JP2015082833A - パルス信号生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号をPWM変調したパルス信号列を、十分に高い周波数で生成することのできるパルス信号生成装置を提供する。
【解決手段】「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列を量子化レベルの中央値とし、該中央値と入力信号の量子化レベルとの量子化レベル差mが負のときには前記パルス信号列を右1ビット巡回シフトした後、最下位側から見て最初に現れる「1」を「0」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理をm回繰り返し、一方、前記レベル差mが正のときには前記パルス信号列を左1ビット巡回シフトした後、最上位側から見て最初に現れる「0」を「1」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理をm回繰り返すことで前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力信号をPWM変調したパルス信号列を、十分に高い周波数で生成することのできるパルス信号生成装置に関する。
PWM変調方式のD級増幅器は、基本的には図11に示すようにPWM変調器1とパワー・スイッチング回路からなる増幅回路2とを主体として構成される。前記PWM変調器1は、制御部3を介して入力される入力信号Vinと、変調波発生回路4にて生成される変調波(例えばのこぎり波)Vcarとを図12(a)に示すように比較することで、例えば図12(b)に示すように前記入力信号Vinのレベルに相当するパルス幅のパルス信号(PWM変調信号)を得る。前記D級増幅器は、上記パルス信号(PWM変調信号)を前記増幅回路2を介して増幅した後、復調用のフィルタ(LPF)5を介してフィルタリングすることで、図12(c)に示すように前記入力信号を増幅した出力信号Voutを得るように構成される。
ところで前記PWM変調器1と前記変調波発生回路4とからなるパルス信号生成装置をデジタル化して簡素化を図るべく、例えば特許文献1には正弦波の周期にパルス幅を対応させたパルス信号を予め作成してメモリに記憶しておき、入力信号として与えられる正弦波の周期に対応したパルス信号を前記メモリから求めることでPWM変調信号を生成することが提唱されている。また特許文献2には、低い周波数で動作するデジタル回路においてPWM変調信号の分解能を高くしてS/Nを確保するべく、入力信号に対して予め定めたパルス列を割り当てると共に、該パルス列にそのパルス分解能よりも小さい遅延を与えることも提唱されている。
更に特許文献3には、入力信号の周期に応じたパルス幅を設定すること、また前記入力信号の周期に相当するビット数の内、前記パルス幅に相当する数のビットを第1の論理値「1」に設定すると共に、残りのビットを第2の論理値「0」に設定し、且つ同一の論理値のビットが分散されるように変換することで、低周波ノイズの発生を回避することが提唱されている。
特開2010−136115号公報 特開2010−81578号公報 特開2010−154222号公報
ところでPWM変調信号として求められるパルス信号列は、2値のデジタル値であり、高調波成分を含んでいる。このような高調波成分を前述したフィルタ(LPF)5を用いて除去する場合、希望波(被変調信号波;D)と除去対象とする非希望波(変調信号波;U)との周波数差が大きいこと、つまりPWM変調したパルス信号列の周波数ができる限り高いことが望ましい。
しかしながら特許文献1に開示される技術においてPWM変調したパルス信号の周波数を高くする場合には、所望とするパルス幅を作る上での単位となる最小パルス(単位パルス)の周波数を高くする必要がある。また特許文献2に示される技術においては、前記単位パルスの周波数自体を高くする必要はない。しかし前記パルス信号自体が有するパルス分解能より小さい精度で該パルス信号に対してアナログ的に遅延を与える必要がある。この為、遅延制御自体が非常に煩雑であると言う不具合がある。
この点、特許文献3に示される手法によれば前記単位パルスの周波数を高くすることなく、PWM変調したパルス信号列を実質的に高周波化することができる。しかしながらこの場合、同一の論理値が分散されるように、予めデューティレジスタの各ビットを波形レジスタにおける特定のビットに対応付けておくことが必要である。しかも前記デューティレジスタにセットされるデータのビット数が多い場合には、例えば該データを上位ビット群と下位ビット群とに分けて前記波形レジスタに対する各ビットの値の制御を行うことが必要であり、その処理が非常に煩わしいと言う問題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、煩雑な処理制御を行うことなしに入力信号をPWM変調したパルス信号列を、十分に高い周波数で生成することのできるパルス信号生成装置を提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明に係るパルス信号生成装置は、入力信号を(2n+1)段階のレベルに量子化し、論理値としての「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列を量子化レベルの中央値として、前記入力信号の量子化レベルに応じた2(n+1)ビットのパルス信号列を該入力信号のPWM変調信号として生成するものであって、
