JP2015083852A - 不断水分岐方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水圧が高くスクイズオフによって完全に止水出来ない場合においても、電気融着継手を用いて良好な分岐接合を安定して行える不断水分岐方法を提供することを目的としている。
【解決手段】スクイズオフ装置の上側スクイズバー21と下側スクイズバー22を用いて水道本管1の2箇所をそれぞれスクイズオフし、スクイズオフ部12とスクイズオフ部12との間を切除する。そして、短管5をチーズ型電気融着継手3aの継手本体部31の一側にセットするとともに、短管5にソケット型電気融着4aを装着した継手ユニットを切除端13間に配置する。また、紙おむつ61を継手接続部14内に挿入するとともに、紙おむつ61に一端が結わえられた電気コード62の他端を分岐部32外に引き出した状態で、チーズ型電気融着継手3aおよびソケット型電気融着4aを用いて融着接合するようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、上水道配管等の不断水分岐方法に関する。
既設の上水道配管に分岐配管路を設ける方法として、サドル継手を用いた不断水分岐方法(特許文献1〜特許文献3参照)が既に提案されている。
このサドル継手を用いた不断水分岐方法は、例えば、以下のようにして不断水で水道用の本管に分岐管を分岐接続して分岐管に通水を行えるようにしている。
すなわち、この不断水分岐方法は、まず、図9に示すように、水道用の本管100に二つ割りのサドル211,212からなるサドル継手200を取り付ける。このサドル211の分岐部220に設けられたフランジ221と、仕切り弁300の一端に設けられたフランジ311とを用いて仕切り弁300をサドル継手200に取り付ける。そして、この仕切り弁300の他端に設けられたフランジ312側に、先端に穿孔刃410を有する穿孔機400を取り付ける。
つぎに、図9(b)に示すように、仕切り弁300の弁体310を上側に移動させて流路を開き、穿孔機400を本管100側に前進させて本管100の管壁に図9(c)に示すように、孔11aを開ける。孔11aを開けたのち、図9(c)に示すように、穿孔機400を元に位置まで戻し、弁体310を下側に移動させて仕切り弁300の流路を閉じる。
そして、図9(d)に示すように、穿孔機400を仕切り弁300から取り外して分岐管500との配管接続を行なう。
この接続作業が完了したのち、再び仕切り弁300の流路を開いて分岐管500側へ通水する。
しかしながら、上記従来のサドル継手200を用いた不断水分岐工法においては、本管100外面と二つ割りサドル211,212の内面とはゴム輪を介して止水するため、融着接続する場合に比べて、接続部の止水性の信頼性がないとか、分岐側の口径を本管と同一口径にするのは困難であり、管路の圧力損失が大きくなる、などの問題があった。
更に、二つ割りのサドル211,212は強度の関係から、鋳鉄製となり、重たく腐食の心配があったり、施工後も仕切り弁300が分岐配管に残り、コストが高いなどの問題もあった。
一方、上記の問題点を解決するために、図10に示すようなスクイズオフによる不断水分岐方法も提案されている(特許文献4参照)。
この不断水分岐方法は、図10(a)に示すように、新たに分岐部が設置される水道用の本管600の外周面の新たに分岐部が設置される箇所を中心に、本管600の長さ方向の前後に、所定の間隔をおいてバルブ機能付きのサドル型電気融着融着700を取り付ける。(本管600はポリエチレン製のもの、サドル型電気融着融着700は不断水分岐ができる。)
つぎに、2つのサドル型電気融着融着700の分岐部701同士を連結し、バイパス配管710を設ける。
続いて、図10(b)に示すように、両サドル型電気融着融着700の内側に位置する本管600の2箇所をスクイズオフ装置のスクイズバー810,820でスクイズオフし、両スクイズオフ部間と本管600との間を止水する。
つぎに、図10(c)に示すように、両スクイズオフ部の間に位置する本管600を所定長さにわたって切除する。つぎに、この切除部に、図10(d)に示すように、チーズ型継手900を配置し、ソケットタイプの電気融着継手910をやりとり継手として用い、本管600の切断端部とチーズ型継手900の継手本体部901とを融着接続する。
