JP2015084302A - 押し子付きシート、プッシュスイッチ及び押し子付きシートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】押し子付きシート100は、操作部材OPからの押圧力を可動接点部材3に伝達する押し子付きシートであり、シート部材1と、シート部材1の一方面に固着される押し子部材2と、を有し、押し子部材2は、シート部材1に固着される固着部2aを有し、固着部2aの逆側の部分に押圧部2bを有し、押圧部2bは中央に凹部2cを有する。押し子付きシートの製造方法300では、結晶性樹脂からなるフィルムを円柱状に打ち抜いて押し子部材2を形成する第1工程と、結晶性樹脂からなるシート部材1の一方面に押し子部材2を固着する第2工程と、押し子部材2に凹部2cを形成する第3工程とからなる。プッシュスイッチ200は、押し子付きシート100を用いたスイッチ装置である。
【選択図】図3
Description
以下に第1実施形態における押し子付きシートについて説明する。
以下に第2実施形態におけるプッシュスイッチ200の構成にについて図5ないし図8を用いて説明する。プッシュスイッチ200は、第1実施形態における押し子付きシート100を用いたスイッチ装置である。以下の説明においては、押し子付きシート100に関わる説明には、第1実施形態の説明で用いた名称および符号を用いて説明するとともに、押し子付きシート100の詳細な説明は省略する。なお、図5は第2実施形態におけるプッシュスイッチ200の構成を示す分解斜視図である。図6は第2実施形態におけるプッシュスイッチ200の外観を示す図であり、図6(a)はプッシュスイッチ200の外観を示す斜視図であり、図6(b)は図6(a)に示すZ1方向側から見たプッシュスイッチ200を示す平面図である。図7は第2実施形態における可動接点部材3の外観を示す図であり、図7(a)は可動接点部材3の外観を示す斜視図であり、図7(b)は図7(a)に示すY2方向側から見た可動接点部材3を示す側面図である。図8は第2実施形態におけるハウジング5の外観を示す図であり、図8(a)はハウジング5の外観を示す斜視図であり、図8(b)は図8(a)に示すZ1方向側から見たハウジング5を示す平面図である。
以下に第3実施形態における押し子付きシートの製造方法300について図11ないし図14を用いて説明する。押し子付きシートの製造方法300は、第1実施形態における押し子付きシート100の製造方法である。以下の説明においては、押し子付きシート100に関わる説明には、第1実施形態の説明で用いた名称および符号を用いて説明するとともに、押し子付きシート100の詳細な説明は省略する。なお、図11は第3実施形態における押し子付きシートの製造方法300の工程を示す工程図である。図12は第3実施形態における第1工程MP1の例を示す模式図であり、図12(a)は打ち抜き加工方法の一例を示す模式図であり、図12(b)は図12(a)に示す打ち抜き加工方法により打ち抜き加工を行った状態を示す模式図である。図13は第3実施形態における第2工程MP2の例を示す模式図であり、図13(a)はシート部材1と樹脂タブレットTBとの配置を示す模式図であり、図13(b)はレーザー照射LSの照射方法を示す模式図である。図14は第3実施形態における第3工程MP3の例を示す模式図であり、図14(a)はシート部材1、樹脂タブレットTBおよびポンチ部材PUの配置を示す模式図であり、図14(b)はポンチ部材PUによる凹部2cの形成方法を示す模式図である。
第1実施形態において、凹部2cは平面視で円形状としたが、多角形(正多角形が望ましい)でも良い。その際は、第3実施形態におけるポンチ部材PUも円柱形状ではなく、角柱形状となる。
第1実施形態において、押し子付きシート100は、1つのシート部材1に対して曲面部1aを1箇所、押し子部材2を1個という構成としたが、1つのシート部材1に対して、曲面部1aを複数箇所、押し子部材2を曲面部1aに対応した個数という構成であっても良い。
第2実施形態において、プッシュスイッチ200は、構成部品として操作部材を含まない構成としたが、操作部材を構成部品とし、操作部材を介して押圧操作される構成としても良い。
1a 曲面部
2 押し子部材
2a 固着部
2b 押圧部
2c 凹部
3 可動接点部材
3a ドーム部
3b 鍔部
3c 頂点部
4 固定接点部材
4a 第1固定接点部
4b 第2固定接点部
4c 第1外部接続端子
4d 第2外部接続端子
5 ハウジング
5a 収納部
100 押し子付きシート
200 プッシュスイッチ
300 押し子付きシートの製造方法
FI フィルム
LS レーザー照射
MP1 第1工程
MP2 第2工程
MP3 第3工程
OP 操作部材
PU ポンチ部材
TB 樹脂タブレット
Claims (9)
- 操作部材と可動接点部材との間に配置されて、前記操作部材が操作されることによる押圧力を前記可動接点部材に伝達する押し子付きシートにおいて、
シート部材と、
前記シート部材の一方面に固着される押し子部材と、を有し、
前記押し子部材は、前記シート部材に固着される固着部を有し、前記固着部の逆側の部分に押圧部を有し、
前記押圧部は中央に凹形状に形成された凹部を有する、
ことを特徴とする押し子付きシート。 - 前記押し子部材は前記固着部が前記シート部材とともに曲面形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の押し子付きシート。
- 前記シート部材と前記押し子部材とは同じ結晶性樹脂からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の押し子付きシート。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の押し子付きシートと、
ドーム状に形成され、頂点部が前記押し子部材の凹部に対向して配置される可動接点部材と、
前記可動接点部材と接離する固定接点部材と、
からなることを特徴とするプッシュスイッチ。 - 結晶性樹脂からなるフィルムを円柱状に打ち抜いて押し子部材を形成する第1工程と、
結晶性樹脂からなるシート部材の一方面に前記押し子部材を固着する第2工程と、
前記シート部材の他方面側から前記押し子部材を、前記押し子部材のガラス転移点温度以上の温度に加熱して、前記押し子部材の直径よりも小さい直径のポンチ部材により前記押し子部材を前記シート部材側に押圧して、前記押し子部材に凹部を形成する第3工程と、
からなることを特徴とする押し子付きシートの製造方法。 - 前記固着及び前記加熱は、レーザー照射を用いて行なうことを特徴とする請求項5に記載の押し子付きシートの製造方法。
- 前記シート部材は、光が透過し易い半透明であり、前記押し子部材は、光が透過し難い暗色であり、
前記レーザー照射は、前記シート側から前記押し子部材に向って行われる
ことを特徴とする請求項6に記載の押し子付きシートの製造方法。 - 前記シート部材と前記押し子部材とは同じ結晶性樹脂であるとともに、
前記シート部材の結晶化度は、前記押し子部材の結晶化度よりも高くなっていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の押し子付きシートの製造方法。 - 前記結晶性樹脂はポリノナメチレンテレフタルアミドであり、前記押し子部材を形成する第1工程においては、前記押し子部材の結晶化度が68%以下であることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の押し子付きシートの製造方法。
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