前記中央値と前記入力信号の量子化レベルとの量子化レベル差mを求める量子化レベル差検出手段と、
前記レベル差mが負なるときには前記パルス信号列を右1ビット巡回シフトした後、最下位側から見て最初に現れる「1」を「0」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第1のパルス列生成手段と、
前記レベル差mが正なるときには前記パルス信号列を左1ビット巡回シフトした後、最上位側から見て最初に現れる「0」を「1」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第2のパルス列生成手段と
を具備したことを特徴としている。
また本発明に係るパルス信号生成装置は、上記パルス信号生成装置とは逆に
前記レベル差mが負なるときには前記パルス信号列を左1ビット巡回シフトした後、最上位側から見て最初に現れる「1」を「0」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第1のパルス列生成手段と、
前記レベル差mが正なるときには前記パルス信号列を右1ビット巡回シフトした後、最下位側から見て最初に現れる「0」を「1」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第2のパルス列生成手段と
を具備したことを特徴としている。
好ましくは本発明に係るパルス信号生成装置は、
前記第1および第2のパルス列生成手段によりそれぞれ求められるパルス信号列を、予め前記入力信号の量子化レベルに対応付けて記憶したメモリと、
前記入力信号の量子化レベルに応じて前記メモリに記憶されたパルス信号列を選択的に出力するマッピング手段と
を備えて構成される。
上記構成のパルス信号生成装置によれば、「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列を量子化レベルの中央値とし、該中央値と入力信号の量子化レベルとの量子化レベル差mに応じて前記中央値を示すパルス信号列を1ビットずつ巡回シフトして上記量子化レベル差mに相当するパルス信号列を生成する。従って入力信号の量子化レベルに相当し、その論理値である「0」と「1」とが分散したパルス信号列を簡易に、且つ効率的に得ることができる。しかも前記パルス信号列におけるビット配列の中央ビット位置を基準として前記量子化レベル差mに応じて「0」と「1」とを対称的に分散させることができる。
また上述した如く前記入力信号の量子化レベルに応じて求められるパルス信号列を、予めメモリに記憶しておき、前記入力信号の量子化レベルに応じて前記メモリに記憶されたパルス信号列を選択的に出力することで、簡易に「0」と「1」とを分散させたパルス信号列を得ることができる。従って入力信号に対するPWM変調自体を、簡易に行うことができ、その実用的利点が多大である。
また本パルス信号生成装置により生成されるパルス信号列によれば、例えば入力信号を正弦波としたときの希望波(被変調信号波;D)と除去対象とする非希望波(変調信号波;U)との周波数差を大きくし、出力信号におけるDU比(SN比に相当)を大幅に改善することができる。従って、例えば特許文献3に開示される手法と比較しても低周波ノイズの発生要因を大きく回避することができ、LPFによるノイズ除去を確実に行うことが可能となる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
本発明の一実施形態に係るパルス信号生成装置の概略構成図。 図1に示すパルス信号生成装置におけるパルス信号列の生成処理手順の一例を示す図。 量子化レベル差mが負[−]であるときの第1のパルス列生成手段によるパルス列生成の処理概念を模式的に示す図。 量子化レベル差mが正[+]であるときの第2のパルス列生成手段によるパルス列生成の処理概念を模式的に示す図。 入力信号の量子化レベルに応じて第1および第2のパルス列生成手段により生成されるパルス信号列の例を示す図。 本発明に係るパルス信号生成装置の具体的な実施形態と該パルス信号生成装置を用いたD級増幅器の概略構成を示す図。 入力信号として正弦波を与えたときの、本発明によるパルス信号列と従来のPWM変調器で得られる信号とをそれぞれD級増幅した際の出力信号波形を対比して示す図。 