そして、チーズ型継手900の分岐部902側のフランジ903を利用して、分岐管側の配管作業を行なう。この分岐管側の配管が完了したのち、図10(e)に示すように、両スクイズオフ4による本管1の遮断を解除して分岐管側へ通水する。
実公昭61−19272号公報 特公平2−39679号公報 特開平9−159088号公報 特開2000−234693号公報
しかし、上記のようなスクイズオフ装置によってスクイズオフして不断水で分岐管を設ける方法においては、本管600の水圧が高い場合や、現場の施工バラツキ(油圧管理等)、スクイズオフ装置の油圧能力等により、スクイズオフしても、完全に止水できない場合がある。
そして、止水が不完全な状況で電気融着を行うと、電気融着継手の融着面にスクイズオフ部から漏れ出た水が浸入し、融着不良を起こすおそれがある。
一方、メカニカル継手を用いれば、水が多少漏水している状況でも分岐接合することが可能であるが、メカニカル継手は金属製であるため、重量が重く作業性や輸送時に問題があるとともに、腐食の心配もある。
本発明は、上記事情に鑑みて、水圧が高くスクイズオフによって完全に止水出来ない場合においても、電気融着継手を用いて良好な分岐接合を安定して行える不断水分岐方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる不断水分岐方法は、既設樹脂配管の分岐配管接続位置を挟んだ2箇所をそれぞれ止水状態となるようにスクイズオフ手段によってスクイズオフする工程と、スクイズオフ状態の前記既設樹脂配管を、スクイズオフ部とスクイズオフ部との間で、両スクイズオフ部から延出する継手接続部を残した状態で切除する工程と、継手本体部とこの継手本体部から分岐する分岐部を有する分岐継手を、少なくとも前記継手接続部と継手接続部の間に配置し、少なくとも分岐継手の前記継手本体部を電気融着することによって両継手接続部間を接続する工程と、分岐部に分岐配管を接続する工程とを含む不断水分岐方法であって、少なくとも1つの吸水材を、各継手接続部内に入り込ませ、前記スクイズオフ部からの継手接続部への漏水を吸水可能に配置するとともに、各吸水材に繋がる線条材の端部を前記分岐部の外側に引き出した状態で前記継手本体部を電気融着し、融着完了後に前記線条材を引張り前記吸水材を前記分岐継手外に引き出す融着完了後に前記線条材を引張り前記吸水材を前記分岐継手外に引き出すことを特徴としている。
なお、吸水材は、漏水を確実に吸水できるように、継手接続部の管底に沿うように配置することが好ましい。
本発明の不断水分岐方法は、特に限定されないが、継手接続部間を接続する前に、継手接続部の切除端からスクイズオフ部に至る部分にソケット型電気融着継手をスライド可能に嵌装しておき、スクイズ解除後にスクイズオフ部をほぼスクイズオフ前の状態に復元させるとともに、この復元部が隠蔽される位置まで前記ソケット型電気融着継手をスライドさせて既設樹脂配管に電気融着することが好ましい。
すなわち、例えば、ポリエチレン樹脂管の場合、復元した後に復元部において白化現象が生じるが、この白化部は、水流から受ける内圧や、外部からの外圧に対する耐久性が低下したものとなる。したがって、長期性能が悪化して、将来的に漏れが発生するおそれがある。しかし、上記のようにソケット型電気融着継手を復元部に外嵌し、電気融着することによって復元部がソケット型電気融着継手よって補強され、復元部から漏れが発生することを防止することができる。
また、本発明の不断水分岐方法は、特に限定されないが、分岐継手の継手本体部の少なくとも一端に継手本体部の軸方向にスライド可能なやりとり継手を介在させることが好ましい。
すなわち、既設樹脂配管は、施工時の気温等によって、切断時に切断端間の距離が一定ではない。したがって、やりとり継手を介在させ、やりとり継手を軸方向にスライドさせて切断端間の距離の変化に対応させ、融着の際の分岐継手の位置決めを容易にすることができる。
また、本発明の不断水分岐方法は、既設樹脂配管のスクイズオフ予定部を挟んで継手接続部の反対側の部分にそれぞれサドル型継手を取り付けた後、不断水状態で2つのサドル型継手間をバイパス管で接続する工程を含んでもよい。
本発明の不断水分岐方法において、吸水材としては、スクイズオフ部から漏れ出る水を吸水して、切断端の外側に漏れて電気融着を阻害しなければ特に限定されず、例えば、吸水性ポリマーを用いた市販の紙おむつや、布製ウエス等を用いることができる。また、紙おむつなどに使用されている吸水性ポリマーを透水性の袋内に充填したものでも構わないが、吸水性能が高いことから紙おむつ等の吸水性ポリマーを用いて吸水するものが好ましい。
