2 を幅方向均一に加圧することができ
る。
を構成する複数の形鋼16の曲げ剛性がそれぞれ異って
おり、前述した各種条件によってヒーティングボックス
11が膨張変形あるいは収縮変形を起こしても、各形鋼
16は変形したヒーティングボックス11の表面形状に
合わせて変形することで、形鋼16は加圧ベルト12を
介してヒーティングボックス11上の片面段ボールシー
トS及びライナL2 を幅方向均一に加圧することができ
る。
【0031】即ち、図6(a)に示すように、積層した片
面段ボールシートSとライナL2 を搬入するヒーティン
グボックス11の入口部分では表面が凹状に変形してい
るが、曲げ剛性の低い形鋼16はヒーティングボックス
11の表面形状に合わせて中央部が下方に突出変形する
ことで、加圧ベルト12を介して片面段ボールシートS
及びライナL2 を幅方向均一に加圧する。また、図6
(b)に示すように、ヒーティングボックス11の出口部
分では表面が凸状に変形しているが、曲げ剛性の低い形
鋼16はヒーティングボックス11の表面形状に合わせ
て中央部が上方に凹み変形することで、加圧ベルト12
を介して片面段ボールシートS及びライナL2 を幅方向
均一に加圧する。
面段ボールシートSとライナL2 を搬入するヒーティン
グボックス11の入口部分では表面が凹状に変形してい
るが、曲げ剛性の低い形鋼16はヒーティングボックス
11の表面形状に合わせて中央部が下方に突出変形する
ことで、加圧ベルト12を介して片面段ボールシートS
及びライナL2 を幅方向均一に加圧する。また、図6
(b)に示すように、ヒーティングボックス11の出口部
分では表面が凸状に変形しているが、曲げ剛性の低い形
鋼16はヒーティングボックス11の表面形状に合わせ
て中央部が上方に凹み変形することで、加圧ベルト12
を介して片面段ボールシートS及びライナL2 を幅方向
均一に加圧する。
【0032】このように本実施形態の紙押え装置にあっ
ては、複数の形鋼16の曲げ剛性をそれぞれ異ならせた
ことで、ヒーティングボックス11の膨張変形あるいは
収縮変形に対して各形鋼16をその表面形状に合わせて
変形させることで、加圧ベルト12がヒーティングボッ
クス11上の片面段ボールシートS及びライナL2 を幅
方向均一に加圧することができ、高い強度と平面性の良
い高品質の両面段ボールシートDを製造することができ
る。
ては、複数の形鋼16の曲げ剛性をそれぞれ異ならせた
ことで、ヒーティングボックス11の膨張変形あるいは
収縮変形に対して各形鋼16をその表面形状に合わせて
変形させることで、加圧ベルト12がヒーティングボッ
クス11上の片面段ボールシートS及びライナL2 を幅
方向均一に加圧することができ、高い強度と平面性の良
い高品質の両面段ボールシートDを製造することができ
る。
【0033】また、複数の形鋼16は変形してもエアチ
ャンバ15と常時密着して圧縮空気が漏洩することはな
く、加圧室17内の空気圧を所定圧に維持することで、
高品質の両面段ボールシートDを短時間で製造すること
ができ、生産性の向上を図ることができる。
ャンバ15と常時密着して圧縮空気が漏洩することはな
く、加圧室17内の空気圧を所定圧に維持することで、
高品質の両面段ボールシートDを短時間で製造すること
ができ、生産性の向上を図ることができる。
【0034】なお、複数の形鋼16は前述した構造に限
定されるものではなく、溝形鋼以外にI形鋼や薄形鋼の
プレス成形品、合成樹脂の成形品などを使用してもよ
い。また、加圧部14を構成するエアチャンバ15と形
鋼16において、隣接する形鋼16同士をゴムキャップ
21で連結すると共に、エアチャンバ15と各形鋼16
との間にゴムシート22を装着することで各隙間を封止
し、加圧室17内の圧縮空気の漏洩を阻止したが、合成
樹脂やブラシなどを使用してもよい。
定されるものではなく、溝形鋼以外にI形鋼や薄形鋼の
プレス成形品、合成樹脂の成形品などを使用してもよ
い。また、加圧部14を構成するエアチャンバ15と形
鋼16において、隣接する形鋼16同士をゴムキャップ
21で連結すると共に、エアチャンバ15と各形鋼16
との間にゴムシート22を装着することで各隙間を封止
し、加圧室17内の圧縮空気の漏洩を阻止したが、合成
樹脂やブラシなどを使用してもよい。
【0035】ところで、本実施形態のダブルフェーサの
紙押え装置にあっては、前述したように、加圧部14を
構成する複数の形鋼16の曲げ剛性を異ならせること
で、ヒーティングボックス11の膨張変形あるいは収縮
変形による表面形状に合わせて各形鋼16を変形させる
ようになっているが、以下、その具体的な構成について
説明する。
紙押え装置にあっては、前述したように、加圧部14を