図7に示す各出力信号のスペクトルを対比して示す図。 図8に示される出力信号における希望波と非希望波(高調波)の信号レベルを対比して示す図。 特許文献3に示されるパルス信号列と本発明によるパルス信号列とをそれぞれD級増幅した際の出力信号のスペクトルを対比して示す図。 従来のPWM変調装置の一例を示す要部概略構成図。 図11に示すPWM変調装置の動作を示す信号波形図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るパルス信号生成装置について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るパルス信号生成装置10の要部概略構成図で、11は入力信号を(2n+1)段階のレベルに量子化する量子化部である。但し、nは自然数である。また12は、論理値としての「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列[1010…10]を量子化レベルの中央値として初期設定されるレジスタである。具体的には前記量子化部11が入力信号を15段階(n=7)のレベルに量子化する場合、前記レジスタ12は16ビットのものからなる。
前記パルス信号生成装置10は、前記量子化部11にて量子化した入力信号の量子化レベルと、前記レジスタ12に初期設定される量子化レベルの中央値との量子化レベル差mを求める量子化レベル差検出部13を備える。但し、mは自然数である。この場合、上記量子化レベル差mは、前記量子化レベルの中央値を[0]として[−7,−6,〜,−1],[+1,+2,〜,+7]として与えられる。
また前記パルス信号生成装置10は、更に上記量子化レベル差検出部13に応じて前記レジスタ12を巡回シフト制御する巡回シフト部14と、この巡回シフト部14と連動して前記レジスタ12における所定ビット位置の論理値を反転させるビット置換部15とを備える。これらの量子化レベル差検出部13、巡回シフト部14、およびビット置換部15は、例えばマイクロプロセッサにより実行されるソフトウェアによるパルス信号列の生成処理機能として実現される。具体的には前記レジスタ12に対する処理機能は、例えば図2に示すような処理手順として実現される。
即ち、入力信号の量子化レベルに応じたパルス信号列の生成処理は、図2に示すように先ず入力信号の量子化レベルと、量子化レベルの中央値との量子化レベル差mを求めることから開始される<ステップS1>。そして前記量子化レベル差mが、負[−]であるか、正[+]であるか、或いは零[0]であるかの判定が行われる<ステップS2>。ちなみに量子化レベル差mが零[0]である場合には、前記レジスタ12に初期設定された量子化レベルの中央値である、前述した「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列[1010…10]がそのまま出力される。従ってこの場合には、前記レジスタ12に対する巡回シフト処理およびビット置換処理は行われない。
これに対して前記量子化レベル差mが負[−]である場合には、先ず前述した如く求められた量子化レベル差mの絶対値を制御パラメータNとしてセットする<ステップS3>。即ち、前記量子化レベル差mに応じて前記レジスタ12に対する制御パラメータNをセットする。そしてこの制御パラメータNの下で、前記レジスタ12に格納されたパルス信号列を、右1ビット巡回シフトする<ステップS4>。換言すれは前記量子化レベル差mが負[−]であるので、この場合は前記レジスタ12を右1ビットシフトする。次いで右1ビット巡回シフトされたパルス信号列に対して前記レジスタ12の最下位側(最下位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「1」を「0」に変更して新たなパルス信号列を生成する<ステップS5>。
これらの処理が終了する都度、前記制御パラメータNをデクリメント(−1)する<ステップS6>。そして前記制御パラメータNが[0]となるまで<ステップS7>、上述したステップS4,S5の処理をm回繰り返し、これによって前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める。これらのステップS3〜S7に示す一連の処理は、前記量子化レベル差mが負[−]であるとき、前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第1のパルス列生成手段を構成する。