線条材としては、上記吸水材を引っ張り出すことができれば、特に限定されないが、例えば、ナイロンロープ、ワイヤロープ、電気コード等が挙げられ、吸水材を引張り出すときに切れたりすることがないような強度があれば、可撓性に優れていることが好ましい。
本発明の不断水分岐方法において、既設樹脂配管を構成する樹脂管としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン管、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管、塩化ビニル樹脂管等が挙げられる。
本発明の不断水分岐方法は、以上のように、既設樹脂配管の分岐配管接続位置を挟んだ2箇所をそれぞれ止水状態となるようにスクイズオフ手段によってスクイズオフする工程と、スクイズオフ状態の前記既設樹脂配管を、スクイズオフ部とスクイズオフ部との間で、両スクイズオフ部から延出する継手接続部を残した状態で切除する工程と、継手本体部とこの継手本体部から分岐する分岐部を有する分岐継手を、少なくとも前記継手接続部と継手接続部の間に配置し、少なくとも分岐継手の前記継手本体部を電気融着することによって両継手接続部間を接続する工程と、分岐部に分岐配管を接続する工程とを含む不断水分岐方法であって、少なくとも1つの吸水材を、各継手接続部内に入り込ませ、前記スクイズオフ部からの継手接続部への漏水を吸水可能に配置するとともに、各吸水材に繋がる線条材の端部を前記分岐部の外側に引き出した状態で前記継手本体部を電気融着し、融着完了後に前記線条材を引張り前記吸水材を前記分岐継手外に引き出す融着完了後に前記線条材を引張り前記吸水材を前記分岐継手外に引き出すようにしたので、スクイズオフによって完全に止水できていない場合にも、本管側から漏水した水が吸水材に吸水され、融着部まで流れることがない。
したがって、多少、管内水が漏水している状態でも品質上問題なく融着接合できる。すなわち、分岐配管施工を容易かつ確実に行うことができる。
本発明の不断水分岐方法を用いた分岐配管の施工構造の1例を模式的に説明する図である。 本発明の不断水分岐方法の第1の実施の形態を工程順に説明する図であって、同図(a)はスクイズオフ工程、同図(b)は分岐部切除工程をあらわしている。 スクイズオフ装置を説明する図であって、同図(a)はスクイズオフ前の状態、同図(b)はスクイズオフ状態をあらわしている。 図2の後工程を説明する図であって、同図(a)は復元部補強用のソケット型電気融着継手をスクイズオフ部と、切断端との間にスライド嵌合させた状態をあらわし、型同図(b)はチーズ型電気融着継手に短管、やりとり用のソケット型電気融着継手をセットした分岐ユニットに、吸水材ユニットをセットした状態をあらわしている。 図4の後工程を説明する図であって、同図(a)は分岐ユニットを継手接続部に融着した状態をあらわし、同図(b)は分岐配管を接続した状態をあらわしている。 スクイズオフ部の復元方法を説明する図である。 図5の後工程を説明する図であって、復元部補強用のソケット型電気融着継手を復元部の周囲を隠蔽した状態で電気融着した状態をあらわしている。 本発明の不断水分岐方法の第2の実施の形態の 工程をあらわしている。 従来のサドル型継手を用いた分岐方法を工程順に説明する図である。 従来のスクイズオフ装置を用いた分岐方法を工程順に説明する図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図7は本発明の不断水分岐方法の第1の実施の形態をあらわしている。
すなわち、この不断水分岐方法は、図1に示すように、例えば、既設樹脂配管である網状に張り巡らされた水道本管1に、分岐配管10を以下のようにして分岐接合することができる。
(1)まず、既設樹脂配管であるポリエチレン製の水道本管1の分岐配管接続位置およびその近傍部の地面を開削し、この開削部において、図2(a)に示すように、水道本管1の分岐配管接続位置の両側を図3(a)に示すスクイズオフ装置2の上側スクイズバー21と、下側スクイズバー22との間に配置したのち、図3(b)に示すように、上側スクイズバー21を下側スクイズバー22方向に動かしてスクイズオフする。