構成する複数の形鋼16の曲げ剛性を異ならせること
で、ヒーティングボックス11の膨張変形あるいは収縮
変形による表面形状に合わせて各形鋼16を変形させる
ようになっているが、以下、その具体的な構成について
説明する。
【0036】図7に膨張変形したヒーティングボックス
に対する曲げ剛性が高い形鋼の押圧力を表す幅方向の押
圧力分布、図8に膨張変形したヒーティングボックスに
対する曲げ剛性が低い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧
力分布、図9に収縮変形したヒーティングボックスに対
する曲げ剛性が高い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力
分布、図10に収縮変形したヒーティングボックスに対
する曲げ剛性が低い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力
分布、図11にヒーティングボックスに対する複数の形
鋼の配設例を表す概略、図12にヒーティングボックス
に配設された複数の形鋼の剛性比を表す概略、図13に
ヒーティングボックスに対する複数の形鋼の他の配設例
を表す概略を示す。
に対する曲げ剛性が高い形鋼の押圧力を表す幅方向の押
圧力分布、図8に膨張変形したヒーティングボックスに
対する曲げ剛性が低い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧
力分布、図9に収縮変形したヒーティングボックスに対
する曲げ剛性が高い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力
分布、図10に収縮変形したヒーティングボックスに対
する曲げ剛性が低い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力
分布、図11にヒーティングボックスに対する複数の形
鋼の配設例を表す概略、図12にヒーティングボックス
に配設された複数の形鋼の剛性比を表す概略、図13に
ヒーティングボックスに対する複数の形鋼の他の配設例
を表す概略を示す。
【0037】図7及び図8に示すものは、ヒーティング
ボックス11が適度に加熱されて一様に膨張することで
表面が太鼓状に凸変形した場合である。剛性の高い形鋼
16は殆ど変形しないので下面が平面であると考えら
れ、図7(a)に示すように、形鋼16が空気圧によって
押圧されると、ヒーティングボックス11の表面が平面
であるとき、この下面が平面である形鋼16によるシー
トDの押圧力分布は幅方向で均一となるが、図7(b)に
示すように、ヒーティングボックス11の表面が凸面で
あるとき、下面が平面である形鋼16によるシートDの
押圧力分布は中央部が高くなる。一方、剛性の低い形鋼
16は変形しやすいので、図8(a)に示すように、形鋼
16が空気圧によって押圧されると、ヒーティングボッ
クス11の表面が平面であるとき、形鋼16の幅方向端
部が下方に垂れように変形するため、形鋼16によるシ
ートDの押圧力分布は幅方向端部が高くなるが、図8
(b)に示すように、ヒーティングボックス11の表面が
凸面であるとき、形鋼16の幅方向端部はヒーティング
ボックス11の凸表面に沿うこととなり、形鋼16によ
るシートDの押圧力分布は幅方向で均一となる。
ボックス11が適度に加熱されて一様に膨張することで
表面が太鼓状に凸変形した場合である。剛性の高い形鋼
16は殆ど変形しないので下面が平面であると考えら
れ、図7(a)に示すように、形鋼16が空気圧によって
押圧されると、ヒーティングボックス11の表面が平面
であるとき、この下面が平面である形鋼16によるシー
トDの押圧力分布は幅方向で均一となるが、図7(b)に
示すように、ヒーティングボックス11の表面が凸面で
あるとき、下面が平面である形鋼16によるシートDの
押圧力分布は中央部が高くなる。一方、剛性の低い形鋼
16は変形しやすいので、図8(a)に示すように、形鋼
16が空気圧によって押圧されると、ヒーティングボッ
クス11の表面が平面であるとき、形鋼16の幅方向端
部が下方に垂れように変形するため、形鋼16によるシ
ートDの押圧力分布は幅方向端部が高くなるが、図8
(b)に示すように、ヒーティングボックス11の表面が
凸面であるとき、形鋼16の幅方向端部はヒーティング
ボックス11の凸表面に沿うこととなり、形鋼16によ
るシートDの押圧力分布は幅方向で均一となる。
【0038】また、図9及び図10に示すものは、ヒー
ティングボックス11が冷却されて一様に収縮すること
で表面が凹変形した場合である。そして、剛性の低い形
鋼16は下面中央部が膨らんだクラウン形状となってい