この第1のパルス列生成手段によれば、図3に前記レジスタ12に格納されるデータ、つまり論理値「0」と論理値「1」との並びからなるパルス信号列の遷移状態を模式的に示すように、前記量子化レベル差mに応じて前記量子化レベルの中央値を基準として新たなパルス信号列が生成される。具体的には前記量子化レベル差mが[−1]の場合には、量子化レベルの中央値を示すパルス信号列[1010…10]を右1ビット巡回シフトしたパルス信号列[0101…101]の、最下位側(最下位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「1」、即ち、最下位ビットb0の論理値「1」が「0」に置換される。従って新たに生成されたパルス信号列の下位2ビットb1,b0が共に論理値「0」となり、前記中央値を示すパルス信号列[1010…10]に比較して「1」の総数が1つ減少し、「0」の総数が1つ増えたパルス信号列となる。
また前記量子化レベル差mが[−2]の場合には、上述した如く生成して前記パルス信号列[0101…100]を再度右1ビット巡回シフトしたパルス信号列[00101…1010]の、最下位側(最下位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「1」、即ち、2ビット目b1の論理値「1」が「0」に置換される。従って新たに生成されたパルス信号列の下位3ビットb2,b1,b0が連続して論理値「0」となり、「1」の総数が更に1つ減少し、「0」の総数が更に1つ増えたパルス信号列となる。即ち、前記中央値を示すパルス信号列[1010…10]に比較して「1」の総数が2つ減少し、「0」の総数が2つ増えたパルス信号列となる。
更に前記量子化レベル差mが[−3]の場合には、前記量子化レベル差mが[−2]のときに生成された前記パルス信号列[00101…1000]を再度右1ビット巡回シフトされる。そして右1ビット巡回シフトしたパルス信号列[000101…100]の、最下位側(最下位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「1」、即ち、3ビット目b2の論理値「1」が「0」に置換される。従って新たに生成されたパルス信号列の下位4ビットb3,b2,b1,b0が連続して論理値「0」となり、「1」の総数が更に1つ減少し、「0」の総数が更に1つ増えたパルス信号列となる。そしてこの場合には、前記中央値を示すパルス信号列[1010…10]に比較して「1」の総数が3つ減少し、「0」の総数が3つ増えたパルス信号列となる。
同様にして前記量子化レベル差mが[−4]〜[−7]の場合には、新たに求められている前記パルス信号列を再度繰り返し右1ビット巡回シフトしたパルス信号列の、最下位側(最下位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「1」が順次1つずつ「0」に置換される。即ち、前記量子化レベル差mが[−4]のときには4ビット目b3が、前記量子化レベル差mが[−5]のときには5ビット目b4が、前記量子化レベル差mが[−6]のときには6ビット目b5が、そして前記量子化レベル差mが[−7]のときには7ビット目b6の論理値「1」が順に「0」に置換される。
従って前記量子化レベル差mに応じて、前記中央値を示すパルス信号列[1010…10]に比較して、「1」の総数が1つずつ減少し、「0」の総数が1つずつ増加したパルス信号列が生成される。しかも前記右1ビット巡回シフト処理と前述した論理値「1」の「0」への置換により、前記パルス信号列の最下位ビット側から並ぶ「0」の数は前記量子化レベル差mに応じて1ビットずつ増加する。更に前記パルス信号列の最下位ビットにおける論理値「0」のビットデータは、前記右1ビット巡回シフト処理によってパルス信号列の最上位ビットに巡回シフトされる。従って前記パルス信号列の最上位ビット側から並ぶ「0」の数もまた前記量子化レベル差mに応じて1ビットずつ増加する。
この結果、前記量子化レベル差mに応じて生成されるパルス信号列は、その最上位ビット側および最下位ビット側から交互に順に論理値「0」を1つずつ増加させたものとなる。換言すれば前記量子化レベル差mに応じて生成されるパルス信号列は、該量子化レベル差mの増加に伴って最終的には論理値「1」が前記パルス信号列の略中央位置(9ビット目b8)にだけ残るように変化する、対称性を有するパルス信号列となる。
一方、図2に示す処理手順に戻って前記量子化レベル差mが正[+]である場合には、先ず前述した如く求められた量子化レベル差mを制御パラメータNとしてセットする<ステップS8>。そしてこの制御パラメータNの下で、前記レジスタ12に格納されたパルス信号列を左1ビット巡回シフトする<ステップS9>。次いで左1ビット巡回シフトされたパルス信号列に対して前記レジスタ12の最上位側(最上位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「0」を「1」に変更して新たなパルス信号列を生成する<ステップS10>。