(2)図4(a)に示すように、スクイズオフ状態の水道本管1を、スクイズオフ部12とスクイズオフ部12との間で、継手接続部14を残した状態で切除する。また、継手接続部14の切除端13とスクイズオフ部12までの長さは、後述する補強用ソケット型電気融着継手4bがスライド嵌合した状態で、継手接続部14の切除端13側にフランジ付きチーズ型電気融着継手3aの継手本体部31あるいはやりとり用のソケット型電気融着継手4aが電気融着可能な長さ以上とする。
(3)図4(b)に示すように、分岐継手であるポリエチレン製のフランジ付きチーズ型電気融着継手3aの継手本体部31の一方にポリエチレン製の短管5をセットするとともに、短管5の他端部にやりとり継手としてのソケット型電気融着継手4aをスライド可能にセットした継手ユニット状態とする。
(4)図4(b)に示すように、後述する復元部12aを補強する補強用ソケット型電気融着継手4bを継手接続部14にスライド嵌合する。
(5)図4(b)に示すように、吸水材としての市販の紙おむつ61を線条材としての電気コード(銅線の表面をビニル樹脂被覆したもの)の一端に結わえ付けた2つの吸水材ユニット6を、一方の吸水材ユニット6の紙おむつ61が短管5の開放端から外側に露出し、他方の吸水材ユニット6の紙おむつ61が短管5がセットされていない継手本体部31の開放端から外側に露出するとともに、両吸水材ユニット6の電気コード62の開放端が分岐部32からフランジ付きチーズ型電気融着継手3aの外部に延出するようにセットする。
(6)上記継手ユニット状態となったフランジ付きチーズ型電気融着継手3a、短管5を切除端13間に配置し、図5(a)に示すように、継手本体部31の他方に一方の継手接続部14を嵌合するとともに、他方の継手接続部14と短管5とを突き合わせた状態にし、突合せ部の覆うようにソケット型電気融着継手4aをスライドさせる。
(7)必要に応じて、電気コード62を分岐部32側から継手本体部31側に押し込んで、紙おむつ61が継手接続部14内に入り込むようにセットし、スクイズオフ部12から漏水がある場合、紙おむつ61に吸水させる。
なお、このとき、紙おむつ61は、漏水を確実に吸水できるように、継手接続部14の管底に受けられるようにすることが好ましい。
(8)フランジ付きチーズ型電気融着継手3aおよびソケット型電気融着継手4aに通電して、電気融着により2つの継手接続部14を、フランジ付きチーズ型電気融着継手3a、短管5およびソケット型電気融着継手4aを介して接合する。
(9)電気コード62を分岐部32外から引っ張り、図5(b)に示すように、紙おむつ61を分岐部32外に取り除いたのち、分岐部32に設けられたフランジ33と、分岐配管10の一端に設けられたフランジ10aと用いてフランジ接続して、分岐部32と分岐配管10とを接合する。
(10)スクイズオフ装置2の上側スクイズバー21と下側スクイズバー22によるスクイズを解除したのち、スクイズオフ装置2を取り除く。
なお、上側スクイズバー21と下側スクイズバー22によるスクイズを解除するにあたり、分岐配管10のバルブ(図示せず)t11)図6に示すように、スクイズを解除したスクイズオフ部12を復元矯正具7を用いてほぼ円筒状に復元する。
すなわち、スクイズオフ部12は、スクイズを解除すると徐々に元の円筒状態に戻ろうとするが、完全には戻らないため、復元矯正具7を用いる。
(12)図7に示すように、継手接続部14に嵌められたソケット型電気融着継手4bをそれぞれ復元部12aが周囲から覆われるようにスライドさせるとともに、通電して水道本管1に電気融着する。
すなわち、スクイズオフ部12は、円筒形状の水道本管1が押し潰されるため、円筒状に復元する作業を行った場合に、復元部12aは、部分的に薄肉状になったり損傷する等の現象が起こり、また、白化現象が起こる。そこで、復元部12aが、ソケット型電気融着継手4bによって補強される。
(13)開削部を埋め戻し、必要に応じて舗装する。
この不断水分岐方法によれば、上記のように、水道本管1側の水がスクイズオフ部12を介して継手接続部14側に漏水しても、漏れ出た水が紙おむつ61によって吸水される。
したがって、電気融着部分に水濡れが発生することなく、電気融着継手を用いて良好な分岐接合を安定して行える。
また、線条材としてビニル樹脂被覆された電気コード62を用いるようにしたので、腰があり、押し引きしやすい。また、紙おむつ61を引き出す際に、管内面を傷つけにくい。