る。剛性の高い形鋼16は殆ど変形しないので下面が平
面であると考えられ、図9(a)に示すように、形鋼16
が空気圧によって押圧されると、ヒーティングボックス
11の表面が平面であるとき、この下面が平面である形
鋼16によるシートDの押圧力分布は幅方向で均一とな
るが、図9(b)に示すように、ヒーティングボックス1
1の表面が凹面であるとき、下面が平面である形鋼16
によるシートDの押圧力分布は幅方向端部が高くなる。
一方、剛性の低い形鋼16は変形しやすいので、図10
(a)に示すように、形鋼16が空気圧によって押圧され
ると、ヒーティングボックス11の表面が平面であると
き、形鋼16の幅方向端部が下方に垂れように変形する
が、クラウン形状であるために相殺されてヒーティング
ボックス11の凸表面に沿うこととなり、形鋼16によ
るシートDの押圧力分布は幅方向で均一となるが、図1
0(b)に示すように、ヒーティングボックス11の表面
が凹面であるとき、形鋼16によるシートDの押圧力分
布は幅方向端部が高くなる。
ティングボックス11が冷却されて一様に収縮すること
で表面が凹変形した場合である。そして、剛性の低い形
鋼16は下面中央部が膨らんだクラウン形状となってい
る。剛性の高い形鋼16は殆ど変形しないので下面が平
面であると考えられ、図9(a)に示すように、形鋼16
が空気圧によって押圧されると、ヒーティングボックス
11の表面が平面であるとき、この下面が平面である形
鋼16によるシートDの押圧力分布は幅方向で均一とな
るが、図9(b)に示すように、ヒーティングボックス1
1の表面が凹面であるとき、下面が平面である形鋼16
によるシートDの押圧力分布は幅方向端部が高くなる。
一方、剛性の低い形鋼16は変形しやすいので、図10
(a)に示すように、形鋼16が空気圧によって押圧され
ると、ヒーティングボックス11の表面が平面であると
き、形鋼16の幅方向端部が下方に垂れように変形する
が、クラウン形状であるために相殺されてヒーティング
ボックス11の凸表面に沿うこととなり、形鋼16によ
るシートDの押圧力分布は幅方向で均一となるが、図1
0(b)に示すように、ヒーティングボックス11の表面
が凹面であるとき、形鋼16によるシートDの押圧力分
布は幅方向端部が高くなる。
【0039】このようなことからヒーティングボックス
11の変形形状に合わせてそれに合った形状・剛性の形
鋼16を配設すればよい。即ち、図11に示すように、
ヒーティングボックス11を5個のヒーティングボック
ス11a〜11eによって構成し、1つのヒーティング
ボックスに対して2つの形鋼16を配設する。この場
合、前述したように、ヒーティングボックス11はシー
トDを搬入する入口部分では表面が凹状に変形する傾向
にあり、出口部分では初期状態に近い表面が凸状に変形
する傾向にある。そのため、ヒーティングボックス11
a〜11eがシートDの搬送方向に沿って徐々に表面凸
状に変形すると仮定し、各ヒーティングボックス11a
〜11eに対して剛性の異なる2つの形鋼16A,16
Bを配設している。すると、各ヒーティングボックス1
1a〜11eの押圧力分布は、前述した原理により、中
央部が高い押圧力分布と端部が高い押圧力分布とが交互
に繰り返されることとなる。従って、このような押圧力
分布を通紙したシートDはおおむね幅方向均等な加圧力
を得ることができる。
11の変形形状に合わせてそれに合った形状・剛性の形
鋼16を配設すればよい。即ち、図11に示すように、
ヒーティングボックス11を5個のヒーティングボック
ス11a〜11eによって構成し、1つのヒーティング
ボックスに対して2つの形鋼16を配設する。この場
合、前述したように、ヒーティングボックス11はシー
トDを搬入する入口部分では表面が凹状に変形する傾向
にあり、出口部分では初期状態に近い表面が凸状に変形
する傾向にある。そのため、ヒーティングボックス11
a〜11eがシートDの搬送方向に沿って徐々に表面凸
状に変形すると仮定し、各ヒーティングボックス11a
〜11eに対して剛性の異なる2つの形鋼16A,16
Bを配設している。すると、各ヒーティングボックス1
1a〜11eの押圧力分布は、前述した原理により、中
央部が高い押圧力分布と端部が高い押圧力分布とが交互
に繰り返されることとなる。従って、このような押圧力
分布を通紙したシートDはおおむね幅方向均等な加圧力
を得ることができる。
【0040】もし、ヒーティングボックス11a〜11
eに同一剛性の形鋼16を配設した場合、剛性の高い形
鋼16Aでは中央部が高い押圧力分布のみ、剛性の低い
形鋼16Bでは端部が高い押圧力分布のみがシートDに
作用することとなり、シートDは平面性がよくない。