これらの処理が終了する都度、前記制御パラメータNをデクリメント(−1)する<ステップS11>。そして前記制御パラメータNが[0]となるまで<ステップS12>、上述したステップS9,S10の処理をm回繰り返し、これによって前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める。これらのステップS8〜S12に示す一連の処理は、前記量子化レベル差mが正[+]であるとき、前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第2のパルス列生成手段を構成する。
この第2のパルス列生成手段によれば、図4に前記レジスタ12に格納されるデータ、つまり論理値「0」と論理値「1」との並びからなるパルス信号列の遷移状態を模式的に示すように、前記量子化レベル差mに応じて前記量子化レベルの中央値を基準として新たなパルス信号列が生成される。具体的には前記量子化レベル差mが[+1]の場合には、量子化レベルの中央値を示すパルス信号列[1010…10]を左1ビット巡回シフトしたパルス信号列[0101…101]の、最上位側(最上位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「0」、即ち、最上位ビットb15の論理値「0」が「1」に置換される。従って新たに生成されたパルス信号列の上位2ビットb15,b14が共に論理値「1」となり、前記中央値を示すパルス信号列[1010…10]に比較して「1」の総数が1つ増加し、「0」の総数が1つ減少したパルス信号列となる。
また前記量子化レベル差mが[+2]の場合には、上述した如く生成して前記パルス信号列[11010…0101]を再度左1ビット巡回シフトしたパルス信号列[1010101…1011]の、最上位側(最上位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「0」、即ち、上位から2ビット目のビットb14の論理値「0」が「1」に置換される。従って新たに生成されたパルス信号列の上位3ビットb15,b14,b13が連続して論理値「1」となり、「0」の総数が更に1つ減少し、「1」の総数が更に1つ増えたパルス信号列となる。即ち、前記中央値を示すパルス信号列[1010…10]に比較して「1」の総数が2つ増加し、「0」の総数が2つ減少したパルス信号列となる。
更に前記量子化レベル差mが[+3]の場合には、前記量子化レベル差mが[+2]のときに生成された前記パルス信号列[111010…1011]を再度左1ビット巡回シフトされる。そして左1ビット巡回シフトしたパルス信号列[1101010…10111]の、最上位側(最上位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「0」、即ち、上位から3ビット目のビットb13の論理値「0」が「1」に置換される。従って新たに生成されたパルス信号列の上位4ビットb15,b14,b13,b12が連続して論理値「1」となり、「1」の総数が更に1つ増加し、「0」の総数が更に1つ減少したパルス信号列となる。そしてこの場合には、前記中央値を示すパルス信号列[1010…10]に比較して「1」の総数が3つ増加し、「0」の総数が3つ減少したパルス信号列となる。
同様にして前記量子化レベル差mが[+4]〜[+7]の場合には、新たに求められている前記パルス信号列を再度繰り返し左1ビット巡回シフトしたパルス信号列の、最上位側(最上位ビット位置)から見て最初に現れる論理値「0」が順次1つずつ「1」に置換される。即ち、前記量子化レベル差mが[+4]のときには上位から4ビット目のビットb12が、前記量子化レベル差mが0[+5]のときには上位から5ビット目のビットb11の論理値「0」が順に「1」に置換される。更に前記量子化レベル差mが[+6]のときには上位から6ビット目のビットb10が、そして前記量子化レベル差mが[+7]のときには7ビット目b9の論理値「0」が順に「1」に置換される。
従ってこの第2のパルス信号生成手段によれば前記量子化レベル差mに応じて、前記中央値を示すパルス信号列[1010…10]に比較して、「1」の総数が1つずつ増加し、「0」の総数が1つずつ減少したパルス信号列が生成される。しかも前記左1ビット巡回シフト処理と前述した論理値「0」の「1」への置換により、前記パルス信号列の最上位ビット側から並ぶ「1」の数は前記量子化レベル差mに応じて1ビットずつ増加する。更に前記パルス信号列の最上位ビットにおける論理値「1」のビットデータは、前記左1ビット巡回シフト処理によってパルス信号列の最下位ビットに巡回シフトされる。従って前記パルス信号列の最下位ビット側から並ぶ「1」の数もまた前記量子化レベル差mに応じて1ビットずつ増加する。
即ち、前記量子化レベル差mに応じて生成されるパルス信号列は、「0」と「1」とが交互に並ぶ中央値を示すパルス信号列から、その最上位ビット側および最下位ビット側から交互に順に論理値「1」を1つずつ増加させたものとなる。換言すれば前記量子化レベル差mに応じて生成されるパルス信号列は、該量子化レベル差mの増加に伴って最終的には論理値「0」が前記パルス信号列の略中央位置(9ビット目b7)にだけ残るように変化する、対称性を有するパルス信号列となる。