さらに、復元部12aをソケット型電気融着継手4bによって外側から補強するようにしたので、強度的に弱くなった復元部12aを外部からの衝撃に対して保護することができるとともに、水道圧に対しても十分に耐久性を備えたものとなる。すなわち、このように、非常に耐久性が向上して、長期間の使用において、漏水等の発生を防ぐことができる。
図8は、本発明の不断水分岐方法の第2の実施の形態をあらわしている。
なお、図8において、上記第1の実施の形態と実質的に同じ構成部分は第1の実施の形態と同じ符号を付している。
図8に示すように、この不断水分岐方法は、分岐継手としてSP型フランジ付チーズ3bを用いるとともに、短管5を用いず、継手本体部34と継手接続部14とをやりとり用のソケット型電気融着継手4aを用いて接合するようにした以外は上記第1の実施の形態と同様になっている。
本発明の不断水分岐方法は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、分岐継手のフランジと分岐配管のフランジとを直接接続するようにしていたが、間に仕切弁を介在させるようにしても良い。
上記の実施の形態では、分岐継手と分岐配管とをフランジ接続するようにしていたが、電気融着しても構わない。
上記の実施の形態では、水道本管が網状に張り巡らされていたが、網状になっていない場合、図10に示す方法と同様にバイパス配管を設けるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、既設樹脂配管が水道本管であったが、他の液状体の送液配管であっても構わない。
上記の実施の形態では、分岐継手がチーズ型であったが、分岐部が継手本体部に対し45°に傾いていても構わないし、継手本体部に対し分岐部を複数備えた分岐継手を用い複数の分岐配管を接続できるようにして構わない。
1 水道本管(既設樹脂配管)
12 スクイズオフ部
12a 復元部
13 切除端
14 継手接続部
2 スクイズオフ装置
21 上側スクイズバー
22 下側スクイズバー
3a フランジ付きチーズ型電気融着継手(分岐継手)
3b SP型フランジ付チーズ(分岐継手)
31 継手本体部
32 分岐部
33 フランジ
34 継手本体部
4a ソケット型電気融着継手(やりとり継手)
4b 補強用ソケット型電気融着継手
5 短管
6 吸水材ユニット
61 紙おむつ(吸水材)
62 電気コード
7 復元矯正具
10 分岐配管
10a フランジ

Claims (4)

  1. 既設樹脂配管の分岐配管接続位置を挟んだ2箇所をそれぞれ止水状態となるようにスクイズオフ手段によってスクイズオフする工程と、
    スクイズオフ状態の前記既設樹脂配管を、スクイズオフ部とスクイズオフ部との間で、両スクイズオフ部から延出する継手接続部を残した状態で切除する工程と、
    継手本体部とこの継手本体部から分岐する分岐部を有する分岐継手を、少なくとも前記継手接続部と継手接続部の間に配置し、少なくとも分岐継手の前記継手本体部を電気融着することによって両継手接続部間を接続する工程と、
    分岐部に分岐配管を接続する工程とを含む不断水分岐方法であって、
    少なくとも1つの吸水材を、各継手接続部内に入り込ませ、前記スクイズオフ部からの継手接続部への漏水を吸水可能に配置するとともに、各吸水材に繋がる線条材の端部を前記分岐部の外側に引き出した状態で前記継手本体部を電気融着し、融着完了後に前記線条材を引張り前記吸水材を前記分岐継手外に引き出すことを特徴とする不断水分岐方法。
  2. 継手接続部間を接続する前に、継手接続部の切除端からスクイズオフ部に至る部分にソケット型電気融着継手をスライド可能に嵌装しておき、スクイズ解除後にスクイズオフ部をほぼスクイズオフ前の状態に復元させるとともに、この復元部が隠蔽される位置まで前記ソケット型電気融着継手をスライドさせて既設樹脂配管に電気融着する請求項1に記載の不断水分岐方法。
  3. 分岐継手の継手本体部の少なくとも一端に継手本体部の軸方向にスライド可能なやりとり継手を介在させる請求項1または請求項2に記載の不断水分岐方法。
  4. 既設樹脂配管のスクイズオフ予定部を挟んで継手接続部の反対側の部分にそれぞれサドル型継手を取り付けた後、不断水状態で2つのサドル型継手間をバイパス管で接続する工程を含む請求項1〜請求項3のいずれかに記載の不断水分岐方法。
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