eに同一剛性の形鋼16を配設した場合、剛性の高い形
鋼16Aでは中央部が高い押圧力分布のみ、剛性の低い
形鋼16Bでは端部が高い押圧力分布のみがシートDに
作用することとなり、シートDは平面性がよくない。
【0041】また、この場合、形鋼16Aと16Bとの
剛性比を考えると下記式にて求められる。
剛性比を考えると下記式にて求められる。
【0042】ヒーティングボックス11はシートDを搬
入する入口部分では表面が凹状に変形し、出口部分では
初期状態に近い表面が凸状となる傾向にある。従って、
図12に示すように、ヒーティングボックス11の入口
部分ほど高い剛性比となるように形鋼16を配設し、出
口部分で剛性比が零にちかいものを配設すればよい。従
って、剛性比をシートDの搬送方向下流側にいくほど低
くなるように設定すればよいが、ヒーティングボックス
11の変形度合の幅が小さければ、段階的に設定しても
よい。
入する入口部分では表面が凹状に変形し、出口部分では
初期状態に近い表面が凸状となる傾向にある。従って、
図12に示すように、ヒーティングボックス11の入口
部分ほど高い剛性比となるように形鋼16を配設し、出
口部分で剛性比が零にちかいものを配設すればよい。従
って、剛性比をシートDの搬送方向下流側にいくほど低
くなるように設定すればよいが、ヒーティングボックス
11の変形度合の幅が小さければ、段階的に設定しても
よい。
【0043】また、1つのヒーティングボックス11に
対して2つの形鋼16を配設したが、その数は限定され
るものではない。即ち、図13(a)に示すように、1つ
のヒーティングボックス11に対して3つの剛性の異な
る形鋼16A,16B,16Cを配設したり、図13
(b)に示すように、1つのヒーティングボックス11に
対して2つの剛性の異なる形鋼16A,16Cを3つ配
設してもよい。
対して2つの形鋼16を配設したが、その数は限定され
るものではない。即ち、図13(a)に示すように、1つ
のヒーティングボックス11に対して3つの剛性の異な
る形鋼16A,16B,16Cを配設したり、図13
(b)に示すように、1つのヒーティングボックス11に
対して2つの剛性の異なる形鋼16A,16Cを3つ配
設してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように、本発明のダブルフェーサの紙押え装置によれ
ば、片面段ボールシートとライナとを貼り合わせるため
に加圧ベルトの上面に摺接してその幅方向に沿うと共に
片面段ボールシートの進行方向に沿って複数並設された
板状体を、片面段ボールシートの幅方向における曲げ剛
性が異なる複数種類の板状体によって構成し、複数種類
の板状体に押圧手段によって流体圧を付加して異なる曲
げ変形を発生させることにより、加圧ベルトを介して片
面段ボールシートに対する幅方向押え分布をヒーティン
グボックスの上面起伏変形に対して平均化させるように
したので、ヒーティングボックスの表面が膨張・収縮変
形しても、変形したヒーティングボックスに対して多数
の板状体を同様に変形させて沿わせることで、確実に片
面段ボールシートとライナを適正状態で貼り合わせるこ
とができると共に、局所的な押し潰しを防止して段ボー
ルシートの品質の向上を図ることができる。
ように、本発明のダブルフェーサの紙押え装置によれ
ば、片面段ボールシートとライナとを貼り合わせるため
に加圧ベルトの上面に摺接してその幅方向に沿うと共に
片面段ボールシートの進行方向に沿って複数並設された
板状体を、片面段ボールシートの幅方向における曲げ剛
性が異なる複数種類の板状体によって構成し、複数種類
の板状体に押圧手段によって流体圧を付加して異なる曲
げ変形を発生させることにより、加圧ベルトを介して片
面段ボールシートに対する幅方向押え分布をヒーティン
グボックスの上面起伏変形に対して平均化させるように
したので、ヒーティングボックスの表面が膨張・収縮変
形しても、変形したヒーティングボックスに対して多数
の板状体を同様に変形させて沿わせることで、確実に片
面段ボールシートとライナを適正状態で貼り合わせるこ
とができると共に、局所的な押し潰しを防止して段ボー
ルシートの品質の向上を図ることができる。
【0045】また、本発明のダブルフェーサの紙押え装
置によれば、複数の板状体を2種類以上の異なった剛性
を有する板状体から構成したので、加圧ベルトは2種類
以上の異なった剛性を有する板状体から押圧されて膨張
あるいは収縮変形するヒーティングボックスに対して同
形状とすることができる。
置によれば、複数の板状体を2種類以上の異なった剛性
を有する板状体から構成したので、加圧ベルトは2種類
以上の異なった剛性を有する板状体から押圧されて膨張