かくして上述した如く前記入力信号の量子化レベル(中央値との量子化レベル差m)に応じて前記第1および第2のパルス列生成手段によりそれぞれ生成されるパルス信号列は、図5に示すように「0」と「1」とが交互に並び、量子化レベルの中央値を示すパルス信号列を基準として、前記量子化レベル差m(−7〜+7)に応じて「0」および「1」の数を順に1つずつ変化させたものとなる。しかもパルス信号列における「0」および「1」の数は、該パルス信号列の上位ビット側および下位ビット側から交互に順に1つずつ変化する。従って前記パルス信号列における「0」および「1」の出現位置は、該パルス信号列の略中央ビット位置を中心として略対称である。
即ち、本発明に係るパルス信号生成装置10においては、入力信号の量子化レベルの中央値を「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列として与えている。そしてこの中央値を基準として該中央値と入力信号の量子化レベルとの量子化レベル差mに応じて前記パルス信号列を1ビットずつ巡回シフトし、該パルス信号列の上位ビット側または下位ビット側から1ビットだけその論理値を「0」から「1」に、或いは「1」から「0」に置換して前記入力信号の量子化レベルに相当する新たなパルス信号列を生成している。
従って入力信号の量子化レベルに応じて生成されるパルス信号列において、「0」または「1」が連続して連なる数の差を当該パルス信号列における上位ビット側と下位ビット側とにおいて1ビットに抑えることができる。しかも「0」と「1」とが交互に連なるパルスパターン、或いは「0」または「1」が1ビットだけ残されるパルスパターンを当該パルス信号列の中央部に集めることが可能となる。
故に入力信号の量子化レベルが最大、または最小であっても前述した如く生成されるパルス信号列の中央部に、最低1ビットの反転した論理値(最小パルス)を与えることができる。従って前記パルス信号列に基づいて得られるPWM変調信号の最低周波数を、図11に示した従来一般的なPWM変調器1を介して得られる最低周波数の略2倍にすることができる。しかもPWM変調信号を得る上での最小パルス(単位パルス)の周波数を、前述した量子化レベルの中央値を示すパルス信号列に示されるように十分高くすることができるので、そのDU比を十分に高くすることができる。
尚、上述した如くして入力信号の量子化レベルに応じてパルス信号列を生成して該入力信号を増幅する場合、例えば図6にPWM変調方式のD級増幅器の概略構成を示すように本発明に係るパルス信号生成装置20をメモリ16とマッピング手段(PWMマッパ)17とにより構成することが好ましい。即ち、前記第1および第2のパルス列生成手段によりそれぞれ求められるパルス信号列を、予め前記入力信号の量子化レベルに対応付けて記憶したメモリ16を準備する。そして前記量子化部11を介して求められる入力信号の量子化レベルに従って、前記マッピング手段(PWMマッパ)17により前記メモリ16に記憶されたパルス信号列の中から前記量子化レベルに相当するパルス信号列を選択的に求め、これをPWM変調信号として出力するように構成する。
尚、前記メモリ16に登録するパルス信号列については、予め求めて不揮発性のメモリからなるマッピング手段(PWMマッパ)17にセットしておいても良い。しかし、例えば前記D級増幅器の起動時に設定される量子化条件の下で求め、RAM等の揮発性メモリからなる前記マッピング手段(PWMマッパ)17に、その都度セットして用いることも可能である。このように構成すれば、例えば量子化精度の変更に対しても十分に対処することが可能となる。
その上で、前記パルス信号生成装置20における前記マッピング手段(PWMマッパ)17により前記メモリ16から選択的に求めたパルス信号列を、例えばパワー・スイッチング回路からなる増幅回路18に与えて増幅する。そして該増幅回路18の出力を低域通過フィルタ(LPF)19を介して出力すれば、これによって前記入力信号を効率的にD級増幅することが可能となる。しかも前記増幅回路18が増幅するPWM変調信号が前述したパルス信号列として与えられるので、DU比(SN比)を十分に確保して前記入力信号をD級増幅することが可能となる。
図7は入力信号として正弦波を与えてPWM変調方式によるD級増幅器で増幅した際の出力信号波形のシミュレーション結果を示している。特に本発明に係るパルス信号列(PWM変調信号)を増幅した後、LPFを介して得られる出力信号波形(図7(a))と、従来ののこぎり波を用いたPWM変調器1を介して得られたPWM変調信号を増幅した後、LPFを介して得られる出力信号波形(図7(b))とを対比して示している。但し、この図7に示すシミュレーション結果は、PWM分解能(単位パルス周波数)を200kHz、変調波周波数(電圧・パルス列変換周期)を12.5kHzとして入力信号をPWM変調し、PWM変調信号を5次のバターワース特性を有するカットオフ周波数が5kHzのアクティブ型LPFを用いてフィルタリングしたときの出力信号波形を示している。このシミュレーション結果に示されるように、本発明に係るパルス信号生成処理によれば、従来一般的なPWM変調処理に比較して変調波の残存による歪の発生を大きく抑え得ることが明らかである。
また図8は本発明に係るパルス信号列(PWM変調信号)を増幅した後、前記LPFを介して得られた出力信号のスペクトル(図8(a))と、従来のPWM変調器1を介して得られたPWM変調信号を増幅した後、前記LPFを介して得られた出力信号のスペクトル(図8(b))とを対比して示している。これらのスペクトルを対比すれば明らかなように、従来の一般的なPWM変調によれば2〜4次の高調波の残留が認められるが、本発明に係るパルス信号列によれば、高調波の発生を十分に抑制し得ることが示される。ちなみに図9に希望波と非希望波(高調波)の信号レベルを対比して示すように、本発明によればそのDU比(D/U)を略12dB程度、大きく改善し得る。
ここで前述した特許文献3に開示される手法により生成されるパルス信号列に着目してみると、デューティレジスタの各ビットを予め波形レジスタにおける特定のビットに対応付けしている。この為、前記デューティレジスタにセットされるパルス幅のデータ(量子化レベル)が1段階ずつ変化したとしても、このデータの変化に伴って前記波形レジスタにおけるデータ(パルス信号列)が、上述した本発明に係るパルス信号生成装置10に見られるように対称性を有しながら変化することはない。
そこで特許文献3に開示される手法により生成されるパルス信号列を用いて正弦波をPWM変調してD級増幅したときの出力信号のスペクトルについて調べたところ、図10(a)に示されるようなシミュレーション結果が得られた。また同様に本発明に係るパルス信号生成装置10により生成されるパルス信号列を用いて正弦波をPWM変調してD級増幅したときの出力信号のスペクトルについては、図10(b)に示されるようなシミュレーション結果が得られた。尚、このシミュレーションは、前述した条件の下で行った。
具体的には特許文献3に示されるパルス信号列を用いた場合、図10(a)に示すように希望波(D)のレベルが[−6.25dB]、3.125kHzの2次高調波として現れる非希望波(U)のレベルが[−28.96dB]であり、そのDU比が[22.71dB]であることが求められた。これに対して本発明に係るパルス信号列を用いた場合には、図10(b)に示すように希望波(D)のレベルが[−8.37dB]、4.687kHzの3次高調波として現れる非希望波(U)のレベルが[−39.24dB]であり、そのDU比が[30.87dB]であることが求められた。
従って図10(a)(b)に対比して示す出力信号のスペクトルからも明らかなように、本発明に係るパルス信号列を用いた場合、DU比で略[11.9dB]の改善効果があることが確認できた。この改善効果を得る第1の要因として、「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列を量子化レベルの中央値として定め、この中央値を基準として入力信号の量子化レベルに応じたパルス信号を前述したように生成する点が挙げられる。
また改善効果を得る第2の要因として、特に入力信号の量子化レベルに応じて生成されるパルス信号列における上位ビット側および下位ビット側に出現する論理値「0」および「1」の数に対称性を持たせ、これによって前記パルス信号列の中央部に、最低1ビットの反転した論理値(最小パルス)を設定したことが挙げられる。これらの第1および第2の要因が相乗することにより本発明に係るパルス信号生成装置10,20によれば、特許文献3に開示される手法よりも簡易に、しかもDU比を大幅に改善し得るパルス信号列を生成することができるという優れた効果を奏する。従ってその実用的利点が多大である。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。実施形態では入力信号を15段階のレベルに量子化し、16ビットのパルス信号列を生成するものとして説明した。しかしnを自然数として入力信号を(2n+1)段階のレベルに量子化し、2(n+1)ビットのパルス信号列を生成する場合の全てに適用可能である。また実施形態においては、量子化レベル差mが負[−]のときにパルス信号列を右1ビット巡回シフトし、正[+]のときに前記パルス信号列を左1ビット巡回シフトしたが、これを逆にすることも勿論可能である。