あるいは収縮変形するヒーティングボックスに対して同
形状とすることができる。
【0046】また、本発明のダブルフェーサの紙押え装
置によれば、片面段ボールシート及びライナの搬送方向
上流側から下流側に向かって異なる剛性比が漸次あるい
は段階的に小さくなるように板状体を配設したので、膨
張あるいは収縮変形するヒーティングボックスに合わせ
て複数の板状体を変形させて片面段ボールシートとライ
ナを確実に貼着することができる。
置によれば、片面段ボールシート及びライナの搬送方向
上流側から下流側に向かって異なる剛性比が漸次あるい
は段階的に小さくなるように板状体を配設したので、膨
張あるいは収縮変形するヒーティングボックスに合わせ
て複数の板状体を変形させて片面段ボールシートとライ
ナを確実に貼着することができる。
【0047】また、本発明のダブルフェーサの紙押え装
置によれば、板状体の下面をクラウン形状に形成したの
で、収縮変形するヒーティングボックスに対して容易に
板状体を変形することができる。
置によれば、板状体の下面をクラウン形状に形成したの
で、収縮変形するヒーティングボックスに対して容易に
板状体を変形することができる。
【0048】また、本発明のダブルフェーサの紙押え装
置によれば、記板状体を形鋼によって構成したので、低
コストで高品質の段ボールシートを製造することができ
る。
置によれば、記板状体を形鋼によって構成したので、低
コストで高品質の段ボールシートを製造することができ
る。
【図1】本発明の一実施形態に係るダブルフェーサの紙
押え装置の概略側面図である。
押え装置の概略側面図である。
【図2】ダブルフェーサの紙押え装置の概略平面図であ
る。
る。
【図3】紙押え装置の加圧部を表す要部断面図である。
【図4】エアチャンバと形鋼との連結構造を表す要部断
面図である。
面図である。
【図5】図4ののV−V断面図である。
【図6】ヒーティングボックス変形時の形鋼による加圧
状態を表す説明図である。
状態を表す説明図である。
【図7】膨張変形したヒーティングボックスに対する曲
げ剛性が高い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力分布図
である。
げ剛性が高い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力分布図
である。
【図8】膨張変形したヒーティングボックスに対する曲
げ剛性が低い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力分布図
である。
げ剛性が低い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力分布図
である。
【図9】収縮変形したヒーティングボックスに対する曲
げ剛性が高い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力分布図
である。
げ剛性が高い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力分布図
である。
【図10】収縮変形したヒーティングボックスに対する
曲げ剛性が低い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力分布
図である。
曲げ剛性が低い形鋼の押圧力を表す幅方向の押圧力分布
図である。
【図11】ヒーティングボックスに対する複数の形鋼の
配設例を表す概略図である。
配設例を表す概略図である。
【図12】ヒーティングボックスに配設された複数の形
鋼の剛性比を表す概略図である。
鋼の剛性比を表す概略図である。
【図13】ヒーティングボックスに対する複数の形鋼の
他の配設例を表す概略図である。
他の配設例を表す概略図である。
【図14】コルゲートマシンにおける従来のダブルフェ
ーサの紙押え装置の概略図である。
ーサの紙押え装置の概略図である。
【図15】従来の別のダブルフェーサの紙押え装置の概
略図である。
略図である。
【図16】従来ダブルフェーサの紙押え装置によるヒー
ティングボックス変形時の形鋼による加圧状態を表す説
明図である。
ティングボックス変形時の形鋼による加圧状態を表す説
明図である。
11 ヒーティングボックス 12 加圧ベルト 14 加圧部(加圧手段) 15 エアチャンバ 16 形鋼(板状体) 17 加圧室 19 ブロア L1 ,L2 ライナ C 芯紙 S 片面段ボールシート D 両面段ボールシート HP ヒーティングパート
Claims (5)
- 【請求項1】 ヒーティングボックスと、該ヒーティン
グボックスに対向して設けられて該ヒーティングボック
スとの間で片面段ボールシート及びライナを挾持して搬
送する加圧ベルトと、前記片面段ボールシートとライナ
とを貼り合わせるために前記加圧ベルトの上面に摺接し
て前記片面段ボールシートの幅方向に沿うと共に該片面
段ボールシートの進行方向に沿って複数並設された板状
体と、該複数の板状体に対して流体圧を付加して前記加
圧ベルトに押圧力を発生させる押圧手段とを具えたダブ
ルフェーサの紙押え装置において、前記複数の板状体を
前記片面段ボールシートの幅方向における曲げ剛性が異
なる複数種類の板状体によって構成し、該複数種類の板
状体に前記押圧手段によって流体圧を付加して異なる曲
げ変形を発生させることにより、前記加圧ベルトを介し
て前記片面段ボールシートに対する幅方向押え分布を、
前記ヒーティングボックスの上面起伏変形に対して平均
化させることを特徴とするダブルフェーサの紙押え装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載のダブルフェーサの紙押え
装置において、前記複数の板状体は2種類以上の異なっ
た剛性を有する板状体から構成されることを特徴とする
ダブルフェーサの紙押え装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のダブルフェーサの紙押え
装置において、前記片面段ボールシート及びライナの搬
送方向上流側から下流側に向かって異なる剛性比が漸次
あるいは段階的に小さくなるように前記板状体を配設し
たことを特徴とするダブルフェーサの紙押え装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のダブルフェーサの紙押え
装置において、前記板状体は下面がクラウン形状に形成
されたことを特徴とするダブルフェーサの紙押え装置。 - 【請求項5】 請求項1記載のダブルフェーサの紙押え
装置において、前記板状体を形鋼によって構成したこと
を特徴とするダブルフェーサの紙押え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22087296A JP3477323B2 (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | ダブルフェーサの紙押え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22087296A JP3477323B2 (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | ダブルフェーサの紙押え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1058564A true JPH1058564A (ja) | 1998-03-03 |
JP3477323B2 JP3477323B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=16757868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22087296A Expired - Fee Related JP3477323B2 (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | ダブルフェーサの紙押え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3477323B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015085665A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置 |
-
1996
- 1996-08-22 JP JP22087296A patent/JP3477323B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015085665A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置 |
CN105531107A (zh) * | 2013-11-01 | 2016-04-27 | 三菱重工印刷纸工机械有限公司 | 双面瓦楞纸板翘曲防止装置及方法和双面瓦楞纸板制造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3477323B2 (ja) | 2003-12-10 |
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