即ち、この場合には、前記第1のパルス列生成手段を、前記レベル差mが負なるときには前記パルス信号列を左1ビット巡回シフトした後、最上位側から見て最初に現れる「1」を「0」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求めるように構成する。また前記第2のパルス列生成手段については、前記レベル差mが正なるときには前記パルス信号列を右1ビット巡回シフトした後、最下位側から見て最初に現れる「0」を「1」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求めるように構成すれば良い。
このように第1および第2のパルス列生成手段を構成した場合、入力信号の量子化レベルに応じた論理値「0」および「1」の置換処理が、前記パルス信号列の上位ビット側から実行されるか、或いは下位ビット側から実行されるかが変わるだけである。従って前述した実施形態と同様な効果が奏せられることは説明するまでもなく明らかである。またPWM変調信号の論理を逆にする場合には、前述したパルス信号列の生成処理における論理を反転すれば良いことも言うまでもない。
また図6に示すD級増幅器において、例えば低域通過フィルタ(LPF)19の出力を前記量子化部11へフィードバックして、その出力を制御するように構成した場合にも本発明を同様に適用可能なことは言うまでもない。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
10,20 パルス信号生成装置
11 量子化部
12 レジスタ
13 量子化レベル差検出部
14 巡回シフト部
15 ビット置換部
16 メモリ
17 マッピング手段(PWMマッパ)
18 増幅回路(パワー・スイッチング回路)
19 低域通過フィルタ(LPF)
S3〜S7 第1のパルス列生成手段
S8〜S12 第2のパルス列生成手段

Claims (5)

  1. 入力信号を(2n+1)段階のレベルに量子化し、論理値としての「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列を量子化レベルの中央値として、前記入力信号の量子化レベルに応じた2(n+1)ビットのパルス信号列を該入力信号のPWM変調信号として生成するパルス信号生成装置であって、
    前記中央値と前記入力信号の量子化レベルとの量子化レベル差mを求める量子化レベル差検出手段と、
    前記レベル差mが負なるときには前記パルス信号列を右1ビット巡回シフトした後、最下位側から見て最初に現れる「1」を「0」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第1のパルス列生成手段と、
    前記レベル差mが正なるときには前記パルス信号列を左1ビット巡回シフトした後、最上位側から見て最初に現れる「0」を「1」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第2のパルス列生成手段と
    を具備したことを特徴とするパルス信号生成装置。
  2. 入力信号を(2n+1)段階のレベルに量子化し、論理値としての「0」と「1」とが交互に並ぶ2(n+1)ビットのパルス信号列を量子化レベルの中央値として、前記入力信号の量子化レベルに応じた2(n+1)ビットのパルス信号列を該入力信号のPWM変調信号として生成するパルス信号生成装置であって、
    前記中央値と前記入力信号の量子化レベルとの量子化レベル差mを求める量子化レベル差検出手段と、
    前記レベル差mが負なるときには前記パルス信号列を左1ビット巡回シフトした後、最上位側から見て最初に現れる「1」を「0」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第1のパルス列生成手段と、
    前記レベル差mが正なるときには前記パルス信号列を右1ビット巡回シフトした後、最下位側から見て最初に現れる「0」を「1」に変更して新たなパルス信号列を生成する処理を、前記中央値を基準としてm回繰り返して前記入力信号の量子化レベルに相当するパルス信号列を求める第2のパルス列生成手段と
    を具備したことを特徴とするパルス信号生成装置。
  3. 請求項1または2に記載のパルス信号生成装置における前記第1および第2のパルス列生成手段によりそれぞれ求められるパルス信号列を、予め前記入力信号の量子化レベルに対応付けて記憶したメモリと、
    前記入力信号の量子化レベルに応じて前記メモリに記憶されたパルス信号列を選択的に出力するマッピング手段と
    を具備したことを特徴とするパルス信号生成装置。
  4. 前記パルス信号列は、予め設定された量子化条件に応じて固定的に求められて前記メモリに記憶されるものである請求項3に記載のパルス信号生成装置。
  5. 前記メモリに記憶されるパルス信号列は、起動時に与えられた量子化条件に応じて求められてメモリに記憶されるものである請求項3に記載のパルス信号生成装